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『ICHI』

金曜日、歯のメンテナンスへ。

土曜日、映画『ICHI』。

日曜日、ジムに。ランニングマシン1時間。800kcal。ストレッチをするようになってからなんとなく腕の回りが良くなってきた感じ。91.90キログラム。

仕事ではまだまだ使えるレベルではないが、Mayaの練習を自宅でも続けている。3ds-maxよりモデリングが面白く感じる。
なのでちみちみとプロテクトギアを作っている(笑)完成するかドーかは知らんが(笑)

思う所あって、一年以上ぶりに金属モノの所持品を掃除することに。
眼鏡と先日来た車のキーと腕時計のブレスを、超音波クリーナー『あらい君』に入れてスイッチオン。
したら、時計のブレスからこの世のものとは思えないものがわき出してきて絶句する(笑)
毎日こまめにシリコンクロスで拭いていたのに。ああそれなのに(笑)
『あらい君』のこの超音波の振動。この振動を己がマスターすればAV男優になる資格がもらえるかしら(笑)
「"あらい"、良い仕事してやがるなあ」
などとしょーもないこと思いつつ掃除終了。

久しぶりに『スチームボーイ』のサントラを聴く。サントラは名盤だと思う。


『ICHI』
土曜日MOVIXさいたまにて。
強烈に期待していた映画であった。
『ピンポン』の曽利監督。原作は相変らず読んでないけど(ごめん、chataさん(笑))映画はすばらしいものだった。
この監督のヴィジュアル・エフェクトのスキルはすごい武器だ。
しかし、この『ICHI』という映画の良い所は綾瀬はるかにつきる。
冒頭の殺し屋の殺伐とした表情から、ラストの清々しい笑顔の差を一つの作品のなかで作り出せたのは演出もさることながら主演女優としての責任を劇映画の中でまっとうできていたと思う。
セクシー系のタレントでありながら、そちらに傾かなかったのも好感がもてる。
もっとも冒頭の綾瀬はるかの表情からセクシーを期待する観客もいないだろうが。
彼女の殺陣も映像的な演出をなしつつもコンパクトでシャープな印象。
北野武版の『座頭市』でもあったが、飛び散る血で薙いだ刀の軌道を表現するというのは素晴らしいアイデアだと思うが、北野も曽利もその表現をこなしてはいないという印象。この表現は漫画ではかなり前から使われていた表現であり、ある意味やり尽くされた部分もあるのだが、ヴィジュアル・エフェクトが実写映画に加わるようになって出来るようになったものではある。
チャンバラの完成度はオイラのなかで『修羅雪姫』の印象が一番強い。
佇まいの凄みを綾瀬はるかは十分に表現できていたと思った。
仕込みの構え方、頬つたう涙がこぼれるタイミング。すばらしく美しい。
ただ、である。
こちらの期待が大きすぎた事は認めるが、物語の世界観をもっと掘り下げてもらいたかったというのが正直な感想。
あの映画でオイラが一番感情移入できたのが万鬼なのだ。
映画では単なる悪人でしかない男であるが、台詞や設定の端々でその身の不運が吐露されている。あの設定を掘り下げないのはいかにももったいない。
ハッキリ言えば白河組の部分はばっさり切ってもいいぐらいだとおもう。
剣術指南役の立場から容姿を理由に役職を追われた万鬼。己の有能さが容姿一つで否定されることの理不尽さを享受しつつも、心の底で愛情に飢えている。
「おまえもおんなじ匂いがする」
と市に問いかける万鬼。
多分そうではなく、市の暗さに共感しつつも、盲の彼女であれば自分の容姿ではない部分で愛してくれるかもしれないという期待があったに違いない。
勝手に妄想しておるが(笑)市と万鬼を軸にしたらすごくロマンチックで暴力的で血の匂いのする映画ができたのにと思わずにはいられない。
一種の『美女と野獣』の骨格を持たせる事ができたと思うのだ。
なので、オイラの妄想する『ICHI』には竹内力も窪塚洋介も出てこない(笑)
一番ヘタレでイライラする十馬も一番必要のないキャラなのだが、ラストでの万鬼との戦いでは彼の助けがなければ市も勝てなかったのは明白であるので、難しいところだ(笑)
どう考えてもあの十馬より万鬼の方にこそ市が共感できる要素が多いと思う。
十馬、どう考えても魅力的に見えんかったよ(笑)
なので、全体を通して映画としては面白かったものの、監督の前作『ピンポン』のように登場人物の全部に共感できるような特殊な仕掛けを期待し過ぎたのかもしれん。
もしかしたら監督自身がこの作品そのものに共感が薄かったのかな、とも。
ラストの万鬼の屍なんてねえwちょっと甘いんとちゃうかという感じだし(笑)
蛇足だが座頭市の映画としては北野版よりは面白かったものの、勝新太郎が最後に作った座頭市には及ばなかった、と思う。
何ぶん学生時代に観た記憶なので、もしかしたら良い思い出になっているだけかもしれんが(笑)
血のデザインは北野版の方がよかった。
ところで、窪塚氏の演技はまんまペコであったとおもうのだが...ありなのか(笑)


