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『岳 5』『弁護士のくず 6』『ゴッドファーザーPARTII』

二週間ぶりにジムに。
一時間で6キロちょいを走り、筋トレ1セット、ボクシング30分とオイラにしたら結構ハード(笑)
帰りにピザーラのピザSサイズとアップルパイをコカ・コーラ ゼロで流し込む...
ちなみに体重は89キロになっておった(笑)
家に帰ってウツラうつらしながらDVDを観る。

『岳 5』『弁護士のくず 6』
『機動戦士ガンダムUC』の1と2があったので手に取ろうとした瞬間に、同じ福井晴敏で『9.11オフィシャル・レポート』を見つけて手に取るも、『岳』と『弁護士のくず』を見つけてしまったのでアニキの本は一旦スルーする事に。

『岳 5』
相変わらずの良作。今回は三歩の頬にある傷についての言及もされていた。
決して死をテーマにしているわけではない、と思えるのは主人公の三歩が実に生き生きと自分の生を生きているからだ。
しかし、これほど他人の死に対して真摯に対峙する人間がいるというのも驚きだ。
それとも山男は皆このような感性をそなえているのだろうか。
三歩が救助した生者や死者に同じようにささやく
「よくがんばった」
という台詞が大好きなのだが、これは山で遭難した者達が救助にきた三歩に会うまでにしていたであろう生きる為の戦いをしていた事への彼なりの労いの言葉だと思われる。たとえ遭難者が死んでしまったとしても、それまでに戦い続けて事への賛辞と畏敬を込めた言葉なのだ。
本当はこのような思想は宗教が先端をいってなくてはいけないとも思うのだけどね(笑)

『弁護士のくず 6』
こちらもまったく相変わらずの良作。
ただ作品とはまったく関係ないのだが、例の"光市母子殺害事件"の裁判の弁護士達があまりにも現実とは思えないような弁護活動をやるにいたっては、フィクションである当漫画の毒がまったく毒にならず、むしろまともに見えてしまうのが辛い所である。
"光市母子殺害事件"の弁護士達の弁護活動は戦略としては"あり"なのであろう。被告人の利益に対して働くのは弁護士だから。
このような戦略により冤罪による極刑を抑止できることもあるであろう。
しかし、どう考えても"クロ"としか思えない人物に対してはどうなのか?いや、どう考えても"クロ"という認識自体が間違いなのか?
オイラもハッキリ言えば死刑制度は反対なので、"光市母子殺害事件"の被告をとっとと無罪にし、社会に放し、そこで死刑以上の目にあわせればよいと思っている。
妻子を殺されたあの旦那さんが本当に哀れでならない。
殺されたばかりでなく、司法試験に合格した秀才の方々のおぞましくもバカバカしい言葉を法廷で聴かなくてはならないから。

『ゴッドファーザーPARTII』
wowowで録画していたものを視聴。
初見は学生の頃のレンタルビデオだが、もうその頃は筋を追うのが精一杯で、デ・ニーロのマーロン・ブランドを真似たしわがれた声にも気がつかない体たらく(笑)
今回観て気がついた次第(笑)
PARTIIIは論外として、オイラはPARTIもPARTIIも両方同じぐらい好きである。
改めて観て思ったのはキャメラの構図や横移動が非常に印象的であった。
構図は本当に構図の見本になるようなものばかりですばらしい。
デ・ニーロのヴィトーがファヌッチを殺害するのに建物の屋上を伝って行くのを望遠レンズの横移動で写したシーンの印象的な重さ。
更に冒頭のエリス島の入国管理のシーンで幼いヴィトーをキャメラ横位置でフォローする時に手前に他の入国者達を入れ込む事によって画面に厚みをもたせていた。
まさにそこにいた全ての役者がそれぞれの役の人生を体現しているような風景を切り取っていた。
今ならエキストラを増やすのにCGを使うだろうが、果たして数十人であるとか数百人の人物一人一人に違ったパーソナリティーを込める事ができるであろうか?
たとえ画面には一瞬しか写らないにしてもその一瞬が目に入った時に素晴らしい奥行きを与えてくれるものだと思うのだ。
ある意味非常に贅沢な作りをしていたのだと思う。今現在の映画製作でそのような事が可能かどうかは分からないが。
アル・パチーノは若い頃の生々しい顔より今の油の抜けたような顔の方が好きである。
当時はどうだか分からないが、今から観れば信じられないくらい贅沢なキャスティング。
ハイマン・ロス役がリー・ストラスバーグと今回知った。こういう人だったのか。デ・ニーロやパチーノも学んだ人である。

