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『寄生獣 完結編』

『寄生獣 完結編』
今週水曜日、109シネマズ菖蒲。
スゲえ。
傑作だ。
SFだ。
ちょっとどころかかなり感動した。
今年暫定ベスト1。
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この完結編のメイン・ヴィジュアルのひとつ。
これが見事にテーマを表しているんだな。
実は原作をこの機会に読み直すということはしていないので厳密に違いをどうこうは言えないのだが、本作は映画化に際しての的確かつ最高の脚色が加えられている。
そのひとつが原作と違い主人公が父親不在の母子家庭であったという点。
徹底的に母性にフォーカスしていた。
原作コミックには父親も出てくるんだけど、それは<男>というものの存在を意識させる。
雑に言うとこの場合の<男>は暴力性の象徴みたいなものだと思われる。
危険と思われるものを命をかけて排除する。
力というか暴力性によって何かを守ろうとするのが<男>だ。
それはまあ例えば目の前でレイプが進行中なのに
「話せば分かる」
などと悠長になれないからね。
事態を即座に解決するのが暴力だ。
では逆に<女>はどうかというと、これも雑に言えば寛容さであるとか慈悲の象徴であろう。
こう考えると<男>と<女>というのは生物学的な組み合わせというよりも、メンタル的に割れ鍋に綴じ蓋で車の両輪としてお互いに存在しあわなければ生存できなかっただろう。
原作コミック版はその<男>と<女>をほぼ均等に描きくことで<人間>であるとか<人類>が生きるということの業は肯定されうるものなのか?という問いかけをしていた傑作であると思っている。
で、『寄生獣 完結編』であるが、
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<男>と<女>や<父>と<母>を誠実に描くには映画を二部作として制作しても不可能と判断したのだろう。
この判断は断然支持したい。
なぜなら人間の<女>や<母>に狭くフォーカスすることで本作は楽観的ながらも非常にわかりやすく強い<希望>を提示していたからだ。
原作コミックでもこの<希望>は描かれていたが、映画版の本作ではよりストレートなものになっていたと思う。
この<希望>は自分と異なった生物を受け入れる寛容さ<共生>ということだ。
深津絵里が演じる田宮良子は寄生生物に乗っ取られた。
元の田宮良子の姿形を完全にコピーしていたはずだったのに、彼女の母親に見破られる。
特殊な能力など持っているわけもない人間の女になぜ自分が田宮良子を乗っ取ったと分かったのか?
もともと田宮良子は人間と寄生生物との共生を考えていたわけだが、それは単なる好奇心からだったのだろう。
生殖能力を持たない寄生生物に母性などという概念が理解できるはずがない。
その母性という概念を探求するために妊娠し子供を産んだ。
自己保存に特化して他者の為に自分を犠牲にするということをしないはずの寄生生物。
寄生された田宮良子にしてみれば単なる好奇心の対象でしかなかった赤ん坊の為に自らの正体を白日の元にさらし、自分の子供を助ける為に死ぬこととなる。
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本作、寄生生物のいる場所というのが鋭角的な周りがコンクリートの庁舎の内なんだよね。
それをブルーのフィルターを使った映像にしていた。
で、田宮良子が自分の子供を取り返しに行く場所が木々の多い動物園。
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暖色系の温かみのある空間で風が常に吹いている。
この風の表現がすごく秀逸だったと思う。
田宮良子のシーンって割りと風が舞っていることが多くて、その度に彼女の髪の毛が生きてるように動くんだよね(笑)。
田宮良子の最後のシーンなんて『ブレードランナー』のロイ・バッティの最後と同じくらいに感動的だったね。
その後この田宮良子がやろうとしていた<共生>はそれぞれの寄生生物が模索して行われていくわけで。
物語の後半で人間が殺されて食べられる事件が少なくなってきたということがあかされる。
田宮良子の子供は寄生生物の要素を少なからず受け継いでいるはずだ。
一度死んだシンイチは寄生生物であるミギーの細胞の力によって生き返る。
シンイチとその恋人のサトミにだって寄生生物の要素が宿るはずだ。
寄生生物の要素を受け継いだ人間がこの後どんな進化を遂げていくのか。
当初の思惑のように暴力性を爆発させて人類の荒廃を加速させる可能性だってある。
が、本作はそれを<母性>による寛容さと慈悲によってうまく共生していけるかもしれないという希望をストレートに語っている。
知らず知らずの内に人間は他者と友好に共生出来ているかもしれない。
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現時点で人間に欠けているものは、他者を殴り倒す為の拳ではない。
他者を包み込む手のひらこそが。
やっぱりこれは母性だと思う。
母性を過大評価する男の悪癖かもしれんが、それ込みのでの希望が美しく描かれていた。
まだまだ言いたいことはあるのだが、それはBlu-ray再見時に。
本作の監督である山崎貴はフィルモグラフィーの『BALLAD 名もなき恋のうた』から『STAND BY ME ドラえもん』まで、ちょっと付き合いきれなくなりつつあったのでガッカリしていたのだが、ここに来てまたも『リターナー 』を観たときのような感動が得られるとは思わなかった。
次作も期待する。

by 16mm | 2015-04-30 23:09 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Comments(2)

