『トランスフォーマー ダークサイド・ムーン』『カーズ2』

このところ息苦しさの発作は出ずに病状安定。
飲んでるヤクの所為だと思うが(笑)。
そのかわり結構夜早く寝ても朝が眠い。
病状が安定している時期にカウンセリングを受けてみようかと思案中。
保険適用外とのことで50分6000円ぐらいとのこと。


本日日曜日、ジムに。
ストレッチ、ランニング・マシン。
筋トレはサボり。
ランニングマシンは66分で5.56km。傾斜を7度から13度ぐらいをランダムに。
次回はもうちょっと負荷を増やそう。
体重90.45kg。
アンダー90kgは夢だったのかw。
食事は変らず減らしているのに(笑)。


『SP 5巻』
話の展開のさせ方などは映画版(TV版ではない)よりは上手くまとまっている。
ただ一カ所気になる作画があった。これが今後の伏線であった場合、作画のミスだったとしたらちょっといただけないなと思ったりした。


LEICA DG SUMMILUX 25mm/F1.4 ASPH. H-X025が来た。
待望の35mmカメラ換算での50mm画角のレンズ。
AFでピントを合わせた後にファインダー内で拡大してMFで微調整する。
この作業を練習する。
後はレンズ・アダプターをニコンとコンタックスG用の二つを注文しておいた。


『トランスフォーマー ダークサイド・ムーン』
金曜日夜、109シネマズ菖蒲。
IMAX3D版 字幕版。
ネタバレあります。
歴史的な事実であるアポロ計画から始まる映画のアバンタイトル。
この辺りは当時のニュース映像などをちりばめながら緊張感のある展開。
先日観た『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』と同じで、荒唐無稽な物語にリアリティを与えるよりどころに歴史的事実を組み合わせている。
宇多丸も評論で言っていたが、今後ある程度の、本当にささやかな程度の歴史的事実の教養が観る側に求められる事になるかもしれん。
いや、知らなくても楽しめるようには作られているが、知ってた方がより楽しめるのは言うまでもない。
その緊張感ある少々長めのアバンタイトルが終わり本編に突入。
いきなりオネエちゃんのお尻をおっかけるカットから始まった(笑)。
さすがマイケル・ベイ。
ある意味で信頼できる男である(笑)。
今回からヒロインがミーガン・フォックスからロージー・ハンティントン=ホワイトリに変った。
個人的にはロージーはミーガンよりは好みのお顔立ちなのだが、それも程度の差でどちらもイマイチ日本人受けしないのではないかな(笑)
その後主役のシャイア・ラブーフの就職活動をめぐるドタバタがあるのだがその辺りは退屈で(笑)。
早よアクションを見せんかいw。
で、中盤からクライマックスはシカゴを舞台にした戦闘シーンが展開される。
スピルバーグの『宇宙戦争』と同様なアメリカ国内での内戦のイメージ。
否が応でも"9.11"を思い起こさせる。
その"9.11"のイメージが本作での戦闘シーンの恐怖感にリアリティを与えている。
スピルバーグの映像的な力学とでもいうか。
自分の観た、感じたものを映像に置き換える時、その背後にある何万人の死などの感情的な部分を排して、純粋に快感曲線にのっとった映像のエッセンスのみを抽出して作り上げる事に長けているのだと思う。
だからそこには血にまみれた死体などは存在せず、人間は石が砕けるように四散するように描写されている。
映像的な描写が見事なのですべてがリアルに見えるが、やはりエンターテイメントの枠内で収まる描写に徹していると思う。
しかし戦争がこの程度のものだと思われるのもね。
ところでこのシカゴ・シーンの描写は圧巻であった。
生物、というか魚のようなものを模したようなあり得ない飛行物体がシカゴの街並と共存している様は圧巻であった。
ロケ、CG、セットと様々な要素をくみ上げて作ったものだろうが、すごく堪能できた。
ただ、本作は『アバター』と同じカメラで3D撮影した映画というところが触れ込みであったが、ジェームズ・キャメロンほどには上手く使い切っていなかったかなと思う。
『アバター』を3Dで観たのはもう一年以上前なので細かいところは忘れているが、あの映画は劇場のスクリーンより物体がせり出すような演出をかなり抑えていたと思う。
ここぞという時、例えばあの大きな樹が焼かれて降ってくる灰などはスクリーンの手前に落ちてくるように見えたりしたが、それぐらいで。
せり出す演出は少なくポイントを絞って効果的に使われていた。
それ以外はむしろスクリーンの奥に眼がいくような演出、つまり奥行き、平面のスクリーンの向うに広がる世界観を感じさせるような見せ方をしていた。
しかし、『トランスフォーマー ダークサイド・ムーン』においてはスクリーンの平面の奥に世界は広がっておらず、逆にスクリーンの手前が大忙しな状態。
ケレン味あふれる派手さはあるのだが、所詮スクリーンから自分の目の前までの間に世界観がせり出して来たにすぎないとも言える。
演出的な洗練さは『アバター』の方が断然上なのだが、『トランスフォーマー ダークサイド・ムーン』的な派手さも多少は必要だなと思う。
『トランスフォーマー ダークサイド・ムーン』、全編3Dカムは使っておらず、所によっては2Dから3Dへの変換した部分も散見された。
『アバター』がどれだけリッチに粘り強く試行錯誤を重ねた結果の映画であったかが本作を観て分かった次第。
本作はマイケル・ベイがオーナーのデジタル・ドメインがVFX担当だが、ジェームズ・キャメロンはそのあたりなんとも思ってないのかしらん(笑)。
キャメロンがデジタル・ドメインを設立して、どんな経緯で離れたのかはしらんが。
このシリーズは本作で打ち止めだとのことだが、サムとバンブルビーの二人を主軸にした話だったら良かったのになと妄想。
それじゃ『トランスフォーマー』ではなく『アイアン・ジャイアント』になってしまうか(笑)。


