<   2013年 07月 ( 7 )   > この月の画像一覧

『図書館戦争&革命のつばさ』『LOOPER/ルーパー』

コシナ Carl Zeiss Makro Planar T* 2/50 ZF.2
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先々週ぐらいに手元に来た。
2〜3ヶ月待ちになることを覚悟していたのだが(笑)。
いやいや、見た目がすごくカッケー(笑)。
結構一所懸命撮ったんだけど、結果が真っ黒でよく分かりませんが、そのうちもっと綺麗な画像をアップしよう(笑)。
見て、触って、良い写真が撮れる予感がするレンズやカメラというものがあるもので、このコシナのレンズを色々と持ち歩いている。
拳銃にも持った瞬間に当る予感がするものがあるというので、同じようなことかな。
もっとも予感というだけで、実際はカメラも拳銃もどうかは分からんが(笑)。
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車のシフトレバーのクロムを撮ったり。
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無断掲載御免なさい(笑)。


先週土曜日、歯のメンテナンス。
奥歯の補修作業?を先生に工事してもらうw。
「痛いぞ」
と事前にいわれつつも、工事は一瞬にしておわり痛さ感じずにすんだ(笑)。
さすがである。
後、美形の歯科衛生士さんに歯石取りをしてもらう。
毎度思うのだが歯石取りの時の歯茎のマッサージが気持ちいい。
自分でガリガリしたいぐらいである(笑)。
血だらけになると思うが(笑)。
美形の女史に仮歯を作ってもらい、今週本物のニセ歯を入れる(笑)。
治療後、先生と雑談。
コシナのレンズを自慢する(笑)。


本日日曜日、岩盤浴、薬湯、塩サウナ、ストレッチ。


『風立ちぬ』のパンフを買う。
この映画、あまりに男目線で描きすぎではないかと思ったりして。
男のオイラはまったく気にならんのだが、今でいったオイラに関わってくれる美容師さんも歯科衛生士さんも女性だからなあ。
まあ、時代だったからということかね。


『文・堺雅人』
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Amazonで購入。
文庫化もされているが、単行本で購入。
先行して購入した『文・堺雅人2 すこやかな日々』は読了。
すっごく面白い。
オイラはどっかしらエッセイというものをナメているところがあって、身辺雑記なら司馬遼太郎の随筆ぐらいのものじゃないとなと日頃思っている。
堺雅人については彼の役者としての興味で読む気になったのだが、すげえすげえ。
著者の博覧強記っぷりがパねえ(笑)。
ずっと堺雅人という役者の演技をロジックの積み重ねで演じてるように見ていた。
つまり役柄に対するリサーチを徹底して役作りをするのだと。
『文・堺雅人2 すこやかな日々』を読んで分かったのだが、堺雅人、妄想の強度が極めて高い人のようだ。
ただ、自分の妄想に照れがあるのか、妄想のままでは演技に転嫁できないと感じているのか、その妄想に徹底的なロジックを積み上げていく方法で役作りをしている。
ロジックはあくまでも自分の妄想に一般的な理由付けをする作業でしかなく、とにかく妄想ありきの人らしい。
内容もすばらしく読み応えがあって、これだけの芸なら1500円も惜しくないね(笑)。
願わくばKindleで出してもらいたかったけど。


『少女ファイト10巻』
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AmazonでKindle版を購入。
戦うということのカッコ良さと清々しさ。
これは差別発言かもしれんが、女性が戦うということはどんなに真剣になったとしても、男の戦いほど殺伐としない、というのを担保にしてるのかな?
......
男の戦いの最たるものが戦争になるような気がしてて、女性ならどんなにつかみ合いの喧嘩になってもそれに命をかけるまでのやり取りをバカらしく思っているとか......。
いや、オイラの願望かもしれんな。
表紙の陣内笛子は立った一試合の為に選手生命を引き換えにしたわけだから。


『粋奥』
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Kindle版購入。
ラッキーである。
本作は今のところ電子出版のみのようだ。
この表紙の奥さんが主人公なのだが、台詞が一切ナシw。
周りのキャラクターの台詞と奥さんのアクションで話が進行する。
内容も面白かったのだが、オイラ的には著者の日本橋ヨヲコ自身が作品第1話の創作過程をきわめて詳細に解説した「日本橋メソッド」なるものが良かった。
主人公に喋らせないことで物語のスピード感が増すという解説に感心した。
本編の面白さもさることながら、こうした解説の情報量の多さはオイラにとっては非常にありがたい。
続きを読みたいもんだ。
その他、日本橋ヨヲコの作品全部をKindleで出してくれないかな。


『図書館戦争&革命のつばさ』
レンタルDVDで視聴。
アニメ版を通して観たわけだが、やはり実写版よりもはるかにデキがいい。
アニメ版は全体を通して表現の自由を守る図書隊を善、公序良俗を乱し人権を侵害する表現を規制する執行機関であるメディア良化隊を悪、としては描いていない。
実写版が尺の関係と物語を単純化するためにメディア良化隊を一方的なナチスのような悪として描いたことで、作品の世界観の奥行きを狭めてしまった。
狭めて単純化してしまった為、逆にその世界観を構築している要素に対する説明不足が浮き彫りになってしまった。
その世界観をリアルに感じる為の説明がなされていない。
内戦にしか見えない両者の武装闘争の資金源はどこなのか?とか。
警察や自衛隊の介入は?とか。
このあたりは原作小説には描かれているのかもしれないが。
アニメ版では図書隊も一枚岩ではなかったり、メディア良化隊のなかにも規制図書の作家のファンがいたりと、世界観としての複雑さを見事に描いている。
表現の自由を守るとか、公序良俗に反するものを規制するという両者の大義名分外して、両者の個々の人間を見れば、傘が壊れた事を心配して予備の傘を差し出す良化隊員がいて、同僚を貶める図書隊員がいて、とくに思想的に共感しているわけではなく単に仕事としてやっている事を誹謗中傷されて憤る良化隊員がいて......etc...。
こうして同じ原作小説で二つのメディアが作った映像を見ると、本作はアニメーションこそが適したものだったのかなと思う。
もちろんアニメ版も世界観を完全に詰め切れているわけではないが、それをおかしいと感じさせないのは演出のテクニックだろう。
有名俳優の見事なアクションと、手間ひまかけた弾着の実写版の表現よりも、絵空事の絵でしかないアニメーションにリアリティを感じるのは、実写映画の強度が落ちたわけではなく、明らかにアニメーションでの演出のテクニックが上がったためだ。


