カテゴリ:本( 97 )

『続 数寄です! 2』『アオイホノオ(17)』『クリップオンストロボ 本格ライティング 〜オフカメラストロボ撮影を基礎から学ぶ』『町山智浩の映画ムダ話50 』

なんつーかね、昨今の残業時間について色々文句がある。
国で月の残業時間を80時間に設定されて、それを越えると色々面倒になるらしい。
会社自体が関係各位に文句を言われて頭をさげるのはヒラ社員のオイラにとってみれば1mmも呵責なく
「管理職や会社の取締役が頭下げとけばいいじゃん」
で済むんだが、問題は80時間越えた当事者の社員までが顛末書なるものを提出して会社に咎められるということ。
たかだか2時間越えただけで、しかも時間のない中仕事しての結果だぞ。
昔みたいに、といってもせいぜい10数年前は残業時間に制限がなく、社員もカラ残業やり放題の時とは違う。
その時カラ残してた奴らが揃いも揃ってエラくなって、自分がカラ残してたもんだから他の社員もカラ残してるだろうとの決めつけ。
結局そのバカ役員の想像の範囲でしか社員を管理できないからこういう状態になる。
クソみたいな社会と会社である。


昨日撮影。
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先日購入した"Vario-Tessar T* FE16-35mm F4 ZA OSS"を実践投入。
事前に扱いの練習はしたがAF時のフォーカス・ポイントの移動で少々もたつく。
作りがタイトな所為かズームリングもフォーカスリングも重め。
これまで単焦点を三脚つけて撮影していた身としては、手持ち撮影でこのレンズがガチガチに詰まった筐体を振り回すのが重く感じた。
しかし、この辺りは使っているうちに慣れるであろう。
問題はこれまでほぼ単焦点での撮影だったので、F値が1.4とか1.2とかコンマキューゴーの明るさに慣れていて、このレンズのF値4という数字がとてつもなく暗い(笑)。
かと言ってこの上のF2.8のレンズだと価格も手持ち撮影としての重さとしても折り合わない。
ただ描写のシャープさや手ブレ補正機能はかなり良好で、今までどんなにガッチリホールドしてもブレ画像を量産していたのが抑えられた。
もっとも手ぶれ補正機能があったとしてもキッチリとレンズとカメラをホールドしなくてはいけないのは言うまでもないんだけど。
現状だとものすごく慎重に構えて15分の1ぐらいを自分の限界値にしておこうかな。


本日日曜日、銭湯に寝湯、ストレッチ、日光浴。
足首のストレッチは先週3回ほど泊まったカプセルホテルの風呂場でやったのでパス。
やりすぎというものがあるわけではないが面倒臭いからである(笑)。


『続 数寄です! 2』
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AmazonでKindle版購入。
本作も本巻をもって終了。
作者が日本の建築様式の数寄屋造りの家を建てつつ、"数奇"を通して能や掛け軸やお茶などについても語られ興味深く読んでいたのだ。
最終巻では作者である山下和美の父親の話も出てきた。
本を溜め込み、捨てられないところなど非常にシンパシーがもてた(笑)。
作家としても山下和美はすげえなと思う。


『アオイホノオ(17)』
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AmazonでKindle版購入。
本巻、主役のホノオくんが周りのキャラクターに翻弄されまくるの巻(笑)。
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津田さんのこの顔好き(笑)。
更に
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地図は読めなくても(笑)場の空気に無神経な男に対してものすごく敏感に繊細に場の空気を読む女性の面目躍如(笑)。
すっきだわ、津田さん。
更に本巻で
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新谷かおるが思いの外いいヤツであったということが分かった(笑)。
そうか。
『ファントム無頼』なんかでもいろいろ苦しめられたのね(笑)。
蛇足だが
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久々に『新吼えろペン』の第1巻を読んでみた。
上のコマの脚本家の福田Uイチローって『変態仮面』の監督にしてTV版『アオイホノオ』の演出をした福田雄一だよな(笑)。
こんな前から関わりがあったのか(笑)。


『クリップオンストロボ 本格ライティング 〜オフカメラストロボ撮影を基礎から学ぶ』
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AmazonでKindle版購入。
Amazonのレビューで高評価だったので購入してみた。
すっげえ良書。
ライティングの本というと、作例があってそれに対してのライトやレフ版の位置を図にしたものが大半で、それはそれでいいんだが、その作例と同じような被写体や撮り方しかできない。
つまり、オイラのようなライティング初心者だとその手の本は他の状況に応用できにくいと感じていた。
で、本書はオイラのような初心者がライティングの初歩の初歩を学びつつ、機材を含めてライティングすることの意味を平易に解説してくれている。
●絞り 被写界深度のコントロール ストロボ光のコントロール
●シャッタースピード 動きのコントロール 環境光のコントロール
こんな感じに知ってって当然のようなことであっても文字で書かれていれば読んで反芻して身になって行く。
その他、ソフトボックスとアンブレラの違いや白レフと銀レフの違いなどもものすごくわかりやす作例が出てる。
ライティングの数やライティングの位置も大事であるが、ライティングというのはなぜ必要なのか?ということが冒頭で宣言されていおり、機材の差や絞りとシャッタースピードなどの制御でどう変わるのかという部分の理屈から入るにはこの上の本であると思う。
特にこの本は本格的な大きいストロボではなく、カメラの上に付ける、いわゆるクリップオンと呼ばれる、ちょっと無理すれば買える程度のストロボ機材をベースに解説されているので自分で検証するにもハードルは低い。
ハードルは低いけど、この本を熟読できて理解できればその上のライティングにも容易に移行できると思われる。
オイラも真剣に熟読するつもりである。
プロではない、アマチュアのカメラマンでライティングに興味のある人は一読をオススメします。


金平守人
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祝ってもろてうれしい。
というわけで、オイラとしてはまったくめでたくないんだが、昨日50歳になっちった(笑)。


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町山智浩の音声解説を購入。
評判の高い本作も観た人によっては「??????」となり、ヘタすると
「わけわかんねー、なので駄作」
などと思われかねん。
もちろん映画には人によって好き嫌いや向き不向きは当然としてある。
しかしね、「わけわかんねーから駄作」というのはあまりにも早計すぎる。
オイラは自分以外に評価する人がいる限り、わけわかんねーのは自分の理解が足りないのだと謙虚に思いたい。
オイラにとっては町山智浩や宇多丸が評価しているものに対して自分がわからないのは理解度がたりないという指針になっている。
なのでこの『メッセージ』というちょっと特異な(『2001年宇宙の旅』や『ブレードランナー』のような名作になるかどうかはもうすこし時が経たんとわからんが)映画を理解するために町山の評論をはじめ様々なブログの解説を読んだりした。
で、この町山智浩の解説を聴いて思ったのだが、本作において理解の難関って"時制"についてのことだと思う。
多くの人間にとっての時間ってのは、暗闇の中を蝋燭を持って進んで行くことだと思う。
進むたびに蝋燭を置いていくので振り返れば自分の来た道筋は蝋燭の光で照らされている。
長く進めば遠くに置いて来た蝋燭は見えにくくなり、中には消えちゃった蝋燭もあろう。
で、未来はといえば蝋燭の光など半径一メートルにも満たないので進んで行かないと全く見えない。
未来は不可視であり過去は忘却の彼方に。
とにかく時間というものはなんとなく時間の進む方向に一直線だと信じ込んでいる。
少なくともオイラは。
その常識に囚われていると『メッセージ』の主人公である言語学者ルイーズ・バンクスが冒頭での娘との関わりが過去のものだと思い込んでしまうのだと思う。
『メッセージ』に出てくる異星人は"時制"のない言葉を使いそれは文字にも現れる。
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墨で吹き出されたような円環のシンボル。
これは言葉の文字ではなく、このシンボル自体が文章になっているのだ。
輪っかなので文字の始まりも終わりもない。
この文字が体現するようにこの異星人は過去・現在・未来を同時に知覚できる
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この人みたいな存在なわけだ(笑)。
"言葉は考え方に影響を与える"というサピア=ウォーフの仮説が本作を理解する上での手がかりの一つになっている。
異星人の言語を理解するうちにルイーズは異星人のもつ力を自分のなかにも内包しはじめる。
その異星人の持つ力は劇中では"武器"という剣呑な言い方になっているけど、異星人が3000年後の自分たちを助けてもらうために地球人を進化させるための"鍵"というかやはり劇中でつかわれたように"ギフト(贈り物)"と解釈するのが正しいと思う。
なので地球人であるルイーズが異星人の力を得て、自分が授かる娘の運命を知っていながら娘を産み育てようとする姿勢はやはり納得しがないものだろう。
だからこそ<おそらくそれが理由で>旦那とも別れることになったんだと思う。
町山の解説はこの運命についてであるとか、子を育てることの幸福についても非常に真摯に語っている。
なんかね、本当にまた本作を観返したくなって来たよ。
町山の解説を聴いたらやっぱり本作は傑作映画なんだと思えて来た。
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町山智浩、最近ネットで「ネタバレ」云々で叩かれまくっているようだ。
オイラは町山はどんな映画でもこと”ネタバレ”に関してはかなり慎重に配慮しているように感じるんだが。
オイラは観る映画を事前に顛末まで調べて観ちゃうことがあるので(笑)別にネタバレに関してはあまり気にしたことがない。
もっとも『シックス・センス』みたいな映画でネタバレしちゃうのは論外だけどさ(笑)。
正直町山の解説を聴いてから『メッセージ』を観てたら、ものすごく腑に落ちて幸せな気分になったんじゃないかなと思うんだけどね。
追記:『メッセージ』のパンフレットを買った。
映画を理解する上でかなりのガイドになると思う。
町山智浩の解説もある。

by 16mm | 2017-05-28 22:24 | | Comments(2)

『ケトル Vol.36  2017年4月発売号』『ヴィンランド・サガ(19)』

先週末で言うと『3月のライオン 後編』『美女と野獣』『バーニング・オーシャン』と観る予定の映画が三本あったのだが、都合がつかず観れなかった。
この時期映画を次週にもちこすと更に観たい映画が増えて行くという(笑)。
今週末は『無限の住人』だ。
ただGWになるので多少時間も融通できるであろう。
それでもGWは通院などで忙殺されそうな予感(笑)。
『バーニング・オーシャン』はマーク・ウォールバーグが出ていて気に入らないのだが、まあジョン・マルコビッチだとかも出てるしね。


先週土曜日、ヘアカット。
ヘアカットはいつものようにとどこおりなく進んだのだが、問題はカラーリング(笑)。
以前は現在ニューヨーク在住のスチャラカ美容師がオイラのカラーリングをしていてくれてかなり気に入っていたのだ。
が。
そのスチャラカ美容師がニューヨークに渡ってしまい、残った彼女のカラーリングのレシピが無茶苦茶いい加減で(笑)。
前回そのレシピ通りにやったら髪の毛真っ青(笑)。
どうやら件のスチャラカな彼女はレシピをベースにその時々で思いつきで薬剤を調合していた模様(笑)。
当然思いつきの目分量なのでレシピには乗らず(笑)。
で、オイラ、実はこのような事態を割と肯定的に受け止めている。
どんな仕事でもそうなんだが、現場から離れて利益追及に走り始める会社の経営層は、どんな仕事でも誰でもできるようにしておくように、などとお達しを出して強制するんだが、いわゆる仕事を標準化するなどというのは理想であり幻想で、実際は不可能だと思っている。
ヘアカラーの調合だって季節や客の頭皮の状態などその時々の判断で標準化したレシピからの微調整が必要になるということだ。
この季節で客の頭皮がこうだったら薬剤の調整はこうだ、などというレシピは書いたところで読むのも億劫なほど詳細で長いものになるのは目に見えているし、書くほうだってどう書いていいかわからんだろう。
その標準化したレシピからの"ゆらぎ"を的確に作るのがその人の経験値やセンスというものになる。
高い金を出して客に不満足だとクレームをつけさせないよう、レシピはある程度必要であるのは間違いではない。
が。
その”ゆらぎ”というものを楽しんだり人にやってもらう際において寛容さというものも必要なのではないかね。
あくまでもやる人間に悪意がないということが前提であるけど。


