<   2015年 05月 ( 8 )   > この月の画像一覧

『チャッピー』

本日日曜日、ジェットバス、日光浴、赤外線サウナ、ストレッチ。
日光浴は日焼けしすぎて火傷にならんように加減をしているところだが、どうしてもうたた寝してしまう。
贅肉がめり込んでいるところは白く、それ以外は焼けているというまだらな状態である(笑)。


先日久々に撮影をした。
いつものことだが連写モードにせず、ワンショット撮りでシャッターを割と間断なく押し続けて撮影していた。
が、なんとなくメディアへの書き込みが遅い。
次のシャッターを押すまでに結構時間がかかっていた。
で、家でデータを見てみたら日付と時間が同じ画像が3つ(オイラはraw+jpgなので同じ画像が6つ存在している)あった。
なんでか知らんがwシャッター切る度に二つ複製をとっていた(笑)。
すわっ!
ソ⚫︎ー・タイマーか(笑)。
と、思ったら、オイラの設定ミスで"DRO"ブラケットのモードになっておった(笑)。
つまり極端な明暗差を補正するもので、今まで知らなかったのだが"DRO"ブラケットにしておくと一回のシャッターで3つの補正された画像ができるらしい。
だから書き込みに時間がかかったのか(笑)。
しかも"DRO"ブラケットってrawには反映されないとのこと。
このモード、普段使わないからこんな設定になってるなんて思いもしなかった(笑)。
撮影前にきちんとカメラのセットをしたつもりだったが(笑)。
やっぱり撮影中となると冷静になって対処できないもんだなあ(笑)。
ソニーさん、疑ってごめん(笑)。


『ルパン三世 (2015年TVシリーズ)』
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もはや死に体のコンテンツと思っていた『ルパン三世 (2015年TVシリーズ)』が秋に放映される模様。
イタリア先行で放映された後に日本での公開らしい。

『カリ城』テイストなキャラデにCGを映像表現として自然に溶け込ませている映像と動き。
すっげえ楽しみ。
総監督が友永和秀だもんな。
『カリ城』っぽいわけだよ。
キャラデもデザインが一周してむしろ新しい感じがしてる。
声が栗田貫一でもいいや(笑)。
まったく観る気が失せていた『ルパン』を楽しみに待つ自分がいるとは思わなかった(笑)。


『西遊妖猿伝 大唐篇(1)』
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AmazonでKindle版購入。
購入といっても第1巻は0円。
この作品が0円で読めるんですよ奥さん(笑)。
マジこころ、痛みます(笑)。
おそらく高校生の頃に月刊誌の連載を読んでいた。
高校生だからカネがないので単行本買えず(笑)。
そのうち掲載誌が潰れたりいろいろあって、本作はあちこちに流離うこととなり(笑)。
一時掲載誌がオイラが蛇蝎のごとく嫌悪する例のナニなところにいっちゃったので(笑)、ちょっと距離をおいちゃった。
それでも本作は地道に描かれ続けていた。
この機会に改めて最初から読み始めた。
面白え。
やっぱ諸星大二郎はすげえや。
今度はオイラも地道に付き合っていくつもりである。


『白竜-LEGEND- 36 [Kindle版]』
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AmazonでKindle版購入。
安定の面白さ。
だが現在、掲載誌では白竜の出自?について描かれていて、そっちの方が楽しみなのだ(笑)。
多分38巻ぐらいから出自編になるのではないだろうか。


『文学部唯野教授 (岩波現代文庫) [Kindle版]』
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Kindle版読了。
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オイラが二十代前半の頃出版されて話題になってた。
最近の若いヒトたちは知らんだろうが、その頃所謂"ニューアカ"というブームがあってだね。
オイラもご多分にもれず栗本慎一郎とか岸田秀とか山口昌男とか蓮實重彦とか柄谷行人とかを読んでだね(笑)。
まあ恥ずかしいことに現代思想の最先端を読んでるオレ、すげえ(笑)、とか思ってたですよ(笑)。
とにかく他人を全力で見下したいが為に本を乱読していたようなもので(笑)。
すいません、すいません(笑)。
今でも岸田秀は変わらず読み続けてますが。
で、本作の作者である筒井康隆にしてみればちょっと不本意かもしれないが、そのブームに乗った形で本作もベストセラーになり、文庫化もされ、Kindle化もされるロングセラーとなっている。
初読から25年以上経った今、当時よりは多少は本作をわかるようになったつもりであるが、やはり圧倒的に教養が足りない。
自分が如何に無教養であるかということを確認できただけでも本作を再読した価値があったと思う。


次世代の党幹事長
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松沢成文が参議院の文教科学委員会で
「ゲーム上で生活する無辜の民を車で引き殺したり殴り倒したり拳銃で撃ったり燃やしたりと残虐なことをすればするほどポイントが高いゲームであるところの『グランド・セフト・オート』はいかがなものか」
と、主張されたわけだが(笑)。
まあ、あれだ(笑)。
この松沢といい、宮崎駿に難癖つけた中山成彬といいね(笑)。
次世代の党というのはこういう奴らの集まりなわけね(笑)。
つーか、有害なゲームと言っときながらその存在を今頃知ったわけですか(笑)。
『グランド・セフト・オート』シリーズって一番最初のは1997年リリースですよ(笑)。
18年遅れて今頃文句っすか(笑)。
それよりもさ、金属バットで両親を撲殺した事件が昔あったのを踏まえて野球を禁止したらどおよ(笑)。
基本コンピュータ・ゲームをやるヤツなんて腕っ節の弱いもやしっ子が多いわけだけど、野球少年なんて体力も筋力も大人ぐらいあったりするヤツだっている。
オイラのようなひ弱な中年がバットを持って親の頭を打とうとしてもせいぜいチップぐらいが関の山だけど、野球少年なら親の頭をジャストミートだよ(笑)。
しろよ、野球を禁止に(笑)。
してみろよ(笑)。
なんかね、このところ憲法改正問題で色々きな臭くなっている矛先を一時的に視線を外させる為にこの松沢ってヤツはよく知りもしないし信じてもいないどうでもいい問題をぶち上げたんではないかね(笑)。
どーもいや〜な感じがしてならんな。


『チャッピー』
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先週金曜日、109シネマズ菖蒲、iMax版。
宇多丸によると、本作バージョン違いが存在するらしく。
そうなるとオリジナル・バージョンを観たいと思うわなあ。
まあ、それはそれとして。
本作の監督である
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ニール・ブロムカンプの作品は『第9地区』も『エリジウム』も鑑賞済みであり傑作だと思っている。
なんつーか、"おおきなおともだち"を喜ばせるツボを心得ているというかね(笑)。
あ、ダメw。
そんなところをツかれたら、イってしまう(笑)。
『第9地区』で描かれた
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現用兵器と架空のパワード・スーツの戦闘だとか。
次作の『エリジウム』で言えば
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こ〜んな痛そうな金属を人間の骨に直接ボルトで結束してw弱った体を補強したりと。
とにかく、SF小説なりに多少なりとも親しんできた身としては各々の読者の頭の中の妄想の映像をリアルに視覚できるように表現されたことに嬉しさを感じたものだ。
さらに言えばこの監督、SF映画というジャンルを通して近い将来の人間のあり方というか、現在と違う変化した人間のあり方を肯定的に描いているというか。
ニール・ブロムカンプって『第9地区』から『エリジウム』、本作である『チャッピー』まで一貫して人間と人間以外のもの(異星人の腕とか機械化した骨格とかロボットとか)との融合について描いている。
現実的に考えれば唐突に腕が人間以外のものになったり、機械化された時に起こるであろう深刻なストレスであるとか、心理的な葛藤などが生じて映画で描かれたような楽観的な世界観にはならないだろうという予測はつく。
いくらなんでも『エリジウム』の外骨格が現在のコンタクト・レンズの延長のように人間が認識するには結構ハードルが高いような気がするし。
しかし、人間は変わり受け入れる器があるということを肯定的に描くことはある種の希望に繋がると思うのだ。
この映画のニール・ブロムカンプは南アフリカ共和国のヨハネスブルクで生まれたとのこと。
オイラは無知なので南アの白人は黒人を差別した悪しき人間ばかりだと思い込んでいる。
『遠い夜明け』とか『インビクタス/負けざる者たち』などを観ると南アの白人すべてが冷酷なレイシストに思えた。
南アに駐在している企業の社員だからしょうがないという同情はあるが、日本人も彼の地では<名誉白人>なる不名誉な称号を与えられていた。
で、白人である本作の監督のニール・ブロムカンプはどういう立場だったのだろうか?
これは別に映画の製作者としてその人がレイシストであろうが殺人犯であろうが映画のデキには全く関係ないことだけど。
『チャッピー』のなかでも絵本で黒い羊と白い羊の話がでてくるんだよね(笑)。
ここまであからさまだとニール・ブロムカンプは南アのアパルトヘイトに対してなにかしらのテーマを映画に織り込んでいるということは一目瞭然。
『チャッピー』ではとうとう人間の肉体を捨て、人間の意識をインストールしたロボットを観る側に一定の共感を抱かせるように描くことに成功している。
人種も肌の色も有機質の肉体も無機質の骨格も単なる器でしかなく、大事なのはそのなかの意識。
ここまで必死に理屈を生み出すことによって新たな映画が生まれたということはたしかだと思うが、それをテーマとしており込まなければならないニール・ブロムカンプ監督の業というものも深い闇のように感じた。
と、まあ、映画の直接の感想とはあまり関係ないものになってしまったが、本作は間違いなく傑作で面白い映画でした。
Blu-ray出たら買って再見するしね。
オススメです。


