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『夢と狂気の王国』

世の中サッカーですな。
サッカーにまったく関心なく、日本代表が勝とうが負けようが知ったこっちゃないというオイラの態度は非国民とさえ言われかねまい(笑)。
いや、それどことか、オイラはサッカーを憎んでさえいる(笑)。
先週木曜日、なでしこジャパンの試合があって、それがこともあろうにTV放映の時間が一時間以上もズレやがった(笑)。
その結果......『BORDER』を録画し損なって観れなかったやないけえw。
憎い。なでしこ憎し。サッカー憎し。サッカーのサポーターも憎い(笑)。
ただこのドラマ、夜中に再放送をやってるようなのでその放送を忘れずに録る事にしよう。
やれやれである(笑)。


先週土曜日、歯のメンテナンス。
いつものように美形で剽軽な歯科衛生士女史に歯石をとってもらう。
治療後、先生と雑談。


本日日曜日、岩盤浴、赤外線サウナ、ストレッチ。
このところストレッチをやるのが面倒くさく感じる。
一応首回りはやったけど(笑)。


僕らはみんな生きている』
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今から22年前のマンガを通読した。
当時週刊スピリッツを買って読んでいたが、当時この漫画はピンとこず、かなり斜めに読んでいた気がする。
バブルの弾けかけぐらいの時期ではあったがメディアミックスwなんていうプログラムで漫画と映画が同時に制作されていたものだ。
当時、映画も観ていて印象としては漫画よりも面白く感じていた様に思うが、その肝心の映画がどんなものだったかまったく覚えていない(笑)。
で、ふと、漫画版のクライマックスの展開を唐突に思い出してもう一度通読してみたくなった。
歳の所為だろうか?すごく楽しんで読めた。
22年前の多少ナリとも自分の仕事や生き方に夢や希望を持っていた浅はかなバカだったオイラに、本作の持つ暗さが分かる筈もなかったよね。
当時のオイラはなんの根拠もなく、本作で描かれているような事態に陥るなんて事はないだろう、なんて楽観的だったかもしれない。
さて、本作のラストカットの意味と重さ。
あと20年経ったら完璧に理解できてるだろうか。


『のりりん(9) [Kindle版]』
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AmazonでKindle版購入。
レース編とも言うべき物語が続いている。
掲載雑誌を一週おきに読んでいるよりも面白く感じられた。
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今回は上の台詞にやられたかなあ。
あ、これも物語の流れで読まないと分かり難いだろうけど(笑)。


『Art Models 8: Practical Poses for the Working Artist (Art Models series) [Kindle版]』
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AmazonでKindle版購入。
この手の画像は別に普通に画像検索しても手に入れられるんだけど。
あまりデッサンの練習にならないという事は分かっているが、現状とにかく鉛筆を動かす事が先決であると思い、これを見ながら落書き中である(笑)。


『おにぎり通信~ダメママ日記~ 1』
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AmazonでKindle版購入。
結構楽しみにしていたのだが、いまいち。
同じようなテーマの漫画が結構乱立している所為か、そのカテゴリー自体のレベルやハードルがあがっていると思われる。
有名漫画家の日常を描けば面白いってわけではないってことやね。


先々週購入した『映画撮影監督が選ぶオールタイム外国映画ベストテン』を読んで、それぞれ撮影監督が好きな映画と影響を受けた撮影監督をあげてる。
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やはりというか、やっぱり一番はヴィットリオ・ストラーロみたいやね。
ロジャー・ディーキンスも信奉者が多いみたい。
オイラならヤヌス・カミンスキーやダリウス・コンジが好きかなあ。


『NANASE』
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全4巻。
原作が筒井康隆の名作中名作なわけだけど、それを山崎さやかコミカライズした。
やっぱり面白い。
山崎の初期作品とも言える。
初期なので若干まだ線の硬さがあるものの、むしろその硬さが作品にマッチしている感じ。