『LOOPER/ルーパー』
DVDレンタルで視聴。
劇場での初見は気絶していたwので今回はちゃんと観た。
やっぱりおもしれえ(笑)。
どうやらこの2時間ほどの映画で最初から1時間半は気絶していたようだ(笑)。
まるで新作を観るよう(笑)。
宇多丸が評論で言っていたのだが、たしかに本作は前半部分と後半部分でテイストが違う。
前半はタイムトラベルを主としたアクション映画。
後半はサイキックをメインにした、まさに大友克洋の『童夢』のような(笑)。
こんだけ荒っぽい映画でありながら、不思議とまとまりがある様に感じる。
本作全体の演出がとにかく荒っぽいので、そのルールを早々に認めた上で面白く感じたんだろう(笑)。
タイムトラベルモノでありがちなタイムパラドックス的な矛盾をほぼ一言の雑な台詞で一蹴しているのだ(笑)。
「タイムトラベルのことは、複雑なので話したくない」
(笑)。
なんか正解があるかにみせて、巧妙にその解答を回避する巧妙さ(笑)。
世間的にはあり得ないという評判らしい、ブルース・ウィリスとジョセフ・ゴードン・レビットの同一人物演技もオイラは結構似てるんじゃないかなと思えたけど(笑)。
一方的にジョセフ・ゴードン・レビットだけが努力してブルース・ウィリスに表情や声色を似せているだけだけど(笑)。
ジョセフ・ゴードン・レビットがブルース・ウィリスに変化するブリッジが、もう悪意があるとしか言えないハゲでつなげてるのも非常にいい(笑)。
タイトルの『LOOPER/ルーパー』って主人公であるジョーが過去と未来と現在を円環(ループ)するという意味と、遺恨の連鎖(ループ)を断ち切るというテーマにつながっているようだ。
やっぱり良い映画だわ。
Blu-ray買おう。


今週末は歯のメンテナンス。
by 16mm | 2013-07-28 21:54 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Comments(2)

『SHORT PEACE』『風立ちぬ』

『SHORT PEACE』
先週土曜日MOVIXさいたま。
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同名で大友克洋の単行本の名前があり、短編映画の集まりという意味ではカッコいいタイトルだなと思っていた。
冒頭のオープニング・パートの森本晃司は予想通りの感じ。
この人は長編の劇映画を作るひとではない。
かといって短編でもなく、CMぐらいの15秒を魅力的起爆させる映像ぐらいがいい。
なので今回のオープニングもいかにも森本晃司なので短編であるにも関わらず途中で興味が失せた(笑)。
で、そこからいつものように気絶と覚醒を繰り返す。
『九十九』『火要鎮』『GAMBO』はもう記憶の断片でしかない(笑)。
SHORT PEACEの更にピースな記憶。
本作全体のテーマが"日本"としているのだが上の三本が時代劇をベースにしたファンタジー。
それがどうにも外人ウケしそうな"日本"の感じがして、正直観る前から辟易していた。
で、一番最後のカトキハジメ監督、大友克洋の原作漫画の映像化である『武器よさらば』。
これが一番良かった。
作画はCGをガイドに使っているとは思うが、
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このディティールが動くというのが魅力だね。
『武器よさらば』だけは最初から最後まで観てた(笑)。
カッケー作品になってました。
ただ最後に" 夢であいましょう"がかかるわけだけど、この手のトボケた感じのセンスというのがちょっと古くさく感じるなあ。
本作全体も特に"夢"をテーマにはしてないわけだし、ハズすためだけの選曲なら本当にハズレてるような気がする。
大友克洋のセンスのような気がするけどね。
あとパンフレットが1500円というのが高すぎなので買わなかったw。


