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『ファインディング・ドリー』あるいは『ひな鳥の冒険』

本日日曜日、岩盤浴、ストレッチ、日光浴。


『Photoshop CC(2015.5)』
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Photoshopがアップグレード。
まあ極端に使いかってが変わったわけでなし。


『モンプチ 嫁はフランス人』
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AmazonでKindle版購入。
予備知識まったくなしで購入。
面白く読んでいたのだが、途中でちょっとオイラには生理的にキツイ描写<といっても、別の意味で言えば悪気のない家族愛に満ちた描写ともいえるのだが>があり、それ以上読む進められなくなった。
もし間違えて再見したらコトなのでデータからも抹消(笑)。


『くるくる自転車ライフ』
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AmazonでKindle版購入。
期間限定だった所為なのか?10円で買えましたがな(笑)。
現状は850円。
マニアックなウンチクと作者が体験したエッセイ部分の語り口も非常に楽しいものになっている。
これなら850円だしてもよかったな。
10円で購入できてラッキーということではあるが(笑)。


『かわうその自転車屋さん 1巻』
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AmazonでKindle版購入。
前述した『くるくる自転車ライフ』と同じ作者の作品。
かわうそ や、羊、あらいぐま等が混在して生活する世界観。
オイラが思うところの
「オマエら他の動物の肉は食わないのか?オマエらナニ食ってんだ」問題(笑)。
映画の『ズートピア』でも気になっていた問題であるが、本作は不思議と気にならなかったというオイラの心情のブレっぷり(笑)。
タイトルどおりに自転車屋のかわうそ が主人公の自転車にまつわる物語が展開される。
なんつーか。
はっきり言って『のりりん』より面白れえ(笑)。
『のりりん』が広げていた風呂敷を最後にものすご〜くザツに畳んで、それまでの美しい物語を台無しにしたから印象よくないのかもしれんが。
続巻も出ているので続けて読んでいくつもりである。


『ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 1』
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AmazonでKindle版購入。
武田一義、待望の新作コミック。
今度は戦争だ。
三頭身キャラが美しい背景のもと陰惨な目にあっていく。
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ちばてつや が推薦文を書いておる。
読めば作品の質の高さは十分に伝わる。
しかしね、武田一義の名前だけではおそらく世間一般には読もうという気は起きにくい。
そのためのゲタが ちばてつや なわけだ。
はっきり言って御大である ちばてつや の推薦分に見合う作品であると断言する。
しかしね、ちょっと作品の感想から脱線するが、小説も漫画も映画も、戦争というものの悪夢を描いて実感させるという表現に受け取る側である我々はやや食傷気味になっていないか。
スティーブン・スピルバーグの『プライベート・ライアン』での銃撃での身体破壊描写は公開当時にはそれまでにはなかった新鮮な残酷さで戦争の悪夢を描いていた。
その人体破壊描写が表現的にも可能になったおかげで後続の映画で多様されるようになった。
反戦映画としても反反戦映画としてもその描写が使われ多様されたおかげで人体破壊描写は娯楽になっちゃった(笑)。
いや、もともとの『プライベート・ライアン』からして娯楽映画だからね。
なので現状の悲惨な人体破壊描写が戦争の悪夢として直結しにくくなっていると思う。
どんな過激な映像にも人間は慣れちゃうということだ。
オイラが現状戦争の抑止になり得るもので表現されていないものを考えると、いわゆる"死臭"というものを想像させるというか体感させることかなと思っている。
日本にいると死体の腐乱した臭いというものを体験する機会がかなり少ないと思う。
オイラもまったく想像できない。
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士郎正宗の漫画では"死臭"をなんとか言葉で表現しようという試みがある。
それで読み手のオイラもある程度の想像をできることはできる。
しかしね、強烈なザリガニの臭いの中で飯を食ったり日常生活を送らざるをえない状況を正確に想像できるか、といえば難しい。
で、『ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 1』だが、この楽園のような美しさと暖かさ、というか、暑い場所に死臭が漂うというのを想像しながら読むべきかなと思っている。


『スティーブズ(5)』
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AmazonでKindle版購入。
これまで紹介的に出てきたキャラクター達が本巻でダイナミックに動き始めたような感じ。
職場を解雇されるという部分も含めて非常にスリリングな展開でかなり引き込まれた巻であった。
タイトルにある二人のスティーブ(スティーブ・ジョブスとスティーブ・ウォズニアック)の話だけでは収まらない、パーソナル・コンピューター黎明期(黎明期にはパソコンではなくマイコンっていわれていたっけw)の群像劇として抜群に面白い。
セリフで日本の方言をしゃべらせたりするアイデアもいいな。
色々と凝った演出があると思う。


『THE SKILLFUL HUNTSMAN / うでききの狩人』
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Amazonで書籍購入。
書店で立ち読みして、ちょっと高いので(5184円)躊躇したが思い切って購入。
キャラクター・デザインをする時の過程と考え方を膨大な作例と解説で綴られた専門書である。
所謂コンセプト・アートからの作り方というところだろうか。
アイデアを手早く形にしていくやり方や、それを定着する方法論などが書かれていて非常に勉強になる。
アイデア・スケッチの最初の頃に膨大に描かれる"サムネイル"と呼ばれるシルエットのみで描かれたスケッチが日本の筆ペンで描かれていると書いてあった。
細かいディティールよりも見た目のシルエットから内側に向かってデザインをしていくと。
それには細かいディティールの描きこめない筆ペンがいいのだろう。
......
最近文房具づいているからなあ(笑)。
ちょっとお高い万年毛筆が欲しいなあ(笑)。