『夢と狂気の王国』
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AmazonでBlu-ray購入。
劇場公開時の鑑賞からの再見。
宮崎駿とジブリのドキュメンタリーはこれまで色々観てきたが、そのほぼ全てが男性演出家によるものではなかったろうか(ちゃんと調べてないので間違いかもしれんが)。
そういう意味では女性の演出家がハヤオとジブリをドキュメントしたことに意義があったなと、本作を観て感じた。
ドキュメンタリーというものは限りなくノンフィクションに近い形で演出する形態のものだとオイラは理解している。
演出というのはなにも演技をつけるだけではない。
膨大に撮った素材を取捨選択すること、編集段階での演出もあるのだ。
どんなシーンを活かして、どんなシーンを削るのか。
演出家は観る側を一定方向に観方を誘導する。
今までの宮崎駿とジブリのドキュメンタリーで言えば、必ず入っていたのがハヤオの激怒シーン。
これはドキュメンタリーを撮ってる人間にとっては無茶苦茶オイシイ素材だよね。
温厚な紳士に見えるミヤザキさんがスタッフに怒鳴り散らす。
芸術家とはかくあるものだというね。
ある時はステテコ姿で怒鳴るハヤオというのもあったっけ(笑)。
それはそれで観れば面白かったけど、オイラも歳の所為かそんなプンプン丸のハヤオを観るのは一度でいいなあ(笑)。
本作は砂田麻美という女性監督が主にカメラをまわし、インタビューをしているようなのだが、まあ性差別と言われるのを覚悟していえば、女性の利点を最大限に活かした作品になっていると思う。
一応褒め言葉のつもりですが(笑)。
砂田監督独自のものなのか、それとも女性ならではのものなのかは分からぬが、このドキュメンタリー、ハヤオの激怒シーンがイッコもないんだよね(笑)。
約一年にわたり現場に張り付いたわけだから確実に激怒しているハヤオの素材もある筈なんだけど、それを絶対意図的に落としてるんだよね。
それでいて宮崎駿は怒ってないかと言うとそうではなく、押し殺した怒りというものをちゃんと分からせる様にも作っている。
この一点に関してだけでも他の幾つもあるジブリのドキュメンタリーとの違いが明白になっている。
本作を観た人はだいたいハヤオを好きになるんじゃないかね(笑)。
荒井由実の「ひこうき雲」のCDをかけながら鼻歌を歌うパヤオw。
パヤオ、ラブリーw。
パヤオ・ラブ、だとか。
パヤオ、カワイイ、とか(笑)。
タイトルに"夢と狂気"と謳っているいるので、絶対にハヤオの激怒の嵐が観れると踏んでたら肩すかしをくう。
オイラがそうだったから。
"狂気"=激怒というのは言ってみれば俗で単純すぎる図式だったね。
オイラはそういう見方をしてたから不明を恥じているが。
"狂気"という部分で言えばやっぱラジオ体操だね。
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この冒頭に出てくるラジオ体操のシーン。
宮崎駿をはじめジブリの作画スタッフがほぼ全員一斉にラジオ体操してる。
それと交互に別室で鈴木敏夫が売り上げに関する生臭いカネの話を展開。
ラジオ体操、カネ、ラジオ体操、カネ、ラジオ体操......
とクロスカッティングでそれが交互に描写される。
夢を作るという場でありながら、カネという俗な現実からジブリとてのがれられないわけだが、この両者がまったく別次元に見えてしまうのよ。
このラジオ体操がなんとなく異様に思えてしまうんだよね、オイラとしては(笑)。
オイラだったら皆と一緒にラジオ体操なんて誰がやるかいと思っちゃうタイプなんだけど、ある種クリエイティブの先端にあるジブリのスタッフのこの画一化されたラジオ体操の風景がものすごく異様に見えた。
個性的な集団である筈の人達が画一化されたように動くその様にちょっぴし背筋が凍る。
実はこのイズムがジブリなんだよね。
本作で庵野秀明が宮崎駿について
「すべてのスタッフはミヤさんの下駄だ」
というところがある。
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宮崎駿の信頼の厚い動画チェックの舘野仁美も↑のような事を言っている。
つまり、ジブリのスタッフは宮崎駿の為だけに人生を捧げ、作品の僕ではなく、宮崎駿の僕になれるものだけがいるところだと言っているようなものだ。
人望があり、才能にも恵まれたナチュラリストな好々爺というオフィシャルな宮崎駿のイメージではなく、独裁的で頑固な偏屈オヤジという部分が映画を制作する宮崎駿なのだ。
多かれ少なかれ映画監督というのはそういう者かもしれんけど。
自分の周りで考えれば、会社で一人のリーダーが絶大な力技とカリスマ性で他の社員を引っ張っていくってことはないもんね。
オイラなんかまっ先に叛旗を翻す方だしさ(笑)。
一人の人物に向かってまとまるってのは現実的にあり得ないと思う。
その画一性とかの象徴をラジオ体操にみてしまったのだと思う。
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これも象徴的なシーンだけど、なにをやってるかというと宮崎駿がヤクルトおばさんからヤクルトを買ってるところなんだよね。
ヤクルトおばさん、ジブリの内に入ってきてるがな(笑)。
オイラの会社でいえば会社の入り口と作業部屋に入るところと計三カ所をカードキーを使わないと入室できない様になっている。
所謂セキュリティの関係の話なんだけど。
なわけで、昔は社内を闊歩していた保険のおねえさんなんかも出入りできなくなってる。
今ちょっと大きな会社だとみんなそうだ。
それが良いとはオイラも思わんけど、ジブリは宮崎駿が「いい」といえば誰でもノーチェックで入って来れる環境なのかね?
くだらない会社の一般論に従わずにできるというのは非情に良い事だと思う反面、やはり宮崎駿以降は徐々にそうはいかなくなってくるかなと思う。
宮崎駿も今後ジブリは立ち行かなくなると明言している。
まあそれはともかく、劇場で観た時には長く感じた本作であるが、Blu-rayでみたらまったくそんな感じはおこらず。
ジブリと宮崎駿に興味がある人は観て損はない。

by 16mm | 2014-05-25 23:04 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Trackback | Comments(2)

