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『フューリー』『おやこっこ(上)(下)』

マッスルボディは傷つかNight
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いや、DVDとはなんの関係もないのだが(笑)。
先週土曜日、友人夫婦と焼肉を食べる"マッスルボディは傷つかNight"なる催しをしてきたw。
食べて飲んで喋って呑んで食べて喋って笑ってポン(笑)。
楽しい会であった。
傷つかない強靭なボディと傷つきやすいガラスのハートをもった漢(おとこ)たち3人(うち一人は女性なのだがw)が新宿の夜に集い牛を貪り食う(笑)。
恐ろしいことに、このご夫婦一滴もアルコールを入れないのに饒舌にオイラの服装にダメ出し。
ダンナの方は以前はオイラと同じカテゴリーだったにもかかわらず、嫁をもらってからは過去の自分と決別し、いかにオイラの服装がダメなのかを嫁と一緒に攻撃してくる(笑)。
「いちばん売れているものが正義だ。ユニクロは正義だ」
と三人のなかで唯一ビールを飲んでいたオイラの言葉はまったく受け入れてもらえず(笑)。
ずっと二人のサンドバック状態であった(笑)。


本日日曜日、岩盤浴、ストレッチ、ジェットバス。
少々便秘気味だったのでFIBE-MINIを一本イっとく。


『サイレーン(7) [Kindle版]』
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AmazonでKindle版購入。
待望の最終巻。
切れ味のするどい結末、という風にもとれないことはないが、今までの丁寧な展開を考えると少々雑な収束のような気がしないでもない。
打ち切りだったのだろうか?
特に後半が雑に感じられる。
毎回楽しみにしていた表紙絵も今までの巻に比べて力が入っていない。
デザイナーが代わったのかしらん?
次回作に期待。


『たそがれたかこ(4) [Kindle版]』
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AmazonでKindle版購入。
さすがの安定感。
表紙絵も好きだなあ。
本作、所謂少女漫画を苦手とするオイラのようなオトコに対して、少女漫画のエッセンスを抽出して描いているような気がする。
絵柄は所謂少女漫画ではない。
だいたい少女漫画が苦手な人間は絵柄で挫折するからねえ(笑)。
しかし少女漫画のエッセンスというのは以外とそういうオトコにも受け入れやすいものなのかもしれない。
心象風景によって物語が動いていくという少女漫画のエッセンスは別に抵抗がないもんだと感じた。


『ナナのリテラシー3 [Kindle版]』
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AmazonでKindle版購入。
巻末のあとがきを読んだら、本作打ち切りになったという。
話としては若干胡散臭い方向にいって辟易したのが正直な所。
カネがなくては生きていけないのはわかるんだが、あたりまえなんだが(笑)。
カネがらみで本当にハッピーになるような要素が公開される時って、だいたい公開した側がそれを受け取った側を利用しようとすることがほぼ自明。
結局カネがらみでハッピーになるには他人との格差があってこそだからね。
鈴木みその理屈についてはそのカネがらみではなければ面白く感じられるんだが。
しかし、"カネ"を作品のテーマの一つにしている鈴木みその理屈に対してはオイラはリテラシーが足りないのかもしれん。


『おやこっこ(上)(下) [Kindle版]』
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Amazonで上下巻2冊同時にKindle版購入。
『さよならタマちゃん』の武田一義が連載していたのは知っていたので、単行本化したら絶対買うつもりでいた。
で、思った通りの良作。
"親の因果が子に報う"
"因果"って本来、良い事って意味も悪い事って意味もあるんだけど、ことわざになっちゃうとだいたい悪い意味だよね。
自分の親がダメだから、自分の子供に対してもダメな親にしかなれないという思い込みがいかに傲慢で周りを不幸にする考え方か。
しかしね、子供は夫婦で育てるもの。
夫婦の片割れの一方的な思い込みだけで育つわけではない。
夫婦で育てることによってその負の連鎖を断ち切ることができるかもしれない。
しかし、そんな希望も夫婦の一方が不慮に他界してしまったとしたら。
子供の誕生を喜びつつも、自分の親から受け継いだ負の連鎖と否応なく対峙しなければならなくなる。
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本作はそんな厳しいテーマを三頭身の可愛らしいキャラクターで実に丁寧に描ききっている。
キャラクターも背景も統一感のあるすてきな画。
実に上手いだけでなく描写として手をかけて丁寧に作り上げているのがわかる。
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事故の怪我を描くのに包帯だとかのわかりやすい記号を使わずに、首の固定具だけにするとか。
この頭身で首の固定具を描く困難さを厭わない姿勢は尊敬に価する。
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このおばさん、絶対腰なんて悪いわけないよなというのが話の流れでわかるんだよね。
このおばさんの実父の愛人の骨壷に手を触れたくない。
そんな感情の機微が本作から読み取れる。
これは話の流れをつくる演出のうまさだよね。
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このセリフに至る一連の流れというのが本作のテーマにからむ重要な部分で。
負の連鎖というものに対する解決策にはならないけど、微かな、しかし確実にある一つの希望を表現していた。
ちょっとこのあたりは無茶苦茶感動したんだよね。
うん。
すごくいい。
大きなお世話かもしれんが、本作が一人でも多くの人に届くことを祈ってやまない。