今週末は歯のメンテナンスの予定。

by 16mm | 2015-05-31 20:52 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Comments(4)

『妖獣都市』『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 1 青い瞳のキャスバル』『ゼロの未来』

昨年ぐらいから始めている<ナンチャッテ>糖質制限であるが、最近オイラの嗜好にビミョーな変化が(笑)。
普段炭水化物を取らないようにしていて、それは甘味についても同様。
甘いものは結構すきなので、ご飯は食べなくても饅頭食べちゃうとかがたまにあるにはあるのだ。
が、最近、甘味を食べた次の日の朝など口の中がなんともベタついた感じになっていることが多い。
糖質制限の本によると、人によっては見た目や匂いなんかで糖質の含みがわかるらしく、それで敬遠するようになることが多いらしい。
オイラはそこまでじゃないし、甘いものは今でも好きなのだが、この口の中のベタベタ感でなんとなく甘いものを遠ざける方向に行っている感じがする。


本日日曜日、ジェットバス、日光浴、赤外線サウナ、ストレッチ。
岩盤浴は外してもいいかなと思い始める。


とうとう
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自室にクーラーを入れてしまった。
トホホ(笑)。
以前のオイラなら夏の暑さ程度に弱音は吐かなかったのに(笑)。
恐怖のタコ足配線の為にタップを新たに購入したりといろいろ銭を使ってしまった。


先週のTBS系のドキュメンタリー番組『情熱大陸』は
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山口晃だった。
ので、録画しつつ視聴。
針の先のような鋭く尖った集中力というものがどういうものか。
おそらく山口は無音で真っ暗闇の中で作業したいのではないかな。
真っ暗闇だと絵が描けないから(笑)それをしないだけで。
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なんか車の往来が激しい道路沿いで、しかもガラス窓で仕切られただけのアトリエ(笑)。
このガラス扉のすぐ向こうが土足禁止のアトリエなのだ(笑)。
玄関もない(笑)。
ここで作業してるんだもん、車のクラクションで集中力が途切れちゃうことなど自明であろう(笑)。
西原理恵子が言っていたが、「日本で屈指の芸術家はビンビー」(笑)。
ビンボーとまでは言わんが、もうちょっと静かなところにアトリエが構えられたら良いのにと思う。


ここ最近、Macintoshの起動時にカラカラと音がする。
(笑)。
大丈夫か(笑)。
バックアップを取る。
あと5年は買い換えたくないので、天に召しますジョブズ様、よろしくお願い致します(笑)。


『少女ファイト(12)』
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AmazonでKindle版購入。
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こういう鏡を使った効果的かつ作画がめんどっちい画や
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こんなんとか
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こんなんとか。
画的な快感と官能性溢れる巻だったと思う。
しっかし太い描線に高密度な作画。
色々と蓄積するわあ(笑)。


『波よ聞いてくれ(1) 』
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AmazonでKindle版購入。
『無限の住人』後の沙村広明の連載作品。
まだ全部読み切っていないが、沙村お得意のシリアスでリアルな絵柄で状況とセリフで笑わせるセンスは健在。
ギャグというにはギャグに振り切った作風ではなく、日常の中で起こりうる状況に対して、ちょっと斜めから対処した時におこる笑い。
画の上手い人間にだけ許された作風であると言える。


『世界の半分を怒らせる』
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AmazonでKindle版購入。
まだ読了していない。
まあ、なんだ(笑)。
色々罵詈雑言を浴びせている押井守であるが、一応それでも買っているわけよ(笑)。
まあ、文句を言う資格ぐらいはオイラにはあるよな(笑)。
ちなみに本書のタイトルである『世界の半分を怒らせる』ってのは、押井の実写映画第一弾にして唯一の成功作品(笑)『紅い眼鏡』のコピーなんだよね。
<正義を行えば 世界の半分を怒らせる>
良いコピーだけど、これって漫画家のゆうきまさみが作ったもんだけど、ちゃんと了解得てるんかね。
押井って割と筋を通すということをしないよなあ(笑)。


『凸凹 DEKOBOKO(2)』
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AmazonでKindle版購入。
まだ読了せず。
なんか本巻で終わりとのこと。
まだ最後まで読んでないんだけど、まさか中途で終わっているわけではあるまいな。
モトクロスでの臨場感のある作画と泥だらけになっていく様。
ものすごく力の入った作品だと思っていただけに、本巻でお終いというのが悲しすぎる。
でも きらたかしの次作は首を長くして待っているぞ。


『ママさんは萌え漫画家 1 』
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AmazonでKindle版購入。
妊娠するまでの不妊治療や妊娠中のあれこれが描かれている。
前シリーズの『ヨメさんは萌え漫画家』ではボケ役に徹していた旦那が非常に頼もしい存在でヨメを支えている様が描かれていた。
高齢での妊娠出産というリスクに対してダンナの冷静な判断が力強いね。
こういう旦那だとヨメは安心して出産に臨めるような気がするなあ。
この手の家族モノ、子育てものは玉石混淆で多数出ていて、オイラも結構読んでいるが、本作は傑作であると思える。


ユーなんとかチューブで
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久々に『マルサの女2』を途中まで観る。
この三國連太郎のシーンはライティングや演技が最高に良い。
というか、『マルサの女2』自体が面白かったと思う。
が、だいたいこれ以降の伊丹十三は役者の作り出した演技を撮影するというよりも、監督である伊丹自身が役者の演じる役全てに対してコントロールしようとしていたように思える。
基本セリフはシナリオ通りでアドリブは許さない。
伊丹自身も尊敬していたスタンリー・キューブリックに倣ったのだとも思うが、事はそんなに簡単ではないような気もする。
オイラからすると伊丹十三自身はそんなに飛び抜けて演技力と華のある役者ではなかった。
その分、妙に理屈はたっていたんだよね。
しかし、結局は天性の役者の一言のアドリブによって自分の監督作が役者のものになってしまうという事に我慢ならなかったのではないだろうか。
松田優作が伊丹を評して
「頭は良いけど勘が悪い」
と言っていたようだが、結局伊丹にとって役者としての勘が悪いということがコンプレックスだったのではないか。
だからこそ徹底的な理論武装をしていたんだろう。
『マルサの女2』以降だと思われるが、伊丹のコントロール・フリークは悪い方向に行ってしまってオイラは正直関心を失う。
伊丹自身のコントロールのおかげで、映画に出てくる登場人物は衣装やメイクによって悪は悪としてしか表現できない演出となり、まったく深みがなくなった。
知性がないのも困りものだが、知性だけに頼った、というか、自分の知性にまったく疑いを持たない人間というのもね、岸田秀のいうところの<全知全能は無智無能>だということだと思う。


