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『WALL・E/ウォーリー』

土曜日会社。
いつもの自主トレなら楽しくもあるが、今回は仕事だよ。休日出勤の申請書くの面倒だから書かない。ありがたく思えよ、会社(笑)。だいたいこの手の申請書を出せなどと言ってる奴らは若い頃マジ残業やらカラ残業やらでブクブク太った奴らである。不況もあるが自分等を棚にあげてよくもまあ...恥を知れってヤツだ(笑)。
クソッタレ...英語で言うところのファックだ。


今週は映画に行けず。


今回は"メンバー"とはつかなかった草彅剛の逮捕(笑)。
笑い事で済む程度だから周りの連中と「クサナギ、第二のメンバーか。ゲラゲラゲラ」と笑っていた。
で、これを笑い話で済まさない人もいる。
たかだか国会議員の分際で国民的とも言えるスターに対して「最低」だの「最悪」だのと宣った御仁。
果たしてこの御仁、他人様にモラルを問えるほどの立派な人物か。
人気の少ない公園で全裸になるのと、G7の記者会見での酩酊状態の醜態を世界的にさらした大臣とではどちらが罪が重いかは明白ではないか。
件の御仁はその大臣に当然「最低最悪」と言ったんだろうな。
オイラからすると迷惑でしかない地デジへの移行のイメージキャラクターも替えるとの事。
そんなんで税金使うのやめてくんないかな。
シャレを効かせて、イメージキャラを下ろさない変わりにギャラを安くしたり、とか、スマップ全員をイメージキャラにしてしまうとか(笑)いろいろあんでしょ。
とりあえずオイラとしては山崎監督の映画がオクラになったりしなければ良い。
つーか事件ですらないような気がするよな、夜中の全裸なんて(笑)。
クサナギくんのチンコが尋常ではないカタチをしていたから恐怖を感じて通報し逮捕したのか(笑)。
すいません、オイラもあります。学生の頃チンコは出しませんでしたが、酒の席でかわいいお尻をだし、正面に座っていた知人の女性のたわわな胸を鷲掴みして「いやっ」とか言われてグーでなぐられました(笑)。
女の子にグーで殴られた男もそうはいるまい(笑)。
......
すまん。なんか途中から小池一夫の作品なみに話が横滑りしました(byサイバラ)。


『機動戦士ガンダムUC』
そろそろ小説を読もうかと思っていたらアニメ化の告知。
トミノは監督せず、安彦ネ申も原案どまりか...。


いつものようにサイバラブログを観ていたら、連載の画力対決にちばてつやを指名したとか(笑)。
そもそも、ちばてつやのブログで画力対決への好意的なコメントが載ったからだ。
さすが闘犬サイバラ(笑)。しょぼいサイモンやらサクラなんぞに喧嘩を売らず大御所をじゃんじゃん俎上にのせてもらいたいw。
オイラが望む好意的な人選であれば藤子不二雄A。そうでない人選であればつのだじろう、かな(笑)。


吾妻ひでおの日記を読む。ひと月分をまとめて更新するのだが描かれる画がすばらしい。どんどんアートになってるんではないか。
日記の中で個人的な創作にまつわる事への言及があり、それに溜飲が下がる。
曰く、
"問題は人間 はたして誰にも評価されないことを延々やっていけるかってことだよな〜"
"オレには無理"


日曜日、本日ジム。ストレッチと筋肉トレとボクシング。
どういうわけか肩をあげて構えるのがシンドイ。全体的に疲れているということはないと思うのだが...。
体重93.75キログラム。ああ、増えてる感じw。


