2017年 02月 12日 ( 1 )

『マグニフィセント・セブン』『サバイバルファミリー』

週の最初の本日日曜日。
その日曜日にもう色々色々憤ったり悲しかったりすることが一気に来て。
以下列挙。


谷口ジロー死去
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Twitterで一報を知って愕然とした。
正直ね、絵柄的なタッチはそれほど好みではなかった。
しかし画の細かさと丁寧さ緻密さとそれを実現し得た才能と粘り強さは尊敬に値するものだった。
世界中のクリエイターか賞賛を集めていたのは当然だと思う。
谷口ジローといえば最近だと『孤独のグルメ』になっちゃうんだろうけど、オイラはなんといっても関川夏央との共作であった『「坊っちゃん」の時代』シリーズの五部作だ。
夏目漱石や森鴎外などの実在の人物を登場させたリアルなフィクションに目眩がしたよ。
荒唐無稽さを微塵も感じさせないファンタジーと言おうか。
これほどの名作をオイラが最初に就職した職場で勧めたら、そこにいる奴ら「漫画はレベルが低い」とか言って読みもしなかったっけ(笑)。
自分が無教養だとすら自覚できないバカがこの世界には存在すると知った瞬間であったが、それはまた別の話(笑)。
谷口ジローなどはずっと描き続けるものだと思っていた。
そんなわけないのにね。
紙の本で『「坊っちゃん」の時代』は全部持っているのだが、これを機にKindle版を買って読み直してみよう。
本当に、本当にご冥福をお祈りいたします。


清水富美加が芸能界引退
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きゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!
オイオイオイオイ!!!!!
なんでなんで?
清水富美加が芸能界引退?
清水富美加って「幸福の科学」だったのか?
いや、「幸福の科学」の信者でもいいけど、よくないけど(笑)。
美形でなによりもコメディ演技も水準以上にできる若手の女優として好きだったのに。
この際はっきり言っておくが、オイラはクソ宗教であるクソ「幸福の科学」とクソ大川隆法とそれを信じるクソ信者どもが大嫌いである。
創価学会よりは一般人に対する実害はないようだけど、それでも手塚治虫や司馬遼太郎や野坂昭如や生きているいる宮崎駿の霊言なんかをでっち上げて商売するペテン師大川隆法。
恥を知れよ大川(笑)。
宮崎駿はおいておいても(笑)、故人に対する冒涜でしかないことやっていて、挙げ句の果てに国会進出か(笑)。
幸福実現党が国会に行ったら北朝鮮の拉致問題を解決します、だと?
オイコラ順番間違ってるぞ。
オマイらの霊の力で北朝鮮の拉致問題を解決する方が先だろう。
そうしたらオイラでもオマイらの信者になって国会に送り込む運動でもなんでもしてやるよ。
こういう拉致問題を利用してできもしない公約を公言する人間とそれを支援している人間を心底憎むぞ。
信者は悪くない、大川隆法が悪い、という言い方もあるけど、オイラはそれを盲目に信じている人間も許し難いと思っている。
唾棄すべき存在だよ。
無知は罪だ。
信者が選挙運動しているのを見つけると唾を吐き、中指を立てて暴言を吐きまくるぐらい。
清水富美加もそうでしたか。
ものすご〜くがっかりだ。
『変態仮面』や『才原警部の終わらない明日』での清水富美加の演技も今後素直に楽しめそうにない。
顔面に唾を吐きかけたい人間になってしまった。
Hな気分抜きで(笑)。
非常にがっかりである。


上杉隆w
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数年前に朝の吉田照美のラジオ番組を通勤途中で聴いていた時に上杉隆を初めて知った。
若手のジャーナリストであるらしいということと、石川 遼とゴルフしたなどと吹聴してるチャラいヤツという印象だったんだが、吉田照美の番組に出てるから悪い奴ではなかろうとなんとなく思ってはいた。
が、小沢一郎がらみのネタでなんとなく胡散臭いこと言うなと感じ始めてから興味がなくなっていったら、ここんところ町山智浩とバトルしてたと(笑)。
経歴詐称やなにかでますます上杉の胡散臭さに拍車がかかっていたところに上の画像である(笑)。
これホワイトハウスからの中継の映像らしいが、CNNの放映中に上杉がノコノコやってきて自分で写メ撮ったり談笑してたりしてやんの。
オマエはTVに写りたがる田舎モンか!
みっともねえったらありゃしねえ。
これ、普段ならどうでもいいネタでブログに書いたりするようなことでもないんだけど、町山智浩のTwitterを見るたびにこれが出てくるから、それを見るたびに無茶苦茶不愉快な気分になるのよ(笑)。
日本人の恥ッサラシだよ。
ほんと恥ずかしい。
清水富美加にしても上杉隆にしても、本当に気分が悪くなるネタである。


