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『るろうに剣心』

先週土曜日、母親の通院の送迎。


本日日曜日、ジムに行くつもりだったが、銭湯のサウナに(笑)。
いつものように塩サウナでストレッチとシャドーボクシング。
シャドーボクシングは周りに他人がいない事を確認してだが(笑)。
限界まで(たぶん15分から20分位だと思う)サウナで動いたり座ったりするのを3セット。
意識的に腰のヒネリを加えるように動く。
体重94.80kg。
ジムと銭湯では当然体重計が違うので統一したデータにはならんが、取りあえず落ちているのでヨシとする(笑)。


時期的なものなのかもしれん。
が、このところ喉の痰の滞留があまり気にならなくなっている。
まったくなくなったわけではないのだが、以前程気にならなくなっている。
これはアレルギーの時期的なものなのか?
それとも心療内科でひとつ増やした薬のおかげなのか?
心療内科の薬の所為だとしたら、オイラはある筈もない痰をあると感じて苦しんでいた事になる。
だとすると人間の感覚なんてアテにはならんな。
暫く様子を見てこの状況を判断したい。


『天の血脈(1)』
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装丁のマットな質感と画がマッチしていてナイス。
アフタヌーン誌で断続的に連載しているようだが、なんとか1巻までたどり着いたか(笑)。
日露戦争前の時代の物語。
古代史にはまったく興味もなく明るくもないが、本作のテーマ性には並々ならない興味を引いたのは
本編を読んでの面白さもさることながら、本書巻末の安彦自身の後書き部分の覚悟のようなものに触れた所為でもあるだろう。
安彦が構築する史観を楽しみにしている。
画的にはアクション・シーンの見応えが良い。
『虹色のトロツキー』や『王道の狗』で柔術をモチーフにしてアクションを作って来た安彦。
本作ではスピード感と浮遊感を出す描写によって多少リアリティーが上記2作よりは薄まっているようだが、確かな身体の姿勢描写による官能性は増していると思われる。


ちょっと許し難い本だね。
宣伝になるかもしれんからシカトするのが一番いいんだろうけど。
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当然買ってもいないし読んでもいない。
先週讀賣新聞の朝刊に発売の宣伝告知が大々的に載っていてギョっとなった。
この団体は"文春"や"新潮"憎しで歴史上の有名人を降臨させてよく批判させてる。
オイラ的には件の司馬遼太郎を持ち出して来た時に愕然としたよ。
まだ他界されてから16年。
あらゆる意味で人気と尊敬を集めていた所謂国民作家ともいうべき人物を詐欺に加担させるとはどういう事だ。
不況だからってこんなバカな本の広告を大新聞社が載せるというのもいかがなものか。
表紙に司馬の写真まで使ってる。
肖像権はどーなってんだ。
個人的に私淑している作家を使って、明らかに詐欺に利用してるなんざ許し難い犯罪行為だね。
こんな本を出してる詐欺師は苦しんで死ねばいい。
あ、それから、オイラがこんなこと書いたって物理的にナイフで刺しに来たらダメだよ(笑)。
司馬遼太郎に頼んでオイラを呪い殺すんだったらオッケ(笑)。
司馬遼太郎に殺されるならまあ本望だな。
バカボンに殺されるよりはマシってもんだ(笑)。


トニー・スコット監督が飛び降り自殺。
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常に注目していた監督ではないが、それでもこんな結末は望んでおらん。
自殺の原因は様々に言われているようだがやりきれん話しである。
リドリー・スコットは3人兄弟で、彼の兄がブレードランナーを撮るる前に死んだんだっけ。
ここで弟のトニーが死に、リドリーは兄弟でたった一人になった。
合掌。


キネマ旬報誌での映画の寸評。
『アベンジャーズ』を
「映画になってない」
と酷評していた評論家がいた。
この手の映画を楽しむ術を知らないとはね(笑)。
その点、宇多丸の『アベンジャーズ』の評論は良かった。
本作を宇多丸絶賛。
祭りとしての映画を楽しめた側面と、物語として成立させた手腕を最大限に評価していた。


『るろうに剣心』
ネタバレあります。
先週土曜日、109シネマズ菖蒲。
原作漫画は読んだ事がなく。
監督の大友啓史が『ハゲタカ』や『龍馬伝』の演出をしていたので、彼の監督作ならと興味を持っていた。
予告編もなかなか見せる感じだなと期待もしていた。
で、この映画、原作好きな人にはどう映ったのだろうか?
まったくの駄作だとは言わない。
今までオイラが観て来てもっと酷い映画はあるからね(笑)。
ただ、134分がとてつもなく長く感じたよ(笑)。
いっそのこと気絶出来ればとも思ったが、観る前に昼寝をして思いがけずに万全な感じで観てしまったのだ(笑)。
本作、ヴィジュアル自体は『龍馬伝』などを彷彿とさせる逆光とスモークでの彩度の低いルックはオイラの好みであった。
しかしね<一度しか観てないから見間違いかもしれないが>、窓枠から入る太陽光の帯が扇形に広がるってのはどうなのよ(笑)。
そんなことあるわけねーべさ(笑)。
剣心が留置所から出て来て薫が待っているシーンで、彼等の後ろを目障りな感じで歩いて行く人間を配したり。
更に、剣心が自分が殺した侍を雨の中見ているカット。
望遠レンズで捉えた剣心の右側に顔がボケ切れずに写っている女性が映っていたり。
望遠レンズで被写体を捉える事の意味をまったく理解してないようなカット。
映像には絶対に隙がないと思ったら大甘の隙だらけ。
ただ冒頭の鳥羽伏見の戦いのシーンやクライマックスの薫が捕われた森のなかの撮影はカッコよかった。
屋外撮影については文句はないのだが、セット撮影になると途端に甘くなるのはどういうわけか。
それから本作の登場人物の誰一人として感情移入が出来なかった。
感情移入が出来ぬからといって駄作になるわけではない。
キューブリックの映画のように意図的に観客の登場人物への感情移入を配して物語そのものに没入させるという演出もあるからね。
ただ本作はそういう映画ではない。
出てくる登場人物に感情移入する事で、特に幕末に殺人鬼であった剣心を通じて、人を殺すという事の意味、それは快楽であったり空しさであったりもするだろうが、それらを感じ取る事ができなければならないのではないか。
もし原作もそうであったとしたら、多分オイラは原作も受け入れられないかもしれないのが剣心の造形。
修羅のような殺人鬼であった幕末の剣心では読者は感情移入出来ないだろう事を考えて、その後10年という時間を経て丸くなった剣心を物語の中心に据えたと思われる。
本来、暗殺などという短絡思考のテロを犯す人間など魅力のかけらもない筈だ。
オイラとしては、そこからどうあがいて脱却していったかを描写しなければ納得出来ない部分だ。
それを描写しないと、幕末と明治で二重人格の主人公であるとしか思えぬ。
「おろ」
なんていうお茶目な台詞に騙されているが、剣心はオイラからすれば殺人鬼でしかないわけよ。
で、本作で死ぬべきだと思っていた恵。
こいつの図々しまでの鼻持ちならなさ。
自分が携わったアヘン製造での責任というものをなんも理解していない。
恵は死ぬ事によって罪を償って浄化されるべきであった。
そもそも剣心が最後にエラそうに復讐と死の連鎖を断ち切るみたいなことを言うたが、それは彼が自分の大事にしている人間を殺された事がないからだ。
実際、薫が死にそうになった時、相手を剣心は殺そうとしたんだからさ。
道場に来ていたあの生意気なガキも気に入らないし。
劇中、須藤元気と青木崇高が格闘をするシーンがあるんだが、その途中でお互いに休憩して飲んだり食ったりしてるシーンがあって。
命のやり取りをしている場でそんな和んだら戦う意味がなくねーか(笑)。
剣心のクライマックスの戦いが3度もあるというのもウンザリで。
本作での最後の敵は武田観柳にするべきであったのだ。
あの仮面の男の立ち位置がオイラからするとまったく分からないのでいなくても良かったんではないだろうか。
という具合に、原作を読んでいないオイラは結構言いたいほうだいになってしまったわけだが、原作ではもっと繊細にディティールが描かれているかもしれないので『るろうに剣心』という作品のすべてをディスることはできないと思っている。
原作を読んでいた人の感想を聞いてみたいというのが正直なところである。


