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『日本で一番悪い奴ら』

先週土曜日、ヘアカット。
今回からヘアカラーを黒目のシルバーから一気に白目にに近いシルバーにかえてもらう。
店に行った当日に言った申し出をカット担当の店長とヘアカラー担当のスチャラカ女子がものすごーく的確にオイラの好みを表現してくれた。
正直次の来店までの二ヶ月でどんな感じで色が落ちていくのか、すご〜く金髪になって落ちていくのか、ということが未知数ではあるがこれもまあどういう結果になるにせよデータの蓄積にはなる。
ヘアカラー担当のスチャラカ女子がキッチリと計量して薬品を混ぜているのでこの二ヶ月後の結果が今後の指針になるであろう。
まあオイラは男だし、髪の毛に普段さほど気を使っていないし、髪の毛は短くしてもまた伸びると呑気に思っているのでイチかバチかやってみよう的なバクチには<担当者が信頼に足る場合においては>乗る方向だ。


『情熱大陸「カメラマン・渡辺達生」』
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録画視聴。
久々に自分の興味の有る職種の人間が番組に出たので観た。
実は渡辺達生って名前は知っているぐらいで、どういう写真家かよくわからなかった。
大学卒業後、独学で写真を学んだというから大したもんだね。
番組のなかで篠山紀信や沢渡朔に教わりたかったといってたから若干彼らより歳下なのかな。
上の画像の貝殻つけた武田久美子って渡辺達生の撮影だったんだ。
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このジジイが渡辺達生。
おお。
ソニーのα使ってんじゃん(笑)。
これは信用できるジジイだ(笑)。
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まあTVに出てるからという事もあるんだけど、この渡辺達生ってすっげえ穏やかで丁寧なカメラマンなんだよね。
オイラの偏見だけど、カメラマンって大体において感じ悪いやつが多いと思う(笑)。
映画の撮影監督の木村大作だとかさ、お前、タダでボランティアでやってる素人のエキストラに対して随分ぞんざいな物言いだな、とか。
篠田昇という故人の映画のカメラマンもすばらしい画をつくるんだけど性格悪そうだしね(笑)。
自分の勤めている会社のカメラマンもさあ、感じ悪いヤツばかりなのよ(笑)。
人の失敗をネチネチと周りに愚痴って、その愚痴られたカメラマンがわざわざオイラのとこにきて「そんな失敗したんだって」とか言ってきたりとかさ(笑)。
単なるカメラの技術者の分際で芸術家様気取りかアイツら(笑)、ってなもんで(笑)。
この渡辺達生って人の謙虚さというか穏やかさというのは見ていて実に心地いいね。
この人のアシスタント達4人と一人のモデルを撮り比べるという企画があったんだけど、そのアシスタント達もすごくいい写真撮ってた。
人を育てるのも上手いんじゃないかね。
とにかくなんかこのカメラマン好きになっちゃったよ。
この人の写真集だとか集めてみようかな。


『芸術新潮 2016年7月号』
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書店で書籍購入。
ヌード、裸、大友克洋、B.D.(ひつこいがw"ベデ"或いは"ベーデー"と読む。"ビーディー"とは読まないw)というオイラ的に大好物な特集(笑)。
最近、アサヒカメラ誌や日本カメラ誌でたまにやるヌード特集に魅力を感じなかったのだが、本誌では興味深いのが多かった。
オイラが名前を知らないだけで実際は有名なカメラマンなのかもしれないが、サイトウ零央、相馬ドリルなどの写真が好みだ。
この二人ともオイラにとっては初めて知った名前なのだけど。
携帯電話やスマホでの写メ、という行為が広がることによって、昔のような"カメラで撮影する"ということのハードルが劇的に下がった。
以前はプロとまではいかなくても、フィルムの入れ方、ISO、絞り、シャッター・スピード、ストロボ発光、などの知識はある程度必要だった。
いや、撮影するだけだったら完全カメラまかせのプログラム・オートを使えば少なくとも絞りとシャッター・スピードの知識はいらない。
しかし、フィルム代、36枚しか撮れない・撮りきれない、現像代、プリント代、と金がかかる。
なのでカメラが趣味という人以外はあまりカメラ自体を触ってなかったし、撮影もしてなかったろう。
それが、難しいことは抜きにしてシャッターを押せばいつでもどこでもタダで撮影ができちゃう携帯電話についたカメラによって、写真撮影をする人間の裾野は驚異的な広がりを見せたのが現状。
多少暗かろうがブレていようがピンボケであろうが、自分が写っていると認識できればどんな撮影画像でも良いと、撮る側も撮られる側もその共通認識で楽しんでいる。
それでもごくたまにスマホで撮っていながらプロが撮ったような画像があったりするんだけど、それは案の定プロが撮ってたりする(笑)。
スマホでも良い写真は撮れるが、それでもある程度の知識や経験がものを言うというところだ。
ただいままで撮影経験がない人やあまり撮られたことがない人によってつくられる写真が時として斬新なものだったりするので、そういう写真を見つけた時には、スマホより幾分高精度なカメラを持つオイラが(笑)それを模倣して撮ったりする。
写真を無自覚に経験値や知識というものに縛られずに撮ることはもはやオイラには不可能なのだが、スマホのカメラから撮影を始めた人達はそれらに縛られないで本当に衝動だけでシャッターを押して撮影したものが今までにないアングルであるとか切り取り方であったりすることもあり、新鮮に驚きを得ることができるものだ。
まあ、しかし、それでもそれはそんなに多くはないんだけど・・・・・・。
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もう一つの特集である大友克洋とB.D.。
本誌でフルカラーの短編を大友は描いているのだが、いったい週刊少年サンデーでの連載はどうなったのだ(笑)。
たしかに大友克洋という現象は本当にエポックなものだった。
その画の魅力は日本人どころか全世界に波及したのだから。
手塚治虫を除けば大友を神と呼ぶのは吝かではない。
本当に大友の画は宝物のようだったからねえ。
しかしそれも『アキラ』終了まで。
大友に映画への指向があったもんだからアニメから実写映画まで散々作り倒して、その多くは駄作である。
映画を作る才能はなしだと思うのだが本人はそうは思っていないのが悲劇だ。
ときたま思い出したように短編のどーでもいい漫画を描いて悦にいっている。
大友ファンのオイラだって、たとえ短編であったとしても漫画が掲載されれば今回のように飛びつく。
しかしね、オイラが望むのはさっさと映画に見切りをつけて漫画家の大友克洋にもどって『童夢』のような中編漫画をもっと描いて欲しいのよ。
実際今回の特集も偉大な漫画の神である大友克洋が己に影響を与えたB.D.の作品を解説するというものなんだけど、オマエ、どんだけ上から目線で解説すんの。
B.D.に比べて日本の漫画は没個性だのなんだの、描いていないオマエが言うなという感じだよ。
今回のようなB.D.の解説をする人間を漫画家から公平に選ぶなら浦沢直樹とか藤原カムイだと思うんだよね。
作品の好き嫌いは別にして現役でバリバリ描いていてB.D.にも浦沢や藤原は詳しい漫画家なんだから。
知名度的にはやはり世界的には大友だからということなんだろうけど。
正直大友克洋の未来の作品に対する期待というのは、江口寿史が新作長編漫画を描くということ以上に薄いんだよね、オイラには。
もう大友克洋の時代ではない。
大友克洋だったら過去作で十分。
昔、漫画が神がかり的に上手かったが
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今は漫画を描かないデブ親父だろう。
漫画を描かない老兵なら現状の漫画についてとやかく言わずに、静かに消え去ってもらいたいものである。


