カテゴリ:映画・Blu-ray・DVDの感想など。( 583 )

『生賴範義 展 THE ILLUSTRATOR』『奥様は、取り扱い注意』『百日紅~MissHOKUSAI~』

先週土曜日、今年初の歯のメンテナンス。
昨年ブリッヂしたところは良好だとのこと。
いつものように美形で剽軽なドS歯科衛生士女史に歯石をとってもらう。


『生賴範義 展 THE ILLUSTRATOR』
昨日日曜日、デブの重い腰をあげてみる(笑)。
普段デブ症、もとい、出不精なので友人知人の付き合いを不義理にしているどころか、自分一人でどっか旅行なり目的もなく遠足することすらしない、オタクな人間だ。
そんな人間でもたまに書を捨てよ町へ出ようという衝動に駆られるのである。
すてるほど書を読んでるわけではないが(笑)。
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上野の森美術館にて『生賴範義 展』。
いかいでか。
生賴範義の名前を意識したのは御多分にもれず
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『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』の国際版のポスター。
生賴の手によるこのポスターヴィジュアルが全世界に展開されたということに感動もしたが、オイラはこのポスターを切っ掛けに生賴の名を知ったので、むしろそれ以降画集や『幻魔大戦』の画などを追っていくにつれ画の力に圧倒されていった。
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画集に挿入されていた自画像のタッチ。
神様みたいな顔だと思った。
無駄な線が全くない画というものに圧倒。
当時中学生だったか?どうしたらこんな画が描けるのか?練習し努力すれば描けるのか?すら考え付かない。
生賴範義の肩書きってだいたい"イラストレーター"だったと思うが、オイラはどちらかというと日本語で言う所の"画家"といった方がしっくりいくと思った。
別に"画家"より"イラストレーター"が下だと言っているわけではない。念の為。
そして生賴範義を追いかけるにつれ、努力しても追いつけないどころか背中すら見えない才能と人の存在があるものなんだという気持ちに落ち着かせた。
なので生賴範義はもう徹底的にその画の力に身を委ねて圧倒されるのを楽しむ事にしたのだ。
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この展覧会、写真撮って良いとのことだったのでカメラ持って行ったのだが、撮影して良いのはポスターとか小説の表紙絵などの所謂印刷物だけ。
やはり原画は撮影不可だった。
当たり前か(笑)。
ただね、小説の表紙だとか映画のポスターなんかもそこそこ大きくは描いているんだけど、生賴が仕事抜きで描いた画も展示されてたんだが、それがどれもこれもバカでかい(笑)。
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↑この画は"破壊される人間"というタイトルの作品。
商業志向の画とは一線を画したというか、この手の生賴のオリジナルの画は展示してある物に関して言えばペシミスティックというか非常に色彩もテーマも重く感じられる。
しかし画そのものは紛れもなく生賴範義のそれだ。
ありきたりの言葉しかでないが圧倒的な画の巧さと自分のイメージを的確に再現できるテクニックを持つものだけが行ける頂き。
それでも生賴範義はそれを頂きとは思っていなかったのだろう。
以下、非常に長く、常識的にはやってはいけない引用(今回の展覧会の図録に掲載された作者の序文。元の出典は『生賴範義 イラストレーション』から)。
それを分かってやってしまうのはこの文章があまりにも素敵すぎて、そして自分を傲慢にしない戒めの言葉として留めておきたいのだ。
"私はおよそ二十五年の間、真正なる画家になろうと務めながら、いまだに半可通な絵描きにとどまる者であり、生活者としてはイラストレーターなる適切な訳語もない言葉で呼ばれて、うしろめたさと恥ずかしさを覚えるものである。ここに集められた作品の殆ど全ては、その生活者が、様々な依頼者の指示の下に制作してきた、おびただしい数の旧作の中から拾い上げられたもので、良くも悪くも、多少の想いのこもるものばかりである。
絵を描くことは肉体労働に他ならぬと考える日銭生活者の私は、仕事が選べるほどに優雅ではない。寄せられる仕事は可能な限り引き受け、依頼者の示す条件を満たすべき作品に仕上げようと努力する。私に描けるか否かは、発注の時点で検討済みであろうし、その期待を裏切るわけにはいかない。主題が何であれ、描けないということは出来ない。生活者の五分の魂にかけて、いかなる主題といえども描き上げねばならない。
それらしく描き上げねばならぬ主題は広範囲にわたる。細胞と宇宙、女体と軍艦、超えた政治家と痩せた狼男、義経とパーマー、三国志と近未来戦争、恐竜と拳銃、ベートーベンと日本赤軍・・・・・・世界の多様性そのままに、主題は脈絡もなく移り変わり、情緒と感覚だけでは処理しきれない。資料の良否が作品の出来具合を決定する。写真、切り抜き、他人の絵、百科事典、週刊誌、専門書に現物のモデル・・・・・・使える資料は可能な限り集めよう。一隻の船、人物の顔一つという主題が単一の場合は、資料の精密さのみが頼りであるが、複数多数の要素を最大限に取り入れねばならぬ時は、遠近法も相対的な事物の大きさも位置関係も敢えて無視しよう。依頼者の指示は、主題、期限は当然として、さらに画面の構成、資料の配分、材質、寸法、用途、果ては色彩の微妙な感じにまで及び、私の受けるべき報酬と充分に匹敵し得るものとなる。
私は肉体労働者であり、作業の全行程を手仕事で進めたい。定規、コンパス、筆、ペン、鉛筆とできるだけ単純、ありきたりな道具を使い、制作中に機械による丸写しや、無機質な絵肌を作ることを好まない。一貫して、眼と手によって画面を支配したい。習練を積むことで手は更にその働きを滑らかにし、女の肌から鋼鉄の輝きに至る無限の諧調を描きわけてくれるだろうし、眼はその手の操作を充分に制御してくれる筈だ。この手と眼に対する絶対信頼は原始的な信仰の如きものであり、過酷な時間との競争、非個性的な作業の連続を耐えさせてくれる。
生活者たる私は、依頼された作品を制作するに当り、主題の事物の裏に展開し得るだろう別な世界に想いを巡らすことなど決してしたくない。形象そのものの改変、異なる世界の構築などという深遠なる大事業は、自由にして真正なる者の作業領分であって、生活者としては資格の欠如の逸脱行為であり、依頼者との即刻決別を意味する。触知し得る外観にのみ視野を限り、事物の形、光と影を描き写すことに今は専念しよう。
依頼者は依頼者のための、絵による解説図を求めるいるのであり、その版図は形象の彼岸にのに拡がっているのだから。"
なんつーか生賴範義がここまで謙虚に徹しているならばオイラなど仕事について文句を言ったり「できません」などというのは論外ということであろう。
この展覧会で原画を見れるのであれば是非確認したいことがあった。
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寺田克也の『絵を描いて生きていく方法?』の中で、生賴範義の原画って絵の具がモリモリに盛られて起伏にとんでいると思ったら、ものすごく平滑だったと。
確かにオイラも確認したが、ものすごくフラット。
寺田が言うにはそれは絵の具をキャンバスに塗る前に彩度と明度のコントロールを完璧にしていて、ほぼ一発で狙った色を置いているということらしい。
オイラも高校の美術の授業、油絵の時間などキャンパス上で絵の具を何回もぬっては色を調整してたっけ。
調整できないけど(笑)。
周りの同級生もだいたい同じように厚塗りになってたっけ。
生賴範義の原画を今回初めて見たわけだが、近づいて見た時は結構筆のタッチが荒々しくおかれてるんだよね。
だけど、絵から離れていくにしたがってそのタッチが精密なディティールとして立ち上がってくるわけ。
今回原画を間近で見れて得るものが色々あった。
リキテックスに埋没せずに残ってる鉛筆のラフ。
ああ、ラフの画と微妙に位置を変えているのだな、とか。
とにかく、怠け者のオイラにしてみれば、オイラごときが傲慢に怠けるべきではないと嫌というほど思い知った。
思い知っても定期的に思い知らないとまた怠けるけど(笑)。
この展覧会では生賴範義デザインの
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『幻魔大戦』のベガを、寺田克也が造形用にデザインして、造形師の竹谷隆之が制作。
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これは撮影可でした。
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いやはやすげえ。
眼福である。
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行けるんならもう一度行きたいものである。
ところで展覧会図録を買った。
2700円。
糸かがり製本だからページが大股びらきで奥まで見えます(笑)。
カバーの裏から、カバーを取った本体の表1表4まで絵がついている。


『コミュニケーション不全症候群』
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AmazonでKindle版購入。
たしか今から25年ぐらい前に単行本で読んだ。
栗本薫の短編小説ぐらいしか読んでなかったかな。
面白かった。
中島梓名義だと山藤章二と組んだエッセイぐらいかな。
面白かった。
で、中島梓名義での社会評論として本書を読んで、むちゃくちゃ衝撃を受けた。
素直に中島梓ってすげえなあ、と。
今の人は知らんだろうが赤ん坊を職場に連れていく是非を巡って林真理子とアグネス・チャンが論争したわけよ。
当時はアグネス・チャンがエラそうに子供を職場であるTV局なりに連れていくことの主張があまりにも高圧的というか、自分の立場を普遍的に考えすぎているというかね。
イケすかねーなー、なんて思ってたわけ。
だからと言ってアグネスの行為に反対していた林真理子にも組したくないわけ(笑)。
林真理子嫌いだから(笑)。
正直に言えば双方の意見のどちらかに強烈な対論があったり、まったく組しない、などという気持ちもない、どっちつかずの状態だったわけよ、オイラは。
この論争って当時結構話題になって、これに関する本なんかも出てた。
読むには読んだんだが、それもなんとなく納得いくようないかないようなものばかりで。
だいたい、インテリ層は林真理子を支持し、フェミニズムな方々がアグネスを支持、みたいな感じだったかな。
今から考えるとあれって論争なんかじゃなく、悪口に言い合い、というか、如何に相手のウィークポイントを突いて優位に立つか、というもののようにも感じられる。
そんなことをオイラが考える前に、上記の論争が終わったあたりに、本書がでてきて目から鱗がボタボタ落ちた(笑)。
「他の存在様式にたいする想像力の欠如」の氾濫。
「この世界にはいろいろさまざまな立場の人間がいる」
本書は上記のようなコミュニケーション不全を修正するためのものではない。
コミュニケーション不全症候群というかたちで私たちは現代という、適応不能が頂点に達した時代に適応しようとしているのではないか、という鋭い提言の本であったのだ。
つまり、傾いた家をまっすぐに立て直して済むのではなく、傾いて斜めになった状態の家に住人が慣れて生活していくのではないか?ということなのだ。
この他にオタクであるとかダイエットや少年愛などを俎上に上げて、これらをコミュニケーション不全症候群の症例として論じている。
繰り返すが本書はコミュニケーション不全症候群を是とも否ともしていない。
そりゃ屈託無く誰とでも和かに関係できるに越したことはないだろうけど。
どちらかというと、自分の変なところに対して自覚的で、それでもその原因が分からないという人なら、気分が軽くなるでしょう。
今読んでも良書であると思う。