『精霊の守り人』
最終回。印象として破綻無く無難に終わった印象。神山監督は『攻殻』の時も思ったのだが非常に緻密に物語を組み上げる事ができる監督なので非常に安心感のある人だと思える。

『ビートたけしの独裁国家で何が悪い!?』
録画を視聴。
バラエティーのお約束の"笑い声"SEが非常に鬱陶しく、付け方もわざとらしいせいか非常に下品な印象。
バラエティーと銘打ってるので深刻な内容にはならず、途中早送りにした。
最後の中曽根康弘、石原慎太郎というオイラのハラワタが煮え煮えになる組み合わせの対談。
なんだバラエティーのこんなヤツらを呼ぶんだと思ったが、前半のユルめの構成を無視した面白くない正論ばかり。
くだらないので更に早送りでたけしのコメント部分のみ聴く事に徹した。

10月はそこそこ観たい映画があるかな。
『パンズ・ラビリンス』と『自虐の詩』。
『自虐の詩』は『嫌われ松子の一生』に続いて中谷美紀が演じている。なんか薄幸そうな女性が似合うよな中谷美紀(笑)コメディエンヌの才能もあるし。
それにしても監督の堤 幸彦。多作も才能だが程があるだろう(笑)大丈夫か来年の『20世紀少年』。

サイバラがゲッツ板谷の本のコピーで
「人生には3つの坂がある。あんな坂、こんな坂。そして、まさか」
というのが笑えました(笑)
by 16mm | 2007-09-30 21:51 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Trackback(4) | Comments(2)

観た 聴いた 読んだ

観たい映画もなく、ジムにも行かずに自堕落にやっております(笑)

デジカメを買った時のキャッシュバックがあったので、眼鏡を新調しようと自分には絶対似合わない青山へ。気に入ったデザインはあったのだが光沢のβチタン製だったため、新色でマット・グレイがでるらしくそれを見てからどちらにするか決める事にする。

『精霊の守り人』、今週最終回。なかなか面白い作品であったので楽しみである。
それにつけても『コードギアス』はちゃんと終わるのか(笑)いや、最後までつき合うつもりだが(笑)

映画の感想にカコつけて以外、時事問題はあまり取り上げてこないように心がけてはいたのだが、自民党の総裁選挙。選挙は福田議員が勝ったものの、麻生議員に追い込まれた所をみると彼の人気のなさが改めて露呈してましたな。拉致問題を含めて官房長官の時の傲慢な態度は眼に余るもんだったからね。ハッキリ言って不快極まりない。
まあ今回は長期にわたる総理総裁になるとは思えぬので福田議員にはぴったりの役回だあね。

iTunesからスピッツの『魔法のコトバ』とフロントミッションからの一曲をダウンロード。

吾妻ひでおの『夜の帳の中で』を購入。
氏の作品は、特に最近のは大好きであるのだがこの作品はどーも馴染めず。SFとエロとグロとロリを独自の感性で融合して作品にしているのだが、氏の失踪前の作品という事もあるのか鬱屈した部分がどうにも鬱陶しく感じる。読んでも持っていても何となく重くなる感じがするんで近いうちにブックオフ行きか。

ああ、なんて事だ。ウルトラジャンプ誌で連載されていた『皇国の守護者』が今回で連載終了。原作を全部辿らないでおしまいかあ。非常に残念。未読部分の単行本が出るのが楽しみだ。

デジタルカメラマガジン誌に載っていた鈴木 忍さんというカメラマンの作品がスゴい。
写真を趣味にしていながら、おこがましくも好きな写真家があまりいないというオイラであるが、たまにこういう作品を見ると出来もしないくせにむちゃくちゃ触発されるものだ。
彼女のHPや写真集がでてないか検索するも出ておらず。他にもいろいろ見てみたいと思った。

今週末は欲しい単行本が結構出るな。『岳』『弁護士のくず』...あとは『ヴィンランド・サガ』がでるかな?たしか。
by 16mm | 2007-09-24 20:19 | | Trackback(2) | Comments(4)