『げんしけん(20)』
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AmazonでKindle版購入。
この作品、タイトルに『二代目』とついてからどーも興味が持ちにくくなってきた。
性別を度外視した感情、つまり異性愛を含め、同性愛や服飾倒錯的フェティシズムのようなものも肯定しうる理論武装のアレコレを物語に込めて展開しているのが非常に鬱陶しい。
これらの少数派が自分たちを肯定するための理論武装というのはわかるのだが、結局のところ相手に自分の気持ちをコクるまでの理屈を延々とやっているようにしか見えん。
いみじくも荻上が
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と、言ってるように、少々暴論だがやっちゃえば100の理屈よりも説得力がある。
だけどそれをやっちゃったら本作終わっちゃうしねえ(笑)。
理論武装をするってのは何かを言われて心が折れないためのものだけど、過剰な武装はそれこそ重さで動きが取れないもんだ。
やはりこの手の物語は吉田秋生の
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『ラヴァーズ・キス』を超えることは難しいなと思う。
一応とりあえずここまで本作にはつきあったので買い続けはすると思う。


『旦那さんは幹部候補生 1 』
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AmazonでKindle版購入。
web連載でちょくちょく見ていた所為か、一冊にまとまってもまったく新鮮味なし(笑)。
旦那からのネタ出しがメインの本作であるが、自衛官としての守秘義務の所為か?イマイチ内容が浅い(笑)。
なのでWEBで読んだ以上の面白さが出ない。
今まで刊行された こげどんぼ* のエッセイ漫画では本作のような心持ちにはならなかったので、やはり旦那メインの話作りは限界があるのではないだろうか。
次作に期待。


『おにぎり通信~ダメママ日記~ 3』
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AmazonでKindle版購入。
残念なことに本巻で終了とのこと。
本作を読んでも他の漫画を読んでも分かったこと。
読んでオイラの子どもの頃を思い切りフラッシュバック(笑)。
やっぱり男ってバカだよな、と確信。
オイラを含めた男がどうにかこうにか社会でなんとかやっていけてるのは不特定多数の女性達の優しさというか諦めというか(笑)。
男のバカさ加減が女性の母性衝動に刺さるから、なんて都合のいいことは思わない。
男はやはり女性に許されていきているんだなあ(笑)。


『先生ごめんなさい 分冊版 : 4 』
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AmazonでKindle版購入。
108円とはいえ、おそらく単行本化する前の雑誌掲載ページ分を分冊しているので、後々考えれば割高感はあるんだが、もう物語の展開が気になって気になって(笑)。
色々と謎な物語が少しづつ進んでいる感じ。
おそらく単行本になっても買っちゃうんだろうな(笑)。
黒澤R、面白いからしかたないよな(笑)。


『ブラックサッド』
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先週に引き続き『ブラックサッド』を最初から読み込んでいる。
一冊につき本編は60ページ程度のフルカラー。
巻末に作画担当の
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フアンホ・ガルニドによる、主にカラーリングに関するメイキングが付いていて、オイラにとっては非常に興味深い。
このシリーズってどのくらいの期間で製作されているのか分からんが、刊行の間が3年だとか2年だとか5年だとかになっているので、結構な時間をかけて製作されているのだろう。
この漫画だけで生活が成り立っているのかどーなのかわからんが、他のイラストの仕事も並行しての製作のようだ。
この刊行と刊行の間があいているにも関わらず前巻での伏線を次巻できっちり回収しているその丁寧さに感銘を受けたね。
例えば第2巻の終盤でカササギがブラックサッドに「ラスベガスに行きたい」って今際の際に言うわけ。
で、ブラックサッドが
「一緒にあの呪われた砂漠に行こうな」
って言うわけ。
この台詞もカッコいいんだけど。
第2巻の終盤だし、そのカササギとブラックサッドの約束は描かない部分で読み手の脳内処理にするのかなと思いきや(笑)、第3巻目が出る二年を経て、その第3巻の表紙を開けて3ページ目4ページの見開きを使ってブラックサッドがラスベガスの近くでカササギの遺灰を撒いているモノクロ画があったりするわけよ。
この画自体にはなんの説明もないんだけど前巻を読んでたらそれがどういうことかわかるようになっている。
コイツら、自分たちが作った物語に対してなんて誠実なんだ。
そればかりでなく三巻ででてきたキャラクターが数年を経て5巻で主要な役割で出てきたり。
まあちょっと、現行の週刊誌システムの漫画作品ではできない構成だよね。
この構成力が新鮮に感じられる。
オイラはまあ既刊されてるすべての物語が大好きなんだけど、その中でも第2巻である
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『極北の国』が大好きでさ。
黒人差別問題を割とストレートに描いている悲劇の話。
この結構重めな物語を58ページで描ききってる。
重めの話と言いつつ、ちゃんとユーモアも挿入している。
日本の漫画多くが人気が続く限り連載が終了しないという物語的には悲劇だよな。
経済的な要請のみでまったく意味がなく同じことを繰り返して続いていく様は無残だと思う。
好きな漫画の連載が終わる悲しさで連載を継続させる読者というのはやはり害悪でしかなく、それに乗じてダラダラ長く連載させて経済的な利益を生み出そうという出版社とその周辺というのも問題だ。
この『ブラックサッド』のシリーズを読むとどんな話でも構成次第で60ページぐらいでまとまるもんだと思えてくる。
いやその構成に才能と努力が必要なのはわかるんだが。
しかしね、長く続いていりゃまとまるというものではない。
『あしたのジョー』なんてたった単行本21巻だよ。
『はじめの一歩』はダラダラと100巻越えちゃってる。
登場人物があらたな葛藤なりを見つけるでなく、ただ続けるためだけに続いているのは本当に無残だよ。
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第3巻の作画。
日差しを遮る木漏れ日の描写。
もう脱帽するしかないような表現力。
とにかく読んで見るたびに愕然とする作品だよね。
ただこの動物擬人化の漫画ってさ
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最近観た、みんな大好き『ズートピア』と同じコンセプトだよね(笑)。
いや、どう考えても『ブラックサッド』があってからこその『ズートピア』なんだけど。
オイラがこの『ズートピア』にノれなかった
"おまえらいったいナニ食ってんだ問題"
というのは実は『ブラックサッド』にもあって、酒を飲んだりしてる画はあるものの食事をしている画は
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上の画像のようになんかよく分からないサラダ的なものを食べてるような描写でごまかしている。
ちなみに魚は擬人化されておらず、魚は魚として描かれているようなのでタンパク質は魚からとってるのかもしれんが。
で、オイラがこれをノイズに感じるのは、植物があたかも生きていない生物のように思って描いているんではないか?と思えてしまうのだ。
一般的ではないにしろ植物にある一定の感情があるという研究や、木が切られる時に悲鳴をあげている、と言っている人がいる。
植物はコミュニケーションとれてないから生きている生物ではないという理屈は非常に横暴で、単に言語や音声によるコミュニケーションを取っていないというだけで、地中に張った根による相互コミュニケーションの存在があるかもしれないではないか。
いわゆる動物には生命という概念が存在していて、植物には生命がないと。
植物ってのは動物に食べられる存在であると雑に定義されてるいるようで気に入らない。
生きとし生けるものは他の生物を食べてでしか生きていけないという現実をものすごく楽観的に隠蔽している。
他の生物の命の上に生きているという厳しい現実から目を逸らしている。
その点宮崎駿の
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『名探偵ホームズ』は擬人化されている種類が犬だけで統一されているので、まあおそらく牛でも豚でも食べてるんだろうなと思わせる。
この辺りはやはりさすが宮崎駿の世界観の設定は巧妙だと思う。
というわけで、『ブラックサッド』は無作為に動物を擬人化した素晴らしい作画だということは間違いないんだが、根本的な世界観の部分で、生命の定義を都合のいいように解釈して物語を作ってるという感じがオイラにはどうしても許せない部分ではあるんだがね。
とはいえ、『ブラックサッド』は楽しんでいるのであまりエラそうには言えなけど。


