2017年 07月 17日 ( 1 )

『カーズ/クロスロード』『銀魂』

先週土曜日、歯の治療とメンテナンス。
右上の歯茎の腫れと左上の虫歯である。
左上の虫歯はいつもの美形で剽軽なドS歯科衛生士女史がチェックで口の中を覗き込んだ時に見つけやがった(笑)。
女史、ニンマリして
「センセ〜、虫歯見つけましたぁ〜」
と密告されて治療されることとなった(笑)。
女史とは甘味処とお互いの血糖値の話をし、先生には戦闘機やら空母やらの剣呑な(笑)話を伺う。


先週土曜日、電話回線をNTTからauの光に変える工事。
一部の機器不良があったものの90分ほどで全部終了。


今週日曜日、銭湯にストレッチ、寝湯、日光浴。


町山智浩のTwitterから
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なんてクリソツな(笑)。
ぜひともスコセッシの監督で観たいものだ。


Twitterでの話。
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オイラはこの航空会社の対応が非常に粋であり素敵だなと思った。
世の中骨壷に収まった遺骨も気味が悪いと言う人もいる。
オイラだってまともにガイコツの形の骨だったら良い気はしないけど、バックに収められて骨壷ともわからないような配慮をされているんだったら何の問題もないだろうと思っている。
他人から見たら遺骨でしかないが、身内にしてみれば自分の家族以外の何物でもない。
その気持ちを慮り共感する態度というものを常に身につけていたいものだ。


『ドミトリーともきんす』
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AmazonでKindle版購入。
ずっと気になっていた本。
しかし、電書づいているオイラは気になる本でも電書でないと買わないようになってしまった。
そんな本がたくさんあるなかで、本書もその一冊であった。
したら電書になってましたよ(笑)。
紙の本が出てから2年半待ったことになる。
で、読んでみた。
まあなんつーか、開いた口が塞がらねーというか(笑)。
よく"多様性"という言葉がつかわれる。
今までにないものが世間に出た時の衝撃を表す言葉とも言える。
"今までに見たことがない作品が大ヒット"
などと。
しかしね、オイラを含めて今まで見たことも感じたこともないような作品に触れた時、だいたいにおいて最初に感じるのは違和感だと思う。
本当に体験したことのないものを自分の血肉にするには時間がかかるものだと。
自分になぞらえば大友克洋を最初に見た時がそうだ。
藤子不二雄でも石井いさみでも安彦良和でもない文脈からでた大友の画に当初好感をもつというより反発の方が大きかったように思う。
なので"今までに見たことがない作品が大ヒット"というのは矛盾しているとしか思えない。
大ヒットしたのはある程度多くの人間が許容するものを持っていたからに他ならない。
多くの場合、"個性的"であるとか"多様性"などの言葉はその実態に対してまったく考えたことのない人間が無責任に言う言葉であり、会社的にも商業的にも本当はそれらをまったく望んでるわけではない。
多種多様で個性的な人間が集まって管理された社会や会社が運営できるはずがないだろう。
なので商業的なものや会社の方針の惹句としての"多様性"なる言葉をオイラは1ミリも信じていないのである。
前段が長くなった。
この『ドミトリーともきんす』であるが、今までの漫画にはない非常に個性的な漫画である。
『DRAGON BALL』や『AKIRA』。
いま売れ筋の漫画が何か分からぬが、それら世間的に楽しまれている漫画を尺度にするとはっきり言えばつまらなく感じるだろう。
だいたい本書のテーマが実在した物理学者達の話をベースに短いセンテンスで描かれているから。
エロもグロもアクションもない(笑)。
いわゆる"How to〜"モノに近いと言えば近いのだが、やっぱりオイラからすると漫画なのだ。
朝永振一郎、牧野富太郎、中谷宇吉郎、湯川秀樹。
教科書のなかにしかいない世界的に有名な科学者たちが非常に身近な存在として感じられるように描かれている。
物理学、量子力学、etc...SF作品のようにも思える。
全体的にものすごく感動的に面白かったんだが、後半部分の「数」のフィクションとノンフィクションの話と、科学と詩の話がすごくすきだ。
これは湯川秀樹の言葉や本からの引用である。
作者の高野文子が硬い数学の世界の人々の内実に触れて、おそらく自分が感動した部分を漫画として再構成したのだと思う。
悪く言えば既存の本の紹介文ということになるんだけど、じゃあこの高野ほどの紹介文を描ける人間が他にいるなら教えて欲しい。
そもそもこの高野の作品はかなり特権的な作品だと言える。
まず物理学者の紹介漫画というざっくりしたテーマで描きたい、またはおもしろく描けると思った人間は高野文子以外にいなかったろう事実。
更に新人漫画家がこれをやりたいと言ってもやらせる編集者はいないという現実。
だれも見たことのないような個性的な漫画というものは読者にウケるかウケないかわからないもので、だいたいにおいて予測できる範囲のテーマでしか編集者は漫画家に漫画を描かせようとしないだろう。
ではなぜ、この超個性的ともいえる本作が世に出たかといえば、紛れもなく作者が高野文子だからだ。
超がつくほどの寡作な漫画家であり、広く大衆ウケする漫画を描いているわけでもない。
しかし、出版社としては売れ筋の漫画が必要であるのと同じぐらい、枠は小さくても芸術的とも文化的とも言える漫画を描く人間も欲している。
売れ行きは小さくても読んだ人間の絶賛の度合いが強い作品。
高野文子の作品というのはその中に入っている
この人ほど絵柄のタッチを常に変えまくって作品を出してきた漫画家を他に知らない。
天才という言葉を安易に使うのが高野を逆に低く貶めるような気もする。
天才少女というかね、努力家の職人というべきか。
さて次作はいつ読めるであろうか(笑)。
それよりも旧作の電書化を是非とも。