『東のエデン』
ちょっとしたダレ場の回か。物語が停滞していた。意図的なダレ場だと思われる。


こないだ劇場に行った時に細田監督の『サマーウォーズ』の予告編がかかっていた。面白そうだ。


『WALL・E/ウォーリー』
2枚組のDVDを購入。
やはりいい。
昨年の洋画のナンバ−1だと思う。
アカデミー賞もアニメーション部門での受賞なんてせずに実写映画と闘わせてもいいのではないか。個人的には作品賞レベルだと思っている。
全てがすばらしい。
打ち捨てられたニューヨークの景観。
ウォーリーが消火器をアポジモーター代わりにしてイブと宇宙遊泳するシーン。
人間の奮起する(たぶん迷惑なことになると思うが)姿。
ウォーリーの性格設定。
イブの性格設定。
etc...。
見事なSF映画である。
手で触れ合うというのがなんか『2001年宇宙の旅』のモノリスに触れるみたいなドラマチックさがありましたな。
ゴキブリのHAL(というらしいw)との交感は、なんか『ナウシカ』っぽくて微笑ましい。
ロボットを使ってぬけぬけとラブロマンスをやったピクサー。
考えてみればラブロマンスをテーマにした映画を今まで作ってはいなかった筈だ。
現在人間のキャラクターをつかってラブロマンスを成立させる事が不可能だと思う。
ラブロマンスを扱う事はセックスと切り離す事ができないからだ。
ピクサーがセックスシーンのあるアニメーションを作らないであろうことは明白。
古典的なモラルを作品作りの上で遵守しているという事もあるのだろうが、アニメーションでセックスシーンを描く事の滑稽さも彼らは理解しているのだと思う。
セックスを抜きにしたラブロマンスを描くには、もはやロボットを主人公にするしかない。種を保つというテーマがロボットには無いから、当然セックスは表現しなくていい。
だからラストでお姫様のキスで目覚める王子というのをヌケヌケとやれたのだ。
濡れ場無しにラブロマンスは成立し、こんなにも感動させるものなのだ。
そして彼ら2人に会話がない。
ないわけではないが非常にプリミティブなものだ。
2人の表情、特にイブなんて電光掲示板みたいな眼の表情だけなのに、非常に表情豊かに見える。
イブの片目を瞑って(瞑る必要ないんだけどw)銃を撃つのはカッコいいw
ピクサーにはハズレはまったくないけど、『WALL・E/ウォーリー』はオイラの中ではベストだな。


今週は小学館系の漫画の発売。
購入予定は『ももんち』『花と奥たん 1』『あしめし』。
by 16mm | 2009-04-26 20:57 | 映画・DVDの感想など。 | Comments(6)

『WATCHMEN 』『おっぱいバレー』

土曜日、会社で自主トレ。ZBrush とMayaを反復する。


日曜日、ジム。ストレッチとボクシング。ボクシングをやる前、スタジオの前に並んでいる時うちの母親より多少若め(といっても60代前半だろw)のオバハン3人が平気で割り込んでくる。割り込まれるようなスキを作ったのが悪いのかもしれんが、普通割り込まんよな。気後れして何も言えなかったが次回は(多分次回もやるにきまってる)多少不愉快な目にあわせようw。
93.45キログラム。...増量して横ばい(笑)。去年も今頃肥えたようだから季節的なものだろか(笑)。


『WATCHMEN 』づいている。
原作本と映画の解説本『WATCHMEN ウォッチメン Official Film Guide 』購入。二冊で結構なお値段だが価値はあった。
映画版は原作コミックスを実に上手く脚色していたのが分かる。
映画版でDr.マンハッタンにラストの役割を追加変更した点は原作よりおさまりが良いと思う。
クライマックスのロールシャッハの爆散からナイトオウルの絶叫にいたる流れが、この乾いた原作に情緒的な起伏を与えていて映画的な快感があった。
原作コミックスで言えば画と文章を上手く並列に扱っていた。物語の流れは画で追っていくわけだが、それに出てくるスーパーヒーローの精神分析やリポート、インタビューなどを文章で挿入。
画の流れを寸断してそれらの文章を入れる事により一種のドキュメンタリー的なリアリティーを出している事に成功していると思われる。
このような構成をもった漫画は日本にあったであろうか。近い所では矢作俊彦・大友克洋の『気分はもう戦争』や押井守の原作漫画の一部にあったと思うが、『ウォッチメン』ほどあからさまに画と文が分かれ、尚かつそれが互いに寄り添っているような漫画は寡聞にして知らない。
喧伝されているような大人の為の読み物という言い方は好きではない。大人だって読めるヤツもいれば理解できなヤツもいる。オイラが10代でこれを読んでたら今より夢中になっていたと思う。
ところで映画版の俳優であるが、この映画に出てくる俳優諸氏が揃いも揃ってオイラの知らない俳優ばかり。
感心したのはアメリカの映画では大作と言われる作品でも必ずしも有名俳優が採用されるわけではないという事だ。
『ウォッチメン』のようなCG等を多様することを前提にすればギャラの高いであろう有名俳優はキャスティングできない。
大雑把に言ってしまえば、アメリカでは有名無名問わずに大作に出れるチャンスがあるということであろう。
これを切っ掛けに名前を売る事ができる。
日本じゃそうはいかない。
大作には超がつく有名俳優が必ずキャスティングされちゃうからな。
映画を観に行く人の嗜好の多くが有名俳優のキャスティングに因っているからだろうが、特定の監督作品だからとか原作が好みだからという理由でも客が足を運びだせば状況は変わるだろう。
今だとアニメーションぐらいでしかそれは実現できていない。
なぜなら、アニメーションがそもそも日本映画の本流から離れているからだと思われる。