『奥様は、取り扱い注意』
ネタバレあります。
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vaioに録画したのを年末年始で鑑賞。
金城一紀の原案脚本という興味で録画していた。
綾瀬はるかが元某国のエージェント(作中で"CIA"という言葉に反応していたので、多分アメリカのアレだろうw)という役回り。
カットは割ってはいるものの、綾瀬はるか、なかなかアクションしてるじゃん。
多分ワイヤーアクション多用でもなかなかできるもんじゃない。
そう言う意味では綾瀬はるかがCIAのエージェントということの説得力はあったと思う。
同じ金城の『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』に比べると、本作は若干コメディよりにしているので、徹頭徹尾シリアスという感じではない。
上手い感じで世界観を作ったなと思う。
それと綾瀬はるかを含めた3人の女性キャストが良かった。
広末涼子と本田翼。
広末主役にしたら結構ディスがあったかもしれんが(笑)、二番手で結構重めの役回りで女優と配役のバランスをとっていると思われる。
広末涼子って、まあ私生活は無茶苦茶なようだが(笑)、華のある女優だねえ。
主役の綾瀬はるかを食ってるとは言わないけど、画面に出た時の雰囲気の支配力がパないと思った。
この二番手の役回りというのが今の広末にとっては嫌味なく受け入れられる感じだし、ポジション的にも美味しいと思う。
よく知らなかった本田翼も良かった。
本作ではコメディメーカー的な役回りだけど、普通に主役も張れる人なんじゃないのかな?
なので女優の脇の二人が非常に贅沢な配役であると思う。
で、観てて面白かったんだけど、観てる側は綾瀬はるかが特Aのエージェントというのはわかるし、事件に彼女が関与していかないと物語が進まないということもわかる。
が、このドラマの世界観で綾瀬はるかは単なる主婦と周りに認識させてるわけじゃん。
それを考えると、事件の起こってる場所にいすぎ(笑)。
単なる主婦ならいちゃいけない状況にいるんだけど、それに対する説得力が希薄なんだ。
説得力がもたせられるようなものではないとは思うけどね。
主婦だから。
それと
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最終回の夫婦の対峙。
住宅地の玄関先。
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サイレンサーを付けてない拳銃。
そして暗転後に発砲。
公安のくせに結構迂闊だと思うんだが(笑)。
この辺ぬかりがあるんじゃないか、金城一紀。
まあ、それはそれとしても、次作も楽しみにしている。


『百日紅~MissHOKUSAI~』
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wowowでの録画視聴。
実は昨年早々に録画していて一度観て感想書き忘れていた(笑)。
で、今年早々に二度観た。
面白かった。
画を描く人間の話なので興味があるんだと思う。
それは本作を作った、原恵一もそうなんだろう。
画を描く以外何もできない人間をものすごく肯定的に描いている。
それと
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ライティングの感じが非常にリアル。
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昼間でも屋内の薄暗い感じ。
太陽光のみの明るさ。
反対に
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昼間の屋外のコントラストのついた鮮やかさ。
本作は"眼に見えないもの"についての映画でもあると思う。
眼に見えない、見たことがない、ものをあたかも見てきたかのように描いてみせる。
本作の葛飾北斎や娘のお栄はそうやって画を描いている。
龍や幽霊は描けても生娘のお栄は春画の男を描くことができない(笑)。
描くことができない、というよりも、描いてもリアルに見えない。
お栄には更にどこがリアルでないかが分からない。
画を描く上での煩悶伝わってくる(笑)。
北斎の末娘でお栄の妹は病弱で眼が見えない。
お栄は自分が見ている情景を言葉で妹に聞かせ、情景を思い描かせる。
想像を喚起することができたなら、世界は闇ではないという希望なのだろう。
非常に良い作品だった。
ウィキペディア見たら葛飾北斎って生涯にかなり頻繁に改号したらしい。
「宗理」「百琳」「戴斗」「為一」「卍」。
なんだ、今更だったが、『無限の住人』の名前って北斎だったのね(笑)。


今週末は心療内科。

by 16mm | 2018-01-08 20:22 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Trackback | Comments(2)

シネマランキング2017

大晦日である。


先週金曜日、ヘアカット&ヘアカラー。
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髪の毛をブリーチして分けたらドナルド・トランプに似てると美容室中で大爆笑の巻(笑)。
オイラも調子に乗って顔を作ったんだが、似てるんだか似てないんだか(笑)。
年の終わりに笑いが取れてまんぞくであった。


で、今年もオイラの映画のベスト10を公開する。
因みに今年観た最後の映画は『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』とあいなった。
今年観た映画はDVDやBlu-rayを含めて初見のものは54本。
その中にはTVドラマも入っているという独自ルール(笑)。
再見したものは入っていない。
昨年が35本だったのでかなり増量した模様。
実際面白い映画が多かった気もする。
今年の心残りは『ドリーム』が観れなかったことかな。
来年観れば来年のベストにはるかもしれんな。
で、このベスト10だが、一応今年初見で観たものということで、劇場公開年が今年でないものもランキングに入っていることをお断りしておきます。
したがって資料的価値はまったくない(笑)。

では以下。

●ベスト10
1. 『葛城事件』
2.『龍の歯医者』
3.『メッセージ』
4.『LOGAN/ローガン』
5.『ブレードランナー 2049』
6.『ザ・コンサルタント』
7.『パッセンジャー』
8.『沈黙-サイレンス-』
9.『新感染 ファイナル・エクスプレス』
10.『スポットライト 世紀のスクープ』


●ワースト
『散歩する侵略者』
『ひるね姫〜知らないワタシの物語〜』
『無限の住人』


●選外
『3月のライオン』
『スノーデン』
『本能寺ホテル』
『マッドマックス フューリー・ロード ブラック&クロームエディション』
『愛を読むひと』
『日本アニメ(ーター)見本市資料集Vol.2 「旅のロボからの歩き方?」』
『ラ・ラ・ランド』
『マグニフィセント・セブン』
『サバイバルファミリー』
『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』
『モアナと伝説の海』
『ゴースト・イン・ザ・シェル』
『ムーンライト』
『キングコング:髑髏島の巨神』
『スプリット』
『美女と野獣』
『ハクソー・リッジ』
『光』
『パトリオット・デイ』
『カーズ/クロスロード』
『銀魂』
『メアリと魔女の花』
『ライフ』
『ワンダーウーマン』
『藁の楯』
『ベイビー・ドライバー』
『関ヶ原』
『22年目の告白―私が殺人犯です―』
『エイリアン:コヴェナント』
『ダンケルク』
『スキップ・トレース』
『アトミック・ブロンド』
『アウトレイジ 最終章』
『亜人』
『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』
『ゲット・アウト』
『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』
『DESTINY 鎌倉ものがたり』
『鋼の錬金術師』
『おそ松さん』
『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』



●選評
ベストテンなら結構余裕かなと思ったが、やっぱり10個じゃ足りなかった(笑)。
『3月のライオン』『エイリアン:コヴェナント』『ダンケルク』『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』『22年目の告白―私が殺人犯です―』は落とさざるを得なかった。
ワーストは二度と観ねーし、できるならカネ返せと切に願う3本。
ワーストもこの他に『鋼の錬金術師』『DESTINY 鎌倉ものがたり』があるんだが、『DESTINY 鎌倉ものがたり』などは高畑充希がよかったりするので(笑)。


1. 『葛城事件』
一昨年の作品で劇場で観なかった事を非常に後悔している。
死刑制度に対する獄中結婚というものの欺瞞がラストで強烈な印象を植えつけた。
死刑制度反対の人や獄中結婚する人側の言い分もあるだろうけど、オイラはクライマックスの田中麗奈とのやりとりでの三浦友和の言葉に溜飲が下がった。
見事な傑作だと思う。

2.『龍の歯医者』
死を意識することをテーマにおいたような作品。
デザイン、世界観、エンタテインメント、全てにおいて完璧にみえた。
主演女優も非常に魅力的であったのに、おそらく続編は作られないだろうな。

3.『メッセージ』
一種の進化に対する啓示を科学として解明する試み。
もし未来を見通せた場合、悲しい出来事が待ち受けているとわかっていてもその運命を享受できるのか?
その点において、本作は女性を力強い存在として描いている。

4.『LOGAN/ローガン』
トランプ政権下のポピュリズムと荒唐無稽なミュータントが住む世界観。
とてつもない終末感を意識させつつ、ラストで希望を描いている。
この希望の描き方が欺瞞であっても、それにすがりたい気持ちにさせる。
傑作であると思う。

5.『ブレードランナー 2049』
監督が『メッセージ』のドゥニ・ヴィルヌーヴ。
この監督の作品、他に『ボーダーライン』も観てるけどハズレなし。
今後ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督作は無条件に観る事だろう。

6.『ザ・コンサルタント』
本作も劇場で観逃した。
これは主演俳優のベン・アフレックを信頼していなかったからだ(笑)。
提示された要素を最後まで使い切った上で綺麗に風呂敷を畳んでいる。
自閉症をポジティブに捉える一役を担っていると思う。
楽観的かもしれんが、それでもこのような切り口でなおかつエンターテインメントとして成立させているのがすばらしい。

7.『パッセンジャー』
非常に残酷な物語だとも思うが、客観的に見れば二人だけのロマンティックな世界という事になろう。
本当にその二人が愛し合っていたなら、だが。

8.『沈黙-サイレンス-』
内容もさることながら御年75歳になるマーティン・スコセッシが外国の、日本の時代劇を完璧に作った事が衝撃的なことである。
如何にスコセッシがこの遠藤周作の原作に思い入れていたか。
石の世界と泥濘の世界。
湿度を一つのキーにして原作の持つテーマを浮き彫りにする。
本作はスコセッシが日本人に出した宿題としてオイラは何度も観ると思う。

9.『新感染 ファイナル・エクスプレス』
ゾンビもののジャンル映画だとバカにしてたら、最後に感動するとは(笑)。
登場人物たちの性格造形や列車のなかでの攻防など、ものすごく緻密に作られた傑作。

10.『スポットライト 世紀のスクープ』
レビューを読んでの鑑賞だったが、とにかく緊張感のある作品。
これはキリスト教文化圏の話だからという限定したもではない。
子供に対してどんなに優しく穏やかに接しようが大人の存在は高圧的なものを含んでいる。
子供の言ったことと立派な人格者の大人の言ったことのどちらを大人は信じるのか?
それを意識的か無意識的かに利用して悪辣なレイプを子供にしかける人格者な大人。
世界中のどんな社会にでもある恐ろしい話だと思う。


今年もあと僅か。
年末恒例の『紅白』も『ガキ使』もなんとなく観る気がせず。
今、NHKのBSで昼間から黒澤明の5作品をやっていて、それを録画しているところである。
年末年始はそれを観ようかな。

ではみなさん、良いお年を。
来年もよろしくお願いします。

by 16mm | 2017-12-31 19:52 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Trackback | Comments(2)

『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』『町山智浩の映画ムダ話69 "スター・ウォーズ 最後のジェダイ"』

先週はインフルエンザB型にかかっちゃってまるまる一週間自宅軟禁(笑)。
以前と同様にタミフルを服用したんだが、前ほど劇的に効かなんだ。
熱は38.5度ぐらい。脚の脹脛が痛かったのと喉の痛みには難儀した。
で、鼻づまりからまたぞろ窒息感のパニック・ディスオーダーが鎌首をもたげてきた。
最近はあまり気にならなくなっていたのだが、風邪やインフルで鼻にくるとやっぱりパニック・ディスオーダーが出てくるなあ。
いくら軽めの症状とはいえパニック・ディスオーダーの完治は難しいもんだね。


というわけで、鼻づまりで寝てられない時はパソコンの前でボーっとしていた。
その間に年賀状の宛名を全て終わらせる。
ここ数年、この時期に年賀状がすべて完了するなんてことなかったからなあ(笑)。
まあ出す数が圧倒的に少ないということもあるのだが(笑)。


vaioをwin7からwin10に。
無料でのアップグレードがまだ存在していて、それが今年いっぱいだと最近知った次第(笑)。
有料のソフトは問題なくwin10に移行できた。
もともとTV視聴でしか使ってないからなあ。


本日Amazonで間違って購入したPCのメモリーの返品手続きをコンビニにしにいった。


昨日土曜日、銭湯。
ほぼ一週間ぶりの入浴、岩盤浴、ストレッチ、ジェットバス。
椅子でウトウトしながら4時間ぐらい居座る(笑)。
備え付けの体重計にのってみた。
多少やつれているかと思いきや、体重が一ミリも減ってねえ(笑)。