『フューリー』
AmazonでBlu-ray購入。
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"理想は平和だが 歴史は残酷だ"
戦争映画としてはかなり良質なのではないだろうか。
劇場公開時に観てからの再見であるが、キューブリックの『フルメタル・ジャケット』は別格として、オイラの戦争映画ベスト3に入る作品だと思う。
本作、最初から終わりまで"国家"というものを極力排除して、徹頭徹尾前線の兵士のメンタリティのみで描ききられている。
このような構成って珍しいのではないだろうか?
寡聞にしてオイラは本作以外にそのような作品を知らない。
『プライベート・ライアン』だって国旗を映して国家の存在というものを、消極的ながらも、印象付けているからね。
例えばアメリカという国家があって、国民の総意に基づく大義があり、それを犯す国に対して戦う事が国家を守り、家族を守り、自分を守る、というテーゼの戦争映画はいくつもつくられてきた。
それはヴィジュアル的には国旗を映したり、国家の意思決定機関でのやり取りや兵士の家族や恋人との関係を描写したり。
前線の兵士は独りではなく、その一人一人の背後には国家や肉親などの存在を示すということが、ある意味戦争映画の定番だと考えられる。
それは、兵士の背景から国家や家族などを抜いてしまうと、一人の人間の殺人に他ならないからだ。
たとえナチスのSSだろうが、降伏して命乞いをしている者を殺したとしても、それは国家によって許された行いであるという免罪符が必要になる。
本作の舞台は第二次世界大戦のヨーロッパ戦区におけるアメリカの戦車兵の物語であることはわかるのだが、そこにはアメリカ本国にある軍の中枢の描写も、いるであろう家族の描写もない。
大義名分を語ることなく描かれる兵士たちは、下品で情け容赦がない。
正義であるはずのアメリカの兵士の好感すらもてない。
そう思うと『プライベート・ライアン』がリアルだと思っても、敵に対して随分配慮してやさしかったなと思う。
本作は敵が少年兵であっても射殺するからね。
本作の戦車兵には自分の命以上の大義があって、それはもちろん国家などという遠い存在ではない。
一緒に戦車に乗っているクルーの命を守る。
それが彼らのささやかにして最大の大義なのだ。
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敵の大隊が進軍している道で立ち往生した戦車が彼らの家(ホーム)だ。
この壊れた戦車に籠城して敵を迎え撃つということは自分たちの死を意味するのはクルー全員がわかっている。
こんな鉄屑に命をかけるのが戦場のリアルであり狂気であり大義だ。
戦争の狂気を国家という言い訳なしで描いた傑作じゃないかね。
さらに本作の戦車戦がカッチョいいんだわ。
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これを見て「悪魔」というセリフがあったが、その通りの描写。
米軍のシャーマン戦車4両をドイツのティーガー戦車1両が迎え撃つ。
ティーガー戦車1両が3両のシャーマンを撃破するんだよね。
しかもシャーマンの戦車砲の直撃をくらってもビクともしない(笑)。
こりゃ悪魔とも言いたくなるよな。
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で、また米軍の戦車砲が的を外すんだわ(笑)。
地面にあたって砲弾が跳ねるというのは
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宮崎駿の『風の谷のナウシカ』や『雑草ノート』などの諸作で知識としてはしっていたけど、実写で描写されるとさらに真実味が増すよね。
ただひとこと言わせてもらうとブラッド・ピットの役というのがしょうがないとはいえ、先行している『プライベート・ライアン』からの借り物という部分がね(笑)。
戦場では冷静で冷酷な兵士でも実は人を殺すこと仲間が死ぬことの呵責に耐えているインテリというね。
ただの粗暴な軍曹の役をやるというのはスーパースターとして許せない部分で、演技派の役者として複雑な演技をして認められたいといういやらしいw欲求が見え隠れしてはいたが(笑)。
まあしょうがない。
映画全体としては些細な話だ。
通俗的な戦争映画としても楽しめるけど、平和がいいというより、戦争が本当にいやになる。
平時にどんなに魅力的な人柄であっても、戦争に関わった人間の人間性というものがとことん卑しくなる。
それが戦争の怖さだなというね。
傑作である。


今週末は心療内科と歯のメンテナンス。


by 16mm | 2015-03-29 22:33 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Comments(2)

『アップルシード アルファ』

先週水曜日、またも母親入院(笑)。
先々週の入院を受けての経過診察で急性腎不全とのこと。
先週土曜日に病院に行ったら特に痛いところもないらしく、呑気にiPadで『風立ちぬ』を観ていた(笑)。
退院予定は今週月曜日か火曜日らしい。


つくづく母親がいないと家が荒んでいくなという感じ(笑)。
結構な母親力の庇護にオイラも父親もいたんだと思った次第(笑)。


本日日曜日、岩盤浴、ストレッチ、ジェットバス。
風呂屋のデッキチェアでウトウトする。
更に風呂屋の駐車場の車の中で一時間ほど寝てしまう。
春眠というやつだらうか(笑)。


先週千切れかけたベルトの後継をAmazonで購入したら月曜日には届いていた。
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【Dady】オイルビンテージレザーリングバックルベルト【日本製】 ブラウンLサイズ。
¥ 9,508 。
先週のエントリーには「急遽、あまり考えずに代替をAmazonで購入」などと書いていたが、なかなかどうして結構なお値段。
で、あまり考えなかった結果(笑)。
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ごんぶと←死語(笑)。
千切れた黒ベルトと長さは同じなんだが幅が1.5倍ぐらいあって、なおかつ
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厚みは2倍ぐらいあるのではないか。
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全体的にゴツくてオイラ好みなんだが、幅が広くてベルト通しがギリギリ入るぐらい(笑)。
しかも牛革をこんなに分厚く使ってるので重い(笑)。
ズボンが下がらないようにするのがベルトの役割なのに、そのベルトの自重でズボンもずり下がるという本末転倒な塩梅(笑)。
まあ、そのあたりは使い続けるうちに対処できるであろう。
ああ、それにしてもこの硬さと重さと幅広さをもったベルトでスパンキングされたら、どれほどうれしい痛いものなのか(笑)。
ウットリですよ(笑)。
なかなかのものである。



『ヒックとドラゴン2 』
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『ヒックとドラゴン2 』がDVDスルーと相成った。
結局日本では劇場公開ならず。
第1作の日本での興行的不振が原因だったらしいがもったいな。
その第1作が傑作だったんだけどなぁ。
去年公開されたジブリ映画の5億倍は傑作だったんだけど。
宇多丸が『ヒックとドラゴン2 』についてデキが良いみたいなことを言っていたのでBlu-rayは当然発売時に購入するつもりである。


『同棲終了日記~10年同棲した初彼に34歳でフラれました~』
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Kindle版が199円だったので買ってみたら意外や面白かった。
いわゆる作者のエッセイ漫画。
画も上手い。
同棲していた彼氏の心が自分から離れた瞬間から彼氏の画がゾンザイになるというのがいい(笑)。
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いつものように無断掲載してしまうが、↑がなかなかツボであった(笑)。


