『漫画映画漂流記 おしどりアニメーター奥山玲子と小田部羊一』『ザ・ファブル(19)』『トトロの生まれたところ』

ドナドナ
先週の水曜日、帰宅途中でコンビニに寄った後に再度車を走らせて駐車場に向かおうとしたら、
キリキリキリキリ
と音がしてエンジンかからず。
最近エンジンのかかりが悪いなと思いつつ、その日はとうとうエンジンをかけるのにアクセルを踏まないとかからなかった。
まだ大丈夫まだ大丈夫と油断した(笑)。
JAFに連絡して来てもらって動くようにしてもらおう。
夜22時過ぎに連絡して一時間ほどで来てもらう。
コンパクトな充電器?みたいなものを取り付けたらエンジンかかった。
で、充電器?を外して動かそうとしてゴソゴソやってる間にエンジンが止まった(笑)。
JAFの人の見立てだと、発電機、ダイナモがいかれている可能性があるとのこと。
とりあえず充電器?つけたまま500mに満たない距離の駐車場まで車を転がしていった。
で、次の日、ディーラーに運ぶ算段をつけ、昨日土曜日に見てもらったら、原因はバッテリーのアガリであった。
どうやらバッテリーがアガッた状態でアクセル踏んだことによりプラグが汚れて点火しなかったのが原因であった。
なので土曜日にディーラーに搬入して
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その日のうちに直った。
上の画像は土曜日にまたまたJAFにお願いしてディーラーにドナドナされていくオイラの車である(笑)。
直って良かった、バス通勤も1日だけだったし(木曜日は池袋泊)ディーラーもすぐ対応してくれてよかったと思う。
結局バッテリー交換のみなので15000円ぐらい。
修理交換なら色々諸々含めて300000円ぐらいまででそれ以上なら買い替え検討しようと悩んでいたのだ。
まあ良かったんだけどさ・・・
まあ愚痴になるんだけど、オイラがディーラーに電話した時ってさダイナモの損傷だと思ってたから多少長く車が使えないと思って代車をお願いしたのよ。
したらさ、代車の予約は数ヶ月先まで埋まってましてお貸しできるものはありませんとか言うわけ。
代車の予約ってさそんなに先まで埋まっているもんなの?
必要に迫られた時に突発的に借りたりするもんじゃないのかね?
別にさ良い車貸せとか言ってるわけじゃなく中古のボロボロのでもいいわけよ。
要するに代車ってのは新車購入の客のためにとっておくので修理程度の客には使わせないということだとオイラは了解した。
毎度点検や車検をする程度の客ぐらいに代車は出さん、ということね。
で、職務上しょうがないとはいえ、担当営業がいつも新車を買えと言ってくるのに良い加減イライラする。
ねーんだよ、金が!!
オイラが最初に買ったのは20年ぐらい前で
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当時出たてのモデルの新車のセリカ。
一番安いモデルで頭金なしで五年ぐらいのローンだった。
総額利子込みで230万ぐらいだったかしら?
当時そんなオイラでも新車の2000CCの車がローンを組めば買えるような金額だったわけ。
それがさ、今どんなに安い2000CCでも300万円超えてるよ。
軽自動車だって200万超える。
物価は確実に上がってるのに実質賃金は本当にあがってない。
50歳ぐらいならローン組めば300万ぐらいの車は買えるかな?などと夢想していたがとんでもない。
車屋は車を買い替える人生というものを呑気に語ってきやがるのが本当にムカつく。
普通の人間は車のみに生きるにあらずなんだよ。
PCだって欲しいし、iPadだって欲しいんだよ。
これから消費税もあがる。
よく300万超える車買えって言えるよな。
もう一ついう。
300万超えるなら見栄で会社外車の中古でも買うわい。


そんなわけで土曜日は身動きが取れずに歯の治療に行けず。


本日日曜日、銭湯に岩盤浴、ジェットバス、日光浴。


のたくった字
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いつも世話になっているカプセルホテルで受付する時の字である。
利用して長い所為かこんな字でも受け付けてくれる心の広さよ(笑)。
別に読めないように書いているわけではなく、早く受付したいという意思がこのようなのたくりになるのである。
別にふざけているわけではない。


サウジアラビアのメディナ

以前Twitterで見たんだが
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巨大な日傘が埋め尽くすのがカッチョいいな。
カッコイイばかりではなく実際に日陰を作るアイデア。
こういうアイデアが出ない国になったんだよニッポンは(笑)。
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日本なんてカチ割り氷に水風呂に頭に乗っける日傘だと(笑)。
当然組織委員の人間は冷房効いてるところにいないでこの無様な傘を被るよな(笑)。
当然。
日本は本当にダメな国になった。
いや、こういうと日本はダメじゃない時があったみたいではないか。
ダメだった国が更にダメになって行ってるんだと思う。
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あ、この傘のシートは日本の太陽工業というところの製品とか。
この会社はエライと思う。