『ファインディング・ドリー』
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先週土曜日、109シネマズ菖蒲。
吹き替え版で鑑賞。
もともと本作の前作であるところの『ファインディング・ニモ 』にイマイチのれなかった。
そんなわけで半ば気が進まないまま観たのだけど、やっぱりオイラの好みにならんかった。
同じ監督のアンドリュー・スタントンだったらオイラはダントツで
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『ウォーリー』が大好きなんだよね。
ピクサー映画という括りではなく観た映画のなかでも本当に大好きな作品なんだが、本作のお魚の話はどうにもノれなんだ。
本作に関して言えばタイトルにあるナンヨウハギのドリーにまったく共感できないというのが致命的。
重度の健忘症持ちという特性が前作では物語の要所で細かく事件を起こして展開に加速を与える役目としていたのだが、今回はそのドリーが主役である。
健忘症というだけでも色々大変なのに、もう観ているこっちがイライラするほどに他の魚に依存しまくり。
それで他を巻き込んで、危険な目に合わせている。
で、健忘症なので自分のやったことにまったく反省がない。
ちょっとキャラクター的にまったく共感できず、上映時間ずっとイライラしていたかなあ。
CGアニメーションとしてのクオリティーは相変わらず高いですよ。
ただ、まあ一度観ただけで判断するのもアレなんだが、ピクサーに期待しているフレッシュなヴィジュアルという部分はほぼないに等しいと思う。
なんでわざわざ本作で続編を作ったのかよくわからん。
何度も言うが、それでも凡百のCGアニメーションに比べたらありとあらゆる水準は高い。
キャラクターのデザイン、動き、物語を推進するアイデアetc......。
だからこそ観る側はピクサーの新作のたびに自然とハードルを上げているのかもしれん。
さらに致命的なのは所謂"八代亜紀"問題(笑)。
ピクサーの映画は上映する国用にローカライズが施されていて、例えばオリジナル版では英語で描かれている看板の文字を日本だったら日本語で書き直されていたりとかしてるわけ。
おそらくピクサーの方針としてその国の言葉で吹き替えられているなら、英語で描かれている景観の文字もその国の言葉であったほうが自然なはずだ、という親切心というか思いなんだろうね。
たぶん英語が読めないであろう子供に対してわかりやすくあろうというね。
その志はよくわかるし感心する。
しかしね、オイラのように50歳を手前にして漫画映画を嬉々として観ているような人間は吹き替えではなくオリジナルの声を聴きながら字幕で観たいなとも思ってるわけ。
しかし、ピクサー映画の上映は字幕版がものすごく少ない(笑)。
地元の映画館では字幕版やらないし。
それで今回の"八代亜紀"問題である。
はっきり言えば八代亜紀は悪くない(笑)。
八代亜紀だって仕事としてやったんだろうし、まあピクサー映画に出れば名前も出て話題にもなるだろうぐらいの打算は働いたろうけど。
問題はどこのドイツが八代亜紀をキャスティングしたんだということだ(笑)。
オリジナル版がどうなのかわからん。
アメリカではそこそこ有名なタレントが日本での八代亜紀のパートを受け持ったのかしらん?
おそらく演出上、この八代亜紀のパートって別に有名なタレントを使う必要がなく、単に説明のアナウンスが流れている程でもいいはずなのだ。
なので単なるアナウンス以上でも以下でもない言葉に必ず"八代亜紀"という言葉が入り、それを聞いたキャラクター達が
「八代亜紀だ、八代亜紀さんだ」
などとアメリカ製のCGアニメでセリフにされて聞かされる悪夢。
まったくマッチしていないどころか観ている間じゅう結構"八代亜紀"というフレーズが出てきてそれがノイズになっちゃってかなりイラっとするんだよね(笑)。
前々作の『インサイド・ヘッド』も日本版ではドリカムの歌が上映前に入ってイラっとしたし(笑)。
とにかく行き過ぎたローカライズは作品をダメにするね。
この"八代亜紀"問題の担当者は猛省すべきである。
ちなみにwikiで調べてみたらアメリカ版ではシガニー・ウィーバーがやってたと。
シガニー・ウィーバーなら納得だよ。
映画俳優として誰もが知ってるし、この手の映画に対するリテラシーがシガニー・ウィーバーにもそれを観る側にも強力に共有できる。
日本だったらさ、誰だろう。
芸歴長くて役柄的な好感が持たれそうな人材と言ったら、
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樹木希林かねえ。
う〜。
難しいキャスティングではあるが、八代亜紀よりは断然いいと思うんだがねえ(笑)。
......
と、まあ最初からノれないと思っていた映画に何故『シン・ゴジラ』を差し置いて観に行ったかと言うと、会社の同僚が『ファインディング・ドリー』の前にかかるピクサー映画恒例の短編映画を絶賛していたからだ。
それが
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『ひな鳥の冒険』(原題:『PIPER』)
最初上の図の画像を検索して見つけたんだけど、このなんとも言えない可愛らしさにハートを鷲掴みされましたよ(笑)。
で、続けてYouTubeに上がっている30秒程度の動画を観たんですけど

CGのフォトリアルとも違う。
ちゃんと漫画のキャラクターになっていて、現実感があって。
とにかく開いた口がふさがらないようなクオリティなわけ。
メインの『ファインディング・ドリー』を海の表現だとかキャラクターの造形であるとかで凌駕していると思う。
子供の自立を促す親との関係というのが一つのテーマにはなっているんだけど、さらに言えば世界は未知で怖い事もある反面、一歩を踏み出したくなるような美しさがあるという肯定的なメッセージが込められている。
その美しさを体験できたひな鳥の話なんだな。
とにかくね本当に素晴らしかった。
オイラはこの短編のためだけに『ファインディング・ドリー』のBlu-rayを購入するつもりである(笑)。


今週末は歯のメンテナンス。

by 16mm | 2016-07-31 21:37 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Trackback | Comments(4)

"ぺんてる ゲルインキボールペン エナージェル "を"LAMY ラミー ローラーボール ダイアログ 2 "に換装できるかな(笑)?

The arms.
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α7R ILCE-7R
Carl Zeiss Makro-Planar T* 2/50
左からLAMY dialog 2(ボールペン)、LAMY dialog 3(万年筆)、YARD-O-LED Diplomat Plain Penci(シャープペンシル)l、YARD-O-LED 不詳(シャープペンシル)。


