<   2013年 08月 ( 5 )   > この月の画像一覧

残暑見舞い申し上げます

もう残暑とは言えないのかもしれませんが、その残暑の後ろ足かなんかにやられて風邪をひきました。
というわけで、今回はこの辺で。
風邪とは言っても、とりあえずLINEで遊んでられる程度には元気です??
by 16mm | 2013-08-25 21:29 | 閑話 | Trackback | Comments(2)

『ローン・レンジャー』『宇宙戦艦ヤマト2199 第六章』

結構長い夏休みだった。
先々週の金曜日から今日まで。
色々やろうとは思っていたのだが、連日の暑さで何もする気がおきず。
漫画喫茶に行って涼んだり、一日おきぐらいで岩盤浴とサウナに行っていた。
でもダルくてストレッチはサボり(笑)。
本当に何もしなかったが、あ、せいぜい
c0022635_20323546.jpg
夏休み中のとある一日の一瞬だけ(笑)、LINEの"つりとも"で一位をとったぐらいかしらん(笑)。
生きた中年が熱中することではないと思うが(笑)。


先週土曜日午前、心療内科。
午後、車の六ヶ月点検。


『半藤一利と宮崎駿の 腰ぬけ愛国談義』
読了。
なんてことだ(笑)。
Kindle版もでやがった(笑)。
こういうのは出る出ないを最初にハッキリしてくれんかな(笑)。
メモとったりするのにいいのでKindle版も買っちゃったよ(笑)。
なかなかオススメの本ではあるが、『風立ちぬ』に出てきた
c0022635_20413948.jpg
ドイツ人?らしいこのおじさん。
オイラ的にはなかなかの謎な人だったんだけど、この人がリヒャルト・ゾルゲをモチーフにしていたと宮崎駿が本書であかして、オイラひっくりかえったよ(笑)。
なるほど〜。
なんとなく合点がいったわい(笑)。
これだから宮崎駿は侮れない(笑)。


岡田斗司夫の「風立ちぬ」を語る。電子版 [Kindle版]
c0022635_20523093.jpg
購入。


『カラスヤサトシの初体験』
c0022635_20545316.jpg
書店で書籍購入。


『風に吹かれて』
c0022635_20572585.jpg
書店で書籍購入。
渋谷陽一インタビューの鈴木敏夫。
cut誌で出ていたものを編集しただけかなと思ったら、この本のためにインタビューした部分が相当にあったので購入。
鈴木敏夫が自分の年史を語るのは初めてではないのか。
物心ついたところから学生になって就職とか。
この手の自分語りは自分に都合の悪い事は隠滅するか都合のいいように言い換えたりするだろうから全面的に信じるのは危険だろうけど、ジブリになってからの結構生臭い部分もオイラが知らなかった新事実としてかいてあるようだ。
本の厚みもさることながらなかなか読み応えがありそうである。


『風立ちぬ公開記念スタジオジブリ特別号』
c0022635_2171260.jpg
ローソンに行ったら売ってた。
300円。
即購入。
『風立ちぬ』ってモノラルだったのか(笑)。
へ〜、すげえ、キューブリックみてえ。
音をなるべく削ぎ落としてシンプルに。
効果音も例えば零戦の音は探せば本物のエンジンのまわる音はあるかもしれない。
しかし、実際にあるものではなく、「それらしい」ものを作り出す。
肉声の効果音もその延長線上にあるんだな。
オイラの仕事での考え方にも参考にできそうだ。
CGなんてものは本物っぽく見える画でしかないという前提に立つならば、どうあがいてもカメラで撮影した写真にはかなわないかもしれない。
ただ、それをつきつめつつ「らしさ」「らしく」を目指せば、写真と別の表現として立ち行くかもしれん。


『白竜LEGEND』
c0022635_21231246.jpg
コンビニで購入。
なぜこの漫画を読もうと思ったかと言うと、宇多丸のラジオ番組でこの漫画が載っている週刊漫画ゴラク誌(宇多丸のラジオ番組のスポンサーらしい)の特集をやったからだ。
曰く
「漫画ゴラクをしらないタマなし野郎に云々」
という惹句の企画なのだ(笑)。
要するに週刊漫画ゴラクに載っている漫画が如何にすばらしいかという事を語る企画。
これを聴くまでオイラもゴラク弱者のタマなし野郎だったので(笑)、Podcastではあるが拝聴した。
そのなかでこの『白竜LEGEND』が紹介されたのだ。
これはある種の予言の書といわれているらしくw。
例えば大相撲の賭博問題が世間で騒がれる前に、この漫画のテーマとして描かれていたし。
更に東北地方太平洋沖地震、所謂"3.11"の前に「原子力マフィア」として描かれようとしていたのだ。
で、"3.11"の状況を鑑みて、物語の途中で「原子力マフィア」はオクラになってしまった。
そして今度、満を持して「原子力マフィア」復活。
続きが描かれるという。
『島耕作』シリーズが現実より二ヶ月遅いのに対し、『白竜』は二ヶ月早い(笑)。
これを予言の書といわずして、ってなもんなのである(笑)。
この漫画の主人公である白竜とは暴力団の若頭。
無茶苦茶頭がキレて博覧強記らしい。
白竜のところにやってくるトラブルの端緒を絶対に見逃さず
「シノギのにおいがする」
という台詞とともにそのトラブルに介入。
大相撲の賭博で困ってた力士や、金融会社の部長の助けにも応じて、すべて解決しちゃうすごいヤツ。
カタギに対しては威嚇する事なく(というかナリ自体ですでに威嚇してると思うのだが)礼儀正しく振る舞う。
だけど、所詮白竜は正義の味方でなく暴力団なので(笑)、助けを求めた人間の弱みにつけこんで太いシノギを得ていくわけよ(笑)。
「シノギのにおいがする」
ええ台詞だ(笑)。
現実には絶対あり得ない暴力団のファンタジーとしてはすごく面白い。
これを読めば少なくともタマなし野郎とは言われまいな(笑)。
宇多丸のラジオではひとつの結論を出している。
<少年ジャンプの「友情・努力・勝利」にあたる漫画ゴラクのそれは、「麻雀・借金・ヤクザ」>
ウハハハハ(笑)。


