<   2015年 11月 ( 5 )   > この月の画像一覧

『夢と狂気の王国』『007 スペクター』

c0022635_15403601.jpg
α7R ILCE-7R
Contax Sonnar 90mm f2.8 Lens for G1 G2 Carl Zeiss T*
先週土曜日、年賀状用の写真を撮りに行く。
年々年賀状の出す数も貰う数も減っている。
いっその事なくなればスッキリするのだが、一応虚礼というタテマエがある以上わずかでも出さなくてはならん(笑)。


先週土曜日、ガソリンスタンドでクレジットカードを車のウィンドウが出てくる隙間に落とす(笑)。
隙間にカードを挟み込んでおけると思いきや、本当にスルリと落ちやがった(笑)。
ソッコーで乗ってく車のディーラーに行くも、終日予約でいっぱいとのこと。
で、オートバックスに持ち込んだら<たまたまだろうけど>すぐに対応してくれた。
3200円也。
いや〜、こういう困った時はオートバックスだなあ(笑)。


本日日曜日、酸素カプセル1.3気圧、ジェットバス、ストレッチ、日光浴、赤外線サウナ。
酸素カプセルは何か効いているかどうかはわからぬが、一時間終わると結構スッキリする。
今の所カプセルに入ると眠気が飛ぶね。


『白竜-LEGEND- 39』
c0022635_16464189.jpg
AmazonでKindle版購入。
あっ、と驚く白竜の出自の話。
日本語が喋れる理由もなんとなく説明しているが(笑)、果たして最終的に説得力のあるものになりますかどうか(笑)。


『ど根性ガエルの娘 (1)』
c0022635_17033033.jpg
AmazonでKindle版購入。
webで掲載していたものを読んではいたが、こういう面白い本はできるだけカネを払いたいと思う。
『ど根性ガエル』で一世を風靡した作者の吉沢やすみの転落劇の物語。
別に漫画が描けなくなったって人生は続くものだから転落したとは言えないと思うが、やはりそこは漫画がヒットしアニメにもなった原作者が駅の清掃員になっているというのは下世話な興味を掻き立てる。
たしかに数年前、雑誌のコラムかなんかで「『ど根性ガエル』の作者が赤羽駅で清掃員をやっている」なんてなことを読んだ覚えがあったっけ。
吉沢やすみ、『ど根性ガエル』以降ヒット作に恵まれず、というかおそらく描きたいものを一作で出し尽くしたんだと思う。
作品を描いても描いても『ど根性ガエル』ほどのものにはならず、原稿を落として失踪。
ギャンブル三昧でみるみるカネが減っていって。
とはいえ、要所要所で『ど根性ガエル』が日の目をみたりして、息の長い売れ方をし続けたと言っていいだろう。
そういう漫画家ってそうそういないと思うしね。
本作は吉沢やすみの娘である大月悠祐子が自分の幼少期の家族の状況や父親の最低っぷりを割と容赦なく描いている。
あとがきではそれでもシャレにならない部分は削ったりもしているようで。
漫画家が漫画を描かなくなっても家族を含めた人生は続く。
それに付き合わされる家族はたまったものじゃなかったろうね。
今だから、笑って漫画にもできるだけの時間がたったということだろうけど。


『エロ漫の星 上巻―素人からのエロ漫画入門』
『エロ漫の星 下巻―素人からのエロ漫画入門』
c0022635_17232459.jpg
AmazonでKindle版購入。
待ちに待ったKindle版。
で、やっぱり面白い(笑)。
言ってみればエロに特化した『サルまん』(笑)。
まあ絵は本作の方が段違いに上手いのだけど(笑)。
上巻はエロについてのアレコレ。
例えば胸の描き方の色々。
胸を揺らせる方法等。
下巻になると若干エロから離れつつも作画時のトレースの問題、なんてのも扱っている。
とにかく読んで面白くて絵を見て上手さに堪能できる。
絵の上手さは本当に自信を持ってオススメできる。
『漫犬 ~エロ漫の星~』のKindle化も望む。


『よつばと! (13)』
c0022635_17380687.jpg
Amazonで紙の本購入。
どうせKindle化されそうもないので紙の本を購入。
本巻で とうちゃんの下の名前が明かされる。
とうちゃんの母親がやってきて よつば との生活が描かれている。
......
聞けば2年八ヶ月ぶりの新刊とか。
読売新聞の一面に本作の広告が出てた。
絵も上手いし面白かったんだけど、なんか知らんが、飽きてきた(笑)。
なんだろうこの気持ちは?
もともと取り立ててドラマチックな物語が展開するわけではなかったが、ここにきてちょっと読むのが辛くなった。
とはいえ、続巻が出たら読むだろうけど(笑)。


チャーリー・シーン男性と性行為ビデオが流出
c0022635_19552484.jpg
なんでもコカインをキメながら男にフェラをしてたんだかされてたんだからしいじゃないですか(笑)。
その流出ビデオを探したんだけど見つからんかった(笑)。
なんというか、なんだろうこの違和感。
この話、なぜかまったく性的な感じがしない。
持て余すほどの性欲に翻弄され、女でも男でも構わずにチンチンを行使する。
アル中と同じでセックスが止めるに止められない義務のようになっているというか。
底ぐらい暴力的な行為になっているのではないかね。
やりたくもないのにやらざるをえない。
実は本人かなり苦しんでいるんではないだろうか。
セックスがらみのゴシップってたとえそれが病的なものであっても同情されないどころか笑いのネタになっちゃう。
『プラトーン』の頃は今は昔。
あの映画に出ていたチャーリー・シーンがこんなことになるとは夢にも思わんかった。


『夢と狂気の王国』
c0022635_18355551.jpg
Blu-rayで再見。
先々週読んだ舘野 仁美の『エンピツ戦記 - 誰も知らなかったスタジオジブリ』の後で、以前観た『夢と狂気の王国』を再見したくなった。
再見して思ったが本作の監督でありインタビュワーでもある砂田麻美の編集。
ドキュメンタリーという程でありながら監督の意図を露骨に反映していると思う。
例えば
c0022635_18504107.jpg
宮崎駿がいかに高畑勲という人間がダメかということを語り、高畑が映画を作れないように自分は動いてきた、ということを言った次のカットに
c0022635_18533860.jpg
物陰からじっと見つめる猫を挿入したり。
意訳すれば宮崎駿が高畑勲をクサしているのを
「本当にそう思ってるのかなあ」
みたいな疑いのニュアンスをネコのカットを入れることで表現している。
当然ながら宮崎駿の話を聞いていると同時にこの猫を撮影したわけではない。
おそらくまったく別の日、別の時間に撮影したものを差し込んだものだ。
カットにセリフが被っているから連続した流れのなかにあのネコの映像があるように見えているだけ。
確実にある種の思惑をもって挿入されている。
こういう編集に製作者の意図が含まれていると考えるべきだろう。
c0022635_18580801.jpg
c0022635_18593076.jpg
まあ、オイラからすると身の程を知らない宮崎駿のオタク論というかオタク批判。
本作の監督である砂田は宮崎駿をオタクだと思っていたんだろうね(笑)。
オイラもそう思うけど(笑)。
その直後のカットに
c0022635_19030255.jpg
庵野秀明と零戦の模型を持って「ふわ〜〜〜ん」なんて言ってる(笑)。
女性から見たら男のこんな子供っぽさもオタクっぽく見えるんだろうね(笑)。
砂田監督の
「そうはゆうても、あなた(宮崎駿)もモロオタクじゃん」
という呟きが聴こえてきそう(笑)。
編集素材の切り貼りで砂田監督の主張というものが非常に出ていると思う。
ドキュメンターというものがノンフィクションと同義とするなら、被写体に対し製作者の希望する方向で歪曲するべきではないのではないか?
が、では、ただカメラで写しっぱなしの素材を並べただけならドキュメンタリー映像として成立するのか?
改めて言うが、良質なドキュメンタリーは製作者の思想を巧妙に隠しつつ入れ込んでいるものだと思う。
映像素材を編集し、製作者が帰結した方向に導かなければおそらくエンタティメントとしての映画にはならないだろう。
なので観る側としてはドキュメンタリーというのは製作者の意図した方向に流して造られた映像であり、本当に被写体を描いているものではない。
本当の被写体を描いてはいないが、まったく嘘を描いているわけでもない。
その部分の理解は観る側がためされているものだと思う。
c0022635_20361495.jpg
こんな感じに宮崎駿のプライベートに踏み込んだものって今までにない(笑)。
早い話が、男のインタビュワーが聞いたらおそらく烈火のごとく怒り出して「二度と来るな」でしょ(笑)。
そういう意味では砂田監督というのは相当な策士だと思う。
女の私は怒られない、筈、という思いがあるんだろうね。
実際はどうだか知らんですよ。
本作、宮崎駿ドキュメンタリーでは結構ある激怒シーンがまったくないんだから。
もしかしたらカットされてるだけで、砂田監督も宮崎駿に怒鳴られていたのかもしれんしね。
このあたりから導き出される結論は、宮崎駿は徹底的に女性に甘い。
『風立ちぬ』の中の堀越二郎のように、徹底的な女好きなんだと思う。
それはそれで正直でいいのかもしれんが、男と女で仕事上においても公平な接し方ができてないんじゃなかったのかな。
言っても詮無いことだが。
c0022635_20443763.jpg
このカット。
ジブリのスタッフ全員がラジオ体操をやっていると思いきや手前の人物は立ち上がりもしないで本を読んでいるんだよね。
宮崎駿の前で(笑)。
この席だと制作の人か演出助手の人かな?
ジブリにはこういう人もいる、っていうオイシイ映像だと思う(笑)。