『ハッピー・フライト』の予告編。期待できそうである。


明日は前職場に朝から出向く事に。
by 16mm | 2008-10-26 19:53 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Trackback | Comments(2)

『おくりびと』

土曜日。会社に自主トレ。約半日かけてMayaのさわりをやる。やはり一人の時にやると能率があがるもんだ。


日曜日。ジムに。ランニング・マシン1時間5分で815kcal。筋トレ少々。91.5キログラム。

日曜日。新しい中古の車(笑)がきた。
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前席のシートカバー、iPodの音源をFMで飛ばすオプションを購入。同時にiPodをエアコンの吹き出し口に固定するホルダーも買ったが邪魔になるだけなので使わず、iPodはセンターコンソールの下の空きスペースに放置する事に。
しかし、iPod用のFM飛ばしのオプションの差し込みはロックがなく、ただ差し込むだけという安易なもの。4000円近い買い物だというのにチャチである。
同時に『おくりびと』のサントラ購入。


『海街diary 第2巻 真昼の月』
吉田秋生著の待望の単行本。
ここ最近(実際は寡作な作者なのでここ数年であるが)吉田の作品は自作の他の物語とのリンクがあり、知っている読者をニヤリとさせる楽しみを挿入している。
本作も自身の作である『ラヴァーズ・キス』の登場人物が出てくる。
オイラはこの『ラヴァーズ・キス』が大好きで、吉田の最高傑作ではないかと密かに思っている。
吉田は人が惹かれあう事を常に肯定的に作品にしている。それは男女であろうが、男同士であろうが、女同士であろうが、である。
自分以外の人間に惹かれあい関係をもとうとする意志を恋愛とするなら、ヘテロ・セクシュアルもホモ・セクシャルも等価であろうということだと思うのである。
オイラは吉田の諸作、特に『ラヴァーズ・キス』を読んだからこそ自分の持っていた偏見を偏見と意識出来るようになったのだと思う。
第2巻である本作も良作であった。


『東京アンダーワールド』
ロバート・ホワイティングの本を購入。先日の『ポニョ』の本で猛烈にロバート・ホワイティングが読みたくなり文庫版を購入。まだ読んでいないが、結構厚い(といっても500頁ぐらいだがw)ので少々ビビる(笑)


『ICHI 市 公式ビジュアルBOOK』
買ったはいいが、以外と中身の薄い一冊。そこそこ高かったので(1143円)買って損した(笑)。

『おくりびと』
by 16mm | 2008-10-19 21:43 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Trackback(1) | Comments(4)

『天使の卵』『市川崑物語』

特に絶対観たいと思う映画がなかった三連休。
『おくりびと』どうしようと悩んでいたら、出演していた峰岸徹が亡くなったとのこと。
う〜ん、今週の土曜日、上映していたら観に行こうと思う。
ご冥福をお祈りいたします。


