『ボーン・アイデンティティー』『Juvenile』

先週から調子の悪かった肩の痛みがやっとこ消えて来た。昨日は右腕までビリビリと痛かったのだが。
結局原因は肩こりなのだろうか?まだちょっとギリギリするが、痛みのピークの時よりはマシというものだ。
今はエレキバンを肩に貼っている。

『ボーン・アイデンティティー』をレンタルDVDで観る。
この手のスパイアクションものは、世界が"冷戦"と言われていた時から散々観てきたので取り立てての感想はない。DVDをかけッパにしてダラダラ観るには退屈はしなかったなと思う。
簡単だがそんだけの感想しか浮かびませんでした。

『Juvenile』。ジュブナイルと読む。レンタルビデオで観た。DVDが置いてなかったのだから仕方がない。
しばしば役者のクレジットの順番というのに妙な生々しさが出る事があって、それが鼻についたりする。
早い話が、劇中どう考えて主役とは思えない人物がクレジットの一番最初というのが、映画に没頭しようとした矢先や、没頭し終えた後に来ると一気にシラけるのである。
私はクレジットの一番というのは、劇中一番出番が多くて物語を引っ張って来た役者がなるべきものだと思ってる。たとえそれが無名な役者や子役であってもだ。
『グランブルー』はジャン=マルク・バールよりロザンナ・アークエットが先だったし、『太陽の帝国』はクリスチャン・ベールよりジョン・マルコビッチが。『修羅雪姫』はなんで釈由美子より伊藤英明が先なんだろう(笑)。
つまりは映画の本筋とは関係ない役者同士の力関係やら、もっと生臭く言えば事務所間の力関係によるものなのだろう。
このクレジットの序列の意地の張り合いというのは役者間の間では深刻なのだろうが、映画を観ている方、そして映画の制作スタッフは非常に冷ややかにみてるのだろうなと思う。
映画を観れば誰が主役か分かるわけだし、どう考えても助演の役者がクレジットのトップにくれば、その生臭ささに失笑してることだろう。
この『Juvenile』でもあきらかに助演の香取慎吾がクレジットのトップだった。
まあ香取慎吾もキライではないので別に文句はない。
この映画を観たのは、鈴木杏が出てるからという事もあるが(笑)『リターナー』の山崎 貴監督の最初の映画だからという事もある。
『リターナー』と比べるとイマイチ演出やCGがこなれてない感じであるが、まったく気にならない。面白い良い映画だと思う。
タイムトラベルものというのは、かなり手垢にまみれている題材ではあるが切り口次第でまだ違った見せ方ができるもののようだ。
『リターナー』然り『Juvenile』然り。小説では宮部みゆきが『蒲生邸事件』でタイムトラベルを扱ってる。これも大変良かった。
映画のある部分が、以前ガセネタとして流通したことのある『ドラえもん』の最終回ネタに似ていたりするのだが、私らの世代で言えばタイムトラベル、タイムマシンと言えば『ドラえもん』なわけである。
ラストクレジットに"for Mr.fujiko F fujio"という献辞があったりして非常に好感がもてた。
この監督は分かっている。それだけでこの監督は良い奴に違いないと思った(笑)
この監督の次回作が『三丁目の夕日』でタイムトラベルとは違うが、観客自体を過去にタイムスリップさせる目論見があるのかもしれん。東京タワーの立つ頃の風景自体が現在からするとファンタジーに見えるはずである。それを体験させようとしてるのかもしれない。
時間旅行のモチーフはこの監督のライフワークみたいなものか。
......
ところで、鈴木杏ちゃんの三つ編みおさげがカワイかった(笑)
エラそうな感想を書いても結局は一番の興味はそこだったわけである(笑)

