カテゴリ:映画・Blu-ray・DVDの感想など。( 574 )

『Mr.インクレディブル』

『Mr.インクレディブル』のDVDを買った。
もはやDVDに日本語吹き替えがついているのは当たり前になっているが、吹き替え毎に本編のカットも微妙に変わってる。冒頭の制作会社のクレジットや、新聞の見出しがでるカット等が日本語に置き換えられているのだ。当然字幕になれば英語表記になる。

初見は劇場で観ていたのだが、やはり面白い。

能書きは続く(笑)
by 16mm | 2005-06-18 19:57 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Trackback(1) | Comments(6)

『オールド・ボーイ』

狩撫麻礼という漫画原作者がいる。オレは狩撫麻礼名義でしか良く知らないのだが、数種のペンネームを使って作品を書いてるらしい。
大友克洋やたなか亜希夫、最近というかちょっと前に別のペンネームで江口寿史と組んだ。
江口寿史との合作はヒドかった。まあ江口寿史と組んで連載をして勝てると思っている方が甘いと言えなくもないが......
オレはたなか亜希夫と組んだ『ボーダー』が一番好きである。

で、今回DVDレンタルで観たのが『オールド・ボーイ』。
韓国の映画であるが、日本の漫画が原作になっている。原作者 土屋ガロン。狩撫麻礼の別名義である。
映画の方は非常に良く出来ていて楽しめた。

ネタバレはしませんが、能書きは続きます(笑)
by 16mm | 2005-06-12 23:52 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Trackback(1) | Comments(12)

『ミリオンダラー・ベイビー』

ボクシングを題材にした小説やら漫画やらルポルタージュやら映画やらは沢山ある。沢山あるという事はそれを読み解く事に魅力があるからだ。
なぜ魅力があるかと言えば、それは"不自由"なものだからだと思う。
サッカーにしてもそうだろうが通常ならかなり難しいだろう脚技だけという不自由さで競技が成立しているからだ。極めて限定された条件下でその条件に特化した技を見られるのが魅力の一つだと思うのである。
ボクシングも同様で、ルール上拳しか使ってはいけない事になっている。
拳だけでどれだけ早く、深くダメージを与えられるか。
一発の鉄拳が打たれた方の人生を変えてしまう程のシビアなものなのである。
スポーツのルールというのは根本的な部分において、選手の命を守る装置みたいなものだと考える。ボクシングがスポーツの一つであるとするならば、その根本が機能してるとは思えない。
鍛えられた拳を凶器のようなグローブで固めて相手を打撃する。
いわば拳しか使ってはいけないというルールで行われる、リアルな命のやりとり。
『はじめの一歩』だったか、「ボクシングはスポーツなどではなく、ボクシングはボクシング以外のなにものでもない」という台詞があるが、まさに正鵠を射た言葉と言えるだろう。

ネタバレはありませんが、いつものように能書きは続くw
by 16mm | 2005-05-29 23:40 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Trackback(40) | Comments(9)

『インファナル・アフェア2』

実際にあるのかどうかは知らんが、あれば警察官の犯罪組織への潜入捜査というものはどれほど有効なのだろうか?
警察官としての身分を抹消して新しい経歴を覚え込ませるわけであるが、その辺りは肉体的にも精神的にも想像を絶する疲弊をもたらすに難くない。
例えば組織の一員として殺人を犯した場合は罪になるのだろうか?
その犯罪組織に警察官だとバレる可能性だってある。
その潜入捜査が終わった曉には、その捜査官にどのぐらいの報償が与えられるのか?
このように後々の事を考えたらリスクが大きすぎて、その方法が有効な手段だとは到底思えない。
その犯罪組織の人間を懐柔して情報を提供させた方が遥にマシのような気がするのだが。

『インファナル・アフェア2』をDVDレンタルで観た。
非常に面白い

つづき
by 16mm | 2005-05-22 22:15 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Trackback | Comments(2)

『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還/スペシャル・エクステンデッド・エディション』

『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還/スペシャル・エクステンデッド・エディション』をレンタルDVDで観た。
劇場公開版より50分長い250分という事でこのGWに断続的ながらも2度程観た。慎重にじっくり観るにはこのGWが良かろうと思っていたのだ。

