2017年 05月 28日 ( 1 )

『続 数寄です! 2』『アオイホノオ(17)』『クリップオンストロボ 本格ライティング 〜オフカメラストロボ撮影を基礎から学ぶ』『町山智浩の映画ムダ話50 』

なんつーかね、昨今の残業時間について色々文句がある。
国で月の残業時間を80時間に設定されて、それを越えると色々面倒になるらしい。
会社自体が関係各位に文句を言われて頭をさげるのはヒラ社員のオイラにとってみれば1mmも呵責なく
「管理職や会社の取締役が頭下げとけばいいじゃん」
で済むんだが、問題は80時間越えた当事者の社員までが顛末書なるものを提出して会社に咎められるということ。
たかだか2時間越えただけで、しかも時間のない中仕事しての結果だぞ。
昔みたいに、といってもせいぜい10数年前は残業時間に制限がなく、社員もカラ残業やり放題の時とは違う。
その時カラ残してた奴らが揃いも揃ってエラくなって、自分がカラ残してたもんだから他の社員もカラ残してるだろうとの決めつけ。
結局そのバカ役員の想像の範囲でしか社員を管理できないからこういう状態になる。
クソみたいな社会と会社である。


昨日撮影。
c0022635_05314016.jpg
先日購入した"Vario-Tessar T* FE16-35mm F4 ZA OSS"を実践投入。
事前に扱いの練習はしたがAF時のフォーカス・ポイントの移動で少々もたつく。
作りがタイトな所為かズームリングもフォーカスリングも重め。
これまで単焦点を三脚つけて撮影していた身としては、手持ち撮影でこのレンズがガチガチに詰まった筐体を振り回すのが重く感じた。
しかし、この辺りは使っているうちに慣れるであろう。
問題はこれまでほぼ単焦点での撮影だったので、F値が1.4とか1.2とかコンマキューゴーの明るさに慣れていて、このレンズのF値4という数字がとてつもなく暗い(笑)。
かと言ってこの上のF2.8のレンズだと価格も手持ち撮影としての重さとしても折り合わない。
ただ描写のシャープさや手ブレ補正機能はかなり良好で、今までどんなにガッチリホールドしてもブレ画像を量産していたのが抑えられた。
もっとも手ぶれ補正機能があったとしてもキッチリとレンズとカメラをホールドしなくてはいけないのは言うまでもないんだけど。
現状だとものすごく慎重に構えて15分の1ぐらいを自分の限界値にしておこうかな。


本日日曜日、銭湯に寝湯、ストレッチ、日光浴。
足首のストレッチは先週3回ほど泊まったカプセルホテルの風呂場でやったのでパス。
やりすぎというものがあるわけではないが面倒臭いからである(笑)。


『続 数寄です! 2』
c0022635_19274779.jpg
AmazonでKindle版購入。
本作も本巻をもって終了。
作者が日本の建築様式の数寄屋造りの家を建てつつ、"数奇"を通して能や掛け軸やお茶などについても語られ興味深く読んでいたのだ。
最終巻では作者である山下和美の父親の話も出てきた。
本を溜め込み、捨てられないところなど非常にシンパシーがもてた(笑)。
作家としても山下和美はすげえなと思う。


『アオイホノオ(17)』
c0022635_19342354.jpg
AmazonでKindle版購入。
本巻、主役のホノオくんが周りのキャラクターに翻弄されまくるの巻(笑)。
c0022635_19383024.jpg
津田さんのこの顔好き(笑)。
更に
c0022635_19401384.jpg
地図は読めなくても(笑)場の空気に無神経な男に対してものすごく敏感に繊細に場の空気を読む女性の面目躍如(笑)。
すっきだわ、津田さん。
更に本巻で
c0022635_19445991.jpg
新谷かおるが思いの外いいヤツであったということが分かった(笑)。
そうか。
『ファントム無頼』なんかでもいろいろ苦しめられたのね(笑)。
蛇足だが
c0022635_19484302.jpg
久々に『新吼えろペン』の第1巻を読んでみた。
上のコマの脚本家の福田Uイチローって『変態仮面』の監督にしてTV版『アオイホノオ』の演出をした福田雄一だよな(笑)。
こんな前から関わりがあったのか(笑)。


『クリップオンストロボ 本格ライティング 〜オフカメラストロボ撮影を基礎から学ぶ』
c0022635_20124761.jpg
AmazonでKindle版購入。
Amazonのレビューで高評価だったので購入してみた。
すっげえ良書。
ライティングの本というと、作例があってそれに対してのライトやレフ版の位置を図にしたものが大半で、それはそれでいいんだが、その作例と同じような被写体や撮り方しかできない。
つまり、オイラのようなライティング初心者だとその手の本は他の状況に応用できにくいと感じていた。
で、本書はオイラのような初心者がライティングの初歩の初歩を学びつつ、機材を含めてライティングすることの意味を平易に解説してくれている。
●絞り 被写界深度のコントロール ストロボ光のコントロール
●シャッタースピード 動きのコントロール 環境光のコントロール
こんな感じに知ってって当然のようなことであっても文字で書かれていれば読んで反芻して身になって行く。
その他、ソフトボックスとアンブレラの違いや白レフと銀レフの違いなどもものすごくわかりやす作例が出てる。
ライティングの数やライティングの位置も大事であるが、ライティングというのはなぜ必要なのか?ということが冒頭で宣言されていおり、機材の差や絞りとシャッタースピードなどの制御でどう変わるのかという部分の理屈から入るにはこの上の本であると思う。
特にこの本は本格的な大きいストロボではなく、カメラの上に付ける、いわゆるクリップオンと呼ばれる、ちょっと無理すれば買える程度のストロボ機材をベースに解説されているので自分で検証するにもハードルは低い。
ハードルは低いけど、この本を熟読できて理解できればその上のライティングにも容易に移行できると思われる。
オイラも真剣に熟読するつもりである。
プロではない、アマチュアのカメラマンでライティングに興味のある人は一読をオススメします。


