『アメリカン・ビューティー』『PIE2007』『蟲師』

一応今日はジムに行った。ボクシングを20分。ランニングマシン30分で3キロ弱。筋トレを2種2セット。
んで、体重が87.75キログラム......
うん、来週もやろう。

しかし毎度思うのだが、ジム帰りに川口駅に行くと、必ず最初に来るのが南浦和行きの京浜東北線(笑)
ホームに降りて最初に来たのが大宮行きという経験は皆無ではなかろうか。
忘れてるだけかもしれんが(笑)

もう高校生の時からだと思うから20年以上前からか、シンディー・ローパーの歌で気に入っていたのがあったのだがタイトルが分からずCDも買えずにこれまで来たが、携帯の着メロでたまたま見つけて、それが『True Colors』だと判明。

土曜日に『PIE2007』に行く。
ほとんどネットで分かる以上の情報はなく1時間もいないで会場を後にする。
券をくれたカメラ店の為に入場時に渡される用品カタログを貰いに行ったようなものだ
ソニーの一眼デジカメのフラッグシップモデルは魅力だが、発売は今年か来年などと言っていたので、それまでは待てないよな(笑)というところである。
しかし、久しぶりに新橋からゆりかもめに乗ったがビルの谷間を縫うように進む電車ってのは、乗って見てるとSFだなあと思う。
あのビルだらけの景観というのは個人的には好きではないのだが、見た目の迫力はあるものだ。
そのうち竹橋あたりで撮影したいなと思う。



『アメリカン・ビューティー』
wowowでの録画を視聴。
面白い。
オイラからすると変態俳優(笑)でしかない(もちろん褒め言葉である(笑))ケビン・スペイシーが出てるというだけでも観る価値はあった。
また奥さん役のアネット・ベニングがいい感じである。
それよりもこの映画で真っ先に感じたのが、キューブリックの『ロリータ』である。
この映画の監督、イギリス出身のサム・メンデス。『タイタニック』のケイト・ウィンスレットの旦那である。
フィルモ・グラフィーをたぐると『ロード・トゥー・パティション』だったり、昨年の『ジャーヘッド』とジャンルがバラけていて、更に『アメリカン・ビューティー』。
なんかキューブリックを小さくまとめたような監督だなという印象ではある。
キューブリックはイギリスに住むアメリカ人だったが、サム・メンデスはイギリス出身。
世界の大国などと威張っているアメリカやアメリカ人がコンプレックスを感じる国がイギリスなのだなというのは随分前から感じていた。
スピルバーグなんかも自分の映画にイギリスの俳優を好んでキャスティングしたりしていたっけ。
やはり歴史に裏打ちされた国に対する負い目というのが深く存在するのかなと思ったりする。
たぶんイギリス人俳優をキャスティングする事により映画の格をあげるという効果を狙ってのことだと考えられる。
ウィリアム・シェイクスピアの生まれた国だからねえ(笑)
内容はヒトコトで言えば、アメリカの保守的な部分をちゃかしたコメディーといったところだろうか。
なんかエラそうに言ったって、お前らアメリカ人は娘の女友達と機会があればファックしたいと思ってるんだろ、とイギリス人が高みから見下した映画。
またこれがオスカーの作品・監督・主演男優賞をはじめ5部門のウィナーになったという事は、たぶん多くのアメリカ人も自分はこの映画で描かれてるようなアメリカ人ではないと考えているんだろうなと考えられる。
極東の島国の一つでしかない日本人のオイラが言うのもなんだが、ヨーロッパ方面の犯罪者や異端者のよりあつまりがアメリカなんだから、イギリスがアメリカをバカにした所で根は同じだよと思うのだがね(笑)
まぁ、映画自体は結構面白かったので、機会があったらそのうちDVDを購入しようと考えている。



『蟲師』
大友克洋の実写映画。土曜日MOVIXさいたまにて鑑賞。
う〜ん。
最初の30分は「この映画、絶対DVD買うぜ」と思ったものだ。
それはこの映画のヴィジュアルの力に負う所が大きい。
鬱蒼とした山々を渡る雲海やそこを横切る鳥。
実景+それに合成されたCGのマッチングの良さが画の力を底上げしてる。
"蟲"といういわば精霊に近い存在をCGで違和感無く表現できているのが素晴らしい。
ある時は塵のようであり、雨のようでありと、"蟲"が自然の一部として存在しているものなのだというのが語りを入れなくてもヴィジュアルで理解できた。
比べるのもなんだが『どろろ』のヴィジュアルはこの映画の足下にも及ぶまい。
ただ素晴らしいヴィジュアルも照明の部分は今イチであった。つまり実景の重さに比べて屋内が明るすぎるのだ。
照明の明るさというのはこの映画に限らず、日本映画自体の課題みたいなものかもしれん。
暗くて分からないと言われるか、あの暗さがリアルであると言われるか、という事である。

映画の内容であるが、オイラはこの映画のコミックの原作を未読である。
ので全体の中の細かい部分について映画を観ている間取り残されてしまった部分があった。
漫画未読の私から言わせれば脚色がイマイチだと思うのだが、漫画を読んでいる人からすればすんなり入れたのであろう。
だからラストの描写がやや唐突で、よくわからん内に置いてきぼりをくった形になってしまった。
脚本を大友自身がやっているようだが、一度他人の脚本でやってもらえないかなと思う。
大友が漫画でやるシャレというかダジャレのような韻を踏む台詞がたまに鬱陶しく感じた。