『"ぺんてる ゲルインキボールペン エナージェル "を"LAMY ラミー ローラーボール ダイアログ 2 "に換装できるかな(笑)?』
今年の5月ぐらいから日頃のメモ書きをiPadなどで行うのを止め、万年筆で行うという完全アナログに戻した。
理由は簡単で、iPodなどでメモ書きするのにオイラのタッチタイピングが遅いとか、iPadを出してソフトを立ち上げてメモ書きをするというのが面倒になったためである。
カバンからノートを出して万年筆で走り書きした方がオイラにとっては効率がいいと気がついた。
で、文字を書くのも落書きするのもアナログに戻した。
文字を書くのは万年筆。
落書きするのはシャープペンシルとボールペン。
で、最近落書きするボールペンとして重宝していたのが
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"ぺんてる ゲルインキボールペン エナージェル 1.0mm"。
これがオイラにとっては実にスグれモノで、すばらしく滑りが良く文字どおりよどみなく描ける感じだったわけ。
なのでこのペンにはなんの不満もないわけだ。
が(笑)。
見栄っ張りなオイラは
「できれば、このゲルインキボールペンをボディがプラスティクのものではなく、なんかカッチョいい、メタルで末永く使えるようなものにできないだろうか?」
と、思い至った(笑)。
メーカー様の企業努力で安価でこのような優れたボールペンが使えるというのに(笑)。
こんな考えはメーカーのデザイナー様から営業様から企画様から、とにかくこの優れたボールペンに携わった人たちから石を投げられても血まみれになってもおかしくないような暴言であるとは承知しております(笑)。
或いは、心優しい素敵な内面をもつ女性に対して、
「オマエ、ブスだから全身整形してカッチョいいボディにしてこんかい、ワレ」
と、インチキな関西弁でまくし立てる非道な男のようでもあります。
しかし、それらの批判を受け止めつつ、それでもこのゲルインキボールペンに素敵な服を着させたいというセンチメンタルというか身勝手な心持ちを止めることができないオイラでございます(笑)。
お許しいただけますか?
いただけるということで(笑)この『"ぺんてる ゲルインキボールペン エナージェル "を"LAMY ラミー ローラーボール ダイアログ 2 "に換装できるかな(笑)?』計画を遂行した顛末を記そうと思います。
まず、オイラが使いたいペンテルの替芯は"LR"というもので
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まあこんな感じのリフィルなわけ。
でこれと似た形のリフィルで外国製のモノをと思ってネットで調べていたら『ステーショナリーマガジン no.8』なるものがネットで閲覧できてその中のP22とP23に
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ぺんてる のエナージェルと互換があるリフィルがあるがな(笑)。
その互換のあるボールペンとして例に上がったのが
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ラミーティポとよばれる↑である。
むう。
プラスティックかあ......。
LAMYはすでに万年筆も同メーカーで購入していたので悪くはないのだが、ボディはメタルがいいなあ(笑)。
で、ふとこのボールペンに使われているのは"M66"というリフィルであると気がついた。
オイラのバラ色の脳細胞(笑)がドドメ色になりましたよ(意味不明w)(笑)。
だったら"M66"が使われている他のボールペンを探せばいいんじゃね?と(笑)。
で、見つけましたよ(笑)。
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LAMY ラミー ローラーボール ダイアログ 2 ロジウムコート L374 正規輸入品 ¥ 18,078。
速攻で購入しましたよ(笑)。
18000円は確かに高いけど実際は28000円ぐらいするものらしいし、これはお得でしょう、と震える自分に言い聞かせ(笑)。
メタルだし、見た目もカッチョいいし、すでに購入していた万年筆と同一メーカーで同一の"ダイアログ"というシリーズ。
ここで致命的な事に気がつく(笑)。
件の『ステーショナリーマガジン no.8』の記事には
「リフィルの交換は自己責任で」
という一文がきっちり載っていて、リフィルがボディに上手く収納されても様々なトラブルの発生が予測される旨が書いて有った。
非常に親切である。
さらに言えば記事ではラミーティポと互換があるとは書いてあるが、購入した"ダイアログ 2"と互換があるとは書いてない。
リフィルが同じだから使えるだろうとタカをくくっていた。
記事によればラミーティポならリフィルを細工することなく使えるように書いて有ったが。
案の定ぺんてる のリフィルはそのままでは"ダイアログ2"には収納できなかった。
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↑上が"M66"で下がぺんてるの"エナージェル"の替芯。
ペン先で揃えると"エナージェル"のお尻が若干長いが、それは若干切っちゃえばいい。
それでもペン先がボディのバネに絡んだり、芯を繰り出そうとボディをひねるのが硬かったり。
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そこで上図のような改造を施してみた(笑)。
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上が元のエナージェル。
下がペン先の白いプラスティックを削って根元をテープで巻いた。
ペン先の微妙な太さが"ダイアログ2"のペン先を出す部分と干渉して、作動が上手くいかなかったのだ。
テープを巻いたのはボディに組み込まれているバネがリフィルに食い込むのを防ぐためだが、ペン先の白いプラスティックを削ったら解消できているのかもしれん(未確認)。
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リフィルの後ろはこんな感じ。
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この細工のキモはぺんてる のリフィルのお尻をなにか硬いものでふさがないといけないということだ。
ボディをツイストさせてペン先を出すという構造上、ペン軸のお尻に結構な負荷がかかるので、最初テープを巻いてみたのだが柔らかくて作動がイマイチ。
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東急ハンズで
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上のようなリフィルの直径以下の太さの釘と高さ調整と多少のクッションにとシリコンのリングを購入。
で、このような細工小細工改造を加えてなんとか"LAMY ラミー ローラーボール ダイアログ 2 "に"ぺんてる ゲルインキボールペン エナージェル "を入れて描けるようになりました(笑)。
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こんな感じに(笑)。
やっぱりエナージェルはいいよね。
強弱つけて太くも細くも描ける。
ちなみに"ダイアログ2"のペン軸である"M66"だが、これもローラーボールというだけあって非常になめらかにペンを滑らせることができた。
ただ、"M66"は鉛筆の上から描くとインクが乗らない、というか、乗りにくいということがあり、オイラにとってはこれが割と致命的な部分なんだよね。
その点エナージェルはエンピツの上からでもきちんと黒々とした線を引くことができて気持ちいい。
それと"ダイアログ2"は内蔵されているギミックの所為かペンを持った時の重心が後ろの方なんだよね。
ペン先の方ではなく。
当初、これは描きづらくなるかなと思ったが、使っているうちに慣れたような気がする(笑)。
これでなんとか自分好みのボディでエナージェルを使うことができたが、一応書いておくけど、
これはオイラが使い易いように改造できたというレポートであって、万人にオッケーなものとは言えません。
オイラのこのレポートを読んでやってみて失敗しても当方は責任とりませんので悪しからず。
自己責任でそこんとこヨロピク。
あ、お尻に刺す釘は後でもっと短くするつもりである。
リフィルのお尻を塞いじゃうという問題がどうでるかは今の所未確認。
以上、報告おしまい(笑)。


先週土曜日、ストレッチ、日光浴、赤外線サウナ。
会社の健康診断が10月から8月後半に変更しちゃったようで、今まで以上に節制するつもりである(笑)。


この人ってさ都知事だとか何かのトップになって人をまとめる気なんてないんでしょ。
自分の主張を大多数に喧伝できる機会が東京都知事選というだけでさ。
すくなくとも不特定多数の人間のトップになろうという人間は自分の差別的な主張を表に出すことはないと思う。
誰でも差別意識はあるけどさ、それを表に出して溜飲を下げるのは同じ主張の人間だけだからね。
百田尚樹が桜井誠をカッコイイなんて言ってたみたいだけど。
本当に悪夢は続くな。
そろいもそろってポンコツ候補しかいないなかから都知事を選ばなくてはならない都民に同情するね。


『34歳無職さん 8』
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AmazonでKindle版購入。
ドラマチックな事がなにも起こらずに最終回。
なんとも不思議な作品であったんだが不思議と読み進められたのは端正な画の所為だろうか。
最後まで細かい顛末の説明をせずにすっぱり終わっている。
このすっぱり感が物足りなくて説明を望む声もあるようだけど、無職でいるという時間に特別な説明が必要だとは思えない。
細かな日常でも泣き笑いがありお腹もすく。
オイラとしてはそんな無為な時間を飽きさせずに読ませ続けた本作の力量がすばらしいと思う。
次作を期待。


『白竜-LEGEND- 43』
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AmazonでKindle版購入。
どう考えても頼りにならない黒須組長への白竜の尊敬や恩義の有り様を非常に丁寧に描いている。
白竜が本心から黒須組長を慕っているという部分を描く事が大事なんだよね。
本当は白竜も黒須をバカにしてるんじゃないのか?という疑念は払拭された。


『スカイエマ (イラストレーション別冊)』
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Amazonで書籍購入。
以前書店で立ち読みしてすましていたものを購入。
スカイエマという非常に個性的で上手い絵描きだ。
ポーズのつけ方、色のつけ方。
比較的少ない描線で最高の効果をあげるような表現力。
すごい絵描きもいたもんだ。


『先生ごめんなさい 分冊版 : 5』
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AmazonでKindle版購入。
分冊版をチマチマ買ってるうちに単行本一冊になっているがな(笑)。
単行本も買わねなならんのか(笑)。
分冊版の表紙が毎回すごくいいので、分冊版も欲しいしなあ。
ボンクラなオタクを相手にした新しいビジネスモデルでありましょうか(笑)。