『007 スペクター』
c0022635_20503301.jpg
先週金曜日。
109シネマズ菖蒲。
IMAX版で鑑賞。
先行ロードショーである。
12月になると『スターウォーズ』で祭りになっちゃうからwせめてものあがきであろう(笑)。
監督がサム・メンデスでボンドがダニエル・クレイグという『007 スカイフォール』と同じ布陣。
オープニングのタコの触手のヌメヌメしたセクシャルな感じに期待は膨らむ(笑)。
宇多丸がサム・メンデスの『007』をリアル化ではなくアート化だと言っていたが正しくその通りで。
イタリアでの葬儀のシーンで参列者たちが何本も並ぶ丸い柱の間に引き込まれるようにハケていったり。
砂漠を走るロールスとか。
白を基調にしたスタイリッシュな拷問部屋だとか。
あと、ギネスに認定されたという爆破シーンは見応えがあった。
面白い映画だったと思う。
実際観ているあいだまったく飽きなかったしね。
ただ、前作の『007 スカイフォール』ほどではなかったかなあ。
前作の敵であるシルヴァの悪意ってのは理解できるんだけど、今回の敵である
c0022635_21255803.jpg
クリストフ・ヴァルツ演じるオーベルハウザー の悪意はわからなかった。
だからイマイチ思い入れたっぷりで観ることができなかったのかしらん?
Blu-rayで再見したあとに改めて感想かな。
ところで
c0022635_21305956.jpg
『ミッション・インポッシブル ゴーストプロトコル』にも出ていた乳デカの殺し屋をやったレア・セドゥが本作でボンド・ガールをやっていて、なかなかうれしかったです(笑)。

by 16mm | 2015-11-29 21:32 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Comments(4)

『フォックスキャッチャー』

BREITLING NAVITIMER COSMONAUTE
c0022635_23105105.jpg
α7R ILCE-7R
Carl Zeiss Makro Planar T* 2/50 ZF.2


オイラの大学4年間はバイトが全てだった。
東京で一人暮らし。
親の仕送りは期待できないので金を稼ぐことは重要であった。
最初のバイト先は<今から思うと相当に理不尽な理由で>一ヶ月でクビになり。
次のバイトは短期で某○しまえん。
そこは大学の偏差値カーストで振り分けるという非常に気分の悪いものであった。
次に行ったのがその後卒業までお世話になった設計事務所。
当時にしてみれば結構時給が高くて、住んでるアパートから歩いて行けたので好都合であった。
考えてみれば何の経験もない学生を結構な高給で雇うなんてのは太っ腹だよな。
そこでは社長から専務から社員までみんなから気にかけてもらえた。
大学では今に続く友人は一人もいないが、このバイト先の人たちとは細々とながら繋がっていたりした。
で、そこの会社の2年目から世話になった上司がいる。
結構なイケメンで、元ミュージシャンで、男気があって、真面目で。
その人はオイラの実家から30分のところに家を建てた。
が、近場に住んでいるという距離感の所為もあり、卒業後25年ぐらい会うことがなかった。
その人が先週亡くなったという知らせを受けた。
59歳。
癌だったとのこと。
赤いちゃんちゃんこを着る前に。
というか、あのカッコいい人が赤いちゃんちゃんこというのもピンとこないわけだが。
とにかく死んだ。
死んでしまった。
いろいろ不義理をし続けた後輩のオイラを許せないだろうな。
ここで手をあわせるよりも、生きてるうちに会うべくだったとも思う。
こころよりご冥福をお祈りいたします。


先週土曜日、歯の治療。
先々週神経を抜いた歯に対する治療で、治療中はあまり硬いものをその歯で噛まないようにとのこと。
神経を抜いた歯は水っけがなくなりもろいのだそうだ。
で、いつものように美形で剽軽な歯科衛生士女史がやってきて歯石取りをしてくれるはずなのだが、しばらくはドS全開のハードな歯石取りができないとのことで、オイラも不満であるが女史も暗黒のドSを持て余して不満そうであった(笑)。


今週日曜日、赤外線サウナ、ジェットバス、ストレッチ。
いつものように健康ランドに来てみると
c0022635_09552308.jpg
酸素カプセルが横たわっておったがな(笑)。
田舎の健康ランドがいきなりその一角だけSFになった、というのは大げさであるが(笑)。
オイラが行った日が運用最初だったらしい。
本来予約が必要なのだが、誰もやっていなかったので飛び込みでやってみることに。
一時間1500円なり。
c0022635_10061331.jpg
中に入るとこんな感じで、まあ過度な閉所恐怖症の人はキツイかもしれないような棺桶感覚(笑)。
最初の10分は1.1気圧で様子見。
中にインターフォンが付いていて「マズイ」と思った時は外との連絡ができるようになっている。
加圧されるので耳抜きができないのもマズイかな。
オイラはとりあえず1.1気圧で問題なかったので10分後から上限の1.3気圧に上げてもらう。
ちょっとだけパニックの発作を起こしかけたが問題なかった。
最大値の効果を期待するならやはり1.3気圧らしい。
で、中に持ち込んだiPad miniでゲームやら漫画やらを読んであっという間に一時間。
効果が現れるのは3〜4回ぐらいやってからとのことだが、オイラに関してはカプセルから出た後に結構スッキリした感じになっていた。
カプセルの中で寝ちゃうかと思ったら逆に目が冴えちゃって。
更に気温の低い曇り空の下でも寒さをまるで感じない。
濃い酸素を取り込んで血管を拡張することで血の巡りが良くなるのかもしれん。
そういえば高血圧な人は使用を控えるようにとの能書きが書いてあったが、やってしまったら後の祭りである(笑)。
とりあえず体のダルさというのがなんとなく消えたので今後も定期的にやってみようかなと思う。


組曲(Suite)
c0022635_11385292.jpg
AmazonでCD購入。
"ライカM4"なんてタイトルの歌もあるが(笑)、"氷中花"が今回ツボだったかなあ。


『毎日かあさん9 育っちまった編』
c0022635_11561790.jpg
AmazonでKindle版購入。
なんか久々にサイバラの作品を購入。
9巻は紙の本でも買ってないものなので楽しめた。
c0022635_12024831.jpg
↑こういうことやるのオイラだけかと思ったら、男の子はみんなやるのね(笑)。
つくづく男の子ってのは女性から見るとバカなんだろうな(笑)。
男の子ってのはそういうもんだ、諦めてくれ(笑)。
息子さんは男の子だからアレだが(笑)、娘さんは本巻でものすごくしっかりと自分の意思を持った女性に育っていて、少なからず母親の薫陶が生きているのかなと思った。
巻末の"贈り物"という番外的なものも含めてかなり良質な巻であったと思う。


『スクールガールストライカーズ』
c0022635_19213128.jpg
相変わらずやっております。
毎度のように胸元を触ってたら上の画像のように言われました(笑)。
c0022635_19245867.jpg
オイラ率いるチーム眼鏡の面々(笑)。