『龍三と七人の子分たち』

『龍三と七人の子分たち』
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今週火曜日、109シネマズ菖蒲。
おやくそくのw
「『龍三と七人のコビトたち』一枚」
と、劇場のチケット販売のおねえさんに言っちゃった(笑)。
久々の北野映画。
老人をメインキャストに持ってくるってことはアレだな、昔の『たけしのオールナイトニッポン』のネタをやるのだな、と予想していたらその通りで(笑)。
「ヤクザがプールで泳いでいたら指が無いのでまっすぐ泳げない」
とか
「競泳で指が無いからタッチの差で負けた」
とか。
「ボールを投げると必ずカーブしちゃう。指が無いから」
とか。
「ジジイの暴走族があったとしてそいつらに、"キミたちには未来があるから暴走族なんてやめなさい"とか言って説得できないよな」
とか
「近頃のジジイは戦争を知らないからだめなんだと孫に言われてムシャクシャしていた」
とか(笑)。
まだまだ出てくるぞ、あの頃のたけしのネタは(笑)。
高校生だったオイラ、夜中にゲラゲラ笑ってたから。
なので『アウトレイジ』ばりのハードな路線ではなく、久々にストレートなコメディだろうと思っていた。
考えてみれば北野武が本作のようなストレートでベタなコメディ映画を撮ったのは初めてではないか?
『みんな〜やってるか!』のような客を置いてきぼりにすることを目的にした尖りまくった挙句に根元まで薄くなって折れちゃったようなコメディはあるけど(笑)。
『監督・ばんざい!』とか『アキレスと亀』ようでもない。
『菊次郎の夏』をもっと進化させたような感じかしらん。
上映中笑いも起こってコメディ映画としての面白さは文句無しである。
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「コメディアンがでない、コメディとは無縁に見られているシブい役者をつかったコメディ映画を撮ってみたい」
こんなことを昔たけしが言っていたっけ。
面白い顔した奴がでてきてベロベロバーで笑われる、というのがたけしの目指すコメディ映画ではない。
真面目な顔した奴が真剣に悩んだ末に間抜けなことになってしまうギャップと、会話のスピードと間合いによってコメディを成立させて客を笑わせる。
笑いに対するたけしの哲学が観られる良作である。
また、藤竜也や近藤正臣や中尾彬というシブめの役者に対してコメディの演出をを加える北野武の演出力というか貫禄。
貫禄は当然として演出力としても本当に今の北野武にしかできない映画ではあった。
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藤竜也はブリーフ一枚にさせてオナラをさせられ(笑)、なおかつ吹き替えなしで女装までやらされてた(笑)。
この藤竜也の役の龍三親分ってビートたけしの要素が十分に入ってますな。
北野武も刑事役として出てるんだけど、登場のしかたがいきなり背中越しなんだよね。
顔見えない。
だけどオイラたちはこれがたけしだってわかる。
この演出がカッコよかった。
でも日本人じゃないと分からないかもしれんな。
海外配給じゃ登場するシーンも顔からのカットからで編集するのかもしれんけど。
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本作、安田顕が出ているのも楽しみの一つだった。
この安田の位置って北野武の歴代映画でいうと寺島進とか大杉漣とか加瀬亮とかのポジションだ。
つまり北野武が力を認めた若手の役者というところなんだよね。
安田、好演。
ものすごく好演して力も入っていたんだけど、なんせジジイの映画だから割り食っちゃった。
北野武もジジイへの見せ場を多くせざるを得ないために、安田がステロタイプな悪なのが残念だった。
元ヤクザと現代のヤクザをリアルに描く意図ではないので映画のバランスとしては問題ないが、できればまた安田顕をつかってもらいたいなあ。
安田とたけしって割とメンタリティが似てるように思えるので。
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他で言えば『HK』にも出ていた清水富美加が中尾彬の孫としてキャスティングされていた。
すごく良いんだけど、やっぱりジジイの映画だからステロタイプだったよな。
清水富美加って絶対コメディエンヌの才能あると思うから、また北野映画で観てみたいなあ。
それからステッキのいちぞうの若いころの殺陣がカッコよかったなあ。
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なんといっても<殿下>が出てましたよ(笑)。
いや、この神風のヤスこと小野寺昭、『太陽にほえろ』の<殿下>役が良くも悪くも当たってしまったがために世間一般の印象を狭めてしまった役者の一人であろう。
だが本作ではもう一歩の感はあったが、ちょっとキレ気味のヤクザとしてちょっとだけ<殿下>を払拭してたように思えた。
で、全体的に良作でありオススメではあるんだけど、本作、久石譲の音楽で観たかったというのが正直なところ。
なんとなく音楽がというか、音楽の使い方が安っぽいような気がしましたかねえ。
GWのオススメよん。

by 16mm | 2015-04-29 15:24 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Comments(2)

『モノクロ × Photoshop [陰影が生み出す美と感動]』『押井守ぴあ (ぴあMOOK)』『のりりん(11)』『マイボーイ(2)』『毎日カラスヤサトシ(1)』

先週、『寄生獣 完結編』と『龍三と七人の子分たち』を観るつもりだったが、金曜日からどうにも喉がガラガラしてきて調子が悪く、土曜日には多少持ち直したものの大事をとって鑑賞取りやめ。
ちょうど『寄生獣 完結編』の後に間髪を入れずに『龍三と七人の子分たち』が上映されるというナイスな取り合わせだったのに(笑)。
残念ナリ。


先週金曜日、岩盤浴、ストレッチ、ジェットバス。
金曜日、銀行に行くつもりで会社で午後休を取ったのだが、前述の喉の調子で気弱になり(笑)。
とりあえず岩盤浴に行けばなんとかなるかもと思い、銀行をパスして岩盤浴に行く(笑)。
結果、なんともならず(笑)。
風邪なのかアレルギーなのか?


先週土曜日、歯のメンテナンス。
いつものように美形で剽軽な歯科衛生士女史に歯石をとってもらう。
さいたま新都心にできたパンケーキ屋さんの情報をもらって狂喜する(笑)。
女史よりも先に行って食べると宣戦布告する(笑)。
治療後先生と雑談。
教えてもらったモノクロの本について。
ライカのレンズのエラさを教えていただく(笑)。
見せてもらった娘さんの画像が非常に可愛らしく写っている。
それを見て、なんとなくオイラは女性を撮影するときは顔の周辺をトばし気味にするのがいいと思っていたのだが、グレイのトーンでやや調子を残し気味にすると非常に柔かい印象になるのだなと思った。


先週土曜日、久方振りに腕時計のバンドの洗浄をする。
で、Amazonで購入した
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HDT DESIGN BUNDレザー 22mm ストーン・ブラウン [ブラウンスティッチ] 時計 ベルト バンド [腕時計][クロノワールド chronoworld][簡単キット付]の背当ての部分のみを使って
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このようにしてみた。
何故かと言えば、オイラが手というか腕あたりに汗をかいて、腕時計をしていると割と年中汗みどろとなっていたのだ(笑)。
一応、テッシュで汗をぬぐったり、夏などは腕に巻かずにカバンに入れっぱなしという始末(笑)。
一応日常生活防水なので汗ごときではビクともしないのだが、竜頭やプッシュボタンについた汗が緑青となって時計内部に入り込むということもあった。
気に入って買った時計であるし、なにより腕に巻かずになにが腕時計か、ということを買った当初からずっと思っていたわけ(笑)。
それでも"時計ではない 計器である"とコピーも勇ましいブライトリングがオイラの汁まみれになるのは顔射された女性を見るようで不憫だ(笑)。
で、やっとここの背当てにたどり着いた。
以前、テニスのリストバンドやバンダナを腕に巻き、その上から時計をしたこともあったのだが、汗と熱気が布地を伝導して同じように汁まみれに(笑)。
今度のは牛革であり、腕とベルトの間に適度な空間が稼げて、前より風通しがいいように感じる。
もともと軍事用のものとして存在は以前から知っていたのだが、とりあえずこれで様子をみることに。
HDT DESIGN BUNDの革バンドは使わずなのだが、3,456円とリーズナブルなうえにバネ棒外しとシリコンクロスもついてきた。
バンドを手軽に代えてみたいという人にはすごくオススメだと思う。


本日日曜日、冬に大活躍していた革のコートに丁寧にオイルがけ。
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やっぱり布よりもブラシの方がオイルはのびるなあ。