『映画「風立ちぬ」でのタバコの扱いについて(要望と見解)』
というのを日本禁煙学会が出した。
この件に関しては興味のある人はネットで調べて読んでもらいたい。
他人様が映画や漫画や小説を読んでどう思おうとかってなわけなので、それについてはいかに噴飯モノな理屈であっても文句は言わない。
オイラもこの自分のブログで言いたい事いって、ある種の人達を傷つけている筈だからね。
この学会とやらがとにかく許せんと思ったのは、こいつら"無煙映画大賞"なんてのを作ってるのよ(笑)。
はやいはなしが、タバコを如何にすっていいないかが判断基準の対象というね(笑)。
いいですよ。
オイラだって、女の人のおっぱいがでて、人がバンバン死ぬ映画がすきだからwそれを基準にして順位づけることもあるさ(笑)。
基準を設けて賞を与えるってのも勝手ですがね。
ただこいつら図々しい事に以下のような事言ってるわけよ。
「無煙映画大賞の選定にあたっては、毎年公開される多数の映画を鑑賞する必要があります。
映画の鑑賞券や割引券などで不要なものがありましたら、ぜひ提供をお願いいたします。
送付先・連絡先は下記です。よろしくお願いいたします。」
よろしくお願いしますじゃねーよ。
こいつら映画が好きなわけでもないということが分かった。
ただただ喫煙シーンをチェックするためだけに映画を観て、しかも身銭すら切らない。
この下に担当者の名前まであったのでサラしてやろうかとも思ったけど。
いやまて。
名前を出してるってことは自分の言ってる事の図々しさをまったく頓着してないということか(笑)。
で、身銭も切らずに映画をみて、上から目線で『風立ちぬ』にやったような要望書を出すというわけね。
こいつら自分が腐ってることもわからんわけやな。
学会とつければ上から目線でなにを言ってもいいと思ってる。
あえて言う。
おまえら全員タマなしやろうとオマンコ野郎の集まりだ。
死ねとは言わないが、ものすごーくイヤな目にあう様に呪ってやる。
バーカ、バーカ。


『「はだしのゲン」、子供の閲覧制限 松江市教委が要請』
あ〜、もう、アホはどこにでもいる。
メンドクサイので語るのやめる。
松江市教委、バーカ、バーカ。


『ローン・レンジャー』
先週木曜日。
ユナイテッド・シネマ春日部。
当初まったくノーマークの作品であったが、宇多丸の評論で興味をもち観に行く事に。
宇多丸も言っていた事だが中盤が長過ぎる(笑)。
ヘレナ・ボナム=カーターの部分を全削りして90分〜100分が丁度いいんではないか。
それでもとにかく前半と後半のアクションがたのしめるのがいい。
ウィリアム・テル序曲が延々とループする後半の汽車によるアクション。
並走する貨車、前後する貨車、上下ですれ違う貨車のシチュエーションごとにアクションのアイデアふんだんに盛り込まれている。
『パイレーツ・オブ・カリビアン』の制作メンバーによるものなので上手いのは当たり前かな。
最後にお宝の銀目当ての悪党が、その銀に潰されて死ぬというのはエンターティメントの王道とはいえなかなか胸がすく。
c0022635_20175031.jpg
「死ぬにはもってこいの日だ」
詩としてではなく台詞として『少女ファイト』の上の台詞があったり。
ジョニー・デップは自分の血にインディアンの血が流れているらしいので、今回の
c0022635_20213994.jpg
トント役ができて感無量だったかもしれない。
ただオイラはこの元となるTVシリーズを知らない所為か、物語とともにジョニー・デップがひび割れ白メイクをしているとどうにも感情移入ができない。
難しいところだが、誰もが知ってるスター俳優目的で本作を観に行った場合肩すかしってくらったりしないのかな?
演技もメイクも完璧なんだろうけど......。
それと字幕問題。
この字幕、戸田奈津子ではなかったけど(笑)、劇中の台詞であきらかに「インディアン」と言っているのに"先住民"と訳すのはどうなのよ(笑)。
欺瞞ではないのか(笑)。
まあそんなとこです。