『日本で一番悪い奴ら』
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先週土曜日、109シネマズ菖蒲。
本編が流れる前の予告編からなんとなく音声のボリュームが低いような気がしていた。
それが本編にかかってもそんな感じで、なんかセリフがこもったようで聴きづらい。
これも演出なのかしら?と思いながら15分ぐらい本編を観ていて、その後普通に音声が聴きやすくなった。
退場時、劇場の人が出口で待っていて
「冒頭部分でお聴き苦しいところがありまして云々」
という謝罪と7月末までのSサイズのジュース券一枚をもらった。
......
まあ、これが本作だったからいいようなものの、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』でこれをやってSサイズのジュース券一枚だったら火に油を注ぐ感じの暴動になるんじゃないの(笑)。
少なくともオイラは一人でも暴れまわるはず(笑)。
音声の不始末が『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』ではなく本作でよかったな、MOVIXさいたま よ(笑)。
まあそんな感じで、もっと毒のあるコメディーを本作に期待していたんだが見事に肩透かし。
なんせ
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ピエール瀧が冒頭15分ぐらいで退場(笑)。
ピエール瀧を期待して観に来たのに(笑)。
後は
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綾野剛が懸命に作品を牽引していったんだが、いかんせん、ピエール瀧の暴力的な存在感にはおよばない(笑)。
本作って綾野剛がピエール瀧になれるか?というところがキモなんだが、ちょっと難しいよな。
綾野剛は本当にいい役者だと思うがちょっと相手が悪すぎた。
本作、実話ベースの話なんだが、潜入捜査や潜入スパイの話であるんだが、そのあたりのディティールはあまり触れられてない。
『インファナル・アフェア』のようなだれが"犬"なのか?というスリリングさというよりも警察内部のどうしようもない腐敗がテーマであるんだが、緊張感というよりも女と金の覚せい剤の弛緩したような自堕落な展開に終始している。
シリアスな話として演出されているわけでなく、かといってブラックユーモアとして甘々。
最終的には日本で一番悪いやつは捕まらない警察上層部ということなんだろうけど、そんな結論はすでに形をかえて様々に描かれてきたもので真新しさなし。
小悪党が右往左往してるだけの映画というかね。
まあ、松本人志の映画よりは面白かったっす。


今週末は歯のメンテナンス。

by 16mm | 2016-06-26 23:08 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Comments(2)

『ブラックサッド』『機動戦士ガンダム THE ORIGIN Ⅲ 暁の蜂起』『おそ松さん』

本当に物忘れが酷い(笑)。
言葉が本当にでてこない。
「あの〜、アレ、相手の言ってることを慮るというか、それを別の言葉でなんていったかなあ......」
半日呻吟して
「あ、斟酌だ」
......
これもまたそのうち忘れる(笑)。
もともとバカではあったがそれに老いが重なると本当に自分でもどうにかしたくなる(笑)。


会社に行って仕事中は眠くなることはあまりないのだが、土日の休みとなると机の前に一時間以上座ってられないほど眠くなる。
ので土日はのべつ昼寝してるようで勿体無い。
まあ少なくなったとはいえ、心療内科のヤクが眠気を催しているのだから仕方ないが。
ヤクなしでこんなだったらダメ人間だ(笑)。


本日日曜日ストレッチ、赤外線サウナ、日光浴。
今回岩盤浴を止めてみたら、当たり前だが、健康ランドにいる時間が短くて済むね(笑)。
ストレッチをするのに熱い部屋である岩盤浴の方がいいかなと思ったのだが、熱いのが良ければ赤外線サウナでもいいよな(笑)。
ただ岩盤浴は500円余計に払ってるからもったいなくて10分で止めれないだけだけど、赤外線サウナなら辛くなったら5分で出ても痛まないw。
さて、来週はどうしたものか(笑)。


『少女ファイト(13)』
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AmazonでKindle版購入。
単行本化してからまとめて読もうとすると前の話がどんなだったか思い出せなかったりする。
本作もまとめて読みするのがよかろうと思っていたが、やはり掲載誌の立ち読みはしておくべきか(笑)。
掲載誌、買え、ということだろうけど、その掲載誌に他に読みたい漫画がないんだよねえ(笑)。
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この野太い描線で描かれるバレーボールをする少女達。
勝負事という酷薄な世界でそれぞれが一瞬を楽しんでいる。
楽しさというのは試合中の一瞬でしかない。
後は勝敗という身も蓋もない結果しか残らない。
だからこそその一瞬を全力で楽しめ。
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試合中の私語禁止などものともせず、楽しめるはずの一瞬を無駄にしていることが主人公の大石には我慢ならないんだろうね。
この言葉は彼女の愛情でもあるんだけど。
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そして、このような悪魔のようなセリフと(笑)
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この身に突き刺さるような言葉も本作の魅力。
登場人物の多彩さが作者の様々な思いをうまくのせていると思う。


『アオイホノオ(15)』
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AmazonでKindle版購入。
前半は山賀博之の話。
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山賀が頭角を現したのは『王立宇宙軍』だったからね。
それまで東京のアニメ会社であるアートランドで『超時空要塞マクロス』の演出をやったりして(当然山賀はそれまで経験がないから本当に大変なありさまだったとかw)演出のノウハウを蓄積していったんだけど、実際に仕事でそんな経験値のないやつに現場が回せる筈もなく(笑)。
上の画像の右側がアートランドの社長で監督の石黒昇なわけだが、本当にお気の毒としか言いようがない(笑)。
『超時空要塞マクロス』ってメカのデザインやキャラクターのデザインの良さが売りだったわけだが、その良さはアニメーターの作画のし辛さに直結していてただでさえ製作状況は最悪だったのに素人同然の山賀がきたら、それは嫌がらせでしかないよなあ(笑)。
本作中判が
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『ふたり鷹』『ファントム無頼』『エリア88』の作者である新谷かおるの鬼畜エピソードw。
その頃は面白い漫画描いてたからこういうのも許されたのかねえ(笑)。
で、後半があだち充ディス、というか、あだち充リスペクト話。
それに出てくる
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”あだち充のお師匠"ってオイラも大好き『750ライダー』の石井いさみなんだけど、なぜ名前をださなかったんだろうか?