『東のエデン』
第二回。日本に移りメインになるであろうキャラクターがボチボチと顔を出し始めた。
物語の構造を考えた時、ある意味典型的なボーイ・ミーツ・ガールだなと思った。
転校生男子とその学校の女子の関係。女子が気になる転校生男子を回を追う毎に理解していく。
記憶喪失の滝沢を森美 咲の眼を通して視聴者も理解していく仕掛け。
軸は典型的なもので固め、その周りを複雑なディティールで固めていく。そのディティールが魅力なのだ。
果たして打ち出の小槌のようなノブレス携帯とは何か?
興味はつきない。


『エヴァ』の第二弾の予告編をネットで観る。面白そうだ。リメイクするだけのものは作られているような予感。


『ブラックジャックによろしく』の佐藤秀峰のwebサイトが面白い。
プロフィールを含めたコンテンツをちゃんと漫画で描いている。
こんなのをタダで読めるとは。太っ腹であると同時に商業誌に対する底知れぬ絶望と悪意が垣間見れる。
漫画や漫画家の周辺事情に興味のある人にはオススメしたい。特にプロフィールの漫画。
この人の情熱を受けとめられる編集者というのは現在のシステムでは表れにくいともオイラは思う。
こういう作者を支えるには読者として何をすればいいのか?
単行本を購入するというのは勿論支援になるであろう。
しかし佐藤秀峰の乾きというものが必ずしもそれで癒されるものでは無いという事が伝わってくる。
ので、伝わるかどーかは別にして。
「オレは見てるぞ、佐藤秀峰」。


YouTubeで自主怪獣映画『G』を観る。
本編でなく予告編の扱いだが、多分予告編だけで十分堪能。
制作者も予告編以上に語るべきものはもっていたにだろう。
『パト』のパクリっぽい状況があったりするが(笑)、なかなか面白いものであった。
くれぐれも本編は作らないように(笑)。


『おっぱいバレー』
土曜日、109シネマズ菖蒲。
受付のおねいさんに「おっぱいバレー」と言わせようとドキドキしながら海綿体を充血させながら(笑)一番きれいなおねえさんの前に並ぶ。
思いのほかドキドキしてしまい、
「21時、『おっぱいバレー』ください」
というところを
「21時、おっぱいください」
と言っちまった(笑)。
ああ、思い出しても恥ずかしひ(笑)。
その一番綺麗なおねえさんはクスリともせず事務的に
「『おっぱいバレー』ですね」
と復唱されてしまった。
はずかしくてオイラの海綿体はフニャリとなった(笑)

映画は面白かった。小品といったところだろうか。
綾瀬はるかが主役の先生をやっている以上観客が実際に彼女のおっぱいを見れるわけがないとハナから思っていた。
なので観る前に予想していた結末は、
●弱小でダメダメなバレー部のヤロー共が試合にもまれてみんな良い顔になり、それが素敵に見えた女の子達が彼女になって先生のおっぱいを見る事が必要でなくなるというオチ。
●試合の直後、負けた事もあっておっぱいの件はどうなったか語られず。それから数年後の同窓会のようなシーンでしみじみと「初めて女の人のおっぱいを見たのは先生のだった。きれいだったなあ」という回想で語られるというオチ。
この映画、おっぱいを実際に見せるという事はなくていい。
おっぱいなんて見てしまえばただのおっぱいでしかないわけだが、見る事ができなかったおっぱいは、いわば世界で一番バカな思春期のヤロー共に美しいイメージで記憶されるものなのだ。
そういう意味では実際の映画のオチはオイラにしてみればイマイチパンチが弱いものだった。
ヤロー共の先生への手紙で、抱きついた時に先生の胸の感触云々という想いが分かって、なるほどそーゆーオチも有りかと思ったが、逆にあの手紙がなければ伝わらなかった。
クライマックスの試合、どー考えても中学生に見えないヤツらを相手に(笑)バレー部のバカ共はどんどん良い顔になっていった。
もうこれは、これだけやったら勝っても負けてもおっぱい見せなきゃおさまりがつかんだろという盛り上がり方だった。
なので仕方ないとはいえ、実際におっぱいを見せなかったというところ映画的なテンションが一時的下がった。
それでも電車に乗った先生が
「いい男になれよ〜」と大きく手を振っていたシーンには胸が熱くなった。
最後までバカをやっていたヤロー共がうらやましく思えたよ。

