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大晦日

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今年を表す一語は"新"だという。
しかし、オイラにとって今年の一語は"惜"だ。
今年は本当に、自分が私淑していた人たちが多く亡くなった。
惜しい人々を亡くした一年だったと思う。
三沢光晴、栗本薫、金田伊功、鳥海永行、J・G・バラード、やまだ紫、大原麗子、クロード・レヴィ=ストロース。
自分が関心を寄せていた人物だけでもこんなにいて。
身内でもなんでもない私がなにか言えるものでもないが、この方々の事を忘れずにたまに思い出す事が供養になるかなと思っている。
合掌。


ワンコの墓参り。
年に一度の行事になってしまった。もうちょっと頻繁に行ってあげたいとは思っているのだが。


車の洗車をした。
シルバーの車なので汚れがさほど目立たない筈なのに、結構汚れてた(笑)。


『ポニョはこうして生まれた。』
やっと全部観終えた。
12時間もの宮崎駿密着のこのドキュメンタリー。
結局この巨大な才能をオイラは理解する事が出来なかった。
あまりにも悩みが常人の域をはみ出ている。
文字通り髪の毛を掻き乱し、進むべき最良の一本の道を探し出す粘り。
こうまでして『ポニョ』はできたわけだ。
これを観てしまったら
「『ポニョ』つまんね」
とは言えんわな。
でもオイラにはこの映画の良さが分からない。
金城一紀はその面白さを分かっていたようなので、たぶんオイラの理解力の問題であろう。
ドキュメンタリーでも言っていたが、宮崎駿は有り余る才能で映画を作っているのではない。
その才能プラス常人の域を超えた思考力と努力によって自分と作品を作る事を支えているのだ。
それはともかく、宮崎駿、シトロエンだけではなくフォルクス・ワーゲンも持っているのね(笑)。



知らない間に『SP The MOTION PICTURE』のサイトが出来ていたw。
来年楽しみの一つである。


30日、讀賣新聞に藤子不二雄Aといしかわじゅんの対談。
藤子不二雄A、なんだかんだ言っていまだに現役。それでも井上雄彦にファンレターと称してはがきを出すくらいの余裕がある。
ちばてつや同様に生き神様だよな。
楽しみにしていたわりには対談自体はそんなに中身が濃いものではない。
不特定多数の読む新聞だからそんなにマニアックにはなれないということだろう。
いしかわじゅんなんかより、本当に井上雄彦と藤子Aの対談の方がよかったんじゃねw。


今年観た映画で良かったのは。
『誰も守ってくれない』(はよ『誰も守れない』をださんかいw)
『少年メリケンサック』(映画館で観てないが)
『ウォッチメン』(DVD、買いそびれているw)
『ヱヴァンゲリヲン 新劇場版:破 EVANGELION:2.0』 (次はいつだw)
『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』(wowowで)
『サマーウォーズ』
『容疑者 室井慎次』(映画館で観てないが)
『カールじいさんの空飛ぶ家』
『アバター』
やはり直近で観た『アバター』の印象が強いかな。
劇場に観に行って失敗したのもあるが、観に行かなくて失敗した映画も数多い。
来年はこうした失敗、特に後者の失敗を少なくしたいなと思う。
iPodTouchで映画を観る機会が多くなった。
iPodTouchで観てる時点で"映画"と言えるのか?ということはあるが(笑)。
その他『ガリレオ』関連がおもしろと思えたのも良かった。TVも映画も。
『BLOOD+』も良かったなあ。


石塚真一さんのサイン会も感慨深い。


来年は大河ドラマを観るつもりである。


来年は今年よりほんのちょっぴりでもいいからまともな年にしたいものです。
せめてここを読んで下さってる方だけにでも幸運を。
オイラは博愛主義ではないので(笑)。


年末恒例のダウンタウンの番組を観ているのだが18時30分から(笑)。
長過ぎる(笑)。
一応録画も平行することにした。


ではみなさん、良いお年を。
by 16mm | 2009-12-31 18:43 | 閑話 | Trackback | Comments(2)

『アサルトガールズ』

『機動警察パトレイバー 2 the Movie』の台詞で何気なく、
「戦線から遠退くと楽観主義が現実に取って代る。そして最高意志決定の段階では、現実なるものはしばしば存在しない。戦争に負けている時は特にそうだ」
と引用したが、これ、自分の勤務してる会社の舵取りをしてる人たちに対するオイラの見方そのものだなと思う。


