映画インデックス

今まで感想を書いた映画の感想をインデックスにしてみました。
# by 16mm | 2020-12-31 23:59 | 映画インデックス | Trackback | Comments(7)

『漫画映画漂流記 おしどりアニメーター奥山玲子と小田部羊一』『ザ・ファブル(19)』『トトロの生まれたところ』

ドナドナ
先週の水曜日、帰宅途中でコンビニに寄った後に再度車を走らせて駐車場に向かおうとしたら、
キリキリキリキリ
と音がしてエンジンかからず。
最近エンジンのかかりが悪いなと思いつつ、その日はとうとうエンジンをかけるのにアクセルを踏まないとかからなかった。
まだ大丈夫まだ大丈夫と油断した(笑)。
JAFに連絡して来てもらって動くようにしてもらおう。
夜22時過ぎに連絡して一時間ほどで来てもらう。
コンパクトな充電器?みたいなものを取り付けたらエンジンかかった。
で、充電器?を外して動かそうとしてゴソゴソやってる間にエンジンが止まった(笑)。
JAFの人の見立てだと、発電機、ダイナモがいかれている可能性があるとのこと。
とりあえず充電器?つけたまま500mに満たない距離の駐車場まで車を転がしていった。
で、次の日、ディーラーに運ぶ算段をつけ、昨日土曜日に見てもらったら、原因はバッテリーのアガリであった。
どうやらバッテリーがアガッた状態でアクセル踏んだことによりプラグが汚れて点火しなかったのが原因であった。
なので土曜日にディーラーに搬入して
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その日のうちに直った。
上の画像は土曜日にまたまたJAFにお願いしてディーラーにドナドナされていくオイラの車である(笑)。
直って良かった、バス通勤も1日だけだったし(木曜日は池袋泊)ディーラーもすぐ対応してくれてよかったと思う。
結局バッテリー交換のみなので15000円ぐらい。
修理交換なら色々諸々含めて300000円ぐらいまででそれ以上なら買い替え検討しようと悩んでいたのだ。
まあ良かったんだけどさ・・・
まあ愚痴になるんだけど、オイラがディーラーに電話した時ってさダイナモの損傷だと思ってたから多少長く車が使えないと思って代車をお願いしたのよ。
したらさ、代車の予約は数ヶ月先まで埋まってましてお貸しできるものはありませんとか言うわけ。
代車の予約ってさそんなに先まで埋まっているもんなの?
必要に迫られた時に突発的に借りたりするもんじゃないのかね?
別にさ良い車貸せとか言ってるわけじゃなく中古のボロボロのでもいいわけよ。
要するに代車ってのは新車購入の客のためにとっておくので修理程度の客には使わせないということだとオイラは了解した。
毎度点検や車検をする程度の客ぐらいに代車は出さん、ということね。
で、職務上しょうがないとはいえ、担当営業がいつも新車を買えと言ってくるのに良い加減イライラする。
ねーんだよ、金が!!
オイラが最初に買ったのは20年ぐらい前で
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当時出たてのモデルの新車のセリカ。
一番安いモデルで頭金なしで五年ぐらいのローンだった。
総額利子込みで230万ぐらいだったかしら?
当時そんなオイラでも新車の2000CCの車がローンを組めば買えるような金額だったわけ。
それがさ、今どんなに安い2000CCでも300万円超えてるよ。
軽自動車だって200万超える。
物価は確実に上がってるのに実質賃金は本当にあがってない。
50歳ぐらいならローン組めば300万ぐらいの車は買えるかな?などと夢想していたがとんでもない。
車屋は車を買い替える人生というものを呑気に語ってきやがるのが本当にムカつく。
普通の人間は車のみに生きるにあらずなんだよ。
PCだって欲しいし、iPadだって欲しいんだよ。
これから消費税もあがる。
よく300万超える車買えって言えるよな。
もう一ついう。
300万超えるなら見栄で会社外車の中古でも買うわい。


そんなわけで土曜日は身動きが取れずに歯の治療に行けず。


本日日曜日、銭湯に岩盤浴、ジェットバス、日光浴。


のたくった字
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いつも世話になっているカプセルホテルで受付する時の字である。
利用して長い所為かこんな字でも受け付けてくれる心の広さよ(笑)。
別に読めないように書いているわけではなく、早く受付したいという意思がこのようなのたくりになるのである。
別にふざけているわけではない。


サウジアラビアのメディナ

以前Twitterで見たんだが
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巨大な日傘が埋め尽くすのがカッチョいいな。
カッコイイばかりではなく実際に日陰を作るアイデア。
こういうアイデアが出ない国になったんだよニッポンは(笑)。
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日本なんてカチ割り氷に水風呂に頭に乗っける日傘だと(笑)。
当然組織委員の人間は冷房効いてるところにいないでこの無様な傘を被るよな(笑)。
当然。
日本は本当にダメな国になった。
いや、こういうと日本はダメじゃない時があったみたいではないか。
ダメだった国が更にダメになって行ってるんだと思う。
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あ、この傘のシートは日本の太陽工業というところの製品とか。
この会社はエライと思う。


『漫画映画漂流記 おしどりアニメーター奥山玲子と小田部羊一』
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AmazonでKindle版購入。
非常に面白い本であった。
といっても、大塚康生や宮崎駿や高畑勲などへの人間的興味がなければ面白さがわからんだろうな。
本書は奥山玲子と小田部羊一というアニメーターの人となりが何人かの証人によって浮かび上がらせるものだ。
奥山と小田部だけでなく、彼らが若かった時代の空気や関わった実写映画の監督についてなど、オイラには非常に興味深いものであった。
特に本書の聞き手の藤田健次が非常に優秀で、アニメーションの基本についてアニメーションについて何も知らない読者を想定して的確な質問などを投げかけている。
そういう意味でも良書だ。
で、本書で一番面白かったが宮崎駿のヨメである宮崎朱美へのインタビューが非常に良かった。
寡聞にして知らないが宮崎朱美のまとまったインタビューは初めてではないだろうか。
それ故に期待していて期待に違わぬものであった。
ユーモアと教養にあふれた女性であるというのはわかった。
高畑勲が東映動画全員参加を打ち出した『太陽の王子ホルスの大冒険』。
オイラは漫画映画創作におけるコアが誰にでも担えるとは思ってなかったが、宮崎朱美の証言でそれが間違ってなかったと確信できた。
宮崎朱美曰く、やはり『太陽の王子ホルスの大冒険』のコア製作には誰にでも門戸はひらかれたが、それでも何かを持っていて何かを成し遂げたいという強烈な想いがない人は入れなかった、と証言している。
単に絵を描いたり、動かしたりするのが好き、だけでは製作のコアには入れなかったのだ。
宮崎朱美自身は入らなかったが亭主の宮崎駿はそれに食いついて様々なアイデアや画を提供した、と。
宮崎駿が別の書のインタビューでヨメに仕事を辞めてくれと言ったことに対し、自分は女房に恨まれている、この男(宮崎駿)のせいで私(宮崎朱美)は絵を描く仕事を辞めなければならなかった、と女房に思われていると自分で言っていたが、本書では宮崎朱美本人がその件について腹立たしいことであったと回想していた(笑)。
更に宮崎朱美は本書の奥山玲子を通じてその時代の働く女性がどんな扱いを受けていたのか、奥山が如何に果敢にそれと戦ったかを語っている。
男目線で見た奥山と違い、宮崎朱美目線の奥山は非常にドライに語られてるとも思えた。
それは男目線というものに対するちょっとした異議申立てのようなもので、「そんな目で女を見てるの?そんなこと問題ですらないわ」という風に思えた。
それからクレジットには出てないと思うが宮崎朱美は『ルパン三世 カリオストロの城』の動画もやったらしい(笑)。
それがなんか微笑ましかった(笑)。


『ザ・ファブル(19)』
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AmazonでKindle版購入。
この後の展開を考えるとちょっとしたユーモアのある部分が非常に切なくもある。
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作者の南勝久と佐藤秀峰って接点があるとは思えないが(笑)アザミのこの顔、真っ先に佐藤秀峰を思い浮かべてしまった(笑)。


『トトロの生まれたところ』
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Amazonで紙の本購入。
監修が宮崎駿でスタジオジブリが編集ということであるが、つまりこれは宮崎駿のヨメである宮崎朱美の画集である。
春夏秋冬の草花を透明水彩で非常に丁寧に丹念に描いている。
宮崎駿も透明水彩でイメージボードを描くが、あれは手早くイメージを伝えるための画だ。
宮崎朱美の本書の画はじっくりと対象を見て腰を落ち着かせてゆったり精密に描いた雰囲気がある。
色にトーンがあり、繊細で、非常に魅力的な画になっている。
なによりもすんごく上手い。
画に宮崎朱美の短文が添えられていて、描いた時の雰囲気が伝わってくる。
写真と違い、画は対象をしぼって浮き上がらせる作用があるわけなので、対象の識別には写真より画の方が良いような気がするね。
文句なしの画集なんだけど鈴木敏夫の写真は余計だと思う。


今週末は診療内科と歯の治療である。

# by 16mm | 2019-09-08 20:04 | | Comments(0)

『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』

先週土曜日、歯の治療。
いつものように美形で剽軽なドS歯科衛生士女史に歯石を取ってもらう。
唾液による口内の酸性とアルカリ性のバランスについて教えてもらう。
更に、<お口くちゅくちゅ>の口臭予防的なあれらの液体も頻繁に使いすぎると口内のバランスを崩すもとで、爛れたりするとの恐ろしい話。
花粉症時の目の洗浄なども、頻繁のすると涙がでにくくなるとか。
なんでもそうだが、良いと言われているものでも使いすぎはよくないということらしい。
そんな教えをいただきつつ左上の奥歯の仮歯をせっせと作っていく女史。
そういうわけで今週末にその仮歯の場所に歯が入る。


本日日曜日、銭湯に岩盤浴、ストレッチ、ジェットバス。
Amazonで
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このようなウェポンを購入。
ストレッチ強化のためだ。
主に左腕の五十肩のためだ。
自力で曲げられない以上の角度をこのバンドで釣ることによってストレッチ強化を。
普段でもちょっとした部分のストレッチをこのバンドをつかってするようになった。
この手のもので習慣化できるのは良いかな。


『パブロフの犬ども』
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AmazonでKindle版購入。
ずいぶん前に連載している時に読んだ。
作者の六田登とおぼしきが犬になって登場。
しかし家族やアシスタントはその変貌に驚きもせず。
ただ犬となった作者は次第に犬的になっていく。
最初に読んでから時間が経ってしまったせいか、物語にどうにもノレない。
犬の話なんで興味はあったんだが・・・。


