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『続 数寄です! 2』『アオイホノオ(17)』『クリップオンストロボ 本格ライティング 〜オフカメラストロボ撮影を基礎から学ぶ』『町山智浩の映画ムダ話50 』

なんつーかね、昨今の残業時間について色々文句がある。
国で月の残業時間を80時間に設定されて、それを越えると色々面倒になるらしい。
会社自体が関係各位に文句を言われて頭をさげるのはヒラ社員のオイラにとってみれば1mmも呵責なく
「管理職や会社の取締役が頭下げとけばいいじゃん」
で済むんだが、問題は80時間越えた当事者の社員までが顛末書なるものを提出して会社に咎められるということ。
たかだか2時間越えただけで、しかも時間のない中仕事しての結果だぞ。
昔みたいに、といってもせいぜい10数年前は残業時間に制限がなく、社員もカラ残業やり放題の時とは違う。
その時カラ残してた奴らが揃いも揃ってエラくなって、自分がカラ残してたもんだから他の社員もカラ残してるだろうとの決めつけ。
結局そのバカ役員の想像の範囲でしか社員を管理できないからこういう状態になる。
クソみたいな社会と会社である。


昨日撮影。
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先日購入した"Vario-Tessar T* FE16-35mm F4 ZA OSS"を実践投入。
事前に扱いの練習はしたがAF時のフォーカス・ポイントの移動で少々もたつく。
作りがタイトな所為かズームリングもフォーカスリングも重め。
これまで単焦点を三脚つけて撮影していた身としては、手持ち撮影でこのレンズがガチガチに詰まった筐体を振り回すのが重く感じた。
しかし、この辺りは使っているうちに慣れるであろう。
問題はこれまでほぼ単焦点での撮影だったので、F値が1.4とか1.2とかコンマキューゴーの明るさに慣れていて、このレンズのF値4という数字がとてつもなく暗い(笑)。
かと言ってこの上のF2.8のレンズだと価格も手持ち撮影としての重さとしても折り合わない。
ただ描写のシャープさや手ブレ補正機能はかなり良好で、今までどんなにガッチリホールドしてもブレ画像を量産していたのが抑えられた。
もっとも手ぶれ補正機能があったとしてもキッチリとレンズとカメラをホールドしなくてはいけないのは言うまでもないんだけど。
現状だとものすごく慎重に構えて15分の1ぐらいを自分の限界値にしておこうかな。


本日日曜日、銭湯に寝湯、ストレッチ、日光浴。
足首のストレッチは先週3回ほど泊まったカプセルホテルの風呂場でやったのでパス。
やりすぎというものがあるわけではないが面倒臭いからである(笑)。


『続 数寄です! 2』
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AmazonでKindle版購入。
本作も本巻をもって終了。
作者が日本の建築様式の数寄屋造りの家を建てつつ、"数奇"を通して能や掛け軸やお茶などについても語られ興味深く読んでいたのだ。
最終巻では作者である山下和美の父親の話も出てきた。
本を溜め込み、捨てられないところなど非常にシンパシーがもてた(笑)。
作家としても山下和美はすげえなと思う。


『アオイホノオ(17)』
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AmazonでKindle版購入。
本巻、主役のホノオくんが周りのキャラクターに翻弄されまくるの巻(笑)。
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津田さんのこの顔好き(笑)。
更に
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地図は読めなくても(笑)場の空気に無神経な男に対してものすごく敏感に繊細に場の空気を読む女性の面目躍如(笑)。
すっきだわ、津田さん。
更に本巻で
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新谷かおるが思いの外いいヤツであったということが分かった(笑)。
そうか。
『ファントム無頼』なんかでもいろいろ苦しめられたのね(笑)。
蛇足だが
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久々に『新吼えろペン』の第1巻を読んでみた。
上のコマの脚本家の福田Uイチローって『変態仮面』の監督にしてTV版『アオイホノオ』の演出をした福田雄一だよな(笑)。
こんな前から関わりがあったのか(笑)。


『クリップオンストロボ 本格ライティング 〜オフカメラストロボ撮影を基礎から学ぶ』
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AmazonでKindle版購入。
Amazonのレビューで高評価だったので購入してみた。
すっげえ良書。
ライティングの本というと、作例があってそれに対してのライトやレフ版の位置を図にしたものが大半で、それはそれでいいんだが、その作例と同じような被写体や撮り方しかできない。
つまり、オイラのようなライティング初心者だとその手の本は他の状況に応用できにくいと感じていた。
で、本書はオイラのような初心者がライティングの初歩の初歩を学びつつ、機材を含めてライティングすることの意味を平易に解説してくれている。
●絞り 被写界深度のコントロール ストロボ光のコントロール
●シャッタースピード 動きのコントロール 環境光のコントロール
こんな感じに知ってって当然のようなことであっても文字で書かれていれば読んで反芻して身になって行く。
その他、ソフトボックスとアンブレラの違いや白レフと銀レフの違いなどもものすごくわかりやす作例が出てる。
ライティングの数やライティングの位置も大事であるが、ライティングというのはなぜ必要なのか?ということが冒頭で宣言されていおり、機材の差や絞りとシャッタースピードなどの制御でどう変わるのかという部分の理屈から入るにはこの上の本であると思う。
特にこの本は本格的な大きいストロボではなく、カメラの上に付ける、いわゆるクリップオンと呼ばれる、ちょっと無理すれば買える程度のストロボ機材をベースに解説されているので自分で検証するにもハードルは低い。
ハードルは低いけど、この本を熟読できて理解できればその上のライティングにも容易に移行できると思われる。
オイラも真剣に熟読するつもりである。
プロではない、アマチュアのカメラマンでライティングに興味のある人は一読をオススメします。


金平守人
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祝ってもろてうれしい。
というわけで、オイラとしてはまったくめでたくないんだが、昨日50歳になっちった(笑)。


