『9(ナイン) 9番目の奇妙な人形』

報道はされてないようだがガソリンの値段がちょっとづつ上がってきている。
今ハイオクで140円。
会社には内緒で通勤で使っている訳だが困ったもんである。


5月4日に京浜工業地帯に写真を撮りに。
ゴールデン・ウィークのUターンラッシュにつかまるか、と思いきやすんなりと15時ぐらいに現着。
目的は歯の先生から借りたカメラを使う事。
Canon 5D Mark II。
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これは気に入っているのだが、何枚か撮ったうちの一つでこれがベストでございました。
まだ中途半端なレタッチなのであるがピントは切れるようにバッチリ。
超ローアングルでノーファインダー。
彼の表情もなかなかで良かった良かった。
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夜景を撮るのが目的だったので19時ぐらいまであちこちフラフラして時間を潰しておった。
F10の感度100で30秒露出。
2110万画素というスペックへの気負いというのはまったくない。
rawで撮影したが、今のマシンなら現像も楽にできるという事が分かった。
しかし、もうちょっと丁寧に撮れば良かったという反省点はある。
長時間露出と高画素化でちょっとしたブレも拾ってしまう。
セルフタイマーでシャッターを切れば良かった。
ちなみにこの工場の下を『ピンポン』でARATAがランニングしてたっけ。
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またも『紅い眼鏡』の話である。
最後のシメにタクシーの運転手の顔が明らかになるのだが、これがアニメーターの大御所である大塚康生。
実に柔和で物語のシメくくりにはもってこいの笑顔だったのだが、考えてみれば大塚康生を知らない人が見たら「誰だ?このオっさんは?」ってなるやな(笑)。
オイラは大塚康生の人となりを本やなんかで知っていたから非常に感慨深く思ったのだけど。
そう考えるとこの映画超マニア向けと言えなくもないやな。
観る人を相当選ぶね。千葉繁や玄田哲章を知らなくても、彼らは物語に常に関わってきたから問題ないだろうけど、最後のオチは大塚康生を知らなくては成立しない。
これから何十年も後、大塚康生を知らない世代が出てきた時、この映画はどう観られるんだろうか。
そう言えばベルナルド・ベルトルッチの『シェルタリング・スカイ』のラストに原作者が出てきたが、ポール・ボウルスを知らないオイラの頭は「???」であったっけ(笑)。
知ってないと分からないというのは知らない観客をスポイルするものだね。
反対に知ってれば味わい深いものになるんだろうけど。


本日、日曜日ジムに。
nike+の電池が切れたようで反応無し。
また買わなくては。
これ電池の入れ替えが出来るようにならないかな。
ストレッチと少々の筋トレ。
ランニング・マシンで65分で8.03キロメートル。
当面の目標である1時間で8.5キロは結構ハードル高いな(笑)。
8キロでも結構キツかったりするからね。
90.65キログラム。



チャタログ☆SPICY!で紹介されていたものである。
吹き替えを作った人がやってるようだが、上手い。
字幕だけでも面白さは分かるけど、やはり吹き替えたものを聴いた方がい面白いね。


『チェイス~国税査察官』
物語はクライマックスになりどんどん重くなっていってる。
鬱陶しかった父と娘の葛藤も伏線と思えばなるほどなと思える。
鳥肌実...もといw...ARATAの過去(役の)が徐々にあかされていく。
ARATAのポジションがこの物語における司祭のようなところを担っているのだろう。
ある意味現実での隠されいる本音を次々と吐露していく。
悪役というのはそうしたものだ。


『知られざる“龍馬伝”世紀の英雄・坂本龍馬最大の謎と秘密の暗号』
フジTVの番組。
なんとなく観てしまった。
大仰の"龍馬コード"などと言って盛り上げていたのがかえって鼻につく(笑)。


『龍馬伝』
イエローのフィルターの使用。
リアルな屋内照明。
土佐藩邸での桜散るなかでの龍馬と武市の別れの予感のする構図。
寺田屋のオカミが草刈民代。
龍馬の母親役からの再登板。
なかなか面白いキャスティングだが、果たして草刈の演技的には大丈夫なのだろうか。