『赤狩り THE RED RAT IN HOLLYWOOD(1)』
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AmazonでKindle版購入。
このような漫画が連載されているのを最近知った。
最近で言えば『昭和天皇物語(1)』と同じ箱に入るようなものだと思う。
小学館のビッグ誌系、攻めてるなあ。
オイラはこの"赤狩り"については詳しくないものの関心はあるのだ。
ものすごく単純な話なのだが、当局の密告屋だった
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ロナルド・レーガンや
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ウォルト・ディズニーに対して、同じような密告屋になっちゃった
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エリア・カザンに対するアメリカ人達の扱いが酷いと思うんだが。
密告屋のヘボ役者だっが人間が大統領。
密告屋なのに全世界から愛されるキャラクターとテーマパークを作ったレイシスト。
すくなくとも上記二人が許されているように見えるのに、エリア・カザンに対しては執拗なまでに"密告屋""裏切り者"のレッテルを焼き付け、晩年のアカデミー賞名誉賞の授与時の異様なムードをアメリカ映画界は作っていた。
カザンがダメなのになぜディズニーは許されるのか?
ピクサーや『スター・ウォーズ』の冠に"ディズニー"がついていることに怒りを感じる映画人はいないのは何故なのか?
このあたりのアメリカ人のメンタリティーが正直わからない。
本作にはまだエリア・カザンは出てきてない。
あの時代がどういうものであったのか。
興味はつきない。


『青沼さんちの犬は腹黒だ うちの犬にはもうだまされない 』
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AmazonでKindle版購入。
作者の"犬"シリーズの最新作。
作者の家族と犬との生活模様が面白くて読み続けている。


『毎日かあさん14 卒母編』
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AmazonでKindle版購入。
本巻で最終巻。
家族をネタにして本当に面白い漫画を描いてきたのは紛れもなくサイバラの才能。
筆舌に尽くしがたいような事態さえも笑いで乗り越えてきた。
その点については頭がさがる思いである。


動画検査のための備忘録@舘野仁美
元スタジオ・ジブリの舘野仁美のTwitterが面白い。
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業界全体の問題だと思うのだが、所謂"動画"というパートが"原画"になるまでの腰掛という意識をまず払拭するべきだと思うんだが。
極論を言えば原画の単価を下げてでも動画の単価を上げる。
金だけもってく監督やプロデューサーのギャラを下げたっていい。
なぜなら、我々観客が観る画というのは"動画"のパートが描いた線なんだから。
"動画"がクオリティーの最終品質を握っているといっても過言ではないと思ってる。


‏The Elegant Moves Of Adam Driver

江頭2:50か(笑)。


『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』
『町山智浩の映画ムダ話69 "スター・ウォーズ 最後のジェダイ"』
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ネタバレあります。
先々週金曜日、109シネマズ菖蒲。
2DIMAX版。
おそらくこの映画観てインフルエンザを貰ったんだと思う(笑)。
まあそれはともかく、本作についてだが上映初日に勇んで駆けつけての鑑賞であったのだが、正直、
なんじゃコリャ?
ってな感じだったよ(笑)。
この"なんじゃコリャ?"ってのは、観るのは一度きりでいいな、Blu-rayも買わなくていいかも、ってなもんだ。
オイラが何故こう思ったかというと、前作の『フォースの覚醒』から丸投げされていた疑問に一切応えてくれてないと感じたからだ。
まずルークのライトセーバー。
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『フォースの覚醒』で出てきた『帝国の逆襲』でルークの右手もろとも紛失したはずの青いライトセーバーがなぜマズ・カナタのところにあったのか?
本作でマズはなんかよくわからん労使間交渉とかで撃ち合いをやっててまったく説明責任を果たさない(笑)。
オイラとしてはこのライトセーバーにこそ物語の鍵があると思い込んでいたんだが。
それについてまったく説明しないどころか、映画の冒頭、レイに差し出されたライトセーバーを事も投げに放り投げ、捨てるルーク。
更にそのライトセイバー、物語中盤でぶっ壊れる(笑)。
本シリーズのどこに思い入れるかは人それぞれだろうけど、オイラにとっては『スター・ウォーズ』といえば
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ライトセーバーなんだよ。
それを何故本作は敬意をもって扱わないのか。
ルーク役のマーク・ハミルが本作の監督のライアン・ジョンソンに
「君が書いたルークの話は1から10まで俺は納得できないけど、ベストは尽くすよ」
と言ったらしい。
せーから、前作のレイのイメージで出てきた
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カイロ・レンのレン騎士団。
こいつら出てきてない上に説明なし。
オイラは前作で唐突に出てきた設定について本作は応えてくれるもんだと思ってたわけなんだが、それは間違いか?
挙げ句の果てに前作でミステリアスに出現した
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スノークは、正体がなんだか明かされる事なく胴体真っ二つですわ(笑)。
次作での悪役どうすんの(笑)。
本シリーズの最強のラスボスだと思っていたのに(笑)。
残ってるのは
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厨二ヤローと
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役立たずの軍人だよ(笑)。
どーすんだい。
正直さ公開される前のネットのヨタ話を読んでた方が5億倍面白かったよ。
レイの親の話がまことしやかに関係者の話として出てたり、スノークの正体が語られたり、ルークとレイの元にカイロ・レンの刺客が来たりとか、ルークとレイが闇落ちするとか。
本作で出てきた
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ローラ・ダーン扮するホルド中将がレイアと対立して
「このベイダーの娘が」
と吐き捨てるシーンがあるとかとも言われていた。
が、これら全部ガセでした(笑)。
オイラのような感想を持った者も一定数いたらしく
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こんな有様になっていた。
宇多丸の本作評も割と酷評で、ラジオを聴いてたらオイラ以上にツッコんだ部分を解説していた。
オイラが宇多丸と唯一意見が違ったところは
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ローズが可愛いじゃねーかと思ってるところである(笑)。
で、本作は駄作認定だなと思っていたところに町山智浩のTwitter。
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"ジェダイというエリートの寡頭政治は失敗した。これは普通の人々の物語だ。"
......
情けないことに、町山のこの言葉でオイラが駄作認定していた気持ちが持って行かれた(笑)。
たしかに町山の言う"普通の人々"をテーマにした萌芽は本作からではなく、スピンオフの『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』からあった。
ただオイラは件の『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』もあまり面白いと感じていない。
町山が提示した見方で考えれば、本作は非常に野心的な試みで作られた作品であったのだなと納得がいった。
本作の製作者たちは、オイラがこだわっていたライトセイバーやキャラクターの出自などは、こだわるほとのことではない些細な問題としてかたづけているように感じられる。
町山の評を聴くとそう感じられる。
たしかに町山の評は説得力があるんだが、それでもオイラの心情的な部分で釈然とできていない。
本作の最後までオーガナ将軍が生きてるけど、次作はどうすんだ?
やろうとし、達成したであろう志には町山の評で納得できた。
しかし、物語の作り方が雑であることは否めないと思う。
非常に悩ましい作品になってしまった。

by 16mm | 2017-12-24 22:03 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Trackback | Comments(2)

『DESTINY 鎌倉ものがたり』

本日日曜日、銭湯に赤外線サウナ、ストレッチ。
いつも首回りのストレッチばかりだったので、肩周りもやってみたら思いの外できないことが発覚(笑)。
肩を回すのがこんなにキツくて続かないとは(笑)。
今後継続する。


メモリーのしくじり(笑)
恥ずかしながらオイラ、中学生から大学生までの10年間を学業で英語を習ってきたにも関わらず、そして中学生の一時期東大卒の通産官僚で人間的にヤなヤローな男のところにヨメにいった英語教師の嫌味なおばはんに家庭教師をしてもらったにも関わらず、簡単な英語すら読解できないということが判明いたしました(笑)。
ことの起こりはオイラのメインマシンであるiMac (21.5-inch, Late 2009)が調子悪い、と。
Photoshopで少々重いフィルターをかけるとアプリごと落ちてそれ以降進まない、と。
それは現状の8Gのメモリー構成では新しいバージョンのOSや新しいバージョンのアプリに対応できないから、と判断して8Gのメモリーを二枚新たに突っ込んで16Gにしてしまえば問題解決だ(笑)。
と、オイラのゴーストが囁きました(笑)。
で、Amazonで8G×2枚を14,980円で購入しました。
レビューでもかなり高評価なメモリーである。
意気揚々とiMacのメモリーが格納されている蓋を外します。
中に埃だらけの2Gのメモリーが4つ。
全部外して「オマエら2Gなんぞ金輪際用無しやあ、ボケェ」と2Gのメモリーをぞんざいに放り投げます。
んで、スーパーエリートな8Bメモリー様を二つスロットに押し込んで起動スイッチオン。
ブー・ブー・ブー ブー・ブー・ブー・ ........
警告音が3回づつ繰り返されます。
iPadで検索してみたらメモリー関連の異常である、と。
「ああ、そっか。埃を丁寧に払ってなかったっけ。いけないいけない」
と、エアダスターでスロットの埃を払ったのち、メモリーを付け替えて再起動。
ブー・ブー・ブー ブー・ブー・ブー・ ........
......
な、なにぃ?
続いてPRAMクリアやらをやってみるも警告音から先に進まず。
仕方なくぞんざいにホーチしていた2Gのメモリーを入れ直す
普通に起動する。
グウウウウウウ。
不良品をつかまされたか。
発売元にコーギしてやる、街宣してやる、考えつくかぎりの厨二な嫌がらせをしてやる。
と、その前に、14,980円もしたんだから交換か返品に応じさせよう。
発売元にメールをするにあたり、送られてきたメモリーのスペックと自分のマシンの概要を再度てらしてみました。
Appleのメモリーのアップグレードの手順のサイトを再確認。
「おや?」
なんとなく読み飛ばしていた能書きをきちんと翻訳サイトで翻訳してみました。
"For iMac (Late 2009), you can use 2GB or 4GB RAM SO-DIMMs of 1066MHz DDR3 SDRAM in each slot. "
「iMac(Late 2009)では、各スロットに1066MHz DDR3 SDRAMの2GBまたは4GBのRAM SO-DIMMを使用できます。」
つまり、なんだ、スロットには2Gか4Gのメモリしか差しちゃダメって書いてあるがな(笑)。
これってオイラの確認ミスじゃん(笑)。
自己責任の最たるもんじゃん(笑)。
オイラのゴーストも英語読めねえ(笑)。
ああ、なんということでしょう(笑)。
しかも、スロットの埃を払ったら元の2G×4のメモリーでもPhotoshopが落ちなくなってやんの(笑)。
これの落とし所は、簡単な英語も読めずに14,980円を無駄にした、ではなく、パソコンに埃は大敵よね、という前者に目を瞑って記憶と経験から抹殺する努力をすることにいたしました(笑)。


『天国ニョーボ 1』
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AmazonでKindle版購入。
購入といってもキャンペーン期間中だったので0円(現在はキャンペーン終了)。
作者のヨメの話のネタはモーニング誌掲載時は楽しんで読んでいた。
作者の愛妻家がわかる微笑ましいものだった。
その奥さんが鬼籍に入られたということを割と最近知った。
本作は奥さんが死んだことを前提に、作品で生き返らせている。
これは自分には合わない内容だと思った。
続巻は読まないだろう。


『ザ・ファブル(12)』
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AmazonでKindle版購入。
宇津帆(うつぼ)編が全部入ると思ったら、掲載誌を読んでいない人には非常にストレスのある終わり方をしている(笑)。
とにかくなにより本巻のファブルが無茶苦茶カッコいい。
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宇津帆(うつぼ)の仕掛けた罠を軽々と躱し、冷静にヨウコに指示をだす。
「〜時の方向」っていうよくあるセリフだがものすごくカッコよく感じられる。
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このさあ、ファブルが初めてヒナを抱きとめるのが本当に絶体絶命のタイミング。
コレはホレるよな(笑)。
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それまでのリハビリじゃヒナがコケるままにしていたのに(笑)、この言い草(笑)。
カッチョいい。
"王子"ぢゃねーかよ(笑)。
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ファブル、すげえ優しいヤツじゃねーか(笑)。
凶相のくせに(笑)。
本当にすげえ。
男が惚れる男だわ。