土曜日、会社に自主練に、行ったはいいがたいした成果もなく終わる。なんとか身につけるべきものは身につけないとイカンと焦るがどーしょもない。どうしたもんか(笑)

日曜日、身体がダルくてひたすらwowowで録画したものを消費する。

月曜日、ジムに行く。30分ランニングマシン。91.5キログラム。筋トレ少々。
このランニングマシンも最初の元気なうちは時速13キロぐらいで走り始めるわけだが、実はそれ始まって3分ぐらいしかもたない(笑)しだいに脚が追いつかなくなって時速4.8キロぐらいに落とすわけだ。
しかし、今日は隣にニコール・キッドマンとナオミ・ワッツと鈴木杏を足して3で割らない(笑)ような信じられない日本人離れした女の子が走り始めたのだ。
「いかん、イイトコみせなければ」
脚の回転をアップし、背筋を伸ばした。
脳内麻薬ダダ漏れ状態のように元気に走り始めるオイラ。傾斜も一番キツイ状態になっている。
「この後、ピザを食べにいきませんか」「汗をかいたあとはビールですよね。プリン体などものの数ではないですね」「サプリメントには糖分。コーラですね」
などと、必至に口説く台詞をブツブツと反芻しながら己との対話をしはじめたオイラ。
目の前がピンクになり、しだいに宇宙とのチャネリングをしはじめた矢先...
「おかあさん〜」
ガタイのデカい中学生ぐらいのガキが女の子の所にきた。
ガキ「お父さん、もう帰るって。頭汗かいちゃったからフロ入るって」
女の子「しょうがないわね、髪の毛ないんだから汗かいたって拭くだけなのに」
......
女の子でおかあさんはランニングマシンのスイッチを切りブツブツ言いながら去って行った。
......
最高記録。オイラは時速13キロのまま10分走っていた。
愛の力だな(笑)
オイラはマシンの速度を時速2.5キロにして傾斜をゼロに戻した。
脚がもつれ、息が荒い。
ゼヒューゼヒュー。
これが有酸素運動か?わかる。わかるぞ。脂肪が萌える、もとい燃えているのが(笑)
吐きそうになりながらほとんど歩くスピード以下で30分。
1時間もたずにギブアップであった(笑)

そして帰宅してちょっと仕事の予習。


『ジブリの森とポニョの海 宮崎 駿と「崖の上のポニョ」』
本屋に並んでいるのは知っていたが著者の名前が入ってなかったので、いわゆる編著モノだと思い気にしていなかった本だ。たまたまちょっと手にした中身をみたらインタビュアーにロバート・ホワイティング!!
ホワイティングの名前、絶対表紙に入れるべきだよ。入ってないせいでスルーしている人が日本で2億人はいるよ(笑)
オイラは学生時代、氏の『和をもって日本となす』を読んで唸った口だ。所謂ガイジンが見たニホンジン論が流行であった頃、氏の切り口は野球を軸にして論じている所がユニークであったのだ。
今回の本では宮崎駿と鈴木敏夫にインタビューしているが、特に宮崎に対するインタビューは秀逸。
それまでCut誌の渋谷陽一のインタビューが抜きん出ていたが、ホワイティングのインタビューは渋谷が最初に宮崎にインタビューした時に匹敵するかそれ以上のスリリングさがあったのだ。
日本人のインタビュアーが遠慮して聴けなかったような幼少時の話からパチンコの話、「男はみんな長嶋ファンだろう」というのを滑稽に思ってました、とまで宮崎に言わせている(笑)
そればかりでなくオイラが知りたかった部分を質問し、それをまた宮崎が非常に率直に答えている。率直すぎて少々大人げない部分もあってこれがまた楽しい(笑)
日本人ではこのようなインタビューは成立しないかもしれん。
ホワイティングは非常にリベラルな人のようだが、宮崎は相手がアメリカ人という事でなんとなく攻撃的な一面が出ていて面白い。
ホワイティングに日本人的な遠慮がない分いままでにないインタビューになっていた。
宮崎のゴジラとキング・コングを対比させて論じたところもいい。
しばらくじっくりと読んでいようと思う。