『カーズ2』
土曜日、109シネマズ菖蒲。
3D版 字幕版。
ネタバレあります。
前作の『カーズ』は面白かったんだけど、イマイチ自分の好みに合わないなと思った。
が、本作『カーズ2』は非情に楽しめた。
主役のライトニング・マックィーンが謙虚で好感がもてる造詣になっていたのが良かったということもあるが、この映画どちらかというとメーターが大活躍の話になっている。
この映画も『トランスフォーマー ダークサイド・ムーン』と同様なちょっと長いアバンタイトル。
車のグリルの部分が黒くヒゲのようないかにもイギリスっぽい顔立ち(笑)のフィン・マックミサイル。
往年のスパイ映画風を見事に現代の視点で作っているのが見事だ。
潜入していた仲間のスパイが立方体にスクラップにされたのを見て、フィン・マックミサイルが的に居場所がばれて逃げ回るアクションシーンでオイラは完全に映画に引き込まれたよ(笑)。
今回も練り込まれたアクションと話の運びは見事なもので。
ただ最期の件を引き立たせる為であろうが、ちょっとメーターのおバカ、というか、無神経っぷりがどーもイラついて感情移入出来づらかった。
前作はライトニング・マックィーンがメインの成長物語だったので、あまりメーターの無神経さに気がつかなかったのかもしれない。
そんなメーターをライトニング・マックィーンは途中うんざりするわけだが、最終的にはメーターのありのままを受け入れようとする。
けど、そんなものかなあ。
おバカはいいけど、無神経さというのはオイラは我慢ならんと思うのだが。
しかしね、必死に爆弾をかかえた自分からライトニング・マックィーンを引き離そうとしたり、最期の最期で機転を利かせた起爆解除方法を見つけ出したメーターを見ると、彼もすこしは成長したんだなと思いホッとしたりもした。
さすがピクサーだな。
本当にたいしたものである。
で、いつも楽しいエンドクレジット。
今回もずっと見てたくらい楽しいものだった。
ここ最近のジブリのエンドクレジットが本当に気に入らなく思っていたので(笑)。
エンドクレジットというのはその作品を作った人達が観客に紹介される場であるのだ。
だいたい自分の知らない人間の名前が出るのを見るのは退屈で辛いものだ。
だからといって、ジブリのように五十音順で役職名もなしに表記されるのはどーも作った人達を蔑ろにしているように思えてならない。
だったらオープニングクレジットで個別に表記される宮崎駿や鈴木敏夫もエンディングでまとめてしまえばいいではないか。
なんか妙な格差がついて気に入らない。
ピクサーはそのエンドクレジットにべつの回答を出した。
エンドクレジットも作品の繋がりとしてつくり観客の席を立たせない努力をしている。
ジブリのようにエンドクレジットは退屈だから早く終わらせた方が客も満足でしょ、という考え方とは真逆。
ピクサーのエンドクレジットだって、オイラが読めるのはジョン・ラセターぐらいだけど、あんなにカラフルで楽しげなクレジットだったら席は立たないな。
ピクサーではミヤザキが神のごとき存在として言われているのは分かるが、やはり違う道を歩みだしたなとう気がする。
by 16mm | 2011-07-31 21:48 | 映画・DVDの感想など。 | Trackback | Comments(2)
Commented by chata at 2011-08-03 23:10 x
コメ遅くなり、申し訳ないッッッス!

映画館にて気になる予告2つ。
新スパイダーマンと、鈴木オートw
スパイディはバットマンみたいに大人気の前作を超えられるのか?
鈴木オートはCGゴジラを倒せるのか?!
いやー、来年も楽しみでございますねw
Commented by 16mm at 2011-08-04 06:05
■re:chataさん
おはようございます。
お疲れのところコメント恐縮です。

新スパはともかくw、鈴木オートの予告やってましたか(笑)。
と、思ったら公式HPでも予告編やっていた(笑)。
来年かあ。
来年は『エヴァ』の続編もやってもらいたいものであるw。


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