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GW突入

愛知万博に行く予定も、映画に行く予定もないGWが始まった。
明日は散髪しに椎名町。学生の頃住んでたアパート近くの散髪屋に18年通っている。埼玉県の実家に帰った今も定期的に通い続いている。

レンタルDVDで『プラネテス』の2と3を観終わり、『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還/スペシャル・エクステンデッド・エディション』を観てるとこである。
目標『プラネテス』全巻制覇w

後は面倒くさいと思わなければ、写真撮りにブラブラするかな。

それ以外はゲームと昼寝でGWを過ごすつもりである(笑)
by 16mm | 2005-04-30 21:18 | 閑話 | Comments(2)

『プラネテス』『下妻物語』

ひさしぶりに撮影をして、ハッセルを使った。
よくカメラ雑誌で書かれている『立体感』を、初めてファインダーで確認出来た。『立体感』だとか『空気感』だとかを今まで感じた事がなかったので、気の狂った能書きw程度に思っていたのだが......
ハッセルの大きなファインダー越しに、確かに立体的な世界を確認出来たのが非常に嬉しかった。

『プラネテス』レンタルDVDで観た。
漫画は全巻読んでいたので、わざわざアニメーションを観なくても、とか、サンライズが作ると大味になってんじゃないか、とか思いつつあまり観るつもりはなかったのだ。
面白かった。
宇宙服のデザインや台詞のディテールの情報量が原作以上に緻密になっていた。単行本全4巻をTV版に伸張するための脚色が非常に上手くいっていると思う。
本来はシリーズを通して観ての感想にするべきなのだが、少なくとも続巻を観る気にさせる1話2話であった。
作画も非常に丁寧である。この水準をシリーズ全体で維持出来ればたいしたモノである。
原作はハチマキを主人公としつつも周りの様々な登場人物の群像劇のような体裁になっているが、TV版ではタナベが原作より幼い感じで描かれているので、ハチマキとタナベを軸にしていくのかなと思ったりしている。
人間はどこから来て、どこまで行けば気が済むのか......そう問いかけずにはいられないような良質な原作と相互に補完しあうような作品であって欲しいと願いつつ、続巻を観ていこうw

『下妻物語』レンタルDVDで観た。
ボイスオーバー(ナレーション)による語り口が『アメリ』に似ているなと思ったが、別にそれがこの映画にマイナスをつけるわけではない。
面白いw
主に心象風景の描写によって成り立つ少女漫画を、少年漫画の切り口で切り返してる、そんな印象の映画であった。
今、愛だの友情だのをストレートに表現したら相当に胡散臭いという事を作り手は熟知しているようだ。愛や友情を描きつつも更にそれを冷ややかに見て笑っている。
それでも観終わると、ロリータ娘とヤンキー娘の友情物語として素直に受け取れるのである。
深田恭子のラスト近くのアクションが非常に良い。それは日本刀を振り回す女優より殺気があったと思うw
主役の女優二人はもとより、脇を固める役者も大健闘。
最近TVでは体験できないようなエンターテイメントを映画館で体験できるようになってきたようだ。やっとお金を払う価値のある日本映画が増えてきたんだと思う。
そうは言っても、この映画劇場で観てなかったのだが(笑)
監督は以前『サッポロ黒ラベル』のCMで、スローモーションによる卓球シーンを演出したり、ガッチャマンに扮したスマップのCMを作った人らしく、映像は凝っている上に内容にマッチしている。
ラリった時に観るような色彩(笑)その他映像の随所に魅力的な工夫があり、それだけでも相当な吸引力があると思う。
地方を舞台にしてタイトルが『下妻物語』。イメージ的には垢抜けない。
しかし実際には垢抜けなさとは無縁であり、映像でも内容においても、キャラクターの造形してもセンスの良さに驚かされた。
非常に良くできたコメディーの傑作だと思う。

イチゴが泣くシーンで泣き声を出さなかったのが非常に良い、という感想は男特有の感想なのだろうか(笑)
by 16mm | 2005-04-24 23:36 | 映画・DVDの感想など。 | Comments(8)