月曜日の仕事納め。
納まらなかったので仕事始めがすごく憂鬱(笑)。


毎月ヤフーから300円強の引き落としがあるのだが登録解除しようにも、どんな登録をしたか思い出せん(笑)。


昨日火曜日、諸々の所用を片付けにいく。
勤務地変更によりみどりの窓口に定期券の変更をしにいく。
それから靴とズボン(いまだに「パンツ」と言えませんw)を買いにいく。
どうも服のたぐいは本当に滅多に買わないので躊躇する。
本やDVDなんかは割と平気で買ってしまうのだが(笑)。
靴は現品限りのもので気に入ったのがあったので購入。
サイドがゴムの茶系の革ブーツだ。
そのゴツさが気に入ったので大事に履こう。
たぶん2年はモツな(笑)。
今履いてる靴もとりあえずまだイケそうなので雨の日用にする。
古いのを雨の日に履いたら染みて靴下が濡れるだろうが、まあしょうがない(笑)。
なんか本末転倒だが(笑)。
ズボンもジーンズ以外のものが一本欲しかったので購入。
ズボンはこれで4本のローテーションになるので当分というか一年以上は買わなくていいかな、と(笑)。


通勤鞄もボチボチ欲しいのだが、まだ使えそうなのでもうちょいネバる事に。
ちょっと欲しい鞄があるので、値は張るのだが買う時はそれにしようと思う。
メンテナンス次第でずっと使えるというのがいいな。


サスペンダーをアマゾンで注文。

『スカイ・クロラ』
iPodTouchで視聴。
何度も観てやっと本作のテーマである平和を認識するために必要な戦争というものが理解できた。
なるほど。たしかにそうだ。
戦争の悲惨さをメディアを通して見なければ、それを実感できない。
人間というものはつくづく想像力が欠けているのか忘れっぽいのか。
やはり良い映画であった。


『ターミネーター4 (Terminator Salvation)』
iPodTouchで視聴。
要所要所は面白く、アクションもいいなと思う。
相変わらずアメリカ人は核爆発の放射能汚染に無頓着だ。
いや、あえて無頓着を装っているのかもしれんが。
ジョン・コナーはどーでもいいので死なないかなと思った(笑)。
だいたいコイツは物語上絶対死ぬ事はないので(笑)、全く緊張感がない。
マーカスの方に感情移入。
サム・ワーシントン、良い顔つきだ。
ジョンを殺して、マーカスを生かせばいいんじゃねwと思ったりした(笑)。


『アサルトガールズ』
池袋テアトルダイヤ。
まったく話にならない。
菊池凛子はダンスがカッコいい。
佐伯日菜子はその雰囲気が素敵。
黒木メイサはかなり物足りない。彼女の出番が多いのが致命傷だと思う。顔つきが殺し屋の顔になってない。
それはそれとして、押井は実写になると冗長で冗漫な環境映像のつなぎで映画をつくるのはなぜか?
役者が活躍するのはオイラの感じでは全体の3分の1ぐらい。
残りは役者をいれつつも舞台描写に終始している。
なのでオイラも3分の2は気絶しておった(笑)。
実景を撮るということと、実写映画というものが押井の中ではセットになっているのではないだろうか。
『アバター』を観た後なのでがっかりな部分もないではないのだが、基本になるアイデアはやはり押井はすばらしいものを持っている。
もう実写なんていう道楽はやめてアニメーションの監督をやった方がいいと思うぞ(笑)。
もう本当に実写は押井の道楽だと思う。真剣にやってないな奴は(笑)。
じゃあ真剣にやればすごいのが出来るのか?と言われれば......。
そう考えると押井念願の『GRM』も夢のまま終わらせた方がオイラとしてもいいかなと思える。
『GRM』という魅力的な企画も実際に作ったらつまらなくなりそうだから、夢のまんまの方がいいかな。
なんか実写でありながら俳優を実はまったく信用してないのかもしれない。
人間の演技で世界観を壊されるのを恐れているのかもしれん。
だから長々と実景を撮っているんだろうな。
by 16mm | 2009-12-30 17:50 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Trackback | Comments(2)