『映画クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん』『ゼロ・グラビティ』

先週土曜日、岩盤浴。ストレッチとサウナはダルくてパスする。


先週、花粉症のようなくしゃみと鼻水鼻づまり。
オイラの花粉の季節は終わった筈なのだが(笑)。


画を描くモチベーション維持、という名目でシャープペンを買う。
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会社の友人に取り返しがつかない程、そこそこ高価な(笑)シャーペンはないかと訪ねたら<YARD・O・LED ヤード・オ・レッド>を教えて貰う。
1.18mmの芯でシルバーのボディ。
オイラにとってはお高い買い物でちょっとビビるが、それよりなにより鉛筆のような六角形で装飾のない力強いデザインにハートを鷲掴みされ、たまたま池袋東武のに在庫があり、この手のものはそうそう気に入ったモノに巡り会えないということは経験上分かっているので購入(笑)。
使ってみたら手に馴染んで落書きが楽しくてしょうがない。
2mm芯用のシャープナーを購入。
削りに慣れとコツがあるがなんとか削ることができた。
『虚数霊』を読んでから、長く使えて愛着が込められそうなモノを持つことの意義というものを再確認していたので。
使い続けていけそうである。


『ミックスリサ ~伊藤理佐傑作集~(1)(2)』
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ebookjapanで購入。
今更であるが、何度言っても言い足りない。
伊藤理佐は天才だ。


『映画撮影監督が選ぶオールタイム外国映画ベストテン』
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書店で書籍購入。
興味深い内容なのでザッと立ち読みして購入。
できれば撮影監督たちに好きな映画のカットの内容などについてもっと細かく解説してもらいたい。
そんな本がでないかなあ。


『マイ・フォト・スタジオ』
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書店で書籍購入。
最近テーブルフォトをやっているので、ライティングの仕方や、必要な道具について分かりやすくかかれている本を探していたところだった。
一人で作業をする以上レフ版などを保持する道具が必要なのだが、なんとか金をかけずに工夫することでできないかなとも思っている。
ライティングは難しいけど理屈が少しづつ分かってくると面白いもんだね。


wowowから録画していたものをBlu-rayに焼いていたらエラーが出て4つ分のデータがパーになってしまった。
またいつか放映されそうなプログラムだとは思うが、一回こっきりのコピーってのはこれがあるから困る。
う〜、なんかムカつく〜。


集団的自衛権、なんて言葉は中学の社会科公民の授業以来に聞いた。
同盟国が危機にさらされている時、日本の自衛隊が加勢できる権利ということかな。
同盟国とは有り体にいえばアメリカのことだ。
日本が同盟国として熱い視線を送っているのはアメリカに対してだけだと思うんだけどね(笑)。
この手の事はザックリと雑に考えるに限る。
例えば日本の憲法九条を読み替えだか改正だか拡大解釈だかをして集団的自衛権の行使が容認されたとしよう。
現状、砂漠にまで緑色の迷彩服を着て赴く自衛隊である。
言うまでもなく砂漠であんな緑色服を着てたら的になるようなもの。
更に言えば、自衛隊は実弾射撃訓練時に発砲時に的を見続けるのではなく、排出される薬莢を眼で追うらしい。
訓練後排莢された薬莢を全て回収するらしいから。
当然、的を最後まで見ていなければ精密な射撃なんてできない。
つまり、こと程然様に世界一の軍事力を持つアメリカに加勢するようになれば、装備から訓練まで変えていかなければならないのだ。
オイラだって隊員が死の恐れのあるところに行くときは、とにかく死なない為に装備を世界レベルのものにして送りだすべきだと思う。
隊員レベルでこれなのだから、自衛隊全体で考えれば防衛費も増額されなければ加勢どころか同盟国の足手まといになりかねない。
国内で言えば一時的に戦車を作ったりしてる会社は特需で景気がよくなるかもしれんが......。
憲法解釈見直しで集団的自衛権行使の検討を会見で表明した安倍首相とその政権や、集団的自衛権を是として煽っているメディアはこの日本という国土が武力で守れると楽観的に考えすぎと違うか。
50基以上ある原発にミサイルの一つも当てられればそれでオシマイなんだよ日本は。
核兵器なんぞ使うまでもない。
日本という国は武力では守れないわけよ。
つまり日本がアメリカへのご機嫌取りのみで追従していく為の手段である集団的自衛権の行使などというものは正気の沙汰じゃない。
この選択が日本をどこまでも危険に晒すというのが分かっておるのか。
日本はなんと言われようとも全方位的に敵を作らず、外交手腕と努力のみで平和を維持するべきなのだ。
武力の準備よりも、優れた外交手腕をもった人間の育成にこそ金と時間をつぎ込む方がどう考えても合理的だろう。
対話よりも武力の方が有効だと考える即物的な人間ほど怖いものはないね。


『映画クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん』
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先週土曜日、109シネマズ菖蒲。
4月19日公開で先週まで一日二回の上映だったのに、今週は一日五回に増えてるがな。
人気作らしい。
更に宇多丸の評論で好評化であったので興味が湧いた。
名作の誉れ高い『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦』(実写映画『BALLAD 名もなき恋のうた』の事実上の原作)も未見だが、たぶんナニかある作品であるだろうなという予感はしていた。
本作、笑いもあり楽しい映画で、なにより誠実に生真面目に作られていた事に好感がもてた。
このシリーズは製作者の作品に対する真面目な態度によって存続していると言ってもいいかもしれない。
劇場版の『クレしん』を観たのは初めてだが、そう感じる事はできた。
が、どうにも物語に没入できなかったのも事実である。
テーマが父親的なるものの復権なので若い観客はともかく、オイラのようなスレた中年オヤジには手垢のつきすぎたテーマでしかない。
結末も新しいわけではない。
ただ、ロボットになってしまった父親ひろし(実はロボット化されたわけではなく、ひろしの記憶を含むパーソナリティをロボットにコピーしただけであって、生身にひろしは別にいることが明かされる)についての扱いが面白かった。
外見はロボットでしかないが、そのパーソナリティーは完全に人間ひろしであるとしたら(ある局面では生身にひろしよりも勇敢であったりする)、彼を父親として、夫として、家族の一員として成立させられるのか?
このあたりはギャグを交えながらも興味深い命題であったと思う。
このシリーズを観慣れていなかったのが本作に没入できなかった理由かもしれんな。