この叙事詩とも言える作品を観ての感想は、「オレには向いてない」というものであった(笑)
必ずしも原作を読んでいないからという訳ではないが、それでも原作を読んでる人がかなり絶賛している所をみると、読んでないオレは映画を観ても意味合い的に取りこぼしている所があるんだろうなと感じた。
それがイマイチ楽しめなかった理由の一つのような気がする。あとは当然己の理解力のなさに原因があるのは明白である(笑)
偏見かもしれんが、『三国志』が好きな人は『ロード・オブ・ザ・リング』を難なく受け入れられるんじゃないかと思った。
オレのおツムでは聞き慣れない土地の名前と登場人物の名前を把握しきれなかったっす。彼らの旅がどういう経路で今どの辺りにいるのかというのが分からないのが辛かった。
なので語るべき事は皆無である上に語るべきではないともいえるのである。
が、それでも2度観たのは圧倒的な映像の力だと言ってもいいだろう。
ミナスティリスの城塞のロングショットを小さく馬に乗ったガンダルフが走るのが映像で確認できるのに感動したのだ。カメラがそれに合わせてミナスティリス上を旋回し景観を見せていく。絶対CGIなのは確かなのにこの実在するようなリアリティーに呆けて何度も観ていた。
たぶんCGの景観であっても人が動いてるという要素が加わると生活感というのが加わり、それがリアリティーを与えてるのだと思える。
『2001年宇宙の旅』の宇宙ステーションのドッキングベイの内側に小さく人影が動いてるだけで模型なのに模型に見えないというのと同じなのかもしれん。

後は リブ・タイラーの凶悪な美しさというのがオイラのハートを鷲掴みであった(笑)

ホビットのメリーとピピンが、ガンダルフの<誇り高き優秀で勇敢な民族>という台詞に相応しい働きをやっと最後に見せてくれた。この時の為だけに今までのダメさ加減があったと言っても過言ではないと思う。
冗談ではなく物語の最後に人が変わっていくというのがオレのツボらしい。

しかし、やっぱりアレなのは、フロド(笑)
この物語に思い入れ無かったオレが言う事ではないが、三作を通じてどう贔屓目に見ても、至上最弱の主人公(だよね?)という感想は変わらなかった。
従来の物語でいえば主人公の側にいて足を引っ張る役回りだよな、フロドは。
サムが主役で間抜けな従者がフロドという図式の方が収まりがいいような気がするが。
実はガンダルフにもアラゴルンにも思い入れは出来なかったオレが、唯一サムにだけは尊敬の念を禁じ得なかったのである。
フロドは最後の最後まで指輪の誘惑に負けたりするのにサムはがその影響を受けないのは如何なる意思の強さなのだろうか。
それからこのサムの役をやった俳優さん、上手いと思うぞ。

この映画の楽しみ方の半分以上を味わっていないとは思いつつ、その一部でも楽しめた事にホッとしたわけである。
by 16mm | 2005-05-08 22:26 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Trackback(1) | Comments(2)

『プラネテス』

宇宙ステーションが地球を周回し、人が月に住み着き、有人で火星や木星に向かって飛ぶ宇宙船があっても、人類から瓦屋根や学生服やトンカツが消えてなくなるほどSF化されていない近未来(笑)

借りたツタヤがお約束で『プラテネス』と表示してあったぞ(笑)

『プラネテス』全26話をレンタルDVDで鑑賞。その為非常に有意義なGWであった(笑)
SFとしてもドラマとしても、これと同じくらいのものを作れるなら作ってみろと言いたい。
今はっきりしてるのは、攻殻の『SAC』より『プラネテス』の方が好きになってしまったことだ(笑)
宮崎駿の『カリオストロの城』が、押井守の『ビューティフルドリーマー』がそうであったように、原作を換骨奪胎してオリジナルと言っても差し支えないような作品になっていた。
原作版とTV版どちらが優れているかというレベルではなしに、その二つの顔を持つことで見事に相互に補完しあっていたといえよう。
TV版『プラネテス』は原作版『プラネテス』とは比べられない。比べるなら、『プラネテス』とそれ以外の凡百のドラマとだ。

買おうかなDVD(笑)『SAC』売っぱらってでも欲しくなってきた(笑)

ここから先、能書き長いよ(笑)
by 16mm | 2005-05-05 22:27 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Trackback | Comments(6)