『GREY: (上)(下)』
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AmazonでKindle版購入。
上巻が5円で下巻が106円というアホみたいな低価格だったので購入。
本作は1985年 - 1986年の雑誌連載時に単行本全巻買い、後にアニメ化された作品も観た。
そもそも高校生の頃に たがみよしひさ の『軽井沢シンドローム』にハマり、その作者である たがみ に傾倒していたのだ。
『軽井沢シンドローム』の軽口とその言外の言葉の重さに非常に影響された一時期があった。
高校生なので下ネタなセリフ含みの言葉が魅力的だったんだな。
画も結構すきだったし。
が、本作『GREY』に至っては、軽口は軽口のまま。
セリフそのものが軽薄な感じしか受け取れず。
さらに言えば本作の主人公であるグレイが後半身体をサイボーグ化しちゃってほぼ無敵に。
前半部分の自分の地力と体力でその場をしのぐというスリリングさがなくなった。
出てくるメカのデザインなどはよくできていただけに内容にハマることができずに残念な思いをした。
たがみよしひさ ってこんなだったっけという落胆。
『軽井沢シンドローム』の頃の たがみよしひさ とは質的に違っている感じがした。
それとも高校生の頃のオイラには たがみ の本質をわかってなかったのか。
どちらにしてもオイラにとっては関心をなくした作家でしかない。

by 16mm | 2016-07-24 22:00 | 閑話 | Trackback | Comments(2)

『アニメスタイル009』『貌 白鳥写真館 2 白鳥真太郎写真集』『「宇宙戦艦ヤマト」をつくった男 西崎義展の狂気』

観たい映画が相変わらずない(笑)。


今週日曜日、ストレッチ、日光浴。
健康ランドの露天で日光浴をしていると、バカでかい声でスマホでしゃべってるバカがやってくる。
「ウッセエな」
と、怒鳴ろうとしたらそのスマホでしゃべってるバカの太ももに色が入ってない昇り竜(笑)。
途端に寝たふりするオイラ(笑)。
これがチャラい兄ちゃんなら殴り合いになっても五分の自信がないわけではない。
お互い全裸だし(笑)。
しかし、暴力団は別だ。
アイツら自分が舐められたと思ったらなんの呵責もなく相手を殺せるからね。
そいう意味ではオイラも暴力団も全く同じ。
弱い奴には徹底的に強く、強い奴には媚びへつらいますから(笑)。
健康ランドの兄ちゃんがその暴力団のバカに注意しに来たが案の定凄まれれ早々に退散。
一応刺青入りの人間はこの健康ランドに入っちゃなんねーことになっているけど、暴力団、お構いなし(笑)。
アレはさ、健康ランドの兄ちゃん一人で来てもダメだよね。
男も女も老いも若きも職員全員でやってきて
「すいません、刺青の方の入場はお断りしてますので」
とその暴力団に言えば強力な圧力になっただろう。
同じように露天でダラダラしているオイラを含めた全裸の客が暴力団を取り囲んで
「電話、やめてくれませんか」
と言っても良かったかもしれない。
とにかく暴力団には数で対抗せんとな。
まあ、お店も迂闊に暴力団に文句言うと営業妨害されかねないから難しいところだよね。
オイラとしてはさ、暴力団だろうが刺青だろうが健康ランドに入ってくるのはいいわけ。
問題は風呂場でスマホで
「ネエさんといっしょにオジキがやってきて、シノギの話で云々」
なんて剣吞な話を大声でするバカが問題で、密集した公共の場で大声小声にかぎらず電話をする行為が許せんわけよ。
こういうバカがいるから暴力団ではない、刺青を入れてる人の肩身が狭くなるんだよな。
オイラが刺青しないのは社会通念だとか社会常識の問題ではなく、身体に痛い思いをするのが嫌だということと、サウナに入れる機会が減っちゃうからという理由に他ならない。


『Walküre Attack!』
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先々週から延々とヘビロテで聴き続けている。
"戦術音楽ユニットワルキューレ"っていうなんともカッチョいいキャッチフレーズを持った
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女の子5人組のファースト・アルバム。
『マクロスΔ』というTVアニメの歌で埋められたアルバム。
オイラ自身は『マクロスΔ』を観ていないのだが、このアルバムは非常に良い。
12曲収録されている歌全てが良くて、マジで12曲を全部繰り返し聴いてるわけ。
この『マクロス』という作品はオイラが中学生の頃からやっているシリーズなんだけど、当初から歌がドラマ上重要なモチーフになっていて、音楽や歌の共感度は非常に高かった。
それが30年以上経っても変わらずに作られているということの凄さというのは素直に尊敬すべき部分だなと思う。


『ポケモンGO』ってなに?(笑)。


キヤノングローバル戦略研究所 宮家邦彦研究主幹
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どういう文脈での発言か分からないので迂闊な事は言えないが、言葉通りの意味っていうなら東京五輪なんて今からでもいいから止めて欲しいな。
やったって森元首相あたりの利権で懐が潤うだけだろうしね。
オイラはスポーツ全般に興味がないから五輪をどこでやろうが関係ない。
たかだか五輪で基本的人権云々が問題になるなら今からでもいいから五輪返上してくれ。
キヤノンのシンクタンクの人か?この宮家ってのは。
さすがキヤノン。
某中堅カメラマンを社会的に抹殺した噂があるだけあって、このシンクタンクにもエグイこと言うやつを雇ってるね(笑)。
噂ですけどね。
ウワサ(笑)。


『アニメスタイル009』
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書店で書籍購入。
『おそ松さん』のプロデューサー、作画監督などのかなり長く詳細なインタビューが読み応えあり。
『おそ松さん』の作中作だる"じょし松さん"はやはり女性の脚本家の手によるもののようだ(笑)。
しっかし、今時『おそ松くん』を復活させるってことは現代的なオリジナル作を作るよりも勝算が読みにくいと思うんだが、よくこの古い原作で勝負しようという気になったよな(笑)。
できたものに関しては圧倒的な面白さがあったけど、作ってみなきゃわからない結果論だ。
観る前だったらだれしも
「いまさら『おそ松くん』(藁)」
ってな感じだったろうに。
作品をどうしたら現代的にマッチングできるか?という理屈を考えてそれを実行させる布陣を敷く事ができるか、という事がポイントなんだろうけど、本当にこの作品には心底脱帽したね(笑)。
巻末の告知で西尾鉄也の画集が出るとのこと。
そこそこお高いようだが、お布施のつもりで購入するだろう(笑)。


『忘却の涯て 16歳の自分への手紙』

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こ、これわ(笑)。
いったいどうした江川達也(笑)。
これはマジか?
マジなのでしょうか(笑)。
わざと下手にしてるというか、わざと古臭いCGペイントをしているのか?
この古臭さは今後の伏線でございましょうか?
これをマジでやってるとしたらイタすぎるなあ。
最近の江川は手抜きの画しかだしてないけど、画を見る目ぐらいはあると思っていたのに、ここにきてこれをマジでやってるとしたら......。
嗚呼。
『BE FREE!』の初期の活力が懐かしいでござる。