週刊現代誌で草刈民代のカッコいいヌードを見る。
写真集は買わないが(笑)。


『9(ナイン) 9番目の奇妙な人形』
土曜日、MOVIXさいたま。
地元の映画館ではやらない。
オイラは未見なのだが『ボラット』という映画ある。
自称カザフスタンからやってきたTVクルー、とかいうフレコミでアメリカで取材をした映画だった。
それがムチャクチャで、取材対象にわざと人種差別的な誘導をしかけて
「ユダヤ人をぶっころせ」
などと不穏当な事を言わせるのだ(笑)。
その時にボラットの
「わたチ、カザフスタンからやてきました、ボラトいいます」
などと言って相手を油断させているのだ。
そもそもアメリカ人、カザフスタンが分からない(笑)。
だからボラットのたどたどしい英語(演技であるがw)にまんまと騙されるのだ(笑)。
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↑これがボラット。
ちなみにボラットのサシャ・バロン・コーエンはイギリスのユダヤ人らしいが(笑)。
で、前置きが長いが、『9(ナイン) 9番目の奇妙な人形』である。
この映画のプロデューサーのひとり、ティムール・ベクマンベトフ。
言い慣れない頃のアーノルド・シュワルツェネッガーと同じくらい言いづらい名前である(笑)。
傑作である『ウォンテッド』撮った監督である。
すごい。
このティムール・ベクマンベトフがカザフスタンの人なのだ。
『9(ナイン) 9番目の奇妙な人形』_c0022635_2128737.jpg
↑これがティムール・ベクマンベトフ。
つまりアレだ、カザフスタンの人がボラットみたいな顔つきであるというのは間違いであるということだ(笑)。
どちらかというと、オイラが昔よく行った飲み屋の大将にそっくりだよ(笑)。
すっごく親近感が湧くね(笑)。
......
またも脱線である(笑)。
『9(ナイン) 9番目の奇妙な人形』についてである。
この映画のパンクな雰囲気であるとか、ガラクタで作られたようなギミックなど好みの部分は結構あった。
だから観に行きたいから観に行ったと言える。
しかし、もうこの手の映画の世界標準、というか、その世界標準が世界最高峰であるピクサーの映画にはまったく及ばない。
最初はピクサーが手を出していないダークさをテーマにしてるんだなと思っていた。
確かにそうなのだが、ピクサーと比較してしまうと圧倒的にリッチさが足りないのだ。
具体的に言えば映像そのもの、背景美術が平板に見えてしまう。
これが技術的な問題や制作費的な問題ならしょうがないだろうが、作ってる方が「アニメならこんなもんだ」という感じで作っていたのなら残念である。
映像も物語も、比較対象をピクサーにしてしまうのが間違いなのかもしれないが、どうもスキだらけなのだ。
ピクサーの映画の比較対象はピクサーの映画群の中でしかできないほどに突出しているのだと思う。
思うにピクサーの制作者達はアニメーションに対する真剣さが他のプロダクションよりもあるのだろうということだ。
なんとなくテーマ的な部分でピクサーと別の面白さがあると思って期待していたのだが......。
アクションのアイデアであるとか部分的には観るべき所はあるんだけどね。
あくまでも部分的に。


今週は『グリーン・ゾーン』かな。


『パーマネント野ばら』も観たいが、こっちはまた地元じゃやらんだろうな。
原作を買って読んでいたが細かい事は忘れている。
たしか結構重ためなラストであったのは間違いない。
もう一度読みたいが部屋の中で本が行方不明である(笑)。


今週末は歯のメンテナンス。
by 16mm | 2010-05-09 21:44 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Trackback | Comments(8)
Commented by chata at 2010-05-09 22:08 x
ネコたんがプロのモデルに見えます・・・工場かっけー!FF7の魔光炉みたいですねぇ。
1920x1080サイズの壁紙で欲しいです。超欲しいですw
ほほぅ、ここを走った後バタフライ・ジョーの待つ体育館へ帰ったわけですかw