『アバター 3D』

動物の行動学に関する用語の"刷り込み"或は"インプリンティング"と呼ばれているものかもしれん。
オイラが最初の会社に就職した時の上司に言われた言葉に
「オマエは芸術家ではない。単なる工員であり、オレたちが作ってるものはアートではなく工業製品だ」
と。
以来ずっとそう思っている。
仕事でこだわりなんてした事はほとんどない。
仕事である以上、受け取った仕事はすべて平等に思い入れをしない。
受け取った仕事に関しては言われた事を過不足なくすることが全てだと思っている。
職場で「面白くない仕事...」
などと声高に言う奴がいるが、その仕事を回された人間の気持ちをまるで考えないってことだ。
同じように会社員で無意味にこだわるディレクターなりクリエイターって奴らもクソだと思う。
時間の制限があるにもかかわらず自分の見通しの甘さの原因で後行程にしわ寄せがいってるのをまるで斟酌しない。
会社員のくせに、工業製品つくってるくせに、芸術家きどりでこだわってんじゃねーよ。
こだわりたいなら自分の趣味でのみこだわれや。
カネもらって全体を見通せないは、自分の趣味を押し通そうなんて図々しいにもほどがある。


土曜日、朝帰り。
時間が中途半端なので漫画喫茶で仮眠。


本日日曜日。
今年最後のジム。ストレッチと筋トレとボクシング。
89キログラム。
年賀状をの宛名を書き始める。
急場をしのいだ程度の年賀状用の画像であったが、それはそれで意外とがんばった感じがでていてホっとする(笑)。


『JIN -仁-』
先週の日曜日に最終回。
『不毛地帯』同様に久々に面白く視聴できた作品であった。
このドラマでは綾瀬はるかと内野聖陽が秀逸。
こいつらスゲエ。
しかしドラマの結末としては不十分であったと言わざるをえない。
原作がまだ続いている為であろうが、特にあの胎児はなんなのかという謎が解明されなかったのが心残りだ。
映画化の話もでているが、このドラマは映画のフォーマットには合わないと思うのだがどーだろうか?
原作コミックの終了時にTVでやれば良いんじゃないかと思う。


コンビニで『新 巨人の星 飛雄馬ふたたび!』を買う。
中学生の頃読んだのだが、今読むと結構失笑もの(笑)。
花形コンツェルンの若きエグゼクティブの花形満が
「おっぱじめる」
なんて台詞はないだろう(笑)。
更に伏せておくべき言葉をポロポロとしゃべっちゃう伴宙太に
「口の固さを信じて告げよう」
という台詞があったり(笑)。
画は人間の体の縮尺が無茶苦茶だけど今見ても上手い。
オイラも川崎のぼるの画は結構模写したっけな。


『機動警察パトレイバー 2 the Movie』
iPodTouchで再見。
画の上手さと全体にだだよう雰囲気がすばらしい。
戦争について考える切っ掛けになりえる作品。
この頃から若干のソフト調のエフェクトを使って(この頃はコンピュータではなく、撮影台のカメタでの処理だろう)ハイライトをにじませていたんだな。
「戦線から遠退くと楽観主義が現実に取って代る。そして最高意志決定の段階では、現実なるものはしばしば存在しない。
戦争に負けている時は特にそうだ」


『ぐるりのこと。』
iPodTouchで再見。
生命力の再生に向ける物語。
生きている事の魅力、生きようとする事の魅力が描かれている。
生きる事が楽しい事だとは言っていない。
生きる努力、というよりも、他人を生かす努力をする事で自分も生かされるものだということであろう。
今後、また何度も観ていくだろう。


スタジオジブリの新作の告知。
来年夏に『借りぐらしのアリエッティ』が米林宏昌監督で公開されるとのこと。
ポスター•ヴィジュアルは見た目の状況は面白そうなのだが、画的にあまり魅力を感じない。
影なしのせいか、立体感に乏しい画だな、と。
それはともかく、主題歌を鈴木敏夫のPodcastで聴いて、即購入。
セシル・コルベルという女性の『Arrietty's Song』。
寡聞にして知らなかったのだがフランスのハープ奏者でシンガーであるという。
素敵な歌声と曲。日本語で歌ってるのがすごい。
ともかく来年夏が楽しみである。