『コラテラル』

『コラテラル』をレンタルDVDで観た。
面白かった。
劇場で観とけばよかった。
この日記で散々にコキ下ろしたジェイミー・フォックスだが、件の『Ray』よりも『コラテラル』の演技の方がずっと良い。
主演で取るより助演の『コラテラル』でオスカー取るべきだったと思う(筆者は主演より助演を下に見ているわけではない。念の為)。
ああ、そっか。助演受賞はモーガン・フリーマンだった。そうすっとやっぱモーガンだな(笑)
それでもジェイミー・フォックスのオスカー受賞は『コラテラル』でと思っておこう(笑)

ちょっとネタバレ
by 16mm | 2005-04-17 23:41 | 映画・DVDの感想など。 | Comments(14)

閑話

宮沢和史の『島唄』が好きなのだが、たけしの番組であの詩が沖縄戦でのひめゆり学徒隊の女性達の事をモチーフにしていると知り、襟を正した。

韓国で日本の『火垂るの墓』の上映が延期、というか中止されたと。なんでも日本が先の戦争で被害者として描かれてるのが気に入らないと。
あの超重量級の戦争映画(反戦映画ではない、と思う)に、状況の普遍性を見出せないとは。
たぶん、多くの一般の韓国人なら、観ればその普遍性を理解できると思うのだが。

中国や韓国での反日デモが苛烈化しているが、反撃しないもんだから日本はサンドバック扱いだ(笑)
しかし、なんとプラカードの文句が下品な事。昔の日本の反米デモもこんなアカ抜けない感じであったのだろうと思うと気恥ずかしいですな。

中国も韓国も面白い尊敬すべき映画があったりするし、それら制作者が日本映画の影響を受けてくれたり、日本の俳優を使ってくれたりしているので、必ずしもデモをして傷害事件を起こすような意思が総意だとは思っていない。

それに本気で反政府デモをしたら天安門のようにすぐに軍隊に鎮圧される筈だ。

オイラとしては、反日デモをやるのは歴史認識で言えばしかたないかなと思っている。
それなら、反英デモや反米デモもやってくれないと不公平だ。
アヘンを清国に輸出していたエゲレスに卵はぶつけないのか?
イラク戦争で中国領事館に「誤爆」したアメリカの国旗は焼かんでエエのか?

反英反米なんてやったらどんな事になるか分かってる。
日本は領事館が襲われても手は出さんが、アメリカならミサイル打ち込むと思うぞ。
あの国ならやりかねん。
それに比べてサンドバック、もとい日本は外相が遺憾の意を表明するぐらいだから痛くも痒くもないわけだ。

とりあえずだ、この手の事は放置しておく事がベストであろう。観光や出張等の渡航自粛をする。
ゴールデンウィークが近いが、今中国に進んで殴られに行く日本人はそうはおるまい。

中華が食いたいなら、世界で一番旨いのは日本の中華料理だと思うぞ(笑)。

あ、今塩ジイがTVで「基地外」発言(笑) 福沢アナ、大慌て(笑)
差別語になってる「気違い」だが、どうもこの言葉が差別語だとは思えない。
「精神病」や「障害」という言葉の方が、他人と違った部分をハナからビョーキと決めつけてるから差別的だと思う。
「気違い」というのは他人とちょっと「気」が違うだけで病気という意味合いは含んでいないと認識する。
by 16mm | 2005-04-17 23:39 | 閑話 | Comments(2)

『血と骨』

映画が総合芸術と言うのであれば、その作品の評価というのは演出、脚本、音楽、撮影、その他諸々が、他の映画より優れていなければならないと思う。
作品はAが優れているが、監督の演出はBという作品が優れていて、音楽はCが......などというのは総合芸術の評価の仕方として"ねじれ"があるとしか思えない。

日本アカデミー賞最優秀監督賞 の『血と骨』をDVDで観た。
作品賞は『半落ち』。脚本賞は『スウィングガールズ』の矢口監督。
最優秀な作品は監督も脚本も最優秀でなくて良いのか?