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町山智浩の音声解説を購入。
評判の高い本作も観た人によっては「??????」となり、ヘタすると
「わけわかんねー、なので駄作」
などと思われかねん。
もちろん映画には人によって好き嫌いや向き不向きは当然としてある。
しかしね、「わけわかんねーから駄作」というのはあまりにも早計すぎる。
オイラは自分以外に評価する人がいる限り、わけわかんねーのは自分の理解が足りないのだと謙虚に思いたい。
オイラにとっては町山智浩や宇多丸が評価しているものに対して自分がわからないのは理解度がたりないという指針になっている。
なのでこの『メッセージ』というちょっと特異な(『2001年宇宙の旅』や『ブレードランナー』のような名作になるかどうかはもうすこし時が経たんとわからんが)映画を理解するために町山の評論をはじめ様々なブログの解説を読んだりした。
で、この町山智浩の解説を聴いて思ったのだが、本作において理解の難関って"時制"についてのことだと思う。
多くの人間にとっての時間ってのは、暗闇の中を蝋燭を持って進んで行くことだと思う。
進むたびに蝋燭を置いていくので振り返れば自分の来た道筋は蝋燭の光で照らされている。
長く進めば遠くに置いて来た蝋燭は見えにくくなり、中には消えちゃった蝋燭もあろう。
で、未来はといえば蝋燭の光など半径一メートルにも満たないので進んで行かないと全く見えない。
未来は不可視であり過去は忘却の彼方に。
とにかく時間というものはなんとなく時間の進む方向に一直線だと信じ込んでいる。
少なくともオイラは。
その常識に囚われていると『メッセージ』の主人公である言語学者ルイーズ・バンクスが冒頭での娘との関わりが過去のものだと思い込んでしまうのだと思う。
『メッセージ』に出てくる異星人は"時制"のない言葉を使いそれは文字にも現れる。
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墨で吹き出されたような円環のシンボル。
これは言葉の文字ではなく、このシンボル自体が文章になっているのだ。
輪っかなので文字の始まりも終わりもない。
この文字が体現するようにこの異星人は過去・現在・未来を同時に知覚できる
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この人みたいな存在なわけだ(笑)。
"言葉は考え方に影響を与える"というサピア=ウォーフの仮説が本作を理解する上での手がかりの一つになっている。
異星人の言語を理解するうちにルイーズは異星人のもつ力を自分のなかにも内包しはじめる。
その異星人の持つ力は劇中では"武器"という剣呑な言い方になっているけど、異星人が3000年後の自分たちを助けてもらうために地球人を進化させるための"鍵"というかやはり劇中でつかわれたように"ギフト(贈り物)"と解釈するのが正しいと思う。
なので地球人であるルイーズが異星人の力を得て、自分が授かる娘の運命を知っていながら娘を産み育てようとする姿勢はやはり納得しがないものだろう。
だからこそ<おそらくそれが理由で>旦那とも別れることになったんだと思う。
町山の解説はこの運命についてであるとか、子を育てることの幸福についても非常に真摯に語っている。
なんかね、本当にまた本作を観返したくなって来たよ。
町山の解説を聴いたらやっぱり本作は傑作映画なんだと思えて来た。
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町山智浩、最近ネットで「ネタバレ」云々で叩かれまくっているようだ。
オイラは町山はどんな映画でもこと”ネタバレ”に関してはかなり慎重に配慮しているように感じるんだが。
オイラは観る映画を事前に顛末まで調べて観ちゃうことがあるので(笑)別にネタバレに関してはあまり気にしたことがない。
もっとも『シックス・センス』みたいな映画でネタバレしちゃうのは論外だけどさ(笑)。
正直町山の解説を聴いてから『メッセージ』を観てたら、ものすごく腑に落ちて幸せな気分になったんじゃないかなと思うんだけどね。
追記:『メッセージ』のパンフレットを買った。
映画を理解する上でかなりのガイドになると思う。
町山智浩の解説もある。

by 16mm | 2017-05-28 22:24 | | Comments(2)

『メッセージ』

先週土曜日、歯のメンテナンス。
いつものように美形で剽軽なドS歯科衛生士女史に歯石をとってもらう。
メンテ中の話題は星乃珈琲店。
メンテ後、先生と雑談。
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FUJI FILM instax INSTAX SQUARE SQ 10 を見せてもらう。
通常チェキってシャッターボタン押したら問答無用でプリントされて出てくるんだけど、これは撮影後にプリントするのを選択できる。
背面に液晶モニターが付き、撮影したものがデータとして記録される。
さらに本機ってmicroSDにデータを記録できるんだが、他のカメラで撮影したデータをmicroSDにいれて本機にいれれば、それもプリントできる。
プリンターの代わり。
なんかいろんな意味で興味深い。
データからのプリントなので同じものが何枚もできるしね。
フィルム代が高いというネックはあるんだけど、正方形のフォーマットで撮影できるのは魅力的だ。
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解像度などを気にせずにコントラスト高めの若干チープな感じが実にいいんだと思う。
いずれ購入するつもりである。


ルカーボン
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会社の同僚に教えてもらったサプリメントである。
簡単に言うと"炭"の錠剤とカプセル。
吸着の特性がある炭を飲んで体内で生成される良いものも悪いものも吸着させて排泄してしまおうというものらしい。
能書きはこの商品のサイトにとんでもらって確認してもらいたい。
良い面ばかりでなく、例えば飲んだ薬の成分まで吸収したり、便秘にもなりやすいと。
オイラとしては昼夜食わずの1日一食なので昼飯時に飲もうと思う。
夜は心療内科の薬を飲むからこのサプリは飲めない。
しかし、たまに夜に焼肉なんぞを食うことがあるのでその時は食後にこのサプリを飲むのがいいかもしれない。
サイトで会員になり、とりあえず錠剤とカプセルの両方を買った。
しばらく飲んで様子を見るつもりである。


星乃珈琲店
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友人夫婦に教えてもらった。
高い天井にフカフカの革の椅子。
落ち着いた雰囲気の内装。
ものすごく気に入った。
友人夫婦と行ったのは大宮にある店なのだが、地元から近い久喜にもあるので行ってみたら、大宮店とまったく同じ内装。
とにかく落ち着く。
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Vario-Tessar T* FE16-35mm F4 ZA OSSのテストに撮影してみた。
フルーツティーがすごく綺麗であった。
今後入り浸るであろう(笑)。


押し入れ収納
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まだまだ汚い、とお思いでしょうが(笑)これでも自部屋の整理整頓中である(笑)。
押し入れの襖を取り外し、棚を入れて今まで床に散乱していた本を詰め込み始める。
なかなか上手く収まりつつある。
つーかこの整頓作戦で自分の部屋で場所を取っているのは書籍の類ではなく、Blu-rayの類だと言うことが判明(笑)。
結構オイラ、Blu-rayを買ってたんだなあ(笑)。
何故整頓をはじめたかといえば、現状使っている自室の机と椅子がどうにも身体に合わないので替えたい、と。
そのために床がどこにあるかわからんような状態では机も椅子も置く場所がない。
自室に唯一残っていた最後の砦(笑)、押し入れの中にあった段ボールやらなにやらを片っ端から捨ててスペースを作っているのである。
ちなみに現状押し入れの下段だけだが、今後上段も整理していくつもりである。
つーか上段にもスペースをつくらないと汚部屋の散らかりを収納できないのである(笑)。