『宇宙戦艦ヤマト2199 第六章』
Blu-ray購入。
c0022635_20223775.jpg
今回の第六章がかなりの見応えっぷり。
シリーズを通じて揶揄の対象となっていた"第三艦橋問題"(笑)。
本作で初めてなんとか納得出来るロジックが生まれていた(笑)。
c0022635_20514268.jpg
↑旧版のような有様にしょっちゅうなっていても次の週には必ず復活していたゾンビのような第三艦橋w。
『2199』ではもろに胴体の下敷きになりながら着陸しても問題なかった問題にw取りあえず終止符(笑)。
c0022635_20224964.jpg
なぜスターシアは次元波動エンジンの設計図を送る手間で汚染浄化システムの方を送らなかったのか?
その問題もクリアできるロジックと設定が発明されておった(笑)。
c0022635_20225415.jpg
今まで笑われ続けていた設定の部分を見過ごさず、なんとか知恵を絞ったあとがうかがえて製作者の面々にには頭が下がる。
c0022635_2021544.jpg
しっかし、そんな努力と裏腹に最終章の上映や販売が延期になってしまったのが残念。
出渕裕総監督もこの第六章のコメンタリーでは<上映や販売の>延期が出来ないなかたいへんです、と言っていたのが痛々しい。
最終章は延期した分のクオリティアップを心底期待する。
湖川友謙が関わっているのが気がかりではあるのだが(笑)。
c0022635_21203673.jpg
ユリーシャやメルダと関わった所為か玲が明るくなったのがいい。
by 16mm | 2013-08-18 23:28 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Trackback | Comments(2)

『ジャンゴ 繋がれざる者』

Blu-ray & DVDセットを購入。
ネタバレあります。
劇場で観て以来の再見となるが、やはり面白い。
今のところオイラの今年の暫定ベスト3に入っているかな。
今回再見して分かったのは、画面が全体的に薄くマゼンタというか、パープルを基調としたトーンになっていたということに気が付いた。
それと以外と荒っぽいズームの使い方をするなということ。
観る側にカメラを意識させる演出というのは、これがフィクションであり、ファンタジーであり、そして映画であるということを意識させる。
大体の場合、映画の製作者は観る側にカメラの存在を意識させないように腐心するのだが、本作は逆。
本作はフィクションであり映画であるという前提を強調しているのだ。
監督であるクエンティン・タランティーノが前作の『イングロリアス・バスターズ』でつくりだしたと言える手法、歴史的事実を歪曲してでもエンターテイメント的な官能性や快感を優先するという映画のあり方。
鬱屈した史実よりもスカッとする歴史的鬱憤を晴らすための物語の構築をタランティーノは発明した。
黒人差別というテーマで黒人が白人や己を虐げてきな者たち全員に鉄槌を下すという、史実としてはありえなかった、また実際にあったとしたらすこぶる溜飲がさがる痛快な物語をタランティーノはフィクションとして映画の枠内で見事に成立させた。
そのタランティーノの物語の構築の仕方もさることながら、
c0022635_23385126.jpg
本作はなんといってもドクター・キング・シュルツを演じたクリストフ・ヴァルツに尽きるだろう。
ほぼ無名のオーストリアの俳優。
ドイツ語、英語、フランス語に堪能なところを本作でいかん無く発揮している。
作中におけるダイアローグが持ち味であるタランティーノにしてみれば願っても無い俳優なのだろう。
二作連続してクリストフ・ヴァルツを起用し、二度のオスカー受賞がともにタランティーノの作品。
歌多丸がドクター・キング・シュルツを評して快男児と言っていたが、ムチャクチャカッコいい奴なわけよ。
自らも銃を使うわけだけど、シュルツの真骨頂は話術を武器にできること。
話術によって場を制する技術のある好漢。
知性と教養のある、本作で唯一の近代人だと思われる。
シュルツは、自分は人種差別を嫌悪するとか言ってるが、本心ではないだろう。
彼にとってみればアメリカ人の黒人差別などどうでもいいのだ。
おそらくアメリカの人種差別を利用してジャンゴを懐柔するための方便でしかなかったのだろう。
当然であるが日本人であるオイラは黒人差別については昔こんな酷い事がありましたという他国の歴史の知識としてしか知らない。
実は彼の国アメリカでも黒人差別の酷い内実というものが風化しかけているのではないだろうか?
未だに黒人への差別はあるにしても、黒人が大統領になるにいたっては過去の歴史の暗部に対する謙虚な認識が損なわれつつあるのではないか。
かつて原爆アレルギーなどと揶揄された日本であっても同じ。
神経質ぐらいでなくてはいけなかった筈の原子力に対する危機感も徐々に薄れて、チェルノブイリでさえ対岸の火事ぐらいの認識の驕りが、2011年3月11日以降の原子力発電所の有様によって如何に全日本国民が腑抜けていたかが露呈した。
本作について映画監督のスパイク・リーが
「人種差別はホロコースト』
だと言った。
黒人差別が本作で描かれた程度のものではなく、ましてやエンターティメントで表現されるべきものではないという事なのだろう。
スパイク・リーが黒人差別をホロコーストであるという最上級の強調をしなければ伝わらないような状況にアメリカもなっているのではないか。
本作のドクター・キング・シュルツに対して近代人であると感じると同時に、彼に現代人の目線を与えたのではないだろうか。
黒人との付き合いや言葉によるやりとり、黒人奴隷の殺し合いや陵辱に対して不快に感じるドクター・キング・シュルツのそれは現代人がその場にいたらするであろう反応ではないか。
オイラもシュルツの目線で物語を追い、同じような感情を共感として観ていた。
ただそんな近代合利主義者のシュルツをして、彼の国の人種差別は我慢の限界を越えたのであろう。
賞金稼ぎとして金を稼ぎにきた。
ミシシッピーの農場で死ぬ事などまるで考えてなかった。
あの場の黒人に対する行為が行われる世界観に身を任せてさえいれば、ジャンゴの妻を解放し、シュルツとしては損はしたが、無事にあの場から去る事が出来た筈なのだ。
どんな悪辣な奴であっても握手さえできれば......。
シュルツにとっては忌々しい最悪の場で自分の祖国の作曲家であるルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの『エリーゼのために』が美しく奏でられるのも我慢ならなかったのだろう。
この場所でこの曲を聴いたら、この曲を聴く度に悪夢のような情景を思い出してしまうから。
(このあたりはスタンリー・キューブリックの『時計じかけのオレンジ』かな)
近代合理主義者だと思っていたシュルツも合理的に処理出来ない感情があったのだ。
自分が思ってた以上に酷い黒人差別の現実を目の当たりにし、憤りと、義憤にかられ、自分の信念と美学を曲げる事ができなかった。
この辺りがオイラが彼にものすごく好感をもつところなんだよね。
近代合理主義者が理性をなくす。
それがかつての黒人差別だ。
ものすごくまわりくどいが、タランティーノはドクター・キング・シュルツの存在によって黒人差別の悪辣さを感情とともに観客に示したんだと思う。
まあそんな具合で本当にドクター・キング・シュルツが好きになったよ。
礼儀も教養も乏しかったジャンゴに、それらを教え込んだのもシュルツだ。
最後にジャンゴはまさにシュツルからの闘魂伝承(笑)。
かつてシュルツがやったように言葉によって状況をひっくり返して反抗にでた。
c0022635_23392332.jpg
物置小屋で何も言わず静かに横たわってるシュルツとの再会が感動的。
シュルツはジャンゴに新しい時代のための生き方を教えた。
とにかくシュルツでもってるような本作であるが、もうひとり
c0022635_23444852.jpg
カルビン・キャンディ役のレオナルド・ディカプリオ。
この演技で彼がオスカーとれないのは可哀想だよな。
まあ同じ助演でクリストフ・ヴァルツがオスカーをとっちゃったからディカプリオが割をくった感じなんだろうけど。
ちょっとこの演技はすごいね。
c0022635_23393666.jpg
このシーンでテーブルを叩いたディカプリオの手が血だらけになっていくんだけど、これは本当にハプニングで血が出ちゃったのを使ってるんじゃないかな。
すごいテンションで演技してた。
最高だと思う。
あとはタランティーノが本作でも過去の映画の引用を沢山つかっているが、実はオイラが明確に分かったのは
c0022635_23392929.jpg
これだけ。
『ピンクパンサー』の有名なカット(笑)。
ピーター・セラーズ扮するクルーゾー警部が地球儀によりかかろうとしてずっこける有名なやつね。
c0022635_234899.jpg
タランティーノ、肥えたなあw
c0022635_23393387.jpg
爆死の瞬間(笑)。
最後にタランティーノ映画の常連
c0022635_2350598.jpg
サミュエル・L・ジャクソン。
今回も期待の台詞、
「マダ ファカ」と
「サノバビッチ」
を断末魔に(笑)。
とにかく痛快である種の感動を得られる映画。
オススメよん(笑)。
by 16mm | 2013-08-17 00:23 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Trackback | Comments(2)

