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by 16mm | 2011-04-25 09:24 | iPhone

『GANTZ PERFECT ANSWER』

現在マグネループを1本していのだが肩がこる。
もう一本同じようなモノを買おうと思うのだが、それともアクア・チタンのものを買ってみようか。
磁気よりもさらに"まゆつば"なものである(笑)と思うのだが。


イマイチ疲れがとれん(笑)。


先週土曜日、歯のメンテナンスに。
先生からライカでの作例が載ったカタログを頂く。
作例の載ったカタログはちょっとした写真集のようで見ていて楽しいものである。
Jeffry Plomleyという写真家の写真がなかなか好み。
HDRも使っていると思われる。


本日日曜日。
ジムに。
肩こりと疲れが残っているのでストレッチを念入りにやる。
筋トレを少々。
ランニング・マシンは66分で7.18km。
ちょっと気合いいれちゃうと鼻づまりで苦しくなる事が多い。
普段電車に乗るのに階段駆け上がって電車に乗ると、本当に息ができない感じで苦しくなる。
こまったものである。
体重90.80kg。


『文藝別冊 吾妻ひでお 美少女・SF・不条理ギャグ、そして失踪』
見つけて即買い。吾妻のインタビュー等もあり読み応えあり。
吾妻ひでおって本当に画が上手いな。
いいかげんイイおっさんなのにね。
山本直樹との対談で、山本が吾妻に対し
「私もあなたの作品の一つです」
という言葉。
そうだよな。考えてみたらタモリは赤塚不二夫にそれを直接言ってなかったんだよな。


『続・星守る犬』
読んでいる時には、オイラの中の開いちゃいけないトビラが開きかけて難儀した(笑)。
この物語に出てくる登場人物達は知らないが、彼等が前作のエピソードと有機的に結びついているということを読者である我々は知っているという構成。
一種の神の目ともいうべきものかもしれん。
登場人物達の行った事の顛末を我々は知っており、その多くが悲しい結末を迎える事も知っている。
だが、それを是正してやることはできない。
出てくる登場人物すべてが幸せになったかもしれないという「ありえたかもしれない希望」というものを完全に排除している。
自分の行った事というのは実は小さく閉じた円環の中で無意識のうちそれと知らないうちに影響し合っているのではないだろうか。
良い事をすれば良い影響が、悪い事をすれば悪い影響が、というものではない。
生きているという事はどういう状況であれ、必ず何かとは繋がっているものかもしれない。
そして多くの場合意識的に自分の隣に支えが必要なのだ。
特に人間の場合。


『ヴィンランド・サガ 10』
単行本購入。
トルフィンがいくら暴力からの決別を宣言しても、そうはならないだろうという事を読者であるオイラは知っている。
それがこの物語の持つ悲劇性である。
アルネイズという強力な母性が出てきたが、たぶん男達の野蛮さをすべて飲み込む事はできないだろうな。


『テルマエ・ロマエIII』
相変わらずの面白さ。
ルシウスと平たい顔族の間に言葉によるコミュニケーションというものは成立していない。
ジェスチャーやその場の雰囲気でコミュニケーションがとれているにすぎない。
しかも双方にさほど齟齬をきたしていない(笑)。気持ちいい事やおいしいものを食べた時の感じは万国共通なのかなという楽観的な気分になれる。
ルシウスは自分のいる時代の周りの者達とは言葉でコミュニケーションをしてはいるがなかなか分かり合えない。
平たい顔族の場合も然り。
言葉でコミュニケーションできない者達との交流により、言語化出来なかったアイデアを引き出せ、それを元に同時代の者達と分かり合っていく。
言葉によるコミュニケーションというのは脆弱なものだな。


『周防正行のバレエ入門』
周防正行の妻である草刈民代との出会いから、バレエにかんするインタビューと興味深い内容。
自分としては「白鳥の湖」や「くるみ割り人形」だけがバレエではないという部分で目が覚めた思い。
なるほどなと思う。
彼等をバレエもやるパフォーマーだと思った方がいいのかな。
以前、バレエ経験のあるモデルさんに踊ってもらって写真を撮ろうと思っていたのだが、なかなかお互いに噛み合なかったのだ。
この本をその時読んでたらもうちょっと歩み寄れたなと思う。


『KICK-ASS』
Amazonからサントラを購入。
なかなか良い曲ばかり。曲を聴くとその場面が甦ってくる。
そんなはっきりした音楽の付け方だったのだと思う。
クライマックスでガトリングを撃つシーンでかかる歌はプレスリーのだったか。
すげえや。


『SP 野望篇』
DVD購入。
冒頭の追跡シークエンスまで視聴。
色々言いたい事はあるが、やはり岡田准一の体術のすばらしさにつきる。
よくやってるな。
制作側もがんばってはいるのだろうけど、岡田の覚悟を受け止め切るほどの事はできてないなと思う。
逆に言えば岡田がすごすぎるということなんだけどね。