年代を70年代にするということで九州でのロケーション撮影であったようだが、それがなかなか見応えがあった。工場萌えのオイラだからということもないのだが、この背景が映画自体をノスタルジックでセンチメンタルにしている。
まだ、おっぱいが秘密の窓の向こうに隠されていた時代。
オイラもこの映画の年代よりも後の方だが、気分は共有できた。
オイラも世界で一番バカな中学生の頃があったのを思い出した(笑)。
ただ同僚教師とのちょっとした恋愛シーンは見ていて気恥ずかしくなって閉口した。
ああいうのは現代の描写の方がスマートでいいかな(笑)。
綾瀬はるかはすごく良い役者な気がする。
ただイマイチ作品に恵まれてないような。
今まで観た内では『ハッピーフライト』が一番彼女がイキイキしていた。監督の演出の所為でもあるのだろう。
逆に存在感は実に良かったのに内容がイマイチで好きになれなかったのが『ICHI』。この映画ヴィジュアルがカッコよかったので好きになりたかった。


今観たいのは木村祐一の『ニセ札』。近場で上映されないかなと思っている。
今週は『バーン・アフター・リーディング』『グラン・トリノ 』『レイン・フォール 雨の牙 』と、さて何を観るかな。


後は待望の『WALL・E/ウォーリー』のDVD発売。もちろん購入。
by 16mm | 2009-04-19 21:18 | 映画・DVDの感想など。 | Comments(4)

『東のエデン』『容疑者Xの献身』

覚え書き。
駐車場の不動産屋さんに1万円預ける。


先週の金曜日から眠くてたまらぬ。自宅にいる時は昼までも寝ていた。睡眠時間をもう少し取るようにしないと身体が持たないお年頃になっちゃったのかもしれん(笑)。


土曜日、ほぼ一日ぼーっとしつつ歯のメンテナンスに行った。
日曜日、ほぼ一日ぼーっとつつジムに。ストレッチとボクシング。93.65キログラム!!。
`;:゙;`;・(゚ε゚ )ブッ!!
増量じゃん(笑)。


今気がついたが、iPodが行方不明である(笑)。


花粉のアレルギーで鼻周りがしんどい(笑)。


『映画は撮ったことがない』
神山健治の本。
オイラからすると才能あるちゃらんぽらんで口が達者な押井と(笑)、才能を粘りと努力で補強していく優等生の神山。
映画というものはなにか?という、映画をあまり見ない人にはどーでもいい事を(笑)突き詰めて能書きにしている(笑)。
オイラにとってもその能書きは理屈として分かりたい部分である。
ちょうど『容疑者Xの献身』を観終えた時であり、尚更物思いにふけるためのテキストとして最良であった。
読み応えのある一冊。通勤の鞄に入れてしばらく持ち歩く。


『PIECES 1』
『ウォッチメン』の本を探していたら、士郎正宗の件の本を見つけてしまった(笑)
官能性を通り越して、ハッキリ言ってエロ画である(笑)。
もっとハッキリいえば、この画でならヌける(笑)。
そういう画を卓越した画力で描ける。
片方で『攻殻機動隊』の作者、という部分で言い訳が出来てそういう画が許されているという事もあるだろうが。
とにかく、画が上手ければどんな事も許されるし許すべきだとオイラは思う。
沙村広明の画も同様にね。