『ラーメン発見伝』
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備忘録。


『貌 白鳥写真館 2 白鳥真太郎写真集』
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書店で書籍購入。
地元の蔦屋の写真集の棚に一冊置いてあって。
それが上の画像のようにビートたけしの表紙が見えるように。
すんごく惹きつけられる魅力的な表情の写真。
オイラは写真を撮るのが趣味ではあるんだが、その中でもポートレート、さらにニッチな女性限定でポートレートを撮ってるカメラ中年である(笑)。
もういいおっさんなので普段若くて可愛い女の子の写真集を買うこともなく、"キレイに撮る写真術"的なHow to 本も買わない。
月刊のカメラ雑誌も本当に滅多に買わない。
参考にしたい写真は結構ネットで探していたりするし、若い時ほど他の人が撮ったものに興味もなくなった。
そんな自堕落に趣味を続けているオイラでも本作のようなものに出会うと背筋がシャンとする。
本屋に何度も通ってはこのビートたけしの貌つきのすばらしさに惚れ惚れしていたのだが、値段が5000円近くて躊躇していたのだ(笑)。
そもそもオイラはこの写真家である白鳥真太郎を知らなかった(笑)。
で、まあ、このビートたけしの表紙がこの写真家の奇跡の一枚の可能性もあるし(笑)、ページを捲って5000円も払って他の写真でがっかりするかもしれないと思ってたんだよね。
でもまあとりあえずビートたけしの貌に5000円のつもりで購入。
したらさ、本当に感動的な写真集だったよ。
ほぼ全てが黒バックや単純な背景のバストショット。
あ、阿川佐和子のはバックが白のカラーでこれはキレイだった。
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モノクロとカラーが混在しつつも見開きで一人一枚づつの写真とその人の簡単なインタビューが載っている。
大嫌いな鈴木敏夫や武田鉄矢もすばらしく格調高く撮影されている。
おそらく被写体は50歳以上の著名人ばかり。
若造は一人もいない。
そしてどの写真も撮られた人間が喜びそうな素敵な写真ばかり。
笑顔の写真が多いね。
それがまたいいね。
オイラなどは自分で撮る時には意図的に笑い顔を作らないようにお願いしているんだが、それはどこかで笑い顔よりもむっつりとした真顔の方がカッチョいい、と思っているからに他ならない。
しかしね、この写真集に載ってる笑顔を見ると、自分の了見がいかに浅はかであったか思い知らされるね。
素敵な写真は笑顔であっても深く見た人間を感動させる。
つーか笑顔だからこそなのかもしれんが。
個人的な興味でこの人はどんな機材でどんなライティングで撮影しているのかというのも知りたいが、それ以上にこの著名人たちを撮影するにあたりどうやってこの笑顔を引き出したのか?
どれも写真家が
「はい、笑って」
って言われて笑った写真には見えない。
まあ被写体には俳優もいるので、笑えといえば即座に素敵な笑顔をするだろうけど、そうでない料理人だとか出版社社長だとか学者なんかもいる。
どの写真の笑顔も楽しく会話をしている時だとか、ちょっとした間のリラックスした感じだとか、つまり一連の動きのがあったなかでの素敵な一コマを拾い上げたような、そんな雰囲気なのだ。
楽しくおしゃベりしながら延々とシャッターを押し続けたんだろうかねえ?
すごく不思議で素敵な写真集であった。
もちろん、5000円は安い値段だと思う(笑)。


『「宇宙戦艦ヤマト」をつくった男 西崎義展の狂気』
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AmazonでKindle版購入。
昨年出版されてから読みたくていたんだが、この度やっと電書化されて一気読み(笑)。
文字だけの本はなかなか読み進まないオイラなのだが本書は本当にすぐ読めた。
それでも三日ぐらいかかってるけど(笑)。
タイトルの"狂気"というのがなかなかエキセントリックなわけだが、この西崎という人が特別な"狂気"をはらんでいたとは本書からは伝わってこなかったというのが正直なところ。
一言でいえば西崎って単なるダメ人間じゃないの、というね。
このダメさが度を越していたから珍しい動物を見るみたいに周りがサポートしていたというところかね。
なんか本書を読むとリスクを背をって『宇宙戦艦ヤマト』を作った西崎を日本的ではない、ハリウッドにいるようなプロデューサーだと持ち上げている。
ハリウッドにいるようなプロデューサーってのは、やりたい企画を自分で見つけて資金を集めて監督を含めたスタッフやキャストを選定して雇う人のこと。
だからアメリカのアカデミー賞で作品賞はプロデューサーが貰うものなんだよね。
当てれば億万長者、コケればそれこそ家屋敷を全部手放すようなハイ&ローな世界。
日本てのは大体においてプロデューサーもどこぞの会社の社員であることが多いので少なくとも金銭的なリスクを負うことは少ない。
そのかわりプロデュースした映画が当たっても、せいぜい年収が何十万か上がる程度でしょう。
そんな中で件の西崎義展という人は自分で金を調達して松本零士を呼び込み、手練れアニメーターを雇って、なおかつ内容に口を挟んで作り上げたのが約40年前にに放映された『宇宙戦艦ヤマト』だ。
やっているのは子供向けのアニメーションだし、西崎自身は見るからに山師っぽいしで、『宇宙戦艦ヤマト』で社会現象を作り儲けたといえども、やはり日本の映画界ではキワモノに見られ続けたんだろうね。
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『機動戦士ガンダム』の富野由悠季は西崎に対して愛憎ありつつも、当時のアニメ業界に出現した初めての"大人"だったと西崎を自分の著作で表していた。
それまでのアニメ業界は、まあ東映動画あたりだと雇用や利益に関してはある程度しっかりしていたろうが、
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手塚治虫のアニメーション製作会社である虫プロなどはいい作品作れば採算度外視的な方針で、赤字を出しても手塚が漫画などで補填するというまったくもって趣味とか遊びの類だったわけだ。
そこに悪魔のような西崎が来て大人の悪の部分の爪痕を虫プロに残していく。
前述の富野由悠季はその虫プロで西崎と会ったのだろう。
富野由悠季にとって金儲けるという事を是とした初めての大人だったのかもしれん。
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我々のネ申であるところの安彦良和は西崎におそらく最高に認められ信頼されたクリエイターだったろう。
安彦の西崎に対する思いは割と複雑で、自分を重用した西崎に恩を感じつつも作品作りという場ではやはりあの山師的な部分に辟易していたのかもしれん。
だいたい『宇宙戦艦ヤマト』のパート2の映画版ポスターを松本零士を差し置いて安彦に描かせたり(西崎は松本零士の画が嫌いだとも言っていたらしいw)、安彦が描いた原画に修正をのっけるなと作画監督の湖川友謙に言明したり(まあ、これはオイラも分かるかなw湖川なんぞにネ申の原画をさわらせたくないというのはw)。
西崎義展という人は、たまたま『宇宙戦艦ヤマト』が偶然にも当たってしまったというだけの話で、この人にクリエイティブな発想も人を見る目もまったくない。
単に一発のラッキーパンチが自分も、そして彼を取り巻く人間たちをも惑わせてしまった。
この西崎って人、本書を読めば読むほど最低な人間だってことがわかるわけ。
女にだらしなく、会社の負債を人に背をわせて自分は海外逃亡、横柄で小心、見た目に豪遊している風に見えてやたらと値切るケチ。
クリエイティブな部分で言えば彼の遺作ともいうべき『宇宙戦艦ヤマト 復活篇』のまったく箸にも棒にもかからない駄作さ加減。
あれを良しとしているだけで才能はないとわかる。
本人は真剣であるだけに始末に悪いのかもしれない。
だから西崎義展は真剣に才能がない俗物だと。
ただオイラが唯一すげえと思ったのは、町山智浩も指摘していたが、自分のクルーザーにグレネード・ランチャー付きのM16を2丁と銃弾1800発を持っていたというところ(笑)。
そんな奴が現実にいるとは(笑)。
そんなん持ってるのってさ
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映画『スカーフェイス』のトニー・モンタナしかいないと思っていたのに(笑)。
なんか一事が万事そんな感じでさ、カンヌ映画祭にクルーザーで乗り付け、来た人にドンペリを大盤振る舞いしたとかさ。
ほいでもってシャロン・ストーンにエロじじい扱いされたりね(笑)。
ほんと田舎モン丸出しっていうかね。
それで海外で「ニシザキ」って名前が覚えられているからって、それは単にエテ公扱いされてるだけだよな。
それにしてもこの西崎義展の謎っては、破産したり会社潰したり刑務所に入ったりしているにもかかわらず金に困らずにいつでも贅沢しているところなんだよな。
どういうカラクリなんだ?
さらに言えば『宇宙戦艦ヤマト 復活篇』や『宇宙戦艦ヤマト2199』に名前を連ねている西﨑彰司。
この人"西崎"姓だから西崎義展の息子かと思ったら、息子は息子なんだけど養子縁組した息子なんだよね。
どうやら実業家の平野彰司がヤマトの権利を有している西崎義展に接近。
しかし、西崎義展は刑務所に入っていてヤマトを映画にするための相談が困難だったため、養子縁組して身内になって面会の融通がきくようにした、らしい。
平野彰司から西崎彰司に変わったと。
この西崎彰司って人、奥さんもいるんだよね。
なんつーか、これこそ狂気だよね(笑)。
金儲けのために養子縁組しちゃうなんてさ。
一応ヤマトの権利はすべて西崎彰司にってことらしく、西崎義展が刑務所から出た後の贅沢なくらしの工面は西崎彰司がやってるわけ。
たかだか古臭いアニメーションの企画を手に入れるために、というか、それがまだビジネスチャンスとしてあると思い込んでいるところがさ、ちょっと理解できない。
まあ実際、『ヤマト』はいまだにビジネスとして成り立ってはいるんだけど。
なんかね、西崎義展とどうかしてる仲間たち、ってな感じの本に思えたかな。
本書を読んで、読む前ほどこの西崎という男に魅力は感じなくなったかな。