明日で仕事納め。
果たして何時に終われるか(笑)。

『アバター 3D』ネタバレあります。
by 16mm | 2009-12-27 18:05 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Trackback(2) | Comments(14)

閑話

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どこのイガグリくんかと思ったら、押井(笑)。
映画を観る前に『アサルトガールズ』のムック『押井守 Shoots アサルトガールズ』購入。
久々に読み応えのある本。
適度な枚数の女優の写真とテンコ盛りのオシイの蘊蓄とスタッフのインタビュー。
藤原カムイの漫画までついている。
当分寝る前の暇つぶしになりそうでうれしい。
映画の方は観る気になったが出来れば、せめて年内いっぱいやっててくれないかな。
観るなら冬休みになってからなんだが。
押井の映画と入れ替わりに『東のエデン』の上映が終了していしまったか...。


土曜日、今年最後の歯のメンテへ。
先生とカメラ話。


疲れがとれない。
この時期だいたい乾燥肌に。
顔の脂っ気が抜けてきた成果皺が何となく出てきた気がする。
カッコよく刻んでもらいたいものだ(笑)。


本日日曜日、ジムに。
ストレッチと筋トレ少々。
いつものボクシングのインストラクターではないのでパスしようかとも思ったが、一応出る。
やはり男のインストラクターはゴツゴツとした教え方をする。
今までにないぐらい心肺を使った気分。
89.60キログラム。


毎度思うのだが、歳を取れば分別がついて賢者か魔導士になれる(笑)、なんてのは幻想だ。
今日もジムの風呂場でケツも洗わず湯船に入るバカ親父がいた。
こういうヤツは、オイラが捕まらないなら死なない程度に半殺しにしたいぐらである。
アスホーを開き、ディックを剥いて。
ガシガシ洗えや。


年内あと5日で会社が終わりなのに、残りが途方もなく長く感じる(笑)。


本日年賀状のプリントをカメラ店に渡す。
今回は全く余裕がなくて製作3時間で(笑)。
これまでの年賀状、あんなでも結構時間をかけて推敲していたのだが、推敲まったくなし(笑)。
かなりいい加減なデキになったかなと思うが、もう時間がない(笑)。


『不毛地帯』
吉行和子のハウスキーパーが出てくると、なんか『家政婦は見た』シリーズのようなデ•ジャヴュを(笑)。


『JIN -仁-』
本日最終回。
面白いドラマだった。
漫画も多少読んだりして、これも楽しめた。
しかし、やはりタイム•スリップというのは手あかにまみれた設定というのは否めない。


来年、押井の実写映画がDVDで分売される。
『紅い眼鏡』が手に入るのは嬉しい。
今の所押井の実写で面白かったのは『紅い眼鏡』しかないからね。
それですら通常は駄作とされてるんだから(笑)。


そういえば来年早々に『犬狼伝説 20周年エディションBOX 』届く事になっているが、申し込みの控えは壊れたパソコンのなかだ(笑)。
だいじょうぶだろうか(笑)。


愛用のBoseヘッドフォンの耳当ての部分がボロけてきた。
修理に出そうかな。その他も色々綻んできたのでまとめてやってくれないか聞いてみよう。


鬼束ちひろの歌を結構聴いている。
音楽の事は分からんが、彼女の歌声というのは非常に蓄積する重さがある。
それでいてある種の大衆性も獲得しているようだ。


『ポニョはこうして生まれた。』
地道に観ている。
ディスクも3枚目。
一瞬、件の『プロフェッショナル 仕事の流儀』の司会者二人が出てきて肝を冷やしたが、二言三言で終わってホっとする(笑)。
『ゲド戦記』を観ての宮崎の感想で
「大人になってない」
という苦渋の呟き。
そののち宣伝コピーにもなった
「素直な作りで良かった」
という宮崎の言葉を額面通りに受け取った事がすでに子供と言われてもおかしくはない。
宮崎という人は真面目だ。
アニメーションという集団作業で他人の労働力で自分のヴィジョンを実現できる場にいる事を謙虚に受け止めている。
だから製作に関しては一番真摯に、そして長時間の労働を自分に課している。
宮崎のインタビューやら対談やらを20年前から追ってきたオイラからすれば、ありとあらゆる事にがんじがらめになっている様にみえる。
横顔に深く刻まれた皺。
映画製作をやめて漫画と絵物語と絵本を描いてくれたらな。
宮崎が部屋を暗くして絵コンテを描いていた。
部屋を暗くするのは集中するためらしい。
ので、オイラも多少あやかってこのブログを、部屋暗くしてかいている(笑)。