オイラの地区は関係なかったのだが、先週通勤に使う駅で毎日選挙の立候補射が改札口のところで挨拶していた。
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所謂"駅立ち"というやつね。
オイラが一票持ってなくてもそんなの端からは分からないからまあよく言えば別け隔てなく、悪く言えば見境なくw
「おはよーございます」
「いってらっしゃいませ」
ってやってるわけ。
だれもがこんな挨拶に感情などこもってない事は分かってるし、選挙期間中しかやらないというのも分かってる。
で、オイラの曾祖父さんの話。
母方の実家って裕福じゃないけど結構土地持ってたみたい。
で、選挙になると地元の議員が曾祖父さんのところにやってきて、はっきり言えば選挙資金の無心にくるわけ。
曾祖父さん、まあ知らない人間ではなしとその議員にニコニコと金を融通してたみたい。
で、その議員が帰った後、クソガキであったろうw小さい頃のオイラの母親に
「まったく議員って奴らは乞食だな」
と吐き捨てるように曾祖父さん言ってたらしい。
「右や左のダンナさま〜」
から始まる乞食の口上だが、今時そんな事いう乞食は見たことない。
左右を節操なくニコニコとして議員立候補者の駅立ちの挨拶が乞食の口上と同じだとは言わない。
そんな事言ったら乞食に失礼だから。
乞食は自分一人がささやかに生き残る為に物乞いをするわけだが、議員の立候補者達は多くの選挙権を持つ有権者よりも金持ちになって権力を持ちたいがために一時頭を下げているに過ぎないから。
まあ議員の立候補者がこんな見え見えの事を有権者に対してやるのも、オイラを含めた有権者のレベルがそれだからということでもある。
いまだにオイラの周辺では「あそこんとこの先生はウチには挨拶にこなかった。エラそうに」とかいうからね(笑)。
まあそんなレベルだから議員も有権者と同じレベルにならざるを得ないよな。
議員定数の削減などはおそらく議員はだれも賛成しないだろう。
なのでオイラはささやかに、議会から椅子をなくして立ちっぱで会議をしてもらえないだろうか(笑)。
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イメージはこんな感じ。
オイラの勤務先でも一部導入されておる。
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100歩譲ってこんな椅子ならオッケーとする。
多分ずっと立ってるわけなので疲れるから議事が迅速になるのではないか(笑)。
さらに言えば公僕のくせに座り心地のいい椅子で熟睡している奴を見ると、この不況下、殺意がわくね(笑)。
当然足腰の悪い、立ってられないような人間は議員の立候補者からはずされる。
たとえどんなに有能であっても己の脚で立ってられないような奴にいかなる舵取りもできるはずがない。
女性で妊娠中の人はどうしたらいいのかと言えば、それは民間企業と同じく産休を取るなり、妊娠がわかっていて座れないような場所に進んでいく人もいまい。
椅子に座ってじっくりとした議論を深めたい、なんてのは戯言。
じっくりダラダラ会議をやってろくなことになってない例なんてごまんとある。
議員定数を削減しろとは言わん。
すべての議会から椅子を無くす。
これ、やってくれんかなあ(笑)。


と、ここまで書いたところで突然またも坊主が不調(笑)。
ちょ、ちょっとちゃんと調べなくちゃならんが、コードの接触ならまあ問題ないのだが。


いますっごく読みたいのが
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『昭和天皇実録 』。
結構な厚みで19冊出るようだ。
......置き場所がねえ(笑)。
こういうのこそKindleででないのかしらん。
電書は不敬にあたるからだめなのかしらん?


『アップルシード(3)プロメテウスの小天秤』
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AmazonでKindle版購入。
このあたりから物語が俄然面白くなりそうな予感がしてたんだよね。
これを紙の本で買ったのは大学生の頃。
学校サボってマクドナルドで読んでた覚えがある(笑)。


『のりりん(11)』
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AmazonでKindle版購入。
優しげな良い表紙絵である。
この巻で終わりというのは連載を立ち読みしていて知っていたが、まあなんとも......。
10巻までじっくりとジリジリと進めていた物語がなんとも雑に収束したという感じ(笑)。
10巻までがジリジリすぎたと言えなくもない。
あまりにも多数の伏線がありすぎるのにその伏線に向かうような物語に進行していなかったというもの問題かな。
りんちゃんの母親の病気の顛末があんなオチとは腰砕け(笑)。
『ぼくらの』や『なるたる』の作者にしてみたら非常に雑な印象。
打ち切りだろうかね?
それとも作者が編集とモメたか?
というのも同じ時期に『なにかもちがってますか』も終わっているようで。
好きな作家であるので次作を楽しみにしたい。


『探偵屋の女房(1)』
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AmazonでKindle版購入。
一巻のみ0円だったので読んでみた。
相変わらず画は上手い。
この女房がなんなのかは続巻を読み続けなければならないが、ちょっと興味の持続ができなさそう(笑)。


『マイボーイ(2)』
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AmazonでKindle版購入。
まさか続巻が出ていたとは(笑)。
ソッコーで購入。
絶対に買い続けるから物語として最後まで終わらせて欲しい。


『毎日カラスヤサトシ(1)』
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AmazonでKindle版購入。
面白い。
怒ってばかりの奥さん。
カラスヤさんじゃしょうがないか(笑)。


『押井守ぴあ (ぴあMOOK)』
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書店で紙の本で購入。
押井守の本が結構最近出版されている。
読みたいがKindle版が出ておらん。
まあKindle版云々だけでなく、押井に対してはたの映画監督にはない強い愛憎があってなあ(笑)。
この本だって買うかどうかすっごく迷ったもんな(笑)。
押井ほど期待と憎しみの対象になってる映画監督はいないよな。
アニメーションはいいのよ。
オイラからすればアニメーションは9割打者だから。
だけどアニメーションをやらない期間に撮る実写がさあ(笑)。
もうことごとくクズなわけ。
でも観に行くのよ(笑)。
押井の最初の商業実写映画『紅い眼鏡』の幻影がものすごく色濃くオイラに印象を残しているので、何度裏切られても「今度こそは」という気持ちになっちゃうんだよな(笑)。
『紅い眼鏡』以外の押井の実写はクズだと思うんだけど。
と言いつつ、やっぱり今度の『THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦』は観に行くんだけどね。


『モノクロ × Photoshop [陰影が生み出す美と感動]』
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書店で紙の本を購入。
7020円(笑)。
いつも世話になっている歯科医師の先生に教えて貰った本。
値段で躊躇したが読んだら結構目から鱗がバサバサ落ちた(笑)。
Photoshopでカラーのデータをモノクロに変換する一番安直な方法はメニューの<イメージ>→<モード>→からグレースケールを選ぶのだが、それが一番もとのカラーデータにあった情報を損なってしまう方法。
例えばその方法だとピンクと黄色が同じような調子としてモノクロデータで再現されてしまう。
ピンクと黄色のその二つが違う色をしているという差まで情報が欠落してしまう。
その辺りは経験でなんとなく知ってはいたが、ではどういう手順でカラーデータから良質なモノクロのデータをつくるのかというのを非常にわかりやすく解説してくれている。
この本の良いところは主にPhotoshopベースでの解説なので、ソフトを持っている人にとっては非常に手順を理解しやすい。
物体の反射率や光学的なサイエンスのロジックや、要所に世界の偉人の格言が載ってたりして読み物としても面白い。
ただものすごく丁寧に手順を解説しているので最初の方の手順は「あまりやってはいけない」ことだったりする(笑)。
やってはいけないのはどうしてなのかということをアカデミックに丁寧に解説してくれるからこれを身につければモノクロというものへの理解が格段に深まる。
Photoshopを持ってて写真に興味があって、さらに綺麗なモノクロを作りたいと思う人は必読。
買っても読んでも損はない。
逆にモノクロに興味がなければ読まなくてもいいかな。
カラー専門だったらいらない知識だと思うので(笑)。

by 16mm | 2015-04-26 20:40 | | Comments(2)