本日日曜日、銭湯に寝湯日光浴ストレッチ。


『吉田豪:「ガンダムの生みの親」漫画家 安彦良和 の本性を語る』

YouTubeにて。
概ね
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『原点 THE ORIGIN』に載っていた部分と被る。
特に宮崎駿に対談を断られた件だとか(笑)。
オイラは本や風評でしか知らないのだが、『ヤマト』の西崎義展という男を肯定的に見れないのだが、安彦自身は西崎を憎からず思っていたようだ。
アトムが描ければ、アニメができればタダでも描く、なんて言ってた子供のような集団だった当時の虫プロの中にいて、西崎は安彦にビジネスという部分で大人の黒い部分を見せてくれた人間だと言っていた。
おそらく安彦はその部分で西崎に引っかかったんだろうね(笑)。
西崎がアニメーターを眠らさないで働かせるために所謂”眠くならないクスリ"を配ってたというのが笑えた(笑)。


覚書
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写真家 中村 成一写真展「dewy(デューイー)」


先週『dマガジン/ドコモ』‎
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『週刊新潮2017年4月27日号』を読んでいたら
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大友克洋が日本で開催されるブリューゲルの展覧会に合わせて独自の『バベルの塔』を描いたというグラビア4ページカラーでの特集が載っていた。
大友のバベルといったら
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1984年発売されたCanonT70の広告イラスト。
今から今から33年前に描かれたこれだよ(笑)。
今見てもスゲェ。
カッコいい。
で、33年後の現在、大友が描いたバベルなんだが......
......
Canonに許諾をもらって33年前の画を出した方が良かったんじゃないかねえ。


『ケトル Vol.36  2017年4月発売号』
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AmazonでKindle版購入。
『ブレードランナー』の特集である。
ちょっと気合の入った『ブレードランナー』ファンなら読んでいるであろう
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『メイキング・オブ・ブレードランナー ファイナル・カット』なる分厚い本をオイラもすでに読んでいるので、そこに書かれている以上の情報はなし。
しかし『ブレードランナー』初心者にはいいかもしれん。
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"I've seen things you people wouldn't believe. Attack ships on fire off the shoulder of Orion. I've watched C-beams glitter in the dark near the Tannhauser Gate. All those moments will be lost in time, like tears in the rain. Time to die. "
......
もうなんつーか、言葉にならない名セリフだよな。
年々このセリフの凄みが確信に変わって行く。
SFであり哲学であり、人間を非常に端的に言い表しているというかね。


『ヴィンランド・サガ(19)』
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AmazonでKindle版購入。
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トルケルを肯定できるとしたら、力だけが正義であり、強いものこそが正義であるという部分を隠さないところだ。
こいつには話して丸く収めようなどという理屈は通らない。
トルケルの前で理屈を言い出したら、瞬間的に殺されるだろう。
というと、では世界は力と暴力で簡単に支配できそうだが、そういう人間も年齢とともに衰える。
老いればどんなに強かった人間でも大勢の若者に袋叩きにされれば死ぬであろう。
為政者は老いた時、力がなくなったと実感した時に、法だの憲法だのを持ち出して老いた自分を守ろうとする。
法や憲法はなにも弱者のためではない。
しかしトルケルは自分が弱くなった時に殺される事を恐れない。
というか、自分が老いて弱くなることを想像できない。
弱くなったら殺されるだけだ。
トルケルはこの考えをブラさないで死んで行くように感じられる。
それとトルケルは必ず戦の前線で戦うんだよね。
戦争は、ボスが殺られたらおしまいになる事がおおいわけなので、ボスは後衛にいるもんだ。
だけどボスが後衛にいると戦況が見えないから適当なことしか言わずに、それこそ兵隊に命があるものだということを全く考えなくなるもんだ。
そういう意味でもトルケルは好感が持てる。
兵隊より前に出て戦うんだから。
所詮、戦争などというものに賢いも愚かもないんだからね。


本日はこの辺で。

by 16mm | 2017-04-23 20:53 | | Comments(2)

『おかあさんの扉5 なにそれ!?五歳児』『長い道』 町山智浩の映画ムダ話42 マーティン・スコセッシ監督『沈黙サイレンス』

先週土曜日に『マグニフィセント・セブン』を観ようとしたのだが、20時以降の時間帯での上映がされてなく断念。
先々週の『スノーデン』と比べたら『マグニフィセント・セブン』の方が上映期間が長かろうと予想したのだが、上映時間が遅い時間がないとは思わなんだ。
なんとなく『マグニフィセント・セブン』はBlu-rayレンタルされても観るかどうか微妙だったので、だったら劇場で観ようと思ったのだ。
『ドクター・ストレンジ』はキャラクターに馴染みが無い所為か興味が持てず。


先週土曜日、歯の治療&メンテナンス。
右上の歯の根っこに土台を立てる治療。
実際は根っこが割れてかなり難航した模様。
とりあえずそれで様子をみつつ3週間後ぐらいにその土台を元に歯を作るよし。
その後、いつものように美形で剽軽なドS歯科衛生士女史に歯石を取ってもらう。
歯石取りのガリガリがオイラの左奥歯、親知らずに触れた時に他の歯とは違う感触というか、主張を感じた。
オイラ「なんか、おそらく気の所為だとは思うんですが、親知らずの歯石取りしてもらった時の感触が他と違うような」
それを聴いて女史の目がキラ〜ンと光る(笑)。
オイラ「いや、ちが...う。気のせいです」
女史、再びオイラの口をこじ開けて件の歯を見聞。
女史「先生〜、左の奥歯がヤバイっす〜」
などと先生にチクられた(笑)。
女史「いや〜、あの歯、虫歯みたいだし、抜かれたがってるみたいよ」
などとニコやかにおっしゃった(笑)。
治療後、先生から借り受けている機材の期間延長をお願いして快諾してもらう。


本日日曜日、スーパー銭湯でストレッチとサウナ。
陽は差してないし、肌寒いので露店での寝湯と日光浴はパス。


『おかあさんの扉5 なにそれ!?五歳児』
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AmazonでKindle版購入。
本書は紙の本が発売されてから一年後にKindle版が発売されるというサイクルのようだ。
だから待ち遠しかった本書であるが、今はもう次巻である6巻が紙の本で発売中だ(笑)。
まあ一年後の楽しみというのがあってもいいよね。


『長い道』
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AmazonでKindle版購入。
期間限定なのか199円で買えたお得さ。
『この世界の片隅に』のこうの史代の本はいずれ全作読破するつもりでいたんだが、そんな作家の本を一時的にとはいえ安売りしている時に買っちゃう自分の浅ましさが恨めしい。
本作は『この世界の片隅に』のすずさんみたいな女性が甲斐性なしの男と夫婦になっての日常をほのぼのとしていながら、時折するどいエピソードを交えていく短編の連作である。
オイラとしては旦那の荘介がイラっとするほどの酷い男にしか見えず、ただただ奥さんの道(みち)さんが可哀想で可愛くて。
でも道(みち)さんも一筋縄ではいかない女性に設定してあり、それが魅力ではある。
Amazonのレビューでキャラクターの名前を老子や荘子からの引用という解説があり、無知なオイラにはわからない作品の底知れなさを知ってゾクゾクした。
やっぱりこうの史代って人は侮れないというか一筋縄ではいかない作家であると再認識した。


『漫画アクション 2016年12/20号』
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AmazonでKindle版購入。
『この世界の片隅に』つながりで、原作者の こうの史代と のん の対談。
女性目線からの物語のアプローチの具体例として映画版にあった独自の言い回しを原作通りにしたとか。
のん が並並ならぬ熱意で本作に挑んだ事がわかって好感が持てた。
それを受け止めた片渕監督の懐も深いと思う。


『漫画アクション 2017年2/7号』
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AmazonでKindle版購入。
町山智浩と片渕須直の対談の第三弾。
更に次回に続くと(笑)。
文章でもいいけど、Podcastにしてくれたら絶対買うと思うぞ、オイラは(笑)。


『矢口史靖の「映画の常識・それほんと!?」「威嚇射撃はどこへ行く!?」』

今月公開の『サバイバルファミリー』宣伝の一環か?矢口史靖演出でつくられたもの。
威嚇射撃で空に向けた弾はどうなるのか?というオイラの長年の疑問に答えてくれた(笑)。
なるほどねえ。
本来、威嚇射撃を空に向けては撃たないということも初めて知ったよ(笑)。
矢口史靖ってこういうヒネた感じのセンスが魅力なんだよな。


町山智浩の映画ムダ話42 マーティン・スコセッシ監督『沈黙サイレンス』
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町山智浩が解説するマーティン・スコセッシの『沈黙-サイレンス-』。
弱き者達が苦しんで死んでいくのに神はなんで黙ったままなのか?
宗教に殉じて死を選んだ者がいるなかで、生きるために踏み絵を踏んづけた者もいる。
その踏んでしまった者は軽蔑されるほどの悪い人間なのか?
踏んでしまった人間だって弱き者ではないのか。
十戒には"汝、殺す無かれ"と記されているわけであるが、キリスト教が原因で殺されている人間がいる現実をどうみたらいいのか。
裏切らざるをえなかった人間の弱さに対して許しは与えられないのか?
苦しんで死んでいくという現実の恐怖の前に宗教を裏切るということは人間的な部分ではないのか?
町山はこのスコセッシの傑作に対して宗教以外のもう一つの視座を提示する。
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マーティン・スコセッシの師匠であり盟友であったエリア・カザンに対するオスカーの授与。
スコセッシが根回ししてカザンに与えたオスカー。
あのマーティン・スコセッシが奔走してもハリウッドのアカデミー会員のエリア・カザンへの裏切り者としての扱いは払拭されずにいた。
それはこのエリア・カザンへの授与に際しての映像を観れば分かる。
町山によれば、スコセッシはおそらく形だけでもいいからハリウッドからカザンに対して許しを与えてもらいたかったのだ。
赤狩りで窮地に立たされたエリア・カザン。
共産党員の名前を言わなければ映画は撮れないぞと脅され、密告者になったカザン。
しかし、恥を忍んで密告者になったにも関わらず、ハリウッドはカザンを裏切り者として扱い、やはり映画を撮れなくなってしまった。
エリア・カザンが問題なのは裏切り者でありながら、賞賛されるべき映画も作っちゃったというところにある。
映画でしか生きられない人間から映画を取り上げられると言われた時に、保身に走って結果裏切りを働いたとしてそれを誰が責められるであろうか?
オスカー授与の時、エリア・カザンはガンにおかされていた。
だからこそ最後の最後でスコセッシは自分が映画を撮る理由を与えてくれた師匠であるカザンに映画の神様からの許しを得てやりたかったのだ。
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これは
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こういう事だよな。
町山の解説を聴いてますますスコセッシが好きになった。


本日はこんなところで。


久々に逃避的な意味で画を描いてる。

by 16mm | 2017-02-05 21:04 | | Comments(2)

『漫画アクション 2017年1/17号』『1・2の三四郎2』『座敷女』『金魚妻』『彼女とカメラと彼女の季節(1)』『いつかモテるかな 1』『壬生義士伝 6』『田中圭一の「ペンと箸」』

先週土曜日、心療内科。
担当医に経過報告。
特に問題なく過ごせたが、今後花粉症の季節が本格化した時が不安な旨を伝える。


先週土曜日、歯のメンテナンス。
いつものように美形で剽軽なドS歯科衛生士女史に歯石を取ってもらう。
メンテ&治療後に先生から
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アクション・カム用のジンバルをお借りする。
毎度のことながら自分の私物を見境なく貸してくれる太っ腹さに、頭を地面に打ちつけるがごとく下がりまくりのオイラである(笑)。
アクション・カム用のジンバルなのでオイラの私物のα7rは付けられないが、映画で言うところのスティディ・カムのような撮影ができるのは相当に楽しい。
先生によると今後の動画撮影はドローンとの連携になるだろうとのこと。
しかし、オイラもそうだが、先生も今のドローンのバッテリーのもちなどを考えるとドローンで自由に撮影というのは現状考えられないという判断ではある。