『風立ちぬ』
ネタバレあります。
先週土曜日。
109シネマズ菖蒲。
まさかこんなことになるとは(笑)。
いったい72歳の老人に今後も期待しますと言っていいものなのだろうか?
正直観るまで徹底的にディスる気満々だったわけよ(笑)。
これで宮崎駿と決別できるなと。
本作は宮崎駿の妄想が今まで以上にダダ漏れ(笑)。
オイラの今年暫定一位。
久々の傑作だ。
いつ以来の久々かというと、オイラにとってなら『千と千尋の神隠し』以来。
『SHORT PEACE』を観た後に『風立ちぬ』を観たわけだが、妄想の強度が段違い。
72歳のの老人が強烈な妄想と映画製作の冒険心を映画に注ぎ込んでいる。
明治、大正、昭和と、実際の歴史の流れと時事を挿入しつつ、実在の人物も登場するが、ノンフィクションではない。
ファンタジー作品として観るべきだろう。
作画も宮崎駿がどのくらいチェックしているのか分からぬが、関東大震災のシーンで菜穂子が次郎の重いトランクを運ぶ感じがすごくよかった。
効果音も実際の音を加工してというわけではなく、部分的に<たぶん>肉声をつかってるのに驚いたよ。
関東大震災の地鳴りの音、プロベラ機エンジンの始動する時の音。
ジブリの短編でタモリと矢野顕子が肉声で効果音を表現した作品を作った例があるとしても、二時間チョイの劇映画で無茶苦茶な冒険するなあ(笑)。
本作をファンタジーとして意識させる為の演出なのかもしれん。
映像演出的な部分でいえば、演技のさせ方も新鮮であった。
例えば、少年時代の堀越次郎少年が夢で空から落ちて行く。
だいたい次にくるのは驚いた表情で布団を蹴散らして飛び起きる夢から覚めた堀越少年になるわけだが、本作は実に静かに目を覚ますという演技を徹底させている。
アニメーションが実写映画と違うのは、演技する役者に対して演技をなんテイクもとって編集で試行錯誤するという事ができないということだ。
アニメーションで違う演技をなんテイクも作るという事はアニメーターにその演技のバリエーションを作れというもの。
使われるかどうかわからないのに作画をさせるというのはアニメーターへの負荷ばかりではなく、労働に対する尊重を欠いたものになる。
それほどに、アニメーションの作画というものは過酷なものなのだ。
なので通常、アニメーションの監督や演出家は作画の前の絵コンテの段階で演出プランの決定や編集のタイミングまで決めているというのが原則。
だから演技に対する演出に自信が無い時は、アニメーションの場合いきおいステロタイプなものになってしまいがちになる。
夢から覚めて驚いた表情というものは定番であり、観てる側もそれに対して文句などをつけるケースはない。
しかし、宮崎駿はやった。
劇中の堀越次郎のキャラクター造形が割と飄々としてあまり激昂しないような設定であっても、夢から覚めて飛び起きない演技をさせた事はアニメーションとしてはかなりエポックメイキングなことなのではないだろうか。
押井守が『攻殻機動隊』で、弾着に火花を作画しないで演出したのと同じ位エポックなんではないか。
更に言えば、本作では途中経過を表現せずに結果だけをみせるというやり方が徹底されている。
実写だとクエンティン・タランティーノや北野武が好んで使う演出だ。
ジャンプ・カットみたいなものかな。
堀越次郎の設計した機体が墜落したのをシーンの連続でみせるのではなく、失意の次郎が軽井沢で休暇をとっているのを先にみせ、その後に回想シーンとして飛行機の墜落を僅かにみせる、とか。
次郎と菜穂子が結婚までのストロークが短い、とか。
次郎の妹と菜穂子が仲良くなるシーンがなく、台詞のみで表現されている、とか。
この演出法により物語自体が簡潔にスピーディに進む。
簡潔すぎて次郎と菜穂子のロマンスが淡白すぎるという意見があるのも分かる気がする。
しかし、オイラはこの演出を良い意味で観客の想像力に任せていると思える。
まったく必要な要素を表現してないくせに、そこは観客の想像力に委ねるといういい加減な演出家がいるなかで、宮崎のそれは観客が理解してくれる事をまったく疑わない自信に裏打ちされている。
以上の事でいえば、今までの定番のジブリ作品を期待していた向きにはポカーンとしてしまうだろう。
子供に観せてもトトロのような魅力的なキャラクターがでてくるわけもなし。
物語の吸引力だけで2時間を引っ張るには、子供にとってはハードルが高かろう。
しかし、宮崎駿も言っていたように、昔は小津安二郎の映画を観ていた子供もいたぐらいなわけで、すぐに理解出来なくてもなにかしら引っ掛かりとして子供に残るのではないかという希望を語っていた。
でも、本作はむしろ親子で観てはいけない映画だよ(笑)。
子供を連れて行った母親はギョっとするだろうし(笑)。
思春期の娘との対話に宮崎映画でも観ようと誘ったお父さんなど娘共々いたたまれない感じで硬直するだろう(笑)。
下品で申し訳ないが、『風立ちぬ』ではなく『風勃ちぬ』というタイトルが適当ではないか、と(笑)。
この手の下品なギャグを言わずにおれないのはオイラの性であろう(笑)。
次郎が菜穂子とチューをしまくるのは良いにしても、二人の結婚式の後、寝室で布団をあけて
「きて」
という菜穂子の浴衣から胸の谷間が(笑)。
宮崎駿が以前、『ラピュタ』でパズーとシータが凧に乗っているシーンについて、後ろにしがみついているシータの胸の感触をパズーが感じてない筈ないだろう、と、オイラもアっとおどろく解説を聞いてのけぞった事があった。
基本的に宮崎駿はエロスの人なのだ。
蛇足なのだが、宮崎駿の母上というのが病気で寝たきりのことがあったらしい。
当時少年だった駿少年は両親の愛情の一部を観た事があったのかなと勘ぐったりしてるのだが。
『風勃ちぬ』、もとい、『風立ちぬ』では今までにないぐらいの勢いで宮崎駿のエロスがダダ漏れである(笑)。
しかしこの描写があってこそ、二人のはかない愛情生活が短くても豊かなものであった事が分かる。
別にセックスシーンをもろに描かなくたって、隣で疲れて寝てしまった次郎に自分の布団を半分かけてあげる菜穂子の描写を描くことでも二人の愛は表現される。
そしてその濃密さが表現されればされるほどに、後々にくる二人の別れが本当に悲しいものになる。
前述した簡潔かつ省略を旨として物語を作ったのには、この次郎と菜穂子の悲恋のラブロマンスと、次郎の飛行機を作り出す様を並列して見せているからにほかならない。
菜穂子の病状を知ってあわてて汽車に飛び乗りつつ、大粒の涙をこぼし、飛行機の設計に関する計算をやっている次郎の業の深さ。
どんなに菜穂子を愛していても自分の子供の頃からの夢を捨てきれない次郎。
時代的にも男が仕事に邁進することが是であるとされていた。
現代なら会社に事情を話せば、男が育児休暇や身内の看病ができるようにはなっている。
が、劇中の堀越次郎はたとえ現代にいたとしても、夢と嫁の間でオロオロしつつも両方を同時にやっている人間かもしれない。
本作をオイラがファンタジーとして観たというのは、劇中の堀越次郎は実在した人物でありながら、宮崎駿のファンタジーが強くおりこまれているように感じたからである。
オイラが引っかかっていた
「美しいものを目指して作ったものが戦闘機であった」
という趣旨に対しても本作を観た後では自分の考えを変えざるをえなかった。
本作、基本的に貧乏人が出て来ない。
食うや食わずの人間がその時代には溢れていた筈なのに。
非常に丁寧な言葉で生活する堀越家の人々。
なに不自由なく好きな勉強に励めて、帝大を卒業した次郎。
オイラにはまったく想像がつかないのだが、そういう話し方の生活というものが確実にあるのだろう。
それと同様に、オイラのような馴染みのある下町的な下品な言葉の生活を次郎達は現実感をもてないかもしれない。
おそらく人数で言ったら堀越次郎のような生活をしていた人間は全体の一割以下だろう。
現実感を伴わない生活をしている階層を中心に据える事で、多くの人達はそれをファンタジーと認識するのかもしれない。
一般的な夢を語るには最低限衣食住に困っててはいけない。
例えば飛行機を作ろうという夢が食べる事、着る事、住む事のような現実的な望みによってはじかれてしまうから。
本作を金持ちの、貴族を描いたものだろうというのは当っていると思う。
貧乏人の苦労話より、貴族の不幸を描く。
本作の堀越次郎は恵まれた貴族でありながら、最終的には不幸な結末を予感させる終わり方になっている。
ただ美しく飛ぶ物体を作りたいと願っていた貴族の少年が、自分で飛行機を作れる様になったのは自分の努力や才能だけでなく、時代のおかげでもあった。
第二次大戦前の軍需が貴族の若者の夢を後押しした。
ただ自分に忠実に、自分の為にやっていたと思っていた行為が、後々、それこそ多くの貧乏人の棺桶となって空に飛んで行く。
機関銃をつけなければ、機体を軽くする事が出来る、なんて言葉は欺瞞でしかない。
次郎の才能によって高性能の戦闘機ができあがり、高い運動性能と長く伸びる航続距離によって、無策無能な軍人達に便利に使われたことだろう。
そんな呪われたもののために劇中の次郎は菜穂子のそばに最後まで付き添う事ができなかった。
実際の堀越次郎氏についてはどうなのかわからないが、劇中の堀越次郎は戦後公職追放となって二度と飛行機をつくれなくなったかもしれない。
オイラの思う貴族の不幸とはこのことなのだ。
宮崎駿は分かっていたのだ。
オイラが知った様に、自分のエゴで作り出した戦闘機が後年多くの若者の棺桶になったというのに「うつくしいもの云々」というのは能天気すぎないか、と思っていた。
いつの時代でも、たとえ衣食住が足りていたとしても夢を持てる人間というのは少ないのかもしれない。
だとしたら、夢を持つという事が一種の特権的な貴族なのではないだろうか。
宮崎駿は夢を持った人間の行動を肯定的に描き、更に夢をもった人間は如何なる状況下でも実現させなくてはならないと信じ、その結果が必ずしも幸福をもたらすものではないということを本作で語っていた。
どいつもこいつも夢を持ちましょう、などと考え無しに口当たりの良い事を言っているのに対し、宮崎駿からの強烈かつ過激なカウンターがきた感じ。
これがオイラの妄想でないとしたら、本作の恐ろしい趣旨を受け止めた人間はどのくらいいるのだろうか。
で、本作については本当に大好きになったわけよ。
こんな衝撃は『天空の城ラピュタ』以来かなあ。
つまり大絶賛なわけだけど、ただひとつ問題が(笑)。
言うまでもなく庵野秀明(笑)。
最初の堀越次郎の子供の頃の声と、青年になった次郎の声にあまりにもギャップがありすぎて愕然とした(笑)。
映画も後半になると庵野の声に慣れてきた所為か気にならなくもなったが、やはりもうちょっとなんとか別の人間をたてられなかったか(笑)。
本作の趣旨を考えれば、青年役であっても、あまりに清々しく好感のもてる声よりも、庵野のようなちょっと老成した声が欲しいのはわかる。
他にいなかったんだろうけど、これだけはもうちょっと粘ってほしかった(笑)。
その他声優の布陣はジブリの定番でメインのキャラクターは非声優からの登用。
ただ今回については『もののけ姫』の石田ゆり子のようなハズシはなくw、すべて納得できる登用であった。
特に菜穂子を演じた瀧本美織がすごく良かった。
この女の子TV番組で観た時にはやたら明るい感じで、正直トホホと思っていたのだけどw、菜穂子の落ち着いた感じをきちんと演じていた。
これからも声優でやっていけるんではないかな。
この声優のキャスティングは誰がやったのか知らんが、かなり良い感じなんではないかな。
オイラが大嫌いだったエンディングの十把一絡げのクレジットもきちんと役職事にもどっていて言うことなし。
今回随分ながく感想を書いてしまったが、最後にエンディングの歌。
荒井由実の『ひこうき雲』。
これも本作とベストマッチング。
この歌、まったく知らなかったんだけど、本作の締めくくりとしてはこれ以外ないぐらいのハマリ。
やばかったw。
泣きそうになった(笑)。
涙でなかったけど(笑)。
実際劇場で泣いてる人いたもんね。
オイラに関して言えばこの歌は本作とセットとして刷り込まれているので、単体で聴きたいとは思わんのだが(笑)。
もう一度観たいと思うが、今月末に絵コンテが発売されるようだし、Blu-rayが発売されるまで待つかなあ。