今週は歯の治療。
by 16mm | 2012-08-26 20:44 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Trackback(1) | Comments(10)

『外事警察』『アベンジャーズ』

先週土曜日、ジムに。
マッサージ・チェアでダラダラと一時間ほどウトウトする(笑)。
サウナでストレッチ。
一時間プールでウォーキング。
体重96.20kg。
むううう。
また増え戻ってしまったか(笑)。


6月下旬に注文したNEX-7のレンズが未だに届かず(笑)。
レンズが届いてからと思い、撮影もしていない。
ボチボチ撮影をしたいものである。


それにしても暑い(笑)。


pen誌。
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『009』と石ノ森章太郎についての特集。
小野寺丈と神山健治の対談で押井守が監督する時のプランが語られた。
009は引きこもり。
003は犬となった001と一緒にいて、他のナンバーズはみんな死んでる、と(笑)。
なんとなく押井らしいプロットで笑えたが、それをシナリオ化させられそうになった神山も気の毒だな(笑)。
押井は監督降ろされても仕方ないような過激なプロットだと思う。


いしいひさいちの本を3冊。
『戦場にかける恥』
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『眼前の敵』
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『文豪春秋』
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シャレが利いたタイトルも愉快である。
『戦場にかける恥』『眼前の敵』の戦争と人間に対するシニカルな見方は、キューブリックの『博士の異常な愛情』に通じるブラックさだ。
反戦を何回も唱えるよりも『戦場にかける恥』と『眼前の敵』を読めば、戦争についての本質の一面を確実に捉える事ができる。
やっぱりこういうのを読むと戦争がいかにマズい手段か分かるってもんだ。
『文豪春秋』はカリカチュア化された往年の野球選手達が作家になって笑いをとっている(笑)。
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暑い。
腹の筋に汗が溜まるよデブだから(笑)。


『じゃじゃ馬グルーミン★UP!』
コンビニで発売している廉価版の最終巻。
間違いなくゆうきまさみの代表作だろう。
ひびきさんって怠けるという事に関して非常に敏感なんだなあ。
たずなちゃんの眼が悪いという事の表現に眼を細める描写をくどいくらいにやっていた。
この作品にオイラはどうしてひかれたんだろうか?
ボーイ・ミーツ・ガールの青春恋愛ものではありつつも、働いて生活をしていくという事のリアルさも描いているからだろうかね。
そういうテーマは別に珍しいものではないけど、絵柄であるとか、競走馬育成についての詳細なディティールなんかも加味されて広がりがあったんだろう。
なんと言っても競馬にまったく興味のないオイラがハマッた漫画だったからなあ。
ほとぼりが冷めて忘れかけた頃に単行本を揃えよう。


大きな声では言えなさそうなwリッピングの字幕問題、未だ解決せず。
ボチボチ試すソフトも無くなってきたような(笑)。
ググってもオイラのような悩みを持ってる人がいなのか?解決策を見つけられず。
オイラだけがクヨクヨと悩んでいるような(笑)。
諦めようと思いつつ、後には引けないような(笑)。
まあそんな大事ではないけど(笑)。


宇多丸がラジオで『メリダとおそろしの森』を評論。
オイラほど酷評はしてなかったようだが、やはりピクサーとしては小品として捉えていた様子。
宇多丸の映画についての改善策がまた溜飲が下がるものでさすがである。
オイラはかなりガッカリした方であるが、宇多丸の評論で本作の前に上映された二本の短編映画の事を思い出したよ(笑)。
すっかり忘れてたw。
『月と少年』と『ニセものバズがやって来た』。
どっちもすごく良かったよ。
宇多丸の評論で『ニセものバズがやって来た』の監督が、オイラの大好きな『ウォーリー』の短編『Burn-E』の監督だと知った。
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短編2本だけ別売りされないかしらん(笑)。


町山智浩の『ダークナイト・ライジング』評。
(前)
(後)
ほぼ徹底的にコキおろしてます(笑)。
それが本当にちょっとした基礎教養があれば気がつくような事ばかり。
逆にその基礎教養が足りないだけで単純な映画のシナリオの穴に気がつかなかったりする。
案の定、町山の評論に気持ちを持っていかれてしまったよw。


今年の夏のSFアクションの映画の個人的ランキング発表(笑)。
『トータル・リコール』>『アベンジャーズ』>『プロメテウス』>『アメイジング・スパイダーマン』>『ダークナイト ライジング』
オイラとしても衝撃的な結果になっちまった(笑)。
『プロメテウス』と『アメイジング・スパイダーマン』は逆でもいいかな。
『プロメテウス』の良さというのはヴイジュアルの力だけだから。
『ダークナイト ライジング』について町山の評論の影響もあるが、リストアップされたなかでは圧倒的に面白さが足りなかったと思う。
シリアスな物語であってもプロットに破綻があれば、最初から荒唐無稽でつくったものよりも始末におえないぐらいつまらなくなるもんだな。