『応天の門 5巻』
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AmazonでKindle版購入。
灰原薬の作画の力もあって歴史上の人物でしかなかった在原業平と菅原道真が実在感のある思い入れができる人物として造形されているのが魅力。
物の怪や超常の類の事象とされていたものを菅原道真が知力で解決。
それら物の怪や超常と思われていた事も人間がやったことでしかないということを暴き出していく。
毎回それが手を替え品を替えで描かれる。
ホラーではなくクライム・サスペンスとして本作は成り立っている。
ホラーといえば、朝廷で勢力争いを繰り広げている藤原氏や伴氏といった貴族達の権謀術数と
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そのおぞまし気な人物像の方が物の怪の類に見えるねえ(笑)。


『ユーロマンガ7号』
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書店で書籍購入。
今更だがメビウス追悼号をバックナンバーで購入。
これ、発売時期に出たのを知っていた筈なのになぜ購入しなかったか不明(笑)。
この度購入して良かった。
大友克洋がメビウスからペンを貰ったりしていたと。
この雑誌に載っている人たちは皆実際にメビウスに会っている。
実際に会うことでメビウスとの同時代を生きた実感をもてたろうことを羨ましく思う。
とにかく不世出の天才だったからねメビウスは。
宮崎駿のメビウスに対する献辞の抜粋。
"僕らは同じ時代に生き、同じように努力し、働き、疲れたりしました。彼の友情を得たのは僕の20世紀における最大の好運です。"


『ブラックサッド 黒猫探偵』『ブラックサッド 極北の国』『ブラックサッド 赤い魂』『ブラックサッド 地獄と沈黙』『ブラックサッド アマリロ』
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『ブラックサッド 黒猫探偵』書店で書籍購入。
その他Amazonで書籍購入。
アメリカかフランスの漫画で色々探していた時に見つけた。
どちらかというとフランスのB.D.("ベデ"と読む。"ビーディー"とは読まないw)の漫画を探していたんだが。
この『ブラックサッド』のシリーズ邦訳が出ていた。
洋書だとKindle版もあるんだが邦訳版でKindle版はない。
とにかくね、ネットで本作の画を見つけた時の衝撃といったら。
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アメコミもB.D.も色付きが基本だったりするからそれは驚きのうちにははいらないけど、この派手さを抑えた渋い色合い。
細かいディティールと描くのに面倒すぎる構図。
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最後のコマの逆さになって銃を撃つ画。
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服の質感とかシワの感じ。
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明らかにある種のあの団体を模した世界観。
舞台自体は1950年代のアメリカ。
ハードボイルドでノワール。
黒猫の探偵が活躍する世界観。
これって映画の『ズートピア』と同じ。
出てくるキャラクターが全部様々な動物達で擬人化されている。
まあオイラなどはガキの頃に東映動画の漫画映画でいやというほど擬人化された作品を観てきたからそれで驚いたりはしないが、それでもこの圧倒的な画力には恐れ入る。
本シリーズは最初の一冊である『ブラックサッド 黒猫探偵』が2000年で最新作の『ブラックサッド アマリロ』は2013年だが日本語訳で出たのは2016年のつい最近だ。
で、そのつい最近まで本書の存在を知らなかったよオイラ(笑)。
本の帯に沙村広明なんかも紹介文を書いているので、目はしが効くやつはもう随分前から注目していたんだな。
一冊フルカラーで60ページに満たない厚さ。
そのかわり数十ページにわたり色塗りなどのメイキングが載っている。
日本とB.D.の漫画の状況の差があるのはしょうがないにしても、こういう画の密度で製作できるのはすごい。
コマの運びなど日本の漫画とかなり似ているのに画自体の密度はとんでもなく高い。
値段はちょっと高いけど高いだけの価値が絶対あるのは保証する。
日本の漫画に慣れ親しんだ人ならすんなり入っていけるコマ運び。
いやはや、本当に恐れ入りました。
続巻が楽しみである。


"FreeMemory"
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使用しているMacintoshのメモリー解放ようにつかっていたのだが、ここのところマシン全体の挙動が重くて難儀していた。
試しにしらべてみたら件のこのアプリがマシン起動と同時に3Gもメモリーを使ってるがな(笑)。
8G中3Gも使ってりゃ初動もおそくなるわな。
このアプリがの所為かしらんが常にメモリーを食い続けて他に使っている例えばPhotoshopが使うべきメモリーも奪ってるように感じた。
いや、これはあくまでも私個人の見解ですよ。
なので件のソフトを関連するファイルもろとも抹消。
したらやはり動きが良くなった。
前の状態が酷かったから覿面にわかるね。


"スライド式USBフラッシュメモリー"
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これもあくまでもオイラが使っての話なんですが、上図のようなスライド式のUSBメモリーを以前買ったんですよ。
比較的容量が大きいのがいいなとは思っていたんですが、このスライド式って口の部分が引っ込むから蓋がいらない。
なので蓋をなくすことはないなと思いコレを買ったと。
したらですね、まあもう一度いいますけど、あくまでもオイラが買ったものは、ということですけど、口がスライドして可動するのが仇となったか、差し具合によって接触が悪くなるんですよ。
マシンがこのメモリーを認識したな、とおもったら、ちょっと動かしただけでメモリーのマウントが外れちゃう。
つーかこのUSBメモリーがPCの口から外れ落ちるわけではない。
スライド可動部のちょっとした動きだけでマウントが外れる。
なのでコピーの場合はいいんだけど、PCに元を残したくないから移動させてるときにマウントが外れるとデータも無くなったりしちゃうと(笑)。
つーわけで、今後はスライド式ではないものにしたい。




『機動戦士ガンダム THE ORIGIN Ⅲ 暁の蜂起』
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AmazonでBlu-ray購入。
よくよく考えてみればこの前作と本作って結構地味な話なんだな。
『ガンダム』といえばモビルスーツなわけだけど、その肝心のモビルスーツが開発されてる渦中の話だからねえ。
それでも前作はモビルスーツのプロトタイプが出てきて、その重々しい動きのタイミングに溜飲が下がったわけだが。
今回の本作も基本まあ学園モノだからね(笑)。
モビルスーツも背景として出てくるに過ぎず、それに乗ってシャアが大活躍とはいかない。
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作画の質も安定傾向でお金を出してソフトを買う価値はある。
気になっていたシャアの声も前作より多少成長した設定になっているせいか、池田秀一も無理無くセリフを言えている感じ。
オイラは原作をすでに読んで知っているわけだが、キャスバルがシャアになれた理由とか
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あのマスクをつけてる理由なんかも明かされる。
オイラが原作を読んで気になっていた"セイラはシャアを知っていたんじゃねーか問題"についてはやっぱり微妙だよなあ(笑)。
セイラがこの時期にシャアの名前を知ってるというのがその後の展開としてあの"赤い彗星"があの人かも?と思わせていいものかどうか。
もしかしたらシャア・アズナブルって名前は現代で言う"ヤマダ"とか"スズキ"とか"ケンジ"とか"コウジ"とかと同じぐらいよくあるポピュラーな名前だった、とか(笑)。
だから『1stガンダム』でセイラがシャアの名前を聞いてもそれが以前知った人間の名前とは思い至らなかった、ということなら斟酌できなくもないかなあ。
『1stガンダム』を表面的に観ていれば地球連邦が正義でジオンが敵と言う風に見えるわけだけど、この『オリジン』のシリーズはもっと具体的に連邦政府の横暴と腐敗を描いている。
その他、ミノフスキー博士が出てきて「オオ、彼があの有名な」という感慨にもふけられるであろう(笑)。