『新ナニワ金融道 青木雄二物語 第3巻 』
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AmazonでKindle版購入。
やっと出た最終巻。
マルクス主義であるとか共産主義が血で血を洗うような歴史を作っていたという事実もあるのだが、青木雄二の作品を読むとそれらがそんな殺伐としたイデオロギーに思えなくなる。
それらをもっと楽観的に、人が幸せに暮らすための希望という観点でみることが必要だったのかもしれん。
改めて青木雄二も青木の作品も好きだなあと思った。


『アップルシード アルファ』
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レンタルDVDで鑑賞。
日本語吹き替え版と英語版の両方観た。
見ようと思った切っ掛けは、本作が士郎正宗の『アップルシード』の原作の前日譚的な扱いであるという点。
士郎の作り出した面倒くさくも未完になっている世界観を一旦脇に置いておいて、言ってみれば『マッドマックス』のような力が支配する世界でのバディものというシンプルな構成になっている点に興味を惹かれた。
デュナンとブリアレオスのキャラクターにフォーカスして楽しみやすいのではないだろうかという思いもあった。
実際には原作の前日譚というよりも(原作の後半に出てくる双角が本作には出ている)デュナンとブリアレオスのキャラクターだけを抽出した作品と言ってもいいかもしれん。
で、本作に対するオイラの感想であるが
「オモシロさがビミョー」
というかw
「ビミョーなオモシロさ」
とも言うべきか。
観終わった後に総論として面白い映画だと思ったことは確かなのだが、なんとも歯にものがはさまったようなモノ言いになってしまう(笑)。
惜しいというか、ツメが甘いんじゃね、とか(笑)。
それはヴィジュアル面にもストーリー面にも言える。
例えば
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冒頭の地下鉄のシーン。
地下鉄の車両の内部は当然打ち捨てられた感じの薄汚さが出てるんだが、したら手すりのクロームはこんなにテカテカせんだろう(笑)。
これじゃ手すりだけ新しいように見えるぞ。
これに限らず砂埃とかの些細な、しかしリアリティが絶対必要な自然描写の類は結構ザツw。
作り手は戦車や銃撃に興味はあっても自然描写に凝るということはないらしい(笑)。
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分かりにくいけど、ドローンに攻撃されてクラッシュするジープのひっくり返り加減の重量感のなさ。
CGの業務の末端であるオイラが客などによく言われる嫌な言葉(笑)
「CGっぽいよねw」
こういうのを観ると、本作とは予算も制作期間も違うとはいえ、アメリカのフルCGの動画は最近よくできてるんだなと感じた。
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上図、結構な高度から墜落死したサイボーグにしては原形をとどめすぎてはいないか。
その直前のこのサイボーグ銃撃されてるんだよね。
墜落死してもバラバラのグチョグチョのデロデロの状態になっていないサイボーグなら銃弾ぐらい弾き返すんじゃないの。
そもそも
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双角なんて敵味方?wに何度も爆殺されてるのに普通に生きてる(笑)。
あ、だからサイボーグの内部はともかく(内部は人間の普通の臓器もあったりするから)、外側はむちゃくちゃ理屈抜きに頑丈ってこと?(笑)。
デュナンとブリアレオスにもヒトコト(笑)。
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なにこの無駄にエロい胸の谷間w。
それでいて顔立ちに萌えがないw。
まずデュナンの造形思想ともいうべき部分が中途半端。
しかもこの造形では士郎正宗のロリエロ的な萌えがない。
なのに胸元とヘソを出しているコスチューム・デザインってなんなのよ(笑)。
原作の士郎正宗は
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あからさまにこんなエロい描画をしたって(笑)、戦闘を旨とするキャラクター上肌の露出は顔の部分の必要最低限だ。
作戦中に破片や跳弾などから身を守るための最低限の設定。
その代わり上図のような体のラインがピッタリとわかるような服を着させてわざわざ萌えの要素を入れているわけだが(笑)。
原作を読んでいればこの映画のデュナンのナリが半笑いの対象になるんでないの(笑)。
こんな見かけ上の安っぽいエロは『アップルシード』の世界観(最近の無闇矢鱈なエロの士郎正宗の作品ではなくw)にはそぐわない。
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クライマックスの戦闘シーンで上図の爆撃機?にブリアレオスが乗っているんだど、このシーンは絶好のヘカトンケイルシステムの見せ場だったんじゃないのか。
脳みそを増量しているブリアレオスって戦艦を一人で掌握して動かせるシステムを持っているほぼ唯一のサイボーグってことになってるわけじゃん。
同時にいくつもの作業ができる、簡単に言えばそれがヘカトンケイルというシステム。
このブリアレオスが乗っている爆撃機には操縦しているパイロットがいるのかどうかボヤかされてるけど、「ミサイルを全弾ぶちこめ」なんてセリフがあるのでガンナーがいるんだろうか。
コックピットにパイロットがいないのにレバー類が勝手に動いて飛んでいて、誰もいないのにミサイルの発射ボタンが押される、なんてカットがあれば、ブリアレオスがヘカトンケイルシステムの驚異的な力をヴィジュアル化できたろうに、そういう描写になっていない。
そしてラストシーン。
デュナンとブリアレオスが去っていくにあたっての贈り物がランドメイドだってわかってるのに、もったいつけて見せない演出のトンチンカンさ(笑)。
このように一事が万事、全てが制作側の好みであるとか都合であるとか、更に言えばリアリティとして検証をするの時間がないとか興味がないとか面倒くさいとかエトセトラ(笑)によって適当につくられているようにしか見えん(笑)。。
......
まだまだあるけどこれぐらいにする(笑)。
本作は欧米で最初にDVDスルーとして販売された経緯があるわけで、すべての人間が『アップルシード』の世界観を理解しているわけではないだろうという配慮からの部分もあるんだろうけど、なんとも歯がゆい(笑)。
少なくとも最初に言った地下鉄の手すりの質感などは監督のヴィジュアルに対する、リアリティに対する認識の甘さみたいなもんだと思うのだが。
いろいろクサしたけど、本作が面白いと感じたのは原作の持つ硬質なSF設定を除外して二人の男女のバディ・ムービーに特化してみせたところ。
もっとも原作の持っている設定を出さないで『アップルシード』になるのか?という部分はあるにはある。
が、異形のパートナーと恋愛感情をベースにしたバディが成立するか?という部分での試みは半分ぐらい成功していると思える。
異形のパートナーというのはデュナンに対する
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ブリアレオスのことなのだが。
いわゆる一般的なロボットにしか見えないが、サイボーグである。
この人間の見た目とは違いやわらなか皮膚も感じさせないような外見の人間と絆は結べるであろうか。
この辺りは原作を読んでいても「どうなんだろう?」と思ってしまう部分であるが、冒頭、ブリアレオスが冷却剤の節約のために冷却機能の制限をし始めるシーン。
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次々と機能制限をしていくなかで、"表面体温機能"だけは制限しないことを選択している。
それはその後のカットの切り替わりで恋人であるデュナンのためであることがわかる。
この機微って原作を読んでないとわからない部分かもしれんが、オイラとしてはものすごく繊細に映像化できてると感じた。
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後半のクライマックスである多脚砲台との交戦はアクションとしても見応えがあって、間違いなく本作の見せ場だ。
このシーンは全体のなかでは文句のないシーンであったと思う。
というわけで、いくらかというか、結構ザツな部分が散見するも面白く感じられた珍しい作品だと思える(笑)。
今までCGでつくられた『アップルシード』のなかではヴィジュアルも物語も一番すきかなあ。
ただ監督のチョイスする音楽のテイストには最後まで馴染めなんだ(笑)。