『ゴーン・ガール』

先週土曜日、岩盤浴、ジェットバス、ストレッチ。
ジェットバスは高血圧の抑制ができる(笑)?と信じてふくらはぎを中心に土踏まずなどにも当てている。
岩盤浴は35分ほど完全に爆睡していた(笑)。


先週土曜日、ヘアカット。
二ヶ月に一度の楽しいイベントである。
美容室に新人さんが数名入ってきているようで、なにかをやりたいんだけど、なにをやったらいいか分からない状態で右往左往したり佇んでいたりする姿が初々しい。


最近
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この手のテーマの不倫修羅場のYouTubeばかりを見てる、というか読んでいる(笑)。
いろいろ興味深いのだが、不倫してそれがバレて内容証明が会社に送られると、降格されたりものすご〜い僻地に左遷されたりするんだね。
知らなんだ(笑)。
会社って社員の私生活まで関知するべきであり、社員=会社という図式が一般常識としてあるのかしらん?
私生活は関知しないので当人同士で、ということが当たり前だと思っていたがのだ。


『女子高生 Girls-High : 1』
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AmazonでKindle版購入。
電書の良いところで一巻だけ無料とか低価格とか。
これも一巻だけ99円だとかだったので購入してみた。
もっとも大島永遠の作品としては以前に『まんがかぞく』を読了済で一定の面白さはあるだろうと予想していた。
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画は細くて丁寧だし、女の子は可愛い。
さらに言えば男性作家の脳内幻想で作り上げた女の子ではない、つまりヤローの作家では描けないであろう女の子のキャラクターがオイラには新鮮であった。
機会があったら続巻も読むつもりである。


『まんがで綴る百合な日々 女×女のバカップル同棲日記』
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AmazonでKindle版購入。
普段、同性愛に関しては笑のネタにしちゃうのでオイラ自身まったく偏見がないとは言わないが、吉田秋生の漫画や岸田秀の本を読んできた結果、これが異常なものであるとは思わなくなった。
ところで、今考えてみると高校でやってた保健体育の生殖関係の授業の内容って本当にい〜かげんだったよな(笑)。
オイラが童貞だったw高校生当時であっても、セックスが種族保存の為、という部分にぼんやりとだが引っかかってたんだよね。
セックスが種族保存の為なら、なぜソープランドがあり、エッチな本があり、フェチがあるのか?
教科書通りの種族保存という定義から外れているわけなので、それらを使う行為そのものが異常であり変態なのか(笑)。
で、種族保存と言いながら、なぜにコンドームが必要なのか(笑)。
中出しして生まれるままにすれば良いことで、そもそも種族保存に関係なければセックスなどしなければいいではないか?
種族保存の為だけに存在するセックスだとしたら、コンドームの存在は矛盾すると思うが、これをまってく普通に並列させて授業で教えていた(笑)。
......
と、まあ、当時から教師が教えるこの欺瞞についてはロジックとして自分のなかでは固まっていなかったが相当にあやしいもんだと感じていたわけよ(笑)。
今はどうか知らんが、高校の性教育の授業って学問っていうより道徳教育的だよな。
学問でもなんでもない(笑)。
くどく書き散らしてきたが、人間においてセックスは種族保存から切り離されている、と岸田秀の本を読むことで納得できた。
人間以外の他の動物達は決まった時期に発情期なるものがあって、そこで生殖行為がなされる。
人間にはそのような決まった時期の発情期などはなく、時や場所などおかまいなしに発情している。
なぜ人間はそうなのかと言えば、岸田秀によると、人間は本能の壊れた動物だから、ということになる。
本能の壊れた動物である人間は他の動物達のようにプログラミングされた生殖行為はできない。
そんな馬鹿な、と思うかもしれんが思い出して欲しい。
ちなみにこれからの記述は女性に関してではなく野郎のメンタリティーについてで(笑)。
女性のそれはわからないので(笑)。
で、野郎であるオイラで言えばまず性の興味という意味では<オイラの世代だと>エロ本なわけよ(笑)。
母親のおっぱいしか見たことない(笑)小学生のオイラにそのエロ本に出てくる女性の尖った山のようなバストやくねりんことした腰の感じなどにちんちんをかたくしたものである(笑)。
同じように小学1〜2年の頃に友達の家に遊びに行ったら、そこのお姉さん(小学校高学年ぐらい)が台所で洗い物をしていて、そのミニスカートからお尻に食い込んだパンティが見えてたことがあったっけ(笑)。
さすがに小学校低学年なので勃起などはしてなかったけど、スカートめくりとは違った、今でも目に焼き付いている思い出である(笑)。
と、まあこのように、本であるとか布であるとか、人間が本能の代わりに生み出さざるを得なかった文化というものが壊れている人間の性衝動を無理やり動かす為のトリガーとなっている。
実物ではない絵や写真。
布の奥に隠された甘美な部分。
実物に手を触れられず、更にはどんなものなのか謎wでしかないというものに対する興味が性行為に向かわせる要素であると思うのだ。
で、それがこじれていくと(笑)、実物よりも画、いわゆる二次元というものにしか萌えなくなったりw。
本来謎の部分を隠している邪魔な部分であるパンティーがその奥にあるものよりも魅力的なものになったり。
これがフェチですな。
大雑把に言えばそういうこと。
なので人間の性的指向というものが対人間だけでなく対物に対しても向かうならば、同じ人間である同性に向かうことだってあり得る、という納得の仕方。
ちなみにオイラはフェチより同性愛がマシだと言っているわけではない。
異性愛も同性愛もフェチもまとめて性に関しては常識も非常識も異常もないということだ。
......
前段の話が長くなりすぎたが、本書はラブラブな女性同士のカップリングを非常に肯定的に描いていた。
絵柄も可愛くて、二人の幸せな雰囲気が伝わってくる。
この作品を見ていると、同性婚の反対者は何が問題なのだろうと思ってしまうな。
別に異性愛者に迷惑かけるでなし。


『商人道(2)』
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AmazonでKindle版購入。
待望の二巻。
相変わらず面白え。
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細野不二彦も結構な屈折をもっているような(笑)。
だからこそ信頼出来る漢(オトコ)、というか信頼出来る作家なんだけどね(笑)。


『オトナでよかった! 』
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AmazonでKindle版購入。
唐沢なをきの本がまとめて結構な量が電書化。
その中の一冊を購入してみたら漫画ではなく、唐沢よしこのエッセイであった。
他にも出てないのかな?唐沢よしこのエッセイは。
非常に面白く読めている。


『何気ない風景をダイナミックに変える 絶景写真術』
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AmazonでKindle版購入。
この手の専門書は電書で出ているようで、なぜかピンポイントでオイラの読みたいものが出ていないという(笑)なんともやきもきする部分であるのだが(笑)。
本書はAmazonのレビューを読んで興味を持って、なおかつ電書になっているので速攻で購入。
実に良い本。
普段女の子の写真しか撮らないし、女の子以外の写真に興味もないところなのだが、この本を読んだら風景写真も撮ってみたいと思うようになるね。
まあ、タイトルの"何気ない風景をダイナミックに変える 絶景写真術"というのは嘘で(笑)、出て来る写真はハナから絶景のポイントの写真ばかり(笑)。
まあそれは問題じゃない(笑)。
撮影時のデータやその時間に撮影する意義なんかも解説されていて薀蓄的にも勉強になる。
そもそも載ってる写真がすばらしいものばかりで写真集としても楽しめる。
久々の写真本のヒットではないだろうか。
オススメである。


