『ダークナイト』

土曜日から夏休み。
一応休み中にやりとげたい事はあるのだが、果たしどうなることやら(笑)
世間はオリンピックだが、当方まったく興味がなく。なのでいつもとかわらず映画ネタとデブネタでブログを埋めるつもりである(笑)

日曜日。ジムに。91.65キログラム。

押井本の『スカイ・クロラ オフィシャルガイド Material』と『アニメはいかに夢を見るか-「スカイ・クロラ」制作の現場から』を購入。全部ではないし全てを買うつもりは無いが押井本というとかなり見境無くなっている。

ちょっと前の話だが、ヤングサンデー誌が廃刊だか休刊だかになった。オレが学生時代なのでもう20年前になるか、細野不二彦の『ママ』目当てで読んでいた。その他六田登の『ICHIGO 二都物語』など。こないだコンビニで『ICHIGO 二都物語』が出ていたのでついつい買ってしまった。ノスタルジーもあるだろうが、やはり面白かったな。

NHK "プロフェッショナル 仕事の流儀"で宮崎駿の特集。録画して視聴。
この番組気になる有名人を特集したりするのでたまに観るのだが、司会の二人が本当にイライラするほどアホ。
片割れの脳科学者とかいう男が「ミヤザキさんにとって映画を作るとはなんですか云々」などと陳腐もいいところのどうでもいい事を聞きやがる。
ミヤザキはバカ正直に生真面目に創作上での苦悩やら予定調和を否定した上でもう一段創作の階段をあがろうとあがく部分を吐露していたというのに、そこからまったく話が広げられない。
あの脳科学者がどれほどの者かは知らんが、偏差値30ぐらいの大学を出たオイラから見ても無能と思える人間をNHKはなぜ登用し続けるのか。
折角の権力を行使して民放では特集出来ないような人物にスポットをあてて番組を作っているというのに(あ、民放では『情熱大陸』があったか)クズのような司会者で台無しになっている。
一応受信料払ってるんだから、なんとかしろよな。
で、肝心の中身であるが、やはり宮崎老いたなと感じた。
今迄散々楽しませてもらったので貶すことはしないが、譲る後進がいないジブリであってもボチボチ引退した方がいいかもしれん。
またまたTVの前でアニメーターを罵倒してるし。全体を統轄している人間がすることではないよな。現場を萎縮させてどーすんだ。
できればのんびりと漫画やモデルグラフィックス誌で戦記ものの絵物語を描いてもらいたいな。
そっちの方を強く希望したい。

DVDで『ノーカントリー』を購入。

『ギアス』
希望の無い世界で、自分の信念で死ぬ事すらできないスザク。毎週これでもかという悲劇を重ねていく。この調子だと最終回に感動的な希望を用意しているのかな?と思ったりしている(笑)
どちらにしてもヌルくならない展開を今後も期待したい。



『ダークナイト』。土曜日MOVIXさいたまにて。
2時間30分ほどの時間にとんでもない内容と物量を投入している。
面白かった、というのにはオイラの頭の情報処理が追いつかなくて(笑)。ただただ物量に圧倒された映画であった。

ところで、ブログでリンクさせてもらっている"チャタログ☆SPICY!"のchataさんから、
>『スパイダーマン』その他アメコミ映画との比較も入れてくらはいw
とのお題を受けたので、真面目な(笑)オイラは『ダークナイト』を観る前の一週間、延々と考えたのである。
で、早速結論なのであるが、
「ごめんなさい、わかりませんでした」(笑)
まず、オイラがアメコミものの映画をすべて観ているわけではないということにつきるのだ。
劇場で観たのは『スパイダーマン』『スーパーマン』『バットマン』の3つぐらい。『ファンタスティック・フォー』や『X-メン』は人に勧められてDVDでの視聴。この二つは面白かったが、続編は観ていない。
『キャットウーマン』や『デアデビル』未だに観てもいないのである。
で、『スパイダーマン』『スーパーマン』『バットマン』はなぜえ観る気になったのかと言えば、これもまた明確に答えられないのである。
それでも強引に観た理由を挙げると、
●監督が好きだから。サム・ライミ、ブライアン・シンガー、ティム・バートン、クリストファー・ノーラン。
●悪役が個性的な名優だから。ウィレム・デフォー、ケビン・スペイシー、ジャック・ニコルソン。
とくにアメコミに傾倒していたわけでもなく、昔日本の特撮TVで『スパイダーマン』をやっていたから愛着があった、ということもない。
オイラが観たからというわけでは当然ないが、アメリカでも『スパイダーマン』『スーパーマン』『バットマン』はヒットした。
しかしアメコミの映画化という以外共通項がないこの三者がどうしてウケたのか?アメリカ人にも分かっていないのかもしれん。

『スパイダーマン』はクモに噛まれて遺伝子レベルでヒトではなくなった男が主人公。敵は機械やエイリアンに取り込まれて人間には無い特性を発揮している。
『スーパーマン』は異星人が主人公。敵は異星人だったり、天才的な知性を持った人間だったりする。