『ゼロ・グラビティ』
先月23日に3D & 2D ブルーレイセットを購入していて、デジタルコピーで何度か視聴していた。
本日、はじめて3D版を観てみようとVAIO購入以来はじめて3D眼鏡をして鑑賞してみた。
これがまたすごく観やすくてよかった。
以前のPCでの3Dのようにチラつきはダブりなんかもなく劇場で観た3Dと同じぐらいに作品に没入できて、今後気になる映画が3Dであったなら3D版を買う事にしようと思ったぐらい。
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というのも本作、観る環境によってかなり印象が左右されるのではないかと感じたからだ。
デジタルコピーでiPadminiで劇場公開以来の再見した時、
「こんなにもウェットな映画だったっけ?」
というぐらいに、サンドラ・ブロック演じるライアン博士とジョージ・クルーニー演じるマットのやり取りがメロ・ドラマのように感じられて、公開時の自分の印象が疑わしくなったりした。
それが3D版Blu-rayを3Dで観たところ途端に印象がかわり、ウェットだと思っていた部分が後半のライアンの生きる力との見事な対比となって感じられた。
まさにこの印象が劇場公開時にオイラが感動した印象だったのだ。
おそらく本作、3Dの視聴環境での鑑賞がベストではないだろうか。
そういう意味では本作をリアルタイムでiMAXの3Dで劇場公開を観たということが自慢になるかもしれん。
『2001年宇宙の旅』が初公開されたのはオイラが生まれたばっかの時だから(笑)、当然リアルタイムで観る事の恩恵にあずかれなかったわけだが、そういう意味では本作を劇場で観れた事の意義というものを深く感じ入れたわけ。
本作、3Dカメラで撮影された作品ではなく、ポストプロダクション段階での3D化なのにもかかわらず、あの3Dうるさがたメンドクサイ男、ジェームズ・キャメロンが絶賛していたからね。
言うまでもなく3D映画の数少ない成功例だろうね。
物語の後半、一度は生きる希望を諦めたライアンがある衝撃的なw体験から生きる力を取り戻すくだりの力感がすばらしい。
中国の宇宙ステーション<天宮>がバラバラになりながら高度を下げはじめ、宇宙船<神舟>に乗るライアン博士がヒューストンに向かって一方通信する。
摩擦熱で温度が上がり、機体はブレて軋み、不気味な音を立てているなかで、ライアン博士は笑っているのだ。
「このままいくと結果は2つしかない 無事に生還し奇想天外な話を聞かせるかー10分後に焼け死ぬか どっちだろうとー誰のせいでもない 結果がどうあれーこれは最高の旅よ」
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このシークエンスの力強い事。
宇宙空間で人間が生存することは不可能だが、地球に帰るこの道行きで死んでしまうかもしれない。
しかし、笑いながら自分の運命を享受する姿にオイラはやはり感動したのだよ。
やはり本作は重力(グラビティ)に向かい、重力に抗って立ち上がることが最終的なテーマであるので、邦題の『ゼロ・グラビティ』では意味がともなってないよな。
邦題をつけるのは難しいとは思うけどね。
本作のヴィジュアルに関しては驚く事ばかりなわけだけど、本作宇宙が舞台なわけで登場人物達は宇宙服を着ているわけだが、その金魚鉢のようなバイザーへの映り込みを効果的に使ってるなと思った。
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『2001年宇宙の旅』的な計器類の映り込みもあるけど、
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こんな感じに登場人物の顔を写しつつ彼が何を見ているのかが分かるという演出が効果的であったと思う。
これは登場人物の心理表現に寄与してる。
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バイザーへの映り込みだけではなく、ガラスに写ったライアンと宇宙空間。
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映り込みが演出でわざわざ作られていると感じているのは、本作が実写でありながら当然宇宙空間でのロケ撮などしているわけではないからだ。
つまりグリーンバックを背景に実際にはバイザーもガラスもない衣装とセットで撮影し、映り込みの多くはポストプロダクション時のCGで制作されたものだろう。
つまり所謂実写映画の様にカメラをまわしていれば写ってしまうというものは本作においてはほとんどなく、映像に出てくる要素の多くが演出上の必要性から付け足されたものなのだ。
言って見ればアニメーションと同じ方法論で作られているとも言える。
映り込んだものを演出としてコントロールした初めてと言って良い映画かもしれん。
アニメーションを除いてだけど。
とにかく傑作映画である事はまちがいない。
観る事が出来て本当によかった。
今後もことあるごとに観続けるであろう。