ユーなんとかチューブで
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久々に『妖獣都市』を観た。
初見は大学生の時。
1987年ぐらい。
その頃はビデオ・レンタルの低価格化もされた頃でもあり、アニメで言えばオリジナル・ビデオ・アニメ(OVA)という、TVからでも映画からでもない、セル・ビデオというからレンタル・ビデオから発信されたアニメーションが多数作られた。
まあ、今でも鑑賞に耐えるような作品は思いつく限り皆無に等しいけど。
この『妖獣都市』にしても当時はリアルな絵柄でエロティックでという風には観れていたんだけど、今観るとまった大したことない。
キャラクターのデザインがというよりも背景の画が圧倒的に拙い。
背景ってキャラクターの添え物みたいに観る方も作る方も思ってたきらいがあるね。
オイラも含めて。
時代を経て眼が肥えたということももちろんあるんだけど、アニメーションの映像作品を複数回観るうちに視点がキャラクターから背景に移行するのではないかと思う。
その時にリアルな絵柄のキャラクターの後ろの背景が拙いものだと興ざめする。
そういう意味では宮崎駿、高畑勲、押井守、『王立宇宙軍』などは劇場公開当時の映像の緊張感を時代を経ても保っている。
アニメーションの監督というものは、いかに慣れ合わずにスタッフに全力の仕事を強いるかでその作品の寿命を長くさせるものだと思った。


『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 1 青い瞳のキャスバル』
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AmazonでBlu-ray購入。
劇場での鑑賞からの再見。
やっぱり面白いやね。
作画もかなり頑張っていて、お飾りだと思っていた安彦良和総監督もレイアウトや第一原画(たぶん結構ラフなものだと思うけど)を描いているということがBlu-rayのコメンタリーで明かされていた。
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このランバ・ラルとジンバ・ラルのやりとり。
ジンバ・ラルがショルダー・ホルスターに拳銃を何度も入れ損なう作画なんて良いよな。
この『青い瞳のキャスバル』では市民運動というか、革命の為の騒乱が描かれていて、まあ、ありていに言えば安彦良和の学生運動の時代を映像化したというのに近い。
興味深かったのはこのランバ・ラルとジンバ・ラルのシーン。
息子のランバ・ラルが父親のジンバ・ラルに対してそっけないというか、クールな感じというのが、その学生運動時の空気だったらしいということ。
当時の若者達の自分の親を含めた大人達に対する不信感であるとか軽蔑に近いような気持ちがそれらしい。
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母親に甘えたい年頃なのに、妹と二人で生きていかなければならない境遇に直面すれば、兄として、男として、そして、キャスバル・レム・ダイクンとして毅然としたところを見せ続けなければならない。
となりで遠慮なく母親に甘えるアルティシアに背を向けて母親に抱きつく事を我慢するキャスバル(笑)。
後年、シャアとなったキャスバルがマザコンをこじらせる理由も本作を観ればしょうがないと思うわな(笑)。


『ゼロの未来』
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先週土曜日、新宿武蔵野館。
人が多くて歩き辛い新宿に(笑)。
新宿武蔵野館のエレベーターを降りると、眼の前に本作のポスター。
監督のテリー・ギリアムのサイン入り。
観る人間を選ぶ映画であるにもかかわらず、結構観客が入ってたかな。
劇場が小さい所為もあるけど。
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凶相でガマガエルみたいな顔だとも思うが(笑)、オイラは立派な顔立ちだとも思っている。
『ブラザーズ・グリム』でオイラが好きだった『未来世紀ブラジル』や『バロン』や『12モンキーズ』を作った監督ではなくなってしまったとちょっぴしおセンチになったりもしたのだが(笑)。
本作、『ゼロの未来』の存在を初めて知ったのは一昨年ぐらいではなかったか。
最初は邦題がつかずに『The Zero Theorem』で『ザ・ゼロ・セオレム』とか言ってたっけ。
その後一時『ゼロの定理』とか言われていたあとに『ゼロの未来』という邦題に落ち着いた。
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最初に観た予告編でなんとなく心を持って行かれたのは事実で、この広告だらけのいかがわしさの世界観でギリアムがどんな物語を<我々>に観せてくれるのか。
と、思ったら(笑)。
この未来都市風の景観は冒頭のみで、後は延々と
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主にこの力の入りまくった朽ち果てた教会の中で物語が進行する。
この教会のセットは見事だったよ。
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主人公の天才プログラマーであるコーエン。
髪の毛どころか眉毛もない(笑)。
自分を指す一人称を<我々>とする変な奴。
会社の勤め人でありながら、自宅勤務をしたいと願う男。
彼は人生の目的を教えてくれる筈の電話を待ち続け、その電話を取り逃がすリスクを回避したいが為に会社の社長に自宅勤務を談判する。
この社長役というのが「最近コイツ、こんな感じでワンポイントで出ることに喜びを感じているみたいだ」
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的な某俳優(笑)。
で、社長の許しを得て自宅で仕事をするコーエン。
"人生の意味"なる実存主義的な命題を数式、プログラムとして解明しようとする試み。
......
で、アレだ(笑)。
オイラこの映画の中判あたりで一瞬気絶(笑)。
一瞬なので話は理解できている筈と思い気や、ちょっと本作の汲み取りが怪しくなってしまった(笑)。
これはもう、Blu-rayでの再見を待つしかない。
気絶した映画でありながら、本作に心を奪われたままというのは、やはりこの世界観に魅力を感じるからだ。
『未来世紀ブラジル』が管理社会という悪意の象徴に反抗し敗れ去って自閉することで楽園を勝ち得た男の話だったわけだが。
本作は管理社会を批判することもなく、そんな窮屈に見える社会でも人々はノホホンと生きている様を描いている。
ただ一人、コーエンだけはそんな外界から隔絶したくてしょうがない男で、だからこそ自宅勤務をしたい人間なんだろうね。
掛かってくる筈の電話は神の啓示を待つようなものであり、すべての事象は数式で表されるはずだと疑わない。
そう考えると結構宗教的な意味合いがある映画のような気がする。
この辺りがオイラの関心事なんだよね。
最近、初見で映画を理解できなくてもしょうがないと諦められるようになりました(笑)。
再見時にもうちょっとましな感想を書きます。

by 16mm | 2015-05-24 20:02 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Comments(2)

『みたむらくん』『裸足のピクニック』

先週土曜日、心療内科。
オイラの問題は体調不良がなぜか窒息する恐怖に直結しているのだ。
担当医によると、そのようなパニック障害の原因を改善するために体内物質のセロトニンを強化する薬を処方しているとのこと。
最近では花粉症の影響か、若干な発作が起こりはしたもののまあ安定していると言える。
なんかこの薬とずっと付き合わざるを得ないような気がする(笑)。


先週土曜日、歯のメンテナンス。
いつものように美形で剽軽な歯科衛生士女史に歯石をとってもらう。
ついでに沁み止めの薬もコーティングしてもらう。
先日行ったパンケーキのお店、さいたま新都心の"Eggs 'n Things"のお話。
オイラは、美味かったが山盛りのホイップクリームがもう少し少なかったら、という旨の話を女史にしたら
「いや、あの山盛りのゴージャスさは賞賛に価する。あの山を征服した時の喜びというものを感じないのか」
と、おっきな瞳を鋭くしてw無茶苦茶な屈折をした感想を言ってきた(笑)。
さすがドS女史(笑)。
漢(オトコ)らしいぜ
治療後、先生と雑談。
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オイラ「実は●●●の●.●●がお求め易い感じになっているのですが」
先生「カネあんの?」
オイラ「シヌほどのローンで」
先生「シね」
と、心温まるお言葉で背中を押していただく(笑)。
果たしてオイラはどーするべきか(笑)。