『新婚よそじのメシ事情』
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AmazonでKindle版購入。
まったく知らない作者の作品をジャケ買い。
端正で可愛い絵柄で新婚の漫画家夫婦(ヨメも漫画家)の食に関するテーマ。
この手の本は色々出ていて玉石混合なんだろうけどあまりハズレを引いたことはないかなあ。
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作中では雑メシ扱いされているが、このお茶漬けパスタ、美味そうに感じるんだが(笑)。


『おっぱいがほしい!―男の子育て日記―』
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AmazonでKindle版購入。
待ってた甲斐があったってもんだ。
週刊新潮誌連載時から読んでいて紙の本では半年ぐらい前にでていて、電書版がでないかなとやきもきしていて、やっとKindle版が出てくれた。
樋口毅宏って、読んでないけど『タモリ論』を書いた人。
さらにこのコラムの挿絵を
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敬愛する町山智浩画伯がされている(笑)。
画伯ぅぅぅぅぅぅぅ(笑)。
本書のタイトルである『おっぱいがほしい!』ってのは必ずしもセクシャルな意味ではない。
東大卒の美人弁護士
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三輪記子(みわふさこ)の旦那である樋口毅宏が主夫をして子育て家事と嫁へのセックスでの奉仕がセキララに笑えるほど愉快に書かれている。
父親である樋口が毎日子供の世話を愛情込めてやっていても、家事や育児にあまり積極的でない母親のおっぱいに息子がとられてしまう理不尽。
ああ、父親の自分にもおっぱいがあったなら完璧なのに(笑)。
その「おっぱいがほしい!」という切実な叫びなのである(笑)。
本書、はっきり言って世の男はみんな読んだ方がいいと思う。
いや、主夫になったり育児や家事を全面的に男といえども協力しろというわけではない。
子育てや家事、世間との接点が持てないつらさ、主婦というものが世間的な評価が低いということを、女性からでなく男からの目線で綴った体験記なのだ。
子育てや家事に対する無理解というのは主婦なら旦那、主夫なら嫁に発生することがらなのだ。
主夫だからといって嫁である女性が家事育児に理解が及ぶとはかぎらないのだ。
男でも女でもやってみなければ家事や育児の辛さは絶対にわからない、ということを本書は笑いとともに認識させる。
コレ、マジに良書だよ。
主婦や主夫がどんな気持ちでやっているかというのをパートナーは認識するだけでいいと思う。
それだけで無神経な言動や態度が減ると思うから。
それと、まあこれは本書を額面通り間に受けるつもりではないが、ヤリマンな女性もいいなと思ったよ(笑)。


『ママだって、人間』
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AmazonでKindle版購入。
『おっぱいがほしい!―男の子育て日記―』のなかでオススメされていた本。
絵柄が微妙にオイラの好みではないのだが、女性のメンタルを真面目に考える良書と言える。
本書に出てくるメンタル面の話って仲の良いと言われる夫婦でも語られることはないと思う。
あまりにも身も蓋もなく赤裸々だから。
ある種の客観的な事実としてこの本に描かれている情報を少なくとも男は取り入れていた方がいいと思うのだ。
樋口の本も本書もそうなんだけど、夫婦間でも神経を使って付き合うべきだということで、そのどの辺に気を使うべきかという部分での方向性をしめしてくれていると思うのだ。
少なくとも男はね、読んだ方がいいと思うけど、本当に読んだ方がいいような無神経な男はだいたいこういう本を読まないんだよなあ。


『DESTINY 鎌倉ものがたり』
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ネタバレありです。
先週土曜日、109シネマズ菖蒲。
予告編でなんとなく知っていたもののあまり食指が動かず。
それでもあまり観たい映画もないので、という感じの本作のチョイス。
監督が山崎貴だし、まあ一定の面白さはそこそこ担保されるのはmaybeだろう。
それでも溜まったポイントを使っての鑑賞で実害を減らすリスクコントロールをした(笑)。
オイラ、TV観ないもんだから分からなかったが、
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高畑充希って可愛いじゃん(笑)。
瞳が大きくて、おそらくコメディエンヌの才能もありそうじゃん。
とにかくオイラにとって本作は高畑充希を眺めるためだけの時間だったわけよ(笑)。
本作は西岸良平の『鎌倉ものがたり』という作品を下敷きにしているようだがオイラはそれを読んでいない。
監督の山崎貴とは『三丁目の夕日』シリーズでの繋がりで、山崎はよっぽど西岸良平がすきなんだろうな。
映画は鎌倉という土地を現世とあの世が混在する場所としている。
この辺りは原作を踏襲しているようだ。
で、本作で描写されるあの世というのが
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こんなヴィジュアルなんですわ(笑)。
『千と千尋の神隠し』とか『アバター』とか『銀河鉄道999』とかを色々足しまくってるような(笑)。
小賢しいことにこのヴィジュアルって一定のものではなく、そこに住む人たちの眼にはまったく違うヴィジュアルが展開されている、なんて言ってるのよ。
つまり、これ以外の情景もこの世界は内包してるので観てる観客のお前らの想像力に任せるよ、なんて言われてる感じ(笑)。
パクリっつーかさ、オイラから見ると設定を軽くしてるようにしか見えんのよ。
あの世をデザインするってのはさ、究極とも言える想像力の世界だと思う。
そういう意味では『千と千尋の神隠し』での海の上を走る電車ってはの相当にすごかったんだよね。
宮崎駿の脳みその一端を覗くことができた至福だった。
このあの世を明確にデザインできないなら本作を作る意味なかったんじゃないのかね。
一応上のヴィジュアルはあの世の風景なんだけど、本作で現世と言われる鎌倉も相当変なんだよね。
昔風の車が走ってるんだけど"100均"だとかの名称が出てくる。
この現世の鎌倉も実は"あの世"の一端なのかなという想像をすると、ものすごい構造をもった物語だよなと思うんだけど、そこの部分は掘り下げないからオイラの思い過ごしなのだろう。
更にいうと
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この主人公の二人の夫婦。
前世からずっと必ず巡り合って結ばれる運命(DESTINY )の二人なんだと。
この高畑充希に横恋慕した魔物がわざわざ二人の生まれを操作して年齢差をだしたのにも関わらず、それでも結びついた二人。
でね、運命の二人のラブロマンスでありながら、この二人からエロスどころかセックスの雰囲気が全くでない。
いや、原作通りなのかもしれないけど、オイラはこんな仲の良い友達というか、仲の良い兄妹のような関係の結びつきで運命(DESTINY )などと言われても納得できない。
セックスシーンを作れというわけではない。
官能的なエロスの雰囲気はセックスシーン抜きだってできるんだよ。
夫婦となることの結びつきである以上、それはラブロマンスの雰囲気は出すべきで、それが描かれていないのは片手落ちでしかないと思う。
高畑充希をキャスティングして濡れ場というのは不可能なのかもしれんが、オイラはどうにも納得できる映画ではなかったと思う。
山崎貴は意識的に多ジャンルの映画を作り続けているんだと思う。
その意気やよし。
本作もおそらく山崎貴の名前の信用だろう、結構客は入っていた。
数回に一度こういう映画も撮りたいだろうが、次回は『リターナー』のようなSF映画を撮ってもらいたい。


今週末は『スターウォーズ』だけど、予約いっぱいで観れるかなあ(笑)。


今週末は歯のメンテナンス。

by 16mm | 2017-12-10 21:25 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Trackback | Comments(2)

『鋼の錬金術師』

先週土曜日、歯の治療。
左上の取れた人工歯(笑)を先生にスーパーボンドで付けてもらう。
で、いつものように美形で剽軽なドS歯科衛生士女史に歯石をとってもらう。
今だに血糖値を気にして甘いものを我慢しているという女史。
そのストイックさに敬意を表し
「昨日チョコレート食べてたら取れた歯が少し欠けちゃってさあ」
とオイラがいうと、オイラの欠けちゃった歯よりもチョコレートに反応してギリギリと唇を噛み締めて
「ムカつく」
と、言われた(笑)。
先生が最近レンズ購入。
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コシナ フォクトレンダー NOKTON 40mm F1.2 Aspherical VM
ライカM10に装着した状態で待ち時間にいじらせてもらう。
大口径なのに思いのほかコンパクトな印象。
円形絞りで非常にやわらかなボケ方。
ものすごく好みで購買欲がでたんだが、この手の標準レンズ、オイラ3本ぐらい持っててそれの全部が好みで4番打者なんだな(笑)。
どんなに良いレンズだって50mmは50mmだからおんなじ焦点距離を持って歩くことはそうそうないしねえ。
とはいえ、件の先生だって同じような焦点距離のレンズを何十本も持っているんだが(笑)。
次回が今年最後の治療&メンテナンスであるとのこと。


本日日曜日、銭湯で久々に岩盤浴でストレッチ。
キャンペーン期間とのことで通常料金で60分のところを90分岩盤浴ができるとのことだったが、そんなに滞在できず60分で退散してきた。


同性婚 賛成意見 ニュージーランド【Same-sex marriage agreeable opinion】

Twitterで知ったんだが、こんなスピーチがあったとは。
2013年のニュージーランドでのスピーチだそうな。
オイラは恥ずかしながら先日まで知らなんだよ。
対立派に対してダイレクトな批判をせず、説得力のある言葉と喩え話のユーモア。
教養と人間性のなせる技。
こういうデッカい人間になりてえなあ(笑)。


メインで使っているMacintoshが非常に調子悪い。
Photoshopでちょっとばかりレイヤーを積みすぎたりスマートオブジェクトを使おうものなら問答無用でソフトが落ちちゃう。
もう10年ぐらいは使っているマシンであるので色々限界か。
壊れずに動いているだけでも良しとするべきだが、貧乏性なので壊れないから次が買えない(笑)。
いや、買うとなったら色々出費で頭が痛いんだが、メインでやってるPhotoshop作業がまともにできないのがストレスになっておる。
次はMacintoshも色々使いづらくなってきたし高いし、windowsに鞍替えするかなと考えている。


東京コミコン:留之助ブース、いい感じで初日を迎えました
We have started the first opening day peacefully @ Tokyo Comic Convention

行く機会がないけどこういう映像観てると行ってみたくなるなあ。
留ブラの実物も見てみたいよねえ。


『おんなの窓 6』
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AmazonでKindle版購入。
この面白さって作者とオイラが同世代であるという部分の共感であるな(笑)。
それを客観的になって面白さを抽出できるのが作者の特殊能力だと思う。


『猫のお寺の知恩さん(5)』
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AmazonでKindle版購入。
非常に端正な描線が好きで読んでいる。
内容は...通常"いちに"で終わることを、その1と2の間を際限なく細かく割っていくようなエピソードの連なりになっている。
なので物語がものすごく微妙にしか進まない(笑)。
最近こういう物語進行って増えてる感じがするなあ。


