2017年 07月 09日 ( 1 )

『メアリと魔女の花』『ライフ』

先週土曜日、心療内科。
パニック・ディスオーダーの症状は治まっている旨を担当医に伝える。
おそらく季節的なもので鼻づまりや息苦しさを感じさせる要因が少ないからとも思われる。
処方されているパキシルも少量になっているのでこのまま様子見ることで同意する。


友人夫婦に星乃珈琲店に連れてってもらってからというもの、割と喫茶店づいている。
普段酒を飲むこともなくなったわけだし、行きつけの喫茶店を見つけるというのも悪くない。
ちょっと集中してなにかするのに丁度いい気分転換になるようだ。
で、歯のメンテでお世話になっている美形で剽軽なドS歯科衛生士女史に教えてもらったコメダ珈琲店に行ってきた。
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星乃珈琲店とは違う感じだが、明るくて落ち着きのある店内。
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モーニングのパンとゆで卵とミックスサンドとブレンドコーヒー。
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で、人気なシロノワール。
う〜ん、クロワッサンのような生地のフワフワな食感のパンの上にソフトクリームがのっていて、さらにシロップをかけて食べるという血糖値ゲキ上がりな逸品(笑)。
これがンマい。
大きさは星乃珈琲店のスフレのの大きさぐらいだと思ったらいいかもしれない。
甘さもクドくないしオイラ好み。
今まで何回かこのコメダ珈琲店に行ったものの、いつも満員で待たなければならなくて断念し続けていたのだ。
やはり昼近くになると混んでるくるようだった。
今後は星乃珈琲店とローテーションで通おうかと思う。


本日日曜日、銭湯に寝湯、ストレッチ、日光浴。
ボイラーか何かの不調か?13時30分まで場内に入れず。
久々に太陽が出てくなかでの日光浴。


『中年スーパーマン左江内氏』
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AmazonでKindle版購入。
ちょっと前に堤真一と小泉今日子でTvドラマ化していたんだが観逃してしまっていた。
演出が『変態仮面』の福田雄一だからBlu-rayが出た暁には観るつもりである。
原作は藤子・F・不二雄で1977年の作品。
今から40年前の作品ながら今読んでも面白い。
40年前といえば、オイラ、漫画家志望で藤子不二雄にファンレターを書き返事をもらって喜んでいた頃だ。
『ドラえもん』や『キテレツ大百科』や『バケルくん』などを読んでいた頃、一方でこんな大人向けも描いていたんだなあ。
その頃の漫画家の底力と多様さは驚異的だよなあ。


『極厚版『軍鶏』 巻之壱』
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AmazonでKindle版購入。
Kindle版はこの巻だけ無料
紙の単行本では持っていた。
この最初の頃は結構すきだったのだが、途中から原作者の作画家が揉めたらしく、後半は作画家主導で描き進められるも非常に残念な展開となり、ガッカリな作品になっちゃった漫画。


『応天の門 7巻』
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平安時代を舞台にした探偵モノである(笑)。
菅原道真がホームズで在原業平がワトソンである。
画の艶っぽさは相変わらず。
読み進めるのが楽しい。


『ホームメイド 1』
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相互に関連する短編の連作といった感じ。
内容は男のオイラには突飛すぎてついていけない(笑)。
が、女性にとってはある種の夢物語として成立するんだろうなと思う。
それよりもオイラにとっては谷川史子の描く手足の長い軽やかの描線の美しさに感じ入っている次第。