『人生画力対決』
スペリオール誌で連載が始まった、オイラが春の目玉だと勝手に思っておる(笑)サイバラの漫画。
この企画系の漫画成立するのか?(笑)。サイバラにある程度のシンパシーがあって企画に合った漫画家なぞそうはおるまい(笑)。
それよりも名前は出てなかったが(でてても小学館の判断で消されたのかもしれんが(笑))柴門ふみとさくらももこを「絵、描いてるつもりらしいけど描けてないから。」的なお先生たち、と胸がすく事を言ってくれるサイバラ(笑)。
本当に無頼だな、彼女は。
ついでに久々にスペリオール誌に載ってた柴門の漫画を見た。読んだのではなく、見た、ね(笑)。画が以前より10%増ぐらいで上手くなっている(笑)。というよりも以前は本人が描いていたであろう雑な背景をプロのアシスタントが描くようになっただけだと思われる(笑)。
大嫌いだがなぜか読んでしまう弘兼 憲史の漫画。
大嫌いなので絶対読まない柴門ふみの漫画。
どちらにしても単行本は買わない(笑)。
あ、弘兼のはコンビニで売ってる安っすいバージョンのはたまに買う(笑)。


『白組 SAMPLE REEL』『2009 CREATOR'S WORLD』
どちらも会社にあったDVDを拝借してきた。
サンプルを観る限り白組は5年前の方が過激な事をやっていたような気がする。
そうは言っても日本では最高峰であるクリエイターの集団である事には変わりない。
『2009 CREATOR'S WORLD』は8組のクリエイターの作品が載っていた。
宍戸幸次郎氏と西あすか氏の作品がいいなと思った。
オイラの好みでしかないのだが、商業ベースを意識したエンターテイメントを目ざした作品の方が好きだ。


『東のエデン』
神山監督の作品のOPとEDはどれもカッチョいい。
特にEDはアイデアともにすばらしいものだ。
脚本が伊藤ちひろ。
作品はまだイントロダクションのレベル。
日本各地に10発のミサイルが落下するテロがあったとの設定。
どーもフェイクの匂いがするが(笑)。
羽海野チカのキャラクターデザインの特性をちゃんと生かして瞳がグルグルになっているところまでやってるのがすごい。
神山が羽海野のキャラクターを十分尊重しているのがわかる。
羽海野チカのブログに神山監督が出ていたのが微笑ましい(笑)。
ディティールのアイデアが素晴らしい。
今回は服に関してスーツの下、ズボンと(おぢさんなので、ズボンをパンツと言う事に抵抗がある(笑))ハイカットのブーツを合わせるなんてこともやっている。
TV版の製作はすでに終わっていると思われ、多分現在は劇場版の製作であろう。
どんな帰結となるか。楽しみである。
当然視聴続行。録画も結構いい品質で録っている。