本日カメラ店に年賀状を発注。
オイラにしてはものすごく早い時期の発注。
絵柄がものすごく手抜きだからである(笑)。


『鋼の錬金術師』
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ネタバレなしです。
先週土曜日、109シネマズ菖蒲。
2DIMAX版。
まず前段としてオイラは荒川弘の原作を読んでいない。
オイラにとって荒川弘は
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『百姓貴族』だけで十分楽しませてもらってると思ってる。
絵柄も内容もすばらしい。
卓越したユーモアと教養が絶妙で大好きだ。
一方で同じ作者の『アルスラーン戦記 』と『鋼の錬金術師 』の1巻づつを読んだんだが、どちらもオイラに合わなかったので読み進めてはいない。
理由は簡単でどちらも作品の世界観をヴィジュアルで表現しようという気が作者に希薄であると認識したからだ。
これはまったくもってオイラの好みなのであるが、世界観の構築をキャラクターや文字で表現するのではなく、描画してもらいたいと思っているからだ。
荒川の『アルスラーン戦記 』と『鋼の錬金術師 』は背景画に関してはスカスカな印象でオイラなどはその世界観に入り込めないのだ。
読んだ人は読み進めれば世界観の深さと内容に感動するとおっしゃるのだが、特に『鋼の錬金術師 』のようなどこの国でもない架空の世界ならなおのことヴィジュアルで楽しみたいと思っているのだ、オイラは。
なので作品が持つ内容に触れることができない以上、楽しむための優先順位が間違っているのかもしれないが、この性格は治らんだろうなあ。
で、この映画の監督である曽利文彦であるが、この監督はなんといっても
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『ピンポン』だ。
これも原作を読んでいないんだが、友人chataさんにどんなに勧められても読めてない(笑)。
しかしね、映画は素晴らしかった。
キャストの演技、ヴィジュアルを構成するCGとのバランスも絶妙。
CGが物語るためのアシストにとどまって出しゃばらないところが映画の良さに貢献している。
が。
この曽利監督はこの後がいけない。
曽利監督の実写映画は全部観ている。
なので『ICHI』も『あしたのジョー』も非常にくだらなかったのを知っている。
愕然としたよ、この監督、『ピンポン』だけなんだ。
本作である『鋼の錬金術師』にも言えるんだが、物語るということについて実に雑としか言いようがない。
というようなことを以前ここに書いたら件のchataさんから『ピンポン』は原作に隙がないからそれ通りにやれば誰でも上手くいく、というようなことを言われたことがあった。
つまりコミック上で映画化しても矛盾や齟齬が生じない作品をそのまま映画にする能力さえあればいいのだ。
が、そういうコミックは稀だ。
映像的と呼ばれるコミックであってもそのまま実写にすれば色々問題はおきるものだ。
今回『鋼の錬金術師』を観てつくづくそうだと認識した。
原作通りかどうかわからんが、コミックでは問題ない描写でも実写映画、それも時間に限りがある媒体で作品化するなら換骨奪胎して物語を再構成する能力が不可欠だ。
例えば冒頭から致命的だったのは、"賢者の石"を持った詐欺師?みたいな奴を捕まえるんだが、それをあっという間に軍隊が取り逃がす。
さらに中盤、とある重要人物を捕縛したにも関わらず、またも逃げられる。
これって原作通りなのかもしれんが、軍隊間抜けすぎだろ。
これ以降箇条書きで。
●キャスト
キャストは非常に良かった。
ただ監督の演出がヘボなのかされてないのか、役者が野放しで演技しちゃってる印象。
演じてる役者は気持ちいいだろうが、セリフを一人語りしてるのが鼻につく。
監督、役者をまともに演出していねーよな。
●CG
CGのヴィジュアルは良いところとそうでないところがあった。
冒頭の地面から槍を構成するところや、なんか煙か粒子で人体を形作っているヴィジュアルは良かった。
ただ、中盤のキメラや後半の賢者の石のクリーチャーのCGとしての出来や演出がよくない。
このキメラやクリーチャーの本作での扱いはオイラとしては容認できないような怒りを感じる。
もとは人間だった、という思い入れが感じられないというか、もっと色々葛藤があっていいだろうと思う。
明らかにアウシュビッツをモチーフにしてるんだからさ。
●衣装
すごく良いんだけど、質感が着慣れた感じとか着古した感じではなく、単に薄汚れた印象にしか見えない。
特に軍人や錬金術師の衣装はデザインがいいのにも関わらず汚れた印象しかない。
必要なのは清潔に見える着慣れた感だと思うんだが。
●アクション
監督は実はアクション演出が下手というかアイデアを出せてない。
冒頭の丸太的なものに追いかけられるのが横移動で単調すぎる。
さらにその丸太がエドの顔面を強打してるにも関わらず唇が切れてるだけってのはどういうことだ?
錬金術でバリアでもしてたか?
丸太が顔面を直撃して「イテッ」ですむような世界観でありながら、非常にゴアな人体実験的な世界観を並列して描くことにオイラは不信感を感じる。
●ロケーション
これは本当に目から鱗だったのだが、同じような世界観を作っていながら、ロケ場所の違いで同じ場所に見えないということがはっきりわかった。
冒頭の石畳のロケーションはイタリアらしい。
中盤以降はおそらく日本なんだけど、映像でイタリアと日本の"湿度"の差というものがはっきりわかった。
日本でのロケが雨だからということではない。
景観の樹木の鬱蒼さであるとか、コントラストの違いであるとか、彩度の違いであるとか。
これは統一しておくべきだと思う。
まだまだあるんだけど、キリがない。
物語を破綻なく作り上げるということが如何に超人的な作業であるのかということが改めてわかった。
つまり如何に宮崎駿の物語を作ることの非凡さを感じいったね。
もうこの監督の作品は観なくていいな(笑)。

by 16mm | 2017-12-03 22:31 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Trackback | Comments(2)

『ザ・コンサルタント』『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 3』

本日日曜日、銭湯に寝湯、ストレッチ、赤外線サウナ。


年賀状の画像を作るも面倒臭くて止め(笑)。
来年が酉年だと思って途中まで作って、実は戌年であると気がついてそれまでの作業を腹いせに削除。
もうやる気なし(笑)。
だいたい年賀状なんて2〜3枚しかこないんだからそんなに力入れてもねえ(笑)。


セクハラ問題
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嗚呼ラセター、お前もか。
ハリウッドのプロデューサーであるハーヴェイ・ワインスタインへのセクハラ告発に端を発し、ダスティン・ホフマン、ケヴィン・スペイシー、ブレット・ラトナー等と有名どころの映画制作者達がセクハラで告発されている。
ほいでもって唐突にジョン・ラセターもセクハラで告発され6ヶ月の休職。
ピクサーのメイキングなどを観るとこのラセターって男でも女でもハグするスキンシップが好きな人だなという感じ。
宮崎駿なんかともハグするからね。
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なのであまりセクシャルな雰囲気なくスキンシップができる男だと思っていたが、やはり男だから女性に対してはやましい部分が少なからずあったということやね(笑)。
笑い事ではない。
いや、セクハラをしている人間をオイラは糾弾したいわけではない。
はっきり申し上げて、いや、こういうことをはっきり言っちゃうと「開き直った」とか「居直った」などと思われちゃうけど、オイラもセクハラに関しては叩けば埃がワッサワッサと飛び散るぐらいな人間なの。
他の男のセクハラに対して糾弾できる立場にない。
女性の写真を撮りながらセクハラしまくり。
たまたま撮った女性達が訴えないから表沙汰になってないだけ。
さらに若い時など酒の席で人妻なたわわな胸を揉みしだき、その直後に件の人妻にグーパンチで殴られたりもした。
まあロクでもない。
このある特定の男が女性へのセクハラを止めないのは、被害者の女性は訴えないだろうという根拠のない思い込みがあるからだと思われる。
これは今だに社会が男性中心で動いていて女性の発言権がまだまだ対等になってないということも当然あるが、それよりも男の女性に対する甘えみたいなものが多いのではないか?
女性を母親と同じだと考えるというか、大体の母親はちっちゃな息子にスカート捲られようが胸を鷲掴みされようが、息子の後頭部を思い切りど突いて叱りはしてもだいたい笑って許してくれる。
男が恥知らずにも女性が何をやっても許してくれる、なんてムシのいい思い込みはそこからきてるんではないだろうか?
一人の他人としての女性、ではなく、男にとって女性は母親の延長にあるという思い込み。
それでも無理やりベッドに押し倒したり、フェラチオを強要するなんてのはセクハラ通り越して、暴行やらレイプの類だとは思う。
ただね、誰とは言わんが、明らかにジョン・ラセターなんかと同じことをしておきながら、告発されない男というのも存在する。
お尻を触ったり胸を触ったりキスをされたりしても女性が笑って許してくれる、ような男ってのはいるんだよ、間違いなく。
この差はなんなんだろうかね?
例えば男が女性を褒めるにしても言い方自体や女性の受け取り方でそれはセクハラになるわけ。
ある女性が綺麗になったとして男がその女性に
「最近綺麗だね。オトコでもできた」
なんてことを例えばオイラ会社の女性に言おうものなら間違いなくセクハラするキモい中年認定でただでさえ少ない女性の知り合いがゼロになることだってある。
貶すより褒める方が良いに決まってるが、それでも褒め方を間違えると貶すのと大差ないことになりかねない。
オイラの場合でいえばセックスの対象が女性である以上、女性に対してはセクハラと境界なネタで話さないと盛り上がらないと思ってる。
なので、女性を上手に褒め称えられ、セクハラと思われずにHなネタを会話に入れられるようなキモくない中年を目指したいところである(笑)。


『ヴィンランド・サガ(20)』
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AmazonでKindle版購入。
現代から見れば"異世界"としか思えない11世紀の北ヨーロッパのヴァイキング達が生きる世界感を緻密に描いた画が素晴らしすぎる。
"戦う"という事に対する解答のない是非を苦しみながら背負っている主人公は現代にも通じるものだ。
単行本一冊で読むと読み応えがあるが、月一連載では物語が停滞しているように感じてじれったくなるかもな。
連載が中途で終わらないことを望みたい。


『百姓貴族(5)』
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AmazonでKindle版購入。
待望の新刊。
結構な頻度で既刊を読み返してはケタケタ笑っている(笑)。
単行本5巻で連載10年越えという衝撃の事実(笑)。
ページ数少ない上に隔月刊だからしょうがないか。
ってことは来年は新刊がでないということか(笑)。
本作はカラーページをカラーのまま単行本に入れてる。
結構売れてるからだろうけど嬉しいことである。
本巻も相変わらず面白いのだが
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酪農家と獣医との闇(笑)をなんとなく語っている(笑)。
果たして〇〇新聞とは、赤旗か聖教か(笑)。
ところで気になることが一つ。
カラー口絵についてだが、登場人物が一人足りないと思うのだが、それが不吉な予感しかしない。
予感が外れてますように。


『坊っちゃんの時代 : 1』『坊っちゃんの時代 : 2 秋の舞姫』
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AmazonでKindle版購入。
たまたま期間限定でこの二冊が一冊108円だったので速攻で購入。
いまは540円に戻ってるが。
今から30年ほど前の学生時代に読んだ。
単行本も全巻買った。
昭和という時代と昭和末期の様々な問題意識を抱えていた頃に読んで色々考えさせられたんだよね。
あれから30年経ってもその頃の問題意識は様々に形を変えて今も残っている。
今は亡き谷口ジローの作画である。


『ブラックサッド シークレットファイル』
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書店で書籍購入。
書店で唐突に見つけて衝動買い。
出るなんて知らなかった。
新作だと思ってたら作者のインタビューやラフ画など満載したメイキングな本。
オイラの大好物。
なんか読み応えのありそうな内容でワクワクする。
できればこれでebook-japan版もでてくれないかしらん。
今更AmazonでKindle版も出ちゃってるけど、さすがに電書の重複は避けたい(笑)。
ゲキうまな画をラフ画で堪能できる。
すげえうれしい。


『ザ・コンサルタント』
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ネタバレなし。
wowowでの録画視聴。
今年の初めに上映していてなんとなく気になっていたのだが主演がベン・アフレックだしなあ(笑)という消極的な理由で観に行くか迷っていたらいつのまにか終わっちゃってた。
で、今回wowowでの初見であるが、すげえ面白かった
くそ〜、劇場で観とけば良かった。
みんなベンの所為だ(笑)。
ただ本作、ベンの大根ぶりが逆に役柄にマッチしていた感があるかね(笑)。
脇が
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J・K・シモンズがキャスティングされて適度に的確にメリハリがついている。
本作、所謂"舐めてた相手が殺人マシーンby宇多丸"の系譜の作品。
『アジョシ』とか『イコライザー』がそうで、オイラはこの系譜が大好きなのである。
本作は所謂自閉症の人間を主人公に据え、主人公の彼を非常に肯定的に描いている。
"障害は決して不幸ではない、不便なだけ"
劇中で語られるセリフだが、実際の"不便"を生きている当事者や家族に届く言葉なのかはわからぬが、それでも希望の持てる力強い言葉であると信じたい。
なんといってもこの自閉症の主人公がカッコよく見えたから一定の成果はあったんではないだろうか。
脚本と物語が秀逸。
様々な要素が物の見事にクライマックスで回収される、その様は官能的ですらある。
まさにあちこちに散らばっていた点と点の全てが線で繋がるんだから。
かなりすごいね。
これはBlu-rayを今後購入するつもりである。
本年度ベストの一本。
傑作。