出崎統が肺がんの為死去した。67歳。
よりにもよって、なんでこの人が、という人がまた逝ってしまった。
世間が求める分かり易い教条主義と結びついて宮崎駿という名前は日本ではかなり一般化した。
しかし、『ベルサイユのばら』『ガンバの冒険』『あしたのジョー』『エースをねらえ!』と、それら作品の名前は出てもそれを監督した人物の名前を「出崎統だ」と言える人は何人いるだろうか。
出崎統はすばらしい作品を作ってきたのにも関わらず世間的には宮崎ほど名前が通っていない無名であるということがオイラには悔しくてならない。
オイラにしてみれば宮崎駿以上にその作品を積極的に観てきたのだから。
出崎とその撮影監督が作り出したアニメーションにおける撮影テクニック。
杉野昭夫とのコンビで作り出したトメ画とタッチをつけた作画。
『ベルサイユのばら』でのクライマックス、オスカルが狙撃された時、ストンと尻餅をつくような演出は衝撃的だった。
実際撃たれたらこんな感じに力が抜け落ちるのかなと、そのヒロインの最期のカッコ悪さが妙にリアルだったっけ。
『エースをねらえ!』ではいかなるアングルでどんなアクションをしても不自然なほどパンチラ(笑)がなかった。
パンチラで起こるであろう観る側の曲解を徹底的に排除するようなストイックさ。
劇場版の『エースをねらえ!』を押井守が何度も観て出崎の演出を、そしてアニメーションを映画にするということの方法論をこの映画でつかんだりとか。
たぶんオイラは数で言ったら宮崎駿の作品に触れる数よりも多かった。
劇場版の『エースをねらえ!』のDVDがあるのでそれを今データ化している。
ついでに出崎監督のコメンタリーもデータ化。
本当に惜しい人をなくした。
ご冥福をお祈りいたします。


『GANTZ PERFECT ANSWER』
ネタバレあります。
先週土曜日。109シネマズ菖蒲で。
『GANTZ』二部作の後編。
映画公開前の先週の金曜日にはTVで『ANOTHER GANTZ』という前編の総集編的な体裁をとりつつ、前編と後編の間のエピソードを盛り込んだ話を放映していた。
この『ANOTHER GANTZ』の良いところは完全に映画から切り離された話であるところ。
つまり『ANOTHER GANTZ』を観なくては映画版の後編が理解できないという作りにはなっていないという事である。
たとえば『SP』の劇場版でなら、TVでやった『SP 革命前日』を観ないとなぜ公安の田中一郎が『SP 革命篇』でいきなり包帯を巻かれて病院で寝てるか分からないしね(笑)。
そんな構成は劇映画としては愚の骨頂ではあると思うのだが。
で、本作『GANTZ PERFECT ANSWER』であるが前編よりも楽しめた。
それは一つに本作では戦う事についての目的が具体的に設定されたからなのだと思う。
戦う事によって"GANTZ"から貰う点数にによって死んだ人間を生き返らせる。
殺された仲間たちを生き返らせようという目的。
なので後編の前半は前編のような具体的な戦闘シーンはなし。
それを入れたら前編と同じになっちゃうからね。
その省略は的確なものである。
前編ではいまひとつ戦う事に対する目的が不明瞭だった。
相手を殺す戦いをする場合、なにか理由付けがないと観てる方は思い入れができないから。
しかし、よくよく考えたらナントカ星人とかいって地球外か地球内か分からぬが、ちょっと異形なだけとしか思えない、なんか悪事をはたらいている痕跡もない者達を片っ端から殺していくというのはどういうことか?
前作でも本作でも星人は言っていたが
「最初に殺したのはお前達だ」
と。
この"お前たち"というのも実は分からんですね。
一応"お前たち"とは"人類"と言えなくもないが、一度死んだ人間が"GANTZ "によって生かされているような事態であるならそれはすでに玄野(くろの)たちは人類とは別の種になっているとは考えられないだろうか。
つまり玄野たち人類を介した"GANTZ"対"星人"の戦いなのではないか。
このあたり原作を読んでないのでよく分からないが、劇場版『GANTZ』は星人の正体も、そして"GANTZ"がなんなのかも明かさずに終わっている。
なので人によっては理解できずに終わってしまう人もいるだろう。
オイラとしては、非情に肯定的な意味で解釈を観客に委ねる作りになっているなと思うのだが。
観る側が意味付けし汲み取る映画かもしれん。
作り手の怠慢から解釈を観客に委ねる映画も多くあるが、この映画に関しては観客に委ねて個々に考えるフックになるような要素を巧妙に入れ込んでいると思われる。
クライマックスで"星人"と言いつつ見た目人間と変らない者たちとの超接近での銃撃。
ガンツスーツなんていう妙なコスプレしている玄野たちの方がおかしな人間に見えないか。
本作の描写でガンツスーツを日常の風景に入れてその浮いた感じを描写してるシーンもある。
SFの骨格を保ちながら今日的なテーマを実に上手く取り込んでいると思う。
それはヴィジュアル的な部分の説得力にも現れている。
日本人はSF的なコスチュームプレイに骨格として合わないだろうなと思っていたわけだが、あの田口トモロヲまでもがガンツスーツを着てそれなりに見えてしまっているのだ(笑)。
地下鉄の中、商店街の中、と見慣れた風景の中でSFが展開されることにより、日本人とSFのヴィジュアルの食い合わせの悪さが緩和されるのかもしれん。
CGやアクションについては現状日本では最高にがんばった感じであろう。
引き画でモロにCGアクターに見えてしまうというのは目をつぶるべきであろう。
そんなものはこの映画の良さにはなんの関係もないと思えるから。
アクション満載の本作であるが、前作に比べてエモーショナルな印象が強い。
印象深いのはラストに加藤が転送される時、消える瞬間に涙が一粒玄野に落ちるところがいいなあ。
しかし、やはりこの映画はもう一度通して観ないとちゃんと感想も言えない。
製作者も一度で全てを理解させるようには作ってはいまい。
まだDVD発売のアナウンスはされていないが、ソフトは絶対に買うつもりである。
本作、今年度の5本の指ぐらいにいれてもいいかな。
非情に面白い作品だったと思います。
最期に、必要な武器を理屈抜きで提供する"GANTZ"は『2001年宇宙の旅』のごときモノリスのような神に似するような存在というか象徴か。
まあ"GANTZ"はモノリス(一枚板)ではなくスフィア(球体)ではあるが。
饒舌な神は玄野にどんな夢を見せ続けるのであろうか。
再見が楽しみである。