『ローガン』のモノクロ版
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まだ日本公開前なのにアメリカでは『ローガン』のBlu-ray発売の話。
しかもモノクロ版が同梱されるとか。
このモノクロ版の予告編を観る限り、安直に情報量を目減りさせたような『マッドマックス フューリーロード』のモノクロ版とは違い、非常に諧調豊かな映像のような気がする。
是非とも日本版のBlu-rayにも同梱してもらいたいものである。


『フォトテクニックデジタル 2017年 6月号』
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書店で書籍購入。
"フォトテクニックデジタル"と銘打っていながらAmazonなどで電書をだしてない。
その代わり書籍についているシリアルコードをwebで入力することによって電子版がダウンロードできるようになっている。
オイラのように紙の本はいらなくて、電書だけ欲しい人間としてみればめんどくさいだけである。
紙はいらない。
電書だけで購入したい。
なので本書、比較的女性を扱った写真が多くてオイラ向きにもかかわらず買わなかったのだが、今月号は表紙の画像を撮った"HASEO"なる写真家の写真がオイラ好みなので買ってしまった。
彩度が落とされているようでいてカラフルな印象もある微妙な色彩とトーンがすごくいい。
自分も真似したものである。


『宮崎駿 新作長編アニメーション映画制作のためのスタッフ(新人)募集』
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とうとうきましたか(笑)。
たしか『天空の城ラピュタ』を製作している時に雑誌の企画で宮崎駿と夢枕獏が対談したことがあった。
その時宮崎は夢枕獏に
「映画というのはですね、ほんのひと握りの才能のある人たちが、たくさんの才能のない人たちに我慢する作業なんですよ」
と、言ったらしい。
そう言った一方で、宮崎のような演出や原画をやっている人間がアニメーション制作の主体であると思われることに異を唱え、動画チェックなどの表にでにくい多くの人たちによって成り立っているんだということも講演で語っていた。
さらに宮崎は押井守に作家になるべきではない、ならない方がいいと語りつつ、アニメーションは一人の監督の作家的な意気込みで映画を作るものではなく
「公的な力があると思うんですね。例えば60人、その外側にさらに200人ぐらいの人間が寄ってたかってやる時に、その人間達が全員わかんなくてもいいやという風にね(笑)、作るのは僕があんまり好きじゃないですね」
この言葉は1990年に雑誌で宮崎が語った言葉の抜粋だ。
宮崎駿自身の才能や死に物狂いの努力によって勝ち得た能力に到底及ばないスタッフに憤りつつも、それでも対外的、オイラのようなファンに向けて語る時には、自分はたまたま演出の仕事をして表舞台に立っているが自分の作る作品は多くのスタッフによって支えられている、と真摯に語っていたと思っていた。
......
そう思っていたのはオイラの頭がオメデタイ所為であったのであろうか?
思えば謙虚さと傲慢さを行きつ戻りつしてバランスを取っていたのかもしれない。
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2013年の9月に大々的に記者会見まで開いて引退を宣言。
スタジオジブリの制作部門の解体。
スタジオジブリは宮崎駿と高畑勲の作品を作るためのスタジオであるという建前があったわけで、その支柱である宮崎が引退したらスタジオが解体されるのは自明のことだったろう。
サラリーマンであるところのオイラからすれば、会社が無くなるということの不安はとてつもないことだと思うのだが、個人経営のアニメーター達はそんな不安はないのかしらん?
スタジオ解体ってのはそこで働いていたアニメーターの生活や作品を作り出す場というものを一方的に奪う行為であったという風には思わないのだろうか?
その後元ジブリのスタッフ達は、ある者はフリーのアニメーターで『君の名は。』をはじめとした作品で能力を出し、ある者は自分たちでスタジオを作り
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この夏公開される劇場アニメを制作し、ある者はアニメーターを廃業してカフェの経営をし、またある者は鬼籍に入った。
そんな中で昨年11月のNHKの宮崎駿を追っかけた番組で
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まさかの宮崎駿復帰宣言。
で、つい最近になってスタジオジブリで
"宮崎駿 新作長編アニメーション映画制作のためのスタッフ(新人)募集"
だと。
オイラはこの募集は世間に対して宮崎駿はド素人でもやる気のある人間に対して門戸を開き、育成をするんだというポーズというかアピールでしかないと思ってる。
つまりこんな募集、スタジオジブリは真剣に考えておるまい。
どうせこの手の聞こえのいいものは鈴木敏夫あたりの発案だろう。
愚直で正直なことしか言わない宮崎駿が素人を3年で原画にできるなどとは間違いなく思っていまい。
この"新人スタッフの募集"なるものは、大々的に引退した宮崎が引退撤回を世間に納得させる理由の一つにするためにに後進を育てるためという大義名分でっちあげたにすぎない。
スタジオジブリの出した雇用条件に
"勤務時間10時~19時(休憩1時間含む) 残業有
休日休暇週休2日制 ※ただし制作スケジュールにより変更有り。
夏季休暇、年末年始休暇、有給休暇制度"
とか書いてあるけど絶対嘘。
映画制作中に有給どころか病気で休むことすら許さないどころか、東日本大震災の時など東北出身のスタッフが一時帰郷することも宮崎駿は許さなかったのだ。
ここは正直に
「スタジオジブリの休日休暇の扱いは宮崎駿の胸先三寸のブラック企業です」
と正直に書くべきだ。
以前
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『メアリと魔女の花』制作中のスタジオに宮崎駿が訪れ
「安心した。ココ(ポノック)が元気なかったら、アニメーションは終わりだもんな」
と、激励したっていうけどさ、これって『メアリと魔女の花』の制作が終わったら宮崎自身の長編をやってくれよなという虫のいいデモンストレーションでしょう。
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"「こいつにやらせてみたい」っていう人間は一人もいなくなった"
なんて言ってるくせにさ、白々しいよな。
スタジオジブリの募集の前段に
"(前略)昔からの大切な仲間を何人も亡くし、自分自身の終焉に関してより深く考える日々が続きました。ここに至り、宮崎監督は「引退撤回」を決断し、長編アニメーション映画の制作を決めました。(後略)"
って、まったく意味がわからん。
真摯な宮崎駿を信じるなら、昔からの大切な仲間を亡くしたなら、それはもう全盛期のクオリティを出せないということに他ならず、仲間を亡くしたことで宮崎が引退を撤回して長編映画を作る理由にはなっていない。
さんざっぱら自分以外のスタッフを持ち上げていながら、そのスタッフが亡くなっても変わらず作れるという無神経さ。
以前、"宮崎ブランド"なる言葉に敏感に反応して否定していたはずなのに、これは明らかに自分の名前なら映画を作れるという宮崎自身が唾棄していたであろう立場を平気で利用している風にしか思えん。
解体してアニメーターを寄せ集めて作る宮崎駿の新作はもはや「ジブリアニメ」とは言えない
"宮崎駿アニメ"だろ。
そんなわけで、オイラはもう絶対宮崎の新作は観るつもりはない。