『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 3』
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AmazonでBlu-ray購入。
コメンタリーで福井晴敏が自身が原作である映画『戦国自衛隊1549』に対して
「ず〜っと観返すことを封じていた云々」
と、のたまったのが微笑ましい(笑)。
うはははは。
原作者もそう思っておったか(笑)。
映画公開から12年経って正直なところが言えたか(笑)。
声優さんの話で洋画の吹き替えに関し"洋画(ようが)"ではなく"外画(がいが)"と呼んでいることを初めて知った。
で、本編なのだが、第7話だけ観て後は保留状態。
前巻から、というかこのシリーズ始まった時からかもしれないが、作画が微妙に雑。
前のシリーズに比べると格段に落ちてる感じがしてどうにも話にのめり込めない。
特に人物の作画に納得できず。
だから古代と雪の恋愛話であってもこんな作画じゃどうにものめり込めない。
まあ明日からちょくちょく観ますけどね。
なんだろう、監督変わってこの体たらくは。


今週末は歯のメンテナンスと治療。
先週左上の被せていた歯が取れちゃったんだよね(笑)。

by 16mm | 2017-11-26 20:36 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Trackback | Comments(2)

『機動戦士ガンダム THE ORIGIN V 激突 ルウム会戦』

先週土曜日、歯の治療とメンテナンス。
前回入れてもらったブリッヂを先生に診てもらう。
問題なし。
むしろ前回の治療時に歯茎の状態が悪かったのを心配されたが、今回は問題ないとのこと。
色々と気遣いに頭が下がる。
その後いつものように美形で剽軽なドS歯科衛生士女史に歯石をとってもらう。
ブリッジの日常メンテのための女史オススメの
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"プロキシソフト"というフロスの使い方を教えてもらう。


本日日曜日、銭湯にストレッチ、ジェットバス、赤外線サウナ。
肌寒くもあり露天での寝湯は暖かくなるまでやめとく。


『みたび! 女のはしょり道』
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AmazonでKindle版購入。
今回も相変わらず楽しいのだが、そのなかの"自腹じゃないの巻"にて
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とか
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のような、為になることが書いてあるがな(笑)。
オイラも試しに耳たぶを回してみたら、気のせいか鼻の通りがよくなった気がした。
さすが伊藤理佐の漫画である(笑)。


『アオイホノオ(18)』
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AmazonでKindle版購入。
表紙画を見て、てっきりトンコさんとホノオくんのこんなシーンがあると思いきや......
肩透かしである(笑)。
ホノオくんと出渕裕のものすごーくイタイ邂逅(笑)。
いや、オイラもこういうしくじりは何回もあった(笑)。
負けるなホノオ(笑)。


『BLUE GIANT SUPREME(3)』
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AmazonでKindle版購入。
力が入った表紙のデザインだな。
売れているからこその力の入れようだと思う。
嬉しい限りである。
音が出ない漫画という表現の枠のなかであって、それでも音の力感を感じさせる演出力のすばらしさ。
今まで一人で戦ってきた主人公に仲間ができてくる。
それもナアナアでグループを作るのではない。
やはりそこでも戦いはある。
それによって獲得するものに価値がある。
改めてそういう漫画なんだと思った。


『昭和天皇物語(1)』
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AmazonでKindle版購入。
実はこんな漫画が連載されていることを知らなかった。
作画が能條純一で原作が半藤一利。
ものすごく魅力的な布陣ではないか。
相変わらず皇室についてのタブーは存在するものの、それでもこの皇室と昭和天皇を肯定的に描こうという試みは非常に魅力的だ。
どちらにしても昭和が終わって約30年の月日が流れて、やっと昭和について、ヒロヒトについて語れるとは。
特にオイラなどは高校時代、天皇を否定的な側面からしか学んでこなかった人間だ。
しかし、第二次世界大戦の戦争責任を天皇一人におっかぶせた軍人達の方がオイラは許せなくなってる。
果たして、ではヒロヒトという"ヒト"は一体どんな"ヒト"だったのだろうか。
セリフも平易に分かりやすく、とにかくこの手に興味のある人にはうってつけのフィクションだ。
とくに本作でのヒロヒトの魅力的なことよ。
続巻が楽しみでしかたない。


『機動戦士ガンダム THE ORIGIN V 激突 ルウム会戦』
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ネタバレあります。
AmazonでBlu-ray購入。
すごい。
傑作。
今までで一番面白い、というか重い、というか、戦争を描いているんだなと感じられた。
見応えの重量級。
これがなんでオイラは面白く感じられたかといえば所謂『1stガンダム』と呼ばれているあのあまりにも有名なナレーションの

内実が語られるからだ。
ナレーションではジオンが独立し、コロニーを地球に落として総人口の半数を死に至らしめた、というくだりが語られる。
総人口の半数。
これはまあ言葉としては重く感じられるが、観ている側としてはそのエピソードは『1stガンダム』の物語の要素の一つに過ぎない。
しかし、名もなき物語に出てこなかったというだけで死んで行った人々にはそれぞれの人生があり、家族を愛し、恋人と未来を見つめ、希望を持っていた。
個人としてはその当たり前の事柄を単なる背景にせず丁寧に描いている。
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この原作の漫画にはあるエピソードのこの二人。
因みにこのユウキという男の声がまた上手くてね。
で、彼らがいるサイド2が『1stガンダム』で描かれた地球に落とされたコロニーになるんだが、落とされる前にジオンに毒薬を巻かれて全員殺されるわけ。
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大気圏で燃え尽きないようにコロニーの外壁を耐熱耐火処理をするという周到さ。
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毒で雪の幻覚を見るユウキ。
自分が毒に侵され死んでいくなんて思ってもいない。
この残酷なまでの詩的な表現。
サイド2の人間はジオンに反対し、銃をもって戦おうとするも一発の銃声を鳴らすことなく全員が死んだのだ。
これはやっぱり重い。
おそらく安彦良和が絶対描きたかったエピソードだよね。
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このユウキたちのエピソードがあったからこそ、このコロニー落としの描写も『1stガンダム』で観た時よりも切実に感じることができた。
本作は色々すばらしいのだが、冒頭の
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眉毛なし男 a.k.a ギレン(笑)の演説と
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戦場のラルが交互に映し出され。
「これは戦争ではない 殺戮だ」
とラルが唾棄するように呟く。
本作は登場人物達それぞれの目線からこの『1stガンダム』につながる"ルウム戦役"と呼ばれる会戦が語られる。
ギレンは人間が幾万と死のうが戦争に勝つことが重要であるといい。
ドズルは愛するものを守れない人間が悪いと自分を無理やり納得させる。
ガルマは味方の兵の死に反応して狼狽える。
本作は安彦良和の『オリジン』と呼ばれるコミックを原作としているが、さらにこの映像化によってアレンジがなされている。
本作で一番原作と違うのが
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タチさん。
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原作コミックでもどことなく頼りない感じだったのが、年数を経て
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こんな凄みのある感じにリファインされている。
『1stガンダム』を観たときには、ハモンに密かに想いを寄せる頼りない兵隊ぐらいにしか感じなかった。
どうやら安彦良和がこのタチに肩入れして『1stガンダム』とは違うタチ像を作り上げたようだ。
とにかく本作でのタチはカッチョいい。
セイラに会ったときの物腰も堂にいっていた。
さらに本作のオリジナル、
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ハモンのクラブでのくだり。
タチがドズルの命令従わなかったラルをキシリア機関が逮捕しにくるとハモンに告げにきた。
それに対してものすごい啖呵をハモンが切る。
"大尉はもう二階級降格という処分を受けています それに従わなかったのはドズル中将の命令に対してです キシリアに、ではありません どうしても逮捕するというのならあなた達のような三下ではなくキシリア自身が逮捕状をもってこの店にきなさい
と、クラウレ・ハモンがそう言ってたと伝えなさい"
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いや〜カッケー、ハモン姐さん。
声の沢城みゆきも素晴らしい演技だ。
ここからハモンがピアノを弾いて歌うまでが映像化での見事なアレンジ。
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後々、ハモンが激昂した理由がよくわかった。
こういう死線を超えた人生を歩んできたのに、青二才でオタクで臭くて暗くて根性曲がった(笑)アムロなんて小僧に台無しにされたらそりゃ怒るよな。
安彦は『1stガンダム』での言葉の背景に対して実に丁寧に落とし前をつけている。
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セイラさんのこんな顔が観れたのも感慨深い。
セイラという人物の奥行きが本作で深く彫り込まれている。
兄と別れて一人で生きていくにはこういう顔だってするよな。
その他本作、古谷徹、池田秀一、古川登志夫などの『1stガンダム』のレジェンド声優達も出ていて、彼らも極端に幼い声を出さなくなってよくなったせいか、全く違和感ない。
特にシャアの声は非常によかった。
しかし、潘めぐみや沢城みゆきなどの新しいキャストの力量もすばらしいものだ。
作品にたいする底上げが彼らの力でなされていると感じた。
ものすごくべた褒め状態だが、画面上のレイアウトがたびたびお粗末になるのはいかがなものか。
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↑これなんかイマイチ画面が締まらない気がする。
たまにこういうカットがでるんだよな。
それからハモン姐さんのピアノソロの下りの作画がイマイチなんだよな。
まあそれでも十分に満足した。
来年の続編が楽しみである。

by 16mm | 2017-11-19 22:03 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Trackback | Comments(2)

『ブレードランナー 2049』『ゲット・アウト』

先週金曜日。
三連休の一日目、をいいことに終日寝たきりの引きこもり(笑)。
本日日曜日になっても疲れが取り切れない。
歳やなあ(笑)。


先週土曜日、歯の治療。
右上の歯を4本ブリッヂにする。
比較的健康な歯が両側に一つづつ。
中の一つは完全に抜歯下部分で、その隣にも歯はあるんだが、その歯がかなり結構弱ってる(笑)。
その歯が弱ってなければ3本のブリッヂで済んだがわけだが、後々を考えて健康な二つの歯で中の二つの歯を支える仕組みを先生が作ってくれたわけである。
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ブリッヂを作るためのオイラの上の歯(笑)。
記念に上下の歯の石工モデルをもらってきた。
自分の歯を客観的に見る機会などないのでかなりしげしげと眺めてしまった(笑)。
分かり難いがコレは天地左右が反対になる。
前回の治療後にブリッヂの値段を聞いた時にはかなりビビってしまったのだが、実は相当に良いものをかなりの安い値段でやってくれたのである。
先生が相当に色々がんばってくれたのだ。
いや本当に値段を聞いてビビってしまってすいません。
入れてもらった歯はかなり良好で今の所違和感なし。
普通に噛めるしね。
ますます先生に頭が上がらないのである(笑)。
で、別な意味でオイラの頭を上げさせてくれない美形で剽軽なドS歯科衛生士女史(笑)。
この女史、先生がオイラの仮歯を外すにあたり沁みるから麻酔した方がいいかもしれないという意見を一蹴して
「いや〜、だいじょうぶっすよ」
などとオイラ意向を聞く前に応えやがったのである(笑)。
いや、実際痛くもなく沁みもしなかったんだけどね(笑)。
んで、女史からブリッジの普段のメンテの仕方を教えてもらう。
ブリッヂに使いやすいフロスを注文してもらう。