by 16mm | 2016-07-18 21:50 | | Trackback | Comments(10)

『キッズ・リターン』

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本当に国政を託したい党も国の舵取りをしてもらいたい人間もいないという悪夢のような本日の選挙である。
実はこの悪夢はすでに数年以上前から始まっていたのにもかかわらず、オイラ、バカだから気がつかなかった(笑)。
気がついたところでどうすればいいのかも分からん。
町山智浩の言っている事には100%同意なんだけど、現状取り返しがつかない状況のような気もいしている。
これもここ数十年のオイラを含めた衆愚といわれる大衆がバカだったからに他ならない。
我々がアホだから元野球選手や元女優やらインチキな詐欺師みたいなものが国政の議員に厚顔にも立候補してるし、それを許す土壌を作っちゃってる。
しかしね、絶望はまだ早い。
なぜなら、本当の絶望はこれからだから。


先週土曜日、浅草にボールペンを買いに行くも、現場に行って目論見が違って断念。


先週土曜日、ストレッチ、岩盤浴。
日が出てない涼しげななかで日光浴でうたた寝。


本日日曜日、仕事用の写真を撮る。
特に撮れと言われたわけではないが、どうも指示しなけりゃオイラが自発的にやるだろうと思われている節があって忌々しい。
それでもこれは職業訓練だから、と、自分を納得させる。
まあ仕事用と言っても撮りっぱなしのもので使えるかどうかは使ってみないとわからんしね。
できれば仕事用の写真は曇天で撮りたいのだけど、太陽が出ててコントラストがついちゃってるから、本当に使えるかどうか分からん(笑)。


『金平でした 』
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AmazonでKindle版購入。
本書収録作は連載企画のボツになったネームを原稿として仕上げたものらしい。
正直ここに掲載されている作品が連載されてどう展開するか想像しにくい。
想像しにくいから編集も判断に困ったんだろうかね。
実際には連載してみないと面白さが伝わらないというのもあるからね。
明確に読み切りとして企画したものではなく、あくまでも連載といことを前提にしているわけだから。
正直続きを読みたいなという作品もあれば、ここで終わってよかったと思う作品もあり、そういう意味では読んでて飽きない(笑)。
通常レベルの漫画作品よりどれも面白いのは確かなんだよね(笑)。


『裏金』
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AmazonでKindle版購入。
本作が100円で売られている現実。
世間は本当に金平の漫画を面白いと思っていないのかしらん?
画的にも物語の構築力にしてもパないスキルを持っていると思っているのだが、オイラの勘違いか?
本書の全ての短編で絵柄のタッチを変えて描いている。
世の中にはキャラクターの描き分けすらできないで漫画家でございと言ってる人間が多いなか、金平は描き分けしつつ絵の調子、タッチまで変えて作品を作ってる。
これって並大抵の画力ではないと思うんだがなあ。
漫画に対して非常に生真面目で求道的な印象。
それでいて面白い漫画を描いている。
もっともっとメジャーになって売れていい漫画だと思うぞ。
オイラは大好きだなあ。


『とりあたま帝国』
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AmazonでKindle版購入。
週刊新潮誌の巻末企画をまとめたもの。
まあサイバラの漫画も読んではいるが、メインは佐藤優のコラムかな。


『腐女医の医者道!』
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AmazonでKindle版購入。
行きつけの歯科医院の医師だと親近感をもっていい人だなあと思うこともあれば、パニック障害をまったく診断できずに笑い飛ばしていた某診療所施設の内科医などには「ケっ!高学歴の役立たずが」などと思うオイラ(笑)。
本書を読むと医者も同じような日常に悩んだり喜んだりしてるんだなと親近感がわく。
まあ、当たり前なんだけどね。
本書を読んでわかったこと。
●医者は意外と手塚治虫の『ブラック・ジャック』に憧れてその職業を選んだ人が多い。(ブラック・ジャックに憧れてるのに医師の免許を取っちゃだめでしょ(笑))。
●医者に限って薬を信じなくて、医者嫌いが多い(笑)。
●合コンでは(女)医者よりナースの方がモテる。
●医者は患者がいるかぎりインフルエンザでも休まない(笑)。
●最近では患者の事をクランケと言う医者はいないw。
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作者自身の体験を<おそらくフィクションを混じえつつ>面白おかしく描いている。
読んでて楽しかった。


観たい映画がない(笑)。
『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』は観る気が起きず、『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』はおそらく寝ちゃいそうだしw。
『クリーピー 偽りの隣人』は監督があまり好きではない(笑)。
『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』は興味はあったものの、初日に観に行かなかったから観てもDVDレンタルかなあ(笑)。