by 16mm | 2015-03-22 21:01 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Comments(2)

『機動戦士ガンダム THE ORIGIN I 青い瞳のキャスバル』

先週水曜日、母親を病院送りに(笑)。
母親の右半身に湿疹ができて脚が痛いとのこと。
当日にオイラの勤務先に連絡して有給をとり、母親を病院につれていく。
したらソッコー入院(笑)。
一度自宅に帰って支度を整えたあとに病院に。
1日に2往復(笑)。
片道約50分ほど(笑)。
症状自体は特に生きるの死ぬのというわけではないが、集中的に治したほうが良いとの判断らしい。
1日3回の点滴を三日間。
金曜日の夜に帰ってきた。


先週土曜日、歯のメンテナンス。
いつものように美形で剽軽な歯科衛生士女史に歯石をとってもらう。
歯の磨き方を褒められる。
というか、昨年から使っている電動歯ブラシが優秀だからなんだけど。
治療後、先生と雑談。
"ライカ通信"が電書化されたので、どんなものか聞いてみる。
面白そうなので購入することにする。


先週土曜日、Bose QuietComfort25 ノイズキャンセリング・ヘッドホンが新品になって戻ってきた(笑)。
先々週、左からの音が聴こえなくなって先週の月曜日夜にサービスセンターに送った。
昨年末に購入して今回二回目の故障による新品交換である。
対応が速いのはいいところだけど、やっぱり故障の根本的な解決はしてないような気がするなあ。
さて、あと何回故障するのだろうか(笑)。
こういう時でも笑ってないとデリケートな坊主は使ってられないのである(笑)。


本日日曜日、岩盤浴、ストレッチ、ジェットバス。
岩盤浴90分キャンペーン最終日であったが、やはり90分はキツイ(笑)。
がんばって70分ほどで切り上げる。


本日日曜日、ブーツを一足メンテナンス。
以前、ABC-MARTの人に教えたもらったようにミンクオイルを布に塗布するのではなく、ブラシに直接つけてブーツ上で伸ばすのをやってみたら、まあ伸びるのびる(笑)。
布に塗布すると、オイルがブーツに浸透する前に布に浸透してしまう。
ブラシにオイルを付けて伸ばすと本当にわずかな量でブーツ一足伸ばしきることができた。
布はオイルを拭き取るのにちょうど良い感じかな。


とうとう
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たぶん15年ぐらいは使っていた革ベルトが千切れた(笑)。
辛うじて革の幅半分でつながっている(笑)。
ヤバそう切れそうとずっと思っていたのだが、買い替えのベルトを選定しきれずにダラダラと先延ばし。
急遽、あまり考えずに代替をAmazonで購入。
送られてくるのが早くて17日なので、それまで千切れた穴の近くに新たに穴を開けて急場をしのぐことに(笑)。


とうとう
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送られてきたぜ(笑)。
PORCO ROSSO(ポルコロッソ)の巾着型ベルトポーチMサイズ。
以前、ズボンの後ろポケットに財布を入れて無くしかけたので、
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昨年11月にウェストポーチを買ったのだが、今度は会社などで外した時の置き場所に若干困るような事態となり。
そこで新たなウェポンを物色していたところ、件の革製の巾着を見つけたのだ。
PORCO ROSSO(ポルコロッソ)の製品はずっと気になってはいて、通勤カバンを買うときも候補にしていたのだ。
が、注文生産の為泣く泣く諦めた経緯がある。
今回は早々に必要にせまられる事はなかったので(とりあえずウェストポーチを使い続けて対処できるから)今年の一月下旬に注文して本日送られてきた。
当初4月22日に送ってくる予定であったのがひと月も早い。
この巾着、もともとベルト通しの部分がボタンの取り外しで行えるようになっていたのだが、その仕組みだとオイラの腹の圧力で(笑)気がつかないうちにボタンが外れて巾着ごと落とす可能性があった。
ので、PORCO ROSSO(ポルコロッソ)の電話口の美形のお姉さんに
「ボタンの部分を縫い付けて取り外しができないようにできませんか?」
と問い合わせたところ、見事に対応していただけた。
女性が好むらしい"赤"を注文(笑)。
歳を取ると派手好みになっていくのだよ(笑)。
一番大きいサイズである"Mサイズ"にしたのだが、札入れと小銭入れを入れると結構パンパン。
だけどこれは革が馴染んでくるとまた違ってくるだろう。
購入した製品には手書き(のコピー)の製品説明などが付いていて、この作っている人たちの手触りが感じられて心がほっこりするね。
良い人たちがいるところの製品が手に入って本当に良かった。
作り手の気配を感じられる製品の希少性というものは代え難いものがあると思う。
明日から右後ろあたりのベルトにくっつけて持ち歩く。
長く大事に使うつもりである。