『外事警察』
DVDレンタル。
iPod touchで視聴。
映画版の『外事警察 その男に騙されるな』を観て興味が湧いて、TV版を観てみた。
2009年制作。
全6話。
ちなみに1クール13話という放送の単位の半分である6話というのは現状観る側にはちょうどいい長さなのではないだろうか。
録画をして視聴という生活習慣上、10話以上溜め込むと気分的に見るのが億劫になるような。
民放にはないこのフォーマットは良い思う。
主人公である住本健司は公安部外事課の警察官である。
その住本の父親も公安部外事課の警察官であった。
住本健司は少年時代、父親に
「お母さんを守ってくれよ 人を騙すような人間になるな 人を信じる人間になれ」
と言われる。
その父親は職務上の事故で植物人間として家に戻ってくる。
もの言わぬ生ける屍となった夫を、妻である住本健司の母親は絶望的な看護果てに絞殺しようとする。
しかし、愛する夫を殺す事は出来ない。
その一部始終を見ていた少年時代の住本健司。
たぶんその時去来したのは父親の
「お母さんを守ってくれよ」
という言葉であろう。
絶望的とも言える父親の看護に疲弊していく母親。
母親を守る事、すなわち、父親の命を断つ事。
妻として愛する夫を手にかける事ができないなら、母親の尊厳を守るためにも息子である住本健司が手を下すことが父親の言葉にも沿う。
ネクタイで父親を絞殺しようとしたその時に、母親に見つかり厳しい言葉を浴びせられる住本健司。
母親は自分がやろうとしていた事を客観的に見る事となり、その行為に恐怖したのだろう。
住本健司にしてみれば、母親を守る為に、母親の命と尊厳を守る為に、母親がしようとしていた事を自分が行おうとしたのだ。
「お母さんを守ってくれよ 人を騙すような人間になるな 人を信じる人間になれ」
血で繋がった肉親であっても本心を明かす事なく嘘をつく。
生ける屍となった父親の言葉を信じれば、現実を生きている母親に騙される。
少年時代に母親に騙された事を自覚した人間が、その後人を信じられる人間になりようがない。
同じ肉親に言われた言葉が二律背反として住本健司の心に突き刺さった。
トラウマと言ってもいいだろう。
外事警察という特殊な仕事(本当にドラマのような感じの人間ばかりかどうかわからんが)で、徹底的に疑い騙し、目的の為には罪を犯しそうな人間を止めずに犯罪行為に走らせて、その奥にある大きな犯罪に接近する。
本作、住本健司役が渡部篤郎というのがすごくハマっていた。
本当に柔らかそうで控えめな感じの、まさかここまで人を騙す人間に見えない役者をキャスティングしたことが成功のひとつだと思う。
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そして時折みせる歪んだ表情が見事。
以下、思った事をつらつらと。
●グリーンの色調と自然光を模したライティングがリアルさと不気味さを出している。
●住本健司が時折発する天然な無神経な言葉がいい(笑)。
●第一話で自殺を使用としている監視対象を止めようとする新米女性刑事を文字通り力づくで止める住本健司。よくある展開としてはその女性刑事とその後恋仲になるような雰囲気として、キスをして押しとどめるような事になるのだが、一切なし。よくよく考えればそんな事したら完璧にセクハラだもんね。『SPACE BATTLESHIP ヤマト』で古代が雪をキスで押しとどめて、そのまま押し倒すなどとう事は本作には微塵もなし(笑)。
●女性は女性としての機微を描いてもいるが、それが対男性に対するセクシャルな事に発展する事を徹底して避けている。女性刑事がいても完全に男性主導の仕事のなかに組み込んでいる。
●住本健司は人が隠している事を知る事が職務というよりも、知る事そのものを楽しんでいるのではないか?それは徹底的に相手について調べ上げる事によって自分が騙される事を病的にまで回避しているように思える。
●セクシャルな部分がないと言ったが、住本と協力者である下村愛子との関係が所謂ディシプリン (BDSM)的な主従関係に見える部分があり、そこはかなりイヤラシ〜く萌えましたw。


『アベンジャーズ』
ネタバレあります。
本日日曜日、109シネマズ菖蒲。
2D版。
まさかまったく期待していなかった本作がこんなにも面白いとはw。
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作品外で、日本版の上記コピーに反感をもたせるような印象で煽ったりもしてましたなw。
しかし、何故ハルクのみ影になっているのか?
もうちょっと見せたって別に問題なかろうに(笑)。
内容自体は高尚なテーマも大仰なドラマ性もあったもんじゃない(笑)
荒唐無稽にして徹底的に破壊を旨としてエンターテイメント。
高尚なテーマとリアリティや文明へのパースペクティブを目論んだ『プロメテウス』や『ダークナイト ライジング』が、物語の破綻、細かい部分のディティールを詰めなかった為に嘘くさい荒唐無稽に着地してしまった。
『アベンジャーズ』は取りあえず作中では嘘はついていない。
いや、初見でバレるような嘘をつかず、作中のリアリティー・ラインを徹底的に守っている。
今回の世界観を『マイティー・ソー』に合わせたのは妥当な選択だろう。
それ故に『アイアンマン』の監督であるジョン・ファヴローが
「最新のハイテク技術を駆使したヒーローであるアイアンマンに深くかかわり過ぎてしまい、魔法や神話など超自然的な側面を持つマイティ・ソーが登場する『アベンジャーズ』にかかわることは困難」
と監督をしない判断も賢明であったろう。
とにかく7人の主要キャストすべてに見せ場を作っている。
本作144分あったんだな。
まったく長さを感じなかった。
アクションの描写がなんとも上手い。
ハルクの破壊しながらの走り。
キャプテン・アメリカの横異動で捉えた走り。
考えてみたらソー以外は並外れてはいても己の体術で戦ってるんだよね。
筋肉増強だとか外骨格をつけてるとかはあるけど。
アクションの見せ場はかなりあるけど、中盤の空飛ぶ空母での攻防は見応えあった。
このアメリカ版戦隊モノ的な映画にロバート・ダウニー・Jr、ジェレミー・レナー、サミュエル・L・ジャクソンなんていう俳優がマジにやってるからスゴイ。
コイツら荒唐無稽の子供向きだとかバカにしないでやってるのがすごいね。
ロバート・ダウニー・Jrなんてメソッド演技に飽きちゃったのかw、ムチャクチャ力が抜けた感じで演じてるもんな。
それが味になってる。
アクションもすごいが、後半に出てくる魚を模したメカは良かった。
空中を浮遊する魚。
空中を水中に見立てたコンセプトでそのヴィジュアルを実現してしまった手腕のたしかさ。
お子様ランチのレッテルをよそにここまで高い映像センスの作品を作り出したら本当に誰も文句は言えまいな。
144分ずっとアガりっぱなし(笑)。
むちゃくちゃやりながらユーモアもちゃんと入ってるんだよな。
なのでどんになに破壊がすぎても陰惨な気分にはならない。
実際オイラが観た回では結構笑い所で笑いが起きてたくらい。
それでアガりに上がった本編終了後。
エンドクレジットの本当の最後。
アベンジャーズが食堂で黙々とシャワルマを食べるカットがある。
これまったく誰も台詞無し。
後ろで掃除をしているおばちゃんが目立った動きをするだけで、そこそこ長いカットの間、アベンジャーズはほとんど動かない。
この落差がいいんだよな(笑)。
この演出のトボけたセンス、すげええええ(笑)。
まあこの夏観たなかで『プロメテウス』や『ダークナイト ライジング』より本作が面白かったというのは世間体的にどうよとは思うが(笑)、面白かったんだから仕方ない。
気取った上につまらない『プロメテウス』や『ダークナイト ライジング』より『アベンジャーズ』がオススメである(笑)。
ただ一言言わせてもらえば、
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キャプテン・アメリカは上記のリアル路線のコスチュームの方が良かったな。
お祭り映画としてはハデな方がということだったんだろうけどね。
ブルーレイは買いである。
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ワロタw。
by 16mm | 2012-08-19 22:41 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Trackback | Comments(2)