『プラネテス』『下妻物語』

ひさしぶりに撮影をして、ハッセルを使った。
よくカメラ雑誌で書かれている『立体感』を、初めてファインダーで確認出来た。『立体感』だとか『空気感』だとかを今まで感じた事がなかったので、気の狂った能書きw程度に思っていたのだが......
ハッセルの大きなファインダー越しに、確かに立体的な世界を確認出来たのが非常に嬉しかった。

『プラネテス』レンタルDVDで観た。
漫画は全巻読んでいたので、わざわざアニメーションを観なくても、とか、サンライズが作ると大味になってんじゃないか、とか思いつつあまり観るつもりはなかったのだ。
面白かった。
宇宙服のデザインや台詞のディテールの情報量が原作以上に緻密になっていた。単行本全4巻をTV版に伸張するための脚色が非常に上手くいっていると思う。
本来はシリーズを通して観ての感想にするべきなのだが、少なくとも続巻を観る気にさせる1話2話であった。
作画も非常に丁寧である。この水準をシリーズ全体で維持出来ればたいしたモノである。
原作はハチマキを主人公としつつも周りの様々な登場人物の群像劇のような体裁になっているが、TV版ではタナベが原作より幼い感じで描かれているので、ハチマキとタナベを軸にしていくのかなと思ったりしている。
人間はどこから来て、どこまで行けば気が済むのか......そう問いかけずにはいられないような良質な原作と相互に補完しあうような作品であって欲しいと願いつつ、続巻を観ていこうw

『下妻物語』レンタルDVDで観た。
ボイスオーバー(ナレーション)による語り口が『アメリ』に似ているなと思ったが、別にそれがこの映画にマイナスをつけるわけではない。
面白いw
主に心象風景の描写によって成り立つ少女漫画を、少年漫画の切り口で切り返してる、そんな印象の映画であった。
今、愛だの友情だのをストレートに表現したら相当に胡散臭いという事を作り手は熟知しているようだ。愛や友情を描きつつも更にそれを冷ややかに見て笑っている。
それでも観終わると、ロリータ娘とヤンキー娘の友情物語として素直に受け取れるのである。
深田恭子のラスト近くのアクションが非常に良い。それは日本刀を振り回す女優より殺気があったと思うw
主役の女優二人はもとより、脇を固める役者も大健闘。
最近TVでは体験できないようなエンターテイメントを映画館で体験できるようになってきたようだ。やっとお金を払う価値のある日本映画が増えてきたんだと思う。
そうは言っても、この映画劇場で観てなかったのだが(笑)
監督は以前『サッポロ黒ラベル』のCMで、スローモーションによる卓球シーンを演出したり、ガッチャマンに扮したスマップのCMを作った人らしく、映像は凝っている上に内容にマッチしている。
ラリった時に観るような色彩(笑)その他映像の随所に魅力的な工夫があり、それだけでも相当な吸引力があると思う。
地方を舞台にしてタイトルが『下妻物語』。イメージ的には垢抜けない。
しかし実際には垢抜けなさとは無縁であり、映像でも内容においても、キャラクターの造形してもセンスの良さに驚かされた。
非常に良くできたコメディーの傑作だと思う。

イチゴが泣くシーンで泣き声を出さなかったのが非常に良い、という感想は男特有の感想なのだろうか(笑)
by 16mm | 2005-04-24 23:36 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Trackback | Comments(8)

『コラテラル』

『コラテラル』をレンタルDVDで観た。
面白かった。
劇場で観とけばよかった。
この日記で散々にコキ下ろしたジェイミー・フォックスだが、件の『Ray』よりも『コラテラル』の演技の方がずっと良い。
主演で取るより助演の『コラテラル』でオスカー取るべきだったと思う(筆者は主演より助演を下に見ているわけではない。念の為)。
ああ、そっか。助演受賞はモーガン・フリーマンだった。そうすっとやっぱモーガンだな(笑)
それでもジェイミー・フォックスのオスカー受賞は『コラテラル』でと思っておこう(笑)

ちょっとネタバレ
by 16mm | 2005-04-17 23:41 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Trackback | Comments(14)

『血と骨』

映画が総合芸術と言うのであれば、その作品の評価というのは演出、脚本、音楽、撮影、その他諸々が、他の映画より優れていなければならないと思う。
作品はAが優れているが、監督の演出はBという作品が優れていて、音楽はCが......などというのは総合芸術の評価の仕方として"ねじれ"があるとしか思えない。

日本アカデミー賞最優秀監督賞 の『血と骨』をDVDで観た。
作品賞は『半落ち』。脚本賞は『スウィングガールズ』の矢口監督。
最優秀な作品は監督も脚本も最優秀でなくて良いのか?