山崎 貴や矢口史靖や岩井俊二等々。次回作が楽しみな監督が日本人で尚かつ自分とほぼ同世代というのが嬉しかったり、才能に嫉妬したり(笑)
今後数年は最低この3人がいれば日本映画は大丈夫だと思う。少なくとも私は必ずこの3人のは劇場で金を払うだろう。
by 16mm | 2005-02-13 22:06 | 映画・DVDの感想など。 | Comments(6)
Commented by 疾風 at 2005-02-14 03:05 x
タイムパラドックスというのは扱い方が作家によって違うので、突っ込んで見てみるとかなり奥深いバリエーションがあるのが面白い。
単純に過去をいじれば未来が変わるっていう扱い方もあれば、時間軸には弾力性があって、過去をいじっても時間軸そのものの復元力で未来は変わらないという扱い方もある。
逆に時間軸はパラレルワールドだという扱い方もあるし、そのへんを追求し出すときりがないところが面白い。
時間軸自体が弾力性を持ってるという扱いで面白いのは、タイムパトロールシリーズで、このシリーズは時間軸の要を直撃しないと歴史は変わらないっていう時間の扱いをしているので、まだ未見であればお薦めです。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4150102287/qid=1108317756/sr=1-2/ref=sr_1_10_2/250-7517105-7133829
時間のネクサスっていう考え方はとても面白いので、想像力を刺激されてやまない作品といえます。
上記シリーズの時間軸的続編で、「時間線の迷路」という上下巻もあります。
そういえばこのあたりの作品は書評的に評価つけたことはないけど、疾風評価では★★★★☆です。おすすめ~
Commented by 16mm at 2005-02-14 13:23
>「時間線の迷路」
これ読んだ覚えがありますけど内容覚えてないなあw中学生の時かな。
上下巻ですか。なんかもっと長かったような気がしますけど......どっちにしても忘却の彼方w 疾風もんが星4つとなw本棚整理すればでてきそうなので再読してみまーすw

傑作から凡作駄作まで。タイムマシンだとかタイムトラベルものは小説から映画から漫画まで尽きないテーマなんでしょうなあ。
時間旅行云々より、そこから派生するドラマをどう作るかというのがキモだと思います。
Commented by 朽駄 at 2005-02-14 17:16 x
>タイムパラドックスというのは扱い方が作家によって違う
藤子不二雄の「ドラえもん」でのタイムマシンの扱いもいろいろありますね。
未来の自分の救出に成功するが、救われる自分に、救出を試みた時の記憶が無い矛盾もあれば、
基本的に現在の主人公を中心に描かれるので、突然謎の人物(実は未来の自分)が現れて
その正体が、後に自分が過去に戻る行為で明らかになるといった時系列に則した表現もあったりします。
将来ジャイ子と結婚するのび太に対し「未来は簡単に変えられない」とするドラえもんの台詞もあれば、
静香と結婚するのび太に対し「未来はちょっとした事で変わってしまう」という台詞もあります。

藤子F不二雄はSF短編集でも様々な解釈によるタイムパラドックスを表現していますね。
「ジュブナイル」予備知識全くありませんでしたが、観てみたくなりました。
Commented by 16mm at 2005-02-14 21:40
藤子FさんってSF結構描いてるんだけど、本当に子供向けのものを除けば、結構ダークな内容が多いんだよね。
この人、藤子Aさんよりペシミストかもしれんと思ってます(笑)
『ドラえもん』の中でのタイムパラドックスの解釈の矛盾や変遷は、たぶんその時の気分や、ストーリーを成立させるための方便みたいなものだったのでしょう。なので藤子Fさんは、自分がやったことの矛盾そのものについてはあまり気にしてなかったんだろうなと思います。
同様に当初恐竜狩りの話があったのに、そののち恐竜と仲良くなる話を作ったりと、そのあたりも行き当たりばったりだったのだろう(笑)

ちなみに『ジュブナイル』より『リターナー』の方が、オレはオススメ(笑)
Commented by mlo_olmmlo_olm at 2005-02-14 23:11
「ボーン・アイデンティティー」は「スプレマシー」のDVD出るまでには見ときたいと思っとりますー。

「ジュブナイル」は、子供っぽい内容の映画でも好きだったりするけど、
主役が子供だとちょっと触手がのびなかったりします。

そういや「のび太の恐竜」がリメイクされるらしい。
唯一映画館で見たドラえもん映画で、当時メチャ感動してた記憶があるなぁ。
Commented by 16mm at 2005-02-15 08:46
>「ジュブナイル」は、
子役は健闘はしてるんだけど、やはり観ているコチラ側がヒヤヒヤしてしまう演技であるのには違いないです。オイラも監督と鈴木杏ちゃんが目当てでなければ観なかったでしょうw

「のび太の恐竜」はオイラも唯一映画館で見たドラえもん映画であります。当時お子さまではなかったオイラでしたが、周りのガキ供がドラエもんの主題歌を映画を観ながら歌っていたのですが、それにつられて一緒に歌ってしまいました。
♪あ〜ん ア〜〜ン ああ〜ん とおってもだいすき ドラえ〜もん〜〜♥
てな感じでw


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