本日日曜日、ジェットバス、日光浴、ストレッチ。
しばらく岩盤浴を一週おきにしてみようかと思う。
しっかし、このプログラムから岩盤浴を抜いたら途端にストレッチをするのを忘れかけた(笑)。


坊主が戻ってきた(笑)。
これで4度目だろうか。
坊主のサービスセンターに連絡するたびにオイラのような故障の症状は出ていないのかと聞くも
「あまり聞いてません」
との回答。
つーことは故障のクレームをつけて何度も新品に取り替えさせているオイラは坊主のブラック・リストに載っている可能性があるんジャマイカ(笑)。
このままいくとオイラは坊主のクレーマーから坊主の総会屋に格上げされそうである(笑)。


今年、近いうちに自室にクーラーを設置する予定。
ちょっと前までは部屋が暑くても弱音を吐かなかったオイラだが(笑)。
というか夏の間は家を飛び出して、近くの蔦屋のTULLY'S COFFEEで涼んでいいただけだが(笑)。
これで胸をはって原発反対と言えない。
オイラの純潔の終わりだ(笑)。


『ゼロの未来』
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やっと細々と日本での公開にこぎつけた。
先週は観る機会を逸してしまったが、絶対に劇場で観るつもりである。


『オールドレンズ・ライフ Vol.2 』
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AmazonでKindle版購入。
Vol.1がまだKindleででていない。
紙の書籍としての既刊はVol.1〜Vol.4の4冊だ。
Vol.4以降も出してくれないものかなあ。
つーか、この本って存命だったらサンダー平山が編集するのが適任じゃないのかね(笑)。
そううすと作例がオネエちゃんばっかになると思うが、それもまたよし(笑)。


宮崎駿が沖縄県宜野湾市にある米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に反対する<辺野古基金>の共同代表になった。
色々言われるのを覚悟の上で宮崎は矢面にたったのだな。
色々言うのは自由だ。
それをとやかくいうつもりはない。
オイラがちょっとカチンとしたのはコイツ
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次世代の党の中山成彬(71)w。
東大出身で大蔵官僚、文部科学大臣、国土交通大臣、衆議院議員をやった札付きのバカ(笑)。
この中山って自民党から除名されてあちこち渡り歩いてる嫌われモン(笑)。
コイツがさあ宮崎駿の件を巡って
「文化人が政治や外交、軍事に精通しているわけでは必ずしもない」
とかなんとか言ってるわけ。
ほほう。
じゃあ国会議員の諸君は文部科学大臣なれる人間は教育に精通していて、防衛省の大臣に就任するような人間は軍事に精通していると?
国会議員からそんな人間が大臣になった試しがないから色々苦労や問題があるんでないの。
今や大臣の椅子なんて議員を長くやった人間に対する功労でしかないということは国民誰でも知っているぞ。
それで中山って東大出身者は学習院大学出身の筋金入りの軍事オタクの宮崎駿に防衛に関する知見でタメをはれると本気で思っているのかね。
いわゆる東大出身者の思い上がりか(笑)。
東大にあらずば人にあらず、みたいな。
次世代の党ってこういう党だということは分かってはいたけどね(笑)。
それでもこんな札付きのバカが党員ということに関しては気の毒に思ってもいいかな(笑)。


『みたむらくん 全7巻』
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AmazonでKindle版全巻購入。
『描かないマンガ家』を描いた作家、えりちん のもう一つの代表作と言える。
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これが本作の主人公である"みたむらくん"。
32歳にして大学の夜間に通い、雑誌編集のアルバイトをしている......と書くとなんか朴訥とした真面目な青年に見えなくもないが(笑)。
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貧乏、うそつき、自意識過剰、被害妄想、バっくれ、無責任、根性なし、セクハラ、可愛い女の子はすべて自分を好きになるにちがいないという強烈な妄想、どんなに大怪我をしていてもオナニーは欠かさないオナニストにして素人童貞(笑)。
まあアレだw、普通の女性なら100mぐらいは避けて通るであろう男の見本なわけよ(笑)。
絶対に女性にモテないはずなんだけど、自分では絶対にそれを認めない。
なぜこれが面白いかというと、極端ではあるが男の持っている要素の負の部分をおもしろおかしく拡大しているので(笑)、男にとって身につまされるような笑があるのだと思う。
負の部分と書いたけど、本作の作者である えりちんはこのどうしようもない"みたむらくん"という男を少なからず肯定的に描いてもいる。
女性作家である えりちんは男を対象として客観的に観察できる人なんだろうな。
で、本作が実に秀逸で感動的であるのは"白馬に乗った王子様"という夢と妄想の部分ではない要素で<純愛>を描いているのだ。
そういう意味では男のどうしようもない部分を愛してくれる女性はこの世に必ず一人はいるかもしれない、かもしれない(笑)、という男にとっての切実な希望と福音を描きつつ(笑)、そして最低最悪を絵に描いたような男が自分を本当に愛してくれる人間を見極められるよう成長したという物語だ。
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この杉浦さんという美形で可愛くてちょっぴり粗暴な空手黒帯有段者の女性。
この杉浦さんがなにを間違えたか
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こんな"みたむらくん"を好きになる。
それはそれは一途な。
相手は"みたむらくん"なので何度となく裏切られ、泣かされ、辛酸をなめ、怒りに打ち震え。
それでも杉浦さんは"みたむらくん"を愛しているわけ。
で、肝心の"みたむらくん"はどうかというと、粗暴でおっかない杉浦さんをとにかくないがしろにし続けて、他の無理目な女性をなんとかしようとしてばかりいる。
少なくとも杉浦さんの前で"みたむらくん"はカッコよくしようとか好かれようという態度がゼロ(笑)。
それでも杉浦さんは一途なのだ。
杉浦さんがなぜ恋愛の対象を自分よりいくつも歳上で更にダメ男になってしまうかということについての理由はなんとなく語られてはいるのだが、オイラからするとそれでもなぜ"みたむらくん"なんだ?という感じは否めないんだけどね(笑)。
『描かないマンガ家』もそうだけど、最終回の後ろから2話分ぐらいまで主人公は最低のまんまなんだけど、そのラストのほんの一瞬で大逆転をさせるんだよね。
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"みたむらくん"も真顔でドキっとした杉浦さんのなんとも言えない素敵な表情。
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大団円を画にしたようなクライマックス(実はこの後にもう一つエピソードがあるんだけど)。
しょうもないことではあるが、杉浦さんで本心から勃起できた"みたむらくん"が成長したんだなと思えて泣けてきたわけよ。
涙出なかったけど(笑)。
この切れ味のあるクライマックス、すばらしいね。
ほんとうに作者の次作を期待している。
最後に
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本作では若杉公徳が出てる回もあった(笑)。
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うはははは(笑)。


『裸足のピクニック』
wowowで録画視聴。
途中で視聴中止。
Amazonを開いてBlu-rayを探すも、DVDしかないようなのでそれをポチる。
『WOOD JOB! 〜神去なあなあ日常〜』などの矢口史靖監督の劇場デビュー作。
とにかく冒頭のプールに舞う桜の花びらのシーンで気持ちを持って行かれた。
桜の舞い方なんてまだ効果としては小慣れてないよ。
だけど、このシーンには必ず花びらが必要であるという信念が画面を通して伝わって来る。
この花びらを舞わせるのがどんなに大変か。
画面の緊張感がパねえっす。
それでいて本作はブラック・コメディらしい。
DVD視聴後に改めて感想をエントリします。

by 16mm | 2015-05-17 21:48 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Comments(2)

2015年第2回更新のお知らせ

本日メインHPにて"seven by se7en"をUPしました。
お暇な方、ご覧いただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。
by 16mm | 2015-05-10 21:11 | メインHPと更新のお知らせ | Comments(2)

