『ボクらと少年ジャンプの50年』『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』

ブレードランナー/ 留之助ブラスター 2049 1/1 モデルガン ライセンスエディション
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α7R ILCE-7R
Makro Planar T* 2/50 ZF.2
身の回りの小物をいくつか撮影したので今後何週かに渡ってアップする予定です。
撮影した後にしか画像の良し悪しが解らないというのは明らかに経験不足であろう。
バックは白でも良いだろう(ライティングが比較的楽)と思ったけど、やっぱり留ブラに関しては黒がいいよなあ。


先週土曜日、歯のメンテナンス。
いつものように美形で剽軽なドS歯科衛生士女史に歯石を取ってもらう。
一応歯茎の具合は良好だとのこと。
先生と雑談。
ニコンとキヤノンのミラーレスの悪口を言い合う(笑)。


昨日日曜日、銭湯に岩盤浴、ストレッチ、ジェットバス。
左の五十肩、椅子に座って後ろの壁に上げた腕がつかない(笑)。


三連休も観たい映画がなし。


国友やすゆき 死去
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80年代に大友克洋の衝撃を受けて、それに似た絵柄の漫画を探しては読んでいた。
絵柄が似ていると言われたら不本意だろうが、吉田秋生や士郎正宗やこの国友やすゆきの作品もそうだった。
端正な描線で描かれたリアリティを新しいものと感じられた。
国友の漫画では広告代理店を描いたものが好きだったな。
ご冥福をお祈りいたします。


王立宇宙軍 オネアミスの翼展
SFアニメができるまで
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『王立宇宙軍』に関しては公開当時から熱狂していて書店に並んだ専門誌を片端から買い漁ったので、それらに書かれていることぐらいは知っている。
しかし、製作当時の生のものが見れるというのは興味深い。
興味深いのだが開催してるのが八王子市夢美術館。
11月までやっているとはいえ八王子は遠い(笑)。


『白竜HADOU 9』
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AmazonでKindle版購入。
東京オリンピックの利権に食い込む白竜。
オイラは掲載誌でこの顛末を知っちゃっているんだが、現実には不可能であってもファンタジーではこの愚行を白竜が潰すものを見てみたかった、と、いち読者の勝手な思い。


『ボクらと少年ジャンプの50年』
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2018年9月23日。
NHK BS1スペシャル再放送録画視聴。
ジャンプの連載漫画家で鳥山明、井上雄彦以外の人気漫画家が少年ジャンプについてコメントしている。
本宮ひろ志もコメントしてるけど、相変わらず大物気取りの小物だな(笑)。
実はこの番組では漫画家の証言やコメントはさほど重要ではない。
編集者が如何にして漫画作品を興していくか、という漫画を作る主体は漫画家ではなく編集者であるという考えに根差した番組の構成だと感じた。
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漫画家があくまでも自分の描きたいものを描いてそれが雑誌の編集に認められれば掲載連載され、編集者によって自社の雑誌への掲載には及ばないと判断されれば切られるという、ある種単純な構造はいつからなくなったのか?
佐藤秀峰が孤軍奮闘で戦っているように、漫画を描き作り出す主体はあくまでも漫画家であって編集者ではなく、編集者が内容に介入するなどもってのほかだという主張にはオイラは賛成だ。
編集者は漫画家の描いた原稿を受け取って雑誌に掲載するかしないかのジャッジをするだけでいいのだと思う。
ただこれには漫画家の方にも改めるべき部分があって、編集者に編集以外の事を依頼したりするから話が複雑になる。
漫画の資料集め、ロケハンの手配、不動産屋や探しから法律関係の紹介、漫画家の子供の世話etc......編集者は漫画家の奴隷ではない。
奴隷ではないけど奴隷のように編集者を使っている漫画家もいるだろう。
作る主体であるはずの漫画家に編集者がアイデアを出したり資料集めをして噛み砕いて伝えたりなどをするのは漫画家に〆切内に原稿をあげさせる手段だ。
オイラからすれば創作部分を編集者に任せて〆切に間に合わせる漫画家にクリエイターを名乗る資格があるのか?
こんな状況になれば編集者だって創作の主体は自分だって言いたくなるよな。
人気漫画家にたくさん漫画を描かせて滞りなく毎月毎週原稿をあげさせるためには、漫画を描く以外のプライベートに及ぶ事態を編集者が把握してそれらに対処するのが仕事となる。
人気漫画家が連載に穴を開けたり、辞めたりすることは企業としての雑誌社の収支に直結し、担当編集者の失態として扱われる
サラリーマンとしての編集者の査定にも影響するだろう。
番組を観て思ったのだが、編集者も漫画家も売れる漫画を描いて人気者になって金持ちになりたい、という部分で一致している。
画が上手いだけで物語が思いつかない漫画家志望者でも編集者によって原作者を繋げればヒット作が生まれることは多々ある。
画しか取り柄のない漫画家も編集者の手腕によって大金持ちになれる。
それが編集者がプロデュースなんていやったらしい横文字で自分の仕事を大きく見せようとする部分だ。
漫画雑誌において漫画家も原作者も編集者の手駒にすぎず、こう考えると漫画を創作する主体は編集者だと言われても仕方ないかもしれない。
......
くわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁペっw
少年ジャンプの読者アンケートによる順位づけ。
この読者アンケートの順位で掲載終了や続行が決まる有名な方法。
この方法はベテランも新人も同列で、読者の支持を多く得た漫画が勝ち残る、平等だ、と番組内で
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4代目編集長の後藤広喜が言っていた。
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平松伸二の『そしてボクは外道マンになる』の権藤狂児のなかの人である(笑)。
アンケート自体は後藤が作ったものではないが、ジャンプのなかの成功例の積み重ねとしてそれなりの重みがあるのだろう。
たしかに平等とはいえるかもしれない。
企業として金を出す読者の多数意見を尊重しさえすれば安泰だという気持ちはわかる。
ただ不特定多数の読者の嗜好などというものを本当に把握できるものなのか?
読者アンケートというものは会社員としての編集者が判断の責任を取らない取りたくないための方便ではないのか。
10週で高評価が得られなくても11週目から高評価が得られるスロースタートの作品だってある。
特に作品として最初に伏線を張る地味な展開が後半に向けて面白くなるなんてのはジャンプの漫画以外では結構あるものだ。
そういう判断をする覚悟を持った編集者がいない、プロデュースだのなんだのカッコいいこと言って実際は腰抜けどもというだけではないか。
ジャンプはひたすら読者の嗜好にそった漫画を掲載し続ければいいのではないかな。
オイラは他の雑誌で読者の嗜好はこうかもしれないけど、こういった面白さはどうか?と投げつけてくるような漫画を楽しむことにする。
ところで蛇足だが、高校時代ジャンプの某超有名人気漫画家のファンクラブに入っていたんだが、その某超有名人気漫画家の作品の最終回をアンケート一位で終わらせてあげたいという100パーセント無垢な気持ちでその某超有名人気漫画家への投票を促す会報が回ってきた。
アンケートが判断材料として万能だとも作品を正確に評価する物差しにもならないということを実感した出来事であった。