そのARATAの『チェイス』面白くなってきましたねぇ。
『龍馬コード』の番組は、無駄を省けば1時間にまとめられたと思うw

北斗フーンのげんこつは、ラオウのバージョンも相当やヴぁいですw

いまテレビの『300』を垂れ流してるのですが、王妃?がサラコナーの人だったとわw
Commented by 16mm at 2010-05-09 22:36
■re:chataさん
お褒めいただいて嬉しいです。
ネコについては本当に大人しくて。広角レンズだったので相当近づいたのですがまったく逃げませんでした。
その他数カット撮ったのですがブレとかピンボケとか構図がイマイチとかで(笑)。
この一枚しかまともなのがなかったです(笑)。

工場については、お褒めいただいてうれしいです。
ありがとうございます。
実はこのカット、100パーセントで見るとピンボケなのですよ(笑)。
小さくしてごまかしているということもあります。
もしよろしければこれ以外でもちゃんとレタッチしていくつかアップいたしますのでお待ちいただければ幸甚。
ああ、人に欲しがられる写真を撮った、と思うだけでなんて幸せなんだろう。

>『龍馬コード』
おっしゃる通り。
本当に1時間でまとめるべきだったと思います。

>『300』
サラコナーの人!知りませんでした。
監督ザック・スナイダー。『ウォッチメン』の人。
Commented by JunBo at 2010-05-09 22:43 x
あっ。カザフスタンのホンモノのひと!
うちの父親が髭はやすと こんな感じかもーw
もすこし人相悪いけどw((知人らに、ヤ。のヒトみたいとよく言われるw
ボラト・・なんてモヂャ具合に衝撃的なV服w

それにしても
黒猫なんて美猫♪「撮らせてあげてもいいわよ」的な顔してるん★
Commented by chata at 2010-05-09 22:50 x
写真お願いしますです。ヨダレ垂らしながら待ってますw PC用にクールな壁紙が欲しいので!

『300』の映像みてると、出るのかわからない『ウォッチメン』の完全版が欲しくてたまらなく・・・w
ザックサンの映画はハズレなしですね。最初のゾンビのは観てないけどw

あと店で『アバター』垂れ流しをみてたら、ブルーレイが超欲しくなりました。
が、こちらも絶対出る完全版が発売されるまでガマンがまんw
Commented by 16mm at 2010-05-09 22:53
■re:JunBo丼
うはははは。
カザフスタンの人ってみんなこんな顔なんでしょうかね。
東洋人というかアジアっぽいお顔立ちなんですな。
『ボラット』って映画は観てませんが、相当に無茶苦茶らしいです(笑)。

>黒猫
猫に詳しくはないのですけど、やはり美猫ですか。
この一枚がちゃんと撮れていて良かったなと思ってます。
というか、この美人さんに「撮らされていた」というべきか(笑)。
Commented by 16mm at 2010-05-09 22:56
■re:chataさん
いや〜、本当にそう言っていただけてすんごく嬉しいです。
ありがとうございます。
なるべくはやくアップしてお伝えいたします。

>『アバター』
今年の夏にロング・バージョンが公開されるという噂があるようです。
これが多分ディレクターズ・カットになると思いますので、それまで待とうかと。
それにしても、オイラもボチボチブルーレイかしらん(笑)。
Commented by chata at 2010-05-15 01:42 x
こんなに若かったとわ!痴漢やオナマスのときはもっと・・・

p://news4vip.livedoor.biz/archives/51541992.html
Commented by 16mm at 2010-05-15 12:22
■re:chataさん
い〜や、"ナカのヒト"きっと30歳は越えている筈である(笑)。
まちがいねーよ、ブラフだよ。こんな若さで『オナニーマスター黒沢』描いたなんて(笑)。
福井アニキの"ナカのヒト"が、おそろしい風体の硬派の文筆家であるように(笑)。そうでなければ、あんな普通は字もヘタッピな男に恐怖の長編賞取り作家が勤まる筈がない(笑)、と安彦良和は言っていた(笑)。

ああ、才能あるってのは若い時から出て来れるんだな。

しかし、ジャンプからとは。

健闘を祈りたいものである。


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