蛇足。
ネットで評判が悪い宮崎駿の意見表明。
『熱風』2013年7月号特集「憲法改正」
オイラなんか宮崎駿がそういう人間だということはずっと前から知っていて、むしろオイラはそれに影響されてきたわけなのよ(笑)。
で、あまりにも断片的な部分だけで批判するのもなんなので、興味ある人は読んでもらいたい。
8月20日までPDFでの閲覧もDLもできるので。
こまったもんだ。
ますますパヤオが好きになってしまった(笑)。
by 16mm | 2013-07-21 22:44 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Comments(2)

『オールド・ボーイ』『HK 変態仮面』

先週月曜日はやり慣れない仕事をやりに某所に。
前の晩に飲む心療内科の薬は、翌日若干の眠気を残すのだが、仕事が仕事だけに眠りこけるとオイラが物理的に言葉通りの命取りになりかねないのでw不安ながら飲まないでいた。
月曜の仕事の帰り、若干頭がユレる感じがしたのは薬を飲まなかった影響かもしれん。
やはりまだ薬断ちは無理だなあ。


先週土曜日、歯のメンテナンス。
奥歯の虫歯の治療を先生にしてもらう。
そののち美形の歯科衛生士さんに歯の掃除をしてもらう。
しょっちゅう歯のメンテをしているオイラだが、決して歯がきれいというわけではない。
が、他人の歯の綺麗キタナいに結構敏感になったかなあ(笑)。
たぶん自分で歯を磨いて綺麗にみせる限界があるんだなと感じる。
今週の日曜日と本日祝日の月曜日、岩盤浴と薬湯とサウナとストレッチ。
暑くてダルくてカッタるいので本日月曜日は岩盤浴と薬湯のみでストレッチはサボり(笑)。


本革メガネホルダー・メガネチェーン(本革・ベージュ色 ラバー・黒色 金具・アンティーク色)
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↑のようなウェポンをAmazonで購入。
最近眼鏡を買ったのだが、度数の関係で近場は眼鏡をとらないとピントが合わない。
その時眼鏡をどうするか。
眼鏡を取るような時は現状、通勤時にiPod touchで映画を観る時。
夏になるとシャツ一枚なのでそのポケットは定期券とBluetoothが入ってて眼鏡など入れられない。
鞄に入れるのも満員電車では困難。
眼鏡をデコにズラすというのも、立ったまま寝るオイラなら落としてしまっても気がつかんだろうw。
というわけで、眼鏡チェーンを買う事で解決することにした。
チェーンなので最初は金属製のものを考えていたが、革製でなかなか凝ったものがあった。
それが"にくきゅん倶楽部 R "さんトコの品。
革を縒ったような作りの細かさがツボであった。
それを見た母親が
「オレも欲しい」
と言ったので追加注文w。
対応もすごく丁寧で、気分的に久々に清々しくなったよ、おぢさんは(笑)。


週刊少年ジャンプ33号 デジタル版【45周年記念号】
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ebookjapanで購入。
した後にKindle版も出ていたと知り、しくじったと思う(笑)。
鳥山明の新連載。
作品は10週で完結すると最初から決めての連載。
長期連載をする気もなく、また、週刊少年ジャンプで作家の好きな時にやめられる権利をもっているのは鳥山ぐらいなもんだろうな。
雑誌としては絶対に売り上げに貢献する作家はずっと連載していてもらいたいところ。
鳥山にしても集英社以外に作品を掲載した事は無いはずなので、作品を描いていなくても出版社からなんらかの専属料なり拘束料なりを払っていたのかもしれん。
鳥山明に対する集英社の完全なる囲い込み、エンクロージャーってやつ(笑)。
ところで鳥山明は普通の人間が主役の漫画って描かないのかな?
悪魔とか宇宙人とかでなく普通の人間。
初期の短編の『ポラ&ロイド』が好きだったから、あんな感じの冒険ものが見たいなあ。


『半沢直樹』
会社の同僚に言われて観る事に。
再放送を録画し、第二話から観る。
「倍返しだ」
という台詞が魅力的だなとは思ったけど、堺雅人含めて全員がやたらと"でっかい"芝居が鼻につく(笑)。
TVでの演技ってのはこうしなくてはウケないのかねえ。
金融モノならやはり『ハゲタカ』の方が緊迫感あるとおもうんだけどねえ。
一応、予約録画を設定したので今後も観ると思うけど。


『文・堺雅人2 すこやかな日々』
書店で書籍購入。
購入してから気がついたw。
オイラが買ったのは2巻目だったのだ(笑)。
まあそのうち1巻も買うだろう。
堺雅人って現代を代表する役者だと思う。
映画にはいつも出ているようで、それと同じぐらいTVドラマにも出ている。
線の細い優男のようで
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こんな顔もできる。


『ザビーナ・シュピールラインの悲劇 ユングとフロイト、スターリンとヒトラーのはざまで』
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Amazonで書籍購入。
『危険なメソッド』で宇多丸が評論した時のテキストにあげていた本。
まだ読み始めたばかりだが、やはりC・G・ユングってひでえ奴だったんだな(笑)。
いままで読んできた本で奴の事は少なからず知ってはいたけど(笑)。