さあ、今週もなんとか乗り切ろう。
結構ヘトヘトですが(笑)。
by 16mm | 2011-04-24 20:25 | 映画・DVDの感想など。 | Comments(2)

『エンジェル ウォーズ』

あまり疲れた疲れた言いたくないが、先週は仕事でかなりの消耗戦。
花粉症が薬を飲んでいるにも関わらず目や鼻がいよいよ酷い事に。
おまけに原因不明の鼻血までしょっちゅう出ていたよ(笑)。
仕事で消耗しつつも気楽でいれるのは、あまり責任というものを感じていないから(笑)。
できなきゃしょうがないじゃん。最初にスケジュールと品質の管理をちゃんとしなかったヤツが悪い、と開き直ってるから(笑)。
今週も前半はそんな感じの模様。
今日中にちょっとしたデザイン案を最低二つは考えるつもりである。


そんな中、先週の土曜日、母親の通院の付き添い。


そろそろ革コートのメンテしておこうかな。


本日日曜日、ジムに。
ストレッチと筋トレを少々。
Nike+を持っていくのを忘れた事もあるが、ランニング・マシンは少々緩くする。
65分で6.51km。
そのかわりランダムに傾斜を変えて負荷を少々あげた。
体重90.50kg。


今後観たい映画。
『軽蔑』
『これでいいのだ!! 映画★赤塚不二夫』
『GANTZ PERFECT ANSWER』
『岳-ガク-』
『英国王のスピーチ』
『ブラック・スワン』
そんなところか。
あと観たいけど劇場に足を運べそうもないということで『ダンシング・チャップリン』。
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こういうの地元でやってほしい。
DVDを待つ事にしよう。


『ダンシング・チャップリン』の監督が『周防正行のバレエ入門』という本を出していた。
知らなかったのでまだ買っていない。
買うつもりである。
この映画のポスターとかチケットのデザインがカッコいいなあ。
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母親のパソコンが先日の地震で動かなくなったので、代替機として光iフレームを取りあえずレンタル。
使い勝手がよければ無料期間の半年を過ぎても使おうかと思っていたのだが、
●小さい割に意外と重い。
●使用されているAndroidのバージョンが低いのでFlashサイトが見れない。
●バッテリーの持ちが悪い。6時間充電で1時間しかもたない(そんなものなのか?)。
とまあ結構なガッカリ感。
キーボードから解放されたタッチパネル形式のもののほうが母親には身の丈にあってそうなので、半年取りあえず使って慣れてみて、これを使い続けるか、それとも別に似た機種を買うのか決めてくれと言っておいた。