金平守人
c0022635_21023813.jpg
祝ってもろてうれしい。
というわけで、オイラとしてはまったくめでたくないんだが、昨日50歳になっちった(笑)。


c0022635_21135891.jpg
町山智浩の音声解説を購入。
評判の高い本作も観た人によっては「??????」となり、ヘタすると
「わけわかんねー、なので駄作」
などと思われかねん。
もちろん映画には人によって好き嫌いや向き不向きは当然としてある。
しかしね、「わけわかんねーから駄作」というのはあまりにも早計すぎる。
オイラは自分以外に評価する人がいる限り、わけわかんねーのは自分の理解が足りないのだと謙虚に思いたい。
オイラにとっては町山智浩や宇多丸が評価しているものに対して自分がわからないのは理解度がたりないという指針になっている。
なのでこの『メッセージ』というちょっと特異な(『2001年宇宙の旅』や『ブレードランナー』のような名作になるかどうかはもうすこし時が経たんとわからんが)映画を理解するために町山の評論をはじめ様々なブログの解説を読んだりした。
で、この町山智浩の解説を聴いて思ったのだが、本作において理解の難関って"時制"についてのことだと思う。
多くの人間にとっての時間ってのは、暗闇の中を蝋燭を持って進んで行くことだと思う。
進むたびに蝋燭を置いていくので振り返れば自分の来た道筋は蝋燭の光で照らされている。
長く進めば遠くに置いて来た蝋燭は見えにくくなり、中には消えちゃった蝋燭もあろう。
で、未来はといえば蝋燭の光など半径一メートルにも満たないので進んで行かないと全く見えない。
未来は不可視であり過去は忘却の彼方に。
とにかく時間というものはなんとなく時間の進む方向に一直線だと信じ込んでいる。
少なくともオイラは。
その常識に囚われていると『メッセージ』の主人公である言語学者ルイーズ・バンクスが冒頭での娘との関わりが過去のものだと思い込んでしまうのだと思う。
『メッセージ』に出てくる異星人は"時制"のない言葉を使いそれは文字にも現れる。
c0022635_21594885.jpg
墨で吹き出されたような円環のシンボル。
これは言葉の文字ではなく、このシンボル自体が文章になっているのだ。
輪っかなので文字の始まりも終わりもない。
この文字が体現するようにこの異星人は過去・現在・未来を同時に知覚できる
c0022635_22041530.jpg
この人みたいな存在なわけだ(笑)。
"言葉は考え方に影響を与える"というサピア=ウォーフの仮説が本作を理解する上での手がかりの一つになっている。
異星人の言語を理解するうちにルイーズは異星人のもつ力を自分のなかにも内包しはじめる。
その異星人の持つ力は劇中では"武器"という剣呑な言い方になっているけど、異星人が3000年後の自分たちを助けてもらうために地球人を進化させるための"鍵"というかやはり劇中でつかわれたように"ギフト(贈り物)"と解釈するのが正しいと思う。
なので地球人であるルイーズが異星人の力を得て、自分が授かる娘の運命を知っていながら娘を産み育てようとする姿勢はやはり納得しがないものだろう。
だからこそ<おそらくそれが理由で>旦那とも別れることになったんだと思う。
町山の解説はこの運命についてであるとか、子を育てることの幸福についても非常に真摯に語っている。
なんかね、本当にまた本作を観返したくなって来たよ。
町山の解説を聴いたらやっぱり本作は傑作映画なんだと思えて来た。
c0022635_22190418.jpg
町山智浩、最近ネットで「ネタバレ」云々で叩かれまくっているようだ。
オイラは町山はどんな映画でもこと”ネタバレ”に関してはかなり慎重に配慮しているように感じるんだが。
オイラは観る映画を事前に顛末まで調べて観ちゃうことがあるので(笑)別にネタバレに関してはあまり気にしたことがない。
もっとも『シックス・センス』みたいな映画でネタバレしちゃうのは論外だけどさ(笑)。
正直町山の解説を聴いてから『メッセージ』を観てたら、ものすごく腑に落ちて幸せな気分になったんじゃないかなと思うんだけどね。
追記:『メッセージ』のパンフレットを買った。
映画を理解する上でかなりのガイドになると思う。
町山智浩の解説もある。

by 16mm | 2017-05-28 22:24 | | Trackback | Comments(2)