『完全版 ピンボケ写太 』
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AmazonでKindle版購入。
この作品はオイラが小学六年生の頃だったよ。
カメラは当然持ってなかったけど、当時の男の子はだいたいカメラに興味を持っていたんでないかな。
最初の方は当時学校にあった単行本で読んでいたんだが結末がどうなったか知らなかった。
で、電書化していたので読んでみたくなった。
最初から3分の二ぐらいは正直どうでもいい話。
ピントの合わせ方や露出についてなんだけど、AFやAEが当然で尚且つデジカメとなった現代で"べた焼き"の話を聞いても得るものはないよな。
昔はこうだったという蘊蓄ぐらいでしかない。
現在はオートとともにマニュアル制御も選択できるからカメラの扱いもより豊かになっていると思う。
マシンガンの時代に火縄銃の知識って戦史に興味がある人以外はどうでもいいのと同じ。
ちなみに"べた焼き"ってそんなに安くないというのを高校時代に知った(笑)。
べた焼きって六つ切りサイズの印画紙にフィルムを並べて露光するんだけど、当時六つ切りって1600円ぐらいなんだよね。
オイラが高校時代ってカラープリントがどんどん安くなっていった時代だから、フィルムを全コマサービス版でプリントしても1600円もかからなかったと思う。
本書の知識からの当時高校生の苦い思い出である(笑)。
ただ未読であった最後のエピソードは非常に良かった。
戦場カメラマンについての話で考え方として普遍性のあるものだと思う。
非常に良かった。
良かったけど、ラストが唐突な終わり方だったので打ち切りの憂き目にあったのかしら?
続かなくて残念だとは思わない。
大風呂敷を広げる前に問題提起して終わったのは良いなとおもった。


『Moebius Oeuvres: Arzach USA (French Edition) 』
『Moebius Oeuvres: Escale sur Pharagonescia USA (French Edition)』
『Moebius Oeuvres: La Citadelle Aveugle USA (French Edition)』
『Moebius Oeuvres: The Long Tomorrow USA (French Edition)』
『Moebius Oeuvres: Les Vacances du Major USA (French Edition) 』
『Moebius Oeuvres: Le Bandard Fou USA (French Edition)』
『Moebius Oeuvres: L'Homme du Ciguri USA (French Edition)』
『Moebius Oeuvres: Le Garage hermétique USA (French Edition)』
『The Eyes of the Cat (English Edition)』
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AmazonでKindle版購入。
メビウス、爆買い(笑)。
といっても一冊600円程度。
九冊買っても5800円。
この値段ってさ今から30年前に池袋パルコでハードカバーのメビウスの本一冊の値段より安いからね(笑)。
それでもお金を握りしめて購入したメビウスの画を見ることの至福はいまでも覚えている。
やはり衝撃的だったよ。
メビウスの画ってちょっと絵心があれば描けちゃうようなタッチなのよ。
だからこそ世界中にフォロワーができちゃった。
描けるような画であり、描きたい衝動にかられるような魅力的なタッチ。
このタッチは明らかにメビウスの"発明"なんだよ。
おかしいよな、鉛筆さえ持てば誰でも画は描けるのに"発明"なんて。
しかしね、そうとしか言えないだよな。
この画を生み出し多くの人間を虜にしたことは文化的に多大な意義をもたらしたと思う。
こうしてメビウスの死後も彼の作品に畏怖しつつ接することの幸せを噛み締めている。
一般に言われているように大友克洋のタッチはあからさまにメビウスの影響はうけていないと思う。
受けているとは思うが非常に上手く昇華して大友のタッチにしている。
割とあからさまなのが宮崎駿かなあ(笑)。
メビウスはそういうところ、まったく気にしてなかったようだけどね。


『大友克洋プロジェクト』
大友克洋のプロジェクトが色々動き始めたらしい。

『ORBITAL ERA』っていうえらくもったいつけたteaserが発表された。
更に『AKIRA』の新アニメ化プロジェクトもあるという。
『AKIRA』の原作コミックの1〜6巻(1982〜90)をもとに展開する新しいアニメ映画で1988年に制作されたアニメ版『AKIRA』のストーリーを補完する「完全版」的なものになるという。
・・・
だと。
私見だけど大友克洋の長編映画を含む実写映画や漫画ってことごとく失敗してると思うんだよね。
漫画の長編っていったら『AKIRA』しかないけど、漫画もアニメ映画もそんなに面白いものではなかった。
あの大友の画とあの画がうごくという衝撃にやられてはいて熱狂はしたものの、アニメの『AKIRA』はここ20年ぐらいは観返してはいない。
大友自身は映画的手法を手塚治虫以降新たにアップグレードした形で漫画に表現した自負はあるだろうし、それはそれはオイラもそう思う。
ただ映画的手法ができる漫画家だから映画が作れるかというのは別の問題だと言わざるを得ない。
監督した『スチームボーイ』なんてお粗末以外の何物でもない。
大友は残念ながら長編の劇映画を撮る才能ないよ。
ただね大友克洋は短編から中編作で物語をまとめる才能は群を抜いていると思う。
それは原作つきとはいえ『気分はもう戦争』だったり、オリジナルの『童夢』を見れば明らか。
更に詩人というか短い文章の切れ味は素晴らしいんだよね。
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"あなたの引いた一本の地平線の遠いこと......もし自分がそこ迄行く事が出来たなら、そこでまっていてくれるのでしょうか?もっとお話をしたかったです。REST IN PEACE MOEBIUS(大友)"
↑これ、メビウス死去に際しての大友克洋の献辞なんだけど、短い言葉に真情のこもった素敵な文章だと思う。
大友克洋ってやっぱり長いと飽きちゃう人なのかもしれん。
なので大友映画監督反対である。
これで大騒ぎした『気分はもう戦争 極道放射能』はやれんわな(笑)。
あ、同時に大友の全作出版のプロジェクトもあるらしい。
これは無茶苦茶期待したい。
絶対買う。


『ジョーカー』
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観るかどうしようか迷っていたが、ボビー・デ ニーロが出るなら観るわな(笑)。
『キング・オブ・コメディ』からの映像抜き出しでの出演かと思ったらマジに出てる(笑)。
絶対観るわ(笑)。



『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』
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ネタバレなし。
先週金曜日、109シネマズ菖蒲。
IMAX®レーザー版。
本作の舞台となる60年代。
この時代の文化を体験して覚えている世代ってオイラより一回り上の世代だと思う。
現在60代ぐらいの人たちだろう。
そのぐらいの人だと本作に出てくる
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シャロン・テートという女優を覚えている最後の世代ではないかな。
オイラは当然知らないんだけど、上の画像に写っている男がロマン・ポランスキーで彼と結婚したのがシャロン・テートだということを知識として知っている。
で、そのシャロンがどういう最後を遂げたのか。
本作とは関係ないがその後妻を失ったロマン・ポランスキーがどうなったか、ということも知識として知っている。
本作、観る前に最低限シャロン・テートがどういう最後を遂げたかは知っておいて観る方がいい。
そうでないと本作の面白さがわからないから。
監督のクエンティン・タランティーノは彼が子供の頃のアイコンの一人であったであろうシャロン・テートの無念を晴らしたかったのだろうと思う。
昔々のハリウッドの物語。
本作はタランティーノのおとぎ話で、ありえたかもしれない、あり得て欲しかった願望に基づく映画である。
実際のシャロン・テートは知らなが本作のシャロン・テートは
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マーゴット・ロビー演じる彼女がすごく魅力的で可愛くてね。
夫であるポランスキーにプレゼントする本を物色するシャロン・テート。
自分の出演作を持ち前の茶目っ気で無料で映画館に入り、自分の出演シーンで観客が湧くのを嬉しそうにするシャロン・テート。
本当に素敵なんだよね。
その彼女がなんでこんな最後を遂げなくてはならなかったのか・・・。
本作、シャロン・テートの物語と並行するようにこの二人
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売れっ子の時から落ち目になってしまった元スター俳優のレオナルド・ディカプリオと、そのスタント・ダブルのブラッド・ピット。
現在と違い、この頃の俳優とスタント・ダブルの関係はほぼ完全に専属の関係だったそうだ。
なので一心同体の濃密な二人の関係は今の俳優とスタント・ダブルの関係を見るのは新鮮で微笑ましい。
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イタリアのマカロニ・ウェスタンのプロデューサー<アル・パチーノ!>に、イタリア映画に出てくれと言われたディカプリオが
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落ち込んでブラッド・ピットの胸で泣き崩れたりね(笑)。
つまり当時の俳優は全盛期が過ぎたり落ち目になるとイタリア映画にでるということだったらしい。
オレはもうダメだとヨヨヨと泣き崩れるディカプリオを宥めるブラッド・ピット(笑)。
二人の間にセックスがないだけの夫婦に近い強い絆というか、まあこういうのをブロマンスとかホモソーシャルとか言うんだろうね。
劇中で二人の関係を兄弟以上夫婦未満と例えていたが、ブラピがどちらかというと嫁役で、あらゆる面でディカプリオ支える。
で、腕っ節も相当に強くて度胸がある、まあカッチョいい奴なんだよね。
不用意に"色"に溺れるところのないのもいい。
この一蓮托生の二人の関係をタランティーノは明らかに肯定的に描いているんだよね。
だから観ている方も微笑ましくなる。
本作、わざわざプログラムを買った。
別に町山智浩の解説が読みたかったわけでは、まったくない(笑)。
劇中で撮影されている西部劇にでてくる
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ジュリア・バターズという女の子の写真が目当てでプログラム買ったのに載ってねーでやんの(笑)。
いや、タランティーノとのツーショットの写真はあったんだけど、そうではなく劇中の演技をしている写真が欲しかったんだよ。
すっげえ萌た(笑)。
子供なのに非常に真面目で大人びた子役の役で、自堕落で落ち込んでいきそうなディカプリオを叱咤する。
その表情なんかがすっごく素敵。
できればオイラも叱られたい(笑)。
本作の女性のキャスティングはすばらしくいい。
前述したマーゴット・ロビーもそうだし、
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マーガレット・クアリーも良かった。
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マンソン・ファミリーの赤毛の女役がダコタ・ファニング!!
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小さい頃はこんなでした(笑)。
とにかくキャスティング最高。
あの悪夢のような末路からタランティーノは映画の力で幸せを描いた。
そんな映画であったと思う。