今週公開の宮崎駿の映画。
クレジットに鈴木敏夫の名前が小さなチラシなどの類いだと抜けてるような気がする。


『オールド・ボーイ』
レンタルDVDで視聴。
再見である。
初見の時の感想を読み直してみたら、「もう三度目は観ないだろう」みたいなことが書かれていたw。
初見は2005年ですよ、chataさん(笑)。
8年の時を越えて再見。
初見観た直後の印象とは裏腹に本作の残滓を自分のなかに意識せざるをえなかった8年でもある。
で、本作を観た印象で言えば、暴力描写のエグさという印象はかなり薄い。
これは年月を経て映像的なリアリティの劣化だけではなく、本作の映画自体の印象も変った。
単にオイラが歳をとった所為かもしれんが。
リアル・ヴァイオレンスの印象よりも所謂ユーモアな印象が強い。
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可愛いヒロインがポカーンと口開けて寝てたりw。
オ・デスに拷問されて抜き取られた歯が金属になっていて、それを見せるとか。
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ガスで眠らされてる二人の横にガスマスクをつけて添い寝して、ヒロインの肌に指を這わせるとか(笑)。
ヒロインのカン・ヘジョンはヌードになることよりも、あの指に身じろぎもしないでいられた事がエライ(笑)。
オイラなら間違いなくウヒヒウヒヒとなる筈だ(笑)。
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オ・デスのこのトボけた格好(笑)。
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いや、ヨガのポーズをやってるのは分かるがw。
今観るとなんか笑ってしまう。
凶悪なヴァイオレンスも近親相姦のタブーも。
初見ではその重さに引きずられて陰惨な気持ちになっていたからこそ、もう観たくないなと思ったわけだ。
が、すくなくともオイラの無意識はその陰惨なだけでない要素を覚えていたのかもしれない。
このユーモアが全体の重さを中和するだけでなく、人間の生き方だっていつもピリピリしてるわけではないということの表現だろうか。
どんなハードで陰惨な事があるなかでさえ、バナナの皮で蹴躓いたり、豆腐の角に頭をぶつけたり.....<ユーモアの例えとしては古くさいがw>そんなバカバカしくも笑える瞬間もあるのが人間の生なんだろうね。


『HK 変態仮面』
レンタルDVDで視聴。
週刊少年ジャンプで連載されていた漫画らしいが、まったく予備知識なし。
宇多丸の評論で興味をもったというところ。
それと、
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このヴィジュアルからTVコードでは作れない見せ物感が興味をそそった感じ(笑)。
宇多丸が真面目に評論し評価していたわけなので半笑いで(藁)wみたいな気持ちで観始めたわけではないが、意外や意外、かなり真面目に作られている映画だ。
モロに『スパイダーマン』のオープニングのパロディから始まり、全体に『スパイダーマン』の要素を投影している。
もはや衆目の一致であろうが、本作で観る者の襟を正させる要素は
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鈴木亮平だ。
本作の変態仮面を演じるにあたり、1年かけて体重を増量し、筋肉をつけ、役柄での栄えるポーズを研究して作り出したヒーロー像。
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脇毛なしがポイントだね(笑)。
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「それはわたしのおいなりさんだ」
の"おいなりさん"もこんもりとした球形でイヤらしさがあまりない、と思う(笑)。
これも研究の成果だろう。
もろに棒の形になってたらアレなわけだけど(笑)。
もうコレが変態だけど美しいわけよ(笑)。
鈴木亮平が誠実なまでに作った身体を映像で観れただけでも成功といっていいんではないだろうか。
変態仮面としてのリアリズムを徹底的に体現してる。
その対局に安田顕演じるニセ変態仮面の
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別の意味でのwリアルな身体がいいね(笑)。
この安田顕の怪演がまたすばらしくて(笑)。
この後にくる放置プレイの演技はアドリブだという(笑)。
それから本作のヒロイン
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清水富美加が結構才能のあるコメディエンヌの可能性を秘めてるというかね。
上の画像の後、本当に白目を向いて倒れるのがすごい(笑)。
と、まあ役者陣のがんばりでこの映画は成立しているようなもの。
映画全体を観れば<まあ、本作はDVD発売をメインに考えたもので制作費や時間もかなり厳しかったらしい>、テンポは悪い。
カメラ・アングルがやっつけのような平板さ。
一番許せないのは、クライマックスでヒロインの愛子ちゃんが自分のはいているパンティを脱ぐシーン。
どうみても膝のところにおろしてあったパンティを脱いだ様にしか見えん。
このクライマックスって本作の肝だと思える程重要なんではないか?
もっとネチっこく、いやらしく、恥じらいをみせつつな感情を込めたカットにしないと意味がないとおもう。
制作時間が2週間しかないなかでの撮影で大変なのは分かるがもうちょっと演出にはもうちょっと粘ってもらいたかった。
そうはいいつつも、本作、かなり評判がよかったらしい。
小栗旬が本作の制作にかなり熱心で、実際監督をしたいと思っていたとか。
だとしたら、次作があるとしたら今回よりも良い条件で制作できるだろう。
今回演出の不備を解消しつつ、なぜ人間は、男は、パンティに興奮するのか?という命題込みで制作したら、ある意味日本の『ウォッチメン』ぐらいのカルトなヒーロー映画ができるかもしれん。
本作の要件は少年誌に連載していたという縛りでどんなエロを表現してもセックスまでに到達しないというところだ。
セックスと切り離した性欲という部分を体現できる作品になりえるんじゃないかと思うのだが。
とにかく面白く観れた作品であった。


今週は心療内科。

by 16mm | 2013-07-15 23:04 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Comments(0)

マキノモケイ -makino models-

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You've done a man's job,sir.
I guess you're through,huh?
It's too bad she won't live.
But then again,who does?
by 16mm | 2013-07-15 00:25 | figure | Comments(2)

マキノモケイ -makino models-

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by 16mm | 2013-07-09 22:30 | figure | Comments(2)

『ネイビー シールズ』『危険なメソッド』『モンスターズ・ユニバーシティ』

先週土曜日、ヘアカット。
行く度にやってもらっているヘッド・スパ。
今回は炭酸をつかったクリームを頭皮に塗ってあっためるというものをやってもらった。
炭酸クリームを頭皮に塗ってラップで密閉してあっためる。
理屈でいうと炭酸ガスの発生で頭皮が一時酸欠状態になり毛穴が広がる。
毛穴につまった老廃物がそれと一緒に排出される。
クリームを除去するとこれがおどろくほど髪の毛がフワフワのサラサラになっていた。
そのクリーム、欲っしいなあ、と言ったが業務用で売り出していないという(笑)。
まあ毎日やっていいものではないらしいのでヘアカットに行く度にやってもらえばいいか(笑)。