『エンジェル ウォーズ』
ネタバレあります。
先週土曜日。109シネマズ菖蒲で。
前述したとおり結構疲労困憊していたので先週は映画をパスしようかと思っていたのだが、盟友chataさんのtwitterで
「ザック作品に外れナシ(^∇^)」
との一文があったので土曜日の最終に滑り込んだ。
予告編を観てきたので、当初この映画自体を相当ナメてましたわ(笑)。
おもしろかった〜。
しっかしこの『エンジェル ウォーズ』という邦題はなんとかならんかったか(笑)。
このタイトル、本作のテーマにそぐわないばかりか無用にB級テイストにしている。
この映画から映画の持つテーマを嗅ぎ取るのは困難だよなあ。
実はこの映画の筋は最初から読めていた。
所謂"夢落ち"なんだろうな、と。
冒頭でおぞましいロボトミーの処置をされるまでの一瞬に見た願望含みの妄想が展開されるのだろうと。
それは『未来世紀ブラジル』で主人公が処置される寸前に見た夢が延長されて物語られるようなもの。
最近では『シャッター アイランド』的なものに近い。
精神病院からの解放という意味で言えば『カッコーの巣の上で』。
オイラのような少々気合いの入った(笑)いや〜な映画ファンにしてみれば観ている間先の展開が読めているのでこの映画の善し悪しは如何に後半にツイストをかけてこちらの予想を覆してくれるかにある。
本作で言えば主人公達が自由の身になる為の五つのアイテムを戦って勝ち取らなければならない。
"地図"と"火"と"ナイフ"と"鍵"。
そして五つ目のアイテムが謎として明かされない。
オイラなんかだとこのアイテムが何なのか?という興味で観ていた。
結論を言ってしまえば、分かっていた四つのアイテムはどうでもいいものなのだ。
最後の一つを主人公が気がつく事ができるか。
そしてそのラスト・アイテムが観客の共感を得る事ができるかががこの映画の肝なのである。
ラスト・アイテムの設定はとても良かったと思う。
このアイテムを設定する事により物語の構成をラストにして更に複雑なものにしているから。
つまりこの映画、誰の夢だったんだろうか?という疑いまでも想起させるようになったのだ。
全編に景気のいい音楽が鳴り響き、ケレン味溢れるキャメラワークとアクション演出。
派手なガンアクションでの敵はナチスであったりするも、ゾンビだったりするので撃つ事に関して躊躇や呵責が起こらないような配慮をしまくっている。
敵兵士がマスクをして素顔をさらさないというのも生々しさを軽減している。
安心して撃てる敵を設定し、それを打撃する事ある程度頭をカラにして楽しめるようにし、間口をひろげているのだろう。
その上で監督自身のテーマを盛り込む。
監督のその意図はなんとなく分かるのだ。
しかし、"セーラー服を着た女の子が機関銃を持って走り回る映画"(笑)という娯楽作品事体をオイラなんかだと時代遅れだなと思って敬遠しかける者もいる。
監督の盛り込もうとしたテーマを知らずに映画を観ないという事もありうるのではないだろうか?
少なくともオイラは"セーラ服と機関銃"的なものにはイマイチ萌えなくはなっている(笑)。
それは今から20年前の二十代のの頃に散々経験したアイコンだったから。
この映画、観れば分かるのだが女の子のこのような映画にしてはセクシャルな印象をほとんど受けなかった。
劇中では一切明らかにされていないが主人公の女の子が踊る多分セクシーなダンスは、映像で表現されているバイオレンスなアクションによって暗喩されているということに留まっている。
つまり徹底的にアクションとバイオレンスに特化した映画になっているのだ。
この映画の主題的に言えば無意味に女性のセクシーさを強調することはノイズにしかならないのだと思う。
では主題とは何かと言えば"戦う"という事に他ならない。
しかも自分の為でなく、自分以外の他人の為に戦う事についてなのだ。
映像についてはさすがにザック・スナイダー、凝りにこっている。
好みとしては冒頭のものすごく彩度を落としたガリガリにノイズっぽい映像がすきではあるが、映像のルックはそのシークエンスによってテイストを変えている。
すべての美術やヴィジュアルをコントロールして作り込みたいという部分では、『CASSHERN』の紀里谷和明監督と通じるところがあると思われる。
だからといって本作並みの制作費が『CASSHERN』に使われれば良かったとは思わない。
センスはお金で買えないからね(笑)。
映像的な伏線が多数叩き込まれ、後半のヴォイスオーヴァーで更に作品のテーマの情報量を多くしているようで、初見では正直全てを把握する事はできなかった。
映画が一期一会の娯楽でなくなり、自宅で何度でも観れるようになった事でより複雑なことを盛り込めるようになった。
DVDは勿論購入なので、その時にまた感想をかこうと思う。
観てない人、騙されたと思って(笑)。
オススメです。


今週は歯のメンテナンス。
今週もなんとか乗り切ろう。


今日から『JIN -仁-』の続編がTVで始まる。
たのしみだわ。
by 16mm | 2011-04-17 19:31 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Comments(2)

『機動警察パトレイバー the Movie』『機動戦士ガンダムUC episode 3』

伊集院静は言った。
「<前略>私は日本のこの危険な原発の体制を生んだのは国民だと思っている。長期間、選挙で自民党に政権を与え続け、東電の体質を見過ごしてきたのは誰あろう自分たちなのだ。ゆえに今後、私は世界一放射能に汚染された国土に生きる覚悟をしよう<後略>」  FRIDAY 4/22 抜粋

西原理恵子は言った。
「一生福島のほうれん草食う。酒は東北の酒しか飲まん」 週刊新潮 4/14

尊敬し、私淑している彼等がそう言ったのだ。
もう怖いものはないね。
オイラも覚悟を決めてブレずにいこうと思う。


3月28日にスタジオジブリの新作アニメーションの記者会見があり、その席上に宮崎駿も出席していた。
この震災についての宮崎がどんな事を言うのか?
オイラも非情に関心を持っていた。
たしか29日の日テレの朝の番組のその模様が放映。
災害に対し奮闘している自衛隊員や作業員を誇らしと思う、というコメントとその後に目頭を拭う仕草が写っていた。
観ているこっちが呆気にとられるほどの呆気ない放映であった。
しかし、実は宮崎はその時5分以上語っていたということをPodcastで知った。
曰く(以下荒っぽく抜粋)