『ゴーン・ガール』
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Amazonで2枚組ブルーレイ&DVDを購入。
劇場公開時の初見以来の再見。
日本語吹き替え版で観た。
会社の友人が本作の冒頭部分の
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くだりを観て
「これはホラーか?スプラッタなのか?」
と涙目になって聞いてきた(笑)。
ああ、なるほど。
そういう見方もあるな。
その友人はスプラッタが死ぬほど嫌いなようで(笑)、いや、スプラッタなシーンはないことはないというか、ホラーというかサスペンスホラーというか......。
ある種の怖い映画であることは間違いないので言葉に窮したなあ。
オイラは選択的未婚権マイルド行使中(笑)の身で、まだ多少なりとも結婚に幻想を抱いている草食系中年男子なわけだが(笑)。
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結婚した人、離婚した人、離婚したくてもできない人。
もしかしたらどんな夫婦にも本作のテーマ的な部分が澱のように漂っている状態が結婚生活なのかしらん。
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映像美という映像それ自体だけに官能性を感じられるという点ではさすがデヴィッド・フィンチャーである。
ポスト・キューブリックというのは言い過ぎだとは思うが(笑)、まあ、キューブリックなみにテイクを重ねるとか、比較的ジャンルにこだわらずに映画を撮り続けるとか......。
まあ、テイクを重ねたからといってキューブリックになれるわけではないけどねえ(笑)。
まあとにかくケレン味を押さえ込みシックでシャープなカッチョいい映像はすごいと思う。
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ところで、購入したもののなかに劇中に登場する『アメイジング・エイミー』なる絵本とその対訳がついてきた。
この本の存在が本作のサイコパスを精神的にしばりつけた存在なのだ。
劇中ではなんでも有能にこなすスーパー・ガールの絵本のように紹介されていて、ベストセラーになっていた本だという。
もちろんその絵本の詳細は語られないのだが、オイラとしては『長くつ下のピッピ』みたいな女の子が主人公なのかなと勝手に思っていた。
ら(笑)。
これがとんでもない話で(笑)。
自分自身完璧であろうとする為に、自覚的に卑怯な手段を使う最低なビッチの話だと思うのだ(笑)。
自分が割った花瓶を両親に釈明することなく学校に行っちゃっう。
割ったのがお手伝いのおばさんだと両親に疑われるだろうことも当然わかっている。
同級生との関わりでのトラブルを先生に言いつけて解決してもらう。
この『アメイジング・エイミー』というのは複数のシリーズがあるような設定なのだが、最初がこれでは年齢を重ねる度にエイミーはクソビッチになっていくと思われる。
映画に組み込んでみたとき、この絵本がいい感じでアイロニックな風にも見えないことはないんだけど、劇中この本は良書として、それこそ『ピッピ』のような本として紹介されているのでこれが全米で愛される良書とは言い難いと思うのだが。
ちょっといい加減に作りすぎてんじゃないの、この絵本(笑)。
デヴィッド・フィンチャーとしてもここまでは面倒見きれてないのかね(笑)。
こんな内容なら知らない方がましだったね。
本作の理解の為のガイドになると思ったけど(笑)。
まあ映画は面白いのでオススメです(笑)。


今週末は歯のメンテナンス。

by 16mm | 2015-04-19 22:26 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Comments(2)

『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』

先週土曜日、昨年末以来の車のエンジンオイルとエレメントの交換。
ついでにタイヤへの窒素の追加。
窒素はタイヤ4本で500円ほど。
オードバックスのマスクをしたオネエさんがちっちゃくて可愛いw。
オートバイのフルフェイスのヘルメットの女性。
マスクをした歯科衛生士女史......etc...。
なんつーか、そーゆーのに燃える中年草食系である(笑)。


先週土曜日、岩盤浴、ストレッチ、ジェットバス。


毎日とにかく眠い(笑)。


ところで
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上図の最近よく見るネットの広告画像であるが、オイラなぜかいつも
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アマゾネスの片乳ポロリ的な(笑)ナニかに見えていたのですが(笑)。
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こうして拡大すれば、手首に付けるブレスの広告だということはわかるのだがw、油断するとこの大きさでも右側の中央のブレスの上の部分がティクビに見えちゃう不思議(笑)。
女性に自由していない日常の欲求というか欲情というかリビドーというか、が屈折した形ででてきるのであろうか(笑)。
どうなんでしょうフロイド先生(笑)。


本日日曜日選挙。
県議会議員の選挙。
キョーサントーに入れようと思ってたら、無所属と自民しかいないでやんの(笑)。
しょーがないので無所属の何某にいれてきたけど、この無所属というのもクセもので、現状無所属でも当選の暁にはどっかの党に入っちゃったり、どっかの党の政策に乗ったりしちゃうのが目に見えている。
投票率も高くないし、それは褒められたもんじゃないにしても、立候補するメンツによっては投票したくないという気持ちもわかるんだよなあ。
いっそ投票率0パーセントということにでもなれば、この無気力さを生み出す議会制民主主義というものか考え直す機会にもなろうが、シューキョー関係やクミアイ関係は組織的に無茶なことをやって意地でも投票させるから始末におえない。
困ったもんだ。


『応天の門 2巻』
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AmazonでKindle版購入。
すでに紙の方では三巻目がでているというのに、やっとの第2巻。
オイラは歴史において平安時代だとか、在原業平と菅原道真なんかも歴史上の人物にいたな、ぐらいの知識しかない。
取り立てて興味があった時代でもないので、せいぜい"ナクヨ(794)ウグイス平安京"と受験勉強程度の知識しかない。
で、そんなオイラがこの漫画を読み始めたのは他ならぬ灰原薬の作品だから。
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業平も道真も歴史の教科書に出てくるような単なる固有名詞ではなく、生きた人間として生き生きと描かれている。
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藤原高子のなんとも魅力的なことよ。
画の艶っぽさがいいんだよなあ、男も女も。
当然ながら漫画であるので何から何まで歴史的な正確さがないのは、司馬遼太郎の小説と同じ。
しかし、この時代とその人物に興味を持つことの足がかりにはなるだろう。
結構イイところで本巻が切られているので続巻が早く読みたいものである。


『白竜-LEGEND- 35』
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AmazonでKindle版購入。
銀行を相手取って白竜が「シノギのにおいがする」と暗躍をはじめる(笑)。
名前が<いなほ銀行>(笑)。
なんかちょっと聞いたことあるような名前ですな(笑)。
この名前に似た銀行にこんなことがあったのか?という部分で面白い(笑)。


『流されて八丈島~マンガ家、島にゆく~』
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AmazonでKindle版購入。
八丈島の暮らしの魅力を描いた漫画。
なんとなく人の多すぎるところから出て行きたいという気持ちになるねえ。
オイラの場合それは八丈島でもいいし、沖縄でもいいんだろうけど。
どっちも行ったことないですけど(笑)。