今週末は歯のメンテナンス。

by 16mm | 2014-05-18 23:37 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Trackback | Comments(2)

amulet

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by 16mm | 2014-05-17 23:06 | 閑話 | Trackback | Comments(2)

『WOOD JOB!〜神去なあなあ日常〜』

このような
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ウェポンを近所の蔦屋で購入した(笑)。
先週のエントリに引き続き似たようなものを購入。
以前からずっと右側に置いてあるVAIOの設置場所が狭くて取り回ししにくかったのをなんとかできればと思っていたのだ。
VAIOを上の机上台にのっけて設置してみたら
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なかなかいい具合に(笑)。
目線がちょっと高くなったけど気にしない。
Blu-rayのトレーの出し入れとリモコンの使い具合が良くなった。
左側にはお絵描き用にLEDのスタンドを購入した。
4000円ぐらい。
本格的にお絵描きしようとするとこの机の状態では小さいが、当分はいいだろうな。


お絵描きにケント紙と墨汁を使っている。
墨汁、いいなあ。
黒化濃度も高いし、消しゴムで消してもインクみたいに薄くなったりしないし。
そのお絵描きであるが、現在ゼブラの丸ペンを使っているのだが、ペン軸がイマイチ定まらない。
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ゼブラのペンにはゼブラのペン軸という感じだろうが、握った感じとか見た目の黒いマットさだとかでいうとニッコーのペン軸がお気に入りなのである。
が、ニッコーのペン軸はペンのホールドがイマイチ弱い。
描いているうちにペンが取れちゃうわけではないが、ペン先についた墨汁をティッシュで拭いてるとスルッと軸からぬけるのである。
些細なことかもしれんがこれがイマイチなんだよな。
ニッコーのペン先をニッコーのペン軸につければ問題解決かもしれんが、ニッコーのペン先がオイラには合わない事がわかっているので。
それでも握った感じが良いのでニッコーのペン軸にゼブラのペン先をつけてのお絵描きをしている。


先週土曜日、心療内科。
結局昨日までは処方された薬を飲まずにすんだ旨を担当医に報告。
次回から減薬を考えましょうとのこと。


先週土曜日、歯のメンテナンス。
ほぼ一ヶ月ぶり。
いつものように美形で剽軽な歯科衛生士女史に歯石をとってもらっていると、その過程で奥歯の虫歯を発見される。
サディスティックにケラケラ笑って先生に報告する女史w。
まあ早期発見で後々エライことにならずに良かった。
早期発見なら歯を削られても痛くないしね。
治療後先生と雑談。
ニコンDfを触らせてもらう。


本日日曜日、岩盤浴、塩サウナ、ストレッチ。


『監督のリーダーシップ術 5つのミステイクと5つの戦略』
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Amazonで書籍購入。
宇多丸がラジオでこの本を推薦していたので購入。
帯の推薦文も宇多丸がかいてるんだよね。
以前に同じ著者で
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『監督と俳優のコミュニケーション術 なぜあの俳優は言うことを聞いてくれないのか』も読んでいて面白かったしね。
著者のジョン・バダムは『サタデー・ナイト・フィーバー』とか『アサシン』とか有名どころの映画を割と多数監督しているが、どちらかというと万能選手的な職人監督の部類に入るだろう。
観ている方としては、スピルバーグとかキューブリックとかギリアムのような個性が見出せないので、積極的に監督チョイスで作品を見たいと思うタイプではない。
が、ジョン・バダムはハリウッドで映画をコンスタントに制作できる人間という部分においては常勝者といえる。
個性を前面に出して映画を制作し、スタジオに大損害を与えて以後干されてしまう映画監督がいる一方で、彼の様な職人が映画界で続けていけるということを考えると、少なくともアメリカでは映画というものが一種の工業製品のように大多数の観客にウケる映画を作る監督も必要としているというのが分かる。
映画をつつがなく制作する方法論は俳優とどう付き合い演出していくか。
上から目線で俳優に指示を出すのは論外。
物わかりが良すぎる監督というのもスタッフやキャストから舐められる。
目障りにウルサくならない程度に相手を見なければならない。
監督が俳優に対する距離感というものの具体例が数多くの証言とそれに対する平易な解説と事例書かれている。
これを読んで実際の映画製作に役立つかどうかは別にして、普段知る事のない映画製作の感情的な部分が知れて興味深い本であった。