宇多丸の周辺を知っている人ならご存知
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左側の石野卓球、
ではなくw、
右側の高野政所。
高野政所といっても知らない人は知らないし、知ってる人もそう多くない有名人。
ライムスター宇多丸の番組を聴いてたり、TBSラジオのリスナーだと高野政所の名前を知ってるひともいるだろう。
この見るからに凶悪そうな犯罪者顏の高野政所が大麻所持でパクられた(笑)。
これをオイラは一週間以上遅れてタマフルのHPで知ったのだ。
いや〜、この顔でマジに犯罪を犯したらシャレにならんでしょう。
先週宇多丸が拘置中の高野政所のところに接見に行ったらしい。
"DJ"だとか"クラブ"という用語が多くの世間の無知から不当な扱いを受けている中で、宇多丸をはじめとしてそれに必死で抵抗し、自分たちの属する文化を必死で守ろうとしてきた。
それが高野政所のおかげで
「やっぱり"DJ"ってヤバイ」
「クラブってヤバイところなんでしょ」
という風評が当局の法改正の根拠になりかねない。
クラブアーティストだから反社会的でクスリのひとつもやっとかないと、なんてのは今の時代断じて許されない。
どんな些細なことであっても当局はそれを重大な根拠として国民を締め付けてくるのだから。
反社会的な行為をすることが当局に利用されるということを自覚してほしいもんだ。
反社会性=アートなんていう図式はすでにカビの生えた幻想にすぎない。
高野政所ってよく通るいい声で話しも面白かったからなあ。
とりあえず、声だけは信用できる男だったんだが(笑)。
反省してまた声を聞かせてもらいたいなと切に思う。


そういえば宇多丸のタマフルも2時間の番組になってしまうという。
最初は3時間であったのに、それが2時間半になり、今度は2時間。
生で聴かずにPodcastで聴いているオイラは良いリスナーとはいえないが、番組の短縮はなんだかなあな感じ。


『機動戦士ガンダム THE ORIGIN I 青い瞳のキャスバル』
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先週水曜日、MOVIXさいたま。
安彦良和の『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』のコミック連載が終わったのが2011年8月号。
その頃から『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』のアニメ化の話題が出ていたわけだが、それから3年ちょいの期間で第一弾である『青い瞳のキャスバル』が公開されるに至った。
その間『機動戦士ガンダムUC』も制作していたわけだから、ガンダムを同時に二つ、しかも安彦タッチでというのはハードル高かったんだろうね。
3年というとたいした時間ではないような気もするが、進捗具合がわからない3年というのは長かったと思う。
所謂『1st ガンダム』と言われている作品では描かれなかったシャアとセイラの幼い頃のエピソードをアニメ化に際しての導入部とするのは前章譚として機能させる意味合いだと思っていた。
ら(笑)、このシャアとセイラのエピソードを4作作ってセールスを見てから後続を作るための試金石的な意味合いが強いようだ(笑)。
しかも次作が今年の秋(笑)。
4作終わるのが来年。
再来年にやっと「ガンダム大地に立つ!!」ですわよ(笑)。
おぢさん、50歳になってますけど(笑)。
で、今回の『青い瞳のキャスバル』ですけど、結構色々な意味でおっかなびっくりの及び腰でつくられている感じがしますわな(笑)。
その及び腰のひとつに前評判でいろいろ言われていたことの一つに幼いシャアであるところのキャスバルの声を
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田中真弓がやるということについて。
これは制作の方も未知数だったか、本作でキャスバルのセリフが意外と少ないんだよね。
本作の評判次第で(田中真弓降板ということはないにせよ)キャスバルの扱いを変えることを考えていたのかもしれんなあ。
オイラとしては田中真弓で大正解。
パズーの声とも、田神 悠宇の声とも違う。
子供の声でありがなら抑え気味で知的な雰囲気を見事に出していたと思う。
更に言えば後年、マザコンをこじらせるであろう(笑)布石も本作で描いており
「そりゃマザコンにもなるよな(笑)」
という納得もいった(笑)。
シャアとキャスバルのエピソードの後半は声変わりの時期でもあり、今回の田中真弓の評判次第ではこれ一作限りになるかもしれないけど、オイラとしてはキャスバルがシャアになりかわるぐらいまでは田中でいってもらいたいと思ってる。
田中真弓、よかったわあ。
作画に関してはほぼ安彦良和が原画描いたと言っても騙されるぐらいの水準であった。
『1st ガンダム』の時と違い、やっと安彦のタッチを作画に落とし込める技量のあるアニメーターが出てきたということだろうね。
ただ本作のアヴァンである赤い彗星の活躍シーン。
これ本編とは別枠で板野一郎が絵コンテを描いている。
つまりこのアヴァンの部分だけ演出が板野一郎ということなんだけど、まあ動きが板野サーカス(笑)。
36年前の『1st ガンダム』の印象からかけ離れずにいくのか。
それとも36年経った動きの技術を投入するべきなのか。
結構難しい選択だとは思う。
動きが速くて立体的な動きをしながら作画的に破綻がないのはCGの導入の成果だと思う。
それでも板野の手綱を締めるつもりで安彦がアヴァンでのタイミングを作っていたらまた違う形になったであろう。
36年前のあのモビルスーツの動きは安彦のタイミングとも言えるし、激しいアクションをモビルスーツにさせることができるだけの技術が培われていなかったからこその、ドンくさい(笑)重さのある動きになっていたようにも思う。
オイラとしてはやっぱり動きが全体的に早すぎてメリハリがなかったかなという感じである。
とはいいつつも、本作に満足したのは間違いない。
上映終了後に先行発売のBlu-rayを買おうとしたらすでに売り切れだったから。
つまり本作の評価は全体的に高いということなのだろう。
ただひとつ言いたい事があるとすれば、時折散見するギャグとしての画。
例えば、爆発事件で大怪我をしたドズルが大げさに包帯を巻いた拳を思い切り合わせてしまって激痛の画がもうギャグですよっていう風になっているのよ。
たしかに安彦のコミックでもそうなっているけど、そのあたりはコミックと映像の演出の違いを考えてもらいたい。
そのギャグ画が観ているオイラにとっは無茶苦茶ノイジーなんだよね。
『機動戦士ガンダムUC』のように徹頭徹尾シリアスに徹した見せ方をしてもらいたいと思ってた。
そう考えると『機動戦士ガンダムUC』ってよくできていたよな。
『逆襲のシャア』も同様であのシリアスな話に拙い画でギャグを入れてくるのを観て殺意が沸いたこともあったからねえ(笑)。
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連邦軍の制服に身を包んだハモン姐さんがカッチョよかった。
後半の華だね。

by 16mm | 2015-03-15 21:04 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Comments(2)