『容疑者Xの献身』
mp3のデータでiPodで視聴。
TVドラマであった『ガリレオ』の劇場版。
観て思った率直な感想は「映画だなあ」という事であった。
TV版と劇場版。二つの『ガリレオ』があり、その二つは同じ登場人物が出ていながらまったく別の作品にみえた。
それが自分にとって好ましい部分とそうでない部分が表出し、よく言われる映画とTVの違いを考える切っ掛けになった。
自分が思う映画とTVドラマの違いというのを一言でいえば、獲得するべきリアリティーの差、というものだと思われる。
TVにも映画にも小説にも漫画にもアニメーションにも、それぞれ固有のリアリティーというものがあり、そのメディアにあったリアリティを獲得する事で観客の「しょせん作りもんだろ」という事を意識させずに集中させる事ができるのだと考える。
そういう意味で『容疑者Xの献身』は映画になっていたと思う。所謂大きな画面のTVドラマではなく、劇映画としてのリアリティーを獲得していた。
獲得したリアリティとはなにか?
それは『ガリレオ』にあった面白さのポイントを惜しげも無くそぎ落としている点である。
wikipediaにも載っている事だが、
●コメディーリリーフの万年助手の栗林がドラマに絡まない。
●湯川が数式を書いて推理を整理するシーンがない。
これらはTV版ならではの設定として成立していて、それが作品の面白さにもなってるのだが、多分劇映画では興ざめする部分であろう事は間違いない。
そしてなによりもの違いは主役の変更である。
明らかにこの映画の主役は堤真一である。
端的に言ってしまえば福山雅治と柴咲コウでは映画としての説得力はもたせられないという判断であると考えられる。
別の見方をすれば福山雅治と柴咲コウの役割というのはTV版で分かっている筈なので、演出上はそれに注力することはなく、2人を出すという事だけを念頭に置き、堤真一に対する事のみを考えればよかった。
堤真一はすばらしかった。
他の映画やドラマに出ても顔つきを変えるようなことは一切せずとも、別のキャラクターになり切る演技力がある。
堤の演技力が映画全体の骨格を支えていると言っても過言ではない。
堤の演技があったればこそ、福山の存在も際立ってくる。
この点は演出とキャスティングの勝利だと思う。
映画の面白さは堤の存在あったればこそなのだ。
ただ、映画としてのリアリティーを優先するあまりそぎ落とした部分の大きさというのもある。
福山演じる湯川が情緒的すぎてしまっていたと思う。
TV版の湯川のように不可解な現象の解決のみに興味があるという前提で、事件解決はあくまでも警察仕事というスタンスを崩してはいなかった(実際は内海の為?に割と積極的に動いているところもあったが)。
私の好みとしてはそれが良かったと言う事もある。
しかし、『容疑者Xの献身』で初めて湯川は単なる物理現象ではない人間の非論理性というものに触れてしまった。しかも積極的に。
私としては、湯川の最後の行動はやるべきではない、誰の利益にも幸せにもならないことを感情的にやったとしか思えない。
それは天才的な数学者である石神がなぜ凡庸な女の為に自分を捨てられるのかという憤りがあったのかもしれない。
感情をめぐる重厚さによって後味は悪くとも劇映画として成立したんだと思う。
愛着のあるキャラクターを脇によけ、映画としての完成度を目ざしたところは非常にすばらしかったと思う。
蛇足。
細かい点であるが電話のシーンの画面分割は、オイラはキライである(笑)。
これをもって映画ではないとはいわない。ブライアン・デ・パルマも昔やってたからね(いまは知らんがw)。
あれはTV画面を意識しちゃうんですよね。
電話をかける2人を同じ画面に入れたい気持ちもわかるのだが、カットバックでいいんじゃないかと、そう思う。


さあ、今週は『おっぱいバレー』。
疲れてなければ行って、受付のねえちゃんに「おっぱい」と言わせたい(笑)。
by 16mm | 2009-04-12 21:01 | 映画・DVDの感想など。 | Comments(6)

『ウォッチメン』

先週も一度池袋泊。オカネ、無くなるなるなあ(笑)。
んで、寝る前に一蘭(笑)。
このラーメン店、行った事がある人なら分かるだろうが店の構造がラーメン食べる事のみに集中させるようにできている。
つまり、友人知人同僚恋人、だれと行ってもラーメンを喰うだけというストイックさを強制するのである(笑)。
それでも喋りながら食べてる人もいるが、あそこは黙々と食べる方がいい店だと思う。


土曜に会社で自主トレ。
延々とZBrush (ゼットブラシ)の教本を追いかける。


『シュトヘル 1』
モンゴルやアジアの大陸モノの作品はどーも苦手なのであるが、伊藤悠の作品なら読まずにおれない(笑)。
毎週のスピリッツ誌が楽しみである。


『新クロサギ 2』
単行本にヤングサンデー誌時代の未読の作品があってうれしい。
いまスピリッツ誌はモーニング誌よりも好きかもしれん。


本屋で『電脳コイル』の作画を集めた本を立ち読み。
これだけの画とさらにキャラクターの演技をつけて一枚ウン百円...。アニメーターへの報酬やすすぎ。
ただ画を描いてるわけではないからね。微妙な表情やモブシーン、すべて描き手や演出家の意図によって描き出されなくてはならない。ヘタすると一日一枚なんてこともあるかもしれない。
この手の本を買って印税がアニメーターに還元されるなら買う事も考えようかと真剣に思う。


『PLUTO』
ビッグコミックオリジナル誌での最終回。
自分としては納得いかない緩いエンディング。
毎度のことではあるが浦沢直樹はスタートダッシュでエネルギーと作品への興味の大半を消費して、エンディングはどーも終わらせる為だけに惰性で描いているのではないかと思ってしまう。