本日日曜日、スーパー銭湯にストレッチ、寝湯、赤外線サウナ。
寝湯の後で日向ぼっこでもしようかと思ったが、風が冷たくて断念。
寝湯も湯から露出している足先の腹の先(笑)が冷えちゃって(笑)。
腹の冷たさを感じるにつけ、中身はラードなんだなと思う(笑)。


先週は都合三回のカプセルホテルの外泊。
カネが飛んでいく(笑)。


映画上映前の予告編の水谷豊が鬱陶しい(笑)。


『街角花だより』
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AmazonでKindle版購入。
こうの史代の作品。
これまで何冊かその著作を読んで来たが登場人物がみな『この世界の片隅に』の すず さんと りん さんテイストなんだよね。
本作など上の画像の左の女性はまんまりん さんだしね(笑)。
ぼんやりとした中にふいな驚きを表現して、それが作品全体のユーモアになっている。
やはり こうの史代 はただもんじゃねーな(笑)。


『働きマン』全4巻
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AmazonでKindle版購入。
第1巻だけが0円だったので、ついでということで全巻買っちまった。
連載中も読んでたし、紙の単行本も全巻持っている。
連載が中途で切れているような感じの未完な作品。
まあ、改めて読んでも面白いんだけど、ちょっと違うなというところも再読によって出て来た。
例えば主人公の松方が責任編集の編集長をやるくだりでライターが病気で倒れたり逃げたり、おまけに松方本人まで病気になっちゃってるわけ。
完全な絶体絶命の状態でさ仲間の編集が
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現実問題としてこんなこと言うとは思えないんだよな。
いや、仲間意識とか思いやりとかの問題ではなく、本が出ないというのは会社としても致命的な事態なわけで、それを社員編集一人におっかぶせて済む事態ではないだろう。
漫画の展開としては面白いとは言えるのかもしれんが、今読むと「んなわけねーよ」って思うんだよな。
社員一人の根性だけで本ができるなんてのはあまりにも楽観的すぎる。
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これもさ、電車の中でのバランス云々なんてのは特別なことではまったくなく、少なくとも電車通勤のサラリーマンなら誰でもやってるし知ってる。
こんなことを特別なものとして描いているところに作者のズレがあるように思えてならない。
まあ全体としては些細なことなのかもしれん。
ところどころでリアリティが感じられない部分があるなということである。
ちなみにオイラは再読して
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菅原が好きかなあ(笑)。


『伊豆漫玉日記』
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AmazonでKindle版購入。
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漫画喫茶に居座り続ける生活から伊豆での生活。
その日常。
些細でしかない日常から異常を抽出してみせる。
漫画の編集が漫画喫茶にやってきて打ち合わせをするなんてのは別になんてことないはずなのに、桜玉吉にかかるとその
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O村編集長が異常事態に感じられちゃう(笑)。
4コマ漫画のコミックビーム誌の販促?作品である『読もう! コミックビーム』の方が日常における異常事態への切り込みが鋭いと思う。


地元の映画館での
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『この世界の片隅に』の上映回数が超V字回復(笑)。
先週まで1日1回の上映だったのに、今週は『君の名は。』と同じく1日4回だよ。
快挙としか言いようがない。
つーか『この世界の片隅に』の持つ力が多くの人に見つけてもらったことが心底嬉しい。
『沈黙-サイレンス-』は......まあしょうがないか(笑)。
良い映画なんだがなあ(笑)。


ずっと『3月のライオン』の主題歌の『アンサー』を聴き続けていたが、新たにエンディングの『ファイター』も加えて聴き続けて自分を鼓舞している。


『マグニフィセント・セブン』
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先週土曜日、109シネマズ菖蒲。
言われているように『七人の侍』や『荒野の七人』のリメイクとして観ると物足りないと思うかもしれない。
ちなみにオイラは『荒野の七人』は観ていないのでわからんが。
本作と『七人の侍』を比べちゃうとねえ(笑)。
そう思わなければそこそこ楽しめる映画ではある。
しかしねえ、ドンパチな西部劇ではないにしてもクエンティン・タランティーノの西部劇作品『ジャンゴ 繋がれざる者』『ヘイトフル・エイト』を観た後だと、本作は明らかに見劣りする。
そもそも劇中で
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ガトリング・ガンなぞ出してるんだけどイマイチ映像的な迫力に乏しいんだよね。
それこそ現代劇のガン・アクションでは大口径のハンドガンやアサルト・ライフルからグレネードにサブマシンガンと銃の威力も種類も多彩で弾着の見応えも西部劇に比べたら相当に派手なわけなので、今更西部劇時代のガン・アクションってのは見劣りするものかな、などと思っていたが、これが
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リメイク元の『七人の侍』などは弓矢と刀で無茶苦茶な迫力を出している。
『七人の侍』はクライマックスでの土砂降りの中での戦いという部分で神がかり的な映像を作っているんだけど。
なまじ先行している名作の名前を出しちゃってるから余計に本作は部が悪いとも言える。
本作の登場人物たちのそれぞれのバックグラウンドへの言及が浅いという部分も『七人の侍』は207分、短縮版でさえ160分。
本作は133分だからねえ。
本作の監督にキャラクターをそれぞれに演出できる能力があったとしても『七人の侍』ほどの掘り下げは時間的に無理だったろう。
そもそも『七人の侍』の野武士たちの襲撃は複数回あってその繰り返しの末の大クライマックスという構成だったが、本作は一度きりの襲撃で、気候的にしょうがないけど、荒涼としたところでの乾いたアクションなので画的に淡白なんだ。
『七人の侍』の土砂降りドロドロのなかでのアクション。
志村喬が放つ弓矢の弦が飛沫を放つような痺れるような画がない。
う〜ん。
やはり『七人の侍』と比べちゃうとキツイ(笑)。
しかしながら映画として致命的にダメな部分もないので駄作であるわけではないです。
後々、宇多丸の評論を聴いてあらびっくり(笑)。
本作の監督ってアントワーン・フークアで、オイラが大好きな『イコライザー』の監督じゃん(笑)。
『イコライザー』は無茶苦茶大好きで面白かったんだがなあ。
ちょっと残念である。