本日日曜日、スーパー銭湯に寝湯、ストレッチ、日光浴、炭酸浴
寒い所為か露天にあまり人がいないので、今日は比較的のびのびとした。


ああ、なんということだ(笑)。
"Adobe Flash CS4"の挙動が遅いもんだから、OSのバージョンを下げようと"TimeMachine"で昨年の6月ぐらいのものに復元したら、奥さん、これってOSだけでなくファイル全部が復元されちゃうんですね(笑)。
それだと不都合なことが多すぎるので今年のデータに復元しなおしました。
したらですね、"Adobe Flash CS4"と"Adobe Dreamweaver CS4"が
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(Error 150:30)というエラーが出て起動せず。
結構必死になって(笑)ネットをウロウロしてたら解決策を見つけてとりあえずそれぞれのCS4バージョンが立ち上がるようになったと。
で、このエラーが出て起動しなかった時にそろそろCS4バージョンに見切りをつけようかと思ったですよ。
Adobe Creative Cloud‎に毎月5000円ぐらい払っておきながら使ってるのがPhotoshopだけだったとう(笑)状態だったので。
したらですよ、いま"Adobe Flash"ってないんですよ奥さん(笑)。
びっくりですよ(笑)。
今は"Adobe Animate CC 2017"っていうのが"Adobe Flash"の後継なんだと。
今更ですが知りませんでした(笑)。
更に驚きなのがこの"Adobe Animate CC 2017"で使用されるスクリプトが"ActionScript3.0"になっておるのですよ。
これまで使っていた"Adobe Flash CS4""ActionScript2.0"で多少ほんのちょっと努力すればなんちゃってなものがオイラにもできたんですわ。
"Adobe Animate CC 2017""ActionScript3.0"しか動かないらしく、さらにスクリプトの書き方に"ActionScript2.0"との互換性がまったくないので"ActionScript3.0""ActionScript2.0"を混在することもできない。
"Adobe Animate CC 2017"は現状の"Adobe Flash CS4"よりも挙動が安定しているようなので移行した方がいいんだが、ちょっと新たに"ActionScript3.0"を勉強してってのがネックになっている。
もともとプログラムの知識があるわけではないからね。
ボチボチ画像のwebでの展示を変えざるを得ない時期に来ているのかなあ。


『漫画アクション 2017年1/17号』
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AmazonでKindle版購入。
『この世界の片隅に』における片渕須直と町山智浩の対談の2回目。
町山が関わってる対談ならつまらない筈はない。
更に別に柳下毅一郎のコラムもありなかなか。


『1・2の三四郎2』全6巻
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AmazonでKindle版購入。
本作自体は最近の作品ではないが、作者の小林まことは本当にすぐれた漫画家だと思う。
八百長だのなんだの言われているプロレスを非常に肯定的に定義して読者に提示している。
オイラもこれを読んでプロレスというものがわかった気になったから。
プロレスは技をかけるのが主眼ではなく、如何に相手の技を受けて耐え続けられるか、という風に考えると非常に腑に落ちた。
相手の技を受け止める為に厳しい訓練をしている。
優れた技が勝敗を決するのではなく、優れた技を如何に凌いで耐え続けられるか。
凌いで耐えた人間が勝つんだと思う。
それがプロレスラーなんだと思う。
一時期"みちのくプロレス"や"FMW"の試合も見に行ったオイラだが今では関心の外。
それでもプロレスは肯定的に思っている。


『座敷女』
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AmazonでKindle版購入。
10年ぐらい前に読んで、思い出したように再読したくなって購入。
雑誌掲載時にストーカーという言葉があったかどうかわからんが、一方的な強い執着をテーマにホラーを描くというのは珍しくはない。
が、"ストーカー"という現代的でだれにでも起こり得る現実的な恐怖をベースにすることでホラーにリアリティを与えている。
現実離れしたような描写があっても、ベースの恐怖にリアリティがあれば成立するという好例だと思う。


『金魚妻』
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AmazonでKindle版購入。
抜群の画の上手さとエロさ。
1話完結で女性の肉欲を描いていく。
『先生ごめんなさい 』はどうなったんだろうか?(笑)。


『彼女とカメラと彼女の季節(1)』
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AmazonでKindle版購入。
"カメラと女の子"というのがオイラのツボかな?などと思って一巻だけ購入したのだが、イマイチこの作品の世界観に入っていけず。
続巻を読むかどうか微妙に揺れてる状態である(笑)。


『いつかモテるかな 1』
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AmazonでKindle版購入。
女性が男の服装など(センスや清潔か不潔かを含めて)に敏感なのは、女性が比較的男よりも化粧などをして世間に対する見てくれを良くするための努力を続けているからだ。
だから服装がだらしなかったりする男が許せない、というのもわかるよな。
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で、いまだに↑オイラもこんな態度でいるわけなので、コリャ結婚どころか彼女もできねーわな(笑)。
つまり
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現状のオイラは↑こ〜ゆ〜ことであり(笑)。
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↑こ〜ゆ〜ことなのであった(笑)。


『壬生義士伝 6』
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AmazonでKindle版購入。
待望の新刊。
これまでも楽しんで既刊を読んで来たが本巻は更に面白い。
それは本巻の目玉に坂本龍馬暗殺についてのテーマを据えているから。
坂本龍馬の暗殺については諸説ある。
おそらく現状一番リアリティのある描写を提示したのは言うまでもなく司馬遼太郎の『竜馬がゆく』の暗殺の件だろうと思われる。
実際"龍馬モノ"をテーマにした他の小説や漫画や映画なども司馬の暗殺の件をベースにしていることが多い。
しかし、本作で描かれる龍馬暗殺は非常にフレッシュな説を提示していた。
いや、オイラが知らないだけでこの作品で描かれる暗殺説はすでに語られてていることなのかもしれんが。
本作で描かれる龍馬暗殺の理屈を巧妙に考えたのは原作者の浅田次郎だが、コミカライズにおいての作画担当のながやす巧の描写の上手さと秀逸さが浅田の説に説得力を持たせているのは言うまでもない。
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ながやす巧の描く龍馬がすごくいい顔で描かれているんだよね。
ただ非常に説得力のある説と描写を提示しているけど、それでも穴はあって、なぜ生き残っていた中岡慎太郎は暗殺者の名前を言わなかったのか?とか、中岡慎太郎はかなりズタボロになるまで切りつけられていいたはずなんだが、という部分の疑問は残る。
それでも司馬遼太郎の思い描いた暗殺の描写に匹敵するほどの説得力はあったと思っている。


『田中圭一の「ペンと箸」』
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AmazonでKindle版購入。
著名な漫画家達の子女子息達が彼らの親との印象に残る食事を紹介しつつ、それぞれの親である漫画家達のエピソードを語って行く。
著者である田中圭一といえば
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手塚治虫のタッチを完璧にトレースして手塚が描かなかったようなエロいのとかを描いたりしていた、ぐらいしか知らなかったのだが、本作に登場する多数の漫画家のタッチをその都度トレースして作品にしている。
アニメーターを除けば、タッチを自在に変える漫画家なんてそうそういない。
それだけでもすごいことだよな。
トレースした作家のタッチどころか雰囲気まで似せて自分の作品にしてるんだから。
西原理恵子、ちばてつや、赤塚不二夫、諸星大二郎、江口寿史、かわぐちかいじ、etc......。
それぞれの漫画家達の興味深いエピソードも楽しく読めた。


『月刊日本カメラ 2017年2月号 』
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書店で書籍購入。
最近あまりこの手のカメラ雑誌を買わなくなっていたのだが、それでも一冊に自分が興味のある複数の特集が組まれていると買ってしまう。
本書でモノクロ写真関係の特集と標準レンズ50本撮り比べというものに興味を持った。
"現代の名玉を探せ!標準単焦点レンズ現行50本撮りくらべ"
とか書いてあったからさ、てっきり
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オイラの持ってる、まだ借金があるけど(笑)、絶対に世界最強の一つだと思っている
Leica Noctilux-M 50mm f/0.95 ASPH Lens
が、当然その50本に入っていると思うじゃん(笑)。
それが入ってねーでやんの(笑)。
いや、その特集にエントリーされてるレンズだっていいレンズばかりだとは思うけど、世界最強の0.95を外すなんてことはないんじゃねーの。
それともあれかい、貧乏人のアマチュアのオイラが持ってるこの150万のレンズを選者のプロカメラマンは使ったことがない、持っていないということかえ(笑)。
持っていない、使ったことなかったら、そりゃ選ぶことはできんわな(笑)。
サンダー平山がいたらこんなこんな画竜点睛を欠くようなことはしなかったろうな(笑)。
残念也。


カメラ雑誌でいえば『フォトテクニックデジタル』を電書にしてほしいと思っている。
『〜デジタル』と表記していながら電書にならない(笑)。
この雑誌は女性を写した写真が多いのでオイラ好みなのだ。
電書になれば毎月買ってバックナンバーも揃えるんだがなあ。


『葛城事件』『沈黙-サイレンス-』の感想を書こうと思いましたが、来週に持ち越します。
どちらも傑作でした。

by 16mm | 2017-01-22 21:34 | | Comments(2)

『ヤンチャン調査部 オレに聞かれても・続 1巻』『毎日かあさん10 わんこギャル編』『白竜-LEGEND- 45』『新久千映のねこびたし 2』『天の血脈(8)』

先週月曜日の帰宅時である。
駅から車に乗って自宅に戻る時、車が無駄に振動していた。
信号待ちのアイドリングの時なんて低回転での大きな振動でエンストすんじゃね?と思うぐらいの。
駐車場にいれてボンネットを開けると、開けた時に使う突っかい棒を固定しておくボンネット側のフックが破断していた。
なるほど、つっかい棒がエンジンに直接触れて反響していたのかしらん?とよくわからないながら理屈をつけ、そのつっかい棒をガムテープで固定した。
で、次の日の朝の通勤時。
やはり振動は止まらず。
ああ、そう言えば今年の初めに車検をしてからエンジンオイルを交換してなかったっけ、と思いエンジンオイルを確かめてみるも一応ちゃんと入っている。
会社に連絡して有給をとってディーラーに車を突っ込む。
そうすると、なんでもエンジンが1気筒死んでると(笑)。
排出弁のコイルが損傷してシリンダー内で爆発はするもクランクが動かずにいたらしい。
朝イチにディーラーに突っ込んだのが功を奏したか、部品を他店から融通できそうだとのことでPM03:00に改めて来てくれとのこと。
一旦帰宅してPM03:00に再度ディーラーに突っ込み、一時間ほどで修理完了。
エンジンオイルの交換と込で23112円。
いや〜、これだけで済んで良かった(笑)。
もしかしたら半月ぐらい入院するかなと思ってたし、そしたら修理費用も10万円単位になってたかもしれないし。
もしかしたら借金持ちのオイラが更に借金をして車を買う羽目にはるやもしれんとかなり戦々恐々であったのだ(笑)。
予定外で会社を有給で休んだので残業時間のマージンができてよかったかなと思っている。


先週土曜日、ヘアカット。
衝撃の告白(笑)。
いつもオイラの髪の毛を素敵に染め上げていた女性が今いる美容室を辞めてアメリカのニューヨークに行くと。
びっくり仰天のオイラ。
その女性、自分でも言っていたし、オイラもそう思うのだが、英語、喋れない(笑)。
日系人の多い場所の美容室で働くからあまり英語の心配はない、などとスットコドッコイなことを言いやがり、そこで来年50歳になるそこそこ良識のある中年オタクとして彼女がカラーリングしている間ずっと説教。
それでもなんかニューヨーク行きに向け着々と進んでいるようで終始青ざめているオイラ。
それとは別の話だが、会社の同僚の女性も保母さんになると今月で会社を辞めると。
まあ、前者の女性と後者の女性とでは行動に対する考え方は違うが、"女性"という社会的には不利に扱われている存在でありながら、自分にとって厳しい方向に舵を切ろうとする勇気と意地は、少なくとも男のオイラには真似できないと思った。