『トータル・リコール』『プロメテウス』『外事警察』

『トータル・リコール』
ネタバレあります。
先週金曜日、109シネマズ菖蒲。
最初に言っておくがw
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ポスターのような日本刀も富士山も出てきません(笑)。
これ、わざわざ日本的なヴィジュアルに修正した意味が分からん(笑)。
修正する前の鉄砲で良かったんじゃないか(笑)
それはともかく、まったくもって期待していなかった本作であるが、すっごく面白かった。
いや、マジに(笑)。
信じられんが順位だてすると
『トータル・リコール』>『プロメテウス』>『ダークナイト ライジング』
という感じ(笑)。
感想をかいている今思うと、ヴィジュアルのベースはスティーブン・スピルバーグの『マイノリティ・リポート』だなと思うが。
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上のような素通しのガラスや3Dホログラフィーに映し出される視覚情報が街中にも普通に溢れ出したような印象。
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こんなんとか。
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空飛ぶ車が皆同じ形をしているとか。
硬質さや均質さからくる無機質感がある一方で、地上を走る車は現代のものが使われていたり、使用している銃の多くが現行兵器のデザインであるとか。
これらガジェットのデザインを全て架空のモノにする事によって生じる観る側のリアリティーの喪失を絶妙なバランスで防いでいる。
観る側はまったく見覚えのないモノに対してはリアリティーを持てないからね。
掌に埋め込まれている携帯電話というのもなかなか秀逸だったなあ。
街並のデザインも近代建築を更に押し進めたような硬質で清潔感溢れるデザインがある一方で、現代のアジア的なデザインによって地続き感を出していた。
アジア的な空間はセット・デザイン的に広がりがないような気がしたが、それは予算の所為かなと思う反面、この閉塞感が対比になって良いのかもしれないと思ったり。
本作を語る上で最低限外せない要素が二つある。
1つは1990年にポール・バーホーベンによって監督されて作られた『トータル・リコール』。
もう1つはフィリップ・K・ディックによる原作小説『追憶売ります』である。
1990年の映画化に際しては、形になるまで様々な監督や脚本家が手を入れていて、その中にはほとんどやる気満々でシナリオに挑んでいたデヴィッド・クローネンバーグなんかもいた。
クローネンバーグ本人も言っていた事だが、彼が監督していたらもっとも原作の知的な部分に則した映画になっていただろう。
ただし一般ウケは犠牲になっただろうな。
1990年当時、飛ぶ鳥を叩き落とす勢いwだったアーノルド・シュワルツェネッガーが主演となり、ポール・バーホーベンの持ち味であるアクションとバイオレンスで押しまくった6000万ドルの制作費の予算となった。
1990年版も2012年版もアクションを前面に押し出したという部分では同じであるが、2012年版は主役がコリン・ファレルということもあるのだろうが、全体的にスピード感のあるキレの良いアクション映画に仕上がっていた。
1990年版になると、シュワルツェネッガーが主演なのでスピード感よりひとつのアクションの破壊力に重点がおかれ、それが変態wバーホーベンのサディスティックな要素と結びついて映画になっていた。
どちらの映画も驚きのあるガジェットを多数投入してヴィジュアル的には楽しめた。
作品の舞台は1990年版だと地球と火星。
2012年版は、まあすごく雑破に言えばw金持ち国と貧乏人国に二極化された地球での話しとなる。
別にわざわざ火星に行く事もないよな、とは思いつつも、単純に二極化された地球というのもねえ(笑)。
金持ち国が反映する為には奴隷国が必要であるという、ある種洗練された思想がないのかなという思いもないではないがw、そんな要素を入れ込んだら問題を複雑化するだけだろうしね(笑)。
2012年版の方が全体的にオイラの好みではあるのだが、1990年のバーホーベン版にあったある種の同性愛的な倒錯が無くなっちゃったな、というのが残念かな(笑)。
バーホーベン版ではハウザー役のシュワルツェネッガーとコーヘーゲン役のロニー・コックスのツーショットが出てくるんだけど
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当時のオイラが見ても、コイツらデキてる、と思ったよ(笑)。
シュワルツェネッガーの妙に変態的な笑顔が印象的であった。
さすが変態バーホーベン監督である(笑)。
で、2012年版はどうかというと、ホモセクシャリティー度ゼロ(笑)。
ある種の健全さを保っていたな(笑)。
まあ、監督のレン・ワイズマンは本作の女優であるケイト・ベッキンセイルの旦那だし(笑)。
バーホーベンもホモセクシャルではないだろうけど、セックスの描写に関してはヘテロ・セクシュアルもホモセクシュアルもサドもマゾもその他諸々も境目なく悪食になることができる"信頼出来る男"なのである(笑)。
まあ、そうは言いつつも2012年度版のレン・ワイズマン監督も、繋がれた手を撃ち抜かれた傷跡でクエイドはメリーナを思い出すとか、本物とニセモノを見分けるなんていう描写があったりして、なかなかの機微を描写している。
レン・ワイズマン、『ダイ・ハード4.0』を監督した時にはまったく関心なかったオイラである。
その他のカミさんを主役にしている『アンダーワールド』シリーズは観ていないから分からんがw。
尊敬し魅力的なカミさんだからしょうがないと思うが、本作においてややカミさん押しがすぎる部分があったかな。
特にラスト。
どうせローリーを殺すならわざわざ出す事なかったのに。
あれは絶対最後にカミさんの見せ場を作りたかっただけだろう(笑)。
1990年版はクエイドの女房のローリーは映画の最後までは出てこないで、地球で死んじゃうんだよねw。
それは火星でのハウザーとコーヘイゲンの"うっとり"な関係に女を介入させたくないという変態バーホーベンの意向だろう。
まあなんだかんだ言いつつも、この2012年版はかなり気に入っている映画ではある。
最後に原作について。
1990年版も2012年版も、原作の持つダークさを表現するには至っていない。
フィリップ・K・ディックによる原作小説『追憶売ります』は短編である。
読んだ事ある人なら分かるだろうけど、二つの映画版とはまったく違う。
夢を売る会社が出てくるという部分の設定のみが同じ。
この夢を売る会社って寺沢武一の『コブラ』が冒頭でモロ引用してるよ(笑)。
パクリと言っていいんじゃないかw。
当時フィリップ・K・ディックを知らない人の方が多かったろうけど、今だったらせめてディックに献辞のひとつもだしていいんじゃないか(笑)。
まあそれはそれとして、原作の持つ記憶をめぐるダークさを表現するのはそんなに難しい事ではない筈なのだ。
簡単に言えば、ラスト・カットで主人公のクエイドに悪魔的な微笑みをさせればいい。
記憶が戻ってハウザーになったのかもしれないという余韻を残すだけでも、最低限原作のダークさに近づける事はできる。
それを1990年版も2012年版もやらないということは、主人公がラストで悪魔に変るという余韻が我慢出来ない所為なのではないだろうか?
つまりアメリカでは。
正義が負けるという事を受け入れ難く感じる民族なのかしらん。
2012年版では
「過去ではなく、今が大事なんだ」
みたいな台詞が出てくるが、それで過去の邪悪さを封印するという意味なのだろう。
原作は過去の記憶に復讐される事がある恐怖を描いているのに。
そういう意味では映画と原作小説は別ものと考えて楽しむのがいいのだと思う。
この映画はブルーレイは買いで。