そう考えると『バットマン』のシリーズは所謂強化服や特殊車両で武装して入るものの基本は人間の耐性を越えてはいない。同じく敵も異形なフォルムをしてはいるが結局は人間だったりする。
しかし他のヒーロー達とちがい、非常識なほど金持ちであるところが『バットマン』の特殊性を支えている。
人間の能力の域を出ていない『バットマン』シリーズの敵役達であるが、そのキャスティングは皆大物、あるいは名優どころの役者が演じているのである。
ジャック・ニコルソン。ダニー・デヴィート。トミー・リー・ジョーンズ。アーノルド・シュワルツェネッガー。リーアム・ニーソン。そしてヒース・レジャー。
コミック原作の映画に大物俳優をキャスティングするというのは一種の品質保証であり、それが子供だけのものでなくちょっとした映画好きにもアピールできるという利点がある。
それと悪役というのは人間の本音の部分を体現しているので演じてる役者にとってはとてつもないカタルシスを与えることとなり、それが演技としてオーバーアクトを生みキャラクターの個性と際立たせる事になる。
逆に主人公は個性的である必要は無いのである。オタク顔の青年でも朴訥とした新聞記者でもいけ好かないだけの無個性な金持ちでもいいのである。
最終的には無個性で正論に身を包んだ主人公が勝つわけなので、その時に敵が個性的に強大であればあるほど、今度は観る側の観客にカタルシスが与えられるのだから。
古女房より若い後家さんとHな事をしたい(笑)という本音も、やはり永く添い遂げてくれている女房は裏切らない方がいいという建前に落ち着いた方がいいのだ。
観客はそれを望んでいるのだから。

しかし、この『バットマン』というシリーズは監督が変わると様相がガラリと変わるものなのだな。
クリエイティブな部分の受け皿としてはかなり懐が深い原作なのかもしれん。
今回のヒース・レジャーのジョーカーにしてもニコルソンとは違う狂気を体現出来ていたと思う。
主人公も敵役も人間だと言う意味では『ダークナイト』の冒頭の銀行襲撃なぞは、犯罪映画を観ているようなリアリティーがあった。

犯罪自体は変わらなくとも犯行を犯した者の動機がどんどん不可解となっている昨今。殺人にもはや理由なぞ存在せず、あたかもコイントスでの運次第で生き死にが決められような現代。
人間は生来の性悪であり、"気分"で殺人がおこるのだと嘯くジョーカーとトゥーフェイス。
しかし、映画の中盤ではかなくも勇気のある希望を描いてみせた。
見ず知らずの他人を信用する。たとえそれが犯罪者であったとしても。
しかし、それでも大衆は自分たちが規範とする者を必要とする。それがホワイト・ナイトであるハービー・デントであった。
その彼がトゥーフェイスという自暴自棄が生んだ悪意の者になったと知ったら、その儚い希望はあっという間に瓦解する。
ホワイト・ナイトは大衆の希望であり建前である。それがあり続けるかぎり大衆はそれをよりどころに自らを律する事ができるものなのだ。
しかしホワイト・ナイトがいなくなった時、今度はそれを建前ではなく現実的で具体的な力が必要になる。
それがダークナイトであるバットマンなのだ。
大衆の為に戦うも、大衆の理解は得られないという孤独さがこの作品のダークさの一面を担っているのだと思われる。
このあたりはイギリス人監督の皮肉な部分が出ているのかもしれん。

トゥーフェイスのやったコイントスでの殺人の実行は『ノーカントリー』ですでにやっていたのだけど、別に真似をしたわけではあるまい(笑)

車からバイクが出てきて、車が自爆したり(笑)トレーラーが前転するなどヴィジュアルとしてハデで見応えもあった。
ゲイリー・オールドマン本当に善人役が板についてきたな。もともと上手い役者なのでまた『レオン』でやったようなサイコな役も観てみたいものだ。
by 16mm | 2008-08-10 22:27 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Trackback(1) | Comments(6)
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Tracked from 映画館上映劇場 at 2008-08-12 06:37
タイトル : 映画館上映劇場
崖の上のポニョ・(ジブリ作品)インディージョーンズ4・ナルニア国物語 第2章・ランボー4・ハムナプトラ3・レッドクリフ・・シルク・ライラの冒険 黄金...... more
Commented by chata at 2008-08-10 22:58 x
無茶なお題スンマセンでした('∀`;)

σ(゚∀゚もアメコミなのに(ぉぃ)ちゃんとした監督とキャストってことで
どうしても観たくなりますね。このシンプルな動機が答えですなw

さらに予告に惹かれたら絶対観ますし。ほんで『アイアンマン』かなり楽しみにしちょります。

『ギアス』
日記帖知ってると、本日の咲世子とカレンのやりとりが微笑ましくw
紅蓮にはまたもや魅せられました(*´Д`*)
Commented by 16mm at 2008-08-10 23:26
■re:chataさん
いやいや。結局長文になってしまいましたけど、他の漫画原作映画との比較を考えるというのは結構楽しかったです。
その結果バットマンってほぼ己の知力と体術と気合い(笑)でのりきってるのかもしれんと思えたわけです(笑)腕から糸を出す事も、空を飛ぶ事もできないわけなのでそれを補完するために己の財力で無茶な発明をしたりしてるわけだと思います。

オイラも『アイアンマン』楽しみですね。気のせいかグウィネス・パルトローが綺麗に見えましたが(笑)

『ギアス』
例の「おま...」ってやつですか(笑)後ほど観てみますっす。
Commented by chata at 2008-08-12 22:38 x
ほーこく。『ハルク』いてきますた(・∀・)
Commented by 16mm at 2008-08-13 00:19
■re:chataさん
おおお。
チャレンジャー(笑)んで、どーでした?パンツは破れなかったろうけど(笑)
Commented by chata at 2008-08-13 01:07 x
『スピードレーサー』行けなかった(行かなかったw)ので
『ハルク』は行っておかねばと。結果行って良かったッスよ。
変身して2.7㍍らしいので、これは破れないギリギリサイズかなぁ?w
Commented by 16mm at 2008-08-13 09:49
■re:chataさん
それでは逝ってまいります(笑)


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