『トランスフォーマー/リベンジ』

先週は色々と盛り沢山の日々であった。
仕事の疲れというよりもそれらの情報量にアテられた気分。


土曜日、歯のメンテへ。
治療後に先生とカメラ話。
やはりLUMIX DMC-GH1Kが欲しくなる。オイラとしてはデジカメに光学ファインダー要らないな。液晶ファインダーにして情報を集約した方が使い勝手がいい。


日曜日。ジムに。筋トレとストレッチ。ボクシング。93.75キログラム。


朝の通勤時にちょっぴり聴いている文化放送の『吉田照美 ソコダイジナトコ』のアシストである唐橋ユミが携帯電話用の配信で会津弁による『智恵子抄』の朗読がダウンロードできる。
いや〜。非常に素朴で良い声だなあ。タマランですなあ(笑)。
今まで朗読というものに興味がなかったのだが、なかなか良いものだと思った。


ダ・ヴィンチ誌で西原の特集。買わずに入れるか(笑)。
毎度ながら西原の教養の深さに驚かされる。
ゾクリとするような真実をザクリと突いてくるね(笑)
"男の子って自分を強くしてくれる鉄のものが好きですよねえ。<中略>時計に車に電車でしょ。カメラもそれと一緒。要するに男の子はツールがないと外部と接触できないんだなって、......"
『いけちゃんとぼく』、観たいけど近くでやらないんだよな。拡大で上映してくれないかしらん。


Cut誌購入。
北野武、押井守、クリント・イーストウッドetc...興味のある人物が山盛りなのでホクホクしながら読む。


『東のエデン』
最終回。エンディングで続きを二部構成の劇場版として公開するらしい。
多分限定公開なのかもしれないけど。
折角TVという媒体で多くの人間を引きつけておいて、映画で続きをだすというのは「どーよ」ってな感じ。
どうせ劇場ではそうそう観客は入らないだろうからTVでそれをやれば良いのにと思うのだが。
TV版としての最終回はなかなか面白かった。様々な謎を謎のままにしておいてひとまずの締めくくりが出来たのは、滝沢が例の指でミサイルを撃ち落とすシーンを観る事ができたからだと思う。
ラストはガラクタの白馬の王子が誕生したところで終わる。
録画は全話完全に出来たので全部通しで再見するつもりである。
神山監督というのは本当に良くも悪くも真面目だなと思う。
押井のように部分的な不真面目さを出さずに、兎に角非常に優等生なのだ。皮肉ではなく。
なので『パト2』での押井に対する現在からの答えを神山監督が必死になって出したんだろう。
明らかに『スカイ・クロラ』のカンナミ・ユーヒチのキャラを出し、そしてそれは押井の隠喩であり、ミサイルを撃つだけで状況は変わる訳は無いという神山監督のアンサー。
しかしである。神山監督の答えというものは『東のエデン』だけで言えば、実際にミサイルを撃った者がいなければ成立しないものだ。
放たれたミサイルを撃ち落とす。
したがってミサイルが放たれなければそもそも答えとして成立しない。
そう考える続きである王子になってからの話というものが神山監督の本当の答えになるのかもしれん。


今年は本当に印象深い人が立て続けに亡くなっている。
それを考えると相当に重くなる。
ノアの三沢光晴選手が亡くなったが、更にテッド・タナベまでもが亡くなった。
オイラは今まで2度しかナマのプロレスは観たことがない。
一度はみちのくプロレスを見に会津までいったとき。
二度目は後楽園ホ−ルでFMWを観に行ったとき。
テッド・タナベはプロレスのレフェリーだ。
一度目のみちのくプロレスの時にもレフェリングしていた筈なのだが、覚えていない。
二度目のFMWでのテッド・タナベが印象深かった。
たしか前座の試合だったのだと思うが、コロコロと丸い身体で機敏に動き、それがカッコよかったのだ。
その試合でのどの選手よりもカッコよかった。
メインを張った試合が実にショボかったので余計だったのかもしれない。
そんなテッド・タナベが学校給食の配達をしていたとして驚いた。
どういう理由か正確な所は分からないがプロレスのレフェリーだけでは食べて行けなかったと思うと泣けてくる。
プロレス好きにとっては常識中の常識であるのであろうが、オイレはプロレスというものは技を繰り出して相手を倒す格闘技だとずっと思っていた。
三沢光晴選手の記事を読んでそれが誤りだと分かった。
プロレスは相手の技に耐える格闘技なのだ。
そう考えれば今までプロレスで腑に落ちなかった部分の全てに合点がいく。
笑い話として、なぜマットに寝転んだまま相手がコーナーに上に昇るのを待っているのか、とか、なぜ避けられそうな技を避けないのか、とか。
相手の持つ技を受けて耐える。耐えられなくなったから負けるのだ。
耐える以前に相手に技をかけさせなければ良いというものではない。
鍛錬してきた相手の技を受ける事にプロレスがプロレスである意味があったのだ。
その為の練習であり日々の鍛錬。
八百長だとかショーだとか言う事は、命をかけている選手に対する侮辱に他ならない。
実際に三沢光晴選手は死んだ。受け身が上手いと評判であったにもかかわらずである。
本当に紙一重の所にある死を感じつつ彼らは闘っていたのだ。
名誉も金もその酷使する肉体に比べて甚だささやかなものであったろう。
コロッセウムともいうべきリングの中央で命をやりとりする者達。
命の値段としては明らかに安い入場料しか払っていない観客の罵声を浴び、たまに賞賛を受け。
しかし、まだその命のやりとりが金になっていれば良かった。
観客の減少とTV放送の打ち切りから分かるのは、命のやり取りですら観る側が退屈に感じるようになってしまったということだ。
見て買ってしまったオイラが言うのもなんだが、週刊プロレス誌に載っていた三沢選手の青ざめた身体の写真を見ていたたまれなくなった。ご家族はあの写真を見たら本当にツライだろうなと思う。
三沢光晴選手とテッド・タナベ氏にご冥福を衷心よりお祈りする。