『プロメテウス』
ネタバレあります。
まじネタバレw。
先週土曜日、109シネマズ菖蒲。
3D版。
『エイリアン』の前章譚をリドリー・スコットが監督する。
こんな話しを最初に聞いたのは2年位前だったか。
当初はリドリー・スコットの娘婿が監督するような事だったようだが、最終的には御大に落ち着いたかたち。
なのでオイラとしては2年越しに待ち受けた大作という事になる。
が、当初『エイリアン』の前章譚としていたものが『プロメテウス』という別物の企画になったという情報になり、実はやっぱり『プロメテウス』という名の『エイリアン』の前章譚だったという(笑)。
で、この期に及んでも監督やキャストのインタビューでは『エイリアン』の遺伝子を持つ別の映画みたいなニュアンスになっていたりw。
んなこた、どーでもいいw。
リドリー・スコットが監督した『エイリアン』の前章なんだろ。
H・R・ギーガーもデザイナーとして入ってるって。
『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』のようなモンだろ。
いま流行だよな(笑)。
てな感じであった。
で、観た感想を言うと、上記の靴の裏から足を掻くような物言いが理解できた。
『エイリアン』という要素としては同じであるが、厳密な意味で、物語として第一作の『エイリアン』とは繋がらない本作であった(笑)。
『スターウォーズ EP1』と『スターウォーズ EP4』で物語の辻褄があってないとか、そんな類いの繋がらなさw。
『スターウォーズ 』はそれでも強引に繋がっていると言い張っているけど、思慮深いイギリス人のリドリー・スコットはそこまで厚顔に言い張れなかったようだw。
本作最後に行くにしたがって物語がグダグダになっていくw。
御都合主義としか言い用がないラストであの馬蹄形の宇宙船がもう一機あったとかね(笑)。
「はあぁぁぁ〜!?」
冒頭のアヴァンはカッコよかったよ。
ランドスケープな空撮のカッコいいこと。
映像派のリドリー・スコットの面目躍如。
美術や小道具なんかもいい。
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シャーリーズ・セロンの無機質故の美しさはSFにあってるな、とか。
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「うほっ!いい男」なマイケル・ファスベンダーの顔のデカさがシャーリーズ・セロンの顔との比較で分かったとか(笑)。
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特に通路の曲がった先に立っているシャーリーズ・セロンのたたずまいの不気味さとカッコよさにゾクゾクしたね。
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草履を履いて妙にちゃんとした座り方をしているマイケル・ファスベンダー。
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冷凍睡眠から起きて腕立て伏せをやってるシャーリーズ・セロン。
かようにして、本作のカッコイイSF的なヴィジュアルの側面をこれら二人の俳優が担っていたと言って良い。
本当の主役であるノオミ・ラパスは叙情担当というところか。
人類の起源という部分で新しい考察があるわけではなく、だいたいこちら側の予想の範囲に収まっている。
この映画はやはりSFとしての画を堪能するもの以上の作品ではない。
文明のパースティクティブを作品に反映させるリドリー・スコットの力量の低下を意識せざるをえない。


『外事警察』
TV版の全6話をレンタルする。
全話リッピングして視聴中。
1クール13話ではなくその半分の長さというコンパクトさは今の時代に合っているのではないかな。
作品は観てる途中であるが、面白い。
キャスティングの勝利だね。
渡部篤郎の一見良い人風であり、物腰柔らかそうな感じが生きている。
役柄が基本嘘しか言わない男だから(笑)。
そのギャップに騙される感じだね。
これ以上のウソはないだろうと思ったら、実際はその遥か上を行っていたとかw。
最後まで観るのが楽しみである。
by 16mm | 2012-08-13 22:43 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Trackback | Comments(2)