『メッセージ』
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ネタバレあります。
先週土曜日、109シネマズ菖蒲。
まず本作を観るにあたって絶対にiMaxで観るぞと意気込んでいたら、iMax上映なしだと(笑)。
なんだって(笑)。
本作をiMaxで上映しないでなにを上映してるんだ?と思ったら
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『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』だと(笑)。
いや、半笑いになることはない。
この映画の前作を観に行って、オイラはまったくノれなかったのだ(笑)。
町山智浩や宇多丸が絶賛していても自分に合わない作品もあるものだな(笑)。
まあそれはそれとして、『メッセージ』を観に行った。
これは昨年から町山智浩が絶賛していたSF映画。
しかも監督がドゥニ・ヴィルヌーヴ。
昨年のオイラのベスト映画の一つであった
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『ボーダーライン』の監督にして、今年の年末に公開される
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『ブレードランナー 2049』の監督だ。
否が応でもアドレナリン出まくりで期待しまくりである(笑)。
この監督が決めてるのかどうかわからんが、女優のチョイスがオイラ好み(笑)。
『ボーダーライン』のエミリー・ブラントに『ブレードランナー 2049』の
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アナ・デ・アルマス。
で、本作の
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エイミー・アダムス。
エイミー・アダムスいいなあ。
知性と母性と勇気を体現した女性を見事に演じていた。
男の俳優だと
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ジェレミー・レナーと
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フォレスト・ウィテカー。
物語るという意味では完璧な布陣ではないだろうか。
で、本作の感想であるが、ちょっともう一度観ないとわかりません(笑)。
観終わった後で町山智浩の解説やその他のブログの解説を読んで、オイラ結構トンチンカンな理解を本作でしていたのが露見(笑)。
それは何かと言うと、半分ネタバレなのだが、本作でフラッシュバックされるエイミー・アダムス演じる言語学者のルイーズ・バンクスと娘の関係って過去の出来事だと思ったわけ。
過去に娘との悲しい出来事があって、という前提だと思ったら、これって未来の出来事だったというね(笑)。
オイラ、とんでもない思い違いをしていたわけよ(笑)。
で、この辺りをきちんと理解していない状態だと、なんか普通のメロドラマっぽい気がして、押井守も絶賛していたようなSFだとは思えなかった。
ただ、本作の解説を読み、再見してもう一度自分なりに咀嚼したら、間違いなく傑作映画だと認識できる予感がする。
とにかくね、"習得した言語によって思考が変わる(サピア=ウォーフの仮説)" "表意文字" "時制が存在しない" "フェルマーの最小時間の原理"と、これらを頭にいれてもう一度観たいと思うんだよ。
異星人が
「武器を与える」
という言葉の解釈で世界がのっぴきならない方向に行く。
しかしね、言葉での”武器”ってさ鉄砲だとかミサイルって意味ももちろんあるけど、「女の武器を使う」って時に使われる"武器"という言葉もあるわけじゃん。
その「女の武器」ってのは言うまでもなく鉄砲やミサイルなどではなく、俗に言うセクシャルな部分で男を籠絡すると言う意味でつかわれる。
鉄砲に対する"武器"と女の”武器”という時の意味の違いによる判断は会話の中などの文脈で識別されるものだ。
本作における異星人から与えられる"武器"というのは、今までに人間が持ち得なかった特性を、これによって人間の進化がはじまるかもしれない、それを指している。
そしてそれは遠い未来に異星人との共生につながる希望の武器になる。
オイラはネタバレをしても別に目くじらは立てない。
むしろ映画を比較的正しく理解したいと思ってるので事前情報を入れることにはあまり躊躇はしない。
なのでオイラとしては事前に町山智浩の解説は読んどきゃよかったとと思うのである。
Blu-rayでの再見が楽しみである。
オススメである。


今週末は撮影なのだが、本業が色々と火を吹いておる(笑)。
大丈夫だろうか(笑)。

by 16mm | 2017-05-21 21:38 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Comments(2)

『スプリット』

LAMY dialog 3
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α7R ILCE-7R
Carl Zeiss Makro-Planar T* 2/50


先週土曜日、心療内科。
担当医が代わっての最初。
若い医師だった。
オイラとしてはほぼ薬で症状が治まっているのでカウンセリングは特に必要ない。
ほぼ1分ぐらいで診察終了。
まあこんなものでしょう。


本日日曜日、銭湯、ストレッチ、寝湯、曇り空の下日光浴(笑)。


『ブレードランナー2049』予告編第2弾

先週の月曜日、日本時間だと火曜日の朝方だったと思うけど、『ブレードランナー2049』予告編第2弾が公開された。
日本語訳の入ったバージョンでいくつか種類がある。
訳も微妙に違っていてる。
さらに使われている映像も微妙に違う。
なんかビニールのチューブから吐き出されたヒトガタのカットで、吐き出されてすぐにカットが切り替わるバージョンと、吐き出されてからスルスルとビニールが上に上がって行くバージョンがあるようだ。
それはそれとして、まあ期待だけは煽りつつ内容は皆目分からないようになってますな(笑)。
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押井守が言うように、今から35年前に公開された『ブレードランナー』はその世界観だけで映画を作り上げ、その圧倒的なヴィジュアルは今なおあらゆる分野に影響を与え続けている。
いかにストーリーが雑で、俳優の演技が微妙で、俳優の顔と配役の顔が違う、なんていう穴だらけの映画であるのに。
『2001年宇宙の旅』が完全に完璧な映像を作り出していないのと同じように、映画が観る者を惹きつけるのに完璧である必要がないということを思い知らせた映画が『ブレードランナー』だったのだ。
押井の言葉を引用すれば『ブレードランナー』は明らかに映画を"発明"したんだと言える。
しかしね、それは35年前の映画だからね。
上の画像のようにホログラムの広告なんていうのは先日公開されたルパート・サンダース監督の『ゴースト・イン・ザ・シェル』でも出て来てた。
つまりなんだか今更感が否めないんだよね。
期待しつつも35年前の前作のようにヴィジュアルで圧倒されるなんてことはひとまずなさそうなのかねえ。
そうそう『ブレードランナー』のような発明はされないだろうし。
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それでもこのライアン・ゴズリング演じる"K"のこのなんとも言えない表情が、この表情の意味を知らないで死ねないなと(笑)思う次第。