『毎日かあさん』
サイバラが一生に一度の稼ぎ時(笑)と言っていたなかの一つのアニメ化。ファンなのであまり強い事は言いたくないが、原作に対してかなり緩めになっているのは仕方ないか。
声優がすごく上手い。長男役と長女役が特に上手い。
ナレーションが島本須美でアラびっくり(笑)。
土佐つながりか(笑)。関係ないと思うが。
視聴の継続はたぶんしない、かもだ(笑)。


pen誌
ダ・ヴィンチの特集。
やはり眼がこわい(笑)。


日曜日。ジム。ストレッチとボクシング。
92.75キログラム。先週より1キロ増なのは測る前にウンコをしなかったからだと思われる(笑)。


『東のエデン』
録画予約完了。
主役が全裸とな(笑)。


『ウォッチメン』
土曜日、109シネマズ菖蒲。
映画を観終えて猛烈に原作が読みたくなったので本屋を物色。
ない(笑)。
アメコミは苦手なのだが絵物語だと思えば読めるかなと思った(笑)。
『ウォッチメン』の名前を聞いたのは大学生のころ。約20年前。その頃はたしか『ウォッチマン』と言われていたかな。
『バロン』を撮ったテリー・ギリアムの次回作として紹介。
アメコミが原作という事は後で知って読んでみたいなとも思っていた。
あれから20年。
ギリアムが制作から手を引き、企画はなかなか芽が出ない状態で『300』のザック・スナイダーが映画化。
映画は非常に面白かった。
もはやギリアムが撮ったら、とかを感じさせないほどの強さをもった映画に仕上がっている。
コスチュームヒーローものと思って『スパイダーマン』のようなものを想像していたが違った。
『ダークナイト』はまだハデであった。
『ウォッチメン』をヒトコトで表すのは非常に難しい。
言ってみればコスプレした気違いが刃物を持って大暴れ(笑)といった内容が近いかなと思っている。
高校時代に読み始めて途中で投げ出した(笑)『戦争と平和』をなんとなく思い出した。
『ダークナイト』のブルース・ウェインも歪んでいたが最終的には彼への敬意で結ばれている。
しかし、『ウォッチメン』は複数のヒーロー達のそれぞれの内面を掘り下げ、彼らの精神の歪みを晒している。まったく同情はない。
考えてみれば苦悩した『スパイダーマン』や『Mr.インクレディブル』の設定なんかも『ウォッチメン』なくしては出来てなかったかもしれん。
そういう意味ではエポックメイキングな作品であろう。
セックスとバイオレンス。リアルで悲観的な世界情勢の分析と哲学的な思考を気の狂ったコスプレをしているヤツらが宣う。
ウォッチメンは"監視者"という意味と"時計"を意味する両方で成り立っている。
世界終末時計が世界の緊張を象徴的なものとして描かれているが、殺戮するコメディアンの胸のスマイル・バッジやヒーローのコスプレ同様、緊迫した世界情勢を呑気に時計で表現する事自体が悪趣味なジョークではないか。
最終的には自警団としての『ウォッチメン』はなくなったが、実行力をもった神(DR.マンハッタン)がウォッチマン(監視者)となって世界の緊張を二国間の冷戦状態から解放した。
しかし更にオチがあって、アメリカ大統領に西部劇の役者が就任する。
これは夢物語ではなくリアルなバッドジョークだったのだろう、アメリカ人にとっては。
この原作が世に出たあと、冷戦が終結しソビエト連邦が崩壊。
世界は終末時計の進みを逆転させるかに見えたが、大規模な環境破壊や内戦の勃発で新たな火種が顕在化したのだった。
冷戦構造が脅威だったからこそDR.マンハッタンが機能したわけである。
それが崩壊した以上、世界は新たな神を作らなければいけないのかもしれない。

本作のヴィジュアルは素晴らしかった。監督も言っていたがニクソンの作戦室はキューブリックの『博士の異常な愛情』にでてくるウォールームまんまである(笑)。
眼鏡からしたたる雨や飛び散る血の描写の美しさ。
子供の上目遣いなスゴみの表情は『300』同様、人間というものがBornToKillな感覚を原初的にもっている可能性を示唆していると思う。
バイオレンスを悪趣味に驚かせる演出としてではなく、作劇にあったやり方で描写していたので安心して観れた。

DVDは、買いだ。
by 16mm | 2009-04-05 21:31 | 映画・DVDの感想など。 | Comments(11)