今週末は歯の治療。

# by 16mm | 2019-09-01 20:38 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Trackback | Comments(2)

2019年第3回更新のお知らせ

本日メインHPにて"【Re】:S t a r t"をUPしました。
地道に撮影していきたい。

# by 16mm | 2019-08-25 20:22 | メインHPと更新のお知らせ | Trackback | Comments(2)

『高畑勲展─日本のアニメーションに遺したもの』『ダークナイト』『ガルム・ウォーズ』『ダンスウィズミー』

先々週土曜日、ヘアカット。
オイラの担当美容師は髪の毛のカットの最初をバリカンで行う。
聞いてみたら、コツは彫塑のイメージだと。
担当美容師が木彫なんかをやっていたわけではないだろうが、最初に大まかな形を手早く作る方法としているのだろう。
画なんかもそうなのだが描き慣れてないと対象の細部から描こうとする。
最初に細部を決め込んじゃうと後々全体とトーンが合わなくなったりしやすい。
いや、それがさらに上手くなると細かいところを描きつつ全体をコントロールできる人もいるにはいる。
ただ対象を大掴みで捉えるというのは基本の"き"だ。
髪の毛のカットをバリカンで行う美容師は比較的増えてきているらしいがまだ珍しい。
オイラの通っている美容室でもやってるのはオイラの担当だけらしい。
なのでエンタテインメントというか"芸"としての物珍しさがあると思う。
刈られる方としてはその技を見られるのがなかなか楽しい。
バリカンによって大きく刈るということは失敗した場合のリカバリーが難しくなる。
それでも美容師として作業の時短になる方法だ。
まあオイラなど、部分的に刈り過ぎたところがあっても別段気にすることはないし。
もし刈り過ぎたらモヒカンにしてくれと言うつもりである(笑)。


先々週から先週にかけてのの夏休み期間。
車のオイル交換やキクイモの注文など、意外と遊び以外のタスクが多かったが一応全てを終了。
しっかし落書きはまったくしなかった。
だめだなあ。


あ、歯ブラシ買うの忘れた(笑)。


『高畑勲展─日本のアニメーションに遺したもの』
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先週月曜日、東京国立近代美術館に。
この休みの期間中に絶対行こうと思っていた。
とにかく圧巻なのは高畑の膨大な製作メモ。
ガラスケースに入ったメモの切れ端、大学ノートなど。
高畑直筆のメモが観れて眼福どころではない。
オイラは捲られているノートの見開きだけではなく、その前のページもその次のページも、すべて読んでみたいと思った。
大塚康生や宮崎駿のインタビューや、あ、富野由悠季の本にも書いてあった高畑勲の作品に対する尋常ではない掘り下げ方を目の当たりにした。
おそらく展示されてるメモも厳選された一部であろう。
作品を作るということの厳しさ、この展示を見たらおいそれと「ものづくりでござい」などと気軽に言えない、言ってはいけない。
ともすればアニメは実写の下だと思われる人は多いだろう。
じゃあTVの実写で製作された『火垂るの墓』は高畑のアニメを超えたのか?
実写の映画やTV、のみならずアニメ映画やTVの製作で高畑ほどに作品をアカデミックに論理的に構築して作り上げている人間はいるか?
この展示会には宮崎、大塚、小田部羊一、奥山玲子などの画も展示してあり、それはそれでうれしいのだが、やはり文字によって自分の考えをまとめ、それをアニメーターに意図として説明するための覚書の重さを体感した。
考え続けなければならない勇気みたいなものだろうか。
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『太陽の王子 ホルスの大冒険』という高畑の劇場用映画第1作がある。
これはおそらく現在の宮崎や高畑のようなほぼトップダウンで作品をつくるものではなく、当時の東映動画に所属する社員全員(アニメーターだけでなく事務方まで)に物語や世界観を共有し意見することができるようにしてつくられた作品だ。
展示会でもその当時の誰それの意見みたいな書き方のメモがあった。
非常に民主的なつくりともいえるが、この作り方を宮崎や高畑が続けてこなかったのはその民主的なるものの限界を痛感したからだと思われる。
つまり社員の全員が高畑ほどの教養と熱意をもって漫画映画をつくっているのではなく、食い扶持のためにと思ってやってる人も多かったはずなのだ。
そんな人たちに発言の場を与えたところで高畑に拮抗するようなアイデアが出されるはずもなく、むしろ仕事として原画を描くなら演出家のねばりなど迷惑でしかない。
生活のために漫画映画をやっている人がいたって当然良い。
モノを作ると言う高邁な考えで漫画映画に携わっている人だけでなく、自分の画を描く技術でのみ生活の糧を得る目的でいる人を責めるつもりはない。
だからこそ、創作というものは誰にでもできること、関心があることではないという判断を宮崎と高畑は下したのではないだろうか。
最終的には高畑の話し相手として世界観を作っていったのは宮崎駿だったという。
宮崎駿だけというのは言い過ぎであるとも思うが演出家である高畑が選択するような意見を言えたのは数少なかったであろうことはたしかだろう。
実際製作期間と予算の超過の『太陽の王子 ホルスの大冒険』のスタッフは、それ以外のスタッフとボーナスなどの査定で大きく下げられたらしい。
そんなオイラ自身の知見を呼び起こしながら展示されているメモを見ていた。
買う人いないだろうけど、高畑勲のこの手の創作メモを出版してくれないかしらん。
興味ある人はすくないだろうけど、例えば『火垂るの墓』をつくるにあたり、約90分の映画にどれほどの思考の掘り下げを高畑はしていたのか。
オイラには当然できないけど、できないからこそその舞台裏を知りたい。
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今の時代だからでもあるが、高畑が製作しようと積極的になっていながら諸事情で頓挫した『国境 BORDER 1939』、これ、観たかったなあ。
本当に今最も必要なものがこの製作されなかった映画には詰まっている。
本当に惜しい。


先週月曜日、彩の国さいたま芸術劇場に。
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建物の景観として興味深いなと思っていたんだが.....
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なんつーか
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夜に撮影した方がいいのかなと思った。
余りにも暑くて撮影で粘る気が失せてしまった。


先週土曜日、歯のメンテナンス。
いつものように美形で剽軽なドS歯科衛生士女史に歯石を取ってもらう。
左上内側の歯茎がブラッシングで傷ついているとの指摘。
オイラが休み中に
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コメダ珈琲店のリンゴかき氷を食べたことが殊の外お気に召さないらしい。
「こんなん食べるから奥歯が痛くなるんだ」
などと血も涙もないことをおしゃられる。
そういえば、これをオイラが食べたのを知って、足の指の間が痒くなる呪いをかけた人もおった(笑)。
それほどまでに人心を惑わすコメダのかき氷、美味かったっす(笑)。
治療後、先生とカメラ話。
見せられるとライカは良いなと思う。


本日日曜日、銭湯に岩盤浴、ストレッチ、電気風呂、ジェットバス、日光浴。
先週も一日置きぐらいに銭湯いってストレッチなどをやり、うたた寝していた。


『漫画家アシスタント三郷さん(29)は婚活中 : 1』
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AmazonでKindle版購入。
予備知識なし、画が好みなのとタイトルから読み取れる漫画家の物語だろうところで興味をもった。
画は好ましいが、漫画家の締め切りの修羅場で悠長なことやらんだろう(笑)。
作品としての展開だからしょうがないとは思うが、締め切り間際の緊張感が感じられず作品にノレず。


『オオカミライズ 1』
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AmazonでKindle版購入。
全く予備知識なし。
ただ作者が伊藤悠なのでワクワクして購入。
この第1巻は壮大な虚構の世界観構築に向けて読者との共有事項にさかれている。
なので物語がどう進んでいくかは次巻以降だろう。
この巻でノレないと次巻以降キツイかなあ。
日本の中露の分割統治。
人間とは?
不死身がなんとなく『亜人』ぽいかなあなどと思ったりもするが(笑)。
ワクワクするようの要素が詰まっているのでオイラは次巻以降が楽しみでならない。
集英社でのコミカライズなら是非とも伊藤悠の短編もまとめて電書化してもらいたいものだ。


『応天の門 11巻』
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AmazonでKindle版購入。
安定の面白さ。
本巻は比較的 業平と道真の絡みはないのだが、あのタラシの業平が大人としての知恵というか有能であるが故に政治の中で利用されるであろう道真に生き方のヒントというか"気づき"を与えている。


『終らない物語』
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Amazonで書籍購入。
片渕須直のエッセイといえば宮崎駿や高畑勲についても語られるであろうと思い購入。
この漫画映画界隈のことは宮崎駿の講演録や大塚康生のエッセイや富野由悠季のエッセイなどでも色々語られている。
なので本書でも知ってることも多いが、例えばアニメーターや動画チェックなどあからさまに見下しているような相手に対する恫喝をする宮崎駿も会社の上司に対しては一般的なサラリーマンのようにヘコヘコしていたと(笑)。
オイラなどはその宮崎の恫喝体質を真に受けて年上の社員や上司に向けても不遜な態度を取っていた(笑)。
ああ、あまり威勢のいい人間を信じることはいかんなあ(笑)。
まあ色々読んでわかってはいたが、宮崎駿って高畑勲のあまり良くない面をうけついでるのかねえ?
感じ悪いというかあまり相手のことを斟酌しないあだ名を平気でつけたりね。
本人は親愛のつもりなんだろうけど、人間関係、ことに同僚相手にはあまり神経使わない人なのかと。
本書は片渕が宮崎にシナリオライターとして見出されつつ、徐々に片渕が演出の方にいく様を、『NEMO』や『アリーテ姫』や『大砲の街』などの製作時の事を交えつつ
、高畑勲、宮崎駿、大友克洋など興味深いクリエイターの人となりが興味深く語られている。
演出するということの覚書みたいなものもあるのでオイラには非常に面白かった。
オイラは未見なのだが片渕の『アリーテ姫』が製作されていく過程、というか製作できるかどうかの綱渡りを含めて、映画を一本つくるということの困難さを痛感した。
当初『魔女の宅急便』は宮崎駿監督ではなく片渕須直が監督するものとして企画されたが、スポンサーの
「ゼニ出すなら宮崎駿の冠。それ以外ではゼニださへんぜ」
という身も蓋もない決定。
片渕は本書では愚痴らしいことは言ってないが、相当な辛酸を舐めてきた人なのだ。
本書では『NEMO』製作にあたり宮崎駿や高畑勲が敗退していった様が語られている。
このくだりは大塚康生の
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『作画汗まみれ 改訂最新版』にも一章を割いて詳しく書いてある。
ある意味この『NEMO』製作というか高畑と宮崎の敗退は日本のアニメ史のターニングポイントだったような気がする。
もし高畑と宮崎が『NEMO』の製作を完遂していたら、海外配給の大予算の作品として世界公開され、高畑や宮崎の名前はもっと早く世界に知れ渡った。
その知名度でその後彼らが作ろうとしていた作品がボツになることもなく作られてそれは今現在ある二人の作品とも違ったものになったであろう。
スタジオジブリも作られることなく。
この『NEMO』敗退というのは後年公開された映画の収益を含め、誰も幸せにできなかったと思う。
製作会社のプロデューサーが
「パクさん(高畑勲)がいてくれたら、もっとパワフルな映画にななっただろうか」
と言ったという。
敗退したとはいえ、本書の作者である片渕は最後まで製作の一端を担って奮闘していた。
だからこそ何の花も咲かせることができなかったのが悔しいと思う。
逆に言えば、敗退したから今の宮崎駿がいるんだけどね。
その頃会社に出したという『ルパンの娘』は宮崎が概要を語っていたのを読んだことがあり、すごく興味のあるものだった。