『血と骨』について率直な感想を言えば、つまらなくはない。

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by 16mm | 2005-04-10 23:15 | 映画・DVDの感想など。 | Comments(3)

『12モンキーズ』

公開当時からテーマ曲である組曲プンタ・デル・エステが耳について離れなかった。
高層ビルの上を飛んでいくフラミンゴ。建物の上で吠えるライオン。そんなイメージを映像に定着させている。それを観ただけでギリアムの映画だという事がわかる。

『12モンキーズ』のDVDを買った。
テリー・ギリアム監督は大好きだ。
この映画のDVDは以前から出ていたが、LDを持ってる事もありなんとなく購入せずにいたのだ。
が、このほどLDで別売りされていたメイキング込みでDVD化されたので即刻購入したのである。
しかも監督とプロデューサーのオーディオコメンタリー付き。
DVDも買うタイミング次第だなあと思う。待てば今回のように特典がおいしい状態で購入できる。が、待つだけ待って絶版になる事もあるから油断できない。

劇場、LDやビデオでは字幕で観た『12モンキーズ』だが、いつものようにDVDは日本語吹き替えで観た。
すると画面に集中したおかげで字幕を読んでいて気が付かなかった映像のディテールが見えてきた。
精神病院を脱走しようとしていたコールがレントゲン室の機械の動きを見るシーンがあるが、それは観客にタイムトラベルする時の機械と酷似していると言う事に気が付かせるシーンだという事に今回初めて気が付いた。コールの眼を通して分からせる部分であったのだが、今までオイラはまるで気が付かなかったのである。
こんな些細な事であっても、オイラはずいぶん見逃してる部分や理解が足りなかった部分があったなとDVDを観て反省をした。
更に時々聞こえる声が誰の声なのかというのを悩んだりしたのだが、コールにだけ聞こえる妄想の声と考えれば納得がいく。
ウィルスで死滅しつつある未来世界の人類も、タイムトラベルもすべてコールの妄想かもしれないという解釈もあり得る、そういう構造に作ってあると監督も言っていた。
そもそも二つの世界(妄想と言われる世界と現実と言われる世界)で気違い扱いされれば、普通正気は保てないやなw
たぶんコールはライリー博士と一緒にいる時だけ正気でいられ、博士を抱き締めることで現実のにおいを確かめていたのだと思われる。
映画は一見タイムトラベルをテーマにしたもののように見えるが、どちらかというと破滅を夢想して内向していく気違いの映画だといえるかもしれない。

主演の3人は見応えのある演技をしていた。

それよりもコメンタリーを聞いていて、ウィルスをバラまく科学者の役をデヴィッド・モースが演じているのを初めて知った。
『交渉人』の市警の役をが印象的だったのだが、『12モンキーズ』ではやや顔がふっくらしていたので、まったく気が付かなかったのである。
監督もプロデューサーもラスト近くの空港での演技を絶賛していたが、たしかに微妙な顔の表情が非常に良かった。この人は演技の幅の広い人なんだなと改めて思った次第。

終末を感じさせる映画にルイ・アームストロングの『この素晴らしき世界』を使うというセンスはハリウッドの映画からはなかなか出てこないだろう。
キューブリックの『博士の異常な愛情』のラストで核爆発してる映像のバックに流れる『また会いましょう』と同じくらい皮肉が効いている。
テリー・ギリアムもスタンリー・キューブリックもイギリス在住のアメリカ人だ。
たぶん二人ともイギリスの露骨な身分差別的な影響を強く受けていたにちがいない。
アメリカ人などイギリス人からすれば、歴史が薄い、粗暴な国の人間程度にしか認識してないだろうから。

ところで、字幕を読んでいるうちに流れていく映像を見逃してしまうことで映画の印象が大きく変わる、という事に今更ながら気が付いたわけだが、オイラのような日記程度の感想文を書いているならまだしも、日本人で映画評論家でございと名乗ってる者は、最低限英語が話せて英語圏の文化に精通していて、当然字幕無しで映画を理解できなければカネを貰う仕事としての資格はないのと違うか?
by 16mm | 2005-04-09 00:43 | 映画・DVDの感想など。 | Comments(5)