『ファブル 既刊10巻』
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Kindle版。
3回目ぐらいの全巻再読。
この凶相とも言える目つきの悪いブサイクが主人公(笑)。
しかし、読んでるとコイツがもう唯一無二の魅力的なキャラクターになり、「兄(あに)さん」と呼びたいぐらい(笑)。
オイラが女だったら「抱いて」というぐらい(笑)。
シリアスともお笑いともつかないような、いや、超シリアスでリアルな物語だ。
特A級の殺し屋が一年間殺しをせずに普通の人間の普通の暮らしをしなくてはならないというのが骨子で、今の所主人公がのファブルが手を下して殺しを行なっているのは第1巻のみ。
殺人マシーンが普通の人間になる。
『ピノキオ』みたいなものだろう。
ただ童話の方のピノキオはうまい話にとびつく愚かなヤツだが、ファブルは社会性や常識は皆無であるも無茶苦茶頭がいい奴なのだ。
ファブルが普通になるというのは社会性を身につけて殺しのための精神構造を低下させる意味合いがあることを作中で宣言されている。
かなり前の巻からの伏線を後の巻で回収したりと構成も見事。
今一番ハマってて面白い漫画だと言える。
色々先読みして展開を考える楽しみのある今時稀有な作品だと思う。


『ど根性ガエルの娘 3』
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AmazonでKindle版購入。
『ど根性ガエル』を描いた吉沢やすみの娘が描く家族という地獄の物語。
言い方は悪いが、『ど根性ガエル』を描いた吉沢やすみはそれしか代表作がないいわゆる一発屋だ。
しかしこの『ど根性ガエル』という作品は時代を経てもそれぞれの時代にあったものを入れこめる非常に良質な器だと言える。
原作漫画が終わったた数年後に二度目のアニメ化がされ、CMのキャラクターに使われ、実写のTVドラマ化もされた。
非常に稀有な作品。
時代を超え続けている作品を持っている作者というものは、誰も持っていない宝石のようなものを見せびらかしているようなものだろう。
時代を超える作品が一つでもあることの重要性というものは描いている人間にしかわからない。
多くの人間はそれ以降の作品が『ど根性ガエル』に及ばないことに対して、いともたやすく”一発屋”のレッテルを貼る。
その”一発屋”というレッテルは『ど根性ガエル』の呪いとなって作者のその家族にまで疲弊をもたらす。
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この手の話はどちらがどう言おうと真相は他人にはわからない。
しかし、この吉沢やすみの娘である大月悠祐子が描く『ど根性ガエルの娘』を読む限りにおいては、大月VS 吉沢家という対立構造になっており、その意味では父親も母親クソだと感じられる。
思うような作品が描けずにギャンブルに熱中して子供の財布から金を抜き取る父親の吉沢やすみ。
それと知っていながら父親側につく母親。
オイラが読んでも反吐がでるほどのクズ親だと思う。
当初この作品はアスキーから出ていたのだが、どういう理由かわからぬが途中で打ち切りとなった。
おそらく家族の再生として丸く幸せな終わり方にしようとした編集者側と作者が対立したんではないかと推測する。
オイラも読んでいてこれが打ち切りになるような漫画だとは思えなかったからね。
その証拠に今掲載の場を提供しているヤングアニマル編集トップの3人一人は羽海野チカと『3月のライオン』を立ち上げた編集者)がそろって『ど根性ガエルの娘』を高く評価して掲載を熱望したからだ。
つまりアスキーの編集者がヘボだったということなんだろうと思う。
作者の大月はこの物語を綺麗事で終わらせることが出来ないという覚悟の上でどのようなことを描こうとしているのか。
単なる両親に対する恨みつらみを描こうとしているとは思えない。