『エンピツ戦記 - 誰も知らなかったスタジオジブリ』
c0022635_12152303.jpg
Amazonで書籍購入。
読了。
どうせ電書にはならんだろうと踏んでの購入だ。
舘野 仁美はちょっと気合いの入ったジブリ・ファンなら知っている動画チェッカーだ。
本書はおそらく舘野 仁美の口述を平林 享子 が構成してまとめたものだと思われる。
c0022635_15090009.jpg
ジブリのドキュメンタリー映画『夢と狂気の王国』での舘野 仁美。
結構美人だと思う。
実際若い時はモテたらしい。
c0022635_15120619.jpg
映画でも語っていた、宮崎駿と仕事をするということの意味。
本書でもその語りが丸々抜粋されているぐらいなので、かなり本質を突いたものだったのだろう。
当初「宮崎駿のせいで結婚できませんでした」という惹句があったらしい(笑)。
ところで、オイラもそれなりにアニメーションの制作過程を知ってはいるのだが、ココ何年も納得できないことがある。
原画と動画という職種についてだ。
原画という職種はそれはキャラクターやそのカット内で起こる自然現象などの動き、構図、タイミングを決める人の事を言う。
画面の、カットを支配する絵を作り上げるのが原画だ。
通常、原画になるには動画の過程を踏む。
例えば宮崎駿の昔いたスタジオでは動画を最低2年やらないと原画に昇格しないという不文律があったと本書はいう。
これでいくとアニメーターはみんな原画を描きたくて、動画を修行の場として考えているということだ。
これは一般的に言えば職業的なカーストになり、原画になる実力のない人が動画をやっている、という事になる。
一時期オイラもそう思っていた。
が、実はTVでも映画でもいいのだが、実際に映像として残る線は原画ではなく動画なのだ。
動画は原画の描いた動きの間を埋めつつ、さらに原画にいくつも引かれていた線だとか、線と線が繋がっていない部分をつなげたりする。
映画で観た『ガンダム』のキャラクターを観て
「さすが安彦さんのタッチはいいね」
などと呑気おもっていたが、実は最終的には安彦タッチのニュアンスを残した動画の絵なのである(笑)。
「荒れた原画で動画を泣かす」
なんて言葉があるぐらい(笑)、TVシリーズなんかだと雑な原画を動画が必死に線を拾って清書(クリンナップ)していく。
観る側に届ける絵の最終品質は動画が握っていると思うだよね。
単なる清書が動画だと思ったら大間違い。
安彦のような個性的かつニュアンスを似せるのが難しい原画から本当に雑で下手くそな原画までを統一した線で作っていくってのは結構なスキルが必要で、原画の腰掛けとしての職種であってはならず、独立したものにしなくてはならないのではないか?
入り口は動画であっても、その後原画にいくのか動画に行くのかを適正こみで選びやすい状態にするべきなのではないか。
今のままでは動画というものは本当に原画より下に見られる存在でしかない。
本書でも宮崎駿が
「動画チェック、何様だ!!」
と怒鳴ったり。
労働者というものについてきっちり考えているはずの宮崎駿でさえこうだ。
何様だとはなんだ、オマエなんてアザラシ顔した絵描きだろ、ってなもんだ(笑)。
結局宮崎駿がそんな風だから世間的な動画の認知が高いはずがない。
舘野という人はそういう一般論と戦い続けてきた人だ。
舘野が尊敬していた宮崎や高畑勲にそんな風に思われ、言われた事。
彼ら巨匠の右腕のような存在でありながらそんな理不尽な思われ方をされ続けてきたのが不憫でならない。
動画という職種に原画と同じギャラを払うべきではないか?
いや、それ以上でもいい。
なんせ観る側にとってみれば、動画の線が最終品質なんだから。
ここの優秀な絵描きがいるべきだと思う。
......
って言っても詮無い事だろう。
現在スタジオ・ジブリは制作部が解散。
あのでっかいスタジオがどうなっているのかわからんが。
結局、アニメーターの社員化までしておいて立ち行かなくなったら解散。
宮崎駿がいなくなったらスタジオ・ジブリは無力だからな。
ジブリに集ったアニメーター達にとっては納得づくなんだろうけど。
オイラのように破綻しつつある終身雇用にしがみついて各種の保証を受けられている状態がある意味異常なのかもしれない。
が、宮崎駿の下駄として一緒にやってきた人間をお払い箱ってのはどうなのよ。
宮崎駿は老い先問題ないぐらいの金は持ってるだろうけど、それ以外の人はそうじゃないからね。
自分の下駄として働いてきた人たちに対する責任というのをあまり感じてないか。
ちなみに舘野は現在アニメーションから離れてカフェを経営しているとのこと。
いや、カフェ経営が悪いわけではない。
舘野だって死ぬまでアニメーションに携わっていたかったのではないか?
長編ヤメて短編をやるって?
いい気なもんだ。
ジジイが悠々自適に趣味でアニメーション制作か。
その制作にだって人員は必要なのだ。
その時にまた舘野なりを呼び戻すつもりなのか。
本書の感想。
宮崎駿はクソッタレだということである(笑)。


『絵を描いて生きていく方法?』
c0022635_12474544.jpg
Amazonで書籍購入。
この本も電書にならんだろうという諦めで購入。
はっきり言ってとんでもない良書。
まだ全体の四分の一ぐらいしか読み進めていないが、とんでもない良書。
絵を描いて生きていく方法、というと絵でゼニをかせぐ方法と受け取られるかもしれないが、そうではない。
言うなれば、絵で稼ぐ稼げないは別として、絵が好きで、描くのが好きという病にかかった人間に対して、終生描き続けるための考え方や覚悟、そして多少なりとも上手く描くための方法論がかかれている。
オイラのように美大や美術の専門学校で勉強していない人間には結構目からウロコがダバダバ落ちた(笑)。
例えば
c0022635_13035974.jpg
↑のグリッドだとかデザイン・スケールとか言われている道具。
これの有効性を寺田克也が非常に平易にアカデミックに語っている。
c0022635_13061993.jpg
こんな感じに使うのはわかっていたし、同じように
c0022635_13080045.jpg
↑のようなはかり棒というやつの使い方は中学か高校の美術の時間に教わった。
が、なんとなくそういうものを使わないで描くのがカッコいいんだと思っちゃったんですよね(笑)。
ヘタクソが使うもんだと(笑)。
したら寺田克也が本書で、絵を描くということは対象物の位置関係を正しく捉えることだ、なんて言ってるわけ。
その対象物の位置関係を正しく把握して絵を描くことを"デッサンがとれてる"という。
慣れてくるとその位置関係、座標が頭の中で正確にイメージでき、描くのに余計な時間を使わなくなる。
これってさ、果てしなくデッサンやクロッキーをやらないとできないことだよ。
これ読んでオイラ泣けてきたよ。
自分の認識の甘さと怠惰に。
"やみくもにただ線を引いていたら、絵は上手くなるというわけではないので、「今、自分は何をしているのか」っていうことに対して、自分でわかってなくちゃいけないよね。デッサン取るなら、「位置情報を手に入れるため」みたいな、明確な目的がなければいけない。何をもって線を引くかを知ることが、絵を描くという行為ですね。ただいっぱい引きました!という目的のない線は、ほとんど役に立たない。(本書からの抜粋)"
......
いや、ほんとに無自覚でした。
こんな大切な話が本の冒頭数ページで出てきちゃうわけ。
はっきり言ってこの文章読んだだけでも本を買った価値は十分。
一体のこりのページ数でどんなに貴重な話が聞けるのか。
グリッドを使う、理詰めで考える...etc。
絵を描くというのは感覚的なものであると甘く見ていた。
他ならぬ寺田克也が言っていることだ。
間違いなくただしいことだよ。
オイラが今後死ぬまで努力しても、当然寺田克也の背中すら見えないだろうことはわかっている。
ただ絵を描いて生きていくということの本当の基礎を学べてことはとにかく貴重だと思う。
絵を描く人全員にオススメしたい。