『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』
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Amazonでブルーレイ+DVDセット[Blu-ray]版購入。
字幕版で再見。
史実に詳しくないので冒頭から色々混乱した。
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ベトナム戦争の前線で戦況調査をした軍事アナリストのダニエル・エルズバーグがまとめたのが所謂"ペンタゴン・ペーパーズ"というもの。
かいつまんで言うとアイゼンハワー、ケネディとジョンソンを経たベトナム戦争の状況は泥沼化であり悪化であるというレポートだ。
それをエルズバーグが帰路の飛行機の中、当時の国防長官であるロバート・マクナマラにベトナム戦争の心証を問われ
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泥沼のままだと応える。
同席していた
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ロバート・ウィリアム・コウマーはジョンソン大統領に"戦況は改善"と報告した。
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で、エルズバーグの"泥沼"という意見を聞いて激昂するマクナマラ。
10万の兵力を追加して改善しないとはどういうことだ、とね。
ここでオイラはこのマクナマラという男が良い奴だと勘違いした(笑)。
エルズバーグのレポートから戦争をやめさせる男だと(笑)。
したら
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マクナマラはベトナム視察後の帰国記者会見で
"この一年の軍事的成果は我々の期待を上回り勇気づけられる 飛躍的進展だ 今回ボブ・コウマーが同行し戦況の大きな改善を彼自身で確認できた"
機上での言葉とまったく逆の事を記者の前で発言するマクナマラ。
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それを聴いて我が耳を疑い、そしてある決意をするエルズバーグ。
なぜマクナマラは前言を翻したのか。
泥沼の戦場で勝てないと知りながら若者を戦場に行かせたのはなぜか?
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"戦争に負けた大統領"になるのを恐れた。
マクナマラを含めた側近がそれを忖度した。
負けると知りながらなぜ戦争を続けるかといえば、10%は南ベトナム支援、20%は共産主義の抑止、70%がアメリカの敗北という不名誉を避けるため。
戦場へ送った若者の70%は不名誉を避けるためだけ。
これは戦争の一般論としても通じるだろう。
如何に戦争を止めるという事が難しいかということだ。
第二次大戦の日本軍だって軍の作戦失敗を認めたくないというだけの少数の軍人というか将校たちの意地とプライドだけで国民の命と財産を疲弊させた。
このような国の方向性に対して報道がNOを突きつけるのは民主主義における基本的な役割を果たすものだ。
為政者の圧力に屈しない。
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"報道の自由を守る方法は一つだけ 報道することだ"
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"報道が仕えるべきは国民だ 統治者ではない"
スティーヴン・スピルバーグが自分の国の為政者に対する危機感を発揮した作品だが、今の日本にも驚くほど当てはまる。
報道だけの責任ではなく国民一人一人の責任だって重いということを自覚したい。


今週末は心療内科に駐車場探しで大忙しである(笑)。

by 16mm | 2018-09-24 22:16 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Trackback | Comments(2)
Commented by chata at 2018-09-24 23:07 x
八王子で会合できたらよいですねぇと相方が言ってましたw
夢美術館はネ申の展示会があったとこですよね。
あそこは駅からも遠いw
Commented by 16mm at 2018-09-24 23:12
■re:chataさん
ああ、そういう手もありますね。
オイラもネ申の展示を車で行って根をあげました(笑)。
11月だからまだ時間的な余裕はあるしなんとか予定をつくります。
随分お会いしてませんしね。


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