『パシフィック・リム 』

先週金曜日、会社の残業調整のために有給で休む。
岩盤浴、薬湯に入りにいく。
暑いはだるいはで、ストレッチをさぼる(笑)。


先週土曜日、母親の通院の送迎。


とにかく、冷房のないオイラの部屋は痩せちゃうほど暑い(笑)。
なのでこれを下書きしている現在(このブログ、信じられないかもしれんが一応下書きも推敲もしているのであるw)漫画喫茶のパソコンを使っている。
本当は普通の図書館でやろうと思ったのだが、受験勉強や夏休みの宿題だとかで学生が占拠していて入れないし、駐車場もいっぱいだw。


自宅の近くにある某有名書店。
結構でかくて品揃えもいいように見えて、どうにもピンポイントでオイラがほしい本が置いてない。
学生時代、池袋近くにある椎名町で4年間暮らしていいた。
その椎名町駅の近くにある書店は小さいながらも信じられないぐらいほしい本が置いてあった。
漫画の量は少なめだったけど、その他の専門書を買うのに非常に重宝したっけ。
書店は大きければ良いわけじゃないな。
その書店のもつ思想みたいなものに合うか合わないかだと思う。
件の椎名町の書店はいまはもうないようだけど。


『プリンストンテクノロジー adonit Bluetooth 4.0搭載筆圧対応スタイラスペン Jot Touch 4 (レッド) JOTT4-RD』
c0022635_22162332.jpg
以前買おうと思っていた
c0022635_22215834.png
enchantMOONを諸事情によりw予約をキャンセルした。
で、改めてiPad上でお絵描きをするウェポンを物色して、このメタルで赤いスタイラスペンに行き当たる。
ペンを持ってお絵描きすると、たいてい掌が画面についてしまう。
すると、ペンと掌が干渉して線がうまく描けなかったりしていた。
スタイラスペンでもそれはかわらないのだが、今更だがそれを掌の下に厚手の布をひく事で解消できた(笑)。
いままで悩んでてenchantMOONを買おうと思っていた事が、こんなことで今更解決できるとは(笑)。
で、件のスタイラスペンだが、筆圧にも対応してそれなりに描ける感じ。
現状であれば、このペンにオイラが慣れる様になればいいなと感じる。