新刊の読書量が圧倒的に減っている(笑)。
読書量自体が減っているわけではない。
が、買って読むのはKindleで発売されているものばかりだから、自然と以前読んだ本をKindleで買いなおしたりして読み直したり(笑)。
以前読んだときは読み飛ばしたり理解できなかった部分がなんとなくわかったりと全く無駄ではないのだが、それでも新刊が読めないのは痛い。
なんかね、部屋に本が増えていくのが
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耐えられん(笑)。
別に母親に苦情を言われたからではない。
そもそもオイラがまだムけてない頃の幼少時から「本を読め、本を読めば頭が良くなる、読め、本を」と言い続けたのは他ならぬ母親であるので、本の重さで底が抜けようが家が潰れ用がオイラに本を読ませるように仕向けた母親が悪い(笑)。
それでも着々とBlu-rayの山は嵩を増してきているわけで(笑)。
まだ本棚に収納できればいいのだが、本棚どころか本棚を入れるスペースすらない現状。
その状態で本を購入して、それが地べたに置いておくと傷みやすいんだよな、本が。
それが不憫でならんのだよ(笑)。
新刊で読みたい本もいっぱいあるのだけど、なんとなくKindleでというのが意地になっちゃって(笑)。
色々諸々困ったものである。


最近映画観てないな。
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ウォシャウスキー姉弟の『ジュピター』を観ようかとも思ったが、宇多丸の評が結構アレだったので止めた(笑)。
しっかし、この姉弟、似てねえなあ(笑)。


『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』
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先週土曜日、109シネマズ菖蒲。
今年のアカデミー賞を取った作品であるがなんとなく興味が湧かずにスルーするつもりであったが、本作全編を長回しのワンカットで撮影、という部分で興味が惹かれた。
で、そっから調べてみたら監督がアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥで
「あ、あの『ブラック・スワン』の」
と本作を観ている間も
「この人格分裂の様は『ブラック・スワン』でもやってたからブレずに同じモチーフを扱ってるんだなあ......」
......
と思っていたら、恥ずかしいことに完全に勘違い(笑)。
『ブラック・スワン』はダーレン・アロノフスキーでした(笑)。
アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥは『21g』とか『バベル』ですね。
なんか、どーゆーわけか二人の監督が同じ箱に入っていたよ(笑)。
『21g』は大好きで結構観かえしているんだよね。
『21g』にも本作同様にナオミ・ワッツが出ていた。
本作冒頭
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オ、オマエはw
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Dr.マンハッタンかwというヴィジュアルから始まる(笑)。
これからラスト近くまでワンカットの長回しが始まるのだが、観ての通り撮影しているだけでなくCGを含む特殊効果込みだ。
フィルムと違ってデジタル撮影はHDの容量の許す限り撮影を続けることができるわけだけど、映画内での数日を2時間の映画にしているわけなので物理的にもずっと撮影し続けているわけではない。
アラさがしではないがどこでカットを割っているのかを探しながら観ていたけどね。
とにかく監督の話では役者の段取りにも秒単位でのタイミングを求めたと言う。
観ている間、ずっと画面に緊張感を伴い続けていたのは確か。
でも長回しの撮影法だからではない。
デジタルの撮影が確立してから数年経っているにもかかわらず、このような映画を最初から最後までワンカットで撮影するということをやった人間がいなかったから新鮮に驚いていたんだと思う。
この驚きや緊張感もこれから誰もが長回しを始めたら珍しくなくなるだろう。
デジタルを使えば長回しは困難ではあっても撮影法の一つとして確立して使えるものに今後なるだろう。
ちなみに一回観ただけでは正確なことは言えないが、レンズの焦点距離は35mmから50mmの間ぐらいだと思う。
ワイドにも取れて背景も大きくボカしていたから。
本作の撮影監督って『ゼロ・グラビティ 』のエマニュエル・ルベツキ。
『ゼロ・グラビティ 』も冒頭7分ぐらいの長回しをしていた。
『ゼロ・グラビティ 』のメイキングを踏まえて言えば、本作のロケ撮影やセット撮影に見えるような部分でさえおそらく合成処理でやっている可能性がある。
いや、そうじゃないと色々つじつまが合わない。
本作、狭く細い長い廊下や鏡のあるシーンが結構ある。
細くて長い廊下をカメラが動き回り役者を中心に回りこむ。
鏡に映っている役者を正面から描き、さらに移動するカメラ。
そんな映像でもライティングはきちんとされているし、鏡にはカメラもライトも映らない。
あまりに自然だから気がつかないことも多いけど、撮影自体は相当に革新的な方法をとっているんじゃないかね。
『ゼロ・グラビティ 』同様に、これはメイキングが観てみたいなあ。
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物語についてはもう一度Blu-rayでちゃんと観たいと思っている。
演劇と映画双方互いにあるコンプレックスがある種の題材になっていると思うのだがいまいちピンとこない。
マイケル・キートン演じるリーガン・トムソンが以前演じていたというブロックバスター映画
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『バードマン』の幻影にとりつかれているんだけど、劇中ではリーガンが本当に超能力を使っているのかもしれないと思わせるようにも描写している。
ヒット作に主演したにもかかわらずそれ以降は鳴かず飛ばずで、活動の場を舞台に移して主演・演出・脚色で新たな力を生み出そうと足掻くリーガン。
結局最後はリーガンのシャドーであるところのバードマンに取り込まれてしまうというラスト。
舞台についてはよくわからんが、本作の製作者は結構アイロニックに舞台をみてるんじゃないかね。
映画の製作者からみたら権威的な舞台芸術というね。
舞台芸術では映画のような嘘ではなく、舞台上で表現されるものが現実に近いということに意味があるというかさ。
舞台芸術で賞賛される表現とは、死を演じるなら本当に死ね、ということだと本作は言っているようで。
映画製作者である本作の製作者たちはそういう舞台芸術のロジックをバカバカしいものと言い切っている、というふうにオイラは思えたんだが、どうなんだろう。
この辺りはもう一回観ないとわかんない部分だけど、そもそもオイラは舞台芸術にまったく興味も教養もないので再度見たところでわかるかどうか。
で、本作のラスト、買っていに解釈をすればハッピーエンドだと思う。
舞台芸術に染まることができなかったリーガンはバードマンと寄り添うことで安らぎと誇りを得て。
その思いを共有できたのは薬物中毒の娘であって、だからラストににこの娘が笑顔だった。
ということなのかな、と(笑)。
よくわからないが、はっきり言って今時分なら観る価値5億点の映画であることは間違い無し。
オススメです。


今週末はヘアカット。

by 16mm | 2015-04-12 21:52 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Comments(2)

『楽園追放 -Expelled from Paradise-』

今年は結構大丈夫だと思っていたが、先週いきなり花粉に反応したオイラ(笑)。
それでも例年に比べてかなり症状が軽いと思う。
日頃の行いが良いのかw。
それともほぼ毎日食べているヨーグルトと蜂蜜が効いているのだろうか。


先週土曜日、心療内科。
とうとう薬が一つに(笑)。
お財布にもかなりやさしくなったが、今年に入って通院するたびに減薬してったのでこのスピード感が速すぎないかと思い担当医に聞いてみると、なるほど医者なりのロジックで投薬を考えていることが理解できた。
今までの薬も結構残っているので不測の事態に対処することは問題ないとも考えられる。
ごくたま〜に体調不良の時に発作が起こる程度ではあるんだけどね。
それでもオイラの症状など世間的に見れば軽い方だ。
鬱の人は本当に気の毒で大変だと思う。