『おそ松さん』
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あまり大きな声では言えないネット上で視聴(笑)。
全話完走。
いや〜面白かった。
ぜひともTV放映されたものも含めたBlu-rayの発売を望む。
キャラクター・デザインの現代的なブラッシュアップがまず良かった。
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キャラクターを描いている主線が藍色ってのもいいね。
黒の主線だとカタさがでるところを、なんというか本当に漫画を意識させるような主線の藍。
省略された背景にも非常にマッチしていたと思う。
さらに後半になると
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フューリー・ロードを走ってたり(笑)。
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なんか別の背中が煤けてそうな漫画になったり(笑)。
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カ、カイジ(笑)。
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このニート達の無意識下の悪意であるアクマツの回は毒があって良かった(笑)。
六子のニート達の善意のカケラであるカミマツという存在があり、それを疎ましく思い始めたニートの六子達がマジでカミマツをブッコロそうとうね(笑)。
で、細かい展開は端折られw、おそらく意識的には六子のニート達はカミマツに対抗できなかったため、無意識下に存在した六子の悪意の集合体であるゲリオン的なアクマツがカミマツをぶっ殺しちゃった(笑)。
毒もあったけどロマンスなんかもあって非常にバラエティにとんだシリーズであったかな。
作画もすごく頑張ってた。
絶対モザイクがかかるの分かっててもチンチンだしたりゲロ吐いたりウンコしたり(笑)。
アニメーション制作が"studioぴえろ"。
押井守がIGを拠点にする前、『うる星やつら』の頃の有名アニメ・スタジオ。
やっぱり底力があるんだなあ。
久々に"studioぴえろ"の名前が見れて嬉しかった。
本作のシナリオ・チームもすばらしい仕事をしたと思う。
とくに全25話のラスト2話。
24話でまさかの六子たちのニート脱却を重めのトーンで描いたと思ったら、最終回の25話がなんだかわからないナンセンスな話になってわけのわからないハチャメチャな感じで終わった(笑)。
この構成で思い出したのがTV版の『新世紀エヴァンゲリオン』の24.25.26話。
24話での重い展開の後片付けがあると思いきや、25.26話でなんかわけわからんw内省的な話になって、いわゆる初見の視聴者が卓袱台をひっくり返すような怒りの展開になったと(笑)。
庵野秀明、大泉実成、竹熊健太郎による『エヴァンゲリオン』の解説本によると、『エヴァ』の24話ってのはイク直前のセックスだったと(笑)。
もう24話でイキそうでもうどうにでもして〜wという感情のつながりで25.26話を観てみたら、いきなりセックスの行為のつづきではなく、"セックスとはなにか?"なんてことを2話に渡って語り出しちゃったと(笑)。
なのでもう射精することを期待していたのにいきなり興醒めするようなことされたら、そりゃ怒るよな(笑)。
『おそ松さん』の24話25話を観た時に感じたのが『エヴァ』だった。
ただ決定的に違うのは『おそ松さん』は24話で謂わばセックスの意味を真面目に語り出し、その真面目な語りを25話でも聞いてもいいかな〜と思っていた矢先の25話。
やっぱりつべこべ言わずにセックスした方が気持ちいいじゃん(笑)。
『エヴァ』と順序を逆にして展開した(笑)。
で、もう『おそ松くん』が本来もっていたであろうハチャメチャなナンセンスな展開をブツケテきた。
絶対に24話の良い話で終わらせてたまるかという(笑)制作者達の信念を感じたね。
なのでこの最終回の展開はその前の24話を観ないと厳密には面白さがわからないだろうね。
24話というタメがあっての最終回だから。
なのでニート達が就職して万々歳な大団円をもうハナから否定している。
そういう終わり方は分別ある大人の良識だよね。
でもやっぱりね、生み出したのは赤塚不二夫なんだからさ、そんな大人な終わりかたが良いわけないだろうと(笑)。
とにかく最高のシリーズだったと思う。
あ、オープニングは最初のクールでやっていた

方が歌もアニメーションも好きかなあ。
是非ともTV放映版のBlu-rayの発売を。


今週末はヘアカット。

by 16mm | 2016-06-19 23:00 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Comments(4)

『おそ松さん』『64-ロクヨン- 後編』

先週土曜日、歯のメンテナンス。
いつものように美形で剽軽な歯科衛生士女史がやってきて前回入れた仮歯をとってもらう。
その刹那、右の親知らずの色が変わっていることを目ざとく見つける女史(笑)。
オイラが
「気のせいだ」
と言っても聞く耳もたずに先生に密告(笑)。
次回治療となる予定(笑)。
「親知らずなら抜いちゃってもいいのではないか?」
以前親知らずの抜歯をした時、まったく痛みがなかったもんだから調子に乗っているオイラ。
「親知らず抜けば、小顔になるんでしょ」
というボンクラなオイラの言葉に
「そういう問題ではない」
と冷静に却下する女史(笑)。
治療後先生のブツを見せてもらう。
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Vario-Tessar FE 16-35mm F4 ZA OSS である。
16mmから35mmというオイラが広角域で一番重宝しそうな画角帯である。
この帯域は個別に単焦点を持ってはいいるが、全部フィルム時代のZEISS。
デジカメ対応の新設計のレンズもこの帯域で欲しいところ。
惜しむらくは絞りがF4。
F2.8が望みなんだが、おそらく本機の価格の2倍以上になるんではないか。
これだって16万円近いお値段(笑)。
100万以上のレンズの借金を背負うオイラには無理だな(笑)。
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更に、超小型の三脚を見せてもらう。
おそらく自分のメイン・カメラには絶対載せられないが、スマホにつけるぐらいのレンズなら有効だろうね。
スマホ用なら小型軽量がやはり重要だと思う。


本日日曜日、岩盤浴、ストレッチ、日光浴。
岩盤浴はキャンペーン実施中で通常料金で60分のところを90分。
しかし、そんなサービスされても90分もいれない(笑)。
45分ほどで退散してきた。


非常にお見苦しい画像で申し訳ないのですが、
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非常に汚いオイラの机の上に
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BB−8のラミネートのポップが汚部屋やってきた(笑)。
ゼロハリの改造をしていただいたパカ助さんが非売品のこの子をショップから拉致、ではなくw助け出して連れ出してきてくれたのである。
一応パカ助さんの名誉の為に行っておくが、店員さんにちゃんとことわりをいれてからの拉致、ではなく助け出し連れ出しである(笑)。
それをオイラにも送ってくれたのだ。
ラミネートでしっかり作ってあるので非常に良い感じでオイラを見下ろしておる(笑)。