本日日曜日、銭湯に寝湯、ストレッチ、赤外線サウナ。


macOSやiTunesの仕組みがどうにも分かりにくくなってないだろうか?
なんかオイラは使いづらくてしょうがない。


本日家電量販店に"iPhone X"を見てきたのだが、ガラスとステンレスの質感と見た目はいいんだが、側面が丸くなってるのが個人的な趣味として気に入らない。
やはりまだ当分カクカクな"iPhone 4"で頑張る所存である(笑)。


vaioでBlu-rayが観れなくなった。


『ブレードランナー 2049』
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再見したわけではない(笑)。
が、ネタバレします
初見から一週間たった今の雑感とその周辺を。

●プログラムを買った
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鑑賞時には売り切れていたのだが再入荷した。
紙質も良くて、綺麗な写真が多い。
基本的にはスタッフ&キャストのインタビュー記事で構成。
インタビューは出ている雑誌やネットなどで公開されているものとほぼ同じ(全く同じということではなく、インタビュアーの聞くことが同じようなことになると、その答えも同じになるから)。

●ヴァンゲリス
『ブレードランナー 2049』をまだ一度しか観てないせいかもしれないが、音楽が印象にのこらなかった。
音楽はハンス・ジマーだったりするので悪くはないとは思うんだが......
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やはり最後はヴァンゲリスの"エンドタイトル"で締めてもらいたかったかな。

最後ぐらいは。

●留之助ブラスター
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留之助ブラスターについて新たなニュースが載っていた。
ライセンス販売についてこれまでより3000円値上げ程度に抑えてる。
ライセンス料が5000円なのに(笑)。
なんかアレか、作れば作るほど赤字になりはしないのか?
Amazonで転売しているのは14万円とかある。
オイラも欲しい欲しいと思いつつ手が出ないでおる(笑)。
いつかこの匠の品を手にしたいと思う。
ところで

撮影現場潜入の映像が日本語字幕になってた。
5:10あたりから
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オメエが作ってないなんてのはみんな知ってんだボケ。
いや、こいつは"作った"という名誉込みで高い金を出してるだけだ。
この恥知らずのデザイナーに高値で売ったStudio Artって会社が元凶だよ。
留ブラを明らかにベースにしてるのにそれをまったく表に出さずに自分のところで全部作成したと偽ったStudio Artが、権利もろともデザイナーに売ったというね。
いるんだねえ、どこにでも。
ものづくりの人間が無垢なんてのはとんでもない嘘だと思うね。

●デッカードはレプリカントか問題
前作『ブレードランナー』での大きな論争の一つ。
デッカードはレプリカントか?という問題。
これについてはハリソン・フォードはデッカード人間説をとり、リドリー・スコットはデッカードはレプリカントだと言って譲らず(笑)。
実際劇中でデッカードの目が赤く光ったり(レイチェルなどレプリカントは目が赤く光ったりしてる)、デッカードの自宅のピアノの上の大量の写真(レプリカントは記憶を補完するためか写真を多く持っている)、そしてユニコーンの夢。
これらの状況証拠でオイラなどもデッカードはレプリカントじゃねーの、と思っていた。
が。
『ブレードランナー 2049』ではこの問題を巧妙にはぐらかした感じになっていると思う。
レイチェルがデッカードとの子供を産んだという奇跡が本作の肝になる。
これはレイチェルが妊娠可能な機能を装備されたレプリカントであったという設定なのだが、じゃあデッカードは人間じゃん、と思うけど、レイチェルが妊娠可能なレプリカントならデッカードだって生殖可能なレプリカントであった可能性もあるんじゃないか?
『ブレードランナー 2049』ではブレードランナーの"K"が自分はもしかしたら人間かもしれないという希望を持つ。
しかし我々観ている側にすれば壁をぶち壊したりできる強靭さはレプリカントのそれでしかないわけだ。
つまり当事者の"K"だけが自分のアイデンティティで悩んでるだけで、側から見ている我々を含めた者たちは確実にレプリカントだと認識している。
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士郎正宗が『攻殻機動隊』のなかで上のようなことを言ったのは慧眼だと思う。
所詮自分が何者か?という問いかけの拠り所は自分自身にはなく、周囲の状況で判断しているにすぎないのだ。
だからデッカードは自分が何者であるのか?という問いかけをずっとし続ける存在だと思う。
人間なのかレプリカントなのかの答えが出ない、というのが答えなんだとオイラは思っている。


『ゲット・アウト』
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先週金曜日。
池袋シネマ・ロサ。
会社の同僚に面白そうだと言われるまでノーマークだった。
予告編を観たらなかなかそそられた。
なんか客の入りが悪いのか、ものすごい勢いで上映館が減って行った(笑)ので、会社帰りに池袋で観た次第。
予告編を観て人種差別がテーマであるとあたりはついたんだが、てっきり
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『マンディンゴ』のようなシリアスでハードな物語だと思ったら、違ってた(笑)。
いや、シリアスなスリラーというかホラーの要素があるのはわかるんだが、なんか微妙にユーモアというかコメディの匂いがしていた。
これ、なんだろうと思って

町山智浩の解説を聴いて合点がいった。
この映画の監督ってコメディアンらしい。
コメディアンのセンスなのか、映像として笑って良いのかどうかわからない不気味でシリアスなショットを入れてくる。
例えば
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この黒人のメイドさんなんだけど、なんだか絶妙に気持ち悪い顔してませんか(褒め言葉)(笑)。
笑えるような顔にも見えるし、ホラーでシリアスな感じにも見える。
この得体のしれない不気味さが作品全体の不穏さを出している。
これはものすごく巧妙だよな。
本作って日本人にとっての有名俳優のキャスティングは皆無なんだけど、この面が割れてない感からくるフレッシュな気持ち悪さね。
これは実際に今でも置かれている黒人の立場というものを寓話を交えて描いている。
アメリカの映画でもニューヨークやロサンゼルスのような都会の話ではない。
アメリカでも田舎にいけば黒人というだけで警察に職務質問され、白人だけの居住区がありそこに迷い込んだ黒人がどんな思いにかられるか。
アメリカに差別がないなんて場所は都会のほんの一部なんだ。
ちょっと愕然とするような事実をつきつけられる。
物語そのものは最終的にはSF的とも寓話的ともいえるような顛末に。
黒人種を否定せずに取り込もうとするある種の白人種の下劣さ。
それをコメディのような寓話として描いている。
オイラは展開がちょっと突拍子もなさすぎてついていけなかったがね(笑)。

by 16mm | 2017-11-05 21:27 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Trackback | Comments(2)

『アトミック・ブロンド』『ブレードランナー 2049』

先週土曜日も本日日曜日も雨。
いやはや先週は大変でした。
先週の月曜日は残業時間調整で有給で休み。
次の日の火曜日は通勤電車が最寄りの駅に来れないという送電線の事故で不本意にも会社に行けずというね(笑)。
いや、仕事がちょっとアレで休むと自分の首が締まるのわかってたからね(笑)。


先週土曜日、心療内科。
症状は落ち着いている旨を担当医に伝える。
年末にかかるので次は来年の一月。
この調子だと問題ないだろうと思うが、ちょっと不安だったら12月も早い時期にきてくださいと担当医。
年末は結構混むからとのこと。


先週土曜日、ヘアカット。
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オイラの行ってる美容室はハロウィンとクリスマスで美容師さんたちがコスプレしてくれる愉快な店だ。
オイラはクリスマスにぶち当たったことはあるがハロウィンは初めてで、美容師さんたちがおもいおもいのコスプレで接客してくれる。
すげえ面白い。
このイベントにあたるのはラッキーである。
全力で客を楽しませる精神と動きにくいコスプレをしつつも的確にカットをするテクニックに頭がさがる。
画像は火事で燃えちゃった店の時代に、オイラの担当の店長さんのコスプレ。
今年も同じジョーカーだった。
ちなみにコスプレでデブになってるだけで店長の本体は無茶苦茶スリムなカッチョいい兄ちゃんである(笑)。
そのジョーカー、もといw、店長にカットしてもらいつつ、火事で焼けた土地でのお店再建にともなうあれやこれやを聞く。
早く再建できるといいな。


『ヤンチャン調査部 オレに聞かれても・続 2巻』
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AmazonでKindle版購入、といいたいが、先週だと0円だった(笑)。
オイラも早く読みたくて0円でダウンロードしちゃったけど、金を払って購入するべきだったか。
購入といっても100円ですよ(笑)。
作者の金平が自分の作品で金を儲けようという気が皆無なので赤の他人のオイラがやきもきする。
1000円出して地雷な電書が多くあるのにねえ。
オイラ、マジにこの本なら1000円でも買うよ。
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これからも読み続けるぞ、オイラは。


『別冊映画秘宝ブレードランナー究極読本&近未来SF映画の世界』
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書店で書籍購入。
『ブレードランナー』に詳しくない人がそれにまつわる情報を得るには最適だと思われる。
『ブレードランナー』の編集違いのバージョンについてや用語の解説なども載っている。
『2049』で使用された"留之助ブラスター"がいかにしてクレジットされなかったかの経緯もサラリと書いてある。
はっきりいって非常に悔しい話である。


Kindleのアイコンが変わった(笑)。
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なんか
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ドリームワークスっぽくないか(笑)。
いや、言いがかりですけどね(笑)。


『アトミック・ブロンド』
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先週月曜日、109シネマズ菖蒲。
シャーリーズ・セロンのアクション映画ならと食指が動いた。
実際楽しみにしていたのだ。
が。
どうにもこうにもノれなかった。
シャーリーズ姐さんのスタントを使わないアクションには頭がさがる。
しかし、格闘のアクションとしては微妙な動きもあるので、ということは、専門のスタントを使わずシャーリーズ姐さんが実際にやったと言えるんだろうけど。
宣伝文句の"女版007"というのはハードル上げすぎのような気がするね。
監督がデヴィッド・リーチ。
観た後知ったんだが『ジョン・ウィック』の監督なんだ。
知ってたらハードルそんなに上げなかったなあ(笑)。
デヴィッド・リーチで『デッドプール2』かよ。
期待しないどころか『デッドプール2』は観なくてもいいかな(笑)。


『ブレードランナー 2049』
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ネタバレなしです。
先週土曜日、109シネマズ菖蒲。
3DIMAX版。
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『大特集「ブレードランナー2049」このカルトSF映画を観よ! FLIX special』の記述でネタバレがシレッと書いてあったよと書いちゃいましたが間違いでした(笑)。
ごめんなさい。
なにがネタバレだと勘違いしたかは、まあこの場で書くのも微妙なので書かない。
一つだけ言えるのは、オイラがネタバレと勘違いした設定は前提条件で、それがさらに後半に向けてツイストしていく、といっておきます。
多分何いってるかわからないでしょう(笑)。
ネタバレがシレッと書いてあったよってのを会社の同僚に偉そうに吹聴してしまっていたので(笑)釈明せねばなるまい(笑)。
せーからね、本作はワイドスクリーンの2Dで観るのがオススメらしい。
ソースはコレ
オイラは劇場の時間の関係で3DIMAX版での鑑賞となったが、できれば2Dで観たかった。
はっきりいって本作は3Dカメラで撮られた作品ではなく、撮影後に3Dにコンバートしたものだ。
『アバター』のように3Dカメラを使用しての撮影ではないため、3Dで観た時に最適化されるような映像演出はなされていない。
実際3Dで観たオイラだが、上映時間中ずっと3Dの特性を生かした映像ではなかった。
値段も高いし、3Dメガネもかけなきゃならんし。
映像自体の輝度も落ちる。
なので本作はやはり2Dでの鑑賞をオススメしたい。
『ブレードランナー 2049』の世間的な評価としては、上映時間が長い上に、やはり前作の『ブレードランナー』を観ておくべきだと感じた。
若い20代ぐらいの若造どもはよっぽど気合の入った映画好きでないと『ブレードランナー』なんて35年も前の映画なんて観ないだろうね(笑)。
『マッドマックス』を観て「『北斗の拳』みたい」っていうのと同じで、『ブレードランナー』を観て「『アキラ』みたい」とか「『攻殻機動隊の』パクリ」とかおもわれちゃうんだろうな(笑)。
評論家を含めて若い世代はどうもこの『ブレードランナー 2049』に対する思い入れが薄いために、没頭できないように感じる。
では、劇場でリアルタイムには観てないが、ビデオ、レーザーディスク、DVD、Blu-rayとメディアが変わるごとにソフトを買い直してその度に『ブレードランナー』を少なくとも5000回は観続けてきた(嘘w)オイラはどうかといえば
ひっじょおおおおおおおおに切ない映画であったよ。
上映が始まったばかりなので、やはり詳細を明かす感想は差し控えたいと思ってる。
前作の『ブレードランナー』でのテーマ、"アンドロイドが人間と同じ外見でパーソナリティを持つ存在であるなら、生物としての人間と何が違うのか?"という問いかけに本作は徹頭徹尾応えている。
それは劇中で描かれるある種の"奇跡"をめぐって展開される。
その"奇跡"の顛末が巧妙なツイストとなって本作を深いものにしている。
主人公の落胆。
切なさに降る雪の情景。
本作をまだ一度しか観ていないので、観のがしている部分は多々あると思うが
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"I've seen things you people wouldn't believe. Attack ships on fire off the shoulder of Orion. I've watched C-beams glitter in the dark near the Tannhauser Gate. All those moments will be lost in time, like tears in the rain. Time to die. "
「おれは、お前ら人間には信じられぬものを見てきた・・・オリオンの近くで炎を上げる戦闘艦。暗黒に沈むタンホイザー・ゲートのそばで瞬くCビーム。それらの瞬間も、すべて失われる。時が来れば、雨に消え入る涙のように・・・・・・死ぬ時か」