「<前略>私たちの島は、繰り返し繰り返し地震と火山と台風と津波に襲われてきました。それでもこの島はひじょうに自然の豊かな恵まれた島だと思います。だから多くの困難や苦しみがあってももう一度人が住むもっとより美しい島にしていく努力をする甲斐のある土地だと僕は思ってます。
いま埋葬されない人達をいっぱい抱えながらあまり立派な事は言いたくありませんが、これまでこのような自然現象の中でこの国を作ってきたのですから、その事自体で僕らは絶望したりする必要はありません。
むしろ今後"プロメテウスの火"をどうやってコントロールしていくのか。
現状、本当に国土の一部を喪失しつつある事態にいまなりつつありますから、その事態に対してどういう風に自分達が対応できるか。
私はこの歳ですから一歩も引かないと決めています。
<略>
風評被害とか乳幼児については本当に配慮しなければならないのに、僕と同じような歳の人が水を買いに並ぶなんてもっての他だと思います。
人民の愚かさもマスコミは糾弾してほしいと思ってます。
残念な事に私たちの文明はこの試練に耐えられない。
これからどういう形の文明を作っていくかという模索を、ひとの所為にせずに、敬虔な気持ちでその事態に向き合わなければならない。
<略>
何十万の人間が寒さに震え、飢えに震え、それから放射能の前線に立っているレスキューや自衛隊員や職員の事を思うと、感謝と....誇らしく思います」

かなり長く、少々乱暴に抜粋してしまった。
宮崎もちゃんと覚悟を決めた。
「国土の一部を喪失する事態にいまなりつつ...」
政府発表の楽観的な発表を宮崎は何一つ信じていない。
現実的でありペシミスティックな感情になりつつも、宮崎の「もっと長いスタンスで、もっと遠くを見る」ように凝視する、"澄んだニヒリズム"と呼ぶところの姿勢にブレがない。
興味のある人は"鈴木敏夫のジブリ汗まみれ"のPodcastを聴いてもらいたい。
このPodcastも少々編集してある形跡があるのでオリジナルの全長版を聴いてみたいもんだ。
日テレもジブリと結託してるなら少々長くてもちゃんと宮崎駿のコメントをノーカットで流すぐらいしてもらいたかった。
宮崎が目頭を抑えるTV的においしいカットだけ流すなんてのはもってのほかである。
そんなのはこの会見のメインではないんだから。
ある意味宮崎駿は日本人の現在おかれている状況の悲劇性を徹底的に自覚しろと言っているようなものだから。
その上で再生を模索しようということ。
宮崎の言葉を聞きたいと思ってる人は多いぞ。


上記三名のオイラが尊敬してやまない人物の覚悟の言葉でオイラも相当吹っ切れたつもりだったが、ダメ押しでこの映像。

本人が自覚的にやっているのかは分からぬが、記録映像としては実にすばらしい。
撮影者がものすごく冷静なんだよね。
プロのカメラマンだってこうは冷静に撮れないだろう。
YouTubeで無料でこの映像を観られるのはありがたいのだが、個人的にはこの撮影者(女性だと思う)にお金を払いたい。
マジに。
払えって言われたら払うよ。
この映像、金を取る価値のあるものだ。
TV番組なんかではタダを良い事に使ったりする事もあるんだろうけど、これに限ってでもいいからカネ払ってあげなさいよ。
で、更にこの映像には6分58秒ぐらいにただ一回のみ明確な撮影者の声が入ってるんだけど、
「お母さん大丈夫?    だめだ、もうこれ現実だから」
この言葉に泣けたよ。
演技の台詞ではない。
今まで経験したことのない悲劇を前にして、それを現実なんだと自分に自覚させる覚悟の強さが伝わってきた。


大学時代にしていたバイト先の上司が石巻で被災したと人づてに聞いた。
家族みんな無事であったのは幸いではあるが、津波の来たスピードは信じられないほど速かったらしい。
家も車も流され、今親戚の家を文字通り転々としていると。
金や物資を差し入れようにも郵便局も無く、手元に届く可能性は少ない。
買うものが無くたって、タダで親戚の家に厄介になる気持ちはいたたまれないだろう。
せめてカネを送りたいと思うのだが。
ガレキに阻まれて車も通れず、通れる所には皆殺到して渋滞を招いているという。
また東京に出てくればいいのではないかと思ったが、交通機関が寸断されている現状でそれも難しいらしい。
本当に言葉も無い。


先週、会社にまたも総務と組合がやってきて、先々週の募金で30万ちょい集まりましたとの報告。
30万円?
オイラも出してないのでエラそうな事言えないけど、それしか集まらないのか?
ってか、給料いっぱい貰ってるヤツらが本来ポンと出す最低限の金額だろ(笑)。
んで、それが少ないと自覚しているせいか、総務と組合、更に出せと来やがった(笑)。
オマエらカネ持ってる奴の所に行ってネーだろ(笑)。
いってその金額だったら本当にダメだな(笑)。
オイラの勤めている会社の経営者の社会的責任というものにこの事態に募金するという項目はないようだ(笑)。
初動のトロさで募金してるヤツはとっくに他でしてるんだからさ、底辺の社員よりムダに金貰ってる経営者のところに借金の取り立てのごとく取り立てろや(笑)。
総務は社員の味方、組合は労働者の味方だろ。
エラい人の顔色見て、オマエら本当に意気地がねえーな。
オイラの中でウチの会社の"総務"とか"組合"は"Fuck"って言葉よりキタナイ名詞に決定(笑)。
クソったれ。