今週は『アバター』の上映週であるが初日は無理なので、土曜日に行こうかと思う。
一応3Dでの鑑賞にするつもり。
『タイタニック』の時は自分の前評判は決して良いものではなかったが、出来上がった作品はたいしたものだった。
今回の『アバター』にしてもキャメロンがどんな演出をしているのか楽しみである。
前作から10年以上。告知から3年ぐらい。
キューブリック以上に待たされたわけだが(笑)。
待ちに待った瞬間が今週くる。
by 16mm | 2009-12-20 17:05 | 閑話 | Trackback(1) | Comments(2)

『ポニョはこうして生まれた。』『容疑者 室井慎次』『宇宙戦艦ヤマト 復活編』

土曜日、ヘアカット。


『SILKYPIX Developer Studio Pro』アップグレードして購入。


『サマーウォーズ』DVDが3月3日とな。


サイバラの夫の鴨志田穣の遺作にして良書『酔いがさめたら、うちに帰ろう。』が映画化らしい。
今度は地元の映画館でかけてもらいたいものである。


本日日曜日、ジムに。
ストレッチと筋トレとボクシング。
八ヶ月ぶりに体組成分析カルテを作成。
といっても、体脂肪その他の測定というだけだ。
八ヶ月前より体脂肪率で3%、体脂肪量で3キログラムそれぞれ減った。
筋肉量はほとんど変わらず。
ジムのおかげ、というよりも昼飯を抜いてるのが大きいのだろうかね。
来週はボクシングのインストラクターが代行になるようなので、ランニング•マシンで走ってようかな(笑)。
Nike+はどうやら紛失した模様。


映画の予告編で『よなよなペンギン』を観た。
やらないより何かやった方がいいというのは分かるが、ピクサーで眼が肥えた観客が満足できるかどうか。


『ピンポン』
iPodTouchで再見。
やはりすごい。
この映画の監督作として『ICHI』に期待して、半ば裏切られる形になったのだが、『ピンポン』と比較してはダメだったのだ。
なぜなら、『ピンポン』という作品がありとあらゆる要素がガッチリと噛み合いすぎて出来た奇跡の一作だからだ。
役者の演技、役者の表情、キャラクターづけ、CG、キャメラ•アングル、すべてにスキがない。
中村獅童の打ち方なんてどう考えても上手い選手のそれではないのだが(笑)違和感を感じさせない。
それがそのキャラクターの個性として納得できてしまうのだ。
破綻を破綻と感じさせない、そういうことなのだ。
監督の力量以上のものが出来上がってしまった。そんな作品なのかなと思う。


『ポニョはこうして生まれた。』
発売延期から待ってやっと見始められた。
12時間以上ある「まあ豪華」な内容(笑)。
つーか延々と宮崎駿のつぶやきだけなので興味がある人しか買わないだろうな。
オイラはやっとディスク1が終わってディスク2を観ている。
宮崎の生みの苦しみ、苛立ち、などなど、世間一般に流通している物わかりの良さげな人徳者の好々爺というイメージはかなり作られたものだと分かる。
そんなことオイラはわかっていたけどね(笑)。
これだけ血のにじむような思考の繰り返しを重ねて作品を作っていたら、考えの足りない観客にけなされたくはないわな(笑)。
宮崎に余裕がまったくみられない。どうしてこうも戦闘的なのだろう。
それが持ち味であろうことは分かるが、やはり老いか?
老いでその凶暴さが空回りしているように思える。
宮崎自身も言っているが、本人の引き裂かれ方、分裂は尋常ではないと思う。
ピクサーに友人もいて慕う人間もいるというのにアメリカという国を憎悪している。
国家とそこに属する人間は違うというのも分かるのだが......。
まだ多分10時間ぐらいあるだろう。
ゆっくり味わって観るとしよう。