『キッズ・リターン』
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wowowでの録画視聴。
本作も劇場公開時に観て、レーザー・ディスクで何度も観てきた作品である。
北野武の映画ではかなり好きな方の作品である。
1996年の作品。
1994年に北野武がバイク事故を起こした後、そのブランク明けの復帰作。
久石譲の音楽は良いんだけど、今観ると映画で描き出されて映像に対して音楽が軽すぎるような気がする。
音楽の良し悪しではなく、映像とのマッチングの問題ね。
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この二人乗りでありながら不思議な自転車の乗り方がフレッシュでねえ。
後々考えるとこの二人の主人公が二人で一つでありながらそれが強固なものでなく、至極不安定な様の象徴のようにも思える。
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この男同士でキャッキャとするホモソーシャル感が見てて心地良いんだよね。
初見劇場で観た時にはこの主人公の二人を割と肯定目に観ていて、夢破れていても希望自体は失っていない若者像、という感じに観ていた。
が。
何度も観ているうちに、この二人って単にダメなヤツってだけなのでは?って思うようになったわけ(笑)。
感のイイ奴は初見から分かってたのかもしれんけど、オイラ、バカだから主役が愚かなわけないよなと思い込んでたわけ。
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主人公の一人であるマサルは、ボクシングを始めたのは早かったもののすぐにシンジに追い抜かれて辞めてしまい、ヤクザになっちゃう。
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もう一人の主人公であるシンジはマサルがボクシングを始めると自分もやり始める。
しかし途中でマサルがボクシングを辞めてしまうと
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適当な悪いことしか教えないダメ人間の典型であるハヤシに依存しはじめる。
マサルは自分の意思でなにかをやろうという気持ちが希薄である上に、常に誰かに依存していたいと思っているような奴なんだよね。
だから依存している相手の言うことをまずいと思いつつやってしまう。
ヤクザになったマサルにしても威勢ばかりで周りと協調しようという節度がないもんだからどんどん孤立していって、最終的には兄貴分に腕を切られてカタワにされちゃう。
才能があっても真面目に努力しない主人公二人。
その一方でマサルとシンジに小馬鹿にされて「ヨシモトにいけ」といいかげんなこと言われた同級生ふたりや、
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マサルとシンジの腰巾着のようにくっついて回っていた格下のチンピラが
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練習しつつもまったく歯牙にもかけられず、トレーナーに小突かれたりしながらも
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映画の最後では華麗なフットワークを見せる、強いボクサーに成長していた。
人間、才能だけで成功するなんて甘い社会に生きていないということだ。
才能があろうがなかろうか、地道な努力を続けていくことにしか価値がないし勝ち目はない。
だからですね
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主人公の二人が自転車に乗って、もうあの楽しげで不安定な二人乗りではなく、語りあう
「マァちゃん、オレたちもう終わっちゃったのかな」
「バカヤロー、まだ始まっちゃいねーよ」
このセリフがさ、努力もしないし何かをする意思もないのにまだ自分たちには何かあると思い込んでいる愚かな若者、と思えるようになっちゃった(笑)。
自分たちのダメさを全くわかってないイタイ奴等なんだよね、主人公のクセに(笑)。
この二人、通っていた教師にもすでに忘れられているわけよ。
単にいい大人が二人乗りで高校にやってきて大声で騒いでいるバカ二人。
このバカが教師にも忘れられている。
若者の根拠のない自信、努力に裏打ちされない能力というものを本作は徹底的に否定してるんだよね。
なので身も蓋もない残酷な映画で、若者にはキツイだろうなと思うのだけど、若者というのはオイラを含めて総じてバカだから(笑)、若い時に本作を観てもオイラのように気がつかないで、最後のセリフを肯定的に受け取っちゃうんだろうな。
「やればできる」
なんてのがいかに欺瞞にみちた甘えの言葉なのかということだね。
本作の苦さがわかったのが中年になってからというのもオイラとしてはイタタタタだと思っている次第。
映画全体にしてもボクシングに詳しい北野武の演出で、ボクシングというものを綺麗事だけで描いていない。
ボクシングというものの過酷さをきっちり描きつつ映像は限りなくシャープでクール。
フットワークのステップだけの描写、ジムの美術。
すごくリアルであるし、映像を作るうえでどのようなカットをどのように構成することでそう見えるか、ということを考えさせる教科書のような作品だと思う。
これをできる人がいないから北野武は孤高であるんだろうけど。
まあ、アレだ、何回観ても本作は傑作である。


今週末は歯のメンテナンス。

by 16mm | 2016-07-10 21:32 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Trackback | Comments(12)

『チャーリー』『オデッセイ』

非常に蒸し暑くなってきましたねえ。
オイラはクーラーを効かせた部屋で引きこもりです(笑)。
クーラーは人間をダメにしますね(笑)。
文明も然り。


先週土曜日、歯のメンテナンス。
メンテナンスのつもりが先週の木曜日あたりから右上の歯茎が腫れたのでその治療をしてもらう。
いつものように美形で剽軽な歯科衛生士女史と歯磨き粉の駄話をする。


本日日曜日、日光浴、ストレッチ。
岩盤浴は隔週でやろうと思う。


『マイケル・チミノ死去』
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映画監督のマイケル・チミノが亡くなったとの報。
一般的にはロバート・デ・ニーロとクリストファー・ウォーケンとメリル・ストリープが出演した『ディア・ハンター』が有名かな。
オイラは『イヤー・オブ・ザ・ドラゴン』『シシリアン』も観た。
オイラは未見なんだが『天国の門』での興行的大失敗で監督としてのキャリアはとっくの昔に死んでいたとも言える。
もっと作品を作ってもらいたかった、と思うほどのファンではなかったが、ご冥福をお祈りする。
合掌。


mail@kuronekoyamato.co.jp
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先週、こんなメールが来た(笑)。
これに引っかかる人は少ないかもしれないが、メアドが"kuronekoyamato"となっており間違いが起きやすいと思い晒しておきます(笑)。


先月の6月5日のエントリで書いた
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"ぺんてる ゲルインキボールペン エナージェル 1.0mm"が先週金曜日でインクが無くなった。
1日5分のクロッキーを平均2回で使っていたし、1.0mmだとインクの出る量も多いということかな。
ボールペンを書けなくなるまで一本使い切るなんて久しぶりだ(笑)。
いつもはだいたい使い切る前に無くすからねえ(笑)。
で、先週土曜日に同じものを購入。
スラスラ書けて気持ちいいし、問答無用の黒!って発色がイイ(笑)。


"TBSラジオクラウド"
今まで宇多丸のラジオ番組をPodcastの配信で主に聴いてきたのだが、TBSの会社的事情でデータ配信を止めてストリーミングでの配信に切り替わった。
まあタダで聴いていたオイラに文句をいう筋合いはないのだが、ストリーミング配信だとある時期を過ぎるとそのデータ自体が聴けなくなる。
オイラは宇多丸の番組を割と過去に遡って聴いたりもしているので、今後そのようなことがTBSの正規の方法だとできなくなるということだ。
で、しかたないので今後はユーなんとかチューブでデータを保存して聴く事にした。


『池袋レインボー劇場 1』
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AmazonでKindle版購入。
待望の えりちん の新作。
ストリッパーとダンス。
池袋の描写が実際にある風景をツギハギしているので、知っているようで分からない(笑)不思議な池袋の異世界観が印象深い。
今でも池袋は良く知ってる方の街だしね、オイラ。
できれば、多少高くなってもいいから電書版はカラーページはカラーで載せてくれないもんかねえ。
印刷するわけじゃんなく、カラー原稿をスキャンするだけなんだからさ、そんなに手間ではないと思う。
カラーページはカラーで見たいな。
物語は始まったばかり。
次巻に期待を持たせる終わり方。
続巻も当然期待する。