『映画監督はサービス業です。 矢口史靖のヘンテコ映画術』
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書店で書籍購入。
矢口史靖は本も絵コンテや小説などと出しているが、本格的な映画術、演出論のようなものを出したのは初めてだと思う。
とはいえ、映画のメイキングなどでわかってはいたが、矢口と言う人はおそらく自分の本音をあからさまに語らない人だと思う。
多分思ってもいないことを(本書でも語られるが飛行機の映画を作る時に飛行機が好きだと好きでもないのにインタビューで答えたとかw)ポーカーフェイスで平気で言える人なのではないか。
だからこそ作風として登場人物の子供や女性や少年にものすごくドライな演出ができるのではないか。
本書でも『ハッピーフライト』での時任三郎との演出面の言い合いをどこか他人事のように語っていた(笑)。
さらに『サバイバルファミリー』での小日向文世にムッとされてもお尻を出させたり虫を掴ませたりを平気でさせる。
小日向にはほぼ事前通告なしでそれらをやらせる勇気。
まあ要するに演出をするということは演出家の確固たるイメージを絶対遂行させることなのだ。
それで周りに嫌われても頓着しない。
いや、頓着していないふりをするべきなんだろう。
この辺りは宮崎駿も言っていた。
自分の意向をスタッフに押し付けるということは、押し付けたことで確実に良いものになるんだろうな?ということを演出家は突きつけられる。
リテイクをして怒りに満ちたスタッフに演出家が報いるのは出来上がった作品がちょっとはマシになったという意識の共有のみなのだ。
些細なことかも知れんがそれこそがその後の演出家の信用にもつながる。
宮崎駿や高畑勲、矢口史靖もそのような累積で作品を作り続けてきたんだろう。
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サー・リドリー・スコットだって言っている。
傲慢とも言える言葉ではあるが、その背後には途轍もない重責を背負っている。


【せやろがいおじさん】

最近のyoutubeでお気に入りの"せやろがいおじさん"。
まくしたてるトピックとその意見にも溜飲が下がる上に、芸として面白い。
面白いのは色々あるけど、この『東京オリンピックのエゲツないボランティア募集について』もすこぶるいい。
「おぢさんのエキスがギュッと詰まったこのふんどしで両頬ピシピシ!ってやってとってもイヤな気持ちにさせたろけ〜」
真面目な主張にユーモアを併せ持つ。
本当に貴重な芸だと思う。
まあ、この"せやろがいおじさん"の主張にオイラが共感している所為もあるけどね。


『カジサック』

またも最近お気に入りのYouTuber。
漫才の相方はいけ好かないが、このカジサックは楽しくて面白い。
比較的大家族の楽しさと言うのに触れて笑いが絶えない。
観ていてすごく楽しい。


『ライオン・キング』
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まったく観るつもりはない。
1994年にアニメ版が公開され、さらにそれに基づいて日本の劇団である劇団四季がミュージカルとして公演。
いやはや、1994年当時から日本でもアメリカでも本作が手塚治虫の『ジャングル大帝』に基づいていると言われていて、構図なんか日本のアニメの『ジャンングル大帝』まるパクじゃん。
それをアメリカ輸入として『ジャングル大帝』ではなく『ライオン・キング』としてミュージカル公演した劇団四季の見識も疑うよ。
手塚プロがパクリの訴訟をしないことをいいことに、ディズニーはクリエイターとしての矜持がないということやね。
近年のピクサーの『リメンバー・ミー』の『ブック・オブ・ライフ 〜マノロの数奇な冒険〜』へのあからさまな類似。
またディズニーは凋落していくのかねえ。
ピクサーも怪しくなってきたよな。


『ダークナイト』
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iTunesで字幕視聴。
多分劇場公開時の鑑賞を含めて3回目以上の視聴だと思う。
監督のクリストファー・ノーランって色々精緻に作っているようでオイラからするといろいろ雑(笑)。
冒頭の中国のシークエンスっているのか?
クライマックスの電話の盗聴への伏線なんだろうけど、この中国がらみの所為でなんとなく映画が冗長になってる気がする。
それでも本作が感動的であるのは同じくクライマックス近くでの二つの船によるチキンレース。
犯罪者の乗る船と一般市民が乗る船。
それぞれに爆弾がしかけてあり、それぞれの船に一方を爆破する起爆スイッチがある。
時間内に一方の船がもう一方の船を爆破しなければ二隻とも爆破すると
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ジョーカーは言うが、結局二隻とも、一般市民も犯罪者も起爆装置は使わない決断をする。
これは見ず知らずの、一方からすれば犯罪者、一方からすればルサンチマンの対象とも言うべき一般市民。
どんな相手であれ、相手を意識的に殺して生き残るということの是非を提示している。
果たして現在の日本で映画のような緊迫した状況下で相手を信用する態度を示せるだろうか?
オイラが示せるだろうか?と思うぐらい本作では希望のある展開になっていた。
実際にできるかどうかではない。
フィクションで希望を語りそれに説得力があれば、現実の世界でもその希望は達成されるかも知れないと思わせる。
そう言う意味では本作ではこの部分が一番好きなのである。
その状況にリアリティを与えているのがジョーカーだ。
いつものように町山智浩の解説によると、このジョーカーというキャラクターはキリスト教文化圏では割と受け入れやすいものらしい。
失楽園の堕天使ルシファーをベースに、ジョーカーというキャラクターは絶対悪として描かれているらしい。
絶対悪ってのは環境や親子関係など外的要因の悪の因子があるという考えではなく、生まれ落ちたその瞬間から悪である、ということらしい。
犯罪者に対してその悪意を後天的、環境や親子のような関係に対しても原因を考察する日本人とは違うのだなあ。
日本人に生まれながらの悪、それは更生など不可能な悪、というものに現実味がもてないのかもしれん。
西洋人は生まれながらの悪、絶対悪というものを信じてるのかねえ。
そう言う意味では本作の主役はジョーカーだと言っていい。
絶対悪をベースにやることなすことに良心の呵責がない(笑)
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バットマンに拷問されてもwへこたれない強い意志を持つ(笑)。
このバットマンの拷問に平然としているジョーカーって暴力じゃなにも解決しないというのを目の当たりにすることになる。
そんなわけでバットマンはかなりカッコ悪い三枚目役。
ジョーカーにいいようにあしらわれるは、好きだった女が最後まで自分を好きでいてくれて結婚したいと思ってると思い込んでるバットマン(笑)。
ああ、バットマンって空気読めない普通の男なのだな(笑)。
バットマンが出てくると画がもっさりするのに、ジョーカーがでると軽快になる。
悪と言う魅力とそれに対抗する希望を描いた良作だと思う。


『ガルム・ウォーズ』
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レンタルDVDでの鑑賞。
長かった〜。
本当に長かった。
いや、映画の長さではない。
映画自体は92分。
昨今の映画では比較的短い部類だろう。
長かったのはオイラが観始めて観終わるまで、たぶん一年以上かかってる。
ちょっと観てはかったるくて観るのやめてひと月放置とかしながら観終えた感じ。
そんな感じなので物語の筋立てをちゃんと理解しているかと言えば怪しい限り。
そもそもこの『ガルム・ウォーズ』って1997年当時では『G.R.M.』とか『ガルム戦記』とか言われていた。
バンダイがデジタルエンジン研究所っている映画会社を作り、大友克洋の『STEAM BOY』や『人狼』や『メトロポリス』などもラインナップに入っていた。
その中でも目玉だったのが押井守の『ガルム戦記』だったわけだ。
製作の仕方も当時としてはかなり先進な事をやろうとしていたのとその後見という意味で製作総指揮にジェームズ・キャメロンがいて、予算が60億円というわけだ。
この60億って映画の制作費という映画を直接撮影するための金というよりも、撮影前プリプロダクションのさらに手前で必要な映像を発明するための予算だと思う。
ジェームズ・キャメロンが『アバター』を作る時に最新鋭の3Dカメラを作ったような予算の使い方に近かったのだろうと思う。
当時語られた物語のアウトラインも魅力的で、定期的な周期で月の裏側から敵が攻めてきて迎え撃つ。
長い戦争の末に疲弊し、迎え撃つ人間もサイボーグ化して記憶を代々受け継いでいく。
犬をトーテムとして部族があり云々カンヌン・・・。
当時オイラが信奉していた押井の思想の集大成になるんじゃないか、と期待していた。
その当時断片的にあった映像で
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多角形のクリスタルともミラーともいえるような爆弾というかミサイルが回転しながら落ちていく。
このヴィジュアルにやられたのよ(笑)。
すっげえ。
で、それから待ちましたよ。
しかし、待っても待っても何の情報もなし。
んで2001年まで待って出てきたのが
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『アヴァロン』。
それなりに期待して観たんだが初見ではなんか訳が分からず気絶(笑)。
その後何回か再見してなんとなくオイラなりの面白さを見つけた。
『アヴァロン』に関しては当時出ていたムックというか専門書を買ったりしてヴィジュアルと世界観には興味を持てていた。
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こんな感じに爆発を書割風にしてみたりと、映像的なアイデアに満ちていた。
ただそれでも全体的に冗長で冗漫な印象が強い。
押井守は『アヴァロン』を『ガルム戦記』の機能限定版、などとふんわりとした事言っていた。
それでもオイラはまだこの時点で作られるであろう『ガルム戦記』の素晴らしさを夢見ていたのだ。
で、それから更に押井は『イノセンス』『スカイ・クロラ 』とゴミみたいな実写映画を撮ってきて、いよいよ2016年に
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『ガルム・ウォーズ』として公開。
・・・・・・
このポスターヴィジュアルを見ての第一印象。
最悪。
鈴木敏夫が日本語版プロデューサーとしてロクなことしやがった(笑)。
鈴木の意図ってわかるんだよ、わかりやすいから。
ピンクのタイトルにフェミニンな女性の横顔を出して女性客の集客を狙おうって魂胆だろう。
オイラが読める程度のわかりやすいくだらない宣伝で女性客がくるわけなかろうよ。
鈴木のプロデュースって何かにつけ女性客に媚びるんだよな、それがしゃらくさい。
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先行で公開されたアメリカ版のヴィジュアルだって女性的な要素はないよ。
女性の主人公が配置されたゴツゴツした戦争アクション的な装い。
このヴィジュアルも違うとは思うが、日本版に比べればまだまし。
で、本編なんだが
・・・
なんだが・・・
なんだねえ、最初の制作会見で発表された頃から自分の頭でイメージしてきたものと雲泥の差の映画。
物語もデザインも全体のクオリティも水準に満たないお粗末さ。
これなら機能限定版の『アヴァロン』の方が5億倍マシ。
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この艦載機のデザインもゲンナリだが、質感が最低。
デザインが見慣れていないだけに質感の強度を高めないと観てる側にリアリティを与えられない。
しかもですよ
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矢印んとこ
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顔が露出してまんのや(笑)。
これはオイラの尺度で言えばダサすぎる。
サイボーグなんだからワザワザ顔を外に露出する必要ないやん。
いちじがばんじ、一事が万事こんな感じ。
これが押井が望んだ映画だと言うのなら仕方ないが、押井がものすごい妥協しなければ本作を作れなかったというんであれば、作ってもらいたくなかったよ。
押井は自分の勝利条件として映画を作り続けることができるということを著作で言っていたけど・・・。
押井の実写で『THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦』以外で言えば、手抜きでしかないゴミのような短編を作ってる。
もしや押井の名前があればボンクラな人間は観るだろうとタカくくってるか?
まあ、その通りなんだけどさ(笑)。
本当にがっくりとしか言いようがない。
長年待たされてコレか、という落胆が非常に大きい。
はっきり言って誰にもオススメしません。