本日日曜日、寝湯、日光浴、ストレッチ。


『ヤンチャン調査部 オレに聞かれても・続 1巻』
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AmazonでKindle版購入。
掲載されている作品自体は2007年から2008年ぐらいのものらしく当時の時事ネタなど(藤原紀香と陣内智則の結婚ネタなど)が多いのだが、それらのネタに対するリアクションがおそらく今でも同じ反応をするであろうといものなので、読んでて古さを感じない。
ギャグ作品として普遍性を獲得している稀有な作品ではないかね。
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シリアスな絵柄でギャグをやるというのは別段新しい手法ではないが、金平の端正で緻密な描線とギャグのミスマッチな感じに魅力は感じるのである。
金平が自分の作品について
「台詞が多くて読みにくい」
とか言われていると自虐的に語ることがあるのだが、にわかに信じられない。
たかだか漫画を読む行為を面倒に感じるとは。
ページあたりの情報量の多さがお得、とか思わんのだろうか。
巻頭がカラーで目次や注釈などにも手間暇かけた本作が100円ってのはどういうことだ?
安すぎるだろう。
オイラなら1000円でも買う。


『白竜HADOU』
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イボイボの健康サンダルを履いたオヤジが主要読者と言われている(笑)週刊漫画ゴラクで『白竜HADOU』の連載が始まった。
『白竜』→『白竜LEGEND』。
そして『白竜HADOU』。
このシリーズ、タイトルが変わるたびにリブートされて一巻から始まる構成になっている。
『白竜』から『白竜LEGEND』は通巻ではなく、『白竜LEGEND』では再び一巻から始まるのは営業上の理由もあるのだろう。
おそらく今回の『白竜HADOU』もいわゆるリブートというかたちで一巻から始まるものと思われる。
掲載誌を立ち読みしたところ『白竜』や『白竜LEGEND』の最初と同じように登場人物の紹介から入っている。
ものすごく一見さんや中途から入った読者に優しい構成である(笑)。
で、今回の『白竜HADOU』、のっけから今話題の築地移転問題(笑)。
どう見ても石原慎太郎的なキャラクターが出て来て、白竜が
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と、決め台詞を言ったところで第一回目はお終い(笑)。
いや〜、今後の展開がむちゃくちゃ楽しみだわいw。


『なぎさにて』
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コンビニで気まぐれにスペリオール誌を立ち読みしたところ、新井英樹の『なぎさにて』がカオスな終わり方をしていた。
???
なんだかよくわからん展開が始まったと思ったらバッサリと電気が切れたように終わった感じ。
このどうにも修復できないカオスさが新井が描こうとした終末感、というのは穿った見方すぎるだろう。
日常の延長にある終末を描こうとしていた試みとして楽しんでいたんだが。
おそらく作者も無念だろうなあ。


『毎日かあさん10 わんこギャル編』
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現状オイラが唯一素直に楽しめるサイバラの作品。
この作品も巻が進んで行くと読みたくなくなってくるのかもしれんが、本巻は楽しめた。
母親と娘の対話というのはケンカしててもハタで見るぶんには楽しいものだ(笑)。
母親にしてみれば自分の子供の頃を追体験してるわけなので、自分と同じ轍は踏ませたくない親心もあるんだろうけどね。
巻末のワンコの話も良かった。
この頃はサイバラの人間性の上等さというものが伝わってくるね。
金平守人の漫画と同じでセリフが多いんだけど、これをオイラは「読み応えがある」とか「リッチ」だとかと思うのだが、あまり世間はそうは思わんみたいなのが悲しいなあ。


『白竜-LEGEND- 45』
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AmazonでKindle版購入。
『白竜HADOU』も始まり、『白竜-LEGEND-』シリーズも次で最終巻となる見込み。
この『白竜-LEGEND- 』で白竜の出自、というか黒須組長との邂逅を描き、なぜスットコドッコイな黒須をキレ者の白竜がたて続けるのかという経緯を説得力をもって描いている。
すげえ、黒須組長、漢(おとこ)じゃん。
白竜がなぜ黒須を慕うのかということを描くのがこの物語の肝であり、それは大成功だといえよう。


『新久千映のねこびたし 2』
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どちらかというとニャンコよりワンコ派のオイラなので猫と一緒に生活したいとはあまり思わないのだが、新久の猫漫画を読むと楽しそうだとは思う。
画の上手さは魅力的。
続巻が出たら買う。


『天の血脈(8)』
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『虹色のトロツキー』『王道の狗』と日本近代史の作品を描いていた安彦が、それを古代史とくっつけて作品化したのが本作、ということになるのかな(笑)。
歴史に疎いのでなんとも言えないのだが、わからないなりに読んでいて興味深い内容であったと思っている。
特に安彦の描く近代史は、それらを読んだおかげで初めて知った名前なんかもあって。
例えば辻政信とかね。
安彦の『虹色のトロツキー』で辻に興味を持って他の本も読んでいるぐらい。
で、本作だが、顛末は『虹色のトロツキー』のような現代に場を移して、描かれた物語を現代から捉え直しているという構成になってはいるのだが......。
気持ちはわからなくはないが、本作の最終話の展開はやりすぎのような気がしないではないね。
もし”玉手箱を開いた”というのをキーにするなら、白髪のジジイではなく、肉体そのものが風化して消えるような描写でなくてはおかしいでしょう、年月的に言って。
それだともろにオカルトになってしまうかなあ(笑)。


 Nerf リペイントできるかな?(笑)-04
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まったく終わらないなりに終わらせようと努力する毎週末(笑)。
片側だけだがこの配色を決定にしよう。
トリガーガードのところの白を黒に戻して配色は完成にする。
正直イマイチ微妙だと思っているが、やり直すなら部分直しではなくもう一度初めから色彩設計をやり直すしかないのだが、もうそんな気力はない。
あとは"汚し"等でなんとかしよう、なんとかしたい。


今週末は歯のメンテナンス。

by 16mm | 2016-10-23 22:04 | | Comments(4)

『マンガ家再入門(1)』『ヴィンランド・サガ(18)』『買厄懸場帖 九頭竜KUZURYU (2)』『サバイバル ~少年Sの記録~ (2)』

先週土曜日、心療内科。
季節的なものもあってか、特にパニックの発作も起こらず安定している旨を伝える。
変わらず同量の薬を処方してもらう。


先週土曜日、ヘアカット。
ヘアカラーで紫系のアッシュを少々増量してもらう。
そうすることによって色が褪せた時に金髪の黄色が相殺されて白っぽく見えることを期待してなのだが、果たして(笑)。


本日日曜日、健康ランドに寝湯とストレッチ。
ネットで熱い風呂などは血液をドロドロにしやすいなどと書いてあったのでビビってサウナなどを止めてみた(笑)。
果たして(笑)。


今週末か来週には会社の健康診断を受けるのでこの1日一食の節制でどの程度の数値がでるのか?
これでシャレにならない数値になっちゃったらどうしたらいいか分からん(笑)。
というか、自己流の節制を改めなければならないかもしれないといのが辛くて悩ましいことになるのだろう。
果たして(笑)。


『スマップ解散』
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いや、今更彼のグループの解散について云々するわけではない。
木村拓哉以外のメンバーが木村をシカトし続けた事に対して
「大人げない」
とか
「仕事なんだから割り切れよ」
とかの意見があるんですが、はい、オイラも気に入らないヤツに対してはシカトかそれに近い事はしてますねえ(笑)。
幸いにも仕事に支障がない程度ではありますが、気に入らない人間に対しては徹底的にシカトですね。
そういうヤツに対しては話題にしないし悪口も言わない。
そこでオイラが
「コイツってヤなやつでさあ」
なんてやり始めたらそれはそうは思ってない人にとっては負担でしかないからね。
そんな事いったら余計に仕事に支障をきたすでしょ。
そういうヤツに対してはなるべく話題にせず近づかない。
だいたいオイラが唾棄するような人間って、本人がいない時にマジな悪口言う奴でさ、さもそれが世界標準の常識から逸脱した奴で、みたいな風に言うんだよね(笑)。
お前が思ってる世界標準には本人がいない時に悪口言ってもいいという事になっているのか(笑)。
これらの件で「大人げない」だの「割り切れだの」を平気で言う奴ってさ、以外と自分の周りを慮って考えることができない奴なんじゃないかね(笑)。
断言しちゃうけど(笑)。
自分は誰からも嫌われていないし悪口も言われている筈がない。
嫌ってるオマエらはダメ人間だ、ぐらいな感じの人間関係を楽観的に考えているというかさ。
ちなみにオイラも悪口は言いますよ。
本人のいないところで(笑)。
ただし、オイラが悪口言うのは嫌いな人間ではないからね。
もしオイラの言った悪口が本人の耳に入ってもそれが本気に取られないような関係の人間に対してのみの悪口だからね。
当然オイラのいないところで
「あのオヤジ、たいがいだなあ」
などと言われても、そういう人なら笑えるからね。
マジな悪口が漏れ伝えられたらシャレにならない、それこそ大人げない状態になる。
大人げない人間を批判する前に、大人気なくさせた人間の事を問題にするべきだと思う。
だから嫌いな人間の悪口も言わないし話題にもしない、という話である。


蛇足である。
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木村拓哉の嫁である工藤静香についてである。
二人が結婚するにあたり元マネージャーであった飯島三智が大反対したとのこと。
これ、男性アイドルが結婚するというタブーとしての反対というよりは、工藤静香という存在が甚だしく女性に好かれにくいということが問題だったのではないだろうか?
ウチの母親なんて工藤静香の事を
「あの貧乏くさい顔」
みたいな(笑)ひどい事言ってたんだけど、数少ない周りの女性に聞いてみても彼女の評判はすこぶる悪い。
男のオイラは、まあ好みの顔ではないがブサイクというわけでなし、などと言おうものならそれらの女性たちに
「これだよ、これだから女を見る眼のない男は...」
的な蔑みをオイラが受けるのである(笑)。
理不尽である(笑)。
飯島三智とてマネージャーという前に女性として、同性として、工藤静香への嫌悪感というのが先立ちしていたのかもしれん。
オイラとしてはあの中島みゆき様が歌を提供するぐらいの女性なので悪くはないのではないか、と思っているだけなんだけどね(笑)。


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来年の実写映画公開に向けて『無限の住人』をメモを取りながら再読中。
主に作中でどのくらいの時間を経ているかを探りながら読んでいる。


『マンガ家再入門(1)』
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AmazonでKindle版購入。
ネットで公開していたのを既に読んでいた上での購入。
これってさ、ネットでは
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カラーで描かれている部分もあるわけ。
それが今回の書籍化Kindle化に伴うと
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カラーを単純にグレースケールに変換したあまり綺麗でないものに(笑)。
いや、わかりますよ。
カラーで印刷すればコストが上がっちゃうことは。
それでもさ、雑誌で連載されているわけでなく、ネットだからね。
いまでもネットでカラーの状態が読めるのにわざわざ金を出して買ってこんな汚い画を見せられたら殺意がわくよ(笑)。
これKindle版でも800円するんだよね。
だったらネットに掲載されて居る画像をDLしてPDFで保存しておいた方が満足度高いよな。
書籍の単行本はともかく、多少高くなっても良いから電書はカラーはカラーで掲載してほしいよ。
内容は非常に満足できるものだけにガッカリ度がひっじょ〜に高い。