『フォックスキャッチャー』
c0022635_14040046.jpg
DVDレンタルで鑑賞。
劇場公開時には全くの無印で、たしか地元の映画館でもやってなかったんではないだろうか?
とはいえ、カンヌで監督賞を受賞したり、オスカーでのノミネートもあった作品だから決して目立たない作品ではなかったはずだ。
観る気になったのはいつものように宇多丸の評論である。
宇多丸が語る本作の評論も見事ですばらしかった。
非常に思い入れたっぷりに感じられたので、本作のどこかが宇多丸の琴線にはげしく触れたのかな。
そもそも宇多丸の言ったあるキーワードを聴いて本作を観たくなったのだから。
"正しさが人を追い詰めることがある"
"正しさの鈍感さ"
"グウの音も出ないほどの正しさに向かって逆ギレしたくなったことはないか"
"身の丈を超えて膨らませたエゴだとか小人欲求を持て余したあげく、だれかにその理不尽な怒りをぶつけたくなることありませんか?他人事ですか?リア充爆発しろってのはそういう言葉でしょ"
この"正しさ"という言葉がパンチラインとなってオイラを観る気にさせたわけである。
c0022635_16425475.jpg
兄弟でオリンピックの金メダリストのとデイブ・シュルツ(上画像左)とマーク・シュルツ(上画像右)。
そして
c0022635_17151880.jpg
デュポン財閥(あのテフロン加工の)のジョン・デュポン。
ジョン・デュポンがデイブ・シュルツを射殺した実話事件をベースにした映画である。
宇多丸の話だと、本作の監督がこれを映画にしょうとした理由も変わっている。
ある時本作の監督に見ず知らずの男が封筒を差し出して、
「あなたはこれを映画にする」
と言って去っていったと(笑)。
その封筒の中にこの事件の新聞の切り抜きがあったとか(笑)。
これをきっかけに本作の監督は映画を作ったわけだが、なかなか不気味である(笑)。
この不気味さってのは映画全体を通して感じる事ができる不穏さとも言えるのだが。
具体的に言えば本作に漂うなんとなくジメっとしたホモセクシャル的な性行為の暗示の所為かもしれん。
この金メダリストのシュルツ兄弟。
兄貴のデイブ・シュルツは家庭的であり陽性な性格で広く人脈をもってコーチの誘いもバンバか来てる。
逆に弟のマークは暗く内向的な人間でうまく自分をアピールできない性格。
さらに言えば兄と弟の関係は選手としての立場とも等しく、弟に対しては兄は常に指導的な立場にいる。
そんなマークの元にジョン・デュポンが自ら率いるレスリング・チーム“フォックスキャッチャー”で金メダルを目指さないかと破格の誘いを受ける。
マークにしてみればやっと兄のデイブから自立できるという高揚した思いがあっただろう。
マークは自分を認めてくれたジョン・デュポンに対しても恩と友情で結ばれた関係を築きつつあった。
一方ジョン・デュポンはというと、明らかにスポーツをする感じではないのにレスリング・チームのコーチをやっている。
動きが緩慢なのだ。
で、自分主催のレスリングの大会で金にものを言わせて勝ってしまう。
それもこれもジョンは自分の母親に認められたい、承認されたいという強い思いがあり、物の見事にコンプレックスを拗らせており、そして自分が実力で得たものではないという事実をその母親に見透かされている。
ジョンのコンプレックスはゼニにものを言わせて招聘したマーク・シュルツでは解消できなかったのだ。
で、ジョンはどうしたか。
さらにゼニを積んで兄貴のデイブを招聘した。
有能で明るく家庭的で正しいデイブを自分のところに取り込む事で自分のコンプレックスをできると信じたジョン・デュポン。
マークとジョンは似たようなコンプレックスを抱える者同士で、マークにしれみれば自分と同じような傷を持つ人間との友情に理不尽を感じながらも応えていたのだ。
それなのに結局は兄であるデイブを求めるのか。
マークにとってみればもう一人の自分に裏切られた気分だったろう。
結局マークはソウル・オリンピックで負け、ジョンからお払い箱になる。
残ったデイブとジョンはどうなったかというと、ジョンという人間は"正しい"人間なのだ。
マークならジョンを讃えるやらせドキュメンタリーでも調子を合わせることができた。
が、"正しい"人間のデイブはそんなやらせに付き合わない。
なぜならデイブは"正しい"人間だから。
ジョンがデイブの家族と打ち解けようとしても、デイブにしてみれば器が小さいめんどくさい富豪の御曹司と休日を使ってまで仲良くしたいとは思ってない。
デイブが休日にジョンと打ち解けるなんてのはそもそも契約にないから。
マークのみが<たとえそれが正しくはなくても>ジョンを常に肯定しようとしていた。
ゼニや契約ではない、そんなものでは買えないものをジョンはマークに与えられていた事に気がつかなかったのだ。
自分の狭量さに対し、母親もデイブも正しかった。
この正しさに追い詰めれらたジョンはデイブを射殺する。
......
と、まあこんな話。
宇多丸は評論でデイブの正しさゆえの鈍感さを強く攻撃していたが、オイラはデイブが理不尽な(本人には自覚できない部分で)理由で殺されたというところが気の毒だなあという感じ。
別段にデイブの"正しさ"というものに不快になることはなかった。
それはレスリングというオイラのまったく関心のないフィールドの話だったからかもしれない。
ジョンはジョンなりにレスリングに対しては真摯に努力をしていたと思う。
マークだってそうだ。
しかし世の中には努力やゼニでは手にいれることができないものがある。
諦めのつかない事に折り合いをつけられない。
無いモノを生涯ねだり続ける。
オイラに関して言えば絵や写真で自分より上手い人間を疎ましく羨ましく思う事はある。
が、一方で
「オイラはまだ本気だしてないからな。本気出せばアイツよりすごいものができる」
ってな「本気を出してない」という心の保険を効かせてるせいかもしれん(笑)。
だた、本当に本気を出して死ぬほど努力してるのにうまくならなかったら、その時は本当に自分より上手いやつ、自分ほど努力してないようなのに自分より上手い奴を撃ちたくなるかもしれんね(笑)。
他人が持っていて自分が持っていないものを諦めきれずに拗らせてしまったジョン・デュポン。
同じような気分を味わいながら、自分が持ちえないものを諦め、方向転換する道を選んだマーク。
映画の最後でマークはアマレス界からは当時嘲笑の的であった総合格闘技の場に行った。
このことは人生を拗らせずに生きて行く方法論を身につけたマークの行き方にちょっと明るい希望を見た感じになった。
c0022635_20493469.jpg
本作、俳優のメイクアップもかなりすごかった。
上の画像、左側からスティーヴ・カレル(ジョン・デュポン) マーク・ラファロ(デイブ・シュルツ) ジョン・デュポン デイブ・シュルツ。
すっごく似せてきてるじゃん。
オイラ実はあんまり知らないのだがスティーヴ・カレルってコメディーの大スターだ。
c0022635_20584426.jpeg
普段はこんな感じ。
この顔もそうだけど、彼が演じたジョン・デュポンなんて付け鼻などのメイクアップで役作りしてる。
この顔だけみると喜劇役者とは思えない感じ。
オスカーノミネートもうなづける。
さらにデイブ・シュルツを演じたマーク・ラファロ。
c0022635_21015765.jpeg
デイブ・シュルツのハゲ頭の口髭の役者は『アベンジャーズ』のハルクだよ。
実在の人物の話だからやっぱり極限まで似せようとするんだろうね。
それにしてもメイクアップ技術ってすごいな。
まあ、アレだ。
映画自体は非常に心乱れるというかなんか色々突き動かされる良作であったと言える。

by 16mm | 2015-11-23 21:35 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Comments(4)

『シートン 第1章―旅するナチュラリスト』『ステキな奥さん ぶはっ』『スティーブズ(3)』

BREITLING NAVITIMER COSMONAUTE
c0022635_18541592.jpg
α7R ILCE-7R
Carl Zeiss Makro Planar T* 2/50 ZF.2


先週土曜日、歯の治療。
メンテナンスではなく右下の奥歯の神経を抜きに行った(笑)。
ここんとこ毎週、病院の方には予定外の治療を対処してもらって迷惑をかけている。
先々週の治療で痛みが続くようなら神経を抜きます、と、美形で剽軽な歯科衛生士女史に言われていたが(笑)、その通りになった(笑)。
先週の木曜日の夜がツキンツキンと一番痛かったかなあ。
オイラが行っているところの先生は痛みの緩和に関しては非常に神経を使ってくれるので歯の治療が痛くて怖いと思ったことはないので安心して頻繁に入り浸っているわけだが(笑)。
歯を削ったり義歯を押し込んだりと、歯科医師というのは本当に肉体労働だと思う。
とりあえず神経を抜いた上で今後いろいろ治療するとのこと。
今週も行く予定である(笑)。


先週土曜日、ジェットバス、ストレッチ、赤外線サウナ。


最近、パニックディスオーダーの予兆的なものが頻発。
一応ワイパックスを飲んだりして抑え込めてはいるが、便秘、鼻の奥で鼻腔?が鳴る音、まばたきの音、などが気に障る。
薬が効くところのボーダーにいると思われる。
できれば減薬はおいといて、薬以外の方法でセロトニンを増やすことを考える。


なんか最近
c0022635_19203615.jpg
しょちゅう
c0022635_19203236.jpg
『マッドマックス フューリーロード』ばかり観てるなあ(笑)。
c0022635_19203463.jpg
V8(笑)。