『ダンスウィズミー』
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先週金曜日、109シネマズ菖蒲。
矢口史靖監督作であるので一定の安心感があり、面白かったと言える。
まず主演の
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三吉彩花が良かった。
予告編見ていた時から揺れる胸にオイラのハートを鷲掴み(笑)。
劇場本編では柔らかくよく跳ね上がるブルーのスカートのひるがえりで見えるパンチラをものともしない動き(笑)。
すごーくHな見方ではあるがその部分で非常にベストな配役であったと思う。
でんぐり返ったり、シャンデリアに捕まったりと、なかなかなアクションを実際にやっていたようで好感がもてる。
アクションについては気持ちよく見えたと思う。
三吉を押したのは矢口監督のみだったそうで、そう言う意味では矢口監督の見識は正しかったと言える。
ただコメディエンヌとしての演技力はあるのか?という難しいところ。
本作はミュージカルな上にコメディの要素があるわけなので、演技力とは別にコメディに親和性がなくてはならないと思う。
そういう意味では物足りない部分はあったと思う。
だからこそ胸とパンチラではあると思う。
鑑賞後の感想としては悪くないんだが、ちょっと無駄が多いと思う。
無駄なキャストが多いと思う。
例えば三吉の旅の道連れとなる
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やしろ優(上画像右端)に言いよる男のやりとりは、三吉と離れさせるための演出ににしか見えず、その男が物語の展開に有機的に絡んでこないのでノイズになっていたと思う。
更に言えば三吉が旅に出る切っ掛けとなる
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三浦貴大演じるイケメン上司。
この上司の存在が三吉が旅に出る切っ掛けになるのだが、全体を通して存在意義が中途半端。
これ、三浦の所為じゃなく、明らかに演出のミスだと思う。
このイケメン上司、不穏な感じを出させているんだけど、三吉はその不穏さをまったく感じていないんだよね。
最終的に三吉は勤めていた一流企業を辞めてダンススタジオをやしろ優とともにやるところで終わる。
見ている方としてはイケメン上司が罰せられる事を期待してるんだが、それがない。
時間内にイケメン上司のところに行かなければならないというタイムサスペンスがふんわりとあるにも関わらず、三吉とイケメン上司の関係がとにかく薄い。
こんなことなら催眠術師とやしろ優と三吉の三人に集中した物語にするべきだったのではないか。
本作、パートパートでは色々面白い。
会社の中でのミュージカル。
レストランでのアクション満載な感じ。
腕に鳥肌が立つ様をきっちり描写する矢口監督のセンスは素晴らしいんだが、それ以外のダンシングしてない部分が本当に退屈なのだ。
前作の『サバイバルファミリー』ちょっとどうなの?的な感じではあったが、それでも次作に期待したい。

# by 16mm | 2019-08-18 20:45 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Comments(2)

『アルキメデスの大戦』

先週土曜日、歯のメンテナンス。
いつものように美形で剽軽なドS歯科衛生士女史に歯石を取ってもらう。
歯や歯茎の状態は良好だとのこと。
ふと女史に眼は悪くないのか聞いてみる。
近場は見えるが遠くは見えない、つまり近眼であるとのこと。
「では眼鏡をかけてください」とオイラ。
「眼鏡をかけると鼻に跡がつくし、横側の視界が悪くなるからなあ」と女史。
「そんなことどーでもよい。眼鏡、メガネ女史に欲情するんです」
「ぜってーかけない」
・・・・・・
さすがドS。
ドMの草食系メタボ男子の言う事を易々とは聞かないようだ(笑)。
先生とカメラの話。
新しいカメラが出ないので話に勢いがない二人(笑)。
オイラはいまだにハッセルのバックパックに心奪われている。
先生はハッセルを持っていないので、オイラがバックパックを手に入れられれば先生に対して相当な圧力になるので(笑)、なにか衝動的に高い買い物をするであろう。
それが狙いである(笑)。


本日日曜日、銭湯に岩盤浴、ストレッチ、ジェットバス、日光浴。


先週は初めて月曜から金曜までを池袋のカプセル怪獣に(笑)。
週に一回ぐらいは帰宅しようと思っていたのだがな(笑)。
夜は比較的早く退社(22時ぐらい)、朝も比較的早く出社(6時ぐらい)のサイクルを維持するのに90分近くかけて会社にいくのはつらい。
なので自分にとって楽な方法を取っている。
これだと睡眠時間を六時間確保できるんだよね。
その代わり財布の中身はどんどん軽くなっている。


追悼:ルトガー・ハウアー
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先週書きそびれてしまったが、これはオイラの為にも書き留めておくべきだろう。
2019年7月19日にルトガー・ハウアーが亡くなった。
75歳だったと言う。
多くの作品に関わった役者であることは間違いないが出演している映画をオイラは多く観ていない。
印象に残っているのは『ヒッチャー』と
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『ブレードランナー』だ。
なので本人は不本意だろうがオイラは『ブレードランナー』をルトガー・ハウアーの代表作と決めつけて追悼したい。
『ブレードランナー』は2019年のロスアンジェルスを舞台にした映画だ。
その映画の舞台の年に現実の年が追いついたものの、映画で描かれているテクノロジーに現実はまったく追いついていない。
そんな中、映画でロイ・バッティという哲学者を演じたルトガー・ハウアーが劇中の死と同じ年に亡くなるなんて出来過ぎだろう。
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"I've seen things you people wouldn't believe. Attack ships on fire off the shoulder of Orion. I've watched C-beams glitter in the dark near the Tannhauser Gate. All those moments will be lost in time, like tears in the rain. Time to die. "
「おれは、お前ら人間には信じられぬものを見てきた・・・オリオンの近くで炎を上げる戦闘艦。暗黒に沈むタンホイザー・ゲートのそばで瞬くCビーム。それらの瞬間も、すべて失われる。時が来れば、雨に消え入る涙のように・・・・・・終わりがきたようだ」
拙ブログで何回も引用しているセリフ。
語り草になり続けている映画と、これ以上ないとも言える語り草になるセリフ。
このセリフってルトガー・ハウアーのアドリブとも言われている。
メイキングでは同じシーンで別のセリフを言っているのもある。
どちらも良いなとはおもうんだけど、やはり最終的には劇場で呟かれたこのセリフがベストだと感じられる。
このシーンなんて主役のはずのハリソン・フォードが木偶の坊にしか見えない(笑)。
年齢的にはまだまだ若い部類に入るのに惜しいとも思える。
だけど今年亡くなったのはまさに伝説を作り上げて逝ってしまった。
本当にできすぎた最後だったとおもう。
今後何度も『ブレードランナー』を観ることになるが、その度にルトガー・ハウアーを思い出すだろう。
時が来ても涙の中に消えることなく、この映画の哲学者は生き続ける。
ご冥福をお祈りいたします。
合掌。


『ふくらみふくらむ 水瀬マユ作品集』
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AmazonでKindle版購入。
予備知識なしで購入。
短編集なのだが常識はずれの巨根童貞の男と常識はずれの巨乳処女の女性の真剣な愛の物語。
無知ゆえに真剣にセックスをしようともがく様にユーモアと笑いを感じる。
優しく端正な描線。
女性がセックスに積極的になることの男の側の恐怖というものが、女性に性欲がないなどとの俗説を生んだ。
女性は男が思うほど怖い存在ではなく優しいものだよ。
ちんちんを挿れるのだけがセックスではない。
のんびりとダラダラといちゃついていれば良いんだなと。


『オールドレンズ実写図鑑』
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AmazonでKindle版購入。
ミラーレス機を使用している所為かこの手の本が出ると手に入れてしまう。
レンズの薀蓄を読むのが楽しい。
オイラの撮影で現状どうしても欲しいレンズはないんだけど、古いレンズが現役で使い道があるというのは写真で表現するという行為に幅をもたせてくれると思うのだ。
ミラーレス機だと最新鋭のレンズからコーティングも古いレンズまでそれぞれに描写の味というものを垣間見せてくれる。
古いからダメ、という認識にならないのがカメラのレンズの興味深いところなんだよね。


『ど根性ガエルの娘』第38話
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"マンガPark"というソフトを使いiPadで読む。
非常に不定期なwebでの連載形式。
第37からひと月半で28ページの掲載。
気になる連載であるのでまだかまだかとヤキモキしながら待っていたんだが、この38話に関しては、時間がかかってもしょうがないやと思った。
むしろ読んだ後だとよくひと月半で書き上げたなと思った。
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この第38話を読んでオイラは学生時代に読んだ岸田秀『ものぐさ精神分析 』に収録されていた"わたしの原点"を思い出した。
かいつまんで言えば世間的な常識としてある親の愛というものを疑っても良いんだ、という衝撃的な内容である。
産み育て慈しんで育てられたと思い込まされている子供が親の愛というものを否定するというのは並大抵の精神力ではない。
誰も彼もが親を否定しろと言っているわけではない。
親と良好に関係を築けているならわざわざ親を否定するなんていうきつい事をすることはない。
親の無常の愛というものは、子供からの見返りを求めない崇高なものかもしれないが、その一方で無常の愛などというものを子供に押し付ける事で親の言い成りにさせる圧力になることもある。
親が子供の欲するものを与え続けそれによって子供は親から愛されていると感じていながら、例えばその子供の将来は家業を継ぐ事以外の道を親によって閉ざされる。
物分かりの良い親だと思っていたら子供の将来の選択肢は完全に親に握られ、それを否定することができない。
自分はいったい親に愛されているのか?
岸田秀やど根性ガエルの娘はそのような原因で精神分裂を起こした。
それは親を否定し疑ってはならないという強固な慣習や常識に阻まれ事態の核心にたどりつけないことが原因なのだ。
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岸田秀やど根性ガエルの娘が愛だと思っていたものは暴力であったと、それを自覚するしか精神の破綻を食い止める術はない。
キツイことだがこの精神分裂を治すには自分で別の常識や慣習を身につけるしか方法がない。
それが親を疑って否定することになる。
この作者にとってはおそらくこのカウンセリングは過去のことだろう。
作品として昇華するには多くの時間と決断が必要だったであろう。
しかし、確実にこの作品を読んで心が軽くなる人もいるはずなのだ。
親を否定する勇気と後押しを、してくれていると思う。