『ブラックハット』

先週土曜日、岩盤浴、ストレッチ、ジェットバス。


ぼちぼちスギ花粉は終わったのでしょうか?
オイラはおかげさまで昨年から1年かけて本格的にやってきたヨーグルととハチミツを
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毎日食べて今年は驚くほどアレルギーが抑えられました。
多少、本当に多少目がかゆくなったりくしゃみをすることはあっても鼻水はでなかった。
なにより場所によって花粉に鼻の奥が反応してツンとなる感じがまったくなかった。
オイラに関してはヨーグルトとハチミツは効果的だった。
これを教えてくれた友人に感謝である。


坊主、またしてもサービス・センター送りに(笑)。


先週金曜日、夜、いきなり!ステーキ。
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ヒレ・ステーキ436g(笑)。
鉄板の上にはほぼニクしかないというストイックさ(笑)。



『THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦』のディレクターズカット版が10月公開とのこと。
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なんだろう、この製作したヤツらにバカにされたような感じは。
基本的にこの映画を観るヤツらなんてのは押井シンパが多いはずで、身銭を切ってつい最近観た映画はゴミみたいなもんです、観た皆さんご苦労様、ってナカのヒト?wに言われているように感じるのは被害妄想か(笑)。
いや、観に行きますよ、オイラ、性懲りも無く(笑)。
どう考えても『機動警察パトレイバー 2 the Movie』のようなスケール感が27分上映が長くなっても出るとは思えないしね。
まあ、最初っから駄作のフラグがたってるようなもんだと思いますが(笑)。
観に行った暁には盛大に噛み付いてやりますよ(笑)。


掲載誌に載っている『3月のライオン』を立ち読み。
なるほど。
こういうDVもあるのだな。


『レビウス(1)』
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AmazonでKindle版【期間限定 無料お試し版】。
まったく知らなかった作家と作品。
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ゲキウマ。
すっげえ、これ既刊を全部イッキ買いだ(笑)。
......
と、読み進めているうちになんつーか、どうにも自分に合わないというかね(笑)。
画もすごいし、世界観も好きな感じなんだけど。
レビューでもかいてあったのだがフランスのコミック、B.D.(ベデ)テイストなんだよね。
ページが日本の漫画と違って左開きという事もあるんだけど、コマの流れも"漫画"というよりも"絵物語"のような感じに思えた。
適切な動きも表情の変化もあるんだけど、従来の漫画の作法に慣れ親しんだオイラのようなおぢさんだと違和感を感じて読みにくかった(笑)。
申し訳ないが無料お試し版のみで挫折。


『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション(1) 』
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AmazonでKindle版購入。
リアルなヴィジュアルと世界観の中に
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この涙鼻水涎垂れ流しのキャラクターで挫折(笑)。
本当にこのキャラクターの存在だけで挫折。
今後このキャラクターの存在が生きた感じになっていくのかもしれんが、それを読む機会があったら2巻以降を買っていこうと思う。
オイラからするとこのキャラクターにまったく馴染めず。


『オールドレンズ・ライフ Vol.3』
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AmazonでKindle版購入。
オイラにとってはかなりの良書。
ミラーレス・カメラにおけるレンズの可能性の教科書みたいな感じ。


『SWITCH Vol.33 No.5 ジャズタモリ TAMORI MY FAVORITE THINGS』
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書店で紙の本購入。
タモリにはビートたけしほどのシンパシーはないのだが、あまりに表紙の写真がカッコいいので購入(笑)。
オイラの生きてきた中でビートたけし、明石家さんま、そしてタモリの存在というのは非常に大きい。
オイラより下の世代や上の世代だとまたちがうのだろうけど。
関西の芸人のように周りの芸人が受けるとそれに輪をかけてジャンジャンうけようとしないところが前述の3人。
笑をアンサンブルとして捉えられる才能が三人にはある。
だから前述の三人が揃った時に役回りとしてタモリは面白くない真面目な役を担う。
たけしとさんまが掛け合いでじゃんじゃん笑をとってる中に入ってタモリが更に笑を誘う事もできるんだけど、そうすっと3人ともの個性が殺し合って単に騒がしい感じにしかならんのだよね。
あの三人のなかではその役回りがコンセンサスとして無言のうちの了解しあっていると思われる。
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で、本書を読むとタモリって良いヤツだなと再確認できる。




『ブラックハット』
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先週金曜日、会社帰りに池袋HUMAXシネマズで。
マイケル・マン監督作品なのにむちゃくちゃ公開規模が小さい。
なのでなんとく普段は買わないのにプログラムなどを買ってしまった(笑)。
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世間はオイラほどマン氏wの作品に興味がないのか(笑)。
『ヒート』や『コラテラル』の監督だぞ。
マン氏と言ったら銃撃戦。
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本作でも銃撃戦はが見どことのひとつで、トンネル内での発砲の反響であるとか、銃そのものの音であるとか、材質の違いによる弾着音だとかetc......。
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効果音に神経を使うことによって得られる臨場感というのが確実にある。
ドキューン、とか、バキューン、とかの聴きなれた音ではなく(日本にいる限り銃の音を聴きなれるということはないけど、TVとか映画のね)、ちょっと聴いたことのないような音を使うとフレッシュに感じられる。
特にマイケル・マン、マン氏wは銃の音を機種別、室内、屋外など環境による聴こえ方の違いまでこだわっているらしいので、銃マニアにはなかなかタマらんらしい。
ちなみにマン氏w以外ではリュック・ベッソンや北野武などが銃の音にこだわっている映画監督だと思う。
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映画の冒頭、香港の原発がハッキングされて冷却システムが破壊される。
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この一連の映像のスピード感と
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畳み掛けるような臨場感は日本で"3.11"を経験した者としては、不謹慎ながら興味深く観れた。
ああ、水蒸気爆発ってのはこういう風に起きたのか、とかね。
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それとは別に原子炉内部のこんな映像を観て
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『未来世紀ブラジル』みたい(笑)、と思ったり。
マイケル・マン、マン氏wのこれまでの映画同様、映像の官能性という部分は健在で
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まあカッチョいいわけよ。
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こんな感じでキーボードの裏から見たカットだとか(笑)。
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夜景の撮影とともに照明がレンズに直射した時に出るフレアを効果的に入れ込んだり。
さすがマン氏(笑)。
いや、笑い事ではなくヴィジュアルのカッコよさは申し分なかったのである。
......
で、ここまで画像を貼ったりして絶賛していますが、映画の総論としてはとんだ凡作(笑)。
駄作、とは言わないのは映像的効果音的な良さは否定できないので。
なにがマズイかと言えばもう脚本。
脚本が杜撰。
その脚本で映画を撮ったマン氏wに最終的な責任はある、ということはまあ置いとく(笑)。
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主演のクリス・ヘムズワース=マイティ・ソーの彼が「あ、こいつ大根じゃねw」というのもひとまず置いておく(笑)。
MIT除籍の天才ハッカーでムショに入っているニコラス・ハサウェイ役のクリス・ヘムズワース。
ハサウェイは母親のいない家庭で育ち、父親が苦労して育てて苦学してMITに入学、という経歴は披瀝されてるけど、
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こんなガチムチ(笑)体型に腕にゴムを巻いてドライバーを仕込み、それでザクザクと何度も刺す暗殺術を持ち、それよりなにより相手を殺すということに躊躇がない。
MITに行ってた人間がみんなもやしっ子とは言わん(笑)。
経歴の中に、元軍人とか元ヤクザとかいうのを入れとかないと説得力ないんじゃね(笑)。
あまりにハサウェイの銃の撃ち方から殺し方までが堂に入りすぎていて此奴ナニ者感が否めなかった。
さらに劇中で恋仲になる女との距離の詰め方がストロークが短すぎる、ような気がする。
え、もうやっちゃうの(笑)、という感じ。
というわけで、映像には没入出来たものの、主演の登場人物にはまったく共感できなかった。
本作で描かれる犯罪にしても当初犯人側からは何の要求もないように描かれ、それはそれで不気味で良かったのだ。
が、クライマックスで犯人側のやろうとしていた本当の目的が明かされた瞬間ものすごくくだらないものになってしまった。
結局はカネという現実的な目的でしかなく、作品冒頭のミステリアスな部分が台無し。
リアルな部分で言えばカネという事は当たり前なんだけど陳腐だよなと思う。
所詮人間の考える犯罪の目的を描くと陳腐にならざるを得ない。
陳腐にしないためにはどうしたらいいか。
押井守の『機動警察パトレイバー 2 the Movie』のように手段を使う事そのものが目的だったというのが良いのかもしれん。
それと本作、ハッキングの様子をCGで電気信号をマクロレンズで超ハイスピード撮影したように見せるシーンが出るんだけど、これは不要だ。
コンピュータの内部で何かが起こっているということを描写してるのはわかるんだけど、それは単なる想像の世界でしかなく、本作、というかマイケル・マン、マン氏の映画にはそぐわない。
『マトリックス』じゃないんだから(笑)。
たぶん再見はないだろうな。
マン氏wの映画がこの規模での公開だった理由がなんとなく分かったような(笑)。