『半藤一利と宮崎駿の 腰ぬけ愛国談義』
c0022635_2012473.jpg
Amazonで購入。
半藤一利の本は以前『清張さんと司馬さん』を読んだぐらい。
この半藤と宮崎駿の対談がすこぶる面白い。
「腰抜け」も「愛国」もイメージ的に宮崎からほど遠いタイトルなのが皮肉が利いてていい。
本書、まだ読んでる途中なんだけど、半藤が「攻撃こそ最大の防御」は自衛という名の侵略主義に結びつくという言葉に溜飲がさがった。
日本という国がいかに防衛しづらいかというのを宮崎も半藤も語っている。
本書の"日本は脇役でいい"という章でのやりとりなのだが、最終的には宮崎が司馬遼太郎の「日本はお座敷の隅の、ちょっとトイレの臭う、でも風通しのいいところに座っていれたらいい」という言葉を引用し、半藤が「床の間つきのお座敷の上座に座ろうとがんばらない方がいい」と結論づけているのだが、それにオイラはものすごく勇気づけられたよ。
このくだりを読めただけでも価値があった。
威勢のいいことを前面に出して他国を見下すぐらいなら、オイラも腰抜けの日本国民で十分だ(笑)。


『文・堺雅人』
c0022635_20253036.jpg
読了。
なにも知らずに2巻目から読んでしまった堺雅人エッセイ。
結果的にすごく楽しめて、続巻が出たらまた読んでみたいと思わせるものであった。
文体はものすごく平易なのに、一章読み終わると自分が利口になったような(笑)、そんな勘違いをさせてくれる(笑)。
堺が並外れた読書家であるのはTVのドキュメントを観て知っていたが、本当に気軽な感じで演技関係の本から古典文学や歴史の本を読んだ感想をサラリとかいている。
このエッセイでも自嘲気味に自分の考えや感想を妄想と表現しているが、堺の場合、その妄想をなんとか形にしよう、ロジックで考え直してみようという、一般の自分以外の人間にも通じる言葉で現してみようと欲求が強いようだ。
妄想を妄想のままにとどめておく置く事を恥ずかしいと思うかの様に。
俳優であれば妄想をいちいち説明しようなんて思わなくてもいいような気もするが。
俳優という者は、共演者がいて、観客がいて成り立つということをアカデミックに考えているというか。
非常に謙虚な人なのだろう。
色々面白かったが、最後の方で四章分ぐらいを割いてかかれた『品』についての文章が面白かった。
c0022635_20493316.jpg
ところで堺のかいた原稿は今時めずらしい(かどうかわからんが)、原稿用紙の手書きである。
本のカバーをとると、↑のような堺自身の文字が出てくるのだが、なんとも特徴的で味のある字体で見惚れてしまった(笑)。
書き文字というのは読み難いものだという事はわかるが、今後無味乾燥なPCの印字だけになった時、<いまや、手紙だって手書きをする事が少なくなっている>、本人の書き文字を印刷した本というのが貴重になるかもしれないかな。
というのも、堺のこの字体なら、この字体でエッセイを読んでみたいなと思ったからだ。


『作画汗まみれ 改訂最新版 (文春ジブリ文庫) 』
c0022635_2303275.jpg
Kindle版を購入。
たしかこの本を最初に買ったのは中学二年生の時だったと思う。
そのころアニメーターは安彦良和しかしらないよだった。
本書の大塚康生もアニメーターなら、読み物として興味がでた。
そんな感じであった。
その最初の本は今でもオイラの本棚に黄ばんでたてかけてある。
日本のアニメ史というものに最初に触れた著書。
そして、宮崎駿や高畑勲という名前をこの本で知った。
とにかく貴重な本であるにはかわりない。


『アオイホノオ 9 』
c0022635_2113282.jpg
Kindle版を購入。
この巻、どうしたわけか物語のスピードがない。
物語全体が停滞している感じ。
漫画を描き終えるわけでなく。
映画が出来上がるわけでなく。
恋が進展するでなく。
これまでの巻は常に走り続け
「だからなんだというのだ〜〜」
ドカーン!!!!
と炎が燃えて爆発し続けているようなスピード感があった筈なのに。
考えてみれば、これまでの巻というのは、島本が、庵野が、最初のスタートラインに向かうための疾走を描いていたのだ。
暑苦しくて、バカで、なにものでもない若造達が必死に走っている姿が共感できたのだ。
で、ここ9巻目にいたると、炎は一応出版社の編集者と繋がりを確保し、庵野はこれまでにないほどの人的規模でのアニメーション作りに入り始めた。
目指していたスタートラインに到達して、ちょっと一休みな印象の9巻であった。
いままでのテンションを期待して肩すかしをくった感じであるが、長い物語であれば緩急はひつようであろう。
つぎの爆発のためのタメだと理解する。