『ヴィンランド・サガ(1)(2)』
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AmazonでKindle版購入。
一瞬だがこの1巻と2巻がKindle版で0円だったので購入(笑)。
電書はたまにこういう事があるからうれしい。
もっとも書籍の本は既に持っているんだけどね。
連載の期間が長いと最初の事は結構忘れてますな(笑)。
再読する良い機会だと思い、徐々にまた電書で買い直していこうと思う。


『ヴィンランド・サガ(18)』
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AmazonでKindle版購入。
本巻は全体的に面白い部分が多かった。
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トルケルがまた出てきたりね。
本作、今後の展開次第ではものすごい傑作にも、ヌルい駄作にもなりえる難しいところにたっている。
自分の愛するものを眼の前で殺された時、殺した相手を八つ裂きにしたいという衝動は非常に人間的な事だと思う。
それは殺した相手が真人間になったとしても、だから殺した事が許されるかという事だ。
主人公のトルフィンは父親を殺された側であり、さらに他人の父親を殺した立場でもある。
で、トルフィンは父親を殺された娘から命を狙われて居る。
その娘に対しトルフィンは戦いのない平安な土地であるヴィンランド(アメリカ大陸だと思われる)にたどり着けるまで殺すのを待ってくれと頼んでいる。
その一方でトルフィンは自分の父親殺しの下手人が分かって怒りに燃えている。
ここで父親殺しの首謀者を殺す事は、自らも即刻殺されても文句は言えない立場である。
本作、この難局をどう切り抜けるのであろうか?
一つの方法はトルフィンを狙っている娘が死ぬことなんだけど。
できればヌルい話で終わらない事を願う。


『買厄懸場帖 九頭竜KUZURYU (2)』
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AmazonでKindle版購入。
『ばいやくかけばちょう くずりゅう』。
待望の続巻。
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シャレにならない程の画力とアクション描写のフレッシュさ。
上の画像のように斬り倒されて脱力した人間の顔が地面に接した時の潰れ方。
呆れるほどすげえ。
物語も意外な展開になっていきつつあり、さらに続巻が楽しみである。


『サバイバル ~少年Sの記録~ (2)』
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AmazonでKindle版購入。
宮川輝って作画にアシスタントいるんだろうか?
月刊誌の連載とはいえ同じ時期に単行本2冊というのは結構大変だとおもうんだけど。
なんか無茶苦茶描くのが早いような気もするが、どうなんだろうか?
本作はさいとうたかお のオリジナルに沿ってはいるが、時代背景を現代にし、スマホもPCもあある時代という変更と主人公をオリジナルより幼く描き、本巻の最後の方で出てくる女性との関係を同年代の男女風のオリジナルから、姉弟のような関係にシフトしようとしているように思える。
本作も俄然続巻が楽しみである。


今週末は映画が観たいな。


今週末は歯のメンテナンス。

by 16mm | 2016-08-28 19:47 | | Comments(6)

『アニメスタイル009』『貌 白鳥写真館 2 白鳥真太郎写真集』『「宇宙戦艦ヤマト」をつくった男 西崎義展の狂気』

観たい映画が相変わらずない(笑)。


今週日曜日、ストレッチ、日光浴。
健康ランドの露天で日光浴をしていると、バカでかい声でスマホでしゃべってるバカがやってくる。
「ウッセエな」
と、怒鳴ろうとしたらそのスマホでしゃべってるバカの太ももに色が入ってない昇り竜(笑)。
途端に寝たふりするオイラ(笑)。
これがチャラい兄ちゃんなら殴り合いになっても五分の自信がないわけではない。
お互い全裸だし(笑)。
しかし、暴力団は別だ。
アイツら自分が舐められたと思ったらなんの呵責もなく相手を殺せるからね。
そいう意味ではオイラも暴力団も全く同じ。
弱い奴には徹底的に強く、強い奴には媚びへつらいますから(笑)。
健康ランドの兄ちゃんがその暴力団のバカに注意しに来たが案の定凄まれれ早々に退散。
一応刺青入りの人間はこの健康ランドに入っちゃなんねーことになっているけど、暴力団、お構いなし(笑)。
アレはさ、健康ランドの兄ちゃん一人で来てもダメだよね。
男も女も老いも若きも職員全員でやってきて
「すいません、刺青の方の入場はお断りしてますので」
とその暴力団に言えば強力な圧力になっただろう。
同じように露天でダラダラしているオイラを含めた全裸の客が暴力団を取り囲んで
「電話、やめてくれませんか」
と言っても良かったかもしれない。
とにかく暴力団には数で対抗せんとな。
まあ、お店も迂闊に暴力団に文句言うと営業妨害されかねないから難しいところだよね。
オイラとしてはさ、暴力団だろうが刺青だろうが健康ランドに入ってくるのはいいわけ。
問題は風呂場でスマホで
「ネエさんといっしょにオジキがやってきて、シノギの話で云々」
なんて剣吞な話を大声でするバカが問題で、密集した公共の場で大声小声にかぎらず電話をする行為が許せんわけよ。
こういうバカがいるから暴力団ではない、刺青を入れてる人の肩身が狭くなるんだよな。
オイラが刺青しないのは社会通念だとか社会常識の問題ではなく、身体に痛い思いをするのが嫌だということと、サウナに入れる機会が減っちゃうからという理由に他ならない。


『Walküre Attack!』
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先々週から延々とヘビロテで聴き続けている。
"戦術音楽ユニットワルキューレ"っていうなんともカッチョいいキャッチフレーズを持った
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女の子5人組のファースト・アルバム。
『マクロスΔ』というTVアニメの歌で埋められたアルバム。
オイラ自身は『マクロスΔ』を観ていないのだが、このアルバムは非常に良い。
12曲収録されている歌全てが良くて、マジで12曲を全部繰り返し聴いてるわけ。
この『マクロス』という作品はオイラが中学生の頃からやっているシリーズなんだけど、当初から歌がドラマ上重要なモチーフになっていて、音楽や歌の共感度は非常に高かった。
それが30年以上経っても変わらずに作られているということの凄さというのは素直に尊敬すべき部分だなと思う。


『ポケモンGO』ってなに?(笑)。


キヤノングローバル戦略研究所 宮家邦彦研究主幹
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どういう文脈での発言か分からないので迂闊な事は言えないが、言葉通りの意味っていうなら東京五輪なんて今からでもいいから止めて欲しいな。
やったって森元首相あたりの利権で懐が潤うだけだろうしね。
オイラはスポーツ全般に興味がないから五輪をどこでやろうが関係ない。
たかだか五輪で基本的人権云々が問題になるなら今からでもいいから五輪返上してくれ。
キヤノンのシンクタンクの人か?この宮家ってのは。
さすがキヤノン。
某中堅カメラマンを社会的に抹殺した噂があるだけあって、このシンクタンクにもエグイこと言うやつを雇ってるね(笑)。
噂ですけどね。
ウワサ(笑)。


『アニメスタイル009』
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書店で書籍購入。
『おそ松さん』のプロデューサー、作画監督などのかなり長く詳細なインタビューが読み応えあり。
『おそ松さん』の作中作だる"じょし松さん"はやはり女性の脚本家の手によるもののようだ(笑)。
しっかし、今時『おそ松くん』を復活させるってことは現代的なオリジナル作を作るよりも勝算が読みにくいと思うんだが、よくこの古い原作で勝負しようという気になったよな(笑)。
できたものに関しては圧倒的な面白さがあったけど、作ってみなきゃわからない結果論だ。
観る前だったらだれしも
「いまさら『おそ松くん』(藁)」
ってな感じだったろうに。
作品をどうしたら現代的にマッチングできるか?という理屈を考えてそれを実行させる布陣を敷く事ができるか、という事がポイントなんだろうけど、本当にこの作品には心底脱帽したね(笑)。
巻末の告知で西尾鉄也の画集が出るとのこと。
そこそこお高いようだが、お布施のつもりで購入するだろう(笑)。


『忘却の涯て 16歳の自分への手紙』

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こ、これわ(笑)。
いったいどうした江川達也(笑)。
これはマジか?
マジなのでしょうか(笑)。
わざと下手にしてるというか、わざと古臭いCGペイントをしているのか?
この古臭さは今後の伏線でございましょうか?
これをマジでやってるとしたらイタすぎるなあ。
最近の江川は手抜きの画しかだしてないけど、画を見る目ぐらいはあると思っていたのに、ここにきてこれをマジでやってるとしたら......。
嗚呼。
『BE FREE!』の初期の活力が懐かしいでござる。


『ラーメン発見伝』
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備忘録。


『貌 白鳥写真館 2 白鳥真太郎写真集』
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書店で書籍購入。
地元の蔦屋の写真集の棚に一冊置いてあって。
それが上の画像のようにビートたけしの表紙が見えるように。
すんごく惹きつけられる魅力的な表情の写真。
オイラは写真を撮るのが趣味ではあるんだが、その中でもポートレート、さらにニッチな女性限定でポートレートを撮ってるカメラ中年である(笑)。
もういいおっさんなので普段若くて可愛い女の子の写真集を買うこともなく、"キレイに撮る写真術"的なHow to 本も買わない。
月刊のカメラ雑誌も本当に滅多に買わない。
参考にしたい写真は結構ネットで探していたりするし、若い時ほど他の人が撮ったものに興味もなくなった。
そんな自堕落に趣味を続けているオイラでも本作のようなものに出会うと背筋がシャンとする。
本屋に何度も通ってはこのビートたけしの貌つきのすばらしさに惚れ惚れしていたのだが、値段が5000円近くて躊躇していたのだ(笑)。
そもそもオイラはこの写真家である白鳥真太郎を知らなかった(笑)。
で、まあ、このビートたけしの表紙がこの写真家の奇跡の一枚の可能性もあるし(笑)、ページを捲って5000円も払って他の写真でがっかりするかもしれないと思ってたんだよね。
でもまあとりあえずビートたけしの貌に5000円のつもりで購入。
したらさ、本当に感動的な写真集だったよ。
ほぼ全てが黒バックや単純な背景のバストショット。
あ、阿川佐和子のはバックが白のカラーでこれはキレイだった。
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モノクロとカラーが混在しつつも見開きで一人一枚づつの写真とその人の簡単なインタビューが載っている。
大嫌いな鈴木敏夫や武田鉄矢もすばらしく格調高く撮影されている。
おそらく被写体は50歳以上の著名人ばかり。
若造は一人もいない。
そしてどの写真も撮られた人間が喜びそうな素敵な写真ばかり。
笑顔の写真が多いね。
それがまたいいね。
オイラなどは自分で撮る時には意図的に笑い顔を作らないようにお願いしているんだが、それはどこかで笑い顔よりもむっつりとした真顔の方がカッチョいい、と思っているからに他ならない。
しかしね、この写真集に載ってる笑顔を見ると、自分の了見がいかに浅はかであったか思い知らされるね。
素敵な写真は笑顔であっても深く見た人間を感動させる。
つーか笑顔だからこそなのかもしれんが。
個人的な興味でこの人はどんな機材でどんなライティングで撮影しているのかというのも知りたいが、それ以上にこの著名人たちを撮影するにあたりどうやってこの笑顔を引き出したのか?
どれも写真家が
「はい、笑って」
って言われて笑った写真には見えない。
まあ被写体には俳優もいるので、笑えといえば即座に素敵な笑顔をするだろうけど、そうでない料理人だとか出版社社長だとか学者なんかもいる。
どの写真の笑顔も楽しく会話をしている時だとか、ちょっとした間のリラックスした感じだとか、つまり一連の動きのがあったなかでの素敵な一コマを拾い上げたような、そんな雰囲気なのだ。
楽しくおしゃベりしながら延々とシャッターを押し続けたんだろうかねえ?
すごく不思議で素敵な写真集であった。
もちろん、5000円は安い値段だと思う(笑)。