『スクールガールストライカーズ』
c0022635_20002086.jpg
相変わらずやっております(笑)。
ゲームとは別に上のような画面の時、女性キャラの胸元をiPad上でモニョモニョすると(笑)、最初は
「いや〜ん」
とか
「やめてください」
とか穏当ななんとな〜く可愛い言葉でたしなめるのだが、それでも気にせずモニョモニョし続けるとものすごい冷淡な口調で上のようなセリフをおっしゃるのである(笑)。
これ、指で触って喋ってくれるところって顔の部分と胸の部分だけなんだよね。
顔の部分は当たり障りのない日常会話のようなものなんだけどね。
わざわざ胸の部分で反応するように仕掛けてあるわけなのでw、作ってる方も確信犯だろう(笑)。
だったらそれに乗らない手はないだろう(笑)。
この女性キャラの反応って最初は穏便に穏当にすまそうとするが、オイラのようにひつこくモニョモニョし続けると一旦怒って、その後完全に冷淡になって相手にしないような態度になるんだよね。
c0022635_20141470.jpg
これって現実の女性の反応に近いのではないかね。
いや、オイラの場合、飲み会の席で見ず知らずの初対面の女性のたわわな胸を揉んでしまったららグーパンチの右ストレートをもらってしまったが(笑)。
一度冷たい感じで対応してくれるまでやってみたいものである(笑)。
c0022635_20155322.jpg
ゲームのキャラクターは先々週のチームから入れ替えつつもメガネチームは健在(笑)。
c0022635_20181219.jpg
攻撃のアクションがなかなか良くてね。
上の画像のように両手に機関銃を持って撃ちまくるんだけど、銃の重さの表現として両方の銃の位置をわざとブラしているところなんかがすごくいい。


『シートン 第1章―旅するナチュラリスト』
c0022635_19303758.jpg
AmazonでKindle版購入。
谷口ジローの作画の漫画が107円で読めるなら躊躇せずにポチるだろう(笑)。
『シートン動物記』は小学生の頃、教科書に抜粋版が載っていた。
『オオカミ王ロボ』だ。
その後、担任教師がそのオリジナル?の本をコピーして(いいのか?そんなことして(笑))受け持ちの生徒全員に配り、国語の時間を潰して読ませた。
当時、本を読みなれてないオイラであったが意外と一時間ぐらいで通読できた。
細かい内容は覚えてなかったけど、なんか大人向けの読み物を読みきったという気分が味わえたなという感じだったか。
だいたい『ロボ』ってのがいいよね。
当時ロボットの漫画やアニメが全盛だったからね、男どもはみんなその『ロボ』という名に心を持って行かれていた気がする。
で、何十年かぶりに『ロボ』に触れたわけだが、やっぱ面白いね。
しかし、この本のサブタイトルに<ナチュラリスト>と書かれているんだが。
オイラはなんとなく作者のシートンという男は危険な場所に好んで踏み込む冒険家の類だとぼんやり思っていたのだ。
この<ナチュラリスト>というのがどうにもピンとこないんだよね。
C.W.ニコルなんかも<ナチュラリスト>のレッテルを貼っているし。
果たして宮崎駿は<ナチュラリスト>だろうか?とかね。
いまだにこのレッテルの意味を正確に把握できずにいる。


『ステキな奥さん ぶはっ』
c0022635_20340787.jpg
AmazonでKindle版購入。
てっきり漫画だと思っていたら文字(笑)。
画ではなく字(笑)。
ちょっと驚いたけど、読んでみて更に驚いた。
面白いんだわこれが。
女性ってタオルなんかにもこだわりを持つものなのか(笑)。
旅支度から幼稚園のプリント探しにジーパンの話etc...。
オイラからすると思ってもみなかった、まったくこだわってなかった部分からネタを抽出して笑いにもっていっている。
ほ〜、女性ってこんなことをこんな風に感じているのか〜、などとこのエッセイで女性をわかった気になってはいけない(笑)。
これは伊藤理佐の場合、ということだろうから(笑)。
伊藤理佐、Kindle版をなかなか出さないけど、もっと出して欲しいものである。


『スティーブズ(3)』
c0022635_20570830.jpg
AmazonでKindle版購入。
c0022635_20594518.jpg
アップル製品を結構使っている割にはスティーブ・ジョブスについて知ろうという気が起きない。
オイラ自身が一次資料にあたっていないので、オイラのジョブスの知識は本作に拠るところが大きい。
本書ではまだスティーブ・ジョブスが<スティーブ・ジョブス>になる前の話で、スティーブと言えばジョブスよりスティーブ・ウォズニアックだったところだ。
本作がどこまで描くかはわからんが、できればジョブスがジョン・ラセターと会ったところを描いてもらいたいな。
ジョブスのようなクソ野郎とラセターはどうして手を結んだのかというのが本作で知りたいと思っているのである。


今週末は歯の治療&メンテナンス。

by 16mm | 2015-11-15 21:13 | | Comments(8)

『THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦 』『THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦 ディレクターズカット』

先週土曜日、歯のメンテナンス。
本来なら月末の予定だったが左下の奥歯のあたりがジンジンしつづけていたので先週土曜日に急遽治療の予定を入れてもらったのだ。
メンテナンスというよりも治療だね。
歯を支える骨だが肉だかが下がっちゃってて、それでできた隙間が虫歯になったか、それとも噛み合わせが悪くなっている所為か......。
原因が複合的だそうで特定しにくいと。
次の月末の治療までジンジンが続くようなら神経を抜くとのこと。
で、今も若干ジンジンしてるし、右の奥歯で噛もうとすると若干痛みがでるし(笑)。
多分、神経抜くことになるのかなあ(笑)。


先週土曜日、赤外線サウナ、ストレッチ、ジェットバス。


歯がそんな有様でありながら、風呂の後に久々に一人焼肉(笑)。
野菜は前菜のみ。
後、炭水化物はフライドポテトとコーンのみ。
90分間ひたすら焼いて食う焼いて食うジンジャーエール飲んで焼いて食う(笑)。
おかげで本日日曜日の昼に至っても満腹感が残っている。
母親に昨夜焼肉食べたから昼飯食えない、とは言えないので(笑)、無理して昼ごはんを食べる(笑)。


なんだかんだ言いつつも結構糖質を抜いている所為か、以前ほど甘いものが欲しいと思わなくなった。
チョコの類など本当に食べてないなあ。
更に果汁100パーのオレンジジュースが甘ったるくて飲めなくなった(笑)。
つーか、糖質を制限すると加糖されたものに敏感になるっていうけど、果汁100パーと言いながら砂糖が入ってるのではないかと疑う(笑)。


『スクールガールストライカーズ』
c0022635_14465914.jpg
iPadでいつものようにダラダラとソリティアをやっていた。
最近ソリティアに勝つと必ず広告が出て鬱陶しかったのだが、そのなかの一つにこの『スクールガールストライカーズ』なるものがあり、女の子の可愛い画だったのでダウンロードしてやってみた。
そこそこハマりはじめる(笑)。
c0022635_14515054.jpg
オイラの好みで眼鏡女子チームにする(笑)。
ゲームは絶対に課金はしないという掟を自らに課して行うことに。
声優も豪華だしグラフィックも綺麗だし。
これをタダでやるのは申し訳ない気もするが絶対に課金はしない(笑)。
絶対に歯止めがなくなるから(笑)。
ゲームのインターミッションで女の子たちの胸のあたりを触るとなかなか刺激的な声が返ってきて、おぢさん萌える(笑)。
中年のオヤジがいったいなにをやってるんだか(笑)。


久々に部屋にある本を引っ張り出して仕事の準備をし続けている。
し続けているが途中ゲームやったり漫画読んだり昼寝したりダラダラしたりで、とても真剣に資料に当たっているとは思えない(笑)。
マジで考えをまとめねばならぬのに(笑)。


『生賴範義Ⅱ 記憶の回廊 1966-1984』
c0022635_13110980.jpg
Amazonで書籍購入。
中古品で定価(4104円)以上の金額に高騰していて、それでも欲しかった本なので諦めて転売屋のを買おうとした矢先、販売元のみやざきアートセンターが増刷したのか新品を定価で購入することができた。
この本、割と特殊な作りで
c0022635_16375996.jpg
本の背がボンドでガチガチに固めない"糸かがり"製本になっておる。
これによって
c0022635_16352006.jpg
本の中央部分、"のど"と呼ばれる部分が大きく開き、見開きで掲載した時に"のど"の巻き込みで画が一部見えなくなることを防げる。
つまり横の作品でも見開きで大きく載せることが可能なのだ。
この製本手間かかってます。
だけどやっぱり生賴範義の画集だもんな。
これぐらいはしたほうがいいよね。
掲載している画も知っているものから知らないものまで多数。
小説の作品の傾向に合わせてギャグっぽい画もあってこれは初めて見た。
とにかく見るたびに圧力がかかる。
東京から遠く離れた宮崎県で孤独を愛した孤高の画家がいて、その力は世界的なものであった。