先週土曜日。内緒で会社に仕事。
本来もう仕事で会社に行くなんて事をするつもりもなくなったのだが、少々自分なりのテーマを見つけ出しているので、仕事は仕事なんだけど、やってるある部分は自分のノウハウの確立のため。
ここで得たノウハウは当分出すつもりはない(笑)。


本日日曜日、ジムに。
震災で崩れた壁が治っていた(笑)。
ストレッチ、筋トレ、ランニング・マシン。
ランニング・マシンは少々力をセーブして65分で8.27km。
体重91.10kg。


"9 nine"という女性のパフォーマンスユニットがあるのを最近知った(笑)。
Amazonで"SHINING☆STAR"のPVがついたCDを購入。
んで、表題の"SHINING☆STAR"ばかり聴いていた。
4月8日の朝から今日までの二日間、この曲だけ聴き続けて150回(笑)。
こんだけ聴いても歌詞をちゃんと覚えていない(笑)。
ハートを鷲掴みされてはいるが、歌っている若い女の子達にイマイチ萌えなくなって、老いたなと思う(笑)。


土曜日夜、普段は聴かないんだけど21時30分からTBS RADIOで ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフルを聴く。
町山智浩が出ていた。
楽しい放送。
ちょっと宇多丸との関係をとドキドキしたが杞憂に終わった。
二人とも大人なのね(笑)。
よかったよかった。


『機動警察パトレイバー the Movie』
iPod touchで視聴。
今まで何度も観ていた好きな作品。
『天使のたまご』で見事に玉砕して再起不能になりかけた押井がエンターテイメントもできるよと自己PRしてできた作品(笑)。
どちらかというと『機動警察パトレイバー 2 the Movie』の方が好みだった。
で、最近観てなかったのでiPod touchで再見しようと思ったのだ。
もちろん物語の骨子とかはちゃんと覚えていたんだけど、改めて見てべっくり(笑)。
制御不能になったテクノロジーの暴走。
負けを決定づけられた戦い。
震災以降の原発に関する今の状況そのままの映画じゃん(笑)。
映画の方は台風という自然の猛威までも意図的に利用して関東を壊滅させようとしていた。
しかし現実の現状は自然に翻弄されて、不本意にテクノロジーを暴走させてしまった。
現実は自然にもテクノロジーにも玩ばれる人間の小ささよ。
現実の人間ってのは映画に描かれているものよりも相当に小さくて愚かだということを再認識させられた。
『機動警察パトレイバー the Movie』の次に『機動警察パトレイバー 2 the Movie』がくるという筋書きが現実になったら、と思うのは杞憂だろうか?
『機動警察パトレイバー 2 the Movie』のような状態ってこの震災と原発以降の、この事態の最前線に立っている人達の中にじんわりと生まれてきそうな気がする。
それが危険だ、とも思うが、彼等がやっている事と今後のことを予測すれば、そうなるのも仕方がないとも思う。


『機動戦士ガンダムUC episode 3』
DVD購入。
iPod touchで視聴。
この『episode 3』が出るまでの間、原作小説を読もうかと思うのだが、新しい巻を観てしまうと映像として全てが完結してから原作を読もうと思い直す。
原作が福井晴敏だし、つまらない訳はないのは分かる。
原作のボリュームを見れば映像作品は相当に刈り込んでいるのだろう。
現状、映像作品としての物語の破綻はないと思うのだが原作を読んでしまうと刈り込まれた部分に忸怩たる思いが浮かんでしまい、それがノイズになりそうだと思ったのだ。
映像作品としての『機動戦士ガンダムUC 』のデキはよい。
キャラクターデザインはもとよりメカニックも世界観も音楽も。
これは『ガンダム』という作品上仕方ないのだが、主人公の男の内省ぐあい少々鬱陶しいが(笑)。
内省するのは良いけど、それとは別に戦うということへの覚悟というものがまだ見えてないんだよね。
それを促すある種父親役が、この作品では現れては消えていく。
今回はどう見ても悪役顔で悪役にしか見えなかったエコーズのダグザ・マックール中佐。
このダグザさんが今回すばらしい見せ場を作っていた。
「敵は落とせる時に落とせ。そうでなければいずれ味方や自分も殺される事になるかもしれない云々」
「自分で自分を決められるたったひとつの部品だ」
前者の言葉は職業軍人としてリアリストな覚悟に基づいた言葉。
後者の言葉は軍人としてではない、本来軍人が持つべきではない"希望"や"可能性"といったものに基づいた言葉。
後者の言葉を言った後、
「歯車にも生まれるんだな"のぞみ"というものが」
と吐露するぐらいダグザ本人にとっても意外な言葉だったのだろう。
青臭いバナージと接し、自分の内に隠れていたものが現れたという事が嬉しかったのかもしれん。
だから職業軍人としてバナージを守るという覚悟が固まったのかもしれん。
デザイン上、どうやっても優しい顔になるとは思えなかったダグザさん(笑)。
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アニメーターってすげえ(笑)。
すっげえやさしい良い顔になってるよ(笑)。
そう、別にダグザさんは悪者ではないからね。
ダグザを目の前で殺され、更に敵だと思っていたネオ・ジオン残党軍の中で家族ぐるみで交流が生まれたギルボアを不可抗力とはいえ自らの手で殺してしまったバナージ。
『ガンダム』は主人公が自分に影響を与えた人々の死を乗り越え、少年が覚悟を決めて少年であることから脱皮していくという物語の側面があると思う。
少年が大人になる話ではなく、少年が少年でも大人でもないものになっていく話だと理解している。
自分に影響を与えた人間を乗り越えたと思った瞬間に大人への目盛りが一つあがるとすれば、その影響を与えた人間が死んでしまったら、それは生涯乗り越えられない壁になる。
死んだ人間は理想化され必要以上に大きく見えるものだからね。
だからアムロだってシャアだって、結局大人にはなれずに舞台から消えたいった。
ただ『UC』に出てきた、フル・フロンタル。
こいつだけはどーも完成された大人なような気がするんですよね(笑)。
兎に角、次作が楽しみな事には間違いない。
作画も高水準で文句無し。


