『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』『ブラッドハーレーの馬車』

忘れた頃にやってくるような息苦しさ。やはり鼻炎であろうか?最近は朝方息苦しさで目が覚める。頻度はかなり少なくなってはきているのだが。

本日日曜のジムはサボリ。会社で必ずしも必須ではないのだがちょっとした宿題を出されていたのでそれを延々とやっていたのだが、出来ず。
できればこの手の宿題はこなしておきたいと思っているのだが...。

TVドラマ版『ハチクロ』。視聴中断。
はぐちゃんが"コマネチ"やるこたないわな(笑)

『SP』
今度の土曜日で最終回。
なんか"ザ・ムービー"とか"パート2"ができそうではないのか(笑)
最終回まであの井上の親がどうして死んだか分からない。分からないように引っ張っている。
この緊張感の持続はすごい。
当初気になっていた、井上の能力も回を追う毎に気にならなくなってきたし。
終わるのが惜しいと思える良作である。


『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』
土曜日MOVIXさいたまにて観る。
前日の金曜日は帰宅が遅くなったので、まだ最終電車があったが池袋でカプセルイン(笑)睡眠時間を十分取り、万全の体制でこのミュージカル映画に挑んだものの、あえなく気絶(笑)
ところどころ気絶していても話にはついて行けた。
そんなわけで総論として「面白かった」とエラそうに言う事はできないのであるが、ラストカットに結構感動してしまったので、非常に良かったと思ってい。
この映画をミュージカル仕立てにしたのは多分正解であったろう。
この容赦のない殺戮がミュージカル風を装う事により様式化されたものになり、必要以上の陰惨さを感じさせなかった。
ティム・バートンの映画では『スリーピー・ホロウ』でもそうだったが、血のデザインが独特である。粘りのある血液はバートンの意図によるもので、ありとあらゆる情念が盛り込まれているように感じる。
罠にはめられたとはいえスウィーニーは愚かである。
復讐の燃えながらも、その復讐とは関係ない人間までをも殺戮している。
そのミュージカル仕立ての軽快さで行われた殺戮はある種の喜劇にも見える。
たぶんバートンにはこの吹き出す血と血だまりをモチーフに美しい映像を作りたかっただけなのかもしれない。
愚かな理髪師は愛していた筈の妻と娘の顔を忘れていた。
それが悲劇を生んだわけであるが、ラストの血だまりの中での包容は実に美しい風景であった。
この血にまみれた、そして美しい画を撮りたかったに違いない。
いやバートンはこのシュチエーションを美しいものと肯定的にイメージできた唯一の人間だったのかもしれん。


『ブラッドハーレーの馬車』
沙村広明のこの漫画をまったく知らずにいた。
先週単行本がでていたのでまったく内容が分からない状態で購入。
帰宅中に読了。
よく言われる自分が観たいものを描くというのは簡単な事ではない。
的確に描き切る技術というものと一緒に、社会の眼というものとも戦わなくてはならない事が多い。
特に並外れた芸術家のイメージなどオイラを含めた凡人には理解できないものなのだ。
しかし、ごく稀にではあるがそんな凡人にもそのイメージの片鱗が共感できることがある。
それは『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』であったり、この『ブラッドハーレーの馬車』であったりする。
所謂"責め画"のコミックでの表現ということを沙村はやりたかったのだと思われる。
女性の身体が壊れた描写の凄み。
誤解を恐れずにいえばこの画にオイラは美しさを感じた。この陰惨な描写に美しさを感じるオイラはとんでもない変態かもしれん。
バートンや沙村はそんなおぞましく陰惨な状況の中に美しさを見つけた。凡人が気がつかない美しさを感じ、それを彼らや自分の思想として的確に表現する技術をもっている。
それは時に社会的な不謹慎さのみをフォーカスされて弾劾されることすらある危険な行為だ。
なぜなら、そんな美しさに気がつくのは限られた芸術家しかいないのだから。その他大勢の凡人に理解などできるわけがない。
現実に陰惨な事件が起きると、必ずそんなテーマの映画や漫画等がやり玉にあがるのはそのせいだ。
沙村は芸術家としての並外れた技術と覚悟を自分に課して作品を作っている。
その二つを持っているから美しいのだ。
だから、オイラは美しければなにをやってもいいんだと思う。


渋谷で単館なのだが『人のセックスを笑うな』という魅力的なタイトルの映画をぜひ観たいものだ。

明日は雪だって。
by 16mm | 2008-01-20 19:58 | 映画・DVDの感想など。 | Comments(2)
Commented by chata at 2008-01-21 00:15 x
やはり気絶ですか(笑)観てないけどどうしよ('∀`;)
『ハチクロ』は録画を忘れてどうでもよくなってきたとこですw
『SP』鈴木オート以外の兵隊が撃たれましたねw
マキヨーコだけには復活してもらって続編が観たいところ(´∀`)
Commented by 16mm at 2008-01-22 00:08
■re:chataさん
いや、気絶はしましたけど(笑)映画がつまらないわけではないのでオススメともいえます(笑)が、chataさんが気絶しないという保証はできかねます(笑)これは我々の体質ですかねえ(笑)

『SP』たぶんみんな防弾ベストを着用していて、今度の放送ではムックリ起き上がると思われます(笑)たぶん。
オイラもマキヨーコに頭をはたかれたいな(笑)


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