『天使の卵』
wowowで録画したものを視聴。
興味は小西真奈美がヌードになったとの情報で「なにィ」となったのだが、実際は驚くような描写はなし。
内容も特に面白いものではなかった。
が、キャストの演技がなかなか良かった。
小西真奈美はまあ無難な演技ではあったが、沢尻エリカと市原隼人が好演。
特に沢尻エリカ、実際の性格はあまり良くないかもしれんが(笑)演技力は捨てがたいと思う。性格の悪さは映らないのでスタッフとうまく交流できるようならまた映画に出てもらいたいもんだと思った。
市原隼人もこの映画ではナカナカではあったが、実はコイツが一番信用できない(笑)
なぜなら『リリイ・シュシュのすべて』で台詞を覚えていないという最低な理由でシーンをひとつ欠番にしたヤツなのだ。蒼井優と歩いているシーンでその台詞が言えない。二日間に渡って50テイクぐらいだったか?それも台詞を覚えていないというくだらない理由で。
今から考えたらアフレコでもよかったんじゃないのとは思うが、とてもプロ意識のない最低なヤツという烙印をオイラのなかで押していた。


『市川崑物語』
wowowで録画したものを視聴。
岩井俊二監督の映画。市川崑のドキュメンタリーとしては面白い出来であったが、岩井の映画として見たら物足りない。
しかし市川崑のすごさや、映画を観てみたいという気にさせる作品ではあった。
映像の処理が地味ながら手間がかかっている。


『トランスフォーマー』
wowowで録画したものを視聴。
劇場で観た時、そのほとんどを寝ていた事が判明(笑)
あのやかましい映画で、だ(笑)
やはりポイントは変形シーンのカッコよさである。
『マクロス』のヴァルキリーの変形だけでもILMで作ったものが観てみたいもんだ。


『コラテラル・ダメージ』
地上波での視聴。以前DVDレンタルで観た。ヒロインだと思っていたのが実は...というのがなかなか良かった。


『古畑任三郎「黒岩博士の恐怖」』
緒形拳の訃報を受けて再放送されたものを録画視聴。
トリックは面白いし観ていて飽きないのだが、どうにもあの古畑という男が好きになれん(笑)
特に緒形拳がすごい演技をしているわけではないが、リラックスした感じの飄々とした演技とそうでない演技のメリハリがすばらしい。
謹んでご冥福をお祈りしたい。
by 16mm | 2008-10-13 18:59 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Trackback(2) | Comments(2)

『コードギアス 反逆のルルーシュ』『アイアンマン』

先週、会社のトイレの個室内。猛烈な眠気でモーローとしていた。コトが済み、個室のドアを開けようとしたが開かない。鍵はかかっていない。焦りながら渾身の力を込めてドアを押し続け、もう少しで「開けてくれ」だとか「光を」などと絶叫しそうになるのをこらえ、ドアから離れて蹴破ることにした。ドアから離れた瞬間、それは内側に開いた。......内開きを外に開こうとしていたというオチである(笑)。


金曜日夜、仕事がひとまず終わって帰宅して寝た時に見た夢。オイラがヒーコラしながら作った画像が気に入らないとの事で直されている。直しているメンツは3人。安彦ネ申に大友にメビウス(夢とはいえ無茶苦茶なメンツであるw)の三人がかりのジェット・ストリーム・アタック。かわせない、すり抜けられない、踏み台になんかできっこない3人に跡形も無く直されて泣いてるところで眼が覚めた。


西原理恵子が漫画で言っていたので、オイラも同じ事を考えていたということは恥ではないと確信(笑)
リーマン・ブラザーズって何?アメリカのサラリーマンの黒人兄弟?
...
こんなオイラでも経済学部卒である(笑)


『理系の人々』
『ぼく、オタリーマン。』シリーズのよしたに氏の本。理系の人々を感性をカリカチュア化してみせた。絵柄と内容のマッチングが良いと思う。笑える要素を出してはいるが、やはりオイラからすると理系の人の頭の良さは魅力的だなあと感じる。またそう感じさせるように描かれてもいる。