『ロボジー』『ライフ・イズ・コメディ! ピーター・セラーズの愛し方』

先週金曜日。
朝飯の後に桃を食べてたら左上の歯が根元を残して取れた(笑)。
かなり色々治療していた歯であったが、桃に負けるとは(笑)。


先週金曜日、耳鼻科に。
レントゲンや内視鏡での診察をするも、蓄膿症で膿みが溜まっているというわけではないことが判明。
なので蓄膿症の手術をしたところでそもそもの症状がないので治るとか治らないとかの問題ではない(笑)。
いまだに喉にヘバリつくような痰の滞留があるし、クワワ〜っペっ、っとやれば少量の痰が吐き出される。
心療内科系の症状が耳鼻科系の症状を拡大してるのだろうか?
そうすっと、どうしよう。
耳鼻科行くの止めようかな。


先週土曜日、心療内科。
金曜日の耳鼻科での話しを担当医にする。
朝飲む薬を新たに一錠追加する。
これで様子見とのこと。


先週土曜日、歯が折れた件で急遽歯の治療をしてもらう。
取りあえず9月1日の治療まで折れた歯については様子見とのこと。
仮の歯を作って折れたところを埋めてもらう。
毎度のことであるが、テキパキと手際良く治療してもらって楽な気持ちで治療を受ける。


最近、車を擦ったりぶつけたりする事が多くなった。
もとより中古の車だし別に人にブつけさえしなければ気にしないのだが。
早い話が、注意力の低下である。
注意深く確認することがメンドクサイ気持ちを持つようになっちまったw。
コレは、イカンだろw。
まったく後ろを確認もせずに自転車やバイクで車道に飛び出してくるジ様やバ様と同じではないか(笑)。
確認して判断するスピードの衰えということもあるだろうが。
自覚的になって気をつけねばなるまい。


いしいひさいちの作品を目に付くところから購入。
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『ホン! 』
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『フン!』
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『ヘン』
夜寝る前にケタケタ笑いながら読んで眠りにつく(笑)。
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広岡達三とそのお手伝いさんがすごく好きになってしまった。
偏屈でありながらお手伝いさんに気を使う広岡達三がいいな(笑)。


本日日曜日、ジムに。
マッサージ・チェアで2時間ほど眠りこけるw。
サウナで身体をストレッチでほぐしてプールに。
1時間のウォーキングと25m×1のクロール。
体重96.20kg。
きゃ〜w
増え戻ってるがな(笑)。


自分が感心のあるPodcastが少なかったという所為もあるが、ここひと月ほど毎週の配信を聴くのを先延ばしにしていた。
タイトルで関心がなければ聴かなければいいんだけど、そこは貧乏性で、たまたま聴かなかったがために重要な情報を手に入れられなかったら悔しいという想いが先にたちw明らかにつまらなくても聴いてしまう。
ほいでもってやっぱりつまらなかったりするから腹立たしい。
特にここ最近の鈴木敏夫のPodcastはことごとくくだらなく、聴く度に愕然としている。
こんなのをスポンサーのいる放送で流しているのかw。
でも一応ジブリだし、ごくごくたまに面白かったりするので配信の登録をしているのだ。
最近聴いたなかではタマフルの
『宇多丸よ! 世が世であればお前の曲は18禁!年収だいたい十分の一!感謝をもって今こそ考えるべき、<歌詞のレイティング>特集』
かな。
(前)
(後)
内容はアメリカの歌詞検閲についてで、公聴会での有名アーティストの発言などを知る事が出来て相当に面白かった。
タマフルでも興味のないPodcastもあるけど、非常にためになるような話しが聴けた。


立ち読みで『3月のライオン』。
生き残った者の責任という事から逃れられない男の話しがギリギリと締め付けてくる。
生きる事というのは辛い事で、それは一見好きな仕事についていると思われる人でさえ日々戦っているかもしれないという事。
この作品での戦いはルールがあり、相手を貶める行為を一切しない、されない、純化された己との戦いを描いているので、ある種の理想化された世界であるのは言うまでもない。
しかし、戦うということに価値があるということを作品を通して作者は静かに叫び続けている。
生きる事が辛くなっている人達に、生きるということの励みに、本作がなることを祈らずにはいられない。


暑いw。
先週は映画館でもiPod touchでもいろいろ観ていたのだが、まとめて感想を書くのが暑いし面倒なのでw取りあえず小出しで感想を。
『ロボジー』
『ライフ・イズ・コメディ! ピーター・セラーズの愛し方』
『トータル・リコール』
『プロメテウス』
『外事警察』


『ロボジー』
DVDレンタル。
レンタル開始はじまりということもあり、連日貸し出し中の状態であった。
矢口監督作への期待感というのも少なからずあるのだろう。
iPod touchで視聴。
劇場での鑑賞からの再見である。
本作の成功の鍵は、あの着ぐるみのロボットがギリギリ本当のロボットに見えた点であろう。
本当にギリギリの感じであった。
劇中に出てくる本物のロボットと比べると、あのニュー潮風の
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動きは人間クササという部分がでていたと思う。
あの人間クササが出ていたロボットを着ぐるみと即座に疑わない世界観という約束事をギリギリ成立させていたと思う。
それはニュー潮風のデザインの巧みさというのもあるが、あのロボットをロボットと認識して演じていた役者陣の功績も大きい。
観客に、なぜ劇中の登場人物達がニュー潮風を着ぐるみだと疑わないのか?と思わせたら本作は大失敗だったろう。
面白いんだけど、ヒヤヒヤもんだったというのがオイラの正直なところ。
要素としては所謂、
"負け犬たちのOnce Again"
が心情的にクるものがあったかな。
永遠に勝つ事から見放されても、勝つために何度も"Once Again"を繰り返す不屈さが共感を得るんだろう。
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矢口監督作の常連の西田尚美。
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吉高由里子と田畑智子だとか、オイラのハート鷲掴みな女優がいい(笑)。
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それから和久井映見。
アイドル的な女優から良い感じに歳を重ねて、良い感じな女優になったなとつくづく思う。
最後に本作の白眉、鈴木のじいさん(笑)。
どう考えても共感できない気に入らないジジイだったのを、最後の最後で観客に共感を持たせる事に成功している。
それは冒頭よりもジジイに謙虚さのようなものが備わったからだと思われる。
最後のダメ押しでジジイの笑顔で終わるラストカット。
実に最高の笑顔だった。
綱渡りのような映画だったけど、終わりよければ全て良し。