『血と骨』について率直な感想を言えば、つまらなくはない。

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by 16mm | 2005-04-10 23:15 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Trackback | Comments(3)

『12モンキーズ』

公開当時からテーマ曲である組曲プンタ・デル・エステが耳について離れなかった。
高層ビルの上を飛んでいくフラミンゴ。建物の上で吠えるライオン。そんなイメージを映像に定着させている。それを観ただけでギリアムの映画だという事がわかる。

『12モンキーズ』のDVDを買った。
テリー・ギリアム監督は大好きだ。
この映画のDVDは以前から出ていたが、LDを持ってる事もありなんとなく購入せずにいたのだ。
が、このほどLDで別売りされていたメイキング込みでDVD化されたので即刻購入したのである。
しかも監督とプロデューサーのオーディオコメンタリー付き。
DVDも買うタイミング次第だなあと思う。待てば今回のように特典がおいしい状態で購入できる。が、待つだけ待って絶版になる事もあるから油断できない。

劇場、LDやビデオでは字幕で観た『12モンキーズ』だが、いつものようにDVDは日本語吹き替えで観た。
すると画面に集中したおかげで字幕を読んでいて気が付かなかった映像のディテールが見えてきた。
精神病院を脱走しようとしていたコールがレントゲン室の機械の動きを見るシーンがあるが、それは観客にタイムトラベルする時の機械と酷似していると言う事に気が付かせるシーンだという事に今回初めて気が付いた。コールの眼を通して分からせる部分であったのだが、今までオイラはまるで気が付かなかったのである。
こんな些細な事であっても、オイラはずいぶん見逃してる部分や理解が足りなかった部分があったなとDVDを観て反省をした。
更に時々聞こえる声が誰の声なのかというのを悩んだりしたのだが、コールにだけ聞こえる妄想の声と考えれば納得がいく。
ウィルスで死滅しつつある未来世界の人類も、タイムトラベルもすべてコールの妄想かもしれないという解釈もあり得る、そういう構造に作ってあると監督も言っていた。
そもそも二つの世界(妄想と言われる世界と現実と言われる世界)で気違い扱いされれば、普通正気は保てないやなw
たぶんコールはライリー博士と一緒にいる時だけ正気でいられ、博士を抱き締めることで現実のにおいを確かめていたのだと思われる。
映画は一見タイムトラベルをテーマにしたもののように見えるが、どちらかというと破滅を夢想して内向していく気違いの映画だといえるかもしれない。

主演の3人は見応えのある演技をしていた。

それよりもコメンタリーを聞いていて、ウィルスをバラまく科学者の役をデヴィッド・モースが演じているのを初めて知った。
『交渉人』の市警の役をが印象的だったのだが、『12モンキーズ』ではやや顔がふっくらしていたので、まったく気が付かなかったのである。
監督もプロデューサーもラスト近くの空港での演技を絶賛していたが、たしかに微妙な顔の表情が非常に良かった。この人は演技の幅の広い人なんだなと改めて思った次第。

終末を感じさせる映画にルイ・アームストロングの『この素晴らしき世界』を使うというセンスはハリウッドの映画からはなかなか出てこないだろう。
キューブリックの『博士の異常な愛情』のラストで核爆発してる映像のバックに流れる『また会いましょう』と同じくらい皮肉が効いている。
テリー・ギリアムもスタンリー・キューブリックもイギリス在住のアメリカ人だ。
たぶん二人ともイギリスの露骨な身分差別的な影響を強く受けていたにちがいない。
アメリカ人などイギリス人からすれば、歴史が薄い、粗暴な国の人間程度にしか認識してないだろうから。

ところで、字幕を読んでいるうちに流れていく映像を見逃してしまうことで映画の印象が大きく変わる、という事に今更ながら気が付いたわけだが、オイラのような日記程度の感想文を書いているならまだしも、日本人で映画評論家でございと名乗ってる者は、最低限英語が話せて英語圏の文化に精通していて、当然字幕無しで映画を理解できなければカネを貰う仕事としての資格はないのと違うか?
by 16mm | 2005-04-09 00:43 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Trackback(2) | Comments(5)