『虚数霊』
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AmazonでKindle版購入。
『宇宙戦艦ヤマト2199』のコミックを描いている、むらかわみちおにヤられてしまい(笑)、他の著作を物色していたら当作を見つけた。
取りあえず慎重に立ち読み版をパラパラめくった上で全巻購入。
全巻とかいたが本作、物語の途中で中断されている。
現状『宇宙戦艦ヤマト2199』を描いていることを考えると、後数年は本作の続きは描かんのだろうな。
ものすごく残念なことだ。
画がものすごく好みである上に艶がある。
とにかく上手い人だなと思う。
どことなくテイストが士郎正宗の画に似ているだろうか。
高校で数学で習うかどうかすら分からないが"虚数"という定義がある。
wikiで調べたがもうなんのことやら分からん(笑)。
本作での解説によると、二乗にしてマイナスになるもの、ということらしい。
銀行での金勘定にでてくる1円50銭だとかの計算上の理屈で出てくる定義のようなものか。
本作では物に宿る霊的な値をさす。
持ち主が慈しんだ愛着のある物なら霊的に祝福されたものであり、逆に持ち主の負の感情を写し込んだ物は所謂呪われたものとなる。
そのような霊的なエネルギーを数値として捉える事ができるような技術が生まれた世界の物語であり、その技術により"骨董"というものの価値が鑑定書のようなもの以外にその骨董を持つ事によって幸せな気分を保てるというような尺度でも計られるようになった。
日本的な"八百万の神"であるとか"アニミズム"が科学的な根拠になったような。
このように様々な物に魂が宿るという思想もオイラのツボ。
大量消費で古いモノはどんどん新しいものに代えていくという思想ではない、物に対する愛着を肯定 する。
鬼頭莫宏の『終わりと始まりのマイルス』も似たようなもっと霊的な部分を押し出した世界を物語っている。
が『虚数霊』の方がその世界を分かりやすく提示して、なおかつ鬼頭莫宏の作品よりも前に作品化している。
『虚数霊』が全三巻で終わりなのかどうなのか。
取りあえず謙虚な読者wとしては待つしかない(笑)。
本作、オススメであります。


『俺とねこにゃん ダンボールの章』
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AmazonでKindle版購入。
唐沢なをきの『俺とねこにゃん』のシリーズはKindle版ではこれ一冊しか出ていない。
出せw。
出してくれ(笑)。
面白くてかあいいよ(笑)。


『WOOD JOB!〜神去なあなあ日常〜』
先週土曜日、109シネマズ菖蒲。
オイラにとっての矢口史靖という名前はそれだけで期待値は上がり、映画が公開されていない時はその動向が常に気になるという数少ない映画監督のひとりだ。
毎回そうなのだが、矢口監督の映画は第一印象で非情に戸惑う。
男子のシンクロナイズドスイミング。
高校生のジャズ。
旅客機を運用する人達の話。
etc......
「え?」
「ええっ?」
ってな感じの印象だ。
なぜ戸惑うのか。
それは提示されたテーマがこれまでの映画では扱って来なかったものばかりであるためにどんな作品なのかを予測できないからだ。
オイラを含めて予測できないものというのは敬遠しがちである。
新しいものに保守的であるとも言えるだろう。
矢口監督はそういった観客(映画製作にあたる制作委員会の人達も含めて)に対して常に戦いを挑み、常勝し続けてきた希有な存在だ。
今気がついたが極めて作家性が強い映画監督だよな。
バイオレンスなし、ヌレ場なし、ガンアクションもなし、カー・チェイスもなし......。
それら通俗的な要素なし、アート的な分かりにくさもない。
しかし、テーマの選定などは独自的であり続けている。
そう。
一度でも矢口監督の作品に触れればいいのだ。
そうすればどんなに第一印象に戸惑いがあっても必ず映画館に足を運ぶか、DVDやBlu-rayで作品に触れ続けるだろう。
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こ〜んな童顔な兄ちゃん顔でオイラと同い年(笑)。
でもって、その作品は観客の胸ぐらをつかまれるようにグイグイと引き込む強力な腕力の持ち主でもある。
というわけで本作でに矢口監督の常勝は止まらず(笑)。
10割打者の映画監督であるということをオイラが保証する(笑)。
オイラの保証にはなんの力もない事は分かるが、ちょっとでも気になったら観るといい。
とにかく驚きの連続であったよ本作は。
根本的な問題で本作のテーマである林業がエンターテインメントとして成立するのか?
オイラの大嫌いな伊藤英明が出ているぞ(笑)。
結果としてはもう笑いがもれるエンターテインメント作品であり、一億歩譲って本作の伊藤英明は好感がもてて好きになれたよ(笑)。
『海猿』での成果か伊藤英明の説得力のある筋肉が林業を営む人間としての一種のカッコよさを表現していた。
劇中で批判のネタになったのであんまり言いたくないのだが、あえて言う。
「林業、カッコええ〜」
伊藤英明はともかく、その他のキャストはオイラ好みの人ばかり。
染谷将太、光石研、柄本明。
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彼等が後半のクライマックスで褌ですよ(笑)。
もうウットリですよ(笑)。
で、オイラ大好きな
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西田尚美が出てて。
この人、矢口作品の常連なんだけどここ最近はずっとチョイ役的な出演だったんだけど、本作では結構な役所で出ずっぱりでオイラ満足(笑)。
んで、おどろいちゃったのが
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優香。
ちゃんと演技できるんじゃん。
すげえ。
みなおしちゃったよ。
ほいでもって最後は
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長澤まさみ。
この女優、ものすごく華があって良いと思うんだけど、映画で言えばメインとなるキャストで上手くハマってるなというのオイラからみてまだないんだよね。
『岳』の時の体型的な役作りなんかもやるぐらいだから真面目な人なんだと思うんだけど。
本作もねものすごく好演していたと思う。
ただこのテーマ自体を背負うまでにはいってないのが惜しい。
西田尚美や優香の方がこの作品のテーマにハマって見えるのが、子供がいる役だったり、妊活している役立ったりとストレートに母性を表現しているから。
でも彼女らは本作のメインのヒロインではないのでいい感じの力の抜き具合で演じていたのが逆に表現として良かったとも言える。
長澤まさみの役は離婚経験者という部分を一種の担保にしている。
まあいやな言い方だが処女ではないよということ。
これが処女と童貞の恋愛物語ではないというのが明白なわけだ。
本作の賢い女性の礼賛部分は女性の母性に対して重きを置いている。
その重さを長澤まさみが完璧に表現できたかというと若干力及ばずだったかなあという感じ。
これは演出の力が及ばなかった部分もあるだろうし、演じ手のスキルの問題もあろう。
もしかしたら長澤まさみの役に子供がいるという設定であったら、その重さを体現できたのかもしれないが、物語が脇道にそれすぎるかもしれないし難しいところだろう。
本作は声高ではないが、実にクールに未来への希望というものを語っている。
林業というものの性質上、今苗を植えた木が伐採できるまでに成長するのは2世代後であり、いま伐採できる木があるのは二世代前の祖先が植えたものがあるから。
未来に対して渡すバトンが肯定的であるためには今努力しなければならない。
今良い暮らしをしたいからと言って木を伐採し尽くせば未来に対するバトンがなくなるので我慢しなければならない。
これらをクドく映画では言ってないよ。
そもそも本作のタイトルである「なあなあ」っていうのがどういう意味かというのも具体的に語られていない。
いないけど、台詞で「なあなあ」という言葉が何度か出てくるので観る側はそれでニュアンスを掴めば良い。
それぐらいは感覚を鍛えなさいと矢口監督に言われているようなもんでね(笑)。
とにかく本作では必要な語るべきテーマはニュアンスとして表現されているのだ。
クドい台詞で押し付けがましくテーマを語るでなく、実にクールな監督のまなざしが作品に溢れている。
本作、オススメでーす。
最後に、本作、TV放映できないかもよ(笑)。
ラストのクライマックスでトンでもない表現があって場内爆笑してましたから(笑)。
これぞ母性という感じのものが表現されてましたよ(笑)。