『ライフ・イズ・コメディ! ピーター・セラーズの愛し方』
iPod touchで視聴。
リッピングしなおして、字幕の状態を改善したので再見した。
やはり良い映画である。
ピーター・セラーズをそんなに知っているわけではないが、本作を通じて彼を好きになることは出来る。
そんな作品であろう。
どんな役にでもなってしまえた俳優であるピーター・セラーズの特性を生かして、セラーズ役のジェフリー・ラッシュが劇中の他の人物を演じるという構成。
極端に言えば、一本の映画で全ての登場人物をセラーズが演じたら。
そしてその演じた登場人物の言葉を通して、セラーズの魅力と底知れなさを浮き彫りにしていく。
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喜劇で名をなしたセラーズがシリアスな演技をしようとしても周りがまったく許さなかったところに彼の苦悩があった。
いつでもアドリブとギャグを期待されつづけた。
ひとえに彼のギャグが魅力的だったからに他ならないのだが。
自身が望んでやったシリアスな映画であるところの『チャンス』でさえもエンドクレジットでセラーズのNGシーンを流してたっけ。
誰もセラーズのシリアスな演技を望んでいなかった。
『チャンス』という映画自体はオイラは駄作だし内容も我慢ならない作品だと思っているので、セラーズがなんでこの映画の主役に魅力を感じたのかよく分からない。
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まあそれはそれとして、本作シャーリーズ・セロンもでてたりしてものすごくリッチな作りなんだよね。
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エミリー・ワトソンも好みだなあw。
この人コメディエンヌの才能があるね。
実際『アメリ』は彼女を念頭にされたものだったらしいし。
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で、スタンリー・トゥッチ演じるスタンリー・キューブリック(笑)。
これは、いいけどwいい男すぎないか(笑)。
今後も繰り返し観る作品になるだろうな。
by 16mm | 2012-08-12 23:43 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Trackback(1) | Comments(2)

『インセプション』

思えば息苦しさの発作が治まってほぼ1年ぐらいか。
いまだに薬を飲み続ける事で症状を抑えている感じである。
発作よりも痰の滞留の方が気になるが、それを気にしすぎているところも問題なのかもしれん。


先週土曜日歯の治療。
行くたびに歯石を取ってもらうのだが、歯の裏側を容赦なくガリガリやってくれる歯科衛生士さんがいて、これが非常に気持ち良い。
マゾっぽい話しではあるが、結構痛がる人もいるらしく、だいたい多くの歯科衛生士さんは心持ち力を抜いて歯石をとる。
が、ここのところずっと歯石を取ってくれてる歯科衛生士さんは歯茎のなかまでガリガリとやってくれる。
なんつーか、背中を爪を立ててガリガリと掻いてくれる快感というか(笑)。
オイラ個人はまったく痛く感じないのでその歯科衛生士さんの容赦なさの後は歯がすごくスベスベして気持ちいい(笑)。
治療後、先生と雑談。
中古レンズ購入についての相談をする。


『岳 17』
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購入。
7月8月で連続発売となる。
何でも17巻と18巻でカバーイラストがつながるデザインになっているとのこと。
17巻を読んでみて、この時点でオイラは三歩が死ぬ事を考えていなかった。
いまだにどうして三歩が死んだのかがよく分からないでいる。


『ヨメさんは萌え漫画家』
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全然知らない漫画だったが"結婚"と"自衛官"というキーワードにひかれてパラパラ立ち読みして購入。
かわいく上手い絵柄もさることながら、作中ヨメの
「日本に戦車は要らないとか言ってる政治家いたけどアレなんですか!バカじゃないですかアレ!」
「戦車がいないと歩兵が護れないじゃないですか」
「有事の時に普通科の隊員に死ねという気ですかアレは」
という台詞に持っていかれました(笑)。
この手のテーマの漫画は夫婦の数だけ作品が作られることになる。
ダンナが外国人。
ダンナが鬱。
ダンナがアル中。
etc...
男の漫画家の作品もあるが、多くは女性の漫画家であるヨメの眼から見た夫婦の日常という形式だ。
どんなに実際に面白い夫婦であっても、それを通俗文化的なものに昇華出来る才能がなければダメなことにはかわりない。


本日日曜日ジムに。
サウナでストレッチをしてプールに行ったら、いつもの歩くコースが結構な混みようw。
おじさんおばさんおじいさんおばあさんがいっぱい(笑)。
みんな黙々と真面目に歩いているので文句はないのだが、これだけ混んでると若手の中年であるオイラwのスピードに合わない。
心肺を上げるほどにスピードを上げる事は不可能。
なので、途中でジムを抜け出し、いつもの銭湯のサウナに(笑)。
ストレッチをしフルチンでシャドー・ボクシングの真似事をし、下腹をもみあげ。
汗だくになっては涼み、またサウナに入って汗だくに。
とりあえずそんなことを1時間チョイやっていた。
体重94kg。
減ってる減ってる(笑)。
このぐらいだったらジーンズも穿けそうかな(笑)。
サウナで痩せられるならジムは止めてもいいかな。
しかし、筋トレが弱くなりそうだしな。
プールは止めて、またランニング・マシンに戻るべきか。
色々悩みどころである。


レンタル・ショップに『ロボジー』を借りにいったが全部借りられ中。
今週末にでもまた行ってみよう。


『ALWAYS 三丁目の夕日'64 』のソフトも出ているが、購入は見あわせる。
前作、前々作とDVDを購入してきたが、今回の作品はイマイチ再見する気になれず。
茶川の演技が鬱陶しすぎるからだと思われる(笑)。


『トータル・リコール』
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リメイクされて今週上映予定の『「トータル・リコール』のポスター2種。
どちらも劇場に貼られていたものだが、なるほど微妙に違っていたりする(笑)。
こういう小賢しい事をするってのは映画のデキに自信がないからだらうか(笑)。


先週土曜日、地元のIMAXの映画館でいきなり、唐突に『プロメテウス』が先々々行上映。
まったく知らなかった。
知ったのは当日だし、たぶん噂を聞きつけて人が押し寄せているだろうと思い、今回はパス。
もっと早く告知してくれよ(笑)。
先々週劇場に行った時に告知しとくとかさ(笑)。