『サバイバルファミリー』
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先週土曜日、109シネマズ菖蒲。
『マグニフィセント・セブン』から一時間間をおいての鑑賞である(笑)。
矢口史靖監督の作品なので観ないわけにはいかない(笑)。
物語の骨子は或る日突然、原因不明で電気がなくなっちゃった世界。
コンセントからの電気だけでなく、乾電池使用のものまで使えなくなっちゃったと。
で、電気がなければ水道もガスも供給されないと。
TVやラジオやインターネットも使えないのでこの事態が自分の周りの限定的なものなのか、東日本だけのものなのか、日本全体のものなのか、全世界のものなのか、すらわからない。
で、東京にいても水も食料も乏しくなるので
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家族四人で妻の実家がある鹿児島まで自転車に乗って脱出する。
なぜ自転車かといえば、自動車どころか飛行機も飛んでないからである。
まず本作、人がいない場所、ゴミだらけの空間、電気が点いてない景色というものを徹底的にロケで作り出している。
信号が点灯していない、駅のホームに人が溢れていたり、マンションの住人がゾロゾロと大勢歩いていたりと、手間とカネがかかってる感じが非常にリッチだと思った。
電気がなくなった世界というものを非常に丁寧に作り出そうとしている感じが好感が持てた。
この辺りはこれまでの矢口監督の作品どおり誠実な作りだと思う。
さらに電気がない世界での映画のライティング。
例えばお母さん役の深津絵里は眼鏡をかけているんだけど、電気がない世界で眼鏡にライトが写っちゃいかんのだよ(笑)。
だから照明はしてるんだけどものすごく巧妙なライティングで画作ってるんだと思う。
劇中で"BOOKOFF"やスーパーの店内に入るシーンがあるんだけど、当然店内は電気が来てないので照明はない。
そんな中でも役者に対するライティングはなんらかの工夫で当てている筈で、そこにものすごくオイラなどは感動してしまう。
世界観を作って、壊さない為の手間暇を惜しまない姿勢というのは立派だよ。
独善的でバカな亭主関白な父親や魚をさばけない母親や家族として協調に乏しかった息子と娘が鹿児島に行くまでの間にまとまって行くところを徐々に見せて行く。
その道中で電化された生活抜きでサバイブする方法を、"なんとなく"学んだりしていく。
だからと言って電気のない世界は素晴らしい、などという結論は矢口映画としてはありえないので(笑)、無知な現代人が自然になげだされた時の悲惨さをユーモアたっぷりな滑稽さを描写していくのだ(笑)。
ことごとく監督の悪意が見て取れると(笑)。
この映画がすごいところは、世界がどうなっているか、どうして電気がなくなったか、ということをまったく説明せずに、家族の物語としてだけで観客を引き付けて行く手腕だ。
最後の最後で電気がなくなった原因らしきものを"なんとなく"説明したりするんだが、このあたりはギリギリな巧妙さだとオイラは思った。
まあ観終わってしまえば、世界がどうなったということよりも亭主関白で独善的な父親は多少丸くなり、母親は魚をさばけるようになり、子供たちは家族としての協調を身につけた。
ものすご〜くささやかな成長を見たという結末に落ち着いている。
映画自体は電気がなくなってから2年すぎた頃に、再び電気が戻ってくるんだが、その経験を生かして人類がエコに目ざまました、という結論にしないのはオイラにしてみれば良心的だと言える。
家族単位のささやかな成長というのが最終的なテーマであったんだろうな。
それにしても世界観をかなりキッチリつくったにも関わらず、電気がなくなって2年も経っているのに普通に化学繊維の新品の服を着てるのはおかしいと思うぞ(笑)。
本作はちょっと大風呂敷すぎて、オイラなどはちょっと畳み方が雑じゃねーの?と思っちゃったよ(笑)。
まあ矢口監督なので次作に期待します(笑)。


今週末はヘア・カット。

by 16mm | 2017-02-12 22:10 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Comments(2)