『神様のジョーカー(2)』
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AmazonでKindle版購入。
前巻から期待していたのだが、印象としては前巻と同じような事象が繰り返されている感じで物語が進んでない。
まだ2巻目なのでまだタメの描写にしているのかもしれんが。
こういうスピード感に我慢ならなくなったのはオイラが短気になって辛抱が足らなくなったからだろうか?
それでもとりあえず次巻に期待しておく。


『とりあえずそれで・続: 2008年の秋葉原へGO』
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AmazonでKindle版購入。
信頼できる漢(おとこ)、金平守人(笑)。
ネタ自体は2008年であるのだが、読んでつまらなくはない。
作者の屈折した感じがひっじょ〜〜〜に心地良い。
読んでて面白いし画も呆れるほど上手い。
もっとメジャーになっても良いと思うんだがなあ。
吹き出しの中の文字や画の完成度で読み手へのサービスが過ぎて量産が難しいのかもしれんが、オイラはそういうところが好きなんだけどね。
これが100円で読めるってのは安すぎだろ(笑)。


『埋蔵金』
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AmazonでKindle版購入。
これも100円。
こんな安売りしないと売れないのか?カネヒラ?
これより数百倍ツマラナイ漫画が500円以上で売っているというのに。
収録の『日刊カネヒラ』がオモロかった(笑)。


『さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ』
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AmazonでKindle版購入。
めくるめくレズビアンな行為を描写した漫画だと思っていたらそうではない。
作者の精神の不安定さの原因を探る物語だ。
社会の大多数の人間がやっていることができない辛さ。
オイラなんぞは遅刻を頻繁にするようなヤツはハナから相手にしない。
ただ精神的に追い詰められて社会生活を営めない人に対しては同情するし、なんとかしてあげたいという気持ちはある。
オイラも心療内科に通っている人間だしね。
ただ病気なのか単にだらしないのか?という判断が本人以外に分かりにくいというのがネックではある。
オイラだって分からない。
あるとしたらその人間が信用に足るか?という判断だけ。
キツイようだが、そういう気質の人間は多少元気な時には周りが敬遠するような面倒くさい仕事を率先してやるとかね。
そういう気構えであっても周りの理解が得られない事は多い。
とにかく善良で性善な人間であるという印象を周りに持たせるのがなによりも得策であると思う。
この社会はパーセンテージの多い健康な人間のものだから。
それにしても女性は、というか、本作の作者はセックスをするという行為をするのに気が遠くなるような理屈を自分に考えさせている。
昔より性に対して女性も積極的になっている、なんてのは一部で、やはり女性は性に対して慣習的な自重というものを持っているのかもな。
男の方がやっぱり性対しては自由なのかもしれん。
女性ももっとセックスを楽しめればなと思うんだが、男と違って望まない妊娠をする可能性というのがブレーキになってるのかもしれんなあ。
それはさて置き、
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本作のなかで様々に出会った人たちに言われている事だが、作者は非常に画が上手い。
細く端正なデッサン力による描線が非常に魅力的だ。
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動きの感じであるとか
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表情のつけ方も漫画としての画の心地よさが出ている。
オイラとしてはこの絵柄で別のジャンルの作品を読んでみたいなと思っている。
次作に期待。


『チャーリー』
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レンタルDVDで視聴。
本作、1993年の劇場公開時にも観ていて、それからこれまで比較的何回も観ている作品の一つである。
チャールズ・チャップリンの自伝映画という事も興味が湧いたことではあるが、それは観る前の話。
観た後は主演した
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最近では『アベンジャーズ』でのスケベ台詞担当のロバート・ダウニー・Jrの演技に圧倒されたと言っても過言ではない。
ちょっと圧倒されるような驚異的な演技だと思う。
鬼気迫るというかチャップリが憑依した状態を逃さないようにしている様。
本作でのロバート・ダウニー・Jr.が歩けばそれはチャップリンが歩いているようにしか見えん。
実際のチャップリンもロバート・ダウニー・Jr.も素顔になればハンサムなヤツだというとこも同じ。
ロバート・ダウニー・Jrの本作での演技は当時も今も一つの最高峰。
メソッド演技の完成形と言えるのではないだろうか。
この演技を終えたロバート・ダウニー・Jrは一時かなり消耗していたと聞く。
然もありなん。
たしかこの後しばらくドラッグに手を出しての停滞期があったんだよな。
この辺りはメソッド演技法のデメリットが図らずもでてしまったのだろう。
とにかくロバート・ダウニー・Jrの演技は本作を観るだけでも確かなものを持っていたのが確認できる。
後年、コスプレ・ヒーローモノを余裕綽々で気楽に演じていても風格があるのはやはり地力のパワーがパないということだろう。
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今思うと非常にスリリングなキャスティングだと思う。
ニューヨーク出身のメソッド演技の役者であるロバート・ダウニー・Jr(手前)と、イギリスのメソッド演技否定派のアンソニー・ホプキンスの共演だもんね(笑)。
ちなみにこの晩年のチャーリーもロバート・ダウニー・Jrだもんなあ。
すごすぎ(笑)。
本作を観るたびにチャップリンの自伝『My Autobiography 』がKindle化されないかなと願う。
チャーリー・チャップリンという人はやっぱり興味深く闇の深い人だと思うのだ。


『オデッセイ』
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Amazonで2枚組ブルーレイ&DVD(初回生産限定) [Blu-ray]を購入。
日本語吹き替え版で鑑賞。
とにかく
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この圧倒的な説得力を持った火星の景観。
同じ年にやった
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『テラフォーマーズ』が恥ずかしい(笑)。
リドリー・スコットが設計したヴィジュアルがあってこそ絵空事であるはずのSF映画が力強くなる。
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ここのところ結構SF映画に出ているけど、顔つきが決してSF映画に合うとは思えないマット・デイモンも違和感なく映画にハマっている。
むしろ本作のマット・デイモン演じるマーク・ワトニーってユーモア満載の植物学者で強靭な精神力を除けば自分の周りにいそうなボンクラ野郎なんだよね(笑)。
とにかく、このマーク・ワトニーって男は非常に好ましいキャラクターだ。
火星に置き去りにされたというだけでも心が折れるのに、それを精神力でねじ伏せて(笑)ジャガイモの栽培をする(笑)。
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このガッツのある不屈さとユーモア。
それと幾許かの知性さえあれば、人間、どんな状況も乗り切れるかもしれないというね、楽観的と言われるかもしれないけど、そんな活力に満ちている。
リドリー・スコットの映画でこんなにもポジティブ志向の作品って珍しいんではないかな。
まあ原作小説がそういうものなのかもしれないけど。
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クライマックスのアイアンマン飛びからの(笑)
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この幸せのリボンのように舞う命綱の中でのシーンの美しさ。
本当に今までのリドリー・スコットらしくない、楽観的でバカでなにより美しいSF映画だと思う。
良い映画だ。


今週末は心療内科。

by 16mm | 2016-07-03 22:31 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Trackback | Comments(6)