ずっとトライ&エラーをし続けているリッピング問題。
様々なソフトを試用して、なんとかイケそうな感触をもつことができそう。
そもそもは字幕表示で部分的に字幕が出ないことがなんとなならないかという事で悩んでいたのである。
例えば劇中で表示される台詞以外の日本語訳。
新聞の見出しであるとか、何月何日何曜日の表示だとか、場所の表示だとか。
ブルーレイへの転回を機会に字幕問題をなんとかしようとこの数週間やってきて、なんとかめどがつきそう。
今週テストして使ってみて字幕オッケーならオイラの正式なフローにしようかな。
またソフトも買わなあかんけど(笑)。


iTunesで『モンティ・パイソン』が売られ始めた。
そのうち買うとしよう。


『インセプション』を再見するにあたって宇多丸や町山智浩のPodcastを聴き直す。
その中で町山智浩が『インセプション』のクリストファー・ノーランになんらかの影響を与えたであろう作品として『去年マリエンバートで』という作品をあげていた。
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最初はポスターヴィジュアルの類似性をあげていた。
で、『去年マリエンバートで』作品の内容にも言及。
賛否の激しい作品であるらしいことと、町山自身も劇場で観て寝てしまったくらいの作品だとのこと。
ならYouTubeでさわりだけでも観ておこうかなと思って観てみた。

なんだかわからんが、オイラの琴線が津軽三味線のように搔き鳴らされて、気がついた時にはAmazonでブルーレイを購入していた(笑)。
本日日曜日、ブルーレイ到着。
全部観たらつまんないのかもしれんが、この美しい無機質さにやられてしまったのだろうか。
ブルーレイも2000円しなかったし、失敗してもいいかな(笑)。


先週の宇多丸のラジオ番組での評論は『おおかみこどもの雨と雪』。
Podcastで聴く。
相変わらずするどい評論。
ただ、宇多丸自身、アニメーションについて微妙に知ってるようで知ってなかったりする部分もあるが、まあその辺りは眼をつぶる(笑)。
宇多丸は花と彼のセックス・シーンについて微妙に違和感のあるという発言をしていた。
オイラは逆にあのシーンは絶対入れるべきものだと思っている。
甘いおとぎ話のように、一緒に住んでいつの間にか子供が出来ました、というのはあまりにもツッコミが無さすぎるような気がするのだ。
通俗的な意味で言えば所謂"獣姦"をイメージさせる危険を宇多丸は言っていたのかもしれないし、それによる曲解を危惧していたのだろう。
その辺りは先週の番組で細田守監督も出演していたので、そのPodcastが楽しみである。


『インセプション』
ブルーレイをレンタルしiPod touchで視聴。
劇場公開時に観て以来の再見である。
この作品を再見するにあたり、宇多丸の評論を聴き直した(Podcast)のだが、最後にコブがトーテムであるコマを回すオチで、
「あのコマを回さないというのアリなのでは」
と、宇多丸が言ったのには感心した。
たしかに。
あのコマ回さないっていうオチでもいいかもな、と思ったよ(笑)。
なんとなくこの手の映画は分からないとバカと思われそうなのだが(笑)。
正直に言ってよく分からん(笑)。
ヴィジュアルとスタイリッシュさに圧倒され、それに触れるだけでも料金分の価値はあると思うが。
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冒頭のコンなんとか
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こんなの。
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この無重力シーンを観た時にSFをすごく意識した。
このイメージで気持ちを持って行かれたと言っていい。
ここから無重力状態で全員を紐でくくったりするシーンはなんともコミカルだったりして笑える(笑)。
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雨の車道を車を吹き飛ばしつつ爆走する列車のイメージ。
その他この手のイメージには圧倒されっぱなしではあった。
登場人物の配置にしても、"設計師"や"調合師"や"偽造師"なんてのも設定され、これらは所謂"剣と魔法"の物語に出てくる"魔導士"や"賢者"や"戦士"といった役割を翻案したもののようにも感じられる。
設定や世界観の構築という部分では監督のクリストファー・ノーランは図抜けた才能の持ち主だとは思う。
ただ、オイラのようなバカにも分かるように説明できないバカ監督であるともいえる(笑)。
オイラが分からない部分は理屈の部分である。
結構な長い時間、冒頭の1時間はこの夢の世界についての説明に費やしているが、それでもオイラにはよく分からない。
彼等がミッションを遂行する舞台を"設計師"が構築する。
ということは、夢そのものは"設計師"の夢という事になるのだろうか?
その割には本作の"設計師"は最初、ミッションに参加しない筈のようだったし。
"設計師"が覚醒時に構築した世界がそのまま夢に現れるという感じが納得できない。
表現されるヴィジュアルは確かに圧倒的であるのだが、言ってしまえば現実の風景をCGで処理すればなんとなく出来そうなイメージでしかない。
もっと現実から逸脱したオドロオドロしい虚構のイメージがないので、単なるアクション映画を観てるという感覚でしかない。
夢の共有という事は、まああの機械で出来るという事で良いのだが、夢という事についての考えが監督とオイラとはまったく違うような気さえしてくる。
そもそも日本には筒井康隆という虚構の巨人がいて、その作品に触れているものとしては本作の夢というものが、オイラからする夢の定義とはまったく違うとしかいいようがない。
クリストファー・ノーラン、アクション演出ヘタッピなのに、有無を言わせぬアクションをやりたいが為の方便で夢を使ったんじゃないかと疑いたくなる。
というわけで、夢に関する、虚構に関する物語としてはなんとなく胡散臭い感じに思ってはいるが、本作をまったくの駄作だと決めつけられない部分もあったりするので、今後も機会あるごとに観る事になるだろう。
それは回数を観る事で本作のもつディティールを理解していけるだろうという予感でもある。
オイラ自身の教養の足りなさを回数を観る事で補える事もあるということだ。
町山が本作の台詞の1つ
"Take a leap of faith."
この台詞にまつわる情報をオイラはちゃんと咀嚼しきれていないが、町山の解説でかなり分かった気になってもいる。
こういう映画に町山みたいな評論家がいると理解の手助けになって、理解出来ない、つまらない映画、という判断をせずに済むというもんだ。
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最近のお気に入りのジョゼフ・ゴードン=レヴィット。
コイツ、カッコいいんだな。
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コイツが出てるだけで雰囲気がスタイリッシュになる感じ。
全体がシュっとしているせいだらうか(笑)。
昔のキアヌ・リーブスにちょっと似てるかな。
by 16mm | 2012-08-05 19:59 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Trackback(1) | Comments(2)