『武士の一分』

風邪の所為か息苦しく感じる時がある。
鼻が詰まって呼吸がしにくい感じと、呼吸が出来なくなるのではという恐怖が大げさでなく迫ってくる。
風邪が完治したらこれも治ればいいのだが......

You Tubeの映像の保存の仕方がわかったので、欲しい映像を片っ端からiPodに入れている。

『スカイ・クロラ』シリーズの『ダウン・ツ・ヘヴン<Down to Heaven>』読了。
クールな文体でありながら深い情緒が伝わってくる。
ティーチャとクサナギの会話が印象的。
「そう......。ここで、この街でダンスを踊ってやる。本もののダンスを知らない連中が考えたんだな。見せてやろうじゃないか」
二人の間の尊敬と愛情が、屈折した形で表現されている。
形骸化した戦争の中で、本気で撃ち合い、撃墜される事を夢見る。それが生きてるという実感を激しく伴うからだ。それは理解しがたい感情ながらも非常に官能的なイメージを想起させる。
シリーズ最終(番外編が連載中であるが)『クレィドゥ・ザ・スカイ<Cradle the Sky>』を読み始めようとするところ。

『メイキング・オブ・ブレードランナーファイナル・カット』
約10年前にほぼ同じ本を買ったが、今回は最終バージョンとも言うべき『ファイナル・カット』の出来るまでの経緯と、ハリソン・フォードのインタビューが収録されているので購入することに。結構高い本ではあるのだが、それを厭わない魅力がこの本と、そして映画にはある。
『ブレードランナー』について知るには現在出ている中では最高の良書。

『武士の一分』をTVで観た。
やはり面白い。感想は初見でブログに書いた通りだが、先日観た『椿三十郎』と比べると、あらゆる事がリッチに仕上げられている。
ラストの嫁が帰ってくる下りが、みえみえにも関わらずストレートすぎる展開でガッカリなのだが...山田洋次だから仕方ないか(笑)。


今年はもう映画館へ行かないだろうが、『ブレードランナー』のDVDとwowowで録画した『パプリカ』を観る事に。
by 16mm | 2007-12-31 01:21 | 映画・DVDの感想など。 | Trackback(1) | Comments(2)
Tracked from 別館ヒガシ日記 at 2008-01-08 09:52
タイトル : 武士の一分&医龍2
医龍2は鬼頭チームの心臓移植が出来ず朝田チームの心臓移植がOKも 患者は生体肝移植の手術中で心臓の移植は不可能も次のチャンス厳しく 朝田が医師免許の剥奪を覚悟で生体肝&心臓を同時移植の手術を決行も 伊集院の乗った救急車は事故に遭遇して心臓4時間に間に合うかで終... more
Commented by chata at 2007-12-31 02:20 x
youtubeの画質は限界があるので、σ(゚∀゚は最近Stage6から落としてます。ピクサーのミニムービーとか。なかなかキレイです。
Commented by 16mm at 2007-12-31 09:03
■re:chataさん
へ〜。"Stage6"。知りませんでした。行ってみたらたしかにキレイ。今後は予告編なんかはここから落とす事にします。
現在、iPodの容量が無茶苦茶余ってますが(笑)動画を本格的に入れ始めたら足りなくなりそう(笑)


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