"blender"という3Dソフトの練習を始める。インターフェイスが英語だが購入した教本を読みながらだと進めやすい。本来なら"Maya"を覚えるべきなのだろが、"blender"の方がとっつきやすいという部分もあるし、なにより無料で使えるのが大きい。出来たデータを"3ds-Max"や"Maya"でも開けそうなのがいい。結構色々な事ができるようだ。


どうしても歌が聴きたくなってYou tubeを探して見つけた"Ronin"。
武田鉄矢が主演した幕末映画の主題歌。オイラが高校三年の卒業の頃だったと思う。
実際に浪人になったオイラだが、その時はじめて吉田拓郎の歌を意識して聴いたのだと思う。
歌声と詩にいたく感動してサントラのテープを買って"Ronin"だけ何度も聴いていた。他の楽曲もよかったのだが"Ronin"は別格であった。
今聴いても感動モノでiPodに落としてしまった。サントラが出てれば買うのだが、iTunesでは武田鉄矢が歌っていてがっかりだ(笑)
映画はヒットしなかったようだが、後年ビデオで観た時にはそんなに悪くない出来だとおもった。
武田鉄矢が坂本龍馬というのは、当時も今もなんだかなとは思うが(笑)


オイラは観てなかったのだが、ビートたけしの番組でたけしが言った言葉が週刊文春誌に載っていた。以下抜粋。
「オレは護憲派だけど......憲法九条を国民投票に諮ってちゃんと承認されれば、戴いた憲法じゃなく、我々の作った憲法になるんだよね」
たけしにここまで言わせるほど世界はキナ臭くなっているのか。また、オイラはたけしのこういうところが好きなんだなと思った。


土曜日、髪の毛を切りに。恐れ多くもレオス・カラックス風の髪の色にならないかと相談したらめんどくさそうなので止めることにした(笑)


本日日曜日、二週ぶりのジム。風邪気味なので軽めの運動。92.5キログラム。


本日日曜日、車買い替え。中古の2001年式アルテッツァ。総額120万円で18000キロ。値段的には出せるギリギリであったが綺麗な車体で良い感じ。実際の状態は乗ってみなければわからんだろうけど。カーナビはついていないがアルミホイール付き。乗った感じはセリカの同じぐらいの狭さかちょっと大きいぐらい。カネも無いしそうそう良い出物も無いだろうと思われたので、マニュアルトランスミッション希望については妥協することにした。オートマ車のオーナーということで、これがオイラの純潔の終わりの始まりだな(笑)。それでも車でワクワクする事もないだろうと思ったが、思いのほか気分が昂揚してくる。
納車は2週間後。