『ハチミツとクローバー』

押井守のオムニバス実写映画『真・女立喰師列伝』が気になってしょうがない(笑)
オイラにとって押井の実写映画は『紅い眼鏡』以外面白さがまったく分からんモノばかりなのだが、そのどれも予告編が実に面白そうに作られているから始末が悪い(笑)
つまんないだろうなと思いつつも、毎回予告編に騙されるのである。
『真・女立喰師列伝』も予告編ラストの藤田陽子のなんとも言えない表情にやられた(笑)
あの表情はいい。実にいい(笑)
だけど、オシイの映画だしな(オムニバスなので藤田陽子主演のパートはオシイ演出ではない)(笑)
公開は結構冷遇された期間と時間を当てられたようなので観れるかどうかはわからんが、藤田陽子の出てるカット目当てにパンフだけでも欲しいものである。


『ハチミツとクローバー』
wowow録画していたものをやっとこ視聴。
む〜〜〜。
面白かった!!!
前半は(笑)
原作と違った解釈で展開させようと言う目論みはかなり上手くいっていたように思える。
それぞれのキャラクターについて上手く物語を作り出しはめ込んでいた監督の手腕はすばらしい。
映像も浮ついたアップのみではなく、ロングショットで映像や演技をまとめていた。
ただ後半の竹本の旅や森田とはぐみの苦悩が駆け足になってしまった所為か、イマイチ物語に有機的に絡んでこなかったのが残念だと思える。
本当にいいセンいっていて、喩えが適切かどうかは別にして、うまくすれば『花とアリス』なみに好きになれたかもしれないと思った。
画から桜吹雪が舞ってくる描写などは非常によく出来ていたと思うのだが...
キャストも非常に適切であったと思うが、森田の伊勢谷友介と原田理花の西田尚美はどーなのか(笑)
いや、西田尚美は好きなのだが、原田理花ではないだろうと(笑)
オイラの思い描いていた森田は口の下にピアスなんかつける男ではないんだよな(笑)
エンドクレジットで伊勢谷がオオトリで名前が出ているのもなんか気に入らない(笑)
あの中だったら堺雅人ぢゃねーの、と(笑)
ただ、筆を持ってペイントしている所はさすがに伊勢谷は様になっていた。
蒼井優もうまい役者であるが、絵筆の操り方は難しかったのだと思う。
この手の映画に出てくる絵画の作品はだいたいが善し悪しの付け辛い事を考えての抽象画が多い。この映画もご多分にもれないわけだが、前半の森田のスケッチブックに描かれていた画にはちょっと、というか、かなり圧倒された。
オイラなどはまるで観る眼がないとは思いつつも、あのスケッチブックの画(抽象も含む)には、さすが美大生、と溜飲がさがりました。
映画は面白かったけど、やはり漫画の原作がオイラにとってはベストですな。
by 16mm | 2007-09-18 21:22 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Trackback(1) | Comments(2)

『フラッタ・リンツ・ライフ』 『撮影監督』

明日は先日の出張の代休で休み。
本日久しぶりにジムに行く。体重89キロ!!なり(笑)
映画は『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ 』をどーしたものかと悩みつつ、見送ることに。
wowowで録画してある映画がかなりたまっているがなかなか観れないでいる。
年末にいよいよ『ブレードランナー ファイナル・カット 製作25周年記念エディション』が発売の運びに。大変目出度い。大丈夫とは思いつつも予約をしておくつもりであるが、14,800円のにするか24,800円のにするかで悩み中。
同じ時期にキューブリックのボックスまで出る。これは同じようなものを持っているのだが、今度出るのは各作品のメイキング?のようなものまでつくので侮れない(笑)困ったものだ。

『スカイ・クロラ』 シリーズの『フラッタ・リンツ・ライフ』 読了。
最初に読んだ『スカイ・クロラ』 同様、短い言葉で詩のような文章で空中戦が描かれている。
言われている事だが、戦争をモチーフにしつつも血なまぐささがまるで感じられない。良い悪い好き嫌いは別にして、戦争をモチーフにこのような作品ができるようになったのだなという。
文章を映像としてイメージを喚起しやすいところが、この小説のすばらしいところ。
言葉ひとつひとつのリズムや美しさを堪能する小説であるが、物語としてはあまり厚みのないものであるとも言える。
オイラには非常に合っているとみえて、今は『ナ・バ・テア』を読んでいる。


