【日本インターネット映画大賞】日本映画部門・2013年映画ランキング

日本インターネット映画大賞
日本映画部門・2013年映画ランキング


[作品賞投票ルール(抄)]

選出作品は3作品以上10作品まで
持ち点合計は30点以下。ただし投票本数が3本の場合は30点(10点×3作品)とする
1作品に投票できる最大は10点まで

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【作品賞】(3本以上10本まで)
「風立ちぬ」10点
「HK 変態仮面」 8点
「かぐや姫の物語」5点
「夢と狂気の王国」3点
「そして父になる」 2点
「劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 新編 叛逆の物語」2点

【コメント】
●「風立ちぬ」
73歳の老監督と決めつけていたにも関わらず、最後の作品?でとんでもない腕力の映画を作った事に敬意を表したい。
●「HK 変態仮面」
この映画が「ガッチャマン」や「R100」などと同列見られてしまってるとしたら間違いである。
すくなくとも製作者達は本作と真剣に向き合って作っている。難点を言えば製作期間や制作費の少なさで妥協せざるをえなかった部分だろうか。傑作であるといえるだろう。
●「かぐや姫の物語」
宮崎駿はアニメーター出身だからこそその困難さから本作の手法で劇場映画を作ろうとは思いもしなかったろう。ある意味画を描かない演出家の強みかもしれないが、そうは言ってもやはり高畑勲だから作りえたし、周りのスタッフもこの難行に取り組んだ。手書きの力強さそのままのアニメーションは非常に魅力的で、今後も上手いアニメーターの作画はこの手法で観たいと感じたが......無理だろうなあw。

次点 「凶悪」「地獄でなぜ悪い」
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【監督賞】              作品名
[宮崎駿] (「風立ちぬ」)
【コメント】
有終の美を飾れた傑作。

【主演男優賞】
[鈴木亮平] (「HK 変態仮面」)
【コメント】
この荒唐無稽な映画に一定のリアリティーを与えたのは主演の鈴木亮平の肉体改造と真摯に練った演技プランにあると思われる。
こういう生真面目な俳優がいるからこそ、絵空事のなかに信じられる夢や希望が表現できるのだと思う。

【主演女優賞】
[二階堂ふみ] (「地獄でなぜ悪い」)
【コメント】
園子温の監督作で並々ならぬ個性と実力を発揮する。現状この女優を演出できる演出家は非情に少ないと思う。「脳男」を観てそう思った。

【助演男優賞】
[リリー・フランキー] (「そして父になる」 「凶悪」)
【コメント】
この人を賞にいれていいものか悩みどころなのだが、それでもそれぞれの役柄を説得力をもって表現できる人には違いない。

【助演女優賞】
[清水富美加] (「HK 変態仮面」)
【コメント】
コメディエンヌの才能がある女優。変態仮面の股間を眼前に見てちゃんと白眼をむいて気絶する演技がよかった。

【ニューフェイスブレイク賞】
[庵野秀明] (「風立ちぬ」)
【コメント】
良くも悪くも(笑)。

【音楽賞】
「劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 新編 叛逆の物語」
【コメント】
梶浦由記の作り出した音楽によって作品の世界観がよりいっそう豊かなものになった。

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【私が選ぶもうひとつの助演男優賞】
[ピエール瀧] (「凶悪」)

【コメント】
リリー・フランキーと同様で、彼らが賞の対象になってしまうというのは、一般的な俳優の演技というものに我々観客が慣れしまい飽きてしまっているからかなと思う。

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この内容(以下の投票を含む)をWEBに転載することに同意する。
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by 16mm | 2014-01-16 23:15 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Trackback | Comments(2)
Commented by chata at 2014-01-19 23:40 x
「HK」ヤスケンの変態っぷりを早く確認したいところですw
Commented by 16mm at 2014-01-20 02:16
◼re:chataさん
ヤスケン、ある意味非情にリアルな肉体を晒してましたw。


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