『トランスフォーマー/リベンジ』
金曜日の会社帰りにMOVIXさいたまにて。
いやもう面白かった(笑)。
完全なジェットコースタームービー。
突っ込みどころ満載だけどアクションと爆破と銃撃とお色気(笑)をたたみかける事によって、突っ込む暇を与えない(笑)。
観客が頭をカラにしてボーっとしていられる映画である事は間違いない。
が、観客の頭をカラにする映画を作る人間の頭まではカラではない(笑)。
マイケル・ベイの映画であれば『ザ・ロック』が一番好きかな。
テンポ良くサクサクと進みダレ場を作らないところは商業監督としてはさすがである。
しかし、観ている間は気にならなかったがやはり2時間30分というのは長かったw。
この手の映画は2時間で十分だね。
米軍の現行兵器がわんさか出てくるが、それがCMになっているんだか皮肉になっているんだかよくわからん(笑)。
メカロボがくんずほぐれつしてるとなにがなにやら分からなくなるのだが、相変らず変形の動きはかっこいい。
ロボットだからあまり気にならないが描写としては結構エグイことをしている。
この辺りスピルバーグの悪趣味な部分がちょっと出てるなと思う。
シャイア・ラブーフの演技の一部が、昔デ・ニーロが演じた『レナードの朝』のようなことをやっていて「ほほう」とちょっぴし感心した。
ヒロインのおねいさんはイマイチ日本人受けしないような気がする(笑)。無意味にセクシーだけどこの映画においては意味のあるセクシーだと思う(笑)。
ジョン・タトゥーロはたぶん小遣い稼ぎでの出演だろうね(笑)。制作者としてもジョン・タトゥーロ程の演者がいると若造俳優だけの軽さをごまかしてくれるからいいんだろうね。
バンブルビーがかわいかった(笑)。
冒頭のシーン観てDVD買おうかな、とか、前作より面白いかも、とか思ったけど、多分DVDは買わんだろう(笑)。


おおお。今日の『情熱大陸』は種田陽平ぢゃん。録画録画w


今週は『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』も観たいのだが『愛を読むひと』も観てみたいな。
by 16mm | 2009-06-21 21:26 | 映画・DVDの感想など。 | Trackback(1) | Comments(6)
Tracked from 人間関係情報商材・評価ラ.. at 2009-06-21 22:04
タイトル : 人間関係情報商材-2009.6.20集計ランキング更新
人間関係情報商材の2009.6.20集計ランキング... more
Commented by chata at 2009-06-21 21:50 x
>『東のエデン』
一応終わりましたが、全話の詳しい解読本が欲しいところでス。
「ミサイルは男○の象徴」みたいな解説入りのw

>『トランスフォーマー/リベンジ』
ディセプティコン勢のカラーがほぼ灰色なのでわかりにくかったス。
今回もバンブルビーがかわいいのは同意w
Commented by JunBo at 2009-06-21 22:29 x
あっ。私も
プロレスの技を受けてる姿見て なんでよけないんだろ?
って思ってた(@@; なるほど。耐える為だったとねー。深い。

愛を読むひと。
泣いちゃう・・泣けちゃう作品なのよねぃ?
オバチャン、涙腺弱いからこゆのは一人で観れないなあ。
泣いてひどい顔になって観終えた後 映画館の外でれなくなるw

トランスフォーマー。
アニメはよくみてたんだけど、、、実写もマルなのねー
そそられるなぁ((ロボ好き(^v^)
Commented by 16mm at 2009-06-21 22:30
■re:chataさん
『東のエデン』、解決してない謎や伏線が多すぎて、解説イコール映画のネタバレともなりかねないので当分無理かもですね(笑)。
後半のミサイルの迎撃シーンは神山のチンチンと押井のチンチンのチャンバラか?みたいな(笑)。

『トランスフォーマー』はできれば日本人受けするヒロインをと(笑)。そんなに胸大きくなくていいから(笑)。
Commented by 16mm at 2009-06-21 22:35
■re: JunBo丼
プロレスって技を受けるという事を考えないと成り立たないと思ったら結構納得出来ました。


『愛を読むひと』はねえ、なんかエロティックな感じがそそるですよ(笑)。そんな動機です観たいと思うのは(笑)。


『トランスフォーマー』
不可ではないけど可でもないですよ(笑)。退屈しのぎでジュース飲み散らかしてポップコーンを食べながら頭を空っぽにするにはいいかも、って程度(笑)。
でもロボのシーンはカッコいいです。萌えます(笑)。
Commented by JunBo at 2009-06-21 23:03 x
技受けてナンボ。的な他のものを想像したら
やられるのがわかってるのに 変身終わるまで待ってるヤツとかー
自己紹介?ひとりひとり名前言い終わってポージングするまで待ってるヒーロー戦隊ものの敵さんとか・・
けなげな。 プロレス精神なのかもと ちくっと思ってみた^^;

エロスなのはみたいけど 泣けてしまうとエロスに浸れなくなるー
((浸りたいのかっ?!((笑笑゛


ロボはカコイくて萌えるならオケv
レディースディに行っちゃおうかなっ  ヾ( *゚▽゚)ノ゙
Commented by 16mm at 2009-06-21 23:40
■re: JunBo丼
>ロボ
でもねヒロインは日本人受けしないと思ふ(笑)。
たしかにロボットはカッコいいよw


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