『ブラックジャックによろしく1』
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AmazonでKindle版。
紙の本ですでに購入して読んでいるのだが、Kindle版がたまたま0円だったので。
全体を通して面白い漫画であったが、オイラはこの一巻の第一話で心を持って行かれた。
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連載時に読んだ時も思ったんだが、なんて力強いんだろう。
今読んでもそう思う。
オイラにとって『ブラックジャックによろしく』、というか、佐藤秀峰ってコレなんだよね。
これがあったからこそ、今でも佐藤秀峰が好きなんだなあ。


『海猿』全12巻
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AmazonでKindle版購入。
本作も何度も読んだ作品。
『ブラックジャックによろしく1』が無料だったもんで、なんか描いた人に申し訳ない気持ちがして(笑)一気に全巻購入。
本作の後半、作者の佐藤は小学館の編集者とモメて終わらせたくても終われない状況だったと。
要するに死者の数のインフレが起こり、前回死者が10人だったら次は20人と、つまり主人公たちが関わる状況を話しを続ける限り大きくしていかなければならないということになっていた。
それでも最後の航空機事故の話は非常に良かった。
あの旅客機の機長のような人間になろうと思う勇気が欲しいと切に思った。
考えて見たら生きることや生かすことが勝利で、死ぬことが負けなのだとしたら、人間に限らず全ての生物は負けることを運命付けられている。
誰にでも死はやってくるからね。
だから勝負事だとしたらまったく勝ち目のないものなのだ。
医者にしても海上保安官にしても、死にかけている人間を生かすことを目的としている。
佐藤秀峰は死に抗うということに人間の本質を見てるのだと思う。
そして、その中で生き残った人間は死ぬことを許されない。
生きてどんなに辛い目にあおうと自分から死を選ぶことは、生きていたいと望みつつ死んでいった者に対する冒涜なのだ。
佐藤秀峰は死を甘美なものとして肯定せず、死んでいった者たちのために、自分のためではなく、生きなくてはならない。
それこそが強さだなと感じる。
ところで、
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本作のヒロインである"黒パンツ"の美晴ちゃんであるが、どう考えてもビッチにしか見えなかった(笑)。
婚約者がいるにもかかわらず主人公の仙崎と恋仲になる。
その婚約者の男が良いヤツだったりするので余計に「なんで?」な感じになるんだが。
まあ、女性としては線の細い元婚約者よりも生命力に溢れた仙崎の遺伝子を残したいという自然な考えなのかな、と思ったりして。
女性が子を産むというのも戦いのための準備という風にも考えられるから、本作のヒロインとしては妥当なのかな、と。
うがちすぎかもしれんが(笑)。


『ザ・ファブル』
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本作が講談社漫画賞一般部門受賞、だからということではないが(笑)、電書で既刊分を再読。
佐藤秀峰によればこの漫画賞も出来レースらしいけど(笑)、それでもこの本作の面白さは変わらない。


Twitterで見た。
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『サザエさん うちあけ話』が電書化されないものだろうか。
してほしいなあ。


『スプリット』
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ネタバレ多少あります(笑)。
先週土曜日、109シネマズ菖蒲。
町山智浩が『美女と野獣』の音声解説で本作を多少絡めて紹介していたので興味を持った。
なんてったって本作の監督は
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M・ナイト・シャマラン(笑)。
この名前を書くと半笑いになってしまう(笑)。
多くの人がそうであるようにオイラもシャマランの
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『シックス・センス』でドギモを抜かれちゃった口で(笑)。
とにかくすげえと思ったのよ。
で、次作の
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『アンブレイカブル』で
「?????」
となり(笑)。
この時までは理解できないオイラが悪いのだろうと思い込み、さらに次作を期待したのよ。
で、次作が
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『サイン』で
「はああああああああ??????????」
となり、いや、これは本格的にシャマランは事故物件なのかもしれんと思い、これ以降は劇場に足を運ぶことはなくなった。
次作の『ヴィレッジ』はwowowで観たんだが、まあ劇場どころかTVでも観るんじゃなかったと思い、それ以降本作『スプリット』までスルーしてきた。
それでもシャマランは割と定期的に映画を撮ってはきていたんだが、世間的な評価として新作映画であっても"M・ナイト・シャマラン監督作"という宣伝文で推されることがなく、むしろシャマランの名前が前面に出ちゃうと客足がのびないという風にも思われたんだろうな(笑)。
で、本作の『スプリット』である。
とりあえず町山智浩が推薦していたから観たようなもの。
で町山の音声解説によると『シックス・センス』『アンブレイカブル』『サイン』のどれかの作品とリンクしてますとのことだった。
それならまがいなりにも一度は観ている作品なのでとりあえず劇場に足を運んだのよ。
”Holy shit!”
いやいや、これって劇中のセリフでもあるんだけど、まさにオイラ映画館の暗闇でシャウトしちゃいそうになりましたよ(笑)。
こういうことか、こういうことでしたか(笑)。
いや、実は飯食った後だったせいもあって上映中断続的に気絶していたんだが(笑)。
クライマックスでアクションはあるものの、基本会話劇なんだよね。
それがなんともかったるくてね(笑)。
なのでまあ本作を厳密な意味で面白いだのつまらないだの語れないのだが、それでもまあつまんなかったかな(笑)。
で、最後の最後で出たんですよ、リンクが(笑)。
それを観て
”Holy shit!”
アレですよアレ。
あの方が最後に出てきてリンク先の人物の名前をつぶやくですよ(笑)。
あの方が出て最後の最後で目が覚めました(笑)。
ま、というわけで、オイラにとってはもうM・ナイト・シャマランはいいかな、とダメ押しされた作品でした。


今週末は歯のメンテナンス。
それといよいよ『メッセージ』の上映開始である。

by 16mm | 2017-05-14 22:38 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Comments(2)

2017年第2回更新のお知らせ

本日メインHPにて"La La Land"をUPしました。
お暇な方、ご覧いただければ幸いです。

また今回オイラにしてみたら少々エロティックな要素がありますのでご注意ください。

今回のUPからHTMLでの公開となってます。
なのでスマホなんかでも見れます。

よろしくお願いいたします。

by 16mm | 2017-05-07 22:12 | メインHPと更新のお知らせ | Comments(2)