『アイリッシュマン』


昨年撮影終了してからやっと予告編が出たか(笑)。
今年の秋に公開らしい。
公開なんだがNetflixが出資してるので劇場で上映するんだかしないんだか。
ただ、劇場で上映しないと来年のオスカーにノミネートができない。
マーティン・スコセッシの作品でノミネートができないなんてないだろう。
予告編もまたイカすイカす。
デ・ニーロとパチーノ。
洗車機からスローモーションで出てくるリンカーンコンチネンタル。
カッケー。
上映しないのならNetflixに入らねばならぬか。
CGで若返ったデ・ニーロ。
オイラもっと若く、トラビスぐらいまで若くなるのかなと思っていたのだがそうではなかった。
楽しみである。


『アルキメデスの大戦』
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先週土曜日、109シネマズ菖蒲。
この観に行った時間、TVではNHKで『この世界の片隅に』が地上波全校放送中であった。
久方ぶりに山崎貴監督の映画で楽しめたなと感じた。
『海賊とよばれた男』『DESTINY 鎌倉ものがたり』とガックリしていたが久々に楽しめたと思う。
ヴィジュアルについては相当に力が入っていた。
冒頭の大和の沈没までの戦闘やラストの強大な鉄の山のような大和の後ろ姿などは見応えはかなりある。
これは嫌味ではなく肯定的に言うのだが、この映画のヴィジュアルについての物語的な意味づけを過去の映画の見せ方を踏襲することによって観客にわかりやすくしていると思う。
ヴィジュアルを物語に即した形でオリジナルな見せ方をするというのは金も時間もハリウッド並の規模にして、監督自身が強固なイメージをもっていなければ成立し得ない。
成功した映画の映像表現を解体して意味付けるというのだって相当な思考実験が必要なものだ。
言うまでもなく本作が冒頭で踏襲しているのは『タイタニック』。
エンディングは一番最初の『ターミネーター』の嵐がくるエンディング。
それによって本作のヴィジュアルによる意味づけの方向性を示している。
良くも悪くもそのようなことが上手い監督なのだ、山崎貴は。
さらに言うと本作は宮崎駿の『風立ちぬ』をやっている。
テーマも『風立ちぬ』で孕んでいた
"ピラミッドのある世界"
を肯定的に描くか?というもの。
"ピラミッドのある世界"というのは格差のある世界のことだ。
多くの一般人には思い至らない美しいものを少数の天才が作る。
多くの一般人を死に至らしめても美しいものは作られるべきなのか?
この映画の冒頭、大和が沈没するシーンで三千人の兵隊が死んだとテロップがでる。
これは明らかに天才によって作られた美しいものの犠牲者だと断罪している。
言うまでもなく美しいものをつくった人間はその犠牲者の中にはいない。
堀越二郎も、この映画の櫂(かい)にしても自分の作った美しいもので自分の命を散らしたりしない。
なぜなら、美しいものを作る人間は希少だからだ。
『風立ちぬ』では陸軍の軍人たちの言葉を意図的に雑音にしていた。
本作では軍人たちの言葉は幼稚な思考の延長にしかなく若造の
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櫂(かい)たしなめられる始末。
櫂(かい)の良心的な味方だと思っていた
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山本五十六でさえも幼稚でどうしようもない軍人として描かれている。
あ、山本五十六を演じている舘ひろし、なかなか良かったっす。
軍人というのは徹頭徹尾リアリストであるべきだと思うのだが、本当に幼稚な思い込みだけで戦争につっぱしったことが伺える。
日本軍は陸軍はダメだったが海軍は良かった、などと言う人がいるが、どっちもダメだったんだな。
本作、どうして大和などの大艦巨砲がその時代に時代遅れだったかを説明してくれるのでわかりやすいと思う。
ラストで主人公の櫂(かい)が涙を流すんだが、それを横にいた兵隊が感動して泣いているんだと勘違いする。
言うまでもなく櫂(かい)の涙は美しい巨大な棺桶を作ってしまったことへの後悔だ。
宮崎駿の堀越二郎はそのような俗世の悲しみを超越してしまった変態として描かれている。
戦争を行う事を軽く考える愚かな国会議員がいるが、戦争になったら真っ先にお前ら前線に行けよな。
映画としてはどちらかと言うと会話劇なんだけど、全く退屈しない。
面白い映画であったと思う。


今週末はヘアカット。

# by 16mm | 2019-08-04 21:42 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Trackback | Comments(9)

『機動戦士ガンダムNT』

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静岡の歳長の友人から。
オイラが飲む前にすでに家の者が飲んでいた(笑)。


本日日曜日、銭湯に岩盤浴、日光浴、ジェットバス、ストレッチ。
ストレッチは左腕を回したり引っ張ったりして、痛い部分を探し出して伸ばす。


『TVアニメ「ヴィンランド・サガ」原作者:幸村誠インタビュー』

マコト・ユキムラの生声を聴いたのは初めてではないだろうか?
ご本人は
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こんなことおっしゃってますが・・・・・・(笑)。
このインタビューでオイラがグッときたのは1:14。
マコト・ユキムラの『プラネテス』の第一話を一人で50ページ足らずを半年かかって描いたという話。
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現実的に50ページを半年かかって描くようでは生活する上でのお金の部分で成り立たないと思ったという。
それを踏まえつつ
「・・・でも無理だと思いながらも続けてみたら、続くものですね」
・・・・・・なんつーか、この言葉にものすごく励まされた気分。
他人からの「才能なし」とか、「将来どうするの?」などといった言葉に耳を傾ける必要はないのだ。
自分がやりたい事を真摯に真面目に続けていくことの大切さを言っている。
オイラはそう捉えた。
この言葉がオイラにどんなに励みになっただろう。


『腐女医の医者道! 私も子どもたちも大きくなりました!編』
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AmazonでKindle版購入。
同じ作者で前二作が面白かったので購入。
前二作は医者としての喜びと苦悩を描きつつ、生活の上でのユーモアを描いた秀作だった。
医者になれるぐらいだから頭脳明晰なんだけど、それでも通常の生活では子育てに奮闘し、仕事と家庭を両立しつつ、趣味にも全力であたる。
それが非常に面白かった。
が。
本巻はどうにもつまらない。
どちらかというと家族、子供たちとの生活の部分を切り取っているんだけど、オイラにはこれがまったく面白くなかった。
オイラが結婚もせず家族持ちでもないので面白さがわからないのか?という風にも思える。
オイラにとっては残念な一冊になってしまった。


『教習日記』全4巻
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AmazonでKindle版購入。
予備知識なく電書版無料で手に入れられるのと表紙の画に惹きつけられた。
思った通り、優しい描線で非常に上手い作家。
秋月カイネ という作家の名前を覚えておこう。
ただ内容に関しては、自動車教習所の教師に強い偏見をもつぐらいに嫌な体験だったオイラには信じられない世界であった(笑)。
こんなやさしい教官たち。
まったくどうしようもない教官がいない教習所なんてあるのか?(笑)。
オイラにとっては信じられない世界観ではあった(笑)。
でも画は激ウマだと思う。


『青沼さんちの犬は腹黒だ うちの犬は猫かぶり 』
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AmazonでKindle版購入。
青沼貴子の描く犬との生活シリーズの新刊。
・・・・・・
う〜ん。
なんか面白さを感じられず。


『妊娠したら死にたくなった~産褥期精神病~ 1巻』
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AmazonでKindle版購入。
オイラは男なので、子供ができて嬉しい、とか、なんだってぇ、とかの気持ちは分かる。
が、自分の身体にもう一つの人間がいるという感覚は想像しがたい。
想像以上に女性に負荷がかかる。
妊娠出産というのは命がけである、ということを男はもっと意識するべきだと思った。
本巻は物語のとっかかりとも言うべきところで終わる。
続きの展開が待たれる興味深い作品だと思う。


たちばなたかし
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政治不信から投票に行って白票をだしたり、投票そのものにいかなかったり。
とても議員としてロクでもないと思われる人間に投票したり・・・・・・というのをオイラもこれまでやってきた。
バカな事をしたと本当に反省している。
だからこの"たちばなたかし"なる人物が議員になっても強く批判できないでいる。
こんな奴に投票した人間を罵ることができない。
このさ、
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尊敬し畏怖している知の巨人と同じ読みの名前であるというのが本当にイヤ。
この立花隆ではなく、ダメな方の"たちばなたかし"立花孝志が六年間一千万円以上の歳費をもらうのが腹立たしいというよりも、この愚かな男の一票が最悪の日本を作りかねないと言う恐怖だ。
ゼニカネの問題じゃない。
こんな定見のない奴でも国会で一票持ってるというのは本当に恐ろしい。
オイラがこれまで真剣に政治と向き合ってこなかったツケを最悪な形で払わざるを得ない。


『機動戦士ガンダムNT』
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『UC』の続きとしてのシリーズらしい。
福井晴敏がシナリオを書いている。
物語としては面白い。
男女の三角関係、悔恨、裏切りなどが重層的に描かれていて重みのある物語となっている。
所謂『ガンダム』における"ニュータイプ"というものを掘り下げていくうちに、魂や霊魂の存在、死者の言葉が聴こえてくるという展開になる。
『1stガンダム』でアムロとララァが戦いながらニュータイプの能力で会話をするというのも考えてみれば結構超常現象じみた話だ。
が、うろ覚えなんだけど、『1stガンダム』でララァが死んだ後、アムロと会話をしているように見えて、実はララァの声って観客である我々には聴こえなかったんじゃなかったっけ?
ちゃんと確認していないけど。
死んだララァの声はアムロにしか聴こえず、観客には聴こえないというのはギリギリにオカルトやスピリチュアルなどという胡散臭さにならないように踏みとどまれていたように感じる。
本作でいうリタの声が観客である我々にも聴こえる。
実際にはリタは死んでいるという現実。
観客に突きつけられたのは大きな嘘を強引に信じこめと言われているように感じた。
ちょっと大きく風呂敷を広げすぎたんではないだろうか?
そんな感じ。