『「宇宙戦艦ヤマト」をつくった男 西崎義展の狂気』
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AmazonでKindle版購入。
昨年出版されてから読みたくていたんだが、この度やっと電書化されて一気読み(笑)。
文字だけの本はなかなか読み進まないオイラなのだが本書は本当にすぐ読めた。
それでも三日ぐらいかかってるけど(笑)。
タイトルの"狂気"というのがなかなかエキセントリックなわけだが、この西崎という人が特別な"狂気"をはらんでいたとは本書からは伝わってこなかったというのが正直なところ。
一言でいえば西崎って単なるダメ人間じゃないの、というね。
このダメさが度を越していたから珍しい動物を見るみたいに周りがサポートしていたというところかね。
なんか本書を読むとリスクを背をって『宇宙戦艦ヤマト』を作った西崎を日本的ではない、ハリウッドにいるようなプロデューサーだと持ち上げている。
ハリウッドにいるようなプロデューサーってのは、やりたい企画を自分で見つけて資金を集めて監督を含めたスタッフやキャストを選定して雇う人のこと。
だからアメリカのアカデミー賞で作品賞はプロデューサーが貰うものなんだよね。
当てれば億万長者、コケればそれこそ家屋敷を全部手放すようなハイ&ローな世界。
日本てのは大体においてプロデューサーもどこぞの会社の社員であることが多いので少なくとも金銭的なリスクを負うことは少ない。
そのかわりプロデュースした映画が当たっても、せいぜい年収が何十万か上がる程度でしょう。
そんな中で件の西崎義展という人は自分で金を調達して松本零士を呼び込み、手練れアニメーターを雇って、なおかつ内容に口を挟んで作り上げたのが約40年前にに放映された『宇宙戦艦ヤマト』だ。
やっているのは子供向けのアニメーションだし、西崎自身は見るからに山師っぽいしで、『宇宙戦艦ヤマト』で社会現象を作り儲けたといえども、やはり日本の映画界ではキワモノに見られ続けたんだろうね。
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『機動戦士ガンダム』の富野由悠季は西崎に対して愛憎ありつつも、当時のアニメ業界に出現した初めての"大人"だったと西崎を自分の著作で表していた。
それまでのアニメ業界は、まあ東映動画あたりだと雇用や利益に関してはある程度しっかりしていたろうが、
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手塚治虫のアニメーション製作会社である虫プロなどはいい作品作れば採算度外視的な方針で、赤字を出しても手塚が漫画などで補填するというまったくもって趣味とか遊びの類だったわけだ。
そこに悪魔のような西崎が来て大人の悪の部分の爪痕を虫プロに残していく。
前述の富野由悠季はその虫プロで西崎と会ったのだろう。
富野由悠季にとって金儲けるという事を是とした初めての大人だったのかもしれん。
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我々のネ申であるところの安彦良和は西崎におそらく最高に認められ信頼されたクリエイターだったろう。
安彦の西崎に対する思いは割と複雑で、自分を重用した西崎に恩を感じつつも作品作りという場ではやはりあの山師的な部分に辟易していたのかもしれん。
だいたい『宇宙戦艦ヤマト』のパート2の映画版ポスターを松本零士を差し置いて安彦に描かせたり(西崎は松本零士の画が嫌いだとも言っていたらしいw)、安彦が描いた原画に修正をのっけるなと作画監督の湖川友謙に言明したり(まあ、これはオイラも分かるかなw湖川なんぞにネ申の原画をさわらせたくないというのはw)。
西崎義展という人は、たまたま『宇宙戦艦ヤマト』が偶然にも当たってしまったというだけの話で、この人にクリエイティブな発想も人を見る目もまったくない。
単に一発のラッキーパンチが自分も、そして彼を取り巻く人間たちをも惑わせてしまった。
この西崎って人、本書を読めば読むほど最低な人間だってことがわかるわけ。
女にだらしなく、会社の負債を人に背をわせて自分は海外逃亡、横柄で小心、見た目に豪遊している風に見えてやたらと値切るケチ。
クリエイティブな部分で言えば彼の遺作ともいうべき『宇宙戦艦ヤマト 復活篇』のまったく箸にも棒にもかからない駄作さ加減。
あれを良しとしているだけで才能はないとわかる。
本人は真剣であるだけに始末に悪いのかもしれない。
だから西崎義展は真剣に才能がない俗物だと。
ただオイラが唯一すげえと思ったのは、町山智浩も指摘していたが、自分のクルーザーにグレネード・ランチャー付きのM16を2丁と銃弾1800発を持っていたというところ(笑)。
そんな奴が現実にいるとは(笑)。
そんなん持ってるのってさ
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映画『スカーフェイス』のトニー・モンタナしかいないと思っていたのに(笑)。
なんか一事が万事そんな感じでさ、カンヌ映画祭にクルーザーで乗り付け、来た人にドンペリを大盤振る舞いしたとかさ。
ほいでもってシャロン・ストーンにエロじじい扱いされたりね(笑)。
ほんと田舎モン丸出しっていうかね。
それで海外で「ニシザキ」って名前が覚えられているからって、それは単にエテ公扱いされてるだけだよな。
それにしてもこの西崎義展の謎っては、破産したり会社潰したり刑務所に入ったりしているにもかかわらず金に困らずにいつでも贅沢しているところなんだよな。
どういうカラクリなんだ?
さらに言えば『宇宙戦艦ヤマト 復活篇』や『宇宙戦艦ヤマト2199』に名前を連ねている西﨑彰司。
この人"西崎"姓だから西崎義展の息子かと思ったら、息子は息子なんだけど養子縁組した息子なんだよね。
どうやら実業家の平野彰司がヤマトの権利を有している西崎義展に接近。
しかし、西崎義展は刑務所に入っていてヤマトを映画にするための相談が困難だったため、養子縁組して身内になって面会の融通がきくようにした、らしい。
平野彰司から西崎彰司に変わったと。
この西崎彰司って人、奥さんもいるんだよね。
なんつーか、これこそ狂気だよね(笑)。
金儲けのために養子縁組しちゃうなんてさ。
一応ヤマトの権利はすべて西崎彰司にってことらしく、西崎義展が刑務所から出た後の贅沢なくらしの工面は西崎彰司がやってるわけ。
たかだか古臭いアニメーションの企画を手に入れるために、というか、それがまだビジネスチャンスとしてあると思い込んでいるところがさ、ちょっと理解できない。
まあ実際、『ヤマト』はいまだにビジネスとして成り立ってはいるんだけど。
なんかね、西崎義展とどうかしてる仲間たち、ってな感じの本に思えたかな。
本書を読んで、読む前ほどこの西崎という男に魅力は感じなくなったかな。

by 16mm | 2016-07-18 21:50 | | Comments(10)

『東京BONごはん~おウチで作る名店の味』『はだかの林檎』『ジャパッシュ』

先週土曜日、ヘアカット。
いつものように普通の人が痛くてやらないほどのブリーチをして、二週間ほどでで抜けちゃうけどシルバーでアッシュなナイスカラーリングをしてもらう(笑)。
こういう時にドMは有利だと思う(笑)。
有利になっても特に良い事があるわけではないが(笑)。
ちなみに二週目以降は金髪の中年チャラ男になります(笑)。
見てくれだけ。


本日日曜日、岩盤浴、ストレッチ。


もう旬を過ぎたネタではあるのだが
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桂文枝と紫艶の話である。
桂文枝にはまったく興味がないのだが、その愛人と言われている紫艶という女性、オイラ写真集もってたわ(笑)。
たしか紫艶のヌードがカメラ雑誌に掲載されて、それが気に入って写真集購入。
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『紫艶―Kiss me』っちゅう写真集。
2001年に発売されたと。
ああ。
隔世の感があるなあ(笑)。
爆乳でスタイルが良くてお顔立ちがオイラ好みで(笑)。
撮影場所もなんかヨーロッパ風の景観だったかしらん?
写真集のルックも込みでカッチョよかったという記憶がある。
それがあんな落語家のロリコンジジイに(笑)。
まてよ。
同じく紫艶が好みだとすれば、オイラ、落語家のロリコンジジイと同じ嗜好ということか(笑)。


中居正広が熊本で炊き出し
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良いヤツだ。


『東京BONごはん~おウチで作る名店の味』
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AmazonでKindle版購入。
本作、ページ内の情報量が多いので、所謂週刊漫画誌の見開きで大ゴマで
「いっけ〜」だの
「あべし」だの
「ギャラクティカ・マグナム!!!!」
「な、なにぃ」
「ズガシャ〜ン」
だのの大味なセリフや擬音に慣れちゃってると読みにくいかもしれん(笑)。
本作はフリーハンドのやわ柔な線が作風にベストマッチング。
作者の入江喜和って"食"というテーマを常に作品に入れ込んでいる。
働いたり、怒ったり、笑ったりするための根源としての"食"がテーマなのだろう。
通常マンガでも映画でも"食"をテーマにに据えてない限り、食事の描写ってあまりみない。
食べるって非常に動物的な行為であるという意味ではセックスと変わらない生々しさがある。
だから作品をスタイリッシュにキメたいと思うときには食事のシーンって実はあまりなかったりするんだと思う。
入江は本当に食べるということが好きなんだろうね。
作品では離婚などの重さを描いているものの、それらに立ち向かう糧としての"食"を魅力的に描写している。
フワフワしたファンタジーの感じをもあるんだけど、それをリアルに地に足のついたパワフルさも併せ持っている。


『はだかの林檎 1』
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AmazonでKindle版購入。
毎週立ち読みで『白竜LEGEND』読んでいた"オレたちの『週刊漫画ゴラク』"に、まさか山崎紗也夏の作品が載っていたとは(笑)。
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しかも"オレたちの『週刊漫画ゴラク』"に相応しい、セックス漫画。
ほぼ全篇セックスですよ奥さん(笑)。
いくら"オレたちの『週刊漫画ゴラク』"で描いている男の作家だって全篇セックスで通す漫画なんて他にはない。
女性作家がアウェーでの作品執筆で極端に走ったか?
本作、セックスをテーマの中心に据えながら、男と女の間に恋愛の過程で培われる絆という愛情の芽生えというものも同時に描いている。
男の作家の多くが恋愛感情抜きで女とセックスして征服感を主に描くことへのアンチテーゼというか。
本作でも主人公の女は恋愛感情抜きで男と寝るわけだが、そのうち男に対する情が湧き、それが所謂恋愛漫画のような瑞々しい感情がお互いに芽生えていく。
男のオイラが単純に考えると、言うてもやっぱり女性ってセックスに感情が伴いたいと思っているんだなと思った次第。
まあそんな単純なものではないのかもしれんが。
本作の女主人公はセックスの時に男の上に乗って主体的に感じたいと思っていて、過去それをやったがために男に振られたということがあったと。
男のオイラからすると女性が上になってガンガン腰を動かしてくれたら楽で良いなと思うんだが(笑)。
なんつーか、男マグロって楽チンじゃんと思うわけなんだが。
でもアレか、唐突に女が性欲を露わにすると男の腰が引けるという事もあるよな。
男が作り出した物語として女をイカしてナンボというものがある。
それはおそらく意識してもしなくても男の女に対する征服欲に直結している。
女をイカすためにはチンチンが勃たなくてはならんのだが、基本男のチンチンはその気にならないと勃たないもので。
つまり、男がその気でなかった時に女性が主体的に性欲を露わにした時に、男は女をイカせる準備ができていないという事になる。
更に言えばセックスを男主導でのみ考えている男にとって女性が主導権を握ろうとする行為が、「女は男がその気になった時だけ性欲が湧いて、それを受動的に受け取るのみ」という物語が瓦解するわけで。
もっと端的に言えば、男は常に女性に性欲を露わにされた時にチンチンが勃たなかったらどうしよう、という恐怖感を持っているものだと思うのだ。
まあオイラも男の端くれではあるわけだが、この手の男の物語ってのはやっぱり安っぽいよなと思う。
結果的には女性をモノにしか見てないということ。
感情のない人形にしておきたいということなんだと思う、極端に言うと。
最近の女性作家の多くがその男の安っぽい物語を正すような作品を描いているので、男のオイラはそれらを読むことで男の一方的な物語を修正しつつ、やっぱり女性は優しいなあ、敵わないなあと思う次第。
本作の山崎紗也夏、もともと画が上手いし、画にエロさもあるので更に続きのシリーズとして読んでみたいと思っている。