『コードギアス 反逆のルルーシュ』
あああ。なんということだ。ゴロー監督が関わってる『鉄のラインバレル』を見逃した。
......。
それはそれとして、『コードギアス』についてである。
『プラネテス』の監督の新作という事で2006年10月から始まった本作。
当初キャラデがオイラ好みではなかったのでどこまで我慢出来るかと懸念していたが、物語の力強さ、特に『R2』なってからの展開のすさまじさに圧倒されて観続けられたというところだ。
国防の問題であるとか、日本人としてのアイデンティティについての話とかなり危な気なテーマを盛り込みつつもそれに流される事無くエンターテイメントとして成立させていた。
これは監督だけではなく、脚本家や作画スタッフ、声優陣の力量のたまものであろう。
不満があるとるれば、2番目に変更されたオープニング主題歌は論外として、一番最初のFLOWの『COLORS』以上の主題歌は存在しなかったところか。『COLORS』はいまだに聴いているぐらい好きで、また作品のテーマに合っていた。大人の事情であるのだろうが『COLORS』を最後迄使い続けていたらよかったのにと思う。
王の力とも言うべき"ギアス"。それを使い自分の野望を実現しようとするルルーシュ。
アンチヒーローともピカレスク・ロマンとも呼ばれるであろうそれは『デスノート』のようではないか。
夜神月もルルーシュも、世界の王になろうとして最終的にどちらも失敗している。
どちらもそれがメインテーマなのかもしれない。所詮王でない者が持った王の力など呪いでしかないのだから。
しかしルルーシュについては、妹のナナリーの幸せの為に、あるいは妹を周りから悪と呼ばせない為にという目的は完遂する事ができた。
しかし、フレイヤを使ったナナリーが自分を憎しみの象徴にするという覚悟がなければ、ルルーシュは自ら死ぬ事無く覇道へと進んだのかなとも思う。
ナナリーの覚悟があったからこそ、兄は妹に躊躇無くギアスを使う事ができたのだから。
ラストのカレンのモノローグによる軍事力ではない話し合いのテーブルというのは詭弁であろう。そんな楽観的な世界が訪れるわけはない。そのあたりは『デスノート』のラストを観れば明らかだ。ある意味人間の業という呪いをルルーシュはスザクに押し付けたわけだ。
つくづくゴロー監督はトミノの血を受け継いでるなと思う。最終バトルでの能書きの応酬はトミノ作品の最終回の定番だからね(笑)
長きに渡りこのすばらしい作品を作り上げた方々に感謝したい。
本年度アニメーションで限定すれば、『ポニョ』よりも『スカイ・クロラ』よりもすばらしい作品だったといえる。

どーでもいいが最後迄カレンのバスト越しのカットは萌えました(笑)



『アイアンマン』
土曜日。MOVIXさいたまにて。
実に面白い。
自分の好きな要素が全てつまっていた。
脇をシブイ演技派が固めるというのはこの手のヒーロー映画の定番でそれが映画自体の重しというか、所謂子供向けではないという意味になっているのだろう。
だからジェフ・ブリッジス。
しかも主役は ロバート・ダウニー・JR。主役迄豪華な演技派である。
グウィネス・パルトロー。このひと主役ではないこのぐらいのポジションが一番光ると思う。主演女優はやらない方がいいね(笑)
漫画の映画化と軽く見られる事を徹底的に回避している作品であるとも言える。
内容もかなりシリアスに重きをおいており、自嘲なのか皮肉なのか、自分が作った兵器で負傷するなどというのをアメリカ人は深刻に受けとめているのかどうか。
アイアンマンのボディスーツを装着するプロセスを丁寧に見せているのも好感がもてる。
ただあそこまでリアルになると高高度を翼も無しに安定して飛行ができるんかいな?という疑問がでてくる。同じように飛行する鉄腕アトムでは気にならなかったのが実写であそこまでリアルにやられると妙に違和感を覚えたりする。
そう言う意味ではスーパーマンのあのマントも飛行を安定させる翼の役割をしていると思えば合点がいくなと思った。
そうは言ってもそんな事は些細な話。"ごっこ"としての戦争を多いに楽しめる映画である事には間違いない。
たぶんハワード・ヒューズをモデルにしているであろう富豪の天才発明家にして兵器会社のボスであるトニー・スターク。
自分が金持ちであることと自分が特殊な才能を有している事に自覚的であり、ユーモアを解する魅力的な主人公。
やはりこういう魅力は余裕のある人間からしか生まれんもんだと思うね。
ある意味不謹慎であるわけで、この手の不謹慎さに文句をつけるのはだいたい貧乏人だったりする。
なんか、社会主義からは文芸はうまれるかもしれんが、娯楽は生まれないなと思う。
とにかく『アイアンマン』。『スパイダーマン』以来のヒットだと思う。




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長い間お疲れさまでした。
最近は左側のドアミラーが動かなかったり、アンテナが出なかったり、左側のウインドウが作動しなかったり、ボンネットは鳥のフンでボロボロになっていたけど、エンジンは最後迄丈夫だった。本当に最後迄乗っていてあげたかった。15万キロオーバーで13年。本当に良い車だったよ。
ありがとうございました。
by 16mm | 2008-10-05 23:04 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Trackback(2) | Comments(2)