『漫画映画漂流記 おしどりアニメーター奥山玲子と小田部羊一』
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AmazonでKindle版購入。
非常に面白い本であった。
といっても、大塚康生や宮崎駿や高畑勲などへの人間的興味がなければ面白さがわからんだろうな。
本書は奥山玲子と小田部羊一というアニメーターの人となりが何人かの証人によって浮かび上がらせるものだ。
奥山と小田部だけでなく、彼らが若かった時代の空気や関わった実写映画の監督についてなど、オイラには非常に興味深いものであった。
特に本書の聞き手の藤田健次が非常に優秀で、アニメーションの基本についてアニメーションについて何も知らない読者を想定して的確な質問などを投げかけている。
そういう意味でも良書だ。
で、本書で一番面白かったが宮崎駿のヨメである宮崎朱美へのインタビューが非常に良かった。
寡聞にして知らないが宮崎朱美のまとまったインタビューは初めてではないだろうか。
それ故に期待していて期待に違わぬものであった。
ユーモアと教養にあふれた女性であるというのはわかった。
高畑勲が東映動画全員参加を打ち出した『太陽の王子ホルスの大冒険』。
オイラは漫画映画創作におけるコアが誰にでも担えるとは思ってなかったが、宮崎朱美の証言でそれが間違ってなかったと確信できた。
宮崎朱美曰く、やはり『太陽の王子ホルスの大冒険』のコア製作には誰にでも門戸はひらかれたが、それでも何かを持っていて何かを成し遂げたいという強烈な想いがない人は入れなかった、と証言している。
単に絵を描いたり、動かしたりするのが好き、だけでは製作のコアには入れなかったのだ。
宮崎朱美自身は入らなかったが亭主の宮崎駿はそれに食いついて様々なアイデアや画を提供した、と。
宮崎駿が別の書のインタビューでヨメに仕事を辞めてくれと言ったことに対し、自分は女房に恨まれている、この男(宮崎駿)のせいで私(宮崎朱美)は絵を描く仕事を辞めなければならなかった、と女房に思われていると自分で言っていたが、本書では宮崎朱美本人がその件について腹立たしいことであったと回想していた(笑)。
更に宮崎朱美は本書の奥山玲子を通じてその時代の働く女性がどんな扱いを受けていたのか、奥山が如何に果敢にそれと戦ったかを語っている。
男目線で見た奥山と違い、宮崎朱美目線の奥山は非常にドライに語られてるとも思えた。
それは男目線というものに対するちょっとした異議申立てのようなもので、「そんな目で女を見てるの?そんなこと問題ですらないわ」という風に思えた。
それからクレジットには出てないと思うが宮崎朱美は『ルパン三世 カリオストロの城』の動画もやったらしい(笑)。
それがなんか微笑ましかった(笑)。


『ザ・ファブル(19)』
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AmazonでKindle版購入。
この後の展開を考えるとちょっとしたユーモアのある部分が非常に切なくもある。
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作者の南勝久と佐藤秀峰って接点があるとは思えないが(笑)アザミのこの顔、真っ先に佐藤秀峰を思い浮かべてしまった(笑)。


『トトロの生まれたところ』
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Amazonで紙の本購入。
監修が宮崎駿でスタジオジブリが編集ということであるが、つまりこれは宮崎駿のヨメである宮崎朱美の画集である。
春夏秋冬の草花を透明水彩で非常に丁寧に丹念に描いている。
宮崎駿も透明水彩でイメージボードを描くが、あれは手早くイメージを伝えるための画だ。
宮崎朱美の本書の画はじっくりと対象を見て腰を落ち着かせてゆったり精密に描いた雰囲気がある。
色にトーンがあり、繊細で、非常に魅力的な画になっている。
なによりもすんごく上手い。
画に宮崎朱美の短文が添えられていて、描いた時の雰囲気が伝わってくる。
写真と違い、画は対象をしぼって浮き上がらせる作用があるわけなので、対象の識別には写真より画の方が良いような気がするね。
文句なしの画集なんだけど鈴木敏夫の写真は余計だと思う。


今週末は診療内科と歯の治療である。

by 16mm | 2019-09-08 20:04 | | Comments(2)
Commented by chata at 2019-09-16 23:27 x
佐藤秀峰、激似ですねw
パヤオ奥様も絵を描く人だったのてますね。
Commented by 16mm at 2019-09-17 12:08
■re:chataさん
本当に佐藤秀峰にしか見えなかったけど・・・作者が意識しているかは不明w。
パヤオと奥様は東映動画時代の同僚で、東映動画時代はずっと奥様のほうが給料高かった(先輩社員だったということもある)らしい。


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