『容疑者 室井慎次』
iPodTouchで視聴。
面白い。
傑作である。
やはり映画館にいかなかったことを後悔した。
この手のスピンオフの作品に根拠のない不信感があるので関心もなかったのだが、これほど上手くつくられているとは。
新宿北警察署という架空の警察署の美術がいい。
明らかに教会をイメージしている。
この場で裁きを見ている人間以外の、もう一つ上部の存在を意識させようという狙いだろうか。
本作では室井という男のバックボーンを掘り下げているのも興味深い。
バックボーンの説明によって室井というキャラクターの一面を納得できた。
そういう過去があるから今のがそうなのか、という納得である。
公安役の大杉蓮への照明がカッコよかった。
役者は全員芸達者な者を集めた所為か、物語が破綻せずに進んでいった。
唯一、田中麗奈が今一歩だったかな。
室井をひっぱたく所に躊躇がみられたのが惜しい。
あの手のシーンは下手に手加減するとブチ壊しだからね。
後で謝るということで、思いっきり、演技抜きでも本気でひっぱたくべきだった。
監督の君塚良一ってすごいな。
『誰も守ってくれない』の監督だ。


『宇宙戦艦ヤマト・復活篇』
土曜日、MOVIXさいたまにて。
この映画の良い所。
冒頭に流れる『ヤマト』の
「あ〜あ〜→、あああ、あ〜あ〜↑、あああ、あ〜あ〜、ああああ〜、あ〜あ〜↓」
のテーマが素敵(笑)。
水しぶきのCGとCGのヤマト。
それから原画のレベルは高かったと思う。

......
以上(笑)。
chataさんにこの映画を観る事を「特攻」とまでいわれたのだが(笑)、どうしてオイラはこの映画を観ちゃったんだろう(笑)。
この有名な作品をこれまで一度も映画館で観た事なかった、ということ。
それから「特攻」なのだが(笑)、ぜったいクズだと思っていて、そのクズさ加減を確かめたいということもあったと思う。
自分のうんこを見て「うわ〜」となる感じだろうかw。
いやいや。間違えて他人のを見てしまった「うわ〜」かもしれん(笑)。
そう思って観て意外と面白かった映画も過去にあったので0.0000000001%ぐらいは期待もしていた。
しかしアレだね、中途半端に良い作品を作ろうとするよりも、徹底的クズ映画を作った方が客が入るのかもしれん(笑)。
事実本作も小さな館ではあったが6割ぐらいは席が埋まっていた。
その人たちがどういう思いで劇場に脚を運んだかは知る由もないが、楽しめたのであろうか?
正直にいいます。
この映画、クズです(笑)。
それでも笑いどころがあって、冒頭の<原案 石原慎太郎>とエンディングでの非常識な大きさでくレジットされるスタッフの名前(笑)。
大きな名前でクレジットされた者どもはまともに仕事をしてなかった奴らだと考えられる(笑)。
始まって10分、あまりのあんまりさに気絶(笑)。
まともに観る気にもならない内容。
いまだに良い宇宙人と悪い宇宙人などというプロットで映画を作る制作者がいるとは思わなかった。
内容や物語に語るべき感想はない。
ので、画をコキおろすことにする(笑)。
元々であるがこの映画の作画監督とキャラクターデザインを担当した湖川友謙の画もその言動も好きではなかった。
この人のやってる作画法はある意味非常にアカデミックなものである。
しかし、オイラからするとその作画法とキャラクターデザインにまったく魅力を感じられなかったのだ。
唯一デザインとして面白かったのは『戦闘メカ ザブングル』ぐらいだろうか。
富野と一時期ずっと組んでいたのでそれなりの実績と実力はあったのだろうけど、やたらとエラそうに宮崎駿を上から目線で見た文章を書いたりと、あまり気分のいいヤツではないなと。
同じ業界にいるなら作品で宮崎を抜いてみろよと思ったものだ。
アカデミックとは縁のない安彦良和の、天才がひいた一本の線の方が湖川の何百倍も魅力だと感じた。
今回の『ヤマト』のデザインも、一言でいえば失敗した往年のタツノコデザインとしか思えなかった。
画が硬いだけではなく情報量のとぼしいデザインは最悪ではないか。
機関士の双子の髪型など、妙に時代に媚びた感じも鼻につく。
それでいて原画にProduction I.Gの黄瀬和哉がいたりして、作画のレベルは高い(黄瀬がどこを描いたかは知らんが)。
古代(森)雪が爆風で吹き飛ばされるシーン、奇麗に服が剥がれてヌードになっていくなんていうくだらないシーンがあったりして(笑)。
作画監督としてこんなもんを許した(演出の意向もあるだろうが)湖川の責任は重い。
本人が納得して楽しんで描いたのならしょうがない。
どちらにしても最低だ。
最後に、映画の終わりに「第一部完」の文字(笑)。
続編があるのか〜w。
とまあ、今時珍しい突っ込みどころ満載の映画であることは間違いない(笑)。
それでも観る事はまったくお勧めしませんが(笑)。
ビデオでも損するよ。
TVでも時間の無駄だよ(笑)。
こんなん観るならなぜ『機動戦士Ζガンダム A New Translation』を観とかなかったんだろう。
『マクロスF』にしとけばと真面目に後悔している。
音楽の付け方も選曲も最低。
たぶんこれ以上くだらない映画は今年観た中ではないな。
途中で抜け出さなかったのは、オイラには珍しく客席の真ん中で観ていたからで。両側に人がいたので席を立つのが申し訳ないと思ったからにすぎない。
by 16mm | 2009-12-13 18:20 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Trackback(1) | Comments(5)