本日日曜日、岩盤浴とサウナとストレッチ。
先週は平日に一度サウナに行けた。
ストレッチは首筋の伸ばし具合を意識できるようになった。


『岳 傑作集 ベストクライミング シェラフ携帯ポーチ付き 特装版 』
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なんともまあ、オイラとしたことが発売日を失念していたw。
慌てて先週月曜日に購入。
別に特装版でなくてもよかったんだけど、たまたま通常版が売ってなかった(笑)。
お目当ては単行本未収録の作品。
連載時にも読んだ記憶がなかったりするので、オイラは初見であった。
読んでみたけどどうしてコレが単行本からオチたのか分からん。
普通にいい物語であったと思うんだけどね。
三歩の無茶振りをビビリながらこなす少年の話。
大人になりに山に来た少年。
一人でキャンプして山の頂上に行ければ清々しい高揚感で自分が大人になれたという錯覚はできるだろう。
しかし、この物語では少年が三歩と出会い、一人で瀕死のクライマーを、血だらけで手足がエライ方向に向いている塊を、担いで行く。
「無理なら仕方ない でも担ごう その人が背中で死んでもいい ただそこにいるのは 救えるのは君しかいないんだ」
その言葉に奮起した少年もエライ。
三歩とあった時の
「良く頑張った!!」
という言葉は少年に対して
"君は大人だ"
と言っているに等しい。
ただ本作はここで終わらないのがいい。
少年は大人になるという高揚感より、大人になることの怖さを思い知って下山する。
大人になるということは怖さを知る事なんだよね。


映画館で『風立ちぬ』の4分という長尺の予告編を観る。
とにかく動くもの全てが手書きで描かれている感じ。
松任谷由実の歌声で気持ちが持って行かれそうになると、庵野秀明の声で引き戻される(笑)。
予告編だけの判断で言えば庵野の声を聴いてものすごく不安になる(笑)。
以前、宮崎駿が本作のテーマを語る上で
「美しいものを作ろうとしたら零戦になった」
というような事を言っていた。
それを聞いた時はロマンティックな感じと戦後の悲劇を思うに、センチメンタルな印象を受けて期待した。
が、その後コミック版の『 永遠の0』を読んだ時、主人公が
「この高性能な戦闘機を作った人間を恨む」
という言葉に冷や水をかけられた気分になった。
オイラはあまりに能天気だったのではないか。
美しいものを作ろうと献身した結果のものが、多くの命を無意味に奪っていった。
美しく高性能な為に無茶な事を強いられ、結果命を散らした人間がいたのだ。
設計者のセンチメンタリズムなど関係ない。
敗戦に向けその美しい思想で作られた筈の零戦はパイロットを閉じ込め爆弾をぶら下げて"特攻"というおぞましいものに成り果てる。
宮崎駿がその辺りを斟酌してないとは考えられない。
が、軽井沢?とはいえ、モンペもはかずにあんな洋装の女の子がいる事ができたのか?
宮崎がぬけぬけと上映終了後に泣いた、なんてことが喧伝されて非常に不安になる。
以前の宮崎はそんな事はなかった筈だ。
もしかしたら本作で宮崎の老いた無惨な屍を観る事になるのかもしれん。


enchantMOONを予約。
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果たしていつ頃とどくか(笑)。


マゴノテプロダクツ製 レジン製フィギュア 1/22 ポリスA&B(2体セット) 4.980円
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代引き購入。
今週火曜日に届く予定。
誰もが知ってる某映画の登場人物二人(笑)。
すっげえリアルだねえ。


『ネイビー シールズ』
DVDレンタルで視聴。
宇多丸が以前オススメと言っていたので観る事に。
以前、チャーリー・シーンとマイケル・ビーンが同名のタイトルの映画に出ていたが、そっちではない。
本作はモノホンのシールズの隊員が役者をやって劇映画を作った(笑)。
モノホンの隊員を使ってだったらドキュメンタリーになりそうだが、一応筋書きを作った物語になっている。
ドキュメンタリー調のリアルだが地味になりがちなものよりも、シールズの広報映画として観た人間が高揚するような作品になっているわけだ。
ただ多くの人が言う程プロパガンダの臭いはオイラはしなかったかなあ。
世界観はなかなかハードで、CIAの女性エージェントへの拷問があったりする。
が、その他は銃撃シーンなどもあっさりとした描写になっている。
つまり『プライベート・ライアン』のような人体破壊のリアルさは無しにしつつも撃たれた時の反動は結構リアルだなと思った。
ゲームの一人称視点の映像が挿入されたりと、戦争アクションの娯楽性は十分。
敵も例えば『ランボー2』のような単なる動く標的という感じではなく、一応のアメリカへ敵対する思想めいたものをなんとなく描写しているのもいい。
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映像的なケレン味もありなかなか見応えがあった。
と、呑気に思っていたら、ラストで心をもっていかれたよ(笑)。
亡き戦友の子供にあてた手紙の朗読でとある詩が語られる。
「死の恐怖に侵されず人生を生きろ
人の宗教を貶めるな
他人の考えを尊重し私見にも尊重を求めよ
人生を愛し満たすべく努め
自らの周りを彩れ
長く生き大切な人々につくせ
臨終に際しては死の恐怖に囚われた者になるな
まだ時間が欲しいと後悔し嘆く者になるな
賛歌を口ずさみ英雄の帰還するが如く逝け」

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すっげえ。
なんて良い詩で幕を引くんだろう。
超感動した。
この最後の詩によって単なる広報映画に留まらないものになったと思う。
......
と、超感動したオイラだったが、さすが宇多丸(笑)。
評論でこの詩についての解説をしていた。
この詩を作ったティカムサなる人物。
日本では主にテクムセと呼ばれているようだ。
なのでティカムサでwikiで調べても出でこない(笑)。
で、このテクムセなる人物、実はアメリカ先住民、所謂インディアンなのよ。
この映画に白人への植民地抵抗運動のネイティブアメリカンの詩ってすごくアイロニックじゃない(笑)。
これを聞いた時、なかなか冷や汗が出たよ。
こういう事を知らないと本当にダメだね。
その他宇多丸は本作の最後の字幕についてアメリカ公開版と日本公開版の違いに言及していて、これもかなりの驚き。
興味のある人はネットで宇多丸の評論を探し出して聴いてもらいたいね。
やっぱ映画の感想と評論を分つものってのは確実に存在するね。
単純に映画を観ただけでは絶対分からない事ってのがあるってことだ。
そういう意味ではオイラにとって宇多丸は最高に信頼できる男である。


『危険なメソッド』
DVDレンタルで視聴。
監督のデヴィッド・クローネンバーグの作品。
この映画のを知った時、監督への興味と、本作に登場する精神分析学者のフロイドと分析心理学者のユングへの興味で非常に関心があったのだ。
が、劇場公開がかなり限定されたものであった為に観る機会を逸して、このほどDVDでの鑑賞となった。
グロ、エロ、ヴァイオレンスのクローネンバーグの持ち味を期待してると肩すかしをくうだろう。
フロイドとユングについて多少なりとも知識があるオイラから言うと割とまっとうな伝記映画になっていたと思う。
フロイドとユングのエピソードは割と知ってるものも多くて、映画自体の筋も分かりやすく非常に楽しめた。
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左からヴィゴ・モーテンセンのフロイド。
そして「ウホッ!!いい男」マイケル・ファスベンダーのユングと役者の顔似せも完璧じゃないっすか(笑)。
この二人の学者の間にキーラ・ナイトレイ演じるザビーナ・シュピールラインが物語の推進役になる。
ザビーナ・シュピールラインという人を寡聞にしてオイラは知らなかった。
ユングってのは次から次へと患者に手を付ける女好きで有名でw、彼の愛人として有名なのはトニー ウォルフだと思っていたので、この点は非常に勉強になった。
このキーラ・ナイトレイが自らの馬面を更に伸ばすようなw顔芸で精神分裂病を演じるのは圧巻。
キーラ・ナイトレイってすごいんだな。
乳首を出す事も厭わず、「ウホッ!!いい男」マイケル・ファスベンダーとのスパンキングまで演じている。
たぶんこの映画を真剣に観ればSMという行為というものの理屈づけがなんとなく理解できるかもしれない。
なんで痛い事をされてそれが性的な快感になるのか?とかね。
そういう意味では監督のデヴィッド・クローネンバーグのこれまでのテーマに通じているものだと言える。
クローネンバーグ自身はフロイドにもユングにも相当に詳しいだろうしね。
本作は他人に対しては深く分析的なのに自分の事は分析されるのを極端に恐れて尚かつ自分の事は分かってないw二人の有名な学者のモロさを描いている良作である。
今後も再見するだろうな。