先週土曜日、歯のメンテナンス。
いつものように美形で剽軽な歯科衛生士女史に歯石をとってもらう。
「わたしはここで一番やさしいわよ。ホホホホホ」
......
と、女史はおっしゃったが、所謂謙遜だらうか(笑)。
治療後先生と雑談で話し込む。
聞きたかったレンズの話。
話を聞くとやっぱり話題にしたレンズが欲しくなる不思議(笑)。


本日日曜日、岩盤浴、ストレッチ、ジェットバス。
風呂場のデッキチェアで爆睡1時間(笑)。


『美麗廃墟 美しく幻想的な廃墟たち』
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本書を見て気味が悪く感じられるという気分もわかる気がする。
オイラが好んでたまに撮影する工場の写真とはまったく違う。
工場の写真というのはある種の"終末の予感"というものがあって、将来"終末"を迎えるだろうけど現在は生きているという躍動感が多少なりともあるものだ。
だから割と安心して見ることができる。
ただ本書にあるような廃墟は違う。
すでに"終末"という彼岸に達した死のイメージが強い。
特に病院だとか学校だとか、過去に生きた証の痕跡があると、それがまだその場所に留まっているような気になる。
が、オイラもそう感じるのだが、それとは別に見ていて心地よい感じにもなる。
これがどういうことなのかわからないが、本書の廃墟が撮影時にライティングされたりして美しく表現されているということがあるのだと思う。
死の場所に新たに生きた者の手が入ることによって美しさを取り戻したり、必要以上に怖がることがないと思わせたり。


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つくづく思うのだが電書のKindleのアプリは購入した本をもうちょっと整理できるようにはできないものか。
現状、ユーザーが"コレクション"というカテゴリーを任意に作って整理する方法しかないのだが。
デフォルトで五十音とかアルファベットとか購入日時で分けられるようにならんものかのお。
それを踏まえた上でユーザーのカテゴリーでの整理がつけられればいいんだけど。
たまたまこのユーザーのカテゴリーに入れてなかった本を読みたい場合に探すのが面倒なんだよなあ。
というのも探すのに苦労するほどKindleで本を買いまくっているからだが。
で、最近は購入しても自分の意に沿わないと端末だけでなく、購入履歴からも抹消してる(笑)。
もったいないけど、今後絶対に読まないと思うものを温存しておくと、本当に読みたい本を探しづらくなるのでね。


『のんちゃんのり弁 全四巻』
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全四巻。
AmazonでKindle版購入。
数十年前の雑誌連載時に読んでいたのだが、どうも結末を思い出せずにいた。
電書で出ているのを機会に読んでみたらなんとこれ未完(笑)。
うわ〜、続き読みてえ(笑)。
作者の入江喜和の産休でのことらしいが、もったいない。
最新作の『たそがれたかこ』に比べると、作風の若さというか、トンがった感じ(なんとなく旦那の新井英樹の持つ熱気にも似ている)が少年漫画のような力感が伴っているよう。
作者自身の若さと力を出し切ろうとする勢い。
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別居中の旦那と壮絶な殴り合いをして血まみれになったかと思えば、
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パジャマをたくし上げて娘を安心させるために胸を口に含ませて抱き締める。
どれも読んでてものすごく熱いバイブスを感じてきて、なんというかいてもたってもいられない衝動というか(笑)。
読んでるオイラにもその熱が伝わってくるんだよね。
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それでいて上の"結婚"に関する部分のクールなセリフに、なんとなく後年の『たそがれたかこ』の萌芽を見るような。
オイラとしては『たそがれたかこ』より本作の方が読みやすく感じた。
それは当時の少年漫画のようなバイブスが本作にはあったように思うから。


『ひとりぼっちの地球侵略(1)』
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AmazonでKindle版購入。
表紙絵と試し読みにて購入意欲が湧いたわけであるが、読んでみたら以外と画も物語もスカスカな印象。
数ページ読んで断念。
自分のアカウントからも抹消。


『009 RE:CYBORG 5巻』
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AmazonでKindle版購入。
本作、既刊も含めてやたらと速く読めてしまうのはなぜ(笑)。
画も上手いしオイラ好みなんだが。
速く読めるのが悪いとは言わんが、他の漫画に比べてコマ数が少ない所為かな。
おそらく次巻でラストになるだろう。
最後まで付き合うつもりではあるけどね。
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この003の画がむちゃくちゃ可愛いと思うぞ。


『働け! ハタラキさん』
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AmazonでKindle版購入。
作者の金平守人の作品が多数電書化されつつあるようなので非常に嬉しい。
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画の上手さ。
目の付け所の確かさ。
信頼できる漢(おとこ)だ(笑)。
もっと金平を(笑)。


『アオイホノオ(13)』
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AmazonでKindle版購入。
『アオイホノオ』も紙の単行本が出てから電書が出るまで間があくなあ。
そういう売り方なのでしょうがないのだろうが。
これでは日本でパンクが根付かないようにw電書が本格的に根付くのにはさらに時間がかかりそうだわい。
で、本巻冒頭
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前巻からの続きを受けて、出版社への投稿漫画の選考を島本和彦はギャグにしていた(笑)。
つまらない投稿作は"落選ダストBOX"に放り投げれらる(笑)。
さらに
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ベテランや売れっ子作家を担当できない新人編集者達が選に漏れた作品を"落選ダストBOX"から漁るという(笑)。
これもギャグとして面白いんだけどね(笑)。
ただ欄外に
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とか
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とかいう注釈がつく。
この注釈も含めてギャグだということも納得できるんだけど、これってマジに否定すればするほどこれと似た様な事を出版社ではやっているように感じてしまうのはオイラだけだろうか(笑)。
島本は頭のいい作家なのでおそらく実際の出来事をうまくカリカチュアしていると読めてしまうんだよね。
編集長が否定すればするほど
「ああ、あの作家の原稿なくしちゃう出版社だからありえるよなあ」
とか
「勝手に吹き出しのセリフを変えちゃうんでしょ、あの出版社は」
とか(笑)。
まあそんなことを想像しながら読めて面白かった。
あとは
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高橋留美子ネタ(笑)。
この後、高橋留美子が押井守の『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』に対して「人間性のちがいです」と捨て台詞をのこして試写会を去ったというのは更に別の話(笑)。