『カールじいさんの空飛ぶ家』

本日日曜日、ジムに。
ストレッチと筋トレは腹筋だけ。Nike+が見当たらないのでランニングマシンはやらなかった。Nike+どこへいったか?無くしたか?
89.65キログラム。


『不毛地帯』
初めて録画ではなく放送時間帯に観た。
で、本編の話ではないのだが、例の相撲取りの親方夫婦が出ているCM。
録画の時には飛ばしていたのだが初めてちゃんと観てしまった(笑)。
基本的に彼らが恥をかくのはまったくかまわないのだが、なんつーかこれほどまでに恥を知らないものを見せられると、逆に自分の恥部を見せられているようで薄ら寒くなる(笑)。
国技だのなんだのエラそうにしているのならせいぜい虚勢であっても教養とインテリジェンスを見せといてもらいたいよ。
最低でも歌舞伎役者ぐらいは(笑)。


『あずまんが大王1年生 』
結構面白い。
が、この一冊でいいや(笑)。


ComicStudioの体験版を入れてみる。
なんとなく調子が良さそうだがペンで主線を引こうとするとラインが揺れる(笑)。
慣れれば真っすぐ引けるものなのだろうか?それともタブレットの所為?
もうちょい練習して買うかどうか決めよう。


rawデータ現像ソフト、『SILKYPIX Developer Studio Pro』の体験版をインストール。
マシンがパワーアップしたせいかストレスなく処理が出来そう。新たなヴァージョンになって処理エンジンも改良したとのこと。
これはサービス価格の今月24日までに購入するとしよう。


ビッグコミックオリジナル誌。
『岳』。
今回はヘリパイの青木くんが主人公。
いつもはヘルメットのバイザーで顔が分からなかったが、そうかこういう顔をしていてバックボーンはそういうことだったのね。
今回の掲載を読んで植村直己の事を思い出した。
高校生の時に植村直己に傾倒して彼の紀行文は全部読んだ。
山を愛するが故に、山では絶対死なないと決意の言葉を口にする。


『踊る大捜査線』
リッピングしたデータをiPodTouchで視聴。
スペシャル版を除いたTVシリーズを全部観た。
面白い。
映画二本(特に一作目が秀逸だと思う)も面白かったが、TVシリーズを通しで全て観たのは初めてである。
この作品がTVでやっていた時に押井と本広が雑誌で対談していて、それでこの作品の名を知ったんだっけ。
押井がすでにやっていたコンセプトだったとはいえ、警察のこの手の話は当時はまだまだ物珍しかった。
しかし、この作品は今観ても十分面白さを堪能できる。
湾岸署の署長ら三人組が最後には上司らしくピリっとしたところ、彼らが良い顔になる見せ場をちゃんと作っているところがいい。
深津絵里、いいねえ。カッコいい女だ。
続けてスペシャル版と『容疑者 室井慎次』を観るつもりである。