『ジャパッシュ』1巻2巻
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ebookjapanで購入。
今年の4月3日に亡くなった漫画家、望月三起也の作品。
YouTubeで町山智浩が望月三起也の作品で比較的短い作品として紹介していたのが本作。
予言された人間が日本を、世界を支配していこうとする過程と挫折を描いた一種のピカレスク作品。
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上の画像が本作の主人公である日向 光。
悪魔的な才能と美貌の主人公が権謀術数を駆使して警察権を獲得する。
この主人公、イケメンなのでまず周りから好かれるわけ。
まあ、男も女も老若問わずにたらす、"ひとたらし"なわけ。
で、もう一方の主人公である
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石狩 五郎。
凶相というか、幼少時に幼なじみであった日向の策謀で大怪我をした時の傷が顔に残っている。
この傷のおかげで周りから悪人にしか見られないというハンデをしょっている。
ひたすら日向への復讐と日向によってもたらされる災厄を防ごうとしていた。
前述したとおり日向の見た目の良さと行動力で彼は民主的に日本の独裁者に登りつめていく。
しかし最終的に日向の武器の一つである美貌が通じない相手に殺されて彼の策謀は潰えるところで本作は終わる。
本作のすごいところはいろいろあるんだが、まずこれが1971年に週刊少年ジャンプ誌で連載されていたという事実(笑)。
週刊少年ジャンプの三大原則ともいえる"友情・努力・勝利"のすべてにおいて逆を張っている作品。
日向のコスチュームは楯の会っぽいし、自衛隊のクーデターやらと、ネタが非常にポリティカル。
『時計じかけのオレンジ』にも似たピカレスクな物語でありながら、スタンリー・キューブリックの映画が公開されたのは本作が連載終わった次の年。
まあ『時計じかけのオレンジ』の小説の方はそのずっと前に出ていたとおもうけど、やはり時代の空気というものが色濃く浮き上がってる。
この作品、人気的にはかなり高かったらしい。
昔はジャンプの読者でもこういう作品を読みこんでいた人がいっぱいいたというのが衝撃だね。
更に言えば日向率いるジャパッシュが民主的な手続きによって独裁を敷いていくという物語の恐ろしさ。
破壊的な若さのエネルギーが人類の破滅を加速させる。
民主主義を使って。
盲目に民主主義を礼賛することへの警鐘がすでに70年代にもあったんだな。
今から40年以上も前の作品でありながら、今読んでも全く古びてない。
やっぱり望月三起也はホンモノだったんだな。
本当に今更だけど、本当に惜しい作家を亡くしたもんだ。
合掌。


今週末は歯のメンテナンス。

by 16mm | 2016-04-24 22:50 | | Comments(4)

サントラとか本とか

YARD・O・LED
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α7R ILCE-7R
Makro Planar T* 2/50 ZF.2
鉛筆での落書きはこのペンを使っている。
そんなには持ってないがシルバーのものは割と好きで、これでお絵描きするのは気分的にも気持ちがいい(笑)。
シルバーは磨かずに使おうという一応のポリシーがあるのだが、撮影するにあたり、指紋が焼き付いてカメラ用のクロスでもとれないと、やっぱりちょっとは磨いた方が良いかなと思ったりする(笑)。


先週土曜日、久々の撮影。
意気軒昂に
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Zero Halliburton(改)を使う。
が、ここで盲点が(笑)。
当初、カメラやレンズなんかを入れることができて満足していたのだが、それを蓋を閉めて肩で担ぐと結構な重量だということが今更ながら判明(笑)。
今までナイロンのバックパックに入れて持ち歩いていたからあまり気にならなかったが、肝心のZero Halliburton(改)の重量を考慮していなかった。
Zero Halliburton自体も結構重い(笑)。
考えてみたら通常の撮影で上の画像にあるレンズ全てを使うわけがなかったのだ。
実際先週の土曜日の撮影はデジカメのレンズ一本とHasseblad503CWだけだったし(笑)。
もうちょっと標準装備でどのあたりが必要なのかを吟味する必要があるね。
この他にバカ思いベルボンの三脚とレンズアダプターの入った小さいバッグを携行する。
そういう意味では今後の問題点が明らかになって良かったと思っている。
重いけどZero Halliburton(改)自体にはまったく不満がなく、持って嬉しいガジェットであることには変わりなく、モデルのおねえさんも興味深く見てくれました(笑)。
後は凸凹のクッションは最初からついていたものなのだが、今回使ってみてやっぱりボロボロと砕け散るのでそれも入れ替えする予定。

今年はHassebladを積極的に使うつもりの撮影始め。
が。
このところすっかりご無沙汰だったHassebladな上に昨年買ったエクステンションチューブの取り外しの作法を忘れてしまい、いい加減な取り外しをしてレンズが嵌らなくなるアクシデントが発生(笑)。
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上の画像はエクステンションチューブのカメラボディ側に付ける方。
正しい取り付け方はカメラボディにエクステンションチューブを取り付けてからレンズをつける。
外す時はレンズを取ってからエスクテンションチューブをボディから取り外す。
このことオイラはエクステンションチューブを購入した際、マップカメラの人に丁寧に教わったはずなのに(笑)。
忘れてレンズをつけたまんまボディからエクステンションチューブを外してしまい、上の画像の矢印の凹の部分がが回ってしまって
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ボディについている上画像の突起と合わなくなってしまうのだ。
なんとかスタジオにあったハサミの先で凹を正しい位置に治して事なきを得たわけで、今後は撮影にマイナスドライバーも携行すべきか。
というか、正しいやり方をしていればこんなことにはならんということやね(笑)。
中判のカメラで被写体の顔を大きく撮るにはマクロ・レンズだけではなくエクステンションチューブを使わないと対象に寄れないので、今後撮影では頻繁に使う事になるだろう。

もうちょっとカメラについて。
オイラの印象であるが、今の3600万画素のデジカメの解像感はフィルムよりあるような印象がある。
2000万画素代は使ったことがないのでどうなのかわからんが、もしかしたらそのぐらいの解像度でも満足できる解像感が得られているのかもしれんが。
なので解像度至上主義者のオイラがフィルムのカメラを使うのはあのシャッター音の迫力と微妙に震える振動が撮る時に嬉しいからである。


本日日曜日、岩盤浴、ストレッチ。
ジェットバスは止めてしまった(笑)。


『スター・ウォーズ/フォースの覚醒 オリジナル・サウンドトラック(初回スリーブ仕様)』
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オイラにしては珍しくAmazonからでもitunesのデータでもなく、蔦屋の店頭売りのCDを購入した。
劇場で二度観た所為か曲がかかると映像が思い浮かびやすかった。
メインテーマは言うまでもないが、レイがらみの曲が心地よい。
"The Scavenger”とか"Rey’s Theme"とか。
この手のサントラとしては珍しく、全部を通しでヘビーローテーションで飽きずに聴いている。


『あしたのジョーに憧れて(2)』
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AmazonでKindle版購入。
待望の新刊。
前巻同様、非常に興味深い漫画を描く技術が載っている。
コマの外に消失点がある場合の対処方法やポスターカラーのホワイトのこと。
インクの粘りの調整の仕方、etc...。
さらに驚きなのは電動歯ブラシを使った作画法。
とにかくこれほど徹底した技術論で成り立つ"まんが道"的な作品は今までなかったからね。
オイラにはすごく興味深く面白く読めた。


『買厄懸場帖 九頭竜KUZURYU (1)』
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AmazonでKindle版購入。
"ばいやくかけばちょう くずりゅう"と読む。
原作が石ノ森章太郎となっているとおり、石ノ森版のリメイクである。
石ノ森版をサンプルで読んでみたら導入から同じ内容であるのが分かった。
ゲキウマの宮川輝による作画は文句無し。
石ノ森版より主人公を若くしている。
宮川の『018』のようだと内容が先鋭的すぎてマニア受けされる傾向を回避させるための原作モノということだろうかね?
オイラは原作を読んでいないので今後の展開が楽しみだ。
原作は1974年。
生まれてはいたけど青年誌は読める歳ではなかったよな(笑)。
小学校一年生ぐらい。
その頃に描かれた物語が今でも興味深く読めるというのは、やっぱり石ノ森章太郎はすごいんだな。


『サバイバル~少年Sの記録~ 1』
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AmazonでKindle版購入。
『買厄懸場帖 九頭竜KUZURYU (1)』とひと月違わずに単行本が刊行されているが、いつ描いたのだろうか?
本書の終わりが明確に続くかたちになっているので、今でも連載されていると思うのだが、宮川の画でひと月に2作描いているのか?
まあオイラとしては作品が読めるのは嬉しい限りなんだけど。
『買厄懸場帖 九頭竜KUZURYU 』同様に さいとう・たかを の『サバイバル』のリメイク。
この さいとう・たかを版は確か小学生の低学年で少年サンデーで立ち読みしていた。
劇画の画というものを初めて認識して見た作品かもしれん。
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この さいとう・たかを版の『サバイバル』の主人公。
中学生という設定らしいが、今見るととても中学生には見えん(笑)。
20代の青年だろう(笑)。
さいとう・たかを の線の重さが幼く見えさせない(笑)。
一方、宮川輝版だと
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描線が軽快な所為か中学生か小学生高学年にも見えるようになった。
さいとう・たかを版のリメイクであるようなので展開などは原作に準拠している。
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が、さいとう・たかを版にある上の画像のようなセリフではないナレーション的な文章が宮川版にも踏襲されているのだが、それがどーも食い合わせが悪く感じた。
劇画の画に重めのナレーションというものはマッチしていたが、宮川の軽快な線とそれが重なるとナレーションが鬱陶しく感じる。
これはなかなか興味深い印象だった。
まあそれはそれとしつつ、全体的には面白く読めているので、これも続巻を期待する。


『壇蜜×西原理恵子の銭ゲバ問答「幸せはカネで買えるか」』
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AmazonでKindle版購入。
もっともこれはKindle版しか出てないようだけど。
この二人の対談、以前週刊文春に載っていたもので、それを増補したものらしい。
西原理恵子が今すごく幸せなのはわかる。
気持ちを平静に安定して気持ちでいれるのはパートナーである高須克弥のおかげであろう。
ただね、
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この本のなかで西原は高須の言葉としてだけど壇蜜をディスってるんだよね。
ず〜っと以前の今より幸せではなかった頃の西原ならディスった相手と仲良く対談なんてことなかったし、さらに言えば完全に個人名をあげて悪口を言う事もなかったはず。
天敵である柴門ふみなんかも(文脈を読めばわかるけどw)伏字にしてたぐらいに神経を使っていた。
西原、生き方がうまくなったなあ。
まあ、皮肉ですけどね。
人間幸せになることは喜ばしい事だけど、西原のようにその所為で生き方がかわり、オイラのような読者がついてけなくなるということなんだろうな。
それに比べて壇蜜の方に西原が昔もっていた無頼を感じて気持ちよかったかな。
小利口で小賢しくなった西原を悲しく思う。


『 祥子 愛にゆく人』
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AmazonでKindle版購入。
本作のカメラマン、西田 幸樹って以前購入した釈由美子の写真集を撮った人だ。
釈由美子の写真集もカッチョよかった。
まあメガネに一定のフェチを感じるオイラ(笑)だからモデルさんが眼鏡をかけているだけで欲情の度合いが大きくなって点数が上がる、というのを置いておいても、光の感じがすごく勉強になった。
今更ながら半逆光っていいなと思った次第。


『青沼さんちの犬は腹黒だ』『青沼さんちの犬は腹黒だ 図に乗って5年目』
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AmazonでKindle版購入。
結構Kindle版が出るまで待たされたが待っててよかった。
3巻目がでているのでそちらも早くKindle版をだしてもらいたい。
スットコドッコイな家族とワンコの生活。
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こういうのを見るとワンコとの生活が本当に羨ましく感じる。
ワンコと寄り添う生活の心地よさっていうのが伝わる作品だねえ。