今週末は心療内科と歯のメンテナンス。

by 16mm | 2015-05-10 20:15 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Comments(2)

『レッド・ファミリー』

本日でGWもお終いである。
家に引きこもると母親が規則正しく飯を食わすもんだからまずいぐらいに太ってしまった(笑)。
間食抜きで一日1.5食ぐらいが丁度良いような気がする。
このところ気が緩んで甘味も結構食べてたので、改めるつもりである。


『Grand Theft Auto Ⅳ』を再開する。
約一年ぶり。
もう一度最初から始めることに。
すでに『V』が出て久しいというのに(笑)。
果たしていつまで続くやら(笑)。
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久々にやったら乗り物酔いをしてしまった(笑)。


マイケル・マン。
マン氏(笑)の映画が今週公開されるのだが。
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マン氏wの『ブラックハット』。
マン氏の映画なのに埼玉県で上映しないどころか東京でも3館ぐらい。
かろうじて池袋でやるようなのでなんとかマン氏の映画を観たいものである。


『THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦』についてこんな情報があった。
う〜ん、だからと言ってどうなんだろうなあ。
でも観ちゃうかもしれんが(笑)。


『レッド・ファミリー』
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App StoreでHDレンタル。
昨年、宇多丸の評論を聴いたり予告編を観たりで興味があった。
コメディの要素はあるんだけど、明らかに観客を笑わせる笑というよりは当人たちが真剣であればあるほど傍から見てバカげて見えるという種類のものだ。
スタンリー・キューブリックの『博士の異常な愛情』にテイストが近いというのは褒めすぎかしらん。
北朝鮮の工作員が四人家族を装って韓国に入国。
記念写真を撮るのを装って韓国の軍事施設の撮影。
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この四人の中で妻役のベクさんがが一番エラくてね(笑)家族四人だけで家の中に入ると他の三人が直立不動になって怒られたりするんだよね(笑)。
軍隊の序列としては当たり前のことなんだろうけど、かなり歳上の祖父役のミョンシクさんや夫役のジェホンさんがベクさんに怒られてシュンとなっちゃうのが、なんというか女性の尻に敷かれた男共という構図にも見えて笑えるポイントになっていた(笑)。
彼らが家族を装いながら家族ではない疑似家族というのがポイントなのだ。
この家族と対になるのが隣人である
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この韓国の一家。
この一家があらゆる部分でダメダメで(笑)。
食物は粗末にする、衣類も平気で捨てる。
捨てるのも平気で隣家に投げ込んだり。
夫と妻はいつもいがみ合い、妻は無神経で自分勝手でサラ金から金を借りちゃうような迂闊な嫁。
息子はひ弱ないじめられっ子で同級生にカネを巻き上げられて殴られちゃうようなヤツ。
まあまあまともなのは祖母ぐらいなものでね。
で、この塀を挟んだ二つの家族が象徴的にも北朝鮮と韓国を模しているわけ。
この二家族が各々の家で食事をするんだけど、
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このシーンがなかなかサスペンスとコメディがないまぜになったもので(笑)。
左側の韓国家族は北朝鮮批判をガンガンするわけ。
この場での会話ってのが他の北朝鮮の工作員によって盗聴されてるもんだから(笑)、右側の北朝鮮家族は韓国家族の批判に同調するわけにもいかないが、擁護してあらぬ疑いを持たれることもさけなければならないというね(笑)。
さらに言えばこの円卓での並び順ってのも結構考えられているのかな。
奥の息子と娘、手前のジジとババ。
この組み合わせはなんとか南北を繋げたいという意思があるものの、それに挟まれた両者夫婦は理屈や立場として硬直化していてお互いに相手が譲歩すれば考えてみてもいいぐらいの感じなんだよね。
よくわからんけど今の韓国もものすごく若い世代と老人の世代は割と柔軟に対応しようという割合が多く、逆のその中間の青年から中年になると社会の中軸で生きている所為かタイトで意思を遂行することに妥協しない割合が多い、ということなのかなと勘ぐってみるのだが。
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他に北朝鮮の工作員のエライ人?。
通称"野うさぎ"と呼ばれるこのオッサン。
このオッサンも潜入工作員としては長いのか、
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宇多丸曰く、"性臭"(笑)がプンプンと匂い立つようなオバさんとそれなりに馴染んでいて(笑)。
このオバさんに捕まったら北の凄腕の工作員もひとたまりもないだろうな、というか(笑)。
なんつーかこういう男と女の関係の前にイデオロギーってのはなにかの歯止めになるのかねえと思う次第(笑)。
このオッさんとオバさんの話は直接的には本筋と関係ないんだけどね。
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この北朝鮮の偽装家族、工作員らしく脱北した家族を暗殺したので、"野うさぎ"から勲章をさずけられるんだけど、このあたりのやりとりもコミカルだった。
このコミカルな要素の本作であるが中盤から終盤にかけて次第に陰惨な状況を呈していく。
はっきり言って最後の方は笑はなし。
この北朝鮮の家族は本当の家族ではない。
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食事時、目上の者より先に箸をつけない、という韓国でもすたれつつあるような慣習を北朝鮮の家族は疑いもなしにやってしまう。
北朝鮮の家族は韓国人としての確固とした拠るべがないために殊更慣習を行うことでしか自信がもてないのだ。
さらに言えばあの資本主義に毒された南の家族はケンカや言い争いが多いが、それぞれが本音で言い合うことが出来ている。
思ったことを言い、たとえそれがひどい言葉であっても発する自由があり、それを周りが肯定したり否定したりする自由もある。
北の工作員の家族はどんなに品行方正に見えても家族の内実は軍隊の階級のそれであり、思ったことも言えず常に自分以外の誰かの視線を気にしている。
韓国人の家族はどんなにいがみ合っても最後の最後にはお互いに心配しあい一緒に戦ってくれる。
本作の北朝鮮の家族は自分たちが如何に嘘の家族であったかを自覚し、最終的には本当に繋がりを持った本当の家族となって終わる。
この最後がさ、本当に泣けるのよ。
北朝鮮の工作員家族は最後に韓国の慣習をなぞるのではなく、韓国の隣人のしょーもない会話を延々とまくしたてるんだよね。
家族というものが自分たちがやってきた真似事とは違うと分かってはいても、結局家族として生きた関係を築けなかった。
本当の家族の会話というのもわからない。
だから覚えている限りの隣人の家族の会話<しょうもない喧嘩腰のの会話>が彼らとしての家族の拠るべだったのだ。
そう考えると本当に切ないよな。
本作、今後App Storeでセル版が出たら買うつもり。
出なければBlu-ray購入。
すっげえ傑作だよな。
と、ここまで絶賛してなんだが宇多丸も指摘していたとおり、結構ずさんな面も多い(笑)。
まず隣家である韓国人家族の声が丸聞こえということは、北朝鮮家族の軍隊式のでかい声も筒抜けじゃねーの(笑)。
まあ、これは北朝鮮側に韓国側の声が聞こえないと物語が進まないということもあるから、まあ目を瞑るよ(笑)。
上映時間も100分と短いことだし。
それよりもオイラが解せないところは最終的に北朝鮮家族の娘だけは助かってることなんだよね。
一番年若い娘が助かったというのはどこか温かみのあるような持って行き方であるけど、この娘、冒頭の暗殺で赤ん坊を殺害してるんだよね。
気分的には結局北の家族は全員殺害され、韓国人家族のいじめられっ子の息子は相手に一人で強く対抗できるようになった、という終わり方で良いと思うんだけどな。
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最後に本作の北朝鮮家族の妻役で班長のベク・スンヘ役のキム·ユミが、キリっとして眼が大きくて好みやわ(笑)。

by 16mm | 2015-05-06 22:57 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Comments(2)