『Batman: Gotham by Gaslight』
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AmazonでKindle版購入。
日本語訳がされているわけではないのだが、作画をしたマイク・ミニョーラの画を見たかったから購入。


『ど根性ガエルの娘 1』『ど根性ガエルの娘 2』
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AmazonでKindle版購入。
以前電書でアスキーから出ていたものを購入していたが、とりあえず新装の白泉社版も購入。
巻末の大島永遠の対談が1巻2巻についている。


『猫のお寺の知恩さん(4)』
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AmazonでKindle版購入。
日常にある些細なはずのエロスを的確に描く手腕の見事さ。
この些細なディテールが人によってはフェチとして刻まれるわけだ。
この漫画を読んで自分が忘れていた幼少期のフェチな体験を掘り起こしたよ(笑)。
それが何かは言わないけど(笑)。


『BLUE GIANT SUPREME(2)』
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AmazonでKindle版購入。
異国ドイツで演奏のパートナーを情熱的に探し出す。
この漫画を見てると情熱と努力があればできないことはないように思える。
が、実際はそうではない。
常人がもちえない度を越した情熱とパない努力があればできるんだと思う。


『勝つために戦え!〈監督ゼッキョー篇〉』
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AmazonでKindle版購入。
紙の本ではすでに購入済みであったが電書でも購入した。
まあなんつーか、一種の評論の本であるので俎上にのったスタンリー・キューブリックやエリア・カザンやらに対しては結構辛辣に評していて、それなりに腑に落ちたりもするんだが、自分のことになると客観的なんだか甘々なんだか(笑)。
リドリー・スコットを自分のライバルなんて言ってるけど、おそらく当のリドリー・スコットは押井守なんて歯牙にもかけてないだろうし、名前もしらんかもしれんのに(笑)。
言い訳として自分は絶対に間違ってないと言い切ってる感じがね、微妙に鼻につきますね(笑)。
それでも全体として能書きが面白いのでいいですけど。


『ワンダーウーマン』
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町山智浩の解説を聴いたらすっげえ楽しみ。

女性参政権とのからみとか
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こんなこともあるとか(笑)。
さらにこの『ワンダーウーマン』の原作者の物語も映画化されるらしい。
内容もなんとも悩ましい感じ(笑)。
早く観たいものである。