『れんまん!』
c0022635_21481429.jpg
畏友chataさんに教えてもらったNHKのTV番組。
将棋の対局のような世界観で、二人の漫画家が交互にコマ割して漫画を描き、最終的に一枚の紙に作品として完結させるというもの。
オイラが観たのは島本和彦VS藤田和日郎という知らない人は知らないし、期待をしている人もそう多くないニッチなゴールデンカード(笑)。
オイラにとってはすばらしくゴールデンなカード(笑)。
司会がピエール瀧というのもすごいが、審査員に宇多丸がはいっていたのもオイラ的にはうれしいところ。
その他、格式をあげるためだけに呼ばれたと思われる小池一夫はいいとして、よく分からない歌人や、ポンコツの女優が審査員というのは微妙だと思いつつも、この番組の世界観としては的確なバランスかもしれん(笑)。
この番組、サイバラも出てたのかw
くそ〜、見逃した(笑)。
NHK、すげえな。
ロックを感じたよ、オイラw。
......
ロックはよう知らんけど(笑)。
出演者が魅力的だが、その中でも
c0022635_21561088.jpg
渡邊佐和子サンってエエなあ。


『パシフィック・リム 』
ネタバレあります。
先週金曜日。
109シネマズ菖蒲。
日本のロボット・アニメの影響を受けた映画監督の傑作、なる評を聞くにつけ、なんとも気恥ずかしくなる。
本作の監督であるギレルモ・デル・トロが幼少時に観ていた『マジンガーZ』やら『鉄人28号』(白黒)の影響によって本作『パシフィック・リム』が作られたというのは日本人として誇らしいと思うと同時に、それを真に受けて日本のアニメーションはすばらしいと思い込むのはいかがなものか。
日本のアニメーションの影響があったにしても、本作のデキの良さは明らかに監督やスタッフのセンスによるものだと思うべきだ。
予算枠や技術水準の差はあっても、外国人に影響を与えるほどのアニメーションが日本にあったとしたなら、なぜ当事国の日本で『パシフィック・リム 』のような作品が生まれなかったのか。
答えは簡単。
作る方も観る方も、それが手抜きといい加減さで作られていたことを知っているから。
かつて『マジンガーZ』などの巨大ロボットが活躍するアニメーションを"ロボット・プロレス"モノなどと言われてきた。
明らかに半嗤いで(ワラ)ってなもんだった。
今でも覚えているが、マジンガーZの走りがとんでもない格好になっているのを覚えている。
その他あきらかに不自然な動きやタイミングを子供ながら思っていても、どこかしらでアニメーションというものはそういうもんだという風に思い、映像はこんな無様だけど、本当はこんなだろうなと脳内変換していた。
作る方にしても、アニメーションは他の映像メディアよりも下に見られ、名作『アルプスの少女ハイジ』にしても評価はロボット・プロレスよりはいくらかマシ、ぐらいな感じだったと思う。
そのうち巨大ロボットが走り回るという世界観にリアリティが感じられなくなり、そこに上手い具合に『宇宙戦艦ヤマト』が登場。
ロボットに代わり巨大な宇宙艦が活躍というヴィジュアルにリアルさを感じて、ロボット・アニメは一時期一気にしぼんだ。
ロボット・アニメが再び上昇するのは『機動戦士ガンダム』を待たなければならなかった。
つまり、日本では多くの子供や多くの製作者のいい加減さのおかげで、ロボット・アニメを衰退させた過去があるのだ。
そのなかにはオイラも間違いなくいた。
アニメを観ていながら、アニメを作っていながら、アニメーションをバカにしていたのだ。
バカにせずロボット・アニメにリアリティを持ち込む事に成功した少数派に庵野秀明がいたりしてね。
今のアニメーションというのは、アニメというメディアを卑下せずに、誠実に大切なものとして作っていた、高畑勲やら宮崎駿やら富野由悠季などの少数派の製作者と、これまた少数派の観る側によって細々と生きながらえてきたメディアなのである。
そんな有様の日本人が『パシフィック・リム 』が日本の影響を受けた作品だなどとエラそうに言えるのか。
いままで沢山作られてきた実写やアニメで本多猪四郎に献辞を捧げた製作者がいたか?
『パシフィック・リム 』のエンドクレジットでレイ・ハリーハウゼンと本多猪四郎に献辞を捧げられているのを観て、なんて真面目な奴らなんだと思った。
この監督であるギレルモ・デル・トロもアニメーションの『マジンガーZ』などを楽しんだと言いつつ、絶対に手を抜いて作られているなと感じていた筈だ。
その手抜きの部分を脳内補完していたイメージを実際にヴィジュアル化してみせた。
監督はかつての観客としても製作者としても実に誠実な態度だと思う。
まさか実写でね、パイルダー・オンが観れるとは思わなかったよ(笑)。
押井守が『エイリアン2』で出たパワー・ローダーのリアリティを見て、今後ロボット・アニメは作れないといったのも無理は無い。
それでも日本のロボット・アニメはパワー・ローダーのリアリティを見て見ぬ振りをして制作され続けてきた。
ロボットとしてのリアリティーより、デザインのセンスで乗り切ってきたとはいえるかもしれん。
『パシフィック・リム 』に登場するロボットも塗装のハゲた感じや質感の重量感がすごくリアル。
ツーマンセルでロボット動かすわけだが、歩く時には二人のパイロットが足を動かして歩くとロボットも動くという理屈に合うがなんとなく微笑ましい描写(笑)。
更に、その時二人の気持ちを合わせるのに、わざわざ双方のトラウマまでシンクロさせるという、オイオイwという設定もいい(笑)。
最後に二人の男女が良い仲になりそうでありながら、ハリウッド定番のキスしておわりという展開にしないのも、もうそれだけで5億点でしょう(笑)。
とにかく本作は今年のオイラのベスト3に入りますな。
ちょーカッコイイ。
オススメです(笑)。
蛇足だが、
c0022635_23411568.jpg
『バベル』の時にくらべて、菊地凛子の胸、育ってないか(笑)。