『富士山さんは思春期』『なにかもちがってますか(5)』『BLUE GIANT(5)』『オールドレンズ・ライフ Vol.4 』『エレガンスパパ』『すく~~~と! 1 』『新久千映のねこびたし 1』

GWである。
何かをしようと思ってはいるのだが眠くてできない(笑)。
呆れるほどの怠惰である(笑)。


先週のGWに入ってからのいつだか忘れたがw、岩盤浴、ストレッチ、ジェットバス、全裸で日光浴(笑)。


甘味の為なら虫歯になってもいい、と豪語している強者は歯のメンテナンスでお世話になっている美形で剽軽な歯科衛生士女史(笑)。
その女史からの情報で先週の土曜日
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さいたま新都心にできたEggs 'n Thingsに行ってみた。
Eggs 'n Thingsがナニか分からなかったオイラであるが、なんでも結構というかかなり有名なパンケーキ屋さんで埼玉県初進出でホイップが山盛りにとぐろを巻いている.....という女史からの情報もかなりぼんやりしたものであった(笑)。
が、パンケーキというかホットケーキが好きなので、これを食べる為だけにさいたま新都心に出撃(笑)。
食べ物屋で決して並ばない旨を矜持にしていたオイラが小さな女の子から大大きな女の子まで並んでいる列の中に入るというプレイを敢行した。
で、40分ほど本を読みながら(押井守の"ぴあ"の本w)待ってようやく店内。
ホイップクリームにパイナプルが細かく散らばっているのを注文した。
これがまた聞きしにまさるホイップクリームの山(笑)。
この心意気は受け止めたいが、おぢさんなのでwクリームはこの半分ぐらいでもよかったかなあw。
食べてるうちにクリームの山がとろけて崩れていくし。
まあ、好き嫌いだけど溶けたクリームでへなへなになったパンよりも、ちょっと硬めの方が好きだからなあ(笑)。
結果、この良い仕事していたホイップクリームのおかげで結構腹いっぱいになっちゃった(笑)。
当初最低でも二皿はイケると思いいたのだが(笑)。
次はホイップなしので挑戦したい。
美味かった。



『富士山さんは思春期』
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AmazonでKindle版購入。
既刊の6冊をほぼ一気買い(笑)。
すっげえ面白い。
背がおっきい女の子と背の低い男の子という取り合わせに以前から興味を持っていたのだが。
なんだろうこの面白さは。
気がつくと延々と繰り返し読んでいるんだよね。
まず本作の作者であるオジロ マコトって女性らしいというところに驚き。
たとえば
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こんなんとかがね、なんちゅーか、完全に男の目線なんだよね(笑)。
女性は結構無自覚だろうけど、屈んだ時にゆるく開いた胸元とその奥のブラがまたゆるくなってるんだけど、なぜか絶対にティクビが見えないという不思議(笑)。
申し訳ないが、今でもたまにこういう機会があると見てしまうのだよ、おぢさんは(笑)。
男の一般論として語ることはしないけど、女性のこのアングルから見た時の胸元の奥にはファンタジーがあると信じて疑わないのよ、オイラは(笑)。
本作の話に戻すが、なんかそんな男のバカさかげんが見事に見透かされているようで。
で、それを女性の作家が描くことによって、その男のバカさかげんが消極的ながらも許されてる気がして。
それがオイラが本作にハートをアイアンクローされている理由かもしれん。
とにかく画がゲキウマ。
表情もそうだけど、身体の線の繋がりのリアルさ。
まあこの線の繋がりのリアルさが本作のエロスな部分に繋がってもいるのだけど。
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全体的にペン画のタッチを多用した絵柄なんだけど、スクリーントーンはどちらかというと絵としての立体感を出すのに使われている。
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こんなんとかね(笑)。
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こういうさ、女の子が男の学生服を着るなんてタマらんよな(笑)。
オイラも中学生の頃、好きだった女の子がオイラの学生服を着てはしゃいでた事を思い出したよ(笑)。
男のクッさい、キタない学生服を女の子が来てくれた事の悩ましさを思い出したよ(笑)。
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こんなディティールまでも(笑)。
オイラが結構ツボだったのが
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世の女性は信じられないだろうが、オトコはハンカチなど持たない(笑)。
いやホントw
マジマジ。
なので本作の主人公のカンバも富士山さんの涙を拭くのに己のクッさいシャツの裾を差し出すんだよね。
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それに顔を埋める富士山さんがステキ。
こういう機微が本作には宝石のように散りばめられている。
すっげえ良い漫画。
さらにこの単行本の奥付が非常に凝っていて。
当初ちょっと問題になったらしいけど、単行本6巻全部にこの趣向がこらされているので問題ないんだろうね。
この編集者のセンスもすばらしい。
双葉社のアクション誌は大友克洋や狩撫麻礼やたなか亜希夫や関川夏央や谷口ジローなどが描いていた雑誌だ。
一時期、しょうもないエロに走ってげんなりしたものの、また往年の輝きが出てきたか。
今後に期待大である。


『nude~AV女優みひろ誕生物語』
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AmazonでKindle版購入。
『富士山さんは思春期』のオジロマコトの作品で全二巻を購入。
画はやはり抜群の上手さであるが『富士山さんは思春期』のようには心に響かない。
なんとなく企画ありきの作品という位置付けなのだろうか。


『なにかもちがってますか(5)』
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AmazonでKindle版購入。
本巻を持って本作は終了。
最終巻での宗教、科学、哲学についての考察は興味深く面白かった。
理系の人が考える世界観という意味では新鮮に感じられていた本作だが『のりりん』同様、なんとも中途半端よくわからない結末を迎えてしまった気がする。
なんか本当に作者と講談社でモメたのかと邪推したくなる。
まあそれはそれとして、まだ他紙で連載している作品もあるし(Kindle化はされてないけど)、次作を大いに期待いたします。


『BLUE GIANT(5)』
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AmazonでKindle版購入。
実に難しいテーマに突入しつつある本作。
才能と努力の話である。
やる気と努力でなにかをなし得たのはその人にもともと才能があったと認識するべきか?
それとも才能が無くても努力さえすればなんとかなるものなのか?
この命題は結局のところ結果論でしかない。
誰もが羨む能力があってもそれを開花させられなかった人もいれば、才能なしと言われ続けた人が諦めずに突き進んで日の目を見たということもゴマンとある。
結局のところ才能というものの尺度がそれで"食べていけるか"ということのみで判断されてしまう。
そうするとオイラなどは自堕落でもサラリーマンとして食っていける才能があるということなのだろう。
石塚真一は非常に誠実な作家である。
彼がこの命題に対しどのような答えを出すのか。
非常に興味深い。


『エレガンスパパ』
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AmazonでKindle版購入。
カラスヤサトシの漫画のタイトルは誰が付けているのだろうか?
作者本人か編集者かデザイナーか。
『オレは子をみて育とうと思う』とか『モテないのではない モテたくないのだ!! 』とか『結婚しないと思ってた オタクがDQNな恋をした!』とかetc......
タイトルが秀逸なんだなあ。
で、本作のタイトルも『エレガンスパパ』だし(笑)。
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もうなにも言うまい(笑)。