『バガボンド(23)(24)(25)』
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書店で書籍購入。
本書は数年前に1〜3巻ぐらいまでを単行本で購入していたが途中から止めた。
重厚でリアルな画の合間に入るギャグな感じの画が非常にノイズになって気に入らなくなったからだ。
それでも10年ぐらい前には掲載誌に載っていればなんとなく読んでいた。
その10年ぐらい前がこの23〜25巻あたりだと思う。
その時読んだ一節がどうしてもまた読みたくなってそれが載ってる巻だけ購入した。
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23巻で研ぎ師の本阿弥光悦が自分の美学とも言うべきものを吐露する。
これが読みたかったのだ。
興味深かったのは刀を研ぐ技術を"業(わざ)"と言っている。
多分研ぐ技術の”技(わざ)”と"業(わざ)"をかけているのだろう。
"業(わざ)"は"業(ごう)"とも読み、「業が深い」とか「業の肯定」とかいわれたりする。
"業(ごう)"っていうのはオイラが思うに
「分かっちゃいるけど止められない」
という人間のどうしようもなさの事だと思ってる。
辞書をひけば"業(ごう)"っていうのは"カルマ"などのむつかしい宗教用語として説明されているが、オイラとしては「分かっちゃいるけど止められない」という人間の度し難さと雑に考えた方が腑に落ちる。
晩飯になるまで待ってるのが正しいけどつまみ食いは旨い、とか、恋人の携帯電話の着信を見てはいけないと思いつつ見ちゃう、とか。
戦争などもそう。
戦争なんかして総体で見れば勝った方も負けた方も国力は圧倒的に下がるもんだ。
善悪というものが分かっており、結果すら分かっているにもかかわらずやってしまう。
結果というのは確実に不幸な結果なんだけど。
戦争なんか絶対良いことないと片方で分かっていながらやっちゃう。
こういうのを"業(ごう)"って言うんだな。
本書に出てくる本阿弥光悦って研ぎ師として極限まで求道的だ。
自分の仕事に対して真面目に対峙し続けた。
若い時から歳を重ねて50年。
その間にも研ぎ師としての技は高度なものとなり、時の将軍に研ぎを依頼されるまでになる。
しかし、本阿弥光悦は家康公の刀を研ぐ地位になりたいがために研鑽を積んできたわけではない。
黒鉄の中にある美しいものを見つける、今よりももっと美しいものを見つけるために研ぎ続ける。
しかし、この本阿弥光悦という人は自分が研いでいるものは人を斬る為の道具であるということも自覚している。
人を美しい断面で斬る為の美しさを掘り起こす作業だ。
そして刀を美しいものとたらしめるには、むしろ
「刀であってはならないような気がした」
という域に達する。
もうなんか禅問答のような様相を呈してきたが(笑)、美しい刀を美しくできるのは研ぎ師ではなく、剣を己の人生の真ん中に置いている人間だけだという境地に本阿弥光悦は達した。
本阿弥光悦はたとえそいう人間が持てばどんな刀でも美しいという。
"刀であってはならない"というのは刀に美しさが必要なのか?自分が長年研鑽を積んできた結果見えてきたのは、刀とは持つべき者が持てば鈍な刀でさえ美しくなるのではないか、という絶望。
自分が研いだから美しいのではない。
それでもそういう数少ない人間が持つものとして刀を研ぎたい。
で、上の図の本阿弥光悦の言葉になるんだが、この言葉は逆説として読み取るべきではないだろうか。
つまり、「刀を美しくするような人間は無闇矢鱈に人は斬らない」と。
この件を再読できてよかった。
もう『バガボンド』はこれ以上いいかな(笑)。


『本当にあった笑える話なぐさめてあげるッ編: (1) 』
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AmazonでKindle版購入。
Kindle版5円(笑)。
安すぎだろう、うれしいが(笑)。
桜木さゆみの本のKindle化が進んでいるようでうれしい限り。
4コマで140ページなんだがかなり読み応えがある。


『双子の帝國 1巻』
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AmazonでKindle版購入。
待望の鬼頭莫宏の新作。
が、この一巻だと世界観の全貌が全く見えてこない。
なんとなく鬼頭の『終わりと始まりのマイルス』の語り直しに近いのかなとも思う。
それでも非常に興味深い物語に感じるので続巻に期待する。
まちがっても『のりりん』や『なにかもちがってますか』のような明らかな投げ出しはやめてもらいたいと切に願う。


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なんかiTunesで配信を受け取っていたTBSラジオのPodcastが"TBSラジオクラウド"とかいうものに一元化されてストリーミング放送になると。
2016年6月いっぱいでPodcastでの配信は終わり。
一応"TBSラジオクラウド"のユーザー登録すれば無料で聴くことができるようだが、これまでのようにデータをDLできないと。
なので聴取期限が設定されているのでそれをすぎるとそれ以降は聴けなくなるらしい。
......。
しかたねえ。
ユーなんとかチューブに上がってるデータをDLするか(笑)。


『おそ松さん』
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え〜、ひじょーに奥歯にモノが挟まったような言い方になりますが、本作公式に販売あるいはレンタルされているソフトを観ての感想ではありません(笑)。
ネットのとある場所にいくと本作の全話がどこぞの国の(英語ではない)字幕つきで観れるようになっていて、それを観てるのである。
全25話中13話まで観たところ。
はっきり言おう。
すっげええおもしれええ(笑)。
デザインが現代的にリファインされているということもあるんだが、あの子供だったおそ松くん達が大人になって、童貞のニートになっていると(笑)。
で、『おそ松くん』から『おそ松さん』になったと(笑)。
通常面白いのが分かると、オイラの場合必ずソフトを買うかレンタルするんだが、本作に関してはそれをしていない。
なぜか。
本放送で放映されたものがソフト化される段階で欠番になってたりしてるのだ。
どの話数が欠番になっているのかはwikiなどで調べないと詳しいことはわからんが、第1話がそもそも欠番になってるわけ。
第1話ってもう破壊的に面白いわけ(笑)。
いや、面白さで言ったら他の話で第一話より面白いのはたくさんある。
しかしね、第1話の面白さも水準以上なわけ。
それを欠番にしてること自体、本作のソフトを金を出して集めようって気にならなくなったんだよね。
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直近で観たばかりだから印象が強い第13話のなかの一編"じょし松さん"がツボだった(笑)。
『おそ松さん』たちが女性になった話で、しかも声を当ててる声優はもちろん男(笑)。
この一編の最後の方でおそ子(おそ松)が言うセリフが良い(笑)。
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"別にこっちはどうも思ってないのに勝手に親切にされて困ってますう〜もしかして好意をもたれてるんでしょうか〜って自慢か!自慢だろうが!全部バレてんだよ!浅いんだよ底が!ちょっと可愛くてかよわいフリしただけで引っかかる男も男だろ!オマエらクソ男の目は節穴か!そういうファック(ス)でキレイになるぞ女に限って二股三股あたりまえ!恐怖の相談女!未婚既婚問わずの肉食系ってなんでわかんない!こっちは気ィつかってネエさんキャラで時間かけて距離詰めてジワジワおびき寄せてようやく捕食って時にかっさらっていくのはなんなんだよ!バカか男は男はバカなのか死ね〜"
(笑)
これ、おそらく女性のシナリオライターが書いたセリフだと思うんだけど、それをいわば女性キャラに声をあててる男の声優に言わせるというところがね、皮肉が効いててよかったよ(笑)。
これを書いたシナリオライター、気分よかったろうな(笑)。
すいません。
男ってバカなんです(笑)。
マジに(笑)。