今週末、車の点検。
by 16mm | 2013-08-11 23:46 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Trackback | Comments(2)

『シンドラーのリスト』『サイレンサー』

今更なのだが、ビッグ・ダディってなんの人?(笑)。


心療内科の薬の所為か、息苦しさのパニックや痰の滞留感は減少しつつあるも、眠くてしょうがない(笑)。
何もする気がおきん(笑)。
だけどlineの"つりとも"は精力的にやっていたりする(笑)。


先週土曜日、歯のメンテナンス。
奥歯にプラスチックの歯を被せてもらう。
美形の歯科衛生士さんに歯を被せたときのバリをとってもらう。
治療後先生と雑談。


先週土曜日。
歯の治療後、30歳ぐらいまで働いていた会社の友人と晩飯。
以前あったときは、蒸かし肉まんのような体型だった筈だが、痩せてやがってマイルドに裏切られた感じ(笑)。
久々に楽しく晩飯が食べられた。


本日日曜日、岩盤浴、薬湯、サウナ、ストレッチ。


先週の火曜日、会社から帰宅後の風呂上がり。
自分が今
c0022635_1929579.jpg
↑コレをつけてないことに気がつき、周章狼狽(笑)。
笑い事ではない(笑)。
如何に根拠が無かろうともこのマグネーループのおかげで、擦り傷のような痛みの肩こりを感じずにすんでおるのだ(笑)。
速攻でAmazon(笑)。
あってよかったAmazon(笑)。


買うつもりがなかった筈なのにiTunesで荒井 由実の『ひこうき雲』を買ってしまった。
c0022635_19563692.jpg
これほど『風立ちぬ』に誂えたようなマッチングは奇跡ではないのか。
1973年に作られた曲は飛行機雲のように雲散せず、今まで軌跡を残し続けていたわけやね。
オイラはたぶん『風立ちぬ』のエンディングとして最高だったからという意味で好きなので、単体でなら今後も聴く事もなく、聴いてもさほど感動しなかったかもしれん。


サイレントヒル3/ ヘザー 1/6スケール PVCスタチュー
c0022635_18101736.jpg
コレ、いいなあ。


『アシ妻物語 1』
c0022635_18115349.jpg
本屋で購入。
ネットで連載していたのを毎回観ていたが、単行本になるにあたり購入。
ネット掲載時には、本作の主人公である漫画家アシスタントのジュリーちゃんの先生兼旦那がだれなのか分からなかった。
が、単行本の帯で発覚(笑)。
漫画家の、というか、男の生活力の無さ加減というかだらしなさっていうのは今後もまだネタとしてかなり眠ってるんじゃないかな。
くやしいが、その辺りは当事者である男には分からないが(笑)。
カリカチュア化された女性からみた男のバカさ加減に、つき合う女性は大変だなと思いつつ面白く読んでいる(笑)。


『凶悪』

予告編を観てから楽しみでしょうがない。
ピエール瀧とリリー・フランキーの狂気が無茶苦茶魅力的ですがな。


『永遠の0』
c0022635_18324267.jpg
公式サイトも更新されたようだ。
特報も非常に迫力あって楽しみだ。
『風立ちぬ』の物語の先にある風景が『永遠の0』だ。
ただ、主題歌がサザンオールスターズってのは、特報観る限りでは微妙。
本編を最後まで観て、その締めくくりとしてふさわしいかを判断しよう。


『風立ちぬ スタジオジブリ絵コンテ全集19』
c0022635_19341127.jpg
Amazonで購入。
『千と千尋の神隠し』以来の絵コンテ購入。
その間の宮崎作品二つの絵コンテは購入しておらん。
値段も高くなったなあ、と思うが、納得出来るので問題ない(笑)。
宮崎駿の絵コンテは以前からコミックのような読み物として画がキチンと描かれていいるので読み応えはあった。
ほとんど宮崎駿が作ったような漫画映画製作におけるレイアウトシステムを絵コンテ段階で持ち込み、自分の意志を明確にして作品の統制を図る事に成功?してきた。
今回、というか、少なくとも『千と千尋の神隠し』の時には絵コンテを
c0022635_1947589.jpg
カラーで描いてはいなかった筈だ。
読み物としてカラーになってるのは個人的にはうれしい。
宮崎は絵コンテ作業に入る前に、膨大なイメージボードと言われる透明水彩で描かれた画を描いていたわけであるが、二つの作業をひとつにするようになったのだろうか?
それが意味するところというのは、やはり体力的なものかもしれん。
ただ自分で描くという意思力は失われていないんだな。
絵コンテは全部通して読んではいないのだが、例のあのシーンを探し出してみると、以外とサラリと絵コンテでは描いているのね。
あのシーンは次郎の眼鏡をやや小さくして大人っぽくみせるような演出指示がかかれていた。


『Vitalization』
c0022635_19573466.jpg
いや、CDを買おうとかいうのではなく、このヴィジュアルが電車の吊り広告にあって、カッケーと思ったので(笑)。