『俺とねこにゃん(1)』
c0022635_15031219.jpg
AmazonでKindle版購入。
てっきり1巻をもってるもんだと思っていたら、持っていたのは『ダンボールの章』というもので別立ての巻だったようだ。
c0022635_15502266.jpg
もうなにも言うまい(笑)。
猫に対する愛憎というかこの屈折っぷりが魅力である(笑)。
ネットのネタでは、猫は飼い主を殺そうと虎視眈々と狙っている、らしいということがかいてあったが(笑)。
もしそうだとしたら、世にある猫の漫画の大半はものすごくアイロニカルな読み方もできるね。
オイラにとって猫は、犬に次いで萌える動物である。


『ダ・ヴィンチ2015年12月号』
c0022635_16020968.jpg
dマガジンで閲覧。
羽海野チカの8ページにわたるインタビュー。
かなりの読み応え。
読者を有無を言わせず惹きつける腕力の重さが垣間見れる。
メンタルな部分での重さのというか掘り下げ方ね。
戦うこと。
そして、戦うことにタブーを最終的には設けない。
悩んだ末、考えた末の結果であれば自分を守るために親を否定したっていいんだ。
特に成人して自分で金を稼げるようになったら。
この言葉を聞くことで楽になる人間ってたくさんいるだろうな。


『虚数霊』を真剣に再読中。
c0022635_17142991.jpg
続きが読みたいけど、『ヤマト』のコミカライズが終わる頃には本作への作者の情熱も失せてくかもしれんなあ。


『スターウォーズ エピソード7 フォースの覚醒』

日本限定の予告編だとか?
宇宙ではなく大気圏内でのドッグファイトが圧巻ですね。
個人的には
c0022635_16304260.jpg
このまさに"This time it's war."的なルックはどうよ(笑)。
燃えるなあ。
レイのレイはレイアのレイ?
青いライトセイバーってルークの腕と一緒にベスピンで無くしたんではなかったのか?
ダースベイダーのマスクってエンドアで火葬されたわけで、あれを首刈り人食いのイゥォークのいるところに行って取ってきたのか?(笑)。
公開まで色々謎が尽きんなあ(笑)。


『THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦 』
『THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦 ディレクターズカット』
c0022635_17212366.jpg
Blu-rayで鑑賞。
Amazonで『特別版 Blu-ray』というのを購入。
それには『短縮版』と『ディレクターズカット』の二つとメイキングが入ってる。
今現在、メイキングは観ていない。
とりあえず劇場初見でボロクソな印象だった『短縮版』を先に観てみる。
驚いたことに結構観れる(笑)。
短縮版二度目というか、途中で『ディレクターズカット』を観たので『短縮版』で語られていない部分も脳内補完で理解できたというところか。
本作、アニメの『機動警察パトレイバー the Movie』と『機動警察パトレイバー2 the Movie』を繋ぎ合わせたような印象。
大筋は『機動警察パトレイバー2 the Movie』なんだけど、犯人を地道に追跡して真相にせまろうというところは『機動警察パトレイバー the Movie』に重なる。
最終的には犯人は死んでいて、アレは誰なのか?という部分も。
『機動警察パトレイバー2 the Movie』で竹中直人が魅力的に演じたキャラクターを高島礼子と部分的に筧利夫がつないでいたり。
この高島礼子と筧利夫のセリフがどうにもクサくてね。
「大人の時間よ」
「興奮できる云々」
なんかわざとらしいなあ。
実写でこんなセリフ吐かれるとすごく生々しくて比喩に聞こえないのはオイラがいやらしい中年だからでしょうかw。
押井のシナリオのセンスというのは案外たいしたことないなと思う。
この実写版は最初の『エピソード0』と『エピソード1』を観て辟易して観るのを止めて、最後の本作を途中のエピソード抜きで観たので部分的に
"ポカ〜ん"となってしまう部分もあるにはあった。
後藤田と柘植の会話の内容。
更に"大いなる遺産"という仰々しいものの正体。
"ポカ〜ん"とはなりつつも本作の『ディレクターズカット』ではだいたいわかるようにはなっていた。
ただこの"大いなる遺産"という仰々しいまでのペテンの仕組みが分かりづらかったというのはあったんだけど。
この"大いなる遺産"ってのはアニメ版『機動警察パトレイバー2 the Movie』の後の顛末だ。
柘植の犯罪に対処できなかったための警視庁失態を是正するために内部人事の刷新が行われた。
しかし官僚世界ではその失態の内実が次の人事に受け継がれることはない、と。
つまりどういう失態がありどう解決したのかということは後任にはわからないわけだ。
当時、後藤と南雲が率いたレイバー隊の活躍で柘植の犯罪は阻止できたわけだが、しかしその阻止行動自体が超法規的なものでだった。
前任者達が潰そうとしていたレイバー隊の活躍で柘植の犯罪が阻止できたとい功績を認めないかわりに、彼らの超法規的活動も不問にする。
その当時を知る後藤と南雲が失踪することでその真相は藪の奥深くに隠れ、前任者がレイバー隊を潰せなかったのは後藤達との間に何らかの"黙契"があったのではないかと後任者は思い込む。
迂闊に後任者が事情もわからずにレイバー隊を潰そうとすれば、当時藪のなかに隠した何かが出てきて襲ってくるのではないか、と。
それが"大いなる遺産"というやつ。
実体なんてまったくない(笑)。
言ってみれば官僚機構というもののシステムを利用したペテンだったと。
なんか分かり辛いですねえ(笑)。
これをセリフで説明してたんだけd、オイラ頭悪いので3回観てやっとなんとなくわかった感じ。
この"大いなる遺産"つうのはまったくもって映画的なものではないよなと思う(笑)。
c0022635_19241166.jpg
本作に至るまでの途中のエピソードは観てないので何とも言えないのだが、レイバーも特車二課の二体しか出てこない。
『機動警察パトレイバー2 the Movie』では他のタイプのレイバーも出てきてたんだけど、この二足歩行の特殊兵器というものがだいぶ廃れてきたということなのかしらん?
その代わり見えない戦闘ヘリなどという現状荒唐無稽なものを出してはいるものの、その周辺の描写はものすごくリアルだったりする。
c0022635_19340071.jpg
『機動警察パトレイバー2 the Movie』になくて、本作が存在する意義があるとしたら、兵站の描写だろうね。
このヘリに対する補給やメンテの描写は本作で何度も出てくるんだけど、ヘリ1機を使えるように運用するためにはどれだけのことが必要なのかということをちゃんと描いているのは感心する。
今までどんな映画でもこんだけしつこく兵站を描いた映画を寡聞にしてオイラは知らないしね。この辺はよくできてる。
だからこそ登場人物のネーミングがお粗末だよな。
後藤田とか泉野だとかアニメ版の悪質なパロディにした思えんもんね。
c0022635_19384266.jpg
とは言いつつ泉野 明役の真野恵里菜はなかなかの好演。
c0022635_19464916.jpg
クライマックスのコックピット内での昔の押井アニメ的な不思議なカメラの動きもよかったな。
c0022635_19574916.jpg
とにかく本作で抜群の存在感を出していたのはカーシャ役の太田莉菜。
この女優のキャスティングは当たりだった。
ロシア語をしゃべり、アクションが非常に上手い。
一部フィルムのスピードやライティングで補強しているとはいえ、体の動かし方のうまさはパない。
他の役者達が2〜3人でのまとまったアクションに終始していたのに太田莉菜だけは完全にソロで画面に映ってアクションをこなしている。
それだけ画面に対する支配力があるということだよな。
義父(松田優作)が生きてたら喜んだのではないかね。
オレよりアクションが上手いって(笑)。
c0022635_20031031.jpg
その点男のキャラクターはまったく思い入れができなかったなあ。
ミリオタのチャラい若造も、アル中で食物を吹き散らすオヤジもどっちも下品で見てられん。
唯一旧作で進士をベースにした御酒屋という登場人物が泉野の代わりに銃撃の只中に突っ込んでいくところは好きかなあ。
c0022635_20084451.jpg
結局アレかねえ、実写として撮る前に手応えとして製作者た持てたのが『パトレイバー』だったと。
押井守にオリジナルの実写を撮らせるなんて危険はこの不況のさなかできんと(笑)。
しかし、『パト』という枷があれば押井もそれほど脱線しないだろうという読み。
実際本作で、押井だけが得意がっている演出もどきの"ダレ場"という睡眠誘発シーンを挿入していない。
押井が言う「旧作との差分」というものは本作の『ディレクターズカット』で明確にわかる作りになってはいる。
差分を作ったというとなんとなく聞こえは良いが、早い話『機動警察パトレイバー2 the Movie』以上のプロットを誰も望んでいなかったか開発できなかったかなのではないか。
押井自身も『機動警察パトレイバー2 the Movie』以上のシナリオが思いつけず、ほぼほぼ失敗のないようにするには旧作を焼き直す方が良いとの判断だったのだろう。
部分的には成功してるけど、例えば今回の首謀者達の意図が伝わってこない。
前作の柘植と同じだよということなのかもしれんが...。
そうはいっても押井の実写の中ではオイラのなかではベスト2のデキだとは思ってる。
車の破壊、ガラスの破壊、弾着、爆破。
日本映画でアニメ原作の立場でありながら結構がんばった予算だったんではないだろうかね。
アクションの見ごたえは確かにあったと思う。
ただそれでもやっぱり『機動警察パトレイバー2 the Movie』には及んでいない。
旧作の焼き直しということもあるが、『機動警察パトレイバー2 the Movie』がいかによくできた作品だったか。
脚本の伊藤和典の功績は大きかったんだな。
『機動警察パトレイバー2 the Movie』はカルト作だと今更ながら思い至る。