『オールドレンズ・ライフ Vol.4 』
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AmazonでKindle版購入。
やっとこKindle版が出た。
ミラーレス機を使っているオイラとしては非常に興味深い読み物だ。
このシリーズは全巻購入予定である。


『素人AV女優 1 』
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AmazonでKindle版。
【期間限定 無料お試し版】ということで読んでみた。
画は上手いと思う。
が、おぢさんなので(笑)もっとひねったエロでないと興味がわかないのである(笑)。


『すく~~~と! 1 』
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作者の名前、新久千映って<しんきゅう ちえ>って読むんだね。
いや、さすがに漢字が読めないオイラでも"千映" は読めましたけど(笑)。
新久千映の作品は絵柄に興味があってずっと読みたいと思っていた。
それにバイク漫画でもあるので。
ありゃ?こういう絵柄だったっけ?と思いつつ、すげえなバイクも描けるんじゃん、女性なのに(笑)。
と思っていたらバイクは原作者が描いているという(笑)。
キャラクターの絵柄は可愛らしく、ディティールやはじめてフルフェイスのヘルメットを被った時のあれこれが面白く描かれていた。
オイラ知らなかったけど
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インナーシールドというのがフルフェイスのヘルメットにはあるのね。
レバーで簡単に開け閉めできるようで。
オイラも今でもバイクに乗っていたらカチッ・シャコッ・カチッ・シャコッと開け閉めして喜んでいたろうな(笑)。


『新久千映のねこまみれ』
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そうそう。
新久千映って言ったら『ワカコ酒』的なこの絵柄だったんだよね。
『すく~~~と! 1 』を読んでキャラクターの描き分けの幅が広い人だなと思った。
ところで世の中にはネコの漫画が多いのに犬の漫画が少ないような気がするな。
あっても犬の漫画って結構人間に寄り添ってシリアスなものが多い気がする。
オイラは一緒に生活するならワンコの方が良いと思うのだが(笑)。


『新久千映のねこびたし 1』
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新久千映の猫漫画第二弾。
『新久千映のねこまみれ』よりも個人的には好みの作品かな。
端正な絵柄で引かれる迷いのない描線はすごく魅力的である。

by 16mm | 2015-05-05 12:17 | | Comments(2)

『THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦』

『THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦』
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今週金曜日、109シネマズ菖蒲。
いや〜w。
ここまでこんなんとは(笑)。
一日(ついたち)の"映画の日"で1100円で観れる日に行って良かった。
まあ1100円なら許せるかな、ギリ(笑)。
いや、面白かったっすよ(笑)。
東京上空に光学迷彩を搭載した攻撃ヘリが飛び回る。
車の走る道路をスレスレの低い高度で光学迷彩を効かせで飛ぶなんてのもカッコ良かった。
燃料の補給であるとか、弾薬の補給であるとかの兵站の描写もしていたのでなかなか手が込んだ感じもいい。
それと冒頭のおそらく中東某国風の描写なんて本当に戦争映画っぽかったな。
中盤の銃撃と白兵のアクションもかなりいい。
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押井守もかなり絶賛していたがカーシャ役の太田莉菜が実にいい(上の画像は本作のものではないけど)。
格闘やガンアクションの様になり方とかロシア語のセリフのらしさ、とか。
まあカッチョいい。
全キャストの中でも抜きん出た存在感だった。
......
で、CGとレイバーの実物大を作って実写映画を作った。
というか作ってみたかったという目的の為に過去のアニメ版を縮小再生産してどうする、ってのがオイラのこの実写シリーズの総括。
この実写版のシリーズは最初のエピソード0だか1だかを観て、ご飯を吹き出す噴飯モノの印象をもって後続のエピソードは観ていない。
本作は押井が実写で東京を舞台にした戦争をでっち上げるのだと思ってそれなりに楽しみにしていたのだよ。
締めくくりの最後は観ておこうというね。
したらねえ、話の流れからセリフに至るまで 『機動警察パトレイバー 2 the Movie』のコピー(笑)。
完コピと言ってもいいぐらいだけど、『機動警察パトレイバー 2 the Movie』ほどのスケール感がでていない。
この実写シリーズを続けて見ていなかった所為もあるようなのだが、
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戦闘ヘリ"AH-88J2改<グレイゴースト>"で東京を戦場にする理由がまったくわからない。
『機動警察パトレイバー 2 the Movie』での首謀者である柘植行人の動機はちゃんと説明もされていたわけだし、だからこそその結末のやるせなさを感じられた。
本作だけ観ていると、後先考えないバカの集団が大掛かりな戦争ごっこをしかけたようにしか見えなんだ(笑)。
柘植行人も政治的な要求もなにもなく、ただ日本を戦争状態にするということのみを目的にしてはいた。
本作の首謀者も柘植行人のシンパであるということをセリフで言っていたわけで、動機は柘植と同じだということを言いたいのかもしれない。
しかしね、特車二課が3代目になるぐらいの年月が経ったこの時代にまったく同じような手段で動乱を演出するというのはあまりに無策すぎないか。
本作の動乱の首謀者は柘植行人の事件から数年経ても日本人はまったく変わっていないと思っているのか?
『機動警察パトレイバー 2 the Movie』が公開されたのは1993年だ。
それから今に至るまで、阪神・淡路大震災があり、アメリカ同時多発テロ事件があり、東日本大震災があった。
国土の荒廃と日本だけが安穏としていられないという緊張感が少なくとも1993年当時よりは、たとえ細やかでであったとしても、国民は意識的になっているはずなのだ。
それなのに本作、1993年と同じようなものをつくってどんだけ考えてないんだ。
押井は1993年と現在の差分をとった映画を作った、などと言っているがとんだ戯言にしか聞こえん。
そもそもさ、押井守なんて『パトレイバー』というコンテンツの製作者の中では一番端っこにいた筈なんだよね。
今回の『パトレイバー』の実写のプロジェクトに当初<ヘッドギア>の名前が入ってなかった。
ゆうきまさみ、出渕裕、高田明美、伊藤和典が立ち上げの主体であった筈なのだ。
押井守はアニメ制作の現場管理的な部分で伊藤和典に誘われたにすぎない。
そうは言いつつも『機動警察パトレイバー the Movie』と『機動警察パトレイバー 2 the Movie』を作った押井の功績は認めるのに吝かではないよ。
実際この二つの映画の良質さは押井の手腕によるところが大きいからね。
だけど少なくともそこには伊藤和典の功績もあるわけだ。
『パトレイバー』という作品の制作の主体でなかった筈の押井が他のヘッドギアのメンツに筋も通さずに今回の実写を制作したということには関してはハタで見ているオイラとしても不愉快極まりないね。
ヘッドギアを入れると迅速に話が纏まらないとか、映画版二つを作った力技は押井自身の功績だということをプロデューサーあたりに吹き込まれたか。
泉野 明 だの後藤田だの。
わざとらしいくだらないネーミングも気に入らない。
こんなわざとらしいネーミングをしておいて泉 野明や後藤警部補などのキャラクターと同じ世界観に今回の実写プロジェクトがあるなんてのは、オイラからすれば悪夢でしかない。
今回のプロジェクトに参加した役者達には何の罪もないんだけどね。
もうこういうプロジェクトはツブすに限るね。
映画というかこのプロジェクトの製作者達は万死に値する。
これは映画もそうだしソフトも買わないことをオススメする(笑)。
押井としては実写ベースで警視庁にミサイル撃ちこんだりできて溜飲が下がったのだろうけど。
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なんかさあ、こんなんのも止めてもらいたいよな。
金の為とはいえ、世界観が台無し。
この一件にしても製作者たちが『パトレイバー』というコンテンツを単なる金のなる木程度にしか見てないということが非常によくわかったわい。

by 16mm | 2015-05-01 23:18 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Comments(2)