『64-ロクヨン- 後編』
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先週土曜日、109シネマズ菖蒲。
ひと月前に観た『前編』に引き続き『後編』も鑑賞。
『前編』は一週間しかなかった昭和64年の身代金誘拐殺人事件を背景にした県警と警察庁の組織や人事の対立、県警の広報と記者クラブとの軋轢などに重点がおかれていた。
なので時効間際の誘拐事件は前述したそれぞれの対立の背景にとどめ置かれていた感じ。
この手の対立は、オイラ大好物の部類なのでこういう感じで話が進むのかなと思ったら、『後編』はいよいよその誘拐事件の解決がメインになる。
なので『前編』で大活躍していた
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瑛太は見せ場なし。
そればかりではなく、前編で県警と強く渡り合っていた記者クラブの面々も東京本社から来た記者に良いようにバカにされる存在だということが浮き彫りになる。
県警と警察庁、地方記者と本社記者というあらたな対立構造が後編で立ち上がりつつ、誘拐事件の解決のために物語が加速していく。
『後編』は『前編』で出番が少なかった三浦友和と『後編』でやっと出てきた
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緒形直人がすげえ熱演。
本作、基本良い顔の俳優を集めた顔相撲の映画ではあるのだが、その中でも非常に良い演技をしていた。
結構難しい役なのに、ちょっと見直したかな。
もっとじゃんじゃん映画に出てもらいたいものである。
で、映画自体は退屈せずに観れた。
これはひとえに俳優達の力演によるところが大きい。
不満があるとしたら内容に対するリアリティと演出がちょっとばかり甘いかなという部分。
内容に対するリアリティというと実はオイラ原作小説を読んでいないのだが、たしか映画の冒頭で”D県警”という名のテロップがでてたんだよね。
それがさ、
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上の画像ではちょっと見えづらいけど腕章が"群馬県警"になってるんだよね(笑)。
地理的に前橋だとかが画面で出てくるのに原作がそうだからといって"D県警"ってのはないんじゃないかね。
"D"とかのアルファベットはある種の架空性の為のものだと思うけど、映像としてそのものを映し出す映画作品で架空の都市というものを作り上げるのは難しいんじゃないかね。
"D県警"とかいっときながら群馬県の話かという興ざめがあったかな。
あと、『前編』を全部覚えているわけではないので自信はないのだが、『後編』で佐藤浩一演じる三上がトイレの個室に隠れていて多分三浦友和演じる松岡のクセらしいハンカチをバサバサと振る音で三上が松岡がトイレにいると確信するところ。
このハンカチのバサバサは伏線としてもっとわかりやすく事前に映画に組み込んでおけばもっとスマートに観ることができたのにと思う。
何度も言うが有名で手練れの俳優が多数出演していることで監督が演出的に俳優の手綱を絞るのは難しいというのはわかる。
それでも三浦友和あたりのベテランだとオーバーアクトを本当に抑えた演技でバランスを取っているのはわかるが
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劇中の永瀬正敏の鼻水はやりすぎかなあと思うんだけど。
永瀬は良い役者なのは分かるけど、もうちっと抑えた方がよかったんじゃないかな。
顔相撲の映画で他の役者と拮抗しようとしたのか、それとも監督の演出か?
監督の演出だとしたら、役者に非はないんだけどねえ、単に演出過多だと思うだけなんだが。
それとこの物語の根幹に関わることなのだが、15年前の電話の声を正確に記憶するってのは可能なのかね?
最愛の娘を奪われた親の執念だと言えばそう思えてしまえなくもないよ、もちろん。
本作、犯人を特定したのは親が記憶していた電話の声だけなんだよね。
その声を探して何年も公衆電話から電話帳で一人一人声を確認していく。
暑い日も寒い日も。
真夏の電話ボックスなんて地獄のようだと思うけど、それをものともしないで電話をしていく親の執念という部分で納得させられそうだけど、オイラはどうにも飲み込みづらい感じだったかなあ。
役者の演技の良さを楽しむことはできたが、物語にリアリティを感じることはできない作品であった。

by 16mm | 2016-06-12 23:19 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Comments(7)

『デッドプール』

先週金曜日、有給使って免許の更新。
ゴールド免許である。
金曜日は以外と空いていると聞いた事があったので行ってみたら、本当に人が少なかったように思う。
受付の40分ぐらい前について順番はポールポジション(笑)。
後ろを見るとそこそこ並んではいたが、すごく混雑、というほどではない。
30分の講習をウトウトしながらやりすごして終了。
9時30分前には終わった。
その頃は受付はガラガラだったので9時30分過ぎに行けば並ばず待たずに済むのかもね。
あ、GW後という事もあったのかな。


先週金曜日、岩盤浴、ストレッチ、日光浴。


先週土曜日、歯のメンテナンス。
いつものように美形で剽軽な歯科衛生士女史に歯石を取ってもらう。
その後右下の歯の欠けの修復治療で噛み合わせの為に上下の歯の型を取る。
粘っこいガムのようなものを上下に押し付けて固まったらエイヤと外す。
で、エイヤと外したのが件の女史。
ドSの衝動の所為か歯に残っていた詰め物の残りまで一緒に引抜いちゃった(笑)。
皆の衆がホットな笑いでドッカンドッカンである(笑)。
もともとヒビが入っていいたらしく、まあこの時点でわかって良かったと言えるが、女史のドSっぷりはパないっすね(笑)。


『おそ松さん』
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いや、アニメを見ているわけではないのだが
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ベースである原作の『おそ松くん』の絵柄の雰囲気を残しながら現代的にブラッシュアップさせたキャラクター・デザインがいいねえ。
今更だけど(笑)。
そもそも現代に『おそ松くん』を復活させようとは普通は思わないだろうけど、これを企画した人はすごいなと思う。


ますぞえよ〜いち(笑)
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人となりは別にしてこの表情がなかなか良くて気に入ったのだが(笑)。
この画像って
"自公急変 舛添知事斬り加速 猪瀬前知事追い込んだ総務委員会に招致へ"
っていう惹句についていた画像なんだけど、文字どおりそのような事態になり舛添が怒りと絶望を表した表情になっていると思う。
ただですね、この画像が撮られた時点では惹句のような事態が表面化してない時だと思うんですよね。
自公云々の事態を受けての舛添の表情ではないと。
だから、この表情、マスコミに色々言われてムカついている時の顔ともとれるし、自分より偏差値の低い大学出の総理に叱責されてムカついているようにも見えるし、記者会見でウンコ我慢していて「なんで今オレはウンコしにいけないんだ、クソ」っとムカついているようにも見える。
要するに、ことほど左様に写真というものは見た人間に一定の共通した認識に導く効用というものがあるということだ。
一つの写真を使った者が一方向に感情を誘導することができる、意図的に。
政治家も信用ならないが、マスコミだって信用するべきではないということだと思う。