by 16mm | 2015-11-08 20:23 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Comments(4)

『マッドマックス フューリーロード』『機動戦士ガンダム THE ORIGIN II 哀しみのアルテイシア』

Leica M Monochrom
Summaron 3.5cm f/3.5
c0022635_15203081.jpg
α7R ILCE-7R
Makro Planar T* 2/50 ZF.2


先週土曜日、心療内科。
先々月下旬の季節の変わり目あたりで若干発作があってワイパックスで抑えた旨を担当医に報告。
ワイパックス自体は病気を治す為ではなく、対症療法的に発作を即座に抑え込む為のものなのでその対処の仕方で良いとのこと。
病気自体はもうひとつの薬であるパキシルで治していく。
発作が起こってもワイパックスで抑え込めるという自信が大事だと。


先週土曜日、歯のメンテナンス。
いつものように美形で剽軽な歯科衛生士女史に歯石をとってもらう。
左下の歯の沁みについて相談。
まだ左の歯のブラシのあたりが強いとのこと。
電動歯ブラシでも当てる時に無意識に力を入れちゃってるからなあ。
治療後、先生と雑談。


生頼範義 逝去
c0022635_10175198.jpg
世界的と言って過言ではなかろう。
画家の生頼範義が10月27日に逝去された。
病気だったのは伝え聞いていたし、いつかはこうなるだろうなとも思っていたことだったが、現実になればやはり残念でならない。
映画のポスター・アートで言えばドゥルー・ストゥルーザンもいるし、日本にだってすばらしいイラストレーターは多数いる。
多数いるけど生頼範義は本当に無二の存在だった。
どの画からも力というか圧力のある筆を感じられた。
渾身という言葉がどの画からも伝わってきた。
緑色の宇宙の彼方にいるだろう彼のご冥福をお祈りいたします。


Popplet
c0022635_13482916.jpeg
iTunes Storeで購入。
考え事をまとめる方法には色々あると思うが、アイデアの断片を脈略なく溜め込んで、ある程度溜まったらそん断片を繋いでいく。
c0022635_13511507.jpg
↑こんな感じに。
使い始めて数日だが、自分には合ってそうな感じ。
とにかく思いついたアイデアを記録して後で取捨選択したり、記録しながら新しいアイデアの断片をつなげたり。
しばらくこの方法で考えをまとめてみようと思う。


『3月のライオン 11』
c0022635_13595300.jpg
AmazonでKindle版購入。
待ちに待っていた11巻。
巻数だけでいったら(連載年数はちがうけど)『ハチミツとクローバー 』を抜いた。
この巻で久々に心がザワつくような悪意との戦いが終わった。
この川本家三姉妹の実の父親の造形が秀逸。
この父親、一言で言えば"恥知らず"な男ということなんだけど、早い話が自分が傷つくのを極端に避け続ける人間なんだよね。
とにかく自分より弱いと思われる(実の娘とか)人間に対しては穏やかな表情で悪意を押し付けてくる。
この父親、自分をカッコウのようだという。
他の鳥の巣に卵を産み落とし自分は去っていって子供の面倒は見ない。
所謂托卵というやつ。
で、この托卵というものが人間の世界でどれほどの不幸を作り出すものかということを、父親と敵対していた桐山零いやというほど自覚している。
両親を亡くし、他人の棋士の家で育てられることとなり、その家の実の子供よりも棋士としての才能を開花させてしまった。
つまりカッコウに托卵された子供がその巣の本当の子供たちを巣からおい落とすということを、図らずも桐山零は人間の社会でやってしまったのだ。
そんな十字架を背負い続ける桐山零の前で、なにやらカッコ良さげにカッコウの托卵の話をする男を許せるはずがないではないか。
c0022635_21102618.jpg
この悪意のリアリティというのはただごとではないね。
本当にこういう人間はいるかもしれないし、いないかもしれない。
エンタテインメントのフィクションの世界で本作の作者は様々な悪意を描き、それと戦う人物を描いてきた。
時には出口のない、答えの見つからない状態で戦いを終えをもしたが、今回の父親との戦いは最後まで実に力強く描き続けられた。
c0022635_21161284.jpg
実の父親の戯言に毅然として立ち向かう姉妹の姿の凛々しいことよ。
何の落ち度もない娘たちが父親を否定しなければならない悲しさ。
逆に言えば親はマジで子供に否定されるようになってはならないのだ。
それでも決断したこの姉妹を読めたことを幸せに思う。


『まんが親(4)』
c0022635_21205723.jpg
AmazonでKindle版購入。
単行本で読むのが楽しくてしょうがない(笑)。
育児漫画って多数でてるけど、一つとして同じものがないから、好きな作家のものだと興味深く読める。
本書のように夫婦で一人娘のことを別々に描いていても、父親と母親、男と女という目線の違いでまったく違った印象になるから不思議だねえ。


『まんが家総進撃 3』
c0022635_21260455.jpg
AmazonでKindle版購入。
c0022635_21302487.jpg
この漫画の歪んだ正論っていうんですか(笑)。
毎度この正論が楽しみで読んでいるんだよね。
上のセリフだって一概に否定できないような気もするし、唐沢もそんなダメ編集の話を書いたりもしてるしね。
漫画家志望者なら誰でももつであろう妄想を拡大して漫画としての面白さに定着させる技量はさすがとしか言いようがない。
ところで
c0022635_21400463.jpg
巻末のイラストでコブが三つになった(笑)。
作者にお子さんが生まれたのでコブが一つ増えたのだろう(笑)。
微笑ましいね。


『俺とねこにゃん(2)(3)』
c0022635_21362036.jpg
AmazonでKindle版購入。
一巻のKindle版を買ってからずっと続巻が出るのをまっていたのだ。
内容は面白いから言うことないのだが、画像が明らかに原画からスキャンニングしたのではなく印刷物からスキャンニングした品質でがっかり。
グラデーションがモアレてる。
こういうのをちゃんとしてくれないかなと版元に思う。
漫画としての画も内容も良いのに残念である。