『モンスターズ・ユニバーシティ』
ネタバレあります。
先週土曜日。
109シネマズ菖蒲。
2D吹き替え版で鑑賞。
オイラとしては『カーズ2』と『メリダとおそろしの森』と二つ続けてピクサーの体力低下を心配していた。
それで本作『モンスターズ・ユニバーシティ』。
『モンスターズ・インク』の続編、というか前日譚にあたる。
『モンスターズ・インク』が完璧な作品であり完璧な終わり方をしているのに蛇足をつけてどうすんだと思っていた。
製作者もアホではなかったらしく、前作の続きを作る愚は避け、その前日譚とした。
そこまでしてヒット作にあやかりたいのか?
結果的には『モンスターズ・インク』は越えられなかったが、ここ数作のピクサー作品としてはかなり良かったと思う。
これまた続編であった『トイ・ストーリー3』には及ばなかったけれどねw。
まず観ている人間の期待を良い意味で裏切り続けるストーリーであった。
怖がらせ屋を養成する大学、モンスターズ・ユニバーシティが舞台。
『モンスターズ・インク』ではおだやかで良い奴なサリーが結構イヤな奴だったりw。
『モンスターズ・インク』での敵役、ランドールが憎めないヤツであったとか(笑)。
ランドールに関しては本作での彼を観てると『モンスターズ・インク』での彼への最後の仕打ちはやりすぎではないかと思ったりしてね。
本作から『モンスターズ・インク』への道のりを非常に巧妙にツイストさせたストーリーで構成させている。
その一方で才能というものについての残酷さも描いている。
風体がまったく怖くないマイクが誰よりも努力して怖がらせ屋を目指しても、才能が無ければ夢をあきらめなくてはならないのか?
本作では絶対ではないが才能だけが全てではないというロジックを巧妙に構築していた。
向いてないと思われている要素も見る角度によって変化するものだ。
その見る角度を変えるには不断の努力が必要なのである。
結局マイクは怖がらせ屋を諦めるわけだが、『モンスターズ・インク』を見れは最後の勝者はマイクだと言えなくもない。
「諦めるな」というテーマは本作では一貫していて、サリーとマイクは大学のエリートだったんだ、という締めくくりではなく、実は二人とも大学をドロップ・アウトしていたのだ(笑)。
そこからどうやってモンスターズ・インクに入り怖がらせ屋になれたのか。
まさに二人は諦めが悪かったというに他ならない。
なので、オイラとしては本作の終わりが非常に清々しく感じられた。
子供の時にモンスターズ・インクに社会科見学をしにきたマイク。
その時は立ち入りを拒まれた床のラインを、胸を張って踏み越えて行くマイクに感無量であった。
とにかく映画としてのデキは非常に良く、楽しめたので、オススメです(笑)。

ちなみに短編映画『ブルーアンブレラ』も非常よい。
物語自体は『Paperman 』のような顛末に見えたが、ヴィジュアルがすごい。
夜と雨と浅い被写界深度の世界観(笑)。
レンダリング、無茶苦茶大変だったんぢゃねーか(笑)。


今週は歯のメンテナンス。
by 16mm | 2013-07-07 23:13 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Comments(2)

『宇宙戦艦ヤマト2199 第五章』『アウトロー』

先週土曜日、母親の通院の送迎。


先週土曜日、岩盤浴とサウナとストレッチ。


本日日曜日、サウナとストレッチ。
ストレッチに時間をかけて念入りにやる。
本当は全身をある程度くまなくやりたいのだが、首から肩周りを集中的にやってる感じ。


『エリジウム』

マット・デイモン&ジョディ・フォスター共演!
『第9地区』のニール・ブロムカンプ監督作品。
予告編観て一発で心をもっていかれたよw。
すっげえ。
SFだ。
マット・デイモンもジョディ・フォスターもSF的な佇まいになってる。
楽しみだなあ。


『やぶれかぶれ』
ebookjapanで全三巻購入。
連載時にも読んでいてその後単行本でも立ち読みした。
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↑1982年に本宮ひろ志が描いた菅直人(笑)。
まあ、この他に江川卓が、松山千春が、ジャンボ尾崎が、井上ひさしが......etc。
作者である本宮ひろ志が参議院選挙に出るの出ないのとハッタリをかましていた頃の事をほぼライブに週刊誌連載していたのだ。
本宮ひろ志の自己顕示欲がそのまま出た漫画。
他人の自己顕示欲を読んで面白いというのはどういうことなのだろうか?
自覚してかしないでか分からぬが、なんでもいい、『男一匹ガキ大将』『俺の空』『サラリーマン金太郎』『硬派銀次郎』を描いた作者の本宮ひろ志はそれらのキャクターとは決してイコールではない、という自ら偶像破壊を行った作品である。
まあ、作中のキャラクターと自分がイコールだと思われている、という思い込みもイタイと言えるのだがw。
例えば本宮の作品ではどこぞの馬の骨ともしれない若造の後ろ盾にその筋の大物が勝手に付いてくれたりするわけ。
だけど実際は本宮が選挙にでるのでないのでの時に、当時隣人であった井上ひさしに後見人になってくれと頼みにいき、そのあげく断られたりしているのを平気で漫画に描いている。
笑止。
恥知らず。
とまあ、そんな言葉がでてきちゃうわけだけど。
政界のエライ人たちに対しても結構ペコペコしてるし、女房には頭があがらないようだし。
あまり熱心ではないとことわりつつも、自分が創価学会の信者であることも作中で描いている。
オイラからするとこの露悪さが楽しめた要因なわけだが、連載時はほぼ人気でビリだったらしく十週で打ち切られた。
この手の有名人のゴシップが当時楽しめなかったのかしらん?
作中の本宮ひろ志ってイタイ人間ではあってもそこそこ真面目な人間に描かれているんだよね。
完全に自己顕示欲だけの漫画なら虫酸が走ったろうけど、本作は自虐さも描いているわけで、そういう意味では芸になっていると思っている。
それから奥方の描写が他と違って妙にウェットだったりするのは亭主のバカさかげんに引っ張られて女房までバカに見られない様にという配慮だろうかね。
本作を読む限り、奥さん(漫画家のもりたじゅん)はすごくデケた女房で本宮にはもったいないぐらいの存在に見えるんだけどね。
逆に言えば本宮ひろ志の唯一のミューズというところかもしれんが。