"江口寿史5分スケッチ"
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ちょっとした切っ掛けなのだが、江口寿史のTwitterで下書きなしで5分以内で写真を見ながら描くということをやっていて、自分でもやってみることにした。
高校の美術教師に「絵が上手くなりたければ写真などではなく実物を見て描きなさい」と言われたのがずっと頭にあって写真からの模写というものを敬遠していたのだが、オイラも来年50歳(笑)。
今更絵が上手くなるとも思えず。
しかし、漫画絵ぐらいならもうちょっと伸びしろがあるんではないかぐらいは思う図々しさ残ってる(笑)。
なので遅まきながら先週から始めた。
5分という時間制限もお手軽にできる要素ではあった。
が、5分で江口が描いたぐらいの上図のような絵を描くには短すぎる(笑)。
5分というのはだいたい小学生の図工の時間にやったクロッキーの一回の時間ぐらいだろう。
とてもではないが江口の作例ほどのディティールの描き込みなどできない(笑)。
なんとか体の輪郭と服の皺を雑に描けるまででおしまい。
分かってはいたが江口の絵レベルを5分で描くハードルはオイラにとって無茶苦茶高いという事が今更ながら自覚できた次第。
当初オイラは
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Copicドローイングペン Pシリーズを使って描いていたのだが、さすが丸ペンテイストの硬いペン先(笑)。
すばやく絵を描くのに向かなかった(笑)。
その後油性のマッキーの細い方のペンで描いたのだが、これは非常に描きやすいもののディティーるを描くには太すぎた。
で、今使ってるのは
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ぺんてる ゲルインキボールペン エナージェル 1.0mm 。
スラスラとインクが出る感じで描きやすい。
江口寿史は0.38のゲルインクボールペンを使用らしいが、オイラは取り敢えずディティールより輪郭を大きくなるべく正確に掴みたいと思っているので太くて柔らかい1mmで練習することに。


『デッドプール』
ネタバレありますすいません
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先週金曜日、109シネマズ菖蒲。
字幕版IMAX。
昨今アメコミ原作の映画が公開され、オイラも好きで観に行くものの原作である漫画の方はまったく読んでいない。
本作も『アベンジャーズ』や『Xメン』のマーベルとい会社が出している漫画が原作らしい。
当然オイラは原作を読んでいない(笑)。
この『デッドプール』という存在も映画の予告編で知った。
そして予告編を観て俄然興味を惹かれた。
おちゃらけた感じでいながら圧倒的な強さと残酷さ。
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キリモミ回転しながらジャンプしてデザートイーグルを片手で撃って人間の頭にピンヘッド(笑)。
何故キリモミ回転ジャンプをするのか?
カッコいいからである(笑)。
この外連味溢れるアクションもさることながら冒頭のカーアクションの描写もフレッシュ。
かと言えば
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もろアスホに銃弾をくらってヒョコヒョコ歩いたり(笑)。
偽悪的というかまさにトリックスターとしての魅力なんだよね。
更に最近の傾向としては特別珍しくもないのだが、所謂"第四の壁"をぶち抜いて観客に話しかけてくるメタ構造が徹底している。
"第四の壁"については原作コミックでも行われていることであるらしい。
この"第四の壁"ぶち抜き映画といえばマーティン・スコセッシの『ウルフ・オブ・ウォールストリート』やオイラが途中で挫折した『マネー・ショート 華麗なる大逆転』など。
日本映画だとパっと思いつくのはかなり昔になってしまった伊丹十三の『たんぽぽ』の役所広司かな。
ちなみに"第四の壁"ってのは町山智浩によると演劇用語で、"第一の壁"が背景の書き割り、"第二""第三"の壁ってのが左右の書き割りの壁になる。
で第四"の壁ってのは観客方向にあるとされているもので、演劇場見えない壁が設定されている。
が、この第四"の壁を破ることによって観客に直接話しかける演出というものらしい。
この手法は別に真新しいものではなく、昔からあるものとのこと。
ただこの手法ってのはスクリーンの中の人物が自分はフィクションの物語のなかの人物であるということを自覚しているということであり、架空の物語に対して如何に現実味を与えるかという視点で考えれば観ている側は興ざめにすることにもなりかねない。
なので映画のなかにある程度のユーモア、あるいはブラック・ユーモアの類が演出的に組み込まれている必要があると思う。
蛇足なのだが
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『タクシードライバー』の有名なシークエンス。
" you talking to me?"
これってロバート・デ・ニーロ演じるトラビスが鏡の自分に向かって予行演習しているんだけど、ある意味観客に向かって話しかけてる風にも見えるように演出されている。
本当に鏡に向かって演習しているだけの演出ならトラビスの後ろ姿と映っている鏡そのものを画面に出せばいい。
なのでこれもキワキワで"第四の壁"に触れるような演出だったのかなと思っている。
で、この『デッドプール』に関してはとにかく冒頭のタイトルバックからセリフにいたるまでメタ演出だらけ(笑)。
冒頭のタイトルバックでクレジットに対して色々ディスっている。
例えは監督のことをギャラだけ高い役立たず、とか書いてあったり(笑)。
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この上の画像のセリフって少々説明が必要なんだが、本作の主人公デッドプールを演じるライアン・レイノルズ。
素顔のライアン・レイノルズって
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「最もセクシーな男」だとかに選ばれるイケメンなカッチョいい男なんだけど、俳優としてはあまりキャリアの積み上げがうまくいってなかったと。
で、2011年に
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映画『グリーンランタン』に主演したんだけど、この映画が大コケ(笑)。
で、これがあって
「コスチュームは緑にするな」
ってセリフつながると(笑)。
更にこの『デッドプール』、マーベルの中では『X-MEN』の世界観に近いらしいのだが、劇中でデッドプールにXメンのリーダーのプロフェッサーXに会え、というセリフがある。
すると
「マカヴォイとスチュワート、どっち?」
ってデッドプールが聞き返しちゃう(笑)。
つまり
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ジェームズ・マカヴォイと
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パトリック・スチュワートはどちらも『X-MEN』の時系列別でプロフェッサーXを演じているから、どっちに会うの?ということなんだよね(笑)。
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一事が万事、こんな調子で下品で残酷でひたすらおしゃべりに徹するトリックスターであるデッドプール。
ここまで言っておいてなんだが、本作のメインテーマは"愛"なんすよ。
"愛"ですよ"愛"。
50近いおっさんが口にするのは恥ずかしい"愛"が本作の主要テーマ。
このデッドプールって末期ガンの患者だったわけ。
で、愛する女の為に命が助かるならと藁にもすがる思いでミユータントに改造されちゃった。
シャレにならない不死身な肉体と引き換えにまあ全身ひどいアバタな状態になっちゃったと。
こんな有様では恋人の前に行けない。
で、こんなことした人間を探し出してこの酷い有様を治させよう、というのが物語の大筋。
で、最終的にはその酷い有様の状態を恋人に晒すんだけど、その時のその恋人のセリフが実に率直でさ
「酔っぱらった状態で前後不覚になれば、またあなたの上に跨がれるわ」(意訳)
ってな事を愛情たっぷり言うわけ。
これって全世界のブ男達の泣き所でしょう(笑)。
オイラも泣けましたよ。
「エエ女や〜」
ものすごく感動的なエンディングでしたよ。
たださ、この恋人との和解というのが本作の最大のクライマックスだとしたら、今後どうやって話を続けられるのかね?
これ以上のクライマックスって考え付かないんじゃないかなあ。
というわけで、最近映画を観ての感想の点数がインフレ起こしてますが
10億点でありましょう(笑)。
オススメであります。


今週末は歯のメンテナンス。

by 16mm | 2016-06-05 20:54 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Comments(4)