『カーズ/クロスロード』
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ネタバレあります。
先週土曜日。
109シネマズ菖蒲。
予告編や上の画像からクラッシュするライトニング・マックィーンのイメージが暗くハードな予感を感じ取って期待していた。
サブタイトルの『クロスロード』というのも人生の岐路にあたり、新人の台頭によってトップにい続けることができなくなった者の焦燥を描くんだろうとも思っていた。
新人達の台頭によってライトニング・マックィーンの世代が引退を余儀なくされている。
それを覆す為にライトニング・マックィーンがトレーニングによって返り咲いていこうという話なんだけど、結局、それは不可能であるということがクライマックス手前で分かっちゃう。
分かった時点でマックィーンは引退するべきなんだけど、往生際悪くレースに出場。
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そのレースもマックィーンのトレーナーである若い女の子に途中から自分の代わりに走らせるわけ。
元レーサー志望の女の子なんだけど、レーサーになるという最後の一歩を踏み出せなかったがために夢を諦めざるを得なかったというね。
で、まあ最後にこの女の子が優勝しちゃってトレーナーからレーサーになるという顛末。
レースの終盤でマックィーンが自分のトレーナーの女の子にレースを託して走らせる展開というのは、正直にいうとかなりグっときた。
ちょっと感動的なシーンだと思った。
ただね、こんなレースの途中で走るのが変わるってのはアリなのか?
いくらマックィーンと同じナンバーをつけてるからってさ。
これって、フルマラソンを走ってるのに給水所でゼッケンを付け替えて違う人間が走るようなもんじゃない?
駅伝じゃん、これって。
なんかすげえインチキしてる風にしか思えん。
レースの前の練習でライトニング・マックィーンはトレーナーの女の子に走りで負けてるわけだよ。
だったらさ、そのトレーナーの女の子をマックィーンと偽って最初からレースで走らせるべきだった。
更にそのトレーナーの女の子が優勝したら前半走っていたライトニング・マックィーンも同立一位だと。
さらに更に、マックィーンはその後引退もせずに走り続けると。
なんかやってることがものすごく噴飯ものでこれが正しい主人公のあり方とは思えん。
新人のレーサーはマックィーンを尊敬していて鼓舞するために悪態をついていたのだと思ったんだが、最後まで観たら単なる感じの悪い若造でしかなかったと(笑)。
この若造ってさ、このシリーズ最初のマックィーンみたいであるべきだと思ってたんだけど。
シリーズの第1作は若造のマックィーンに製作者達の思いを託していた筈で、それは自分たち若い世代が古い世代を追い抜いていくも、一定の敬意を払うという風に描いていた。
が、本作は若造は年寄りから見たら無礼で不躾な者達だという風に規定しているんだと思う。
これは本作の製作者達の若い世代へのストレートな恐れなのかな。
なんか全ての展開、全ての登場人物が浅い性格設定に終始していて観終わった感じがオイラはあまり良くなかった。
部分部分で感動的なところはあるものの最後で全て台無しにしたような。
なんとも往生際のわるいヤツだなということでまったく共感できなかった。


『銀魂』
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今週日曜日。
109シネマズ菖蒲。
漫画の原作は読んでないが、TVアニメ版はおもしろく観ていた。
今回の実写版は監督が『変態仮面』の福田 雄一ということでの期待があった。
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それから小栗旬ってすげえな。
演じることへの貪欲さというのは尊敬に値するね。
漫画の原作だろうが直木賞作家の脚本だろうが、分け隔てなく自分の興味をストレートにだしているのが好感が持てる。
ちゃんと銀さんになっていたよ。
ただね
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アニメ版を長く楽しんでいた所為かオイラにとっての銀さんの声って杉田智和の声なんだよ(笑)。

なので小栗旬が全体的にいい演技をしているんだが、声の違和感というのがなんとも拭えず(笑)。
どうせなら小栗の声を過ぎたがアフレコすればよかったのにと思ったりした。
まあそうは言いつつも、映画は劇場で観客の笑いもあり面白かったんだが.............
が。
長すぎる(笑)。
これ130分あるんだよ。
30分切って『変態仮面』と同じぐらいのランニングタイムにすればよかったのだ。
アニメ版もそうだがたまにシリアスな展開もあるんだけど、それはTVの30分の枠のなかでタイトに挿入してるから気にならない。
実写版はシリアスなエピソードもそれなりに力入れちゃってるから時間が長くなっちゃう。
冒頭のエピソードのカブトムシ取りのエピソードのような面白くて下品なネタで押してくれればすげえ傑作になったんだろうな。
予算が多くなると色々詰め込んで頭良さげな部分も出そうといういやらしい気持ちがでてくるんだろうけどね。
せっかく小栗旬が下品にやってるんだから、それを突き詰めて欲しかった。
んで90分ぐらいだったら最高。
惜しかったなあ。

by 16mm | 2017-07-17 20:11 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Trackback | Comments(2)