『撮影監督』
小野民樹氏の映画の撮影監督、キャメラマン(映画ではカメラマンではなくキャメラマンという事をどこかで読んだことがある)への取材を元にしたものだ。
やはり名前の知ってる人や自分が観た映画に携わった撮影監督のものでなくては興味が持続しない。
内容も一人の撮影監督につき6~7ページ。撮影監督というものを広く知ってもらうには良いかもしれないが、オイラには内容が薄く感じられた。
キャメラマンというのは結構な秘密主義者が(笑)多いと聞いたことがある。撮影が終わるとレンズの絞りを開放にして周りに手の内を容易に明かさないとか・・・(笑)
それを踏まえた上で、もっと撮影のテクニカルな部分を掘り下げてもらえれば興味はもてた。
たとえば『復活の日』という映画で木村大作キャメラマンはレンズが曇らないようにドライヤーを当てていたとか(これも伝聞だが)・・・。
また故人とはいえ篠田昇の名前が出てないのもオイラとしてはマイナスである。
ところどころ拾い読みして読了とした。


『皇国の守護者』の続巻を心待ちしている今日この頃。
by 16mm | 2007-09-17 21:39 | | Trackback | Comments(2)

ダ・ヴィンチ誌 日経エンタテイメント!誌 『天国と地獄』

今週は映画もジムも休み。
ジムは二週休んでる事になりグズグズになりかけているが、今週末からまた立て直していきたい。

ダ・ヴィンチ誌を買う。
中島みゆきと上橋菜穂子の特集。
読み応えあり。
中島みゆきのインタビューも良かったが、ニューアルバムの題字がすばらしい。
三代目魚武濱田成夫という人だが、オイラとしてはイマヒトツ好きになれないタイプの人間であったが、そんな人間であっても時として心は揺さぶられるものだ。
中島みゆきのアルバムの題字は素敵であるが、それ以外の詩も書も自分好みではない。
その他『オタリーマン』のよしたに氏の顔写真も載っていた。仕事をバリバリしながら漫画を描くエネルギーにただただ脱帽である。
次回は西原理恵子の特集だ。またまた購入せねば。

日経エンタテイメント!誌
"うめ"の『青空ファインダーロック』を読みたくて購入。
作品は面白い。
が、オイラ、フォトショで肌についた水滴を取ったり胸を大きく修正する技術はないなあと、ちょっと、どころかかなりショック(笑)

『天国と地獄』
黒澤明の『天国と地獄』をTV版でリメイク。
佐藤浩市や妻夫木聡という魅力的なキャスティングに惹かれて録画しながら視聴するも、20分で観るの止め(笑)
キャスティンぐは申し分ないと思っているが、映像や演出が観るに耐えない。
冒頭観覧車の窓に写るカラスが鮮明すぎて、もうCGだと丸分かり。
何をするパートか分からなかったが、CGのスーパーバイザーというのはこういうのをチェックする為にいるんだなと。
このドラマにそういう人がいたかは別にして、TV版の映像にはまるで魅力を感じない。
オリジナルのクロサワの作品は大好きで、ビデオだったがその映像の重さに目眩さえしたよ(笑)いやまじですけど。
TV版で映画版にあったようなパートカラーによるような演出があったのかは分からないが、そんなとこまで観る気すら起こらなかった。
会社の重役という意味では三船より佐藤の方がそれらしいなと思ったりしたが。
今日は同じスペシャルで『生きる』をやってるが、主役が松本幸四郎。良い男すぎて観る気がおこらず(笑)
やはり『生きる』志村喬のなまなましいまでのブさいくさ(笑)あっての映画だと思っている。あの顔がリアルなのだ。というか、あの顔つきだから共感したのだと言える。

デジカメを購入してからRAWデータの現像で試行錯誤をしている。
今の自分のパソコンだと1200万画素のRAWデータを修正するのは少々キツイ。
だからといって新しいパソコンを買えるわけではない。
取りあえず画像の選定にフジの純正現像ソフトを使い、実際の修正はSILKYPIXでやろうかと考えている。
今日SILKYPIXも購入した。
結構オカネ使ってるなあ...。
金が貯まらんわけである(笑)

iPodを購入してからiTunesで曲を買ったりしているが、昨日ピクサーのショートフィルムを一つ購入。ずっと観たかった"Luxo Jr. "である。
スタンドの親子の動きがすばらしい。目鼻口などついてなくても表情を想像させる作りはたいしたものである。
ジョン・ラセターはすごい。
しかし、『レミーのおいしいレストラン』でかかっていたショートフィルムが今の所一番すきである。
先週新しいiPodが発表され実物を量販店で見る機会があったが、なかなかカッコいい。
写真で見たときはエッヂが丸まってるようでイマイチな感じであったが、実際はエッヂの更に内側が盛り上がっているだけであった。
フルメタルボディらしいので良いなとは思う。
更にボディは黒もあるが、白のかわりにシルバーとなり(今日見たのはシルバー)これもなかなかカッコよかった。
オイラも八月にiPodを買ったのだが、早まったかな、というのは結果論であり十分楽しませてもらっているオイラのiPodには愛着を感じているので、問題無し。
by 16mm | 2007-09-09 20:23 | | Trackback | Comments(2)