『マッドマックス フューリーロード』
Blu-ray視聴。
先週に引き続き『マッドマックス フューリーロード』である。
c0022635_16495857.jpg
この上空で炸裂する花火と同じ高度の空撮が新鮮。
フレッシュな映像である。
c0022635_15414671.jpg
"What a lovely day!"(サイコーだ!)
本作の最初の方に来る見せ場。
何もしなくても近いうちに死が訪れるニュークス。
稲妻が嘶く砂嵐の中での命をかけた追跡劇。
大地の怒りのような美しくも激しい場所で命を燃え尽きさせる事ができることの昂揚。
この華々しい祭りのような中で死んでいける自分。
自分の死が特別な場所で実現させることが彼の生きがいだったわけで、そんななかで出た上記のセリフだったわけだ。
リア・ウィンドウに張り付いているマックスがそれを見て「ふざけんな、オレはまだ死なねえ」みたいな感じになってるのが笑える(笑)。
本作のマックスの生への執着というものが最後までブレずにいたな。
この後ニュークスが室内にガソリンを入れ始めて、発炎筒で爆破炎上させようとした瞬間にマックスがその発煙筒を外に放り投げる。
嵐の中その発煙筒が消えて真っ暗になったところで自然とシーンが切り替わるというナイスな演出。
すげえ。
c0022635_16021441.jpg
本作冒頭、アヴァンタイトルのシーン。
マックスがイモータン・ジョーの配下に捕らえられて砦に連行されるんだが、背中に刺青される(笑)。
早い話が"輸血袋"にするための仕様が上記のように刺青でかかれてるんだけど、これが酷い話で逆さまにかいてあるんだよね。
逆さまってどういうことかというと
c0022635_16143380.jpg
輸血用の人間なので足から吊るされるから逆立ちさせた状態で背中に書かれた文字が読めるようになってるわけ(笑)。
自分の仕様なんていうつまんないものを背中一杯に刺青されるのもカッコ悪いのにそれが逆に書かれるなんてものかなり屈辱ではないか(笑)。
こんな有様になりながら心が折れずに生きることへの執着を諦めないマックスというキャラクター自体がオイラにとっての希望のようにも見えたかな。
c0022635_16315871.jpg
とにかく本作、セリフの数がむちゃくちゃ少ない(笑)。
上の画像は逃亡したイモータン・ジョーの妻が上手く危険をやり過ごしたのを見たマックスが僅かにニヤリとして「よくやった」という感じでサムアップしている(笑)。
些細なところなんだけどセリフで「よくやった」とか「グッジョブ」などと言わない(笑)。
トーキーの映画の手法で見事に寡黙なキャラクターというものを表現している。
やっぱすげえや、本作。
c0022635_16420380.jpg
マックスが女だらけのトラックの車内で顔につけられた猿轡をヤスリを使って必死で削ってる様は、汚い男が必死で頭を掻いているようで笑えるよ(笑)。
このシーンもセリフなく車内に隠された銃器を見つけ出して集めていく。
なんども言うがセリフを封印した演出の徹底というのは研究の価値はあるね。
セリフで説明しなくても伝わる演出という。
c0022635_16561073.jpg
炎上しているトラックの炎を消火するために、バンパー部分についているショベルを下げて
c0022635_16582695.jpg
砂を巻き上げて消火(笑)。
この一連の動きの後さらに
c0022635_17011875.jpg
閉じていたエアスクープが開放されて空気を吸い込む音がする。
これって砂埃が運転席まで包んで、中にいるマックスやフュリオサも息を止めてるいたという描写が省ける映像だよな。
わざわざ人間のキャラクターに砂けむりでゲボゲホしているカットを作らなくてもこれで済んじゃう(笑)。
やっぱり監督のジョージ・ミラー、侮れねえや(笑)。
c0022635_20194975.jpg
ジュゼッペ・ヴェルディの『レクイエム 怒りの日』をバックに銃を乱射する武器将軍(笑)。
c0022635_20265504.jpg
その武器将軍を狙撃しようとして残弾4発のうち3発を外すマックス。
その後ろでソワソワと「あたしがやる、あたしにやらせて」という感じのフュリオサ姐さんがカアイイ(笑)。
このカット一瞬フュリオサが笑ってたりするんだよね(笑)。
この後マックスが武器将軍を倒すわけだが、その直接描写はなし。
すっげえ省略。
こんなキャラだちしてて銃器で身体中覆っているヤツをあいてにすごいアクションというか銃撃戦が見せ場になりそうなのにあっさりと外している。
マイケル・ベイなら過剰にさらにアクションを作るんだろうけど(笑)。
c0022635_20352523.jpg
己の乳首を常に触っている人食い男爵(笑)。
このデブがまたゲスなキャラ造形で、サイコーに最低だ(笑)。
c0022635_20383335.jpg
と、まあ色々魅力的な男が出てきたわけだが、やっぱりフュリオサ姐さんが一番カッチョよかったかな。
とにかく観るべきところ、深く考える意義のあるすばらしい作品であることには間違いない。
絶対にお勧めであります。


『機動戦士ガンダム THE ORIGIN II 哀しみのアルテイシア』
c0022635_17180567.jpg
先週土曜日、MOVIXさいたま。
ソフト発売前の先行上映。
前回の『ORIGIN I』も行ったのだが、上映の期間の終盤だったため初回限定のBlu-rayが買えなかったのだ。
c0022635_18051692.jpg
これが今回のBlu-ray。
本作を上映している劇場で、尚且つ本作の入場券を持っている人間のみが買えるという結構レアな品物。
オイラ普通に通常販売が前倒しされてるだけで5〜6000円ぐらいで買えるもんだと思ったら、1万円した(笑)。
c0022635_18052571.jpg
これがその中身なのだが、昔のレーザーディスクぐらいの大きさの箱の中に絵コンテやらソフトやら原画のピクチャーブックまで入っている。
これは1万するよなwと納得。
しかも約ひと月ほど早くソフトを手に入れられるわけだし(笑)。
ちなみに上画像の右下にある色紙は限定版の中に入っていたものではなく、劇場に来た人先着でもらえるもののようだ。
劇場で片岡愛之助のニヤけたCMに辟易しながら周りを見回すと、結構大きめの小屋で7割ぐらい入ってたんではないかね。
若いのからオイラぐらいかその上ぐらいのおっさんおばさんが客席を埋めていて盛況だったと思える。
で、映画のデキであるが、これがかなりいい。
観る前はキャスバルとアルテイシアの幼少の話が中心の地味な話かなと思いきや
c0022635_19210645.jpg
キシリアによる兄妹の暗殺の為の襲撃などアクションの見せ場ば過不足なくあり。
さらに白眉だったのが
c0022635_19235862.jpg
モビルスーツの前段であるモビルワーカーの動き。
スローモーションとも思えるようなゆっくりとした動きがすさまじい重量感を出している。
本作冒頭での赤い彗星となったシャアの素早い動きと比べると余計にこのモビルワーカーの重さが感じられる。
アニメーションはゆっくりとした動き、実写でいうところのスローモーションを表現するのが非常にむずかしい、というか、どんなに上手く描こうとしても描線がうねうねしだして完璧な映像表現としては破綻する。
多分本作では3Dモデリングしたモビルワーカーで動きを作っているのだろうが、それでも動きのタイミングというものがあって、気持ちの良いタイミングを探るというのがまた難しいところなのだ。
総監督の安彦良和の『めぐりあい宇宙』での動きをさらにレベルアップしたように感じられる。
さらに作画全体のレベルも高く、
c0022635_19341298.jpg
本作を制作する上でのキモとも言える、安彦良和のキャラ・テイストをかなり忠実に再現していて好感が持てる。
ただ今後原作にもあった"セイラはシャア・アズナブルという名を知っていた"問題(笑)のつじつまはどうするのだろうか?(笑)。
今後『1stガンダム』につながっていく展開としてセイラがシャア・アズナブルという名に反応してないという問題(笑)。
そこは目を瞑るのかしらん?『スターウォーズ』のep1-ep3のように(笑)。
一応絶賛ではあるのだが、少々問題が(笑)。
ハモン役の沢城みゆきはやセイラ役の潘めぐみはよかった。
が、シャアの声と途中チョイとでたアムロの声。
これは正直キツかった(笑)。
オリジナルの声優を使ってくれる嬉しさというのはファンとしてはあるんだけど
c0022635_19451092.jpeg
シャアの中の人の池田秀一は65歳。
c0022635_19462960.jpeg
アムロの中の人の古谷徹は62歳。
二人ともかなり無理をして幼い声を出そうとしているのがまるわかり。
特にシャア。
声が妙に甘くて気持ち悪い(笑)。
『ORIGIN I』でキャスバルをやった田中真弓がバツグンに良かったので、本作でもギリ田中でやってよかったのではないだろうか?
『ルパン三世』のように声色を真似る芸人を後釜にすえるなんて無様なことは願い下げであるので、オリジナルの声優を配してくれたことは嬉しいと思わなければならないとは思うんだけどねえ。
ただ池田秀一も古谷徹も『1stガンダム』になれば今でもピッタリとハマるはずだとは思うんだけどね。
いっその事さ、

杉田智和にこの年代のシャアとアムロをやってもらうってのはどうか(笑)。
声帯がモツかどうかは別にして(笑)、杉田だったら大御所二人も認めるんじゃないかなと思うんだけど。
というわけで来年春の『III』も楽しみである。

by 16mm | 2015-11-01 21:41 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Comments(2)