『ポム・プリゾニエール La Pomme Prisonniere』
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AmazonでKindle版購入。
作者の鶴田謙二の女性がの引き出しってのは一つしかなくて、基本的にみんな一緒だと思う。
が、その引き出しがとてつもなく深くて広くて暗い暗黒が広がっている感じ。
すんごく魅力的な女性像だなとオイラなんかは思うのだが、女性受けはどうなんだろうね(笑)。
画は当然ながら激ウマ。
カラっとしたエロスがいいねえ。
本書、沙村広明や木尾士目や寺田克也などが寄稿した画も掲載されているし、オイラにとってはお得な一冊であった。


今週末は心療内科。

by 16mm | 2016-01-17 20:44 | | Comments(4)

『絵を描いて生きていく方法? 』『ど根性ガエルの娘』『アニメがお仕事!』『りこん猫 』『アニメもんエッセイ~お江戸直球通信~ ノーラコミックスSP』

Tokyo Gate Bridge
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α7R ILCE-7R
Carl Zeiss Makro Planar T* 2/50 ZF.2


先週末から身体がなんとなくダルい。


先週土曜日、心療内科。
ここ一ヶ月ほど、ちょっと具合が悪くなるとパニックディスオーダーの発作が起こりかける旨を担当医に報告。
オイラとしては薬の増量もやむなし、と考えていたが、担当医はオイラに自分の発作が起こる時と起こらない時について意識的になるようにとのアドバイスを受ける。
どのあたりを意識すべきかは担当医もオイラも明確にできなかったが、この意識的なる作業というものはなんとなく理解できそうだと思った。
意識的というものは必ず具体的な対象がないと成立しないものであるが、おそらくヤク抜きで症状を抑える訓練としてメソッドを確立しておくべきだと理解した。
世間的に見れば症状としてはかなり軽い部類にはいるからこその治療法だと思う。
なんとなく長期間のヤク漬けになることを受け入れていたのだが、そうではない方向もあるんだとわかった。


先週土曜日、ジェットバス、ストレッチ、赤外線サウナ。


野坂昭如 死去
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高畑勲の『火垂るの墓』製作時に確か本編の映像を短くつかったプロモーションビデオみたいなものがあったと記憶する。
その中で原作者である野坂昭如が
「アニメ、おそるべし」
なんて言葉を吹いていたっけ。
まあ当時アニメなんて観ない文化人がとりあえず褒めとこうという感じの言葉だったかな。
それはしょうがないやね(笑)。
いま思うことは野坂昭如という人はオイラにとって昭和の人であり20世紀の重しのような人物であった。
今はもう観る気もしない『朝まで生テレビ』に野坂はほぼレギュラーのような感じで出演していた。
野坂昭如の"硬"の部分と"軟"な部分を使い分けを見て
「こういう人がトリックスターっていうのかもね」
と思ったりしたな。
文章と映像でのメディアの違いを的確に把握して、それぞれのメディアで最適なものを発信する能力に長けていたというべきか。
♪ソ.ソ.ソックラテスかプラトンかぁ〜
♪おもちゃのチャチャチャ
♪キュッ キュッキュッ キューアール ランランラジオはQR
今でも多くの人間の頭に刻み込まれているこれらのフレーズを三つも作り上げたというのは驚異的というほかない。
それだけでも尊敬に値する人物だった。
野坂の本を数冊であるが読んでいたのはオイラが学生の頃。
病気のこともあるが21世紀のネット時代に野坂の発言は無いにひとしい。
そういう意味でも野坂が昭和と20世紀の重しであったと思うのだ。
野坂の訃報を聞き、オイラの中にあった昭和とか20世紀への思いが静かに消えたような気がした。
本当にそんな気がした。
ご冥福を心からお祈りします。


矢作・佐倉のちょっとお時間よろしいですか

略して『ちょろい』(笑)。
番組は終わってしまったようだがYouTubeで観てハマってしまった(笑)。



『Brutus No. 814』
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紙の本購入。
この手の本は買っちゃうねえ(笑)。
宇多丸も載っていた。


『絵を描いて生きていく方法? 』
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Amazonで紙の本購入。
先週読了。
読了して更に最初から再読している。
"質問されたら答えられるっていうのは、ハッタリも含めてなんですけど、普段から自分のモノの見方を割と自覚的に行うように心がけているからです"
"デッサンが狂うっていうのは、座標の位置取りに失敗してるんですよ"
絵の教育を受けた人なら常識でしかないのかもしれんが<絵を描くということを感覚という部分をひとまず置いておいて>、描くということを徹底的に理詰めで解説してるんだよね。
自分の描いた絵でどうやって人を納得させるか。
寺田克也ほどの絵描きでも自分で描いた作品を理屈で説明することの大切さを説いている。
「自分の描いた絵がわからないのはセンスがねえんだ」
という言葉もひとまず置いておいて、仕事としてどうやって穏便に短時間で相手を納得させるかというプレゼンの必要性。
とにかく読んでいる間、目から鱗がボロボロ落ちたよ(笑)。
今後何度も読み返す座右の書だね。
インタビュー形式ですすめられるんだけど、合いの手を入れる編集者もユーモアがあって心地よいペースで読めた。
すげえ良書。


『ど根性ガエルの娘』
単行本未収録分が定期的にネットで公開されているのを楽しみに読んでいる。
いや〜、正直今回のはイタかったは。
いや、母親の気持ちもわからんでは無いよ。
なんとか家族という体裁を守ろう、死守しようという気持ちが本末転倒になってというか、目的を見失いつつ手段も雑になってしまったというか。
しかしね、そんなこと、自分の今を生きていた娘が理解出来るわけないよね。
そういう意味では母親もそうとう酷いと思う。
最悪なのは父親であるのは言うまでもないんだけど。
娘である本作の作者、よくグレなかったなあ。


佐倉 大 (北久保弘之) @LawofGreen
よくわからんが"ask"というQ&Aのサイトがあって不特定多数の人間の玉石混淆な質問に答えていくというものらしい。
そのなかで佐倉 大 (北久保弘之) というか、オイラにとっては北久保弘之のQ&Aを興味深く読んだ。
宮崎駿のこと。
鈴木敏夫のこと。
富野由悠季のこと。
惜しい守のこと。
アニメ界全般。
絵の上手くなる方法。
ジブリでなぜ後進が育たなかったのかというシンプルな理由。
etc......。
まったく読んでて飽きない(笑)。
読み応えの厚みがすごい。
北久保弘之って言っても知らない人は知らないし、知ってる人もそう多く無い、と思う。
が、オイラにとっては激ウマのアニメーターであり、エンタテインメントのすばらしい演出家であり監督だ。
谷口悟朗もそうだが北久保ほどの人間でもなかなか企画が通らないもんだと聞き暗澹たる気分になるね。


『アトム ザ・ビギニング2』
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AmazonでKindle版購入。
なんとなく一巻のつづきでつい惰性で買ってしまった感じ。
読んでいてかったるくなる。
次巻はもういいかなあ。


『アニメがお仕事!』1〜5
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AmazonでKindle版購入。
予備知識なし。
前述した北久保弘之のaskで名前が出てきたので購入。
すっげえ面白い。
すくなくともアニメーション、ではなく、アニメーション制作に興味のある人には興味深く読めるだろう。
"クール・ジャパン"とか"ジャパニメーション"とかと持ちあげられれ、アニメに携わることが夢を創出するクリエイターの集まりである、という呑気な誤解に冷水をかける内容。
かといって薄給で喘いで先の保証もない、という世間的な思い込みというか偏見も冷静に否定する。
実際数は少なくとも年収数千万のアニメーターだっているからね。
では、志望者の数が以前より減ったとはいえ、なぜアニメを仕事にするのか?
本書ではリリカルな言葉でありながら強い意志の言葉としてその理由が語られることになる。
アニメーションの制作会社でも普通の会社と同じように意味のわからない序列が存在し、無神経な人間が闊歩し、妬みや嫉みが横行する俗な世界なのだよ(笑)。
一応特定な主人公はいるのだが群像劇としても見ることができる。
北久保に言わせると結構実話に近いリアルな物語、というか、モロ実話もあるらしいので、この手のゴシップ好きにもたまらないかもね(笑)。
また作者の石田敦子の描く女の子が
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背中から腰にかけるくびれた感じが色っぽいんだよね。
石田敦子も安彦チルドレンみたいなものらしいので(笑)、いい感じに独特な雰囲気をだしている。
すごく上手いよね。
ところで、タイトルの『アニメがお仕事!』って、『アニメはお仕事!』でも『アニメのお仕事!』でもない。
文法的な意味は厳密にわからんけど『『アニメが』としたところで、仕事として唯一無二なものという印象になるのかな。
そういう印象が持てる作品であることには間違いない。
本書って全7巻なんだよね。
だけどkindle版は5巻までしか出てないし、紙の本は絶版になってるような。
ぜひとも電書で出してほしい。
続きがすごく読みたいぞ。


『りこん猫 』
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AmazonでKindle版購入。
『アニメがお仕事!』の石田敦子の作品。
石田自らの結婚と離婚と再婚を描き、一緒に生活していた猫の死を看取るたびに最初の結婚の記憶や思い出がなくなっていく、という視点の物悲しさく。
オイラは結婚できてないボンクラなので(笑)、石田の最初の離婚のように、仲が良すぎて離婚するというのがイマイチ理解できないでいる。
もしかしたら本当は別の理由を隠しているのかもしれんが、オイラには多分一生理解できないような気がする。
ちなみに石田敦子の元夫というのが

『機甲戦記ドラグナー』のOPをやった大張正己。
このオープニング、むちゃくちゃカッチョいいんだが、まあなんつーか雰囲気が『トップガン』みたいで(笑)、楽観的なこの世界観に拒否反応を示して本編は観てないんだよね。
本編は観てなくてもこのOPはYouTubeで何度となく観ていたりする(笑)。


『アニメもんエッセイ~お江戸直球通信~ ノーラコミックスSP』
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AmazonでKindle版購入。
またも石田敦子(笑)。
石田敦子三連発(笑)。
これ月刊のアニメ誌に10年連載されたものをまとめたもんだけど、月一ページの連載ながら細かくコマを割って描かれるエッセイ漫画の情報量の多さに結構眩む思いで読みきったよ(笑)。
一人の女性の10年の思うところをかなり率直に描いている。
子供の頃のこと。親の事。自分の子供のこと。祖母のこと。友人のこと。親戚のこと。自分がやってるアニメについてのこと。
月一で読めばそこそこの読み応えですんだんだろうけど、これを一気に読むと結構疲れます(笑)。
褒め言葉です(笑)。
読み応えは本当にあった。
石田敦子っていい人だな、と思いもしたね。
石田のアニメを仕事にする上での矜恃というものが本当にストレートに伝わって来る。
不屈という言葉で置き換えられるかもしれん。
自分以外の人間を貶めることで勝った気になっている者に対する健全な怒りをもっている誠実な人だな。
......
と、ここまで書いて思い出した(笑)。
石田敦子ってさ
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オイラが学生の時にTVでやってた『勇者特急マイトガイン』のキャラデをやったんだ。
これオイラ観てないんだよね。
なぜかというと、その当時買ってたアニメージュとニュータイプの二つのアニメ誌でキャラクターを見たんだけど、上の画像のように男のかがストッキングみたいなのを履いてガーターベルトみたいにしてるのが絵的に我慢ならなかったのよ(笑)。
「うわ、やなデザインw」
って、このデザイン今見てもイマイチ気に入らんのですが(笑)。
まあそれはそれとして、石田敦子は上手いという事は間違いないと思う。


さあ、今週金曜日から祭りである(笑)。
初日に参加はできないが、土曜日には参加するつもり(笑)。
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by 16mm | 2015-12-13 22:19 | | Comments(2)