『隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS』

本日ジムに。ランニング・マシンで1時間。筋トレ少々。92.11キログラム。


金曜日、例によって池袋のカプセルに入ったわけだが、そこの食堂でめんたいこおにぎりを食べる。
旨い。
握っているのは間違いなくオッサンなわけだが(笑)あったかいメシとパリパリの海苔のおにぎりってこんなにもオイシイんだな。
コンビニのおにぎりに慣れてしまったせいか結構感動。
しばらくはラーメンではなく、ここでのおにぎりにハマりそうである(笑)


ここんとこ毎日気にしている青山学院大学の瀬尾准教授問題。
大学に立派な学者がいることは知っているが、こんな取るに足らない人間をなぜ大学は処分しないのか。
オイラが大学生だった頃、アカデミズムとしての大学の腐敗を嘆いていている人はいた。その時オイラはピンとこなかったが、もうその頃から今日のこの状態の萌芽があったのかもしれん。
この青学のクサレ女以外にも明治大学の某や弁護士の某など、ロクでもない人間が結構いることが分かった。
親の愛情が足りなかったのか?初期教育の不足か?


島耕作がとうとう"社長"に(笑)
相原コージと竹熊健太郎の漫画で『会長 島耕作』なんてギャグにしていたのが20年程前(笑)まさかシャレにならなくなる状態になるとは思わなんだ(笑)
この作者の漫画が大嫌いなのだが読んでしまうんだよ(笑)ぢゃあ好きなのか?と問われればとんでもない(笑)単行本なんて絶対買わないしな(笑)
島耕作、周りのサポートで社長になれたなどと謙虚な事を言っときながら、社長業をやってられるだけやり続けるみたいな図々しい事を言う辺りが素敵だ(笑)


『週刊真木よう子』
今週はすごく面白かった。今迄で一番好きかもしれん。原作が福満しげゆき。この人の漫画がイマイチ好きになれないのだが(笑)
温水 洋一とのからみがシュールで面白い。ダンシング占い(笑)
真木よう子の表情や声も『SP』とは違った弱々しくもちょっと破壊的なコメディエンヌの資質が出ていた。


『ギアス』
相変らず面白い。ちゃんとロボットものとしての活躍も加えられている。


wowowで新海誠の特集をやっていたので録画。
現在『秒速5センチメートル』の途中迄視聴。
すさまじいまでの美術の美しさ。劇中自分の住んでいる駅なんかがでて「ほほ〜」となったりしたが(笑)
ちょっと岩井俊二の映画を彷彿とさせたが、印象としては岩井の方がドライな感じがする。
結構観てしまうのは映像としての美しさや画面の動きの所為だと思うが、このような映像のみを主体として構成では短編はいいとしても長編では作る方も観る方も息切れしそうな気がする。
つまり作る方で言えば、物語を繋げて行くための映像ではなく、見た目のケレン味のみで構成していくと最後にはそれが普通に見えてしまい、結果的にインパクトにかけるものになってしまうと思うのだ。2時間をケレン味のみで作れるとは思えない。
これが一応商業ベースにのっているのは、まあ奇跡のようなものであろう。
だれでも出来る事ではないし、そういう環境を誰でも手に入れられるわけではない。
商業ベースとしても非常にささやかなものであろう。
キャラクターデザインは、見慣れてくると世界観と合っているような気がするが、まあちょっと古い感じであるとは思う。


『隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS』
土曜日MOVIXさいたまにて。
昨年末に森田良光の『椿三十郎』が上映され、噂では今後崔洋一『用心棒』を作るという。
クロサワのリメイクが続いているが、ほとんどオリジナルをいじっていないのに肝心の所をオリジナル以下に端折った森田版。そして、もやは映画監督としての資質すら危なげな崔洋一版はまったく期待できない。
そんな中で樋口真嗣監督の『隠し砦の三悪人』はオリジナルを踏襲しつつ自分のオリジナルを入れるという、リメイク(リボーンと言っていたっけ)する事の意義に則った作りをしていた。
オリジナル版より樋口版が若々しく見えるのは登場人物を若く設定したせいであろう。そういう意味では樋口版は非常に攻撃的なものになっている。
オイラはオリジナルを学生の時ビデオで観ている。『スターウォーズ』のひな形になったとか言われていたが、あまりそれは気にならなかった。
むしろ今回の樋口版が『スターウォーズ』っぽいのは監督のお遊びとしての確信犯であろう。
オリジナル版では冒頭の城の階段を群衆が下り降りてくるシーンが印象深かった。
モノクロの所為かもしれないが、この部分の力強さは樋口版にもあるのだがオリジナルには勝てなかった部分だと思う。
二つの映画を比べる事に意味があるかどうかは別にして、気分的には今回の樋口版の方がお気に入りだ。
理由は今自分が生きている時代を取り入れているから。
ただ最後にいくに従って、なんとなく監督の息が切れてきたんじゃないかな(笑)と思うような感じにはなっていた。
真壁六郎太について「強すぎるが故にしなやかさに欠けモロくくだける時もある」という台詞がまるで生きていなかった。その弱さを示唆する台詞があるのだからそれを描写するべきだろうに。たぶんそこが樋口監督の粘りが足りなかった部分ではないかと思われる。
なので逆にオリジナルのこれだけの映画をブレずに完成させたクロサワの粘り強さというのが尋常ではなかったのだ。
キャストも良かった。今回トミノや福井アニキは出ていたのか?w嗚呼、ピエール瀧と生瀬さんを見逃した(笑)
そんな中で長澤まさみが一つの映画のなかで演技の安定性がイマイチだったような気がする。弱々しさも強さも上手く演じていたと思うが、姫として一国の主としての凛々しさというものを演じるのはやはり難しかったとみえる。普通の女の子が姫になったようにしか見えない。だから姫としての覚悟が伝わってこないのだ。良いシーンは無茶苦茶カッコ良いのだが...。
公開前に雑誌等に載った髭を含めたメイクやすさまじいボロさをだした衣装におどろきつつも、ちょっとした違和感はあった。しかし動く映像としてみるとまったく違和感がない。
そういえば『ローレライ』の時も観る前は衣装の質感について同じように思ったっけ。
クライマックスで領民が姫の信頼に応えたという部分はグっとくるものであるが、それは領主としての姫が領民に慕われていたということであろう。ある意味ナウシカのように。
ただ物語はお家再興をしようというところで終わり、再興したあとの話にはならない。再興した後すぐなら年貢の取り立ても厳しくて、山名と同じような酷い有様になったのじゃないかなと想像する(笑)
結局人間の多くは特権階級に管理支配されている方が問題はあるにせよ楽ちんに生きていけるのかな。

手元に『王立宇宙軍』公開時のムック本があるのだが、そのスタッフの人物録の"あなたの今後の目標、もしくは目ざすものは何ですか?"という項目の応えに、
「復讐(革命を起こして軍事政権を樹立、初代皇帝につき、有能な腹心を次々殺す)」
と、当時かなりアブナイひとなのだろうか?とオイラに疑念を抱かせた人物こそ樋口真嗣監督だったりする(笑)
当時、まさかこの人がこんな風になるとはネ申ならぬオイラは想像もつかなかったが(笑)
刀の残像や、刃先のぶつかりで火花がとぶなど、樋口監督らしいこだわりが随所に観られた。CGの技術で自分の思ったヴィジュアルが実現できるのが樋口監督の強みである。
全体を通してヴィジュアルの隙の多い『少林少女』のアラはが多かったと改めて思った。
全体として樋口監督がクロサワの映画をリメイクする意義はあったのだと思う。
ところで久しぶりに映画のパンフを買ってしまった。樋口の創作ノートや画(当然だが上手い)が入っているのと、長澤まさみの雪の降る中弓を構えている姿がカッコよかったからだ(笑)
by 16mm | 2008-05-11 19:26 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Comments(4)
Commented by chata at 2008-05-11 21:32 x
σ(゚∀゚は最近コメを口にしないだけで2キロ減キープしとります。
くれぐれもリバウンド王にならぬようご注意あそばせw

『隠しトイレ』
次の土日イキマス(´Д`;)
なんでどとはんの感想のトコは映画観てから見ますw

『週真木』
温水だったか!観たかったなぁ('∀`;)

『ギアス』
ロロ空気読みすぎw
今回のはニッポンの伝統的な合体ロボアニメしてましたねぇw
Commented by 16mm at 2008-05-11 22:01
■re:chataさん
コメかあ。コメは抜けないなあ。おハシの国の、ヒトだもの(笑)
リバウンドしかけてるから(笑)0.1tにはならないように(笑)

『週真木』
これねえ、残念だったと思いますよ。今迄で一番好き。ダンシング占い(笑)

『ギアス』
そうそう。ロロが収拾するとは思わなかった(笑)なんかなんでもアリになりつつないか(笑)
スザクのランスロットが飛び立つシーンがねえ、もう音楽が景気よく鳴って、すげえカッコよかったっす。
Commented by かっぱ at 2008-05-14 21:47 x
コメント、tbありがとうございました。

>なんとなく監督の息が切れてきたんじゃないかな(笑)と思うような感じにはなっていた。
わかります。
最後が駆け足になっていたように思います。

Commented by 16mm at 2008-05-15 12:15
■re:かっぱさん
コメントありがとうございます。
最後の息切れはあったにしても、全体としてはいい作品であったと思います。
今後も期待できるな、と。


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