『メアリと魔女の花』
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先週土曜日。
109シネマズ菖蒲。
監督の米林宏昌のこれまでの『借りぐらしのアリエッティ』『思い出のマーニー』の中では一番面白かったと思う。
一番面白かったといっても前2作のオイラの評価が低いからに他ならない。
冒頭、アバンタイトルの動きやアクションなど諸々がすごく良かった。
そういう意味ではツカミはバッチリだったわけだ。
期待できるな、と。
ただそれもアバンを含めたアクションのシークエンスのみ。
多くの人は元スタジオ・ジブリという眼で本作を見て満足したんだろうか?
赤毛ザルと揶揄した男の子に向かって
「私はメアリ・スミスって言うんですぅ」
なんていう自己紹介の仕方を今時やるか。
メアリに話しかけているつもりで顔を向けたら本物の赤毛ザルだったというギャグシーンがあったが、どうにもその緊迫したシーンにそぐわないと感じた。
言うまでもないがこんな演出を宮崎駿も高畑勲もやったことはない。
宮崎も高畑も笑える場面は作るが、その作品のそのシーンの緊張感に準じたものを的確に提示していた。
例えば『天空の城 ラピュタ』の"バルス"のシーンでギャグはいれない。
更に言えば宮崎駿なら本作の冒頭で墜落していった赤毛の魔女がどうやって生き延びたかをきちんと画で説明したろう。
原発事故を明らかに意識した底の浅い展開もあからさますぎて鼻につくことこの上なし。
そもそもそれをやった主要人物がなぜ罰せられない。
早い話がなぜ殺さなかった?
魔法のホウキ小屋の番人ってのが出てくるんだが、どんな状況でもその状況に無関係なセリフしかはかない。
このネズミに似た番人の状況に対する共感性のなさにイラつく。
キャラクターデザインにしても、いまだに宮崎駿タッチのジブリのラインを多少リファインした程度のデザインだ。
これは宮崎駿がやるから生きるデザインで、一から作るのなら監督の感じる現代性を加味してしかるべきではないのか?
そもそもであるが、ジブリ出身者ってなぜ児童文学を下敷きにしたがるのか?
宮崎や高畑が児童文学などと下敷きにしてるのはそれが彼らの幼少期の娯楽だからだ。
オイラだって児童文学ぐらい読んできたけど、それよりも多く漫画を読んできた。
宮崎や高畑の時代には熱中するような漫画がなかっただけのことだよ。
それに宮崎や高畑は完全に児童文学をベースにしているわけではなく、それ以外の莫大な教養の積み重ねがあるわけだよ。
なんか 米林宏昌やプロデューサーの西村義明が児童文学から想を得て、なんてのを聞くと、漫画をベースにするよりも児童文学の方が高尚だから選んでいるんじゃないの?と勘ぐりたくなる。
米林と同世代の他のアニメーションの監督が先進的なことをやっているのに、元ジブリは相変わらず上から目線で自分たちが周回遅れしていることも認識してないんだろうね。
これを宮崎・高畑に自信をもって見せることができる心臓だけは褒めてやろう(笑)。
まあ、なんだ、実写版の小栗旬が主演した『ルパン三世』よりは面白かったと思います(笑)。


『ライフ』
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先週土曜日。
109シネマズ菖蒲。
多少ネタバレあります(笑)。
まあ普通に面白かったかな
本作
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真田広之が出てるんだが、役としては結構オイシイ(笑)。
なんせなんたってポスターのメインにも名前が載っている
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ライアン・レイノルズよりも長く生きてるんだから(笑)。
ライアン・レイノルズと言えば世界一セクシーな男(笑)で
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あの不死身のデップーの中の人だからね(笑)。
デップー、もとい(笑)、ライアン・レイノルズなんて本作の前半の早い段階で死ぬからね(笑)。
後は後半に死体で出てくるぐらい。
出演時間だけだったらポスターのメインにライアン・レイノルズの代わりに真田広之が載ってもいいぐらいだと思うんだがなあ(笑)。
日本人のコメディメーカーとしてではなくちゃんとしたシリアスな役としてまっとうしていてオイラは気持ちが良かったかな。
映画のヴィジュアルとしては非常に観応えがあるが、『ゼロ・グラビティ』を観てると無重力での移動などは真新しさはないかな。
後半の国際宇宙ステーションが壊れていくところは、太陽光パネルが砕けていく感じを含めて良かった。
だったら冒頭で国際宇宙ステーションが危険なミッションとして火星探査機の回収のシークエンスももっと丁寧にどうやって掴み取ったかを描写してくれたらなと思う。
役者の演技や緊迫感などは非常にうまくいっているんだが、全体的に真新しさというかフレッシュさが感じられないというところかな。
ちなみに本作、近頃珍しい感じのバッドエンド、というか非常に皮肉の効いたというかアイロニカルな終わりでありました(笑)。
オススメであります。


今週末は電話回線のNTTからauへの変更工事と歯のメンテナンス。


by 16mm | 2017-07-09 21:17 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Trackback | Comments(2)