『スカイ・クロラ』『皇国の守護者』『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』

今週は行かなかったが、先週からジムの場所が車で20分程で行ける場所になった。ジムのチェーン店が最寄りの駅に出来たからである。
これで今までの様にジムに行くまでの億劫さが改善された。

『スカイ・クロラ』
そのうち全巻(全5巻らしい)読み終わったら感想をかこう。
発売はこの『スカイ・クロラ』が先だが、物語としては一番最後の章らしい。
平時に重く語られる哲学が有事では軽い独り言のようなつぶやきで語られる。
所詮、戦争や平和、兵器に関する思想や哲学を語れる事は、それが平和の状態であるという事なのかもしれない。
ハードカバーの空の写真が美しい。
今は『フラッタ・リンツ・ライフ Flutter into Life』を読んでいる。


『皇国の守護者』
今の所4巻まで。全て購入。
以前見つけて気にはなっていたが、実際買ったのは先達ての安彦良和のインタビューを読んだからだ。
これもそのうちちゃんと感想をかきたいモノだ。
作画の伊藤悠の表情の描き方が抜群に上手い。これを女性が描いてると知って、またびっくり(笑)
画も魅力であるが、それよりなにより、日本で『ロード・オブ・ザ・リング』のようなハイファンタジーを作るとしたらどうしたらいいのかという一つの回答を提示している。
陰陽師や安倍晴明を出すというのもアリだとは思うが、『皇国の守護者』のように日露戦争(
たぶん)をベースにしてもファンタジーができるという事が非常に納得のいくかたちで成立していると思われる。
ネームが比較的多いのでじっくりつき合って読み込んでいきたい。


『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』
なぜいまさら?
と言うのは容易いが、今の日本で保険も無しにアニメーションの監督のオリジナルの劇映画ができるのは宮崎駿しかおるまい。
押井守だって劇場版アニメーションでオリジナルを監督した事はないし、『ガンダム』は富野由悠季のオリジナルではあるが、結局トミノは『ガンダム』以外のもので映画を作らせてもらってないのだ。
庵野秀明にしても『エヴァ』で劇場版の新作を作るという事に忸怩たる思いがあったのではないだろうか?
劇場版の映画は作りたい。しかし庵野の完全オリジナルでは誰もバクチをしない。
それでは劇映画を作るチャンスが『エヴァ』でしかなければ、それで作るだろうな。
なんでも4部作程になるとのこと。
今日MOVIXさいたまの早朝から行ったのだが、すでに『エヴァ』目当てで長蛇の列。
近頃では珍しい現象かもしれん。
劇の最後に予告編をやるのだが、新キャラらしきも描写されていたので、すべて前と同じ事をするわけではないというのは分かる。
多分ほぼ全てを新作画にしていて、画的な情報量は大幅にアップしていた。
有り体に言えばメカや景観の描写の厚みはストレートに世界観の見応えとしてかえってきた。
しかしそれはあくまでもメカや使徒の描写に限られ、人間のキャラクターについては残念ながら期待外れであった。
一番端的に分かったのは、物語のクライマックスでレイが笑うシーンがある。
このシーン笑うシーンなのであるが、笑ってはいけないのである。
でも笑っちゃってるんだよ、今回の劇場版の綾波は。
TV版のその作画は論外として、前の劇場版で貞本義行が作画監督したそのシーンは実にすばらしかった(この原画、盗まれたと聞いた事があるがもどってきたかな?)。
林原めぐみや旧作の声優の面々が力を込めたおかげでそれなりにはなっていたが、キャラクターの画に関しては今後に期待したいところではある。
できれば貞本義行に全ての作画チェックを入れてもらいたいくらいだ。
そうは言っても、映画としては面白くできていたので今後も観るつもりではある。

蛇足だが、宇多田ヒカルの歌は良いのだが、歌詞に"少年漫画"とか”新聞”だとかを挿れてほしくはなかったなあ。
そんな俗なキーワードは『エヴァ』には合わないと思う。
by 16mm | 2007-09-02 21:30 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Trackback(1) | Comments(6)