『美女と野獣』

扇子
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扇子を貰った。
この扇子に付いている
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紐がパッと見だと黒色にしか見えなかったんだが、撮影するにあたりマクロレンズを使いライティングしてみたら
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こんなに美しくも複雑なディティールが出てきた。
よく見れば黒一色だと思っていたけど微妙に茶色い色彩も眼に引っかかってくる。
久々に"神は細部に宿る"って言葉を思い出した。
これは丹念に丁寧に細かいところまで手を抜かずに仕事をする事を肯定するための言葉ではあるけど、それと同時にその仕事の結果を受け取る側の見る目も問われるな。
どんな仕事もまずそれを肯定的に見る事でその仕事をした人間の神経の使い方を感じられれば貰ったもの以上の感動がえられるもんだ。
chataさん、れももさん、ありがとうございました。
(α7R ILCE-7R Makro Planar T* 2/50 ZF.2)


先々週の事であるが、どうにも手足が怠くて、試しにといつも行ってる銭湯のマッサージを受けてみた。
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韓国人のおばさんがゴリゴリと体全体を揉みほぐしてくれる。
たまに明らかに骨の上をゴリゴリされて痛い思いもしたが、90分5800円、結構気持ちよかった。
手足の怠さはその日は取れなかったのだが、次の日はかなり改善されていた。
その代わり尻周りがどうにも筋肉痛になっていたが(笑)。
まあマッサージ師の常套句とは思うがやたら
「あなた、カラダ、カタイよ」
と言われていた。
首回りのストレッチはやってるつもりでいたが、それでもプロにマッサージしてもらう方が的確だなと思った。
今度は別のマッサージ店に行ってみよう。


自宅の机作業で長く座ってられないのはオイラの怠惰や怠け癖や飽きっぽさなんかもあるんだろうけど、それと同時に椅子だとか机が微妙に体に合ってないからのような気がする。
真剣に机、椅子を変える事を検討しよう。
立って作業できるようにするのも良いかもしれん。
そのためには部屋の整理をしなければならず、それが一番のハードルだと思う(笑)。


先週行きつけのカメラ店に注文していたVario-Tessar T* FE16-35mm F4 ZA OSSが届いた。
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(α7R ILCE-7R PC Micro NIKKOR85mm f/2.8D)

保護フィルターまで"T*"マークのついたツァイス製である(笑)。
久々のオートフォーカスのレンズ。
サブ的な撮影(メインはあくまでも三脚にカメラを据えてマニュアルフォーカスで撮影する)で手持ちで撮影するときに使うためのものだが、さすがレンズギッシリなツァイス、そこそこな重さ感。
まあ広角域だしAFだしレンズ内に手ブレ補正もついてるし。
ガッチリとホールドして構えればブレもピンボケもさほどないかもしれないと楽観している。
16mm-35mmのズームレンズだから、やっとオイラのハンドルネームの"16mm"と同じ焦点距離のレンズが常用できるわけだが、オイラのハンドルネームの"16mm"はあくまでも
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Contax G mountの悪魔の瞳(笑)、16mm f/8 Carl Zeiss Hologon T* Lensの事なので今まで以上にこのレンズを使えるのを待つのである。
Vario-Tessar T* FE16-35mm F4 ZA OSSは今月末に本番撮影投入予定。


先週土曜日、歯のメンテナンス。
いつものように美形で剽軽なドS歯科衛生士女史に歯石をとってもらう。
ほぼひと月ぶりなので虫歯がないか丹念に見られる(笑)。
なかったようなので舌打ちされる(笑)。
星乃珈琲店の話をした。
メンテ後、先生と雑談。
ライカM10がまだ来ない話とSONY α9の話を少々。
時間がおしちゃった所為か、治療代をタダにしてもらった。
うれしいやら申し訳ないやら。


本日日曜日、銭湯にストレッチ、寝湯、日光浴。


『海街diary 8 恋と巡礼』
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AmazonでKindle版購入。
掲載誌を立ち読みでちょこちょこ読んではいたが待望の新刊である。
姉妹たちがそれぞれの道を歩み始めようとする雰囲気が加速。
クライマックスへ(まだまた続くと思うけど)向けて否が応でも期待は高まる。
ところでこれは女性作家の特性かもしれんが、登場人物たちの関係、例えば次女の恋人の妹が四女の友達だとか、長女の仕事の元先輩の甥が次女の元カレ、だとか。
なんというか相互関係にかならず身内感が入るんだよね。
自分に関係する人間はどこかで身内と繋がっているという、ある種のロマンチックな運命論とどもいうのか。
女性の人間関係の理想なのかしらん?
人間関係が全く繋がりのないものよりも、自分の身内の知り合いだった人間と関係を結ぶことに運命的な必然を感じるというか。
男の作家、というか男にはそういう感覚が希薄だと思うので、女性特有の感覚なのかなとも思う。


『あしたのジョーに憧れて(3)』
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AmazonでKindle版購入。
本巻で最終巻。
漫画の力を信じている人間達の熱さ。
ちばてつや のアシスタントをする上でのテクニカルな要素や考え方が描かれていて興味深かった。
同時にちばてつや の人間的な大きさというのも感じられた。
ちばてつや ってやっぱスゲえ。


『青春少年マガジン1978~1983』
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AmazonでKindle版購入。
紙の本ですでに持っていたんだけど購入。
読んでていつも思うのだが、作者の小林まことって画の巧さにしても優秀なストーリーテラーとしても、もっともっと評価されて良いと思う。
どれぐらい評価されても良いかというと、世間的評価基準で言えば浦沢直樹なみに。
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例えば上の画って写真のトレースだと思うんだけど、濃淡にあわせてスクリーントーンの張り分けや切ったり削ったりをしてる。
写真トレースによる背景画ってお手軽な方法のようで結構手間かかると思うんだよね。
構図に合わせた写真であるのはもちろんのこと、写真の情報量をすべてペンで再現するなんてことは不可能なので、どの情報を書き込んでどこを捨てるかという判断力が必要。
更に小林まことのこのトレースでいえば、どこを黒く潰して中間調はスクリーントーンの何番でどこをハイライトとして飛ばすか、という設計も必要なんだ。
それよりなにより
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ペン画のキャラクターとのマッチングも良い。
この作品自体は10年ぐらい前のものだけど、この作者の画は今でも進化し続けて巧い画みせてくれている。