今週は母親の病院の付き添いだな。
今週も映画はなしかあなあ。
by 16mm | 2011-04-10 22:16 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Comments(2)

『キック・アス』『ぼくのエリ 200歳の少女』『トゥルー・グリット 』

先週土曜日、ヘア・カットに。
オイラが髪を刈ってもらってる美容師さんらがさいたまスーパーアリーナに来た被災者の方々のボランティアカットしたとのこと。
ほんと泣けてくるくらいエライ。
そういう人達に髪を刈ってもらってるんだ、オイラは。
morio from london 大宮1号店のスタッフの方々、お疲れさまでした。
私の誇りです。


本日日曜日ジムに。
ストレッチとランニング・マシン。
筋トレはマシンがあいてなかったのでパス。
65分で9.63km。
体重91kg。
ジム、こないだの地震で壁がひび割れていた(笑)。
建って3年ぐらいしか経ってないのに(笑)。
ちゃんと補修してあったけどね(笑)。


都知事選が開幕。
埼玉県民のオイラは当然知事を選ぶ権限はない。
が、東京で決まった事がモデルケースとして強く他県に及ぶ場合がある事を前提に選んでいただきたいと願うばかりである。
見た限り石原慎太郎の票の奪い合いで決着がつく感じだろうか。
石原の対抗馬の候補者は石原をコキおろすことで石原に流れるであろう票を自分のところに流そうとしているように見受けられる。
奪えなければ石原の勝ち。
奪った票がどの候補者にいくやら。


石原慎太郎、お前はもっと色々しゃべって失言せい(笑)。


昨日今日とテクスチャー用の写真を撮りまくる。
一応仕事用なのだが、気持ちとしては今自分がやろうとしている事のウォーミングアップのつもりである。
先週
「16mmくんは成長したなあ」
と言われ、ここ数年で一番カチンとしてムカっとした(笑)。
言った本人も、またこれを読んでくれてる人も「成長した」と言われてどうしてオイラがムカつくのかわからんだろう(笑)。
ムカついたんだよ(笑)。
その晩少々深酒しちゃうぐらいに(笑)。
がんばって、そう言ったヤツに目にものみせるつもりである(笑)。


先週、会社の総務と組合が一緒になってやってきた。
「義捐金の募金よろしくおねがいします」
だと。
誰も席を立たない。
総務と組合、だれも席を立たないので更に
「義捐金の募金よろしくおねがいします」
上司と幾数名が募金に立った。
あのな、震災発生から2週間すぎてるんだぞ。
お前等今頃呑気に募金活動して良い事やってるつもりか?
2週間も立てばに別口でとっくに募金してる者だって相当おるもんだ。
おめえら初動が遅すぎるんだよ。
毎月オイラは4000円ほど組合に払っているが、2ヶ月組合費を払わないでいいんなら1万円払おう。
せーからな、とーぜん社長にも募金させたんだろうな。
社長だからな10万20万なんてケチくさい金額でなく百万単位で募金するように働きかけたんだろうな。
まさか諭吉一枚ってことはないよな。


更に会社の役員。
メールで
『「がんばってください」とか「一生懸命やりましょう」的な言葉を慎むよう、関係各所に通達してください』
だと。
もううんざりだね。
こんなことわざわざ全社にメールするバカをどうして会社は役員にするかな。
あ、会社がバカなのか(笑)。
この役員も自分は良い事指摘したんだなと思い込んでるんだろうな。