『報復の面』『ノンフィクションW さらば愛する日本よ~密着・押井守の世界挑戦800日~』

先週土曜日、新宿で友人と焼肉とビール。
新宿と言っても職場が新宿なので別に珍しくはないのだが、新宿駅に行ったのは久しぶり。
やっぱりオイラのなかで新宿というとあの雑踏の駅前なんだなあ。
職場は新宿と言っても悪名高いw"DAIS(ダイス)"の近くの比較的静かなところなんだよね(笑)。
友人と肉を食べながら人の悪口を言い、給仕のおねえさんをセクハラしてダラダラと5時間も居座っていたw。
でもあっという間の5時間だったなw。
滅多に呑んだりしなくなったオイラだが、この手の呑みはメンツ次第で30分でも苦痛に長く感じる時があるわけなので、久々に楽しかったんだと思う。


ああ、なんということだ(笑)。
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『機動戦士ガンダム THE ORIGIN I 青い瞳のキャスバル』の劇場上映がすでにされていたとは(笑)。
迂闊にも劇場公開って今月末からだと思い込んでいたのだ。
とりあえずBlu-rayを買う前にクォリティの確認をしたかったのだが......。
GW前の発売まで気長に待つことにする。


本日日曜日、岩盤浴、ストレッチ、ジェットバス。


坊主、また壊れる(笑)。
昨年末に購入してひと月で右側が聴こえなくなって新品と交換されて戻って来た坊主であるがw、それを使用し始めて二週間ほどでまたも故障。
今度は左側が聴こえなくなる。
サービスセンターに電話するとまたも交換に応じてくれるという。
オイラとしてはこのヘッドフォンの根本的な問題があるように感じられて、交換より修理してほしい旨を伝えたが、バラして修理ができないとのことらしい。
.....。
また今週梱包して送るつもりだが、こういう事態でも笑っていられないと坊主は使えない(笑)。
なんともデリケートすぎる。
とりわけオイラが雑に扱っているとも思っていないのだがなあ。


『す子゛ろく 』
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AmazonでKindle版購入。
カラーで見ることができるのがうれしい。
きれいでかわいい。
しかし、それだけじゃないところが"ダーティ・ロリータ"の異名をとる大田垣晴子の作品に惹かれるところでもあるのだ(笑)。


『BLUE GIANT(4)』
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AmazonでKindle版購入。
すでに5巻が出ているのだが、やっと電書で出た4巻(笑)。
この巻は立ち読みできてなかったエピソードが多く、新鮮に物語の展開を楽しむことができた。
音の出ない漫画という媒体で如何にジャズを表現しえるのか。
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漫画から音は出ないが、音を表現することは可能だ。
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それは演奏を聴いているキャラクターの表情だったり、モノローグだったり。
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本作の演奏シーンはまさにアクション・シーンを見ているようなスリリングさと気持ち良さだ。
更に本巻、どんなに恵まれた環境でひたすら努力をしても越えられない一線というものがあるという残酷な現実をも描いている。
しかし、その一線を越えうる人間を肯定することで得られるものも提示していた。
『UC』的に言えば(笑)、"可能性の獣""希望を乗せたユニコーン"。
本作で主人公の師匠の気持ちと、心の大きさに感動した。


『報復の面』
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コミック乱 2015年4月号 [雑誌] [Kindle版]をAmazonでKindle版購入。
何故いきなり時代劇の劇画雑誌を購入したかといえば、
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宮川輝の新作が載ったからだよ(笑)。
『報復の面』。
『さるかに合戦』を物語の換骨奪胎して作り上げられた少女の復讐の物語。
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宮川のファンであったので、いつ作品が掲載されるのか?電書はでないのか?などなどをtwitterやらHPなどに探りをいれながら待ちに待っていたのである。
雑誌が発売されたら買おうかなと思ってたんだけど、時代劇雑誌のくせに(笑)電書が期間限定で出ているようだったので待っていたのだ。
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『018(ラブ・エイティーン)』や『APPLESEED XIII』などのSFを描いていただけに、時代劇とは意外な。
んが、しかし、ジャンルを超えて宮川の持つ画的な官能性はまったく削がれておらず、むしろ先鋭化すらしているんではなかろうか。
宮川自身は大友克洋のフォロワーを自認しているわけで、オイラもそう思っているんだが、大友の作劇にはついに出なかった柔らかさが備わっていると思う。
早い話が描かれた女の子が可愛いわけよ(笑)。
更に瞳の描きかたの緻密さも魅力的。
大友は読み手にキャラクターへの感情移入を意図的に制限して、むしろ物語であるとか世界観に誘導するような作風であった。
宮川は難解な世界観をキャラクターへの感情移入から誘導していこうという試みをしているように思った。
どちらが良いということではない。
が、漫画を描いていない大友の画は徐々に古びてきているように思えていた昨今。
画を描くということで得られる官能性を糧に描いている宮川の画は今後も描き続ける限り進化し続けそうだ。
とにかくもうゲキうまな作家だよな。
誰かにパクられる前に宮川をデザイナーとしてロボットのデザインを早々に作らせて映画にしたほうがいいかな。
今後足の部分が自動車の板バネというか、アスリート用の義足っぽいデザインがロボットに反映されてきたら、それは宮川からのパクリだと声高に言うつもりである。
しっかしなあ、これだけの作家で、オイラがこんなに好きなのに(笑)、『018(ラブ・エイティーン)』や『APPLESEED XIII』などは重版がかからずに絶版になっていきつつあるっていうのはどうなのよ。
画だってさあ、江口寿史などより上手くて魅力的だと思うんだがなあ。