『漫画家、パーキンソン病になる。』
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AmazonでKindle版購入。
オイラの叔母の一人がパーキンソン病を患っている。
本書を読んでもこの病がとんでもなく難病であるということがわかる。
患っている人も気の毒だが、それをサポートする身内も結構疲弊するものだ。
本書でもこの病に対する対処法が描かれているが、叔母のように何年も患っていればこの手の知識や治療は(可能なら)しているだろう。
パーキンソン病を患っている人に気の毒だとか可哀想だとかしか思うことができず、つくづくオイラは無力だ。
せめてこの病の知識ぐらいは知っておきたい。


『藤子スタジオ アシスタント日記 まいっちんぐマンガ道』
『藤子スタジオアシスタント日記 まいっちんぐマンガ道 名作秘話編』
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AmazonでKindle版購入。
『藤子スタジオ アシスタント日記 まいっちんぐマンガ道』は紙の本が出てからずっと電書になるまで待ち続けた。
結局紙の本が出てから一年半ぐらい待ち続けたかな(笑)。
待ってた根拠は本書の作者の他の作品が電書になていたので、「ならないはずがない」という(笑)。
『〜名作秘話編』はつい最近紙の本が出てすぐに電書がでた。
『藤子スタジオ アシスタント日記 まいっちんぐマンガ道』はそれと同じタイミングでの電書化であろう。
藤子不二雄ファンであったオイラにとっては非常に興味のある内容だった。
オイラのようなオタクからすると、漫画家は芸術家であり、アシスタントに手伝ってもらいつつも、基本的に漫画家が全部をコントロールして好きなものを好きなように描くものだ、という風に思っていた。
が、このような考えって実は結構最近の考えではないのか、ということを本書を読んで思った。
本書によれば色ぬりを藤子不二雄がやらないのは当たり前。
キャラクターも普通にアシスタントに描かせる。
それからびっくり仰天なのが
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出版社編集者の生原稿紛失や生原稿を勝手に切り刻んだり(笑)。
昨今の出版社の原稿紛失で裁判沙汰とは大違い。
漫画家も編集者も雑誌に載ったら生原稿に価値があるなんて思ってなかったんだろうね。
この藤子不二雄世代の他の漫画家達もそうなのかもしれんが、漫画を描くということは芸術とか云々ではなく、すでに工業製品的なもので、金を稼ぐための仕事という位置付け以上のものには考えてなかったのかもしれん。
オイラのようなオタクが
「くしゃくしゃになったものでもいいから藤子不二雄の生原稿の描き損じでも欲しい」
という考えが過去の漫画家と編集の牧歌的なやりとりを終わらせたのかもね。
今だったら漫画家の生原稿を編集者が無くしたり汚したりしようもんなら、大ブーイングだろうね。
オイラも絶対親指下げて批判するだろうけど。
本宮ひろ志がキャラクターの眼だけ描いて後は大量のアシスタントに描かせるというのを半笑いで揶揄的に思ってきたが、程度はどうあれ藤子不二雄世代もそう思っていたんだろうな。
漫画は売れてなんぼ、稼いでなんぼ。
そういう意味では今の漫画家全般よりも昔の漫画家の方が大人だったような気がする。


『打ち切り漫画家(28歳)、パパになる。』
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AmazonでKindle版購入。
予備知識なしで読んで見た本。
面白かった。
このような半ドキュメントというか半ノンフィクション的な生活漫画は結構あって<明らかに地雷っぽい作品は避けてるが>それがい意外と面白い作品が多かったりする。
本作も画が上手くて、何と言っても奥さんが魅力的。
この手のネタで誰もが面白いものを描けるとは言わないが、家族をネタにするという責任感みたいなものが面白描かねばというものになっているのかもしれない。


『勝つために戦え! 監督稼業めった斬り』
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AmazonでKindle版購入。
すでに紙の本ではもっているのだが購入。
押井守のこの手の能書きを語る本は全部電書化してくれないものだろうか。
押井の能書きに
「偉そうに」
と思うことも多々あるのだが(笑)それでもその屁理屈は自分のような立場の人間には有効活用できるようなことが多いのだ。
例えば会社の上司に対する能書きとかね。


『日本カメラ 2017年 05 月号 』
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書店で書籍購入。
久々のカメラ雑誌購入。
記事で"最新カメラを超便利にカスタマイズ 写真家たちの“決め設定"はコレだ! "に興味が湧いての購入。
この中で魚住誠一のSONYミラーレス機での半AF半MF的な使い方について。
使い方を知りたかったというよりも、ミラーレス機でオイラもMFで使っているのでその使い方に間違いがないか?という確認がしたかった。
つい先日AFズームレンズを購入したので、それを使う時はDMFを使うわけなのだが、本番で操作系でどうもたつくのかは実地で覚えるほかないよな。
その他写真はサトウヒトミと稲垣徳文のがよかったかな。


『芸術新潮 2017年 05 月号』
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書店で書籍購入。
大友克洋だから買ったようなもんだけど、ブリューゲル《バベルの塔》の部分拡大の図版があり、塔にものすごく細かく人間が画かれているのを初めて知った。
これって本物を見るかしないとわかんないよね。
小さく全体を印刷したような図版ではわかんないだろうな。
なんてったって塔の建設途中でセメントを被っちゃった(笑)人たちまで描いているんだから(笑)。
本物を虫眼鏡で丹念に見たら楽しかろうなと思った。
で、その大友が描いたバベルなんだが
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上の画像はネットで見つけたもので、おそらくおそらく作品の品質の最終盤であろうと思うのだが、芸術新潮誌に載ってたバージョンは内部部分の明暗差が足りなくてただ貼り付けました的なものに見え、正直「なんじゃコリャ ひでえな」と思った。
要するに雑誌に載ったのは最終盤の前ということなんだろうけどね。
これなら堂々としたもんだと感心するんだが。
これって大友が全部描いたんだと思ったら、大友が描いたのはくり抜かれた部分だけ。
それをオリジナルのブリューゲルの《バベルの塔》にコンピューターで合成しつつ着色をしたものだと。
う〜ん。
まあ大友克洋だから許されるとはいえねえ、勝手に作品に手を入れられたブリューゲルさんはどう思ってるんだか。
やるんだったらオリジナルに手を入れるなんてある種の愚行をせずに、全部自分で描くべきだったんじゃないかな。
時間がなかったということいってたけどさ、世界的に有名なこの作品に手を入れるというのは"敬意"という部分でどうも納得できないんだよね。