今週末は歯のメンテナンス。

# by 16mm | 2019-07-28 19:48 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Trackback | Comments(2)

『"京都アニメーション"の放火殺人事件』『参院選 2019 』『アオイホノオ(21)』

先週土曜日、歯のメンテナンス。
いつものように美形で剽軽なドS歯科衛生士女史に歯石を取ってもらう。
女史の健康診断の結果が思わしくない、と。
かなりコテンパンなご様子。
しかし、よくよく聞いてみたら、血糖値が平均値より若干あがったぐらいだと(笑)。
オイラのように上がっちゃいけないラインをロケットに乗って軽々と飛び越えて戻ってこれてない人間とは違う(笑)。
「16mmさんをみてると、自分よりダメなヒトがポジティブに生きていてホッとする」
とおっしゃられた(笑)。
オイラとしては血糖値仲間ができたと思ったら裏切られて気分である(笑)。
治療を待っている間、先生のライカを触らせてもらう。
背面モニターのタッチパネルって使ってると便利だね。
撮影を背面モニター見ながらする人にはすごくいいと思う。
オイラは撮影はファインダーに張り付いているので使わないけど。
基本背面モニターを見ながら腕だけの力でブレのない撮影をするのは難しいものだ。
これ、サンダー平山の教えね。
両手で顔にカメラを押し付けて撮影するにはファインダーで見るのが一番なのだ。
それでもブレることはあるからね。
背面モニターのタッチパネルは設定を変えたりするのに便利だと思う。


本日日曜日、銭湯に岩盤浴、ジェットバス、ストレッチ。
左腕の五十肩の可動域が増えていると感じられて良好。


"京都アニメーション"の放火殺人事件
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7月18日にとんでもない事件が発生していた。
本日(21日)には34人が亡くなったと。
なんつーか、言葉もない。
アニメーションのスタジオにガソリン撒いて放火。
殺人つーか、虐殺だよ。
犯人は一人で埼玉県在住だったという。
埼玉県からわざわざ京都に虐殺に行ったのか。
この犯人が京都アニメーションに対して虐殺を行うほどの嫉妬の対象であったのか?
そうでなければ気分によって行われた無差別虐殺ということか。
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この事件を受けて幸村誠がTwitterで呟いていた。
『ヴィンランド・サガ』で暴力が暴力を呼ぶ連鎖の呪いを描いていた作者でさえこうだ。
この事件の犯人も大火傷をして生かす為に最先端の医療が施されるという。
オイラは自分が属していると思っている、左翼のリベラルのなかにいて、その多くが死刑反対を叫んでおられる。
ほぼ唯一、オイラはこの死刑反対には納得できないでいる。
逃げ場のない建物にガソリンを撒く人間がいるなんて普通は想像だにしないことだ。
本当にこんな犯人、完全回復させた後、この世で一番痛くて惨たらしい死に方をするべきだとマジに思う。
裁判も長々とする必要すらないと思う。
おそらく個人の心の闇などというものが正確に正しく第三者に分かるわけがないのだ。
語る本人だって、正確に語ることはしないだろうし、語れないことだってあるのだ。
・・・・・・
やめよう。
こんな愚かな人間についてなにか語るに値する言葉などない。
この事件で京都アニメーションのどんなスタッフが亡くなったのかは発表はない。
34名が亡くなり、35名が負傷したという。
生還された方々の心痛いかばかりか。
スタジオの建物と燃えてしまった資産だって相当な金額である。
が、人的資源というのはお金に換算はできない。
アニメーション制作というのは実写の映画と大きく異なるのは、その制作の大部分が人件費であるということだ。
一人のアニメーターが役者をやりカメラマンなどをやり、それを一枚一枚画にしていく本当に遠大な作業なのだ。
京都アニメーションはこれまでも画的にも質的にも高度な作品を作ってきた。
それは中のスタッフの力の賜物だ。
この人的資源を無為に無くしてしまったのだ。
この事件を受けてアメリカやイギリスや、中国や韓国からでさえも哀悼や義援金の話が来ている。
日本は嫌いだけど、『ハルヒ』は好きだという人は世界中にいるということ。
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この事件にかこつけてヘイトを撒こうというヤツがいるから腹が立つ。
欧米で日本アニメに関心があるのは京都アニメーションをはじめとした制作スタジオのおかげであって、日本がリスペクトされてるわけではない。
こういうコジツケをやるんだな右翼は。
とにかくどうしたらいいのか。
本当にやるせない事件である。


参院選 2019
本日投票日。
オイラは共産党とれいわ新選組に投票してきた。
これを書いてる時点(18時40分)ではどうなっているのか全くわからん。
マスコミは分かってるんだろうけど。
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昨日の秋葉原に安倍晋三の応援演説のために動員された警視庁に1台だけ配備されている、日野 レンジャー 2015 警視庁公安部公安機動捜査隊指揮官車両、だって。
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安倍晋三を批判した国民にのみ警察が張り付く。
第二次大戦まえのマスコミや警察ってこんなだったんかな。
オイラが鈍感なせいか、警察やマスコミがいつのまにか与党のやることに与していると感じた。
いつのまにこんなことになったんだろうか。
やはり警察の最後の敵は国民ということかね。
そうすると時の政権の内閣総理大臣が最高指揮監督権をもつ自衛隊も最後の敵は内戦における国民になるのかねえ?
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"素敵な話じゃないか これがオレたちのシビリアンコントロールてやつさ"
こんな悪夢のようなことが起こっても不思議じゃないんだろうな。
なにもかもが遅すぎたのかもしれん。


『アオイホノオ(21)』
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AmazonでKindle版購入。
『マクロス』における悪党山賀博之(笑)の話は次巻か。
ホノオくん自身にもいろいろ事態があったんだが、さほど大きな進展はない。
面白さや興味深さはやはり次巻なのだろうね。
そもそも津田さんをはじめ女性キャラがまったく出てこねー巻だよ(笑)。
そして、島本よ、いつまで引っ張るのだ
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トン子さんとのキスの顛末は(笑)。

# by 16mm | 2019-07-21 19:27 | | Trackback | Comments(2)

『トイ・ストーリー4』

先週土曜日、心療内科。
特に問題のない事を担当医に報告。
したらその担当医が次回から代わるとのこと。
次回からまた初めての担当医とのやりとりとなる。
まあパニック・ディスオーダーの症状は安定しているので、短い診察で薬を出してもらうだけだから特に問題もなかろう。


先週土曜日、銭湯に岩盤浴、ストレッチ、ジェットバス。
週一回のストレッチで左の五十肩がかなり良くなってきている。
左腕が後ろにまわるもんね。
あとは背中越しに上から出した右腕を下から出した左腕でつかめれば以前と同じになる。
地道にストレッチすればなんとかなるもんだな。


『夫の扶養からぬけだしたい』
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AmazonでKindle版購入。
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オイラは結婚したことがないので、結婚後に夫婦となった人たちの機微というものを想像できない。
なのでこの漫画に描かれているような旦那の男根主義的な妻に対する主張というものが本当に我慢ならずにいる。
"女は一人じゃ生きていけない"
一体いつの時代の話なのだ。
現実は女性が一人で生きていくには難しいくも平等に欠いた社会システムであることは間違いない。
少なくとも50代ののオイラの世代は昔ながらの家父長制から自由になっている筈だと、オイラは思い込んでいた。
現実は違っていた。
家父長制というのは夫婦になった男側に都合のいい制度だ。
家事育児をしたくない男に対する都合のいい甘えのシステムだ。
それでも好きで一緒になった二人。
どちらが主でどちらが従などという関係は女性が社会進出して独りでも生きていける現在では成り立たない。
男は嫁になった人に対してあまりにも気を使わなさすぎる。
夫婦になるとそういうものなのか?
オイラの両親は夫婦共働きで、オイラは鍵っ子だった。
正直世間で言われるようにそれが寂しいことだと感じたことがない。
一人遊びの自由を満喫していた。
何かの言い訳で「母親がいないのは寂しかった」などと言ってはいたが、現実にはオイラに関してはそんなことはなかった。
本作は妻側の作者が夫の無理解を糾弾するように描かれているが、実際は夫の職場でのストレスや悩みについても言及し、相互理解をしようという一歩を踏み出すまでを描いている。
描き方としては非常にフェアだと思う。
作者の女性としてはそれでも夫の言動や行動に対して我慢ならないことの方が大きかろう。
主婦に対して夫の上から目線の態度というのは、夫が会社の上司からされていることを妻に転化しているんだろうな。
会社でされている理不尽を遂行しなければならない苦痛を、妻に対して行なっている。
会社でされている理不尽をこなしているんだから、主婦の妻も当然これくらいの理不尽はできるだろう、と。
本作は柔らかくも優しい描線で描かれている。
おそらくフルカラーで描かれている筈だが、モノクロになっている。
電書は4色原画なら容易にフルカラーのデータにできる筈だ。
紙の印刷との差が出来てしまうというのなら、モノクロとフルカラーで配信して値段に差をつけてくれてもいい。
綺麗な着彩の作品ならフルカラーで見たいとオイラは思う。


『ヴィンランド・サガ(9)(10)(11)』
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AmazonでKindle版購入。
既に紙の単行本は持っていたのだが、やはりオイラは電書で読みたい。
で、つくづく思ったのだが、本作は一月に一回数十ページの単位ではなく、年に二度ほど出る単行本の単位ですらなく、一定のセンテンスの区切りごとくらいの単行本数冊を通読した方が面白いというのが分かった。
実際9巻から11巻を通読することでトルフィンの再生の過程、エイナルの男気、アルネイズ薄幸さ、ケティルの不幸というものが非常によく分かった。
作者がものすごく繊細に描いている。
これは本当に長い目で見ないと成立しない面白さだ。
作者は一話一話でも楽しめるように努力はしているだろうが、それでもある程度の長さになって初めてわかるということもあるのだ。
だからこそ本作は"SAGA"なのだから。


残業代が補助金
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こんなのを教授に据える大学の出であるなんて恥ずかしくて言えないわ(笑)。
もう寄付だの会合などにも参加していないのでこんな大学どうとでもなれ。
残業を肯定するわけじゃないが、ドラマでも『定時で帰ります』みたいなタイトルで定時帰りを肯定するようなドラマがあったようだけど、まあ楽観的だなと思ってる。
定時を徹底するなら例えば客が17時ギリギリに仕事を出して明日くれ、などということも取り締まれや。
取り締まれるものならな。
現状、どこかが定時で帰ればそれを受けたどこかが残業や徹夜をしなければならんのだよ。
電通を肯定するつもりはまったくないが、顧客の企業のスケジュールに対して"NO"を言いにくいという現実があるんだよ。
それに"NO"を言えば、まあ仕事がこなくなるということもあるけど、スケジュールの延長は金額にも跳ね返ってくるもんだ。
だからどんな理不尽なスケジュールであってもそれに合わせる為に残業もするし徹夜もせざるを得ない。
こういう状況下にあって"時間内に仕事を終えられない、生産性の低い人に残業代という補助金を出すのも一般論としておかしい"とかぬかす竹中平蔵!!
お前はどこの世界の一般を見てるんだ!!
こんなやつの意見をありがたがるのは経営者だけだよな。
オイラの個人的な意見。
残業はするよ。
ただし、残業代は100%払えや。
今の状態ってスケジュールのは伸びないが残業はするな。
つまりサービス残業せいと言ってるわけ。
働き方改革なんて言ったってうわべの労働時間を繕っているだけで、その下で残業代も払われずに仕事をせざるを得ない現実というものをこの竹中というバカ教授はまったく分かってないということね。