今日『大友克洋「蟲師」映画術』なる3800円もする本を買っちまったのだが、それを読んでなんとなく映画の全体が分かった次第。
しかしこの本、もうちょっとメイキングに傾いた本を期待したのだが、なんとも中途半端なものだ。
大友のインタビューやそのご尊顔が拝見できるのは(笑)ファンとしては嬉しいのだが...
映画の解説本としては、もう絶版になっているであろう『ジェームズ・キャメロンの映像力学』や、リュック・ベッソンが自分の映画を細かく解説した本が出ているが、そういう本を期待していたのだ。
『ジェームズ・キャメロンの映像力学』なんて今部屋のどこかにあるんだろうけど、読みたくても何処に埋まってるか分からんしなあ(笑)この本はなかなかの良書ではあったな。

役者についていえば江角マキコが非常に可哀想な扱いだが(笑)いや、役柄的というよりは役者的に(笑)ドロだらけになるは顔の半分を隠されて老婆にされるとは笑)
職業監督としての大友の甘さというのがあるとしたら、妙な感じで楽屋オチを出してしまっているところだろうか。
冒頭付近で庄屋に集う人の中にアニメーションの監督であるりんたろうがいた。
オイラはすぐに分かったのだが、まあ多くの人にとっては大勢の役者のうちの一人にしか認識していないだろう。
実際、このりんたろうが演じた役が物語に絡んでくる事はないのだが、このシーンの最後にりんたろうの顔のアップを持ってきたのだ。
オイラが思うに、映画の進行上まったく無意味なこのようにカット割は最後に写った人物が重要な人物と勘違いさせることにしかならず、無用な混乱のもとでしかない。
劇映画で、どちらかというとシリアスな物語に分かる人間にしか分からないような楽屋落ちを挿入するのはまったく意味がないと思う。
その昔、『戦国自衛隊』を劇場で観た時、画面の隅を農民が横切るのだが、なぜかその農民の顔が分かるところで画面が静止したのだ。
その当時まったく意味が分からず(小学生だったしな(笑))この人物は今度話しに絡んでくる重要人物なのか?と思っていたらまったくそうではなく、後年気付いたことは、その人物が草刈正雄であり、角川映画お抱えの俳優をちょっと画面に出してみた、というだけだったのだ。
こういう出し方は本当に無意味で、映画を壊す役割にしかならんと思うのだがな。

しかし、なんだかんだ言ったが、そして繰り返しになるが、ストーリーはイマイチだったものの映像は素晴らしかったと書いておく。

更に最後に、蒼井優がすごく綺麗だった。
by 16mm | 2007-03-25 21:50 | Comments(6)
Commented by chata at 2007-03-29 15:24 x
減量おめ!(゚∀゚ マジ尊敬。ぼくつんも見習わんと。
p.s.本日馬場撤退しますた。
8時間勤務したことにして、今は部屋でネットちぅw
Commented by 16mm at 2007-03-30 09:08
■re:chataさん
減量といっても、しばらくジム通いをさぼったので筋肉が落ちた所為で体重も減ったのかもしれません。
計ってないけど体脂肪は増えてたりして(笑)

馬場、撤退お疲れ様でした。
そしてchataさんはまた新しい戦場に(笑)
Commented by 偏屈王 at 2007-03-30 20:03 x
>大友が漫画でやるシャレというかダジャレのような韻を踏む台詞
「AKIRA」の「健康優良不良少年」っていうのはイカシてましたよね!
Commented by 16mm at 2007-04-01 19:03
■re:偏屈王さん
漫画で読むのと映画やTVなんかで実際に役者が喋るのとでは、台詞の持つ印象というのは違うのだなと痛感しました。
『AKIRA』の「健康優良不良少年」や「健康な不良」だとかの台詞は、漫画で読むとすごく魅力的で、実際自分も使った事ありましたが(笑)、アニメーションでも実写映画でその台詞を聴くとわざとらしさが鼻につくんだなと思います。
役者が言うその台詞がその場面のその状況にマッチしてるのかしてないのかというのが、漫画以上にシビアに出るんだなと思います。

大友の台詞は漫画で読むと結構洒落てて落語のようなリズムがあると思うのですけどね...
だから大友さん、漫画描いて(笑)
Commented by 偏屈王 at 2007-11-08 20:10 x
「True Colors」 しみじみと切なく胸に沁みる曲ですよね。
この曲がお好きなら、同じくシンディ・ローパーの「TIME AFTER TIME」も
お勧めです。
Commented by 16mm at 2007-11-10 22:52
■re:偏屈王さん
「TIME AFTER TIME」。いいですよね〜。
と言いつつ、実は携帯電話の着メロにダウンロードしたものを音だけ聴いただけなんですけどね(笑)
ほんの一部の例外を除いて洋楽が聴けないオイラ(笑)洋楽だけではなく翻訳物の小説も殆ど読めません(笑)
早い話が英語や日本以外の国の慣習が分からんから理解できん、という理由である。
良いものがたくさんあるのは分かりつつも、なんだかねえ(笑)
そんな事言っときながら洋画は観るというところで分裂してますな(笑)


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