『ブレードランナー』のこのあまりにも有名な詩的とも言えるセリフはなかったが、その代わり映像は非常に力強く美しい。
今後何度か観て考えを反芻してオイラが本作をどう思うようになるかはわからんが、今の時点だと本作は前作を超えることはできなかったなと感じた。
まあ超える必要もないし、多分超えることもできないと思うんだけど、その他ね、やっぱり上映時間が長いよ(笑)。
体感的に長く感じたということではないんだが、なんとなくもう10分ぐらいとか切れたんじゃないかね。
まあ10分程度なら切らなくても同じかもしれんけど(笑)。
後音楽。
部分的に前作の音楽の使用はあったような気がするが、ラストは

"エンドタイトル"を流してもらいたかったなあ(笑)。
それとね、クレジットには載ってなかったようだけど、
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ハリソン・フォードの持つ"留之助ブラスター"の底部のLEDが光ってるのが見えたのがなんか嬉しかったよ(笑)。
はっきりいってすげええ良い映画だけど、誰にでもオススメはできない。
映画を観て悩んだり考えることを厭わない人には是非とも観てもらいたい。


今週末は歯の治療。

by 16mm | 2017-10-29 20:23 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Trackback | Comments(2)

『おそ松さん』『アウトレイジ 最終章』

先週土曜日、歯の治療。
右上の歯の抜歯にともない、そこに新たな歯をくっつけるのにその隣の歯も抜歯。
左上の同じ位置も同じ感じで負荷がかかってへたっているいるとのこと。
オイラもそのあたりの自覚あり。
とりあえず仮歯をいれてもらい治療が続けられる。
抜歯だったの麻酔を山盛り打ってもらい、治療自体はまったくの無痛。
ただときおり聴こえる
ガキッ!
とか
ギリリリリ!
とかの音がなかなかホラーである(笑)。
あ、抜歯とかいたが、根元の土台は生かしているのかな?
さほど血が出なかったから。
いつもの美形で剽軽なドS歯科衛生士女史に「今なら麻酔効いてるから殴られても痛くないよ」と軽口を叩いたら、本当におおきく振りかぶって殴ろうとしやがった(笑)。


昨日日曜日、銭湯に日光浴、寝湯、ストレッチ、赤外線サウナ。


『亜人』既刊1〜11巻
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AmazonでKindle版購入。
1〜3巻はkindle版で無料期間に手に入れた。
面白かったので4巻以降11巻まで購入して読了。
まず画が上手い。
好みの画だ。
大友克洋的、というよりも、『スプリガン』などの皆川亮二的なタッチだと思う。
先日観た実写映画は脚色が失敗しているね。
主演俳優の年齢に合わせて脚本を書き変えざるを得なかった。
原作コミックは高校生ぐらいの未成年。
映画は成人で21〜23ぐらいだろう。
映画版の性格設定が年齢の割に幼すぎる。
これは原作の未成年感を踏襲してるんだろうけど、二十歳過ぎたヤツにしてはイタイ性格で、オイラが感情移入できなかった理由だ。
主人公は非常に利己的で合理主義的すぎるヤツで、こういうの公言しつつ態度に出しているのは高校生の世間知らずのガキならまだしも、二十歳過ぎて自分は他人に頼らない個人主義の合理主義者ですなどと言ってるヤツはとんでもないバカ。
原作コミックでもそうだが、主人公の少年とその母親は、その内実はどうあれ同じように利己的で合理主義を標榜してる。
で、それでいてその母親の夫だったり、主人公の少年が世話になったりする人間は彼らと違って情に厚い人たちだったりして。
結局さ、利己的ですだのなんだの言って、世間の情に甘えてるだけなんだよな、そういう奴らって。
自分の合理主義というか勝手を通すために、それを許容する自分以外の人間が必要だってことをわかってるんだかわかってないんだか。
コミック版はそういうクズな人間が成長していく物語かもしれんが、映画は20歳すぎて合理主義者ですなんて自分がいかに頭がいいかを信じて疑わないバカだったりするので始末が悪い。
とはいえ、原作コミックは主人公のこれからの顛末や脇の魅力的なキャラクターたちの行く末に興味がつきないので続巻を楽しみにしている状態である。


『Spotted Flower 3』
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AmazonでKindle版購入。
Amazonのレビューは結構最悪(笑)。
オイラもだいたい同じ感じ(笑)。
はっきりと明言はしていないわけだが、本作はどう考えたって『げんしけん』のアナザー・ストーリーだろう。
本巻に至っては絶対に『げんしけん』の彼ら彼女らだというのが明確に登場する。
更に主人公?二人の娘の名前がアレで(笑)。
いったいどんなバラレルなのだ(笑)。
内容は『げんしけん 二代目』からのテーマ色が濃く、どうにもオイラには馴染めんかった。
異性愛、同性愛の物語に嫌悪があるとは自分では思っていない。
吉田秋生の作品は普通に面白く読めてるからね。
『げんしけん 二代目』が結局面白く思えなかった理由が自分では掘り起こせなかった。
とはいえ、『げんしけん』は好きなので続巻が出たら買うんだろうけど。


『オールドレンズ・ライフ 2017-2018』
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AmazonでKindle版購入。
資料的なものとして購入。


『先生白書』
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AmazonでKindle版購入。
本書もなかなかAmazonのレビューが手厳しい(笑)。
オイラは冨樫義博になんのシンパシーも感じていない。
が、これを読むと休載を繰り返しながら作品を作るのも仕方ないのかなという同情はする。
作画方法とかに興味があっての購入だったが、あまりその部分に触れたりはしていない。
繰り返し読む本でもないかな。


『おそ松さん』
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録画視聴。
セカンドシーズンが先週の月曜日深夜から始まった。
ビジュアルとともに破壊的な面白さ(笑)。
まずおそ松くんのデザインを現代的にリファインしたデザイナーもエラい。
でも一番エラいのは『おそ松くん』を現代に復活させようという企画を出したヤツがエライ(笑)。
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こんなイメージのものが現代で通用するとは普通思わんよな(笑)。
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オリジナルの原作では個々のキャラクターの個体識別すらできなかったのに、『おそ松さん』ではどれがおそ松でどいつがカラ松かという識別もできるし、明確な性格の違いもだしてきている。
これによって表現しうる幅が広がって、ギャグはもとより、ちょっとセンチメンタルな物語まで対応できるようなものになった。
とにかくすばらしい。
オイラとしては前のシリーズであった
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"じょし松さん"の復活をのぞむ(笑)。


『アウトレイジ 最終章』
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ネタバレを含みますのでご了承ください。
先週土曜日、109シネマズ菖蒲。
公開初日の夜に行ったら、そこそこ大きな劇場内が8割ぐらい埋まってる。
洋画の話題作の初日でも8割埋まるってのはそうそうない。
もしかしたらヒットするかもね。
で、観に来てるヤツらがなかなか"アウトレイジ"な感じの人が多く(笑)。
ただこれも珍しいが劇場8割埋まっていながら鑑賞マナーの悪いヤツがいなかった(笑)。
映画は面白かった。
あれだけの人数の役者を出入りさせて観る側を混乱させるような下手な構成にならないところはさすが北野武。
全体の印象としては非常にザラついた映画だったなと感じた。
このザラつきってなんだろうと思ったら北野武のイライラなんだと思う。
北野武演じる大友は冒頭から声を荒げた感じで出てくる。
声のしわがれ感とともに発生からもたらされるザラつきに違和感を感じていた。
なんで北野武はこんなにも声を荒げるんだろう?
北野武監督の映画『その男、凶暴につき』から『3-4X10月』、そして『ソナチネ』までは暴力性を内に秘めて声にドスを効かせる印象があまりないんだよね。
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『ソナチネ』のこんないい表情。
この表情で凶悪なことをするから怖かったのだ。
考えてみればそういうのは余裕がある証拠だと思う。
本作ではこんな表情は見られない。
北野武は余裕なく常になにかにイライラしているように演出されていた。
『ソナチネ』と本作とを比べてみると、前者はあくまでも自然で素直な若々し美しさが物語にもヴィジュアルにもあったんだが、本作『アウトレイジ 最終章』は人工的なまでの精緻な美しさというのか。
『アウトレイジ 最終章』の夜の街を走る車のボディに写るネオンなんかはむちゃくちゃカッコいい。
そればかりか、本作は色々とロケーションがすばらしいと思う。
特に後半の港の倉庫街だとか、倉庫の屋上だとかのロケーションはすごくいい。
北野武や撮影監督は良い眼をしてる。
ただ、『ソナチネ』との比較になってしまうが、良い悪いではなく、オイラとしてはきっとあの『ソナチネ』の手触りにはもどれないんだろうなと感じた。
今回、シリーズの締めくくりとして北野武演じる大友が自決する。
北野武の演じる人物が自決するのは珍しくないが、印象は『BROTHER』のようにサングラスをかけてうつ伏せでの死だ。
初期の北野作品では『ソナチネ』もそうだが素顔で顔が見えるように死んでるんだよね。
本作では北野武演じる大友というヤクザの対極に
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松重豊が演じる繁田っていう刑事がいて、こいつは警察官としての自分の悪党に対する正義感であるとか矜持を曲げることができなかったために、警察という悪を取り締まるべき組織から浮き上がってしまい、結果的に警察を辞めることになる。
大友にしても繁田にしても義理であるとか正義感に殉じようとした瞬間に、それらを本来なら持っている組織自体から弾かれる。
義理や人情のヤクザなどは現代では存在せず、あるのは権謀術数と裏切りの組織暴力団。
悪事に対して徹底的に戦う警察官でさえ、政治的な要請によってその正義感の行き場をなくしてしまう。
北野武の本作でのイラつきの内実がなんとなくわかってくる。
行き当たりばったりで定見のない組織や人間を心底から軽蔑している。
またそういう人間が増え、そういう組織が大きくなっていく。
そんな中で大友や繁田は自分の美学や矜持を曲げずブレず。
そして敗北していく。
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自分の中に確固としてある美学に殉ずる覚悟はあるのか?と問われる映画だ。
そしてそれは絶対に勝てないものだという。

by 16mm | 2017-10-09 20:39 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Trackback | Comments(2)