『トイ・ストーリー4』
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ネタバレなしです。
上映の始まる前に公明党のCMが入ってげんなり。
しかもなかなかデキのいいアニメーションでのCMで更にムカついた
先週土曜日、109シネマズ菖蒲。
字幕版、IMAX®レーザー2D版。
ピクサー作品で字幕、オリジナルのCVで観たのも初めてだ。
ピクサー作品で字幕版の上映って少ないからね。
その国用のローカライズを徹底している印象があるので日本語吹き替えでも別に不満はない。
同様にIMAX®レーザーの2Dを初めて観た。
印象として非常に輝度が高くて彩度高め。
それ故にシャープにも観えた。
非常に良好な画質。
アニメーションの色彩だからそう観えたのかもしれんが。
所謂実写の2Dではどんな風に観えるのか楽しみである。
で、本作、上映が始まったばかりなのでとりあえず内容についてのネタバレはしない。
本作はピクサーのフォーマットである本編上映前の短編はついていない。
珍しいこともあるもんだ。
で、
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ジョン・ラセターの名前もエンドクレジットでオリジナルストーリーとかなんとかのクレジットでしか出てこなかった。
多分ラセターの名前が出るのも本作で最後かもしれんな。
前作の『トイ・ストーリー3』で綺麗に大団円となったのを崩してまでの続編。
それに値する作品であるか否か。
前作が非常によくまとまっていただけに不安も期待もあった。
観終わって分かったのは、おそらくこの『トイ・ストーリー』という作品は本作をもって終わりだろうということ。
前作もそうだったけど、本作はどちらかというと完全におしまいということを決定づけたようなものだと感じる。
本作を作りたかった、という気持ちはわからないではない。
そういうストーリーだと思うが、蛇足であるとも思った。
誰にとって必要な物語だったのか?
それは
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ウッディにとって必要なものだったのだと思う。
無機質なおもちゃに生命を宿し、生き生きと描いた物語の終焉。
"老兵は死なず ただ消え去るのみ"
この言葉がこの物語のテーマや構造とともに非常に相応しいと思う。
本作のこれまでの定番、青空に雲のオープニングのタイトルバックとエンドの画を同じ青空に雲という円環構造を本作は崩した。
エンドは月夜で締めている。
円環ではなく、ここでピリオドを意識したものだとオイラは思った。
それは明るいものではないかも知れないという暗示とともに。
実際観ないとわからないだろうが、面白さは担保されているのでオススメとしておこうと思う


今週末は歯のメンテナンス。
そして参院選挙。
自民、公明、維新を維持でも涙目にしたい。
というか、これで自民公明維新が議席をとったらマジで日本に絶望するわ。

# by 16mm | 2019-07-14 21:21 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Trackback | Comments(2)

『凪待ち』

先週土曜日、歯のメンテナンス。
いつものように美形で剽軽なドS歯科衛生士女史に歯石を取ってもらう。
歯茎の状態が以前よりも改善しているとのこと。
先週先々週と池袋カプセル泊が多発して歯ブラシも自宅で使っているものではなかったので、歯茎の改善はダメだろうなと思っていたら然に非ず。
先生に左上親知らずの治療。
なんでも歯の根っこが曲がっているらしく、かなり苦戦しながらの治療。
オイラは全く悪くはないのだが、申し訳ない(笑)。
へそ曲がりの根性曲がりは歯の根っこも曲がっているらしい(笑)。
治療後先生とカメラの話。
といっても、最近カメラの話題がないねえ、という話(笑)。


れいわ新選組
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今選挙期間中ですね。
安倍、麻生、菅の三人は今回の選挙では退陣しないけど(参議院選挙だからね)、少なくともこの三人を涙目にしてやりたいものである。


本日日曜日銭湯に岩盤浴、ストレッチ。


『ギフト± 16』
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AmazonでKindle版購入。
ほぼ惰性で購入。
歳の所為か前巻の内容忘れてるので(笑)イマイチ話が繋がらない。
主人公であるはずの鈴原環よりもその周辺の登場人物たちが精力的に動きすぎる。
『ゴルゴ13』を含めてそういう漫画はいくらでもあるんだが、本作に関しては物語の全貌が見えてるようで見えてない状態が長々と続いている感じ。
まあ、それでもなんとなく惰性で購入するだろうな次巻も。


『日本・オーストリア外交樹立150周年記念
ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道』
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先週水曜日、残業時間調整で有給で休む。
とはいえ、この残業時間調整、現状焼け石に水なんだが(笑)。
火曜夜は池袋で泊まって、朝、件の国立新美術館に行く。
この国立新美術館、画像では何度も見ていたが、行ったのは初めて。
千代田線乃木坂駅の地下ホームから上がっていくんだが、この上がっていくエスカレーターや回廊の作りがすでに"国立新美術館"的になっていて、なかなかアガる。
非常にユニークな建築物だな。
今回は外見は見てないんだが(外見はネットの画像で散々見てる)内部の形状もユニークこの上ない。
お目当の展覧会の開場まで時間があったので、サンドイッチ食べながらそのユニークななかでボーッとしている。
『日本・オーストリア外交樹立150周年記念 ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道』は会社の同僚が一部をやった仕事であり、同僚本人からも行ってみてほしい旨を言われていたので期間中に必ず行こうと思っていたので、時期的に好都合であった。
同僚は展覧会の中で映写されている映像に関わっていた。
そしてオイラは、その映像以降はクリムトの画以外は全部すっとばして(笑)、クリムトの画のみ一時間かけてボーッと見ていた(笑)。


『PSYCHO-PASS サイコパス資料展 2112→2117 / 2120』
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東京アニメセンター in DNPプラザというのが職場の近くにあり、企画展が随時行われているんだが、おそらく初めて食指が動いた(笑)。
『PSYCHO-PASS サイコパス』の展覧会。
主に原画や動画やキャラクターの設定や美術設定などの画が展示されており、オイラ、ヨダレが垂れたよ(笑)
ボタボタボタって(笑)。
鉛筆の線の美しさが本当に感動もん。
アニメーターって本当に画が上手いんだなあと当たり前のことに感心する。
何と比べてかというと、漫画家ね(笑)。
アニメーターって多くの場合他人の画を描きつつ自分が作る動きを描くという、オイラからするととんでもない事をしてる。
こんな高度な技術を持っていながら経済的に不遇をかこうというのが本当になっとくいかない。
オイラは常々、アニメに色などつけずに原画動画の鉛筆の線で動かしてもらいたいと思ってる。
おそらく一般受けはしないだろうけど、鉛筆の線になにか神がかったものが絶対見えると思うんだよね。
あと、できればこれも一般には興味がないだろうけど、原画や動画を描いたアニメーターの名前出してほしいね。
上手い原画でも人によってニュアンスがちがうものだし、それをアニメーターの名前で知りたいのだ。
宮崎駿や安彦良和は、アニメーターというのは無名な存在であり云々という立場かもしれないが、それでも描いた人間の名を意識できる方がいいのではないかとオイラは思っている。
オイラは会期中、昼休みを利用して二度見に行ったんだけど、本当にあの鉛筆の世界に耽溺できて幸せだったよ。
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展覧会の一角に<シビュラシステム>(笑)が置いてあって、スキャンされた人間の犯罪係数が測定される(笑)。
100超えてるのでオイラ執行対象なわけだが、近くに常守監視官が居なかったので執行されずに済みました(笑)。
命拾いしたな(笑)。
この池袋泊明けのユニクロシャツのヨレ具合が執行対象だったのであろうか(笑)。


『凪待ち』
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ちょっとネタバレあり。
先週水曜日イオンシネマ春日部。
予告編観て面白そうだと思った。
なによりキャストに西田尚美様(笑)。
西田尚美以外にも香取慎吾にリリー・フランキー。
非常に魅力的なキャスティングである。
特に香取慎吾の荒んだ感じのメインヴィシュアルがなかなか良かった。
こんな感じで期待して観に行ったら肩透かし(笑)。
『孤狼の血』を観てすげえと思った監督の白石和彌。
が。
『麻雀放浪記2020』で超ガッカリした監督の白石和彌(笑)。
本作、『麻雀放浪記2020』に輪をかけて超ガッカリ(笑)。
本年度ワーストを白石和彌の二作でワンツーフィニッシュか(笑)。
本作、演じてる役者自身の魅力で持っているようなもので、その役者が演じている人物にまるで魅力がない。
例えば香取慎吾演じる木野本って男、色々不器用で世間と上手く折り合えないというのはわかるんだが、それ以前に自分の金も他人の金も見境がないギャンブル狂なわけ。
悪い奴ではない、いい奴ではあるんだけどギャンブル狂、というのはわかる。
でも明らかにダメ男なのよ。
そんなダメ男に西田尚美様演じる内縁の妻やその娘はかなり好意的なわけ。
特に内縁の妻の連れ子の娘は母親以上に木野本に懐いていると。
・・・・・・
この木野本という男、演じてるのが香取慎吾というのを抜いたら西田尚美様が惚れるような男か?(笑)。
これさ、演じてる香取慎吾の人の良さ混みで木野本を見るから悪い奴に見えないだけで、木野本本人の良いところって本当にないんだよね。
西田尚美様が木野本のどこに惚れたのかというのが皆目わからない。
木野本と内縁の妻って仲悪いわけじゃなさそうだけど、結構喧嘩もしてるんだよね。
西田尚美様がツンケンしてる印象しかないので内縁の妻も印象に乏しい。
この木野本という男の脚本上の掘り下げが足りなさすぎるのだ。
だからその周辺の内縁の妻を含めた登場人物たちのパーソナリティも意味不明。
で、キャスティングされているリリー・フランキー。
彼がキャスティングされたら、ただの通行人Aなわけないわけで、途中でリリーが・・・・・・って分かっちゃう。
そういう意味では意外性がまったくない。
『孤狼の血』のように役所広司が土左衛門になるなんてい意外性は皆無。
早い話が白石和彌の監督としての能力の限界なのかね。
登場人物たちのバックグラウンドは観客に委ねる、なんてことはないよな(笑)。
物語を推進するための要素というものを全く分かってないんではないか?
とにかく西田尚美様がまったく魅力的に見えないというのは万死に値する。
白石和彌の映画はもういいや。


本日夜中に『ヴィンランド・サガ』TV放映。


今週末は心療内科。

# by 16mm | 2019-07-07 20:22 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Trackback | Comments(2)