『Cut 2017年 05 月号』
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書店で書籍購入。
久々に購入。
監督と主演俳優の対談特集。
過去の対談記事を引っ張り出して掲載していると思われる。
レオナルド・ディカプリオ×マーティン・スコセッシ。
ブラッド・ピット×デヴィッド・フィンチャー
ユマ・サーマン×クエンティン・タランティーノ
最近作だと
『メッセージ』のエイミー・アダムス/ドゥニ・ヴィルヌーヴのそれぞれ1ページづつのインタビュー記事。


『美女と野獣』
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ネタバレあります。
先週月曜日、109シネマズ菖蒲。
字幕 3D IMAX
作品が作品だけに、劇場ははっきり女性が多い。
はっきり言って周りが女性だらけだと落ち着かない(笑)。
クエンティン・タランティーノの作品では考えられない客の構成である(笑)。
まず本作、キャストが豪華だった。
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スタンリー・トゥッチが出てるがな。
スタンリー・トゥッチと言えば
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『ライフ・イズ・コメディ! ピーター・セラーズの愛し方』でイケメンすぎるスタンリー・キューブリックを演じた。
で本作でのスタンリー・トゥッチの役どころは
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チェンバロ(笑)。
いやチェンバロにされちゃった人の役なんだが中の人は
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コレ(笑)。
念のために言うが、↑もスタンリー・トゥッチだよ(笑)。
とんでもないカメレオン俳優っぷりである。
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更に時計にされちゃったのが
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イアン・マッケランだと(笑)。
いやはやスゲえ布陣だわい。
その他有名俳優が色々出ている。
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これがユアン<オビ・ワン>マクレガーだと(笑)。
俳優も映像も演出もリッチ。
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オオカミの描写なんかもやっぱすげえ。
静止画で観ちゃうとCGっぽいけど。
まあ大満足......とはならなかった(笑)。
根本的な問題だが物語そのものがオイラは受け付けない。
これはもう趣味の問題だと思う。
致命的にダメだと思ったのが
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主人公の一人であるベル。
エマ・ワトソンではない。
彼女は好演していたと思う。
このベルがさ、バカっていうよりも愚かなんだよね。
中盤でベルの父親が気狂い扱いされてそれを助けに行くところ。
野獣とベルが打ち解けて
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ダンスまでするようになったと。
で、ベルのバカ親父を救うために野獣の元から去ろうと。
で、野獣は健気にも自分を忘れないようにと
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自分が映る魔法の鏡をベルに託すわけ。
ベルはそれを持って父親がいるところに向かう。
「野獣がぁ」
とか言って気狂い扱いされている父親のために村人達に魔法の鏡で野獣を見せる。
「野獣はいるのよ」
と村人達に言うベル。
いきなり魔法の鏡に野獣。
普通の人間ならそれが実在するとわかったらパニックになるよ。
しかもベル、野獣って呼んでんの。
まあ原作がそうだからと言ってしまえばそうなんだけど、打ち解けたら名前を教えあうだろう。
好意を持った相手に「野獣」はないだろう。
あの野獣になった王子の名前がなんだったか忘れちゃったけど、シャルルとかさ、せめて人間の名前で呼んだら「野獣を殺せ」的な騒ぎにはならない。
村人達の蜂起はガストンって悪役の男の先導もあるけど、原因の半分以上はベルの不用意さだと思う。
「野獣」って言ったらそれを知らない人からすればイメージがプラスになりようがないのにさ、愚かすぎるだろう。
クライマックスで魔法がとけて、時計、ポット、カップ、などが人に戻り、野獣も美形な人間に戻るわけ。
昔、宮崎駿が『もののけ姫』の絵本を描いたんだよね。
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絵本というかイメージボードをつなぎ合わせて絵本の体裁にしたもので、映画版の『もののけ姫』とは全く違う。
どちらかというと舞台を日本の戦国時代に移した『美女と野獣』なんだけど。
もののけ に嫁に出された武将の娘との物語だ。
その物語の中で娘は もののけ が元は人間だったということを知る。
だけど物語の最後は人間に戻らない もののけ と一緒に娘は去って行くんだよね。
宮崎駿が言ってたんだけど、娘はもののけが人間だから好きになったんではないんだ、ということを言っていた。
これってオイラを含めた男の願望、ブサイクでも好きになってくれる女の子はいる筈ってことだよな。
だからオイラは宮崎駿の『美女と野獣』が腑に落ちたんだと思う。
そういうことが頭にあった所為か、この『美女と野獣』で最後に野獣が人間に戻るという部分がやはり気に入らない。
時計とかカップは人間に戻っても良いと思う。
だけどさ、野獣は人間に戻って欲しくなかったな。
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実際劇中でも「見た目で判断するな」ってなセリフがあったりするわけよ。
クライマックスでベルの村人達も魔法が解けた城と王子に対してはかなり友好的にニコやかに交流していく。
これってどんなに心優しい魂があったとしても見た目が野獣だと結局友好的にならないということか。
オイラはそういう風にこのエンディングをとらえた。
人間って現金なもんだな。
そして
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人間に戻った王子がオイラから見て(笑)チャラ男にしか見えん(笑)。
見慣れちゃった所為か
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野獣の顔立ちの方が品があるように見えるのはブサイクを50年やってるオイラの贔屓眼か(笑)。
女性って子を産む機会があるわけなので、その機会に人間かどうかわからんような得体の知れない種は欲しくない、ということなのだろうか?
たまたまイケメンの王子戻ったけど、私は彼がブサイクな野獣だった頃の優しさを知っていたから元々彼がすきだったのよ......という本当は面食いなんだけどということを公言したくない女性の心理なのかしらん?
いや、すまん。
これはオイラの思い込みである(笑)。
本作って女性というか女性的なるものを持ってる人に激しく肯定的に反応するような物語なのかも知れない。
まあつまり結論としてオイラは『美女と野獣』は宮崎駿版が好きだ、ということでよろしく(笑)。


『町山智浩の映画ムダ話48 』
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町山智浩の音声解説を購入。
ビル・コンドン監督『美女と野獣』について。
本作の関係を夫婦間の例えで解説。
どんなに仲の良い夫婦であっても聞いちゃいけない話してはいけないことというものが存在する。
なんでもオープンに話してますなんてのは理想であって、ほぼ現実ではない。
多くの人はその理想を絶対的だと思っちゃうところが問題なんだよね。
『美女と野獣』の劇中で東の塔には行くなという部分ね。
1947年版もそうだし本作もそうだが、監督がゲイであるという部分で言えば、やはり女性的なるものに反応するような物語なのかもしれない。


今週末は心療内科。

by 16mm | 2017-05-07 21:49 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Comments(2)