『シンドラーのリスト』
c0022635_2092360.jpg
iTunesで購入。
劇場で観て。
LDを買って観て。
ほいでもって今回のiTunes版で観て。
たぶんそれでも3回以上は観てると思う。
この映画から参加した撮影監督のヤヌス・カミンスキーにより、スピルバーグの映画のルックが一変した。
硬くてザラついたコントラストのあるルックが本作にピッタリはまっていた。
本作を初めて観た時の印象は、人間が死ぬ描写の新鮮さがあった。
狙撃して撃たれた人間の跳ね上がる感じと同時に地面に落ちる弾着。
逆に至近距離で撃たれてストンと崩れ落ちる感じ。
今まで観てきた映画の銃撃で被弾する描写とはまったく違う。
あ、アニメの『ベルサイユのばら』でオスカルが狙撃される描写が『シンドラーのリスト』に先んじて似たような描写をしてたっけ。
狙撃されてオスカルが尻餅をつくような描写。
でも当時『ベルばら』のその描写ってオイラが子供だったということもあるが、新鮮というより無様に見えてしまい、「なんでこんな描写?」って不可解に思ったっけ。
『シンドラーのリスト』を先に観て『ベルばら』を観たらオスカルのその描写も納得いったかもしれない。
このあたりがアニメーションの限界なんだな。
絵空事を前提としたアニメーションに、どんなにリアルを持ち込んでも、それを観た側が実写映像で観たことがあるという記憶がなければリアルに見えない。
ある意味、アニメーションでの描写のリアリティは実写映像での記憶ありきでないと成立しにくいのかもしれん。
閑話休題。
このリアルな死の描写、というか、殺戮の描写が後の『プライベート・ライアン』に繋がって行くのは言うまでもない。
本作ってヒットラーが出てないんだよね。
ヒットラーという悪意の象徴が画面に現れない。
現れるのはナチスという群体に属する個人。
ユダヤ人に差別意識をもってヘラヘラ笑いながら殺戮をするやつもいえれば、知り合いのユダヤ人の少女とその母親に便宜を図ってなんとか助けようとするナチスの少年もいる。
みんながみんな悪意だけの人間の集まりではなかったというのが恐怖なのだ。
あの狂気にしか見えない集団が悪意しか持たない人間であれば、どんなに安心できるだろう。
彼等の狂気は自分とは関係ないと思えるから。
しかし、そうではない。
この手の狂気というものは自分が発現してそれを容認する事態になるかもしれないのだ。
あの腹の突き出たアーモン・ゲート少尉。
彼が本作の悪意の象徴ともいえるのだが、逆に彼が一番普通の人にも見える。
『シンドラーのリスト』というのはそういう映画なのかなと思う。


『サイレンサー』
DVDで再見。
なんとなく暇があったり、観るモノがないなという時に観てしまう。
ランニング・タイムが93分というコンパクトさも気軽に観れる理由だ。
しかし、内容はまったく気軽ではない。
妙な荒削り感があるのに、シャープで洗練されてみえる。
本作の悪役であるスティーヴン・ドーフ演じるクレイトン屋敷に放し飼いされているシマウマも本編を観てる時には気がつかなかったが、メイキングでこのシマウマにこだわる監督と、予算の超過を懸念してシマウマに難色をしめるプロデューサーとのやり取りを観てオイラも
「たしかに別にシマウマいなくてもいいよな」
とおもったりもした。
が、そのシマウマが妙に画面とマッチして浮いてないんだよね(笑)。
意外な突拍子もないような音楽を使っているように思えてしっくりくる。
町山智浩の評論を聴いて興味を持って観たのが最初だけど、とにかく全ての要素がフレッシュとしたいいようがない。
黒人青年と白人老婆のセックス。
黒人の嫉妬深いデブでブスの女と白人医者のセックス。
女装のシーンがあり(笑)。
とにかく通常の定石を外しまくっているのに作品は安定している。
定石を外しまくったカオスのようでありながら一定の秩序が存在している、ようにみえる。
そんなわけなので本作には本作を構成する複数の要素が存在するんだけど、そのなかのひとつ、血の繋がりについて。
ヘレン・ミレン演じる末期がんの殺し屋ローズが
「女にとって信用出来る男は息子だけよ」
という台詞がある。
本作では血を分けた筈の父親であるクレイトンは息子のアンソニーを見ても何の感慨も起こさず。
そのアンソニーは肌の色も違う育ての親たる殺し屋のマイキーを本当の父親の様に思い、マイキーを痛めつけた実の父親を射殺する。
マイキー自体も実の両親よりも、父親の同僚であったローズを母親のように思い、唯一無二の恋人として慈しむ生活をしていた。
本当に思う。
血の繋がりというものはいったいなんなんだろうか?
ラスト・シーン。
追われる様に逃げるマイキーたち3人。
追っ手の予感のなか、アンソニーは
c0022635_2135384.jpg
↑こう決意する。
血の繋がりを是とするなら、血の繋がらないマイキーを含めた3人は広義の家族とはいえない。
が、アンソニーはこの家族を守る決意をした。
と、まあ、色々言ったが、映画としては無類に面白いわけよ(笑)。
ハードボイルドって言葉が本当に似合う映画なんではないか。
おばあさんの筈のヘレン・ミレンがエロいんだよね(笑)。
最後に
c0022635_21395447.jpg
キューバ・グッディング・Jr演じるマイキーのこの表情がいいね。
少年の頑固さというかイノセンスな感じがする表情がいい。
Blu-rayでないかなあ。


今週は母親の通院の送迎。
by 16mm | 2013-08-04 21:42 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Trackback | Comments(2)