『ノンフィクションW さらば愛する日本よ~密着・押井守の世界挑戦800日~』
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wowowで放映していたのを録画視聴。
まだ一般公開前の押井守の新作映画『GARM WARS The Last Druid』のメイキング・ドキュメンタリ。
映画公開前にこんなドキュメンタリを放映しちゃうってのは、実際に劇場公開の目処がたってないというか、怪しいのかしらん、と勘繰っちゃってるんですが(笑)実際どーなんでしょ。
これは押井が映画の絵コンテを描き始め、
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日本側の制作と愛憎むき出しなやりとりと、カナダでのプロデューサーにいいようにナメられw、
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予算問題でシーンのカットやコスチュームや美術の縮小し、製作中断になりそうな憂き目にもあい、なんとか完成にこぎつけた、らしいwところまでをドキュメンタリーとして作られていた。
実際にはカナダでのロケやスタジオでの撮影の部分が中心で、ポスト・プロダクション、CGなどとの合成部分のドキュメンターとして反映されていない。
なのでこのドキュメンタリーを観ても、押井の苦労はわかっても『GARM WARS The Last Druid』の全貌はまったくわからないという感じ。
そもそもこの『GARM(ガルム)』というプロジェクトをオイラが最初に知ったのだ16〜17年ぐらい前の雑誌の特集からだ。
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上の画像で一番左が大友克洋、マイク持ってるのが押井、押井の右となりが樋口真嗣。
バンダイが主導で大規模な映画制作をするという旨の発表があって、それが「デジタルエンジン」と「デジタルエンジン構想」だとか言われて大々的に打ち上げられた。
制作母体はデジタルエンジン研究所。
ネーミングがまったく映画製作会社らしくないところがまたいいなと当時オイラは思った(笑)。
で、そのデジタルエンジン構想で打ち上げられた作品が、『スチームボーイ』に『人狼』に『メトロポリス』。
それと当時『G.R.M. THE RECORD OF GARM WAR(ガルム戦記)』と呼ばれていた押井の作品。
今回の『GARM WARS The Last Druid』はこの当時のものが雛形になっていると考えられる。
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当時雑誌で公開された『ガルム』のヴィジュアルや物語のアウトラインにも圧倒されたが、このデモ映像を観て、とにかくスッゲエものができるという予感でワクワクした。
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制作費60億で2000年ぐらいに公開でジェームズ・キャメロンと組むなんて情報もあった。
......
で、いろいろあって、デジタルエンジンは崩壊した(笑)。
まあいろいろあったんでしょう(笑)。
押井の『ガルム』に関して言えば、映画の撮影の制作費に60億というのではなく、映画を達成するための開発費の費用なのだ。
これ、日本映画の制作から見れば分かりづらいんだけど、映画を撮影する前にその映画を作るための撮影方法やCGとの合成を検討して必要な機材を開発するというものなんだよね。
ジェームズ・キャメロンなんかの映画では『アバター』での革新的な3D撮影のシステムの構築も制作費にはいっているわけ。
日本の映画産業はその手の開発に金をかけなければならないという観点がない。
純粋にカメラを動かして映像を撮るための制作費で、そのカメラを一から作りましょうという部分は理解できないんだな。
押井は当時語られ始めた"デジタル"でのシステム構築で得られる映像を作るために、今までに映画制作にはなかった撮影システムを構築する目論見があったんだと思われる。
デジタルエンジン構想が外れつつも形になったのは『スチームボーイ』『人狼』『メトロポリス』のみ。
『ガルム』は機能限定版という触れ込みで『Avalon』になった。
オイラの感想としては制作費と製作期間を無駄にしつづけた『スチームボーイ』はアレだし(笑)、『メトロポリス』もりんたろうが監督の割には小ぢんまりとまとまりすぎ。
唯一『人狼』がすばらしかったのは収穫だったのではないかね。
その時点から15年ほど経った今。
デジタル技術は進歩して、費用は安くなった。
今なら15年前に潰えた夢が再び芽吹く可能性がでてきた。
そういうことでの『GARM WARS The Last Druid』なんだと思う。
で、この制作費が20億だっていうの。
日本映画で20億っていったら相当なもんだけど、世界で勝負しようという映像作品としてはどうなのよ(笑)。
ジェームズ・キャメロンが押井の企画を聞いて出した制作費が、少なくとも60億、ちゃんと作ろうとしたら100億だと言ったらしい。
それから様々なインフラが整ったとはいえ15年後の現在で押井のヴィジュアルを20億というのショボすぎるんでないの。
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どーゆう使われ方をするのか知らんが、予告編に出てくるこの飛行物体だってフォトリアルとは言い難いものだし。
これがフォトリアルに見えなくても作品の中での使われ方次第だとは思うんだが。
『ガルム』というのは押井の夢であったと同時に、その押井のお風呂敷にワクワクしたオイラを含めた"大きなお友だち"の夢でもあるのだ。
できれば現在のオイラの不安を覆すような映画であることを期待する。


今週末は歯のメンテナンス。


by 16mm | 2015-03-08 20:14 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Comments(2)

『アメリカン・スナイパー』

先週土曜日、歯のメンテナンス。
いつものように美形で剽軽な歯科衛生士女史に歯石をとってもらう。
完全にこの歯の定期メンテがルーチン化した結果、ひと月歯石を取ってもらわないと口の中がなんとなく野暮ったいようなダルっとしたような(笑)、例えが判りにくいですか、そーですか(笑)。
ひと月パンツを履き替えないような(いくらなんでもひと月パンツを取り替えなかったことなどないがw)気持ち悪さ(笑)。
そんな状態に感じてしまうようになったため、歯石を取ってもらうと非常にスッキリするのである。
「やっぱり私がいなくちゃだわ」
などと得意気にホホホと笑うドSの女史(笑)。
治療後先生と雑談。
ライカのモノクロデジカメを見せてもらう。
ものすごく興味があったカメラで非常に羨ましく思う。
のだが(笑)。
話を聞くと相当にクセのある設計思想のカメラだということがわかった。
それでもこのモノクロに特化したカメラを羨ましく撫でさせてもらった。