『楽園追放 -Expelled from Paradise-』
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Blu-rayで視聴。
先週からBlu-rayに同梱されていたシナリオや解説本を読みながら三回視聴。
虚淵玄ってすげえ。
まあ『魔法少女まどかマギカ』の手腕からしても相当なもんだと思っていたが、本作で
「う、うめえ。ヤツはモノホンだあ」
と確信しましたわ。
実はこの『楽園追放 -Expelled from Paradise-』は自力で見つけたわけではなく、拙ブログにコメントをくれる友人夫婦が昨年横浜に劇場公開された本作を観に行ったという連絡をくれたことで知った。
当然オイラはなんの情報もなかったので、『ラクエンツイホー』と聞いて、せいぜい友人夫婦の旦那がとうとう家族という楽園を追放されたのかしらん、とほくそ笑んでいたのだが(笑)。
で、レンタル店に行ってTV版でも借りようかしら、と思って行ってみたら、ない(笑)。
まだリリースされてないのか?
オイラは本作のTV版があると本当につい最近まで思い込んでいたのだ(笑)。
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本作、完全オリジナルな劇場公開作(ジブリ映画と違って、Blu-rayなどでの制作費回収を主眼にしていたものではあるが)だったのだ。
すばらしく面白かった。
今年観た作品だったら暫定一位じゃね。
『魔法少女まどかマギカ』で虚淵玄が最終的にダッシュしまくって視聴者の10歩ぐらい先に行って置いてきぼりを食らわした。
それに対して本作は虚淵玄が多少後ろを気にしながら走り続けて、最終的には視聴者の5歩ぐらい先行という感じだろうか。
結構なハードSFの要素を盛り込みつつも、それらによって観る側を完全に置いてきぼりにしないためのテクニックを巧妙に使っている。
『魔法少女まどかマギカ』が押井的であったりエヴァ的であったりの要素が刷り込まれていたように、本作でもマトリックス的、攻殻機動隊的、2001年宇宙の旅的、ブレードランナー的、etc...
物語の中にこの〜〜的という先行したイメージの確立した要素を埋め込むことによって、観る側を物語や世界観で迷子にさせないという効果がある。
本作のテーマの一つである「人間を人間たらしめる定義とは?」だって『ブレードランナー』や『2001年宇宙の旅』、最近で言えば『攻殻機動隊』がそのようなテーマを扱っている。
それらの過去の作品に多少なりとも触れていれば<たとえそれらの作品を完全に理解していなくても>テーマ的に本作がそれらの延長線上にあり違う角度から観ることで得られる理解というものが確実にある。
"われわれはどこから来たのか、我々は何者か、我々はどこへ行くのか "
本作に出てくる
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↑がフロンティアセッターと呼ばれているロボット。
AIとして独自進化を遂げ自我も発現しているという。
フロンティアセッター自身は自らを人間と規定している。
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↑がディンゴ。
地球の地上、リアルワールドと呼ばれるところに住んでいる人間。
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↑がアンジェラ。
地球と月の間のラグアンジュ・ポイントに位置するスペースコロニー"ディーヴァ"に居住する。
居住するとはいってもこのコロニーにいる人類の98パーセントがデータ化された存在で"ディーヴァ"が作り出して管理している電脳空間で
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楽園だったころの地球そっくりのヴィジュアルの中で生活している。
で、普段は数値化されたパーソナリティなわけだが、アンジェラのように仕事で地球のようなリアルワールドに行くことになると実体となる身体が必要になる。
それがその本人の遺伝子情報で復元された"マテリアルボディ"と呼ばれる有機体のクローンボディになるわけだ。
......
ここまで読んでいる人に伝わっているだろうか(笑)。
オイラの説明云々より本作を観れば一発で理解できるんだけど。
で、フロンティアセッター、ディンゴ、アンジェラと三者とも自らを当然のごとく"人間"だと言い張るわけだ(笑)。
特にフロンティアセッターは人間との対話も成立し、音楽などの文化を楽しめている。
しかし、音楽も漫画も読まない人間が現実にはいる
つまり対話力や文化を楽しむ能力をもって人間と定義することができないといえるのではないだろうか。
ディンゴがラスト近くで星の彼方に旅立つフロンティアセッターに対し、自分を人類の末裔と名乗れと言っている。
このセリフ、実に深いと思う。
"人類"ではなく"人類の末裔"。
フロンティアセッターは前述したように人類との対話の能力と意思をもち、自分の職務に忠実で、文化も解する。
さらに言えば、好戦的ではないが、自分と利害が一致してなおかつ友好的な人間に脅威が及んだ場合、自分の不利を承知しつつもバックアップを厭わない。
それを本作では"仁義"と称していた。
実際にはこんな好ましいパーソナリティを持つ人類というのは、そうそう存在しない。
しかし、人類が共通して抱く好ましい理想ではある。
もし、いつか、人類全体がそんなフロンティアセッターのようなパーソナリティを持つにいたるかもしれない。
ディンゴの言う"人類の末裔"というのはそういう願いや希望のようなものなのかもしれん。
......
ダラダラと能書きをたれてしまった(笑)。
こんな虚淵玄の世界に身を委ねるのも楽しいしけど、通俗文化としてのアニメーションを本作では十分に堪能できる。
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分かりづらいが、後半のアクションでアンジェラと敵対する女性のエージェントが3人でてくるんだけど、それぞれ左からヒルデ トルヴァルト、クリスティン ギラム、ヴェロニカ クリコワ。
このエージェント、シナリオでは単にエージェントA.B.Cだったのだが、それぞにちゃんと役名を付けたのはこれらのキャラクターの声優がそれぞれ三石琴乃、林原めぐみ、高山みなみ、という感涙ものの布陣にできたからだ(笑)。
名の通った実力のある声優にA.B.Cはないもんね(笑)。
ちなみに
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冒頭で出てきたモッコリパンツのナンパ男の声が古谷徹だよ(笑)。
この布陣って製作陣によほどの信頼があったから実現したんじゃないかね。
セルアニメルックのヴィジュアルながら作画ではなく3DCGを使って劇映画を作るという試みは、まだまだ可能性があるね。
メイキングで監督が質感にこだわった旨を解説していたが、オイラとしてはちょっとセルアニメのテイストにこだわりすぎのような気もするんだよね。
解説本読んでからの2回目の視聴をした時に、なるほどアンジェラの髪の色分けなんてかなり質感としても込み入っているので感心はした。
が、まだ動かし方などがこなれていない所為か、アンジェラの長い髪が固いんだよね。
地面に突き刺さるような感じだもん。
これはちょっと見ていて辛かった部分かな。
ショートにした方が良かったとも思う。
ヴィジュアルとしての効果としては押井守がすでにやっているようなことから発展させるのがいいかな。
ところで、
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アンジェラ、可愛いけど、アゴが尖りすぎではないのか(笑)。
これは好みの問題だと思うけど(笑)。
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これも後半のアクションシークエンスのところ。
起動外骨格であるアーハンとそれに付随するコンテナが大気圏内に突入してそのスピードを和らげるためにパラシュートを開く。
そのパラシュートが粉々になって、雪のように、天使の羽毛のように、降ってくる映像。
もう詩のような美しさだよな。
これはある種の意図にもとづいて描かれたものだよな。
カッチョいいよ。
このビジュアルってシナリオに指定がなかったようだから監督の演出なんだろうね。
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すげえぞ水島精二監督。
金髪デブ眼鏡(笑)。
この容姿から才能を取るとオイラにクリソツのような(笑)。
音楽の使い方も実にいい。
音楽が不用意に目立っていた『アップルシード アルファ』とは対極の上手さ。
実に良い映画だった。
SFで世界に勝負できる日も近いという希望が見えてきたなあ。
最後に蛇足であるが、本作の協力にオイラの勤務先の親会社の名前があった。
なにを協力したのかわからんし、会社のエライ方々が本作を理解できるとも思ってないけど、初めて親会社を誇らしく思ったよ(笑)。

by 16mm | 2015-04-05 23:05 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Comments(2)