by 16mm | 2014-05-11 22:56 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Trackback | Comments(2)

『 キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー』

このような
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ウェポンを近所の蔦屋で購入した。
机上台というらしい。
これを机の上に置いてその上にパソコンやらiPhoneやらスピーカーやら自分以外の家の者どもに"ゴミ"と決めつけられている物体等を載せ、台の下の隙間にキーボードを滑り込ませると
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魔法のように机に空間ができたではないか(笑)。
これで今までの様に寝そべって落書きをせずにすむ。
机の上にケント紙をひろげられる(笑)。
久方ぶりに丸ペンを買ってきてこの机の上で描いてみた。
丸ペン使った事がある人ならわかると思うが、このペンは他のつけペンと比べて慣れとコツが必要なのだ。
もう最後に使ってから20年ぐらい経ってる筈だが、結構以前と変らず使えた事に感動w。
定規をつかってもインクが定規と紙の間に吸い込まれてエラいことになるアレなこともおきずに使えている。
ただペンはゼブラのものなんだけど、ペン軸はニッコー製なんだよね。
以前使っていた時もニッコーの丸ペンとペン軸はイマイチ馴染まなかったのだが、それも20年前と同じであった(笑)。
Amazonでゼブラの深緑のペン軸を注文した。
なかなか楽しいものである。


今週月曜日の会社帰りの途中で寄り道。
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『ヤマト』の原画展に行ってきた。
生の動画が見れた。
作画監督がアニメーターへの労いの言葉を動画用紙に書いてあったりと見てて楽しい。
こういう画を見る度にアニメーターってのは鉛筆を使う事に長けてる人達だなあと、彼等が引いた線にいちいち感動していた。


『宇宙戦艦ヤマト2199 コミック 1-4巻』
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AmazonでKindle版を既刊4巻を購入。
コミカライズされているのは知っていたが画がどんなだか分からなかったので購入せずにいた。
が、たまたま原画展でコミックが販売されていて、ちょっとページをパラパラした後、iPadminiで速攻ポチポチポチポチと4回クリックした(笑)。
画にものすごく色気があってすっごく上手い。
男のキャラクターも女のキャラクターもメカニックも繊細な描線で丹念に描かれている。
むらかわみちおという人、オイラより年上でこんなにも瑞々しい画が描ける事にものすごく衝撃をうけちゃった。
他の作品も購入しようかな。
内容もアニメ版とは微妙に違えているあたりも構成の妙という感じだ。


『すゞしろ日記 弐』
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書店で書籍購入。
雑誌を除けば、久々に紙の本を買った事になる。
前巻からの続きがでたら読みたいと思っていたが、すでに二巻目が出ていたことを知らなかったのだ。
なにせ月に一頁の連載をまとめているので本になるのに4年かかっているからねえ(笑)。
今回はほぼすべてのオチが奥さん絡みで読んでていて心がほっこりとする感じで微笑ましい(笑)。
しかしそのほっこりに騙されてはいけないw。
山口は日本が海外に輸出しても恥じない芸術家だ。
類稀な鬼のような技術と創造性を持ち。
それでいて『宇宙戦艦ヤマト』やら『マカロニほうれん荘』やら『まどマギ』なんかにも興味をもっているぼんくらさ加減もあるw。
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このぼんくらな部分だけをみれば山口はまちがいなくオイラ達側の人間の筈なんだけどw、当然この天才芸術家はそのぼんくらさをも血肉化して作品に昇華している。
そりゃね、オイラも目の前を長く横たわるデパートの屋上部分を見て、戦艦の艦橋のようだと見立てたことはある。
しかし、山口はそれを実際に画で描いた。
この点が妄想だけのオイラと山口の決定的で埋められない差だよね。
妄想をまるで本当にあるものを見て描いたのごとく作品にするには技術が必要なのだ。
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この穏やかなフレディー・マーキュリーのパチものみたいな表情wの下にオイラなどは畏怖を感じるのである。