『チューネン娘。』
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全二巻。
Kindle版で購入。
思いのほかシリアスな作品。
いや、ギャグ漫画としてももちろん成立しているわけで、面白くて笑えたりするんだけど。
『チューネン娘。』の"チューネン"は言うまでもなく"中年"のことなわけ。
作者の伊藤理佐も中年が何歳からなのかという事を明確にしているわけではない。
が、例えば女性でいえば朝の通勤時にバカそうなティッシュ配りをしている男からティッシュを貰えなくなったら"チューネン"なのかもしれない(笑)。
つき合ってる男の言葉にいちいち翻弄されない自信があるのが"チューネン"なのか。
そのような世間的にイタイ事をやってしまっている男や女を上から目線でバカにするのが倉田真由美だとしたら、人間歳をいくら重ねても失敗は無くならないし賢くもならないという現実を優しく笑うのが伊藤理佐だ。
男もバカだけど、女もバカだ。
仕方ないじゃないか、相手の気持ちなんてわからないんだから。
その分からない事に思い悩むのが人間なんだと。
伊藤の作品を読んで笑える人間は、作品上の"痛い"部分を自分の事として自覚できる人間じゃないかな。
もしかしたら、「アタシはこんなバカじゃないわ。オホホホホ」と思いながら楽しんでいる人もいるかもしれんが(笑)。
"痛い"自分を理解しつつ本作を楽しめた人は読後に清々しい気分になれたんじゃないかね。
自分が縛られている事が明確に描かれているわけだから。
自分が何について縛られているかという事が自覚できた時ほど嬉しい事はないだろう。
伊藤理佐、本当にあなどれねえヤローだぜ(笑)。
この女のヤロー(笑)。


『宇宙戦艦ヤマト2199 第五章』
レンタルDVDで視聴。
拙ブログの機能にはどんなキーワードで検索されてココに辿り着いたのかがわかるようになっている。
きっちり集計したわけではないが、多分一番多い検索ワードは
「マンコ」
或は
「まんこ」
だったりする(笑)。
特に「まんこ」の画像を貼ったりしているわけでもないので(一部ちょっと微妙な画像がないわけではないがw)、「まんこ」の画像を期待してきた人には大変申し訳なく思っている(笑)。
「まんこ」がなくてゴメンなさい(笑)。
今回もこんなに「まんこ」をかいとくと、それに騙されて来る人が増えちゃうんだけどw。
閑話休題。
その「まんこ」の検索ワードに次ぐらいに多いのが、なんと「森雪」(笑)。
これは不法にも森雪関連のエロい画像をオイラが貼りまくっている所為だと思われる(笑)。
最初は『ヤマト』がリニューアルしても森雪のしょうもないエロを出すのかよ、と思っていたのだが、最近はそのエロを待ち望んでいるオイラがいた(笑)。
今回の『第五章』も当然一話ぐらいはエロがあるだろうと期待していた。
ら。
まったくねーじゃねーか(笑)。
今回は雪も山本もエロいシーンまったくなし(笑)。
がっかりである。
あ、思い出したw
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"眉毛無しお"こと真田三佐のお手つきだと勝手に思っていたw新見一尉のこんなシーンがあったっけw。
これはこれでエロいわけだが、眼鏡属性最強のオイラからすれば
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こちらの方が萌えたりするのだが(笑)。
このシーンで新見一尉は古代守の恋人であったことが語られる。
それはそれとして、この五章から旧作になかった設定が次々とあらわになっていく。
ガミラスも地球もけっして一枚岩の強固なものではないという事。
地球に関して言えば辿り着けるかどうか分からぬイスカンダルへの旅より、地球人が移住可能な惑星を探す方がいいのではないか?という考えを持つグループがヤマトの船内にいたという事。
この移住可能な星を見つけるという考えに対して、本作はひとつの心情的に納得出来る理屈を作り上げていた。
そういう意味ではまだまだ突っ込みどころはあるにしても製作陣はかなり用意周到に現在の眼で見て納得出来る理屈を作り出していることに関心した。
突っ込みどころが10あっても1つの新しい理屈を作り出す事で印象はかなりかわるもんだね。
今後のガミラスとの戦いの顛末についても旧作のようなある種の能天気さを排除したものになるかもしれない。
そこが今後の楽しみである。、
ところで、旧作にあった真田サンのあの設定は今回はナシかな?
画的に現代では許されないものになりそうだから止めたのかしらん。
そういえば彼の口癖であった
「こんなこともあろうかと」
もまだ使われてないんじゃなかったかな(笑)。
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アナライザーの外部ユニット。
カアイイ(笑)。


『アウトロー』
レンタルDVDで視聴。
今年の2月ぐらいに劇場公開されたものだが、オイラは未見。
今回DVDはマイケル・マン監督の『コラテラル』に近いテイストの作品かなと思って観たわけ。
宇多丸が言うところのマン氏(笑)。
本作の車と夜景とトム・クルーズといったらマン氏の映像を思い浮かべちゃうじゃないですか(笑)。
まんし、すげえ、って(笑)。
しかし本作、なんつーかまったくもっさりしていて楽しめなかった。
特に本作のカーチェイス・シーンを観ていると、今まで半笑いでバカにしていたマイケル・ベイの映画のカーチェイスがすごく高度で計算された映像を作っていたんだと言う事が分かったりしてね(笑)。
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トム・クルーズがまったく余裕のない表情でカーチェイスしてみたりとかw。
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弁護士の女性w。
なぜこうも乳を強調するかw。
なんかもう一事が万事納得いかない(笑)。
で、宇多丸の本作の評論を聴いてみた。
どうやら本作を70年代のテイストで観ると楽しめる、らしい(笑)。
つーか無理だ(笑)。
70年代の映画をちゃんと観てきたわけではないのでそんなリテラシーはないぞ(笑)。
オイラ的に言ってしまえば、わざと古くさく作った映画ということか?
そうなのか(笑)。
トム・クルーズ扮するジャック・リーチャーの行動や言動。
乳デカの弁護士のねえちゃん。
なんか全てが半笑いになってしまう。
それから物語中盤でのバスルームでの格闘シーン。
この格闘シーンがやたらギャグっぽいというか間抜けというかw。
そこだけ観てれば一種のスラップスティックコメディのようなおかしさはあるんだけど、物語全体としては明らかに浮いたアクションになっちゃってる。
よく言えばオフビートな感覚ということなのかもしれんが、どうにもオイラはノレない。
それども配役はロバート・デュヴァルなんかも出ていて、無駄に重量感があったりして(笑)。
ただ『ダークナイト』でもつかわれていたキーシファイティングメソッドによる格闘術はなかなか痛そうでよかったと思う。
肘を巧みにつかう格闘術らしいが、これはよかったんではないかな。
というわけで、どうにもこうにもパッとしない作品であったよ、オイラとしては(笑)。


今週はヘアカット。
by 16mm | 2013-07-01 00:36 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Comments(2)