『カールじいさんの空飛ぶ家』
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↑このじいさんが主人公。
傑作
鳥肌モン
相変わらずのピクサー。
絶好調。
内容的にも興行的にも失敗をしないというのは如何なる魔法によるものか(笑)。
本作の推薦文で宮崎駿が
「追憶のシーンだけで満足してしまいました」
とあったがまさにその通り。
この追憶だけで2時間の映画にする事は可能なのだ。
しかしすべてにおいて本作は通常満足できるハードルの更に上を飛んでいる。
だいたいじいさんの目的地である南米にだって早々に着いてしまった。
しかし、その目的地が見えていながら登場人物達はそこから苦難の旅が始まるわけである。
それはともかく、やはり冒頭10分の過去のモンタージュが秀逸。
できれば全く台詞なしでやってもらいたかったくらい。
CMでも流れていたが、時間の経過をネクタイを結ぶ短いカットの積み重ねで表現するところがすばらしい。
『2001年宇宙の旅』で骨が宇宙船になる有名な時間のジャンプ同じぐらいに創意に満ちた表現であったと思う。
いったいこの漫画映画(あえてこう言うが)を誰が実写に比べて劣っているものだと言えるのだろうか。
漫画映画が子供だましと揶揄され実写から低く観られるのはなにも日本だけに限ったことではない。
私からすれば子供ほど騙せない生物はいないのだ。
大人は多少の綻びであってもそれを見ないようにする事ができるもの。
しかし、子供はどんな小さなディティールの綻びを見逃さない。
その子供が見逃さない所には重要な真実が結構あったりするのだが、その意見が重用される事は滅多にない。
なぜなら、子供の意見だから、だ。
漫画映画が所謂大人が言う子供相手の子供騙しの映画なら、冒頭の夫婦の永訣の別れはともかく、不妊に関するカットは必要ないと思うだろう。
しかし、これまで同様ピクサーはそれを絶対に許さない。
カールじいさんの孤独というものは妻と死に別れたというだけでなく、夫婦として暮らしていたその年月の間にあった不幸も含めたものである。
子供だってそれをカットとして挿入すれば分かるものなのだ。
宮崎駿が言った通り
「子供のための良質な物語は大人も楽しめるものである」
という信念を、ピクサーは大資本と才能と努力で作品に昇華している。
ジェリー•ビーンズのようにカラフルな風船で家が宙に浮かぶなどというバカバカしい設定も、そのカラフルな風船の色が透過光として部屋に入り込むシーンの美しさで気にならなくなる。
風船の家が現実にあったらこういう影響があるという部分をカットバックする事によってリアリティをだしているのだろう。
作って完成してみればすばらしいのが分かるが、だれが四角い顔をしたじいさんが主人公の映画を作ろうと思うだろうか。
少なくともこれを作った制作者達には成功のヴィジョンが見えていたのだろう。
感想が冒頭の所だけになってしまったが、犬をしゃべらせる、犬に飛行機を操縦させる、撃墜されたらパラシュートで無事に脱出させる(笑)。
ワンコに対する心遣いは尋常じゃないほどだが、唯一の悪人の冒険家は最後に墜落していく。
悪人としての人間の死を描写したのはピクサーの映画では初めてではないだろうか?
オイラとしてはあの冒険家のおっさんもちょっと改心する結末を考えていたのだが。
この監督のピート•ドクターは悪というものは善に再生することはないという見識を持っているのかもしれない。
『モンスターズ•インク』の時もそうだったな。
この見識はオイラもそう思っている部分なので別にどうということはない。
オイラも愚かな人間というものはずっと愚かであり続けると思っているから。
ただそういう見識を持ってるというのは他のピクサーの監督の中では珍しいかもしれんと思う。
悪意というものは存在する。だだし人間のなかにだけ。
泣きはしなかったけど、涙腺を刺激するカットはいっぱいあったな。
冒頭はもとより、最後にじいさんがラッセルにバッヂをあげる所でも泣けたな。涙でなかったけど(笑)。
それからじいさんの家が人知れずパラダイスフォールの脇建っていたところも、お約束と思いながら
「ピクサー、う、うめぇ」
と(笑)。
そして相変わらず面白いエンドクレジット。
ピクサーのクレジットを見るたびに『ポニョ』のエンディングのいい加減さに腹が立つ(笑)。
宮崎だって『トトロ』みたいなエンディングや『紅豚』のようなエンディングをつくってきたんだから出来ない訳じゃない。
というわけで、まだ『アバター』があるが本作が本年度いまのところベスト、かな。
by 16mm | 2009-12-06 19:58 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Trackback(9) | Comments(2)