日本国内は、特にオイラの周辺はオイラも含めて限りなく呑気だ。
その呑気さの元は政府にある。
ソ連の輸送機にアメリカの世界最大級のポンプ車を積んで福島まで空輸なんて事態が日本の外側で起こっておる。
冷戦下ではないとはいえ、米ソがこんな連携をせざるを得ないほど事態は悪化していると見ていい。
政府が事態の正確な情報を教えたら国中に伝播するほどのパニックになることになるかもしれん。
よろしい、パニックを起こさないように情報コントロールをするのも政府の仕事だ。
しかし、正確な情報を必要とする人間にすら情報を出さないというのは情報のコントロールや事態の収拾をするという観点からすれば明らかに怠慢である。
自分は言わないけど、誰かが言ってくれるんじゃね?的な。
正確な情報を国民に伝えず、連戦連勝してると言い続けた第二次大戦中と同じではないか。
正確な情報を得られずに最前線で決死の作業をしているさ原発の作業員や自衛隊員を無駄に危険にさらしてる。
事の全てが想定外だったから混乱してるというのも分からんではない。
だが、こういう事態に即時対応できる人間だからということで議員に立候補したのであろう。
すくなくともそういう想像ができる人間でなければ議員なんぞになってはいかんのだ。
充満していた呑気さは平時からのもので、このような事態が起こらない事をみんな根拠もなく信じていた。
管総理が16万人いる陸上自衛隊員の10万人投入するとか言って、その後却下されてましたけど、そんなの当たり前。
10万人の隊員を活動させる為のメシをどうするんだ?
排泄物の処理は?
その他物資の輸送は?
多分10万人投入したら隊員は一日一食になるだろうね。
そんな兵站も考えられないのは致命的。
言っておくがこれが自民党政権ならなんとななったなんて思わないよ。
絶対似たり寄ったりの結果になったろうから。
官邸の安全な場所で戯言を言ってる議員や東電社員や評論家諸氏と、もの言わず黙々と文字通り決死の覚悟をしている人達の職業的なプロ意識や人としての価値がどちらが上かは言わずもがな。
しかし、勝つのは前者なんだろうな。
悪い奴ほどよく眠る。
東電の社長、入院してるぐらいなら社長辞め。
社長として責任とるなら福島の前線に言って指揮をとれや。
指揮官が決死隊に入るというのは本来論外なのだが、そんな事言ってる場合じゃない。
片道切符で行ってこいや。
それからな、事態が収拾しても東電幹部は映画で言うところの悪役だからな。
お前等の指示が事態を納めた、なんて図々しい事を言ったらただじゃおかねえ。
事態を納めたのは被爆しながらも作業した、お前等からみた末端の作業員なんだから。


『SP 4巻』と『映画篇 1巻』購入。
どちらも金城一紀の原作。
そしてどちらも作画は女性。
どちらも上手くマッチングしている。
『映画篇』は最初の『太陽がいっぱい』のエンドの後に文章でのエピローグがついている。
これは蛇足だと思う。
しかし、金城が蛇足だと思われる覚悟をしてこれをかいたのだなということも分かる。
どうしても物語の結末を金城がこうありたいという方向にもっていきたかったのだ。
つまり龍一が家族を持つことで幸せになったという結末ではなく、映画という絆で自分と結ばれ幸せになったという結末にしたかったのだろう。
金城の持つ闇の深さがちょっと見えた気がする。


『ぼく、オタリーマン。5』購入。
この作者、描いているもののイメージから軽く見られることもあるのかもしれないけど、サラリーマンやりながら商業漫画を描くってむちゃくちゃすごい事をやってると思う。
専業漫画家のように量産はできなくても単行本を年に一回程度出してるということは商業的にも成立してるということだ。
ちょっと誰でもできることではないと思う。


『攻殻機動隊 S.A.C.ぴあ』購入。
神山監督インタビューと羽海野チカとの対談で中身が魅力的であった。


『キック・アス』
ネタバレあります。
通勤時に飽きずに何度もiPod touchで視聴。
この映画、基本シリアスで真面目な話なのだが、シリアスもドがすぎると陰惨なものになるものだ。
しかし本作は実に巧みにユーモアを挿入してバランスを取っている。
それが実に巧みなのである。
ユーモア、といってもゲラゲラ笑えるという意味ではない(もっとも彼の国ではゲラゲラとしたかもしれんがw)。
例えば本作のラスト近くのシークエンスで巨漢の子分Aが
「クソッ バズーカを取ってくる」
というと子分Bと子分Cが顔を見合わせて
「バズーカ?」
とつぶやき、更にその後でヒット・ガールの顔が映し出され
「バズーカ?」
と絶望的につぶやく。
特に子分Bと子分Cの「バズーカ?」という呟きの対応はビルの中でしかも凶悪とはいえ女の子相手に凶悪な武器を使う事の現実感のなさからくる間の抜けた対応がユーモアになっている。
この状況説明の台詞のすぐ後にその状況を見せるという演出は他にもあり、非情に上手く機能していたと思う。
更に後のシーンでキック・アスがガトリング砲で子分A・B・Cを掃討した後にボスの部屋に突入したヒット・ガール。
ボスが銃をヒット・ガールに向けると、彼女はすかさず鉤付きワイヤーで銃を絡めとって床にたたきつける。
そのすぐ後に絶妙なタイミングでボスが
「ファック!」
というんですな(笑)。
この一連の動きと「ファック!」という台詞のタイミングが絶妙でつい笑ってしまう(笑)。
その後にボス→ヒット・ガール→レッド・ミスト→キック・アスの順番で顔にズームアップする。
いや〜、しびれるような演出。
マジにカットを割るということの勉強になるね。
なんか昨年度ベスト1にしても良かったかも(笑)。
こんなに何度も観てる事だしね(笑)。

以下、ちょっと不適切な画像あります
by 16mm | 2011-04-03 22:58 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Comments(5)