本日日曜日、岩盤浴、ストレッチ、ジェットバス。
岩盤浴がサービス期間とのことで普段60分が90分に。
それでも90分は耐えられずw、70分で退散。


『エリア88』
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AmazonでKindle版購入。
1〜3巻。
おそらく今後全巻購入予定。
『アメリカン・スナイパー』を観る前に読んでみたくなった。
初読はオイラが高校生の頃だから30年前だ。
当時は気にならなかったが作者の新谷かおるは松本零士のアシスタントだけあってかなり影響を受けてたんだな。
擬音の書き文字なんて師匠にそっくりだ。
本作はF14が最新鋭とされる時代の物語であり、現代であれば戦闘機同士のドッグファイトが戦局を左右するとは考えづらい。
今は昔の話ではあるのだが、この物語が今読んでもなんとなくしっくりと受け止められてしまうのは、平和な世界からいきなり極限の生き死にを意識せざるを得ない状態に追い込まれた人間の物語として僅かながらもリアリティを保っているからだと思われる。
拉致されていきなり北朝鮮で生きざるを得ないという現実が進行しているということもあるからね。


『いぬにほん印刷製版部 1巻 (まんがタイムコミックス) 』
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AmazonでKindle版購入。
タイトル見てほぼ衝動的に購入(笑)。
内容は印刷会社アルアル的ではあるんだけど、オイラとしてはあまり面白く感じられなかったな(笑)。
実際はもうちょっと殺伐としているからね(笑)。


『天の血脈(5) [Kindle版]』
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AmazonでKindle版購入。
待望の新刊。
近代史については多少は知識がついていってるのだが、古代史についてはほぼ無知状態。
なのでこの二つをリンクする意義というものをオイラは計りかねるわけであるが、手塚治虫が『火の鳥 大地編』というタイトルで満州を舞台に作品を考えていたということを聞いたことがある。
なので有識者の間ではなんらかの関連があるのだろうなと推測するにとどまっている状態。
非常にオイラ情けない(笑)。


『アメリカン・スナイパー』
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先週土曜日、109シネマズ菖蒲。
IMAX版。
今年はwowowのアカデミー賞の番組は観なかったなあ。
というか録画もしなかった(笑)。
去年は録画したけど結局観ないで削除しちゃったし。
で、本作『アメリカン・スナイパー』はアカデミー賞の6部門にノミネート。
そのうち音響編集賞を受賞。
作品自体はクリント・イーストウッドの演出力の冴えで見事な映画だった。
オススメの映画にではあるよ。
ただこの手のジャンルであればキャスリン・ビグローの『ハート・ロッカー』の方が良かったなと思うし、イーストウッドの作品であれば『グラン・トリノ』や『インビクタス/負けざる者たち』の方が好きかなあ。
これは単なる比較の問題なので、本作が良質の映画であることにはかわりない。
ところで、銃社会に生きていないオイラからするとずっとピンとこないことがある。
人を背後から銃で撃つということに関して。
オイラからすると銃で人を撃つのに正面でも背後でも同じだろうという大雑把な見解になってしまうのだが、例えば『ブレードランナー』でデッカードがレプリカントの女を背後から撃ち殺すことに対してアメリカでは結構抵抗があったと聞く。
デッカードは刑事であり、脱走したレプリカントを処刑する義務が課せられているわけだから、それを背後から打ったところで職務を全うしたという風にオイラはとらえるんだけど、アメリカ人はその行為を「卑怯」だと思うものらしい。
なんとなくわかるようなわからんような(笑)。
で、『アメリカン・スナイパー』であるが、こういう相手から見えない位置から予告なしで(当たり前だw)女子供問わずに撃ち殺すのも
「スナイパーは背後から人を撃つ臆病者だと教わった。ヒーローではない。」(マイケル・ムーア)
という意見がある一方で、本作の主役であるクリス・カイルは"伝説のスナイパー"として賞賛されてもいる。
仲間の米兵を守るためなら、女子供であっても武器を持っていれば撃ち倒す。
表面上、仲間を守る為なら武装した敵対する相手を悪魔と見なして引き金を引く。
撃ち倒された子供の死を見、RPGを構えようとする子供に対して「それを捨てろ」と聴こえるはずもない呟きをする。
これがストレスにならない筈がない。
殺戮を楽しめるようなサディストならいいだろう。
しかし、本作で描かれているクリス・カイルは真面目すぎた。
米軍の脅威とはいえ子供を射殺する自分は、幼いころ父親に教えられた
「お前は弱い羊達を守る牧羊犬(シープドッグ)になれ、狼にはなるな」
という教えを守れていたのか?
おそらくクリス・カイルはそれに引き裂かれ続けたのではないだろうか。
平和の祭典とも言われているオリンピックの選手のスナイパーとの対峙。
ただ本作、アメリカの保守派から愛国的であると賞賛も受けているので、人によって受け取り方は様々になることだろう。
なので本作が右と左のどちらに向けて描かれているのかわからない。
イーストウッドとしてはおそらくある方向性を定めて本作を作ったと思うのだが、オイラは今の所まだわからない。
銃撃戦も派手だし、戦争アクションとしても楽しめるとは思うんだけど、本作のエンドクレジットに仰天。
スタッフ&キャストのクレジットが黒バックに流れていく数分、全く音楽ないんだよね。
効果音なんかもなしの全くの無音。
寡聞にして、こんな度胸の座った演出を見たのは初めてだ。
これがねえ、本当に重苦しく感じて逆に立ち上がれなかった(笑)。
周りで観ていた人たちも結構最後まで席を立たなかった人が多かった。
オイラなんて割とエンドクレジットで席を立っちゃうんだけどw、本作では立つことができなかったよ。
このエンドクレジットの演出だけでもイーストウッドの恐ろしさがわかるってもんだった。
オススメである。


今週末は友人と会う。

by 16mm | 2015-03-01 21:05 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Comments(2)