『アオイホノオ(10)(11)』
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Kindle版で10巻と11巻を購入。
10巻が書籍の単行本で出ていながら電子書籍化されず、やっと11巻と同時リリース。
なんでこんなに間があいたのか謎なのであるが、アレか、作中に出てくる野球チームのマークの問題か?
11巻では一部で有名な岡田斗司夫の"オメコ"マークの件が語られていた(笑)。
本書で語られているダイコンフィルムを実際に観たのはオイラが高校生ぐらいの時だったと思う。
友人がビデオを持っていたのだ。
キャラクターが吾妻ひでおのものだったので吾妻の作品なのかと思ったら、まったく無関係なアマチュアの作った作品だと聞いた。
でも当時の新井素子のエッセイによると、吾妻はこのフィルムをかなり好意的に観ていたようだ。
手塚治虫はこのフィルムに自分のキャラクターが入ってないことにやんわりとクレームをつけたという微笑ましいwエピソードもあったりしてw。
その頃は当然庵野だとか岡田だとかの名前は知らなかったけど、赤井孝美の名前だけは知ってたなあ。
その当時は未見だったが、やはりプロ顔負けの特撮映画『八岐大蛇の逆襲』を監督したのが赤井だったからかな?
一般的な知名度はさておき、ちょっと気合の入ったアニメ好き&特撮好きの間では赤井の名は通っていたように思う。
まあ、本書のホノオ君でなくても自分と同じ歳の人間、プロでもないのにw、あんな作品を作られたら本当にうちのめされるわなw。


 『 キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー』
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今週水曜日、109シネマズ菖蒲。
むちゃくちゃ強い童貞マッチョ男の映画であるw。
前作の『キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー』はつまらなくはなかったものの結果的にはあまりオイラの琴線に響かなかった。
ので、続編の本作はかなり期待値低めで観に行った。
この時期、他に『アメイジング・スパイダーマン2』なんかが上映してたんだけど、サム・ライミが監督しなくなった前作から興味がかなりうせたのでスルー。
で、『 キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー』をだが、なんだかわかんないけど、なにかしらナニかがあるような予感がびんびん伝わってくるような映画であった。
物語的にそのような予感を感じたということもあるんだけど、ロバート・レッドフォードがキャスティングされている時点で出オチみたいなものだw。
大御所のロバート・レッドフォードが単なる漫画原作の通俗映画に出演するわけがないw。
大御所を納得させるだけのハッタリをきかせた物語的、役柄的な深みが必要なはずなのだ。
この映画は単なる漫画原作の映画ではないですよ、と。
オイラからすると単なる漫画原作の映画のナニが悪いということになるけどw。
で、内容についての感想だがBlu-ray購入時の再見に譲りたい。
というのも観終った後に町山智浩の

↑解説を聴いたんだけど、この解説を聴いてから観にいくんだったと深く後悔したよ。
これから本作を観る人は町山の解説を聴いてから観にいくことをお勧めする。
一応ネタバレなし。
なぜお勧めかというと、本作の映像には出てるんだけどそれがなんであるかという説明が本編では一切なされない。
しかし、実はその説明されない部分が本作にヘビーな厚みを与えているみたいなのだ。
ウォーターゲート事件。
エドワード・スノーデン。
そしてウィンター・ソルジャー。
たとえばこれらの名前は知ってる程度の知識ではダメなんだ。
画面に映った建物を見てピンとくるぐらいの知識と教養が必要なのだこの映画は。
残念ながらオイラは町山の解説を聴いて自分の不明さに愕然としたよ。
しかし、日本に住んでいてニュースの断片を記憶するぐらいしかできないからという言い訳もできるけど、それでも知らないということは悔しい。
知っていればこの映画をもっと楽しむことができたはずなのだ。
オイラのようにぼんやりとダラダラ観てても本作は面白いと思えたけど、知識をもって観てればもっと深く感動できたはずだ。
それが悔しい。
だからとりあえず本作の感想は保留にしたい。
何も知らなくてもアクションに身を任せるだけでもなかなか面白い映画ではあったけどね。
お勧めである。
くやしいのでひとつツッコミをw。
キャプテンに誰も知らない秘密のようにもったいつけてヘリキャリアのドッグに案内したニック・フューリー長官。
このドッグ、むちゃくちゃ大勢の人が働いているがなw。
これだけの人数がいながら秘密にはできないよな普通w。
キャプテンがぼんやりしすぎているのか。
それともニック・フューリー長官が機密保持についてぼんやりしているのかw。

by 16mm | 2014-05-02 22:19 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Trackback | Comments(2)