流れよわが涙、と、おぢさんはゆった
2024-01-01T15:28:33+09:00
16mm
主に映画の感想などを。
Excite Blog
映画インデックス
http://rts3.exblog.jp/14031998/
2029-12-31T23:59:00+09:00
2023-01-03T10:37:05+09:00
2010-03-26T21:09:12+09:00
16mm
映画インデックス
新年
http://rts3.exblog.jp/33208091/
2024-01-01T15:13:00+09:00
2024-01-01T15:28:33+09:00
2024-01-01T15:13:30+09:00
16mm
出来事
毎年毎年世の中が良くなる兆しが全く感じられない、八方塞がりのどん詰まりに気持ちがますます暗くなる。
いや、しかし、気持ちが暗くなって何も言わなくなったら、言えなくなった社会を作ったのは言わなくなった人間の所為だ。
その辺は心したい。
私がお祈りしてもなんの力にもなりませんが、皆様にとって良い年であって欲しいと願っております。
AI画像生成のドラゴンなのだが、なかなかハンサムにできたので良しとしました。]]>
間話
http://rts3.exblog.jp/33199891/
2023-12-17T18:07:00+09:00
2023-12-23T12:08:28+09:00
2023-12-23T12:08:28+09:00
16mm
閑話
Instagram
上の油絵調一枚目と二枚目は結構気に入ったものができた。
三枚目と四枚目の実写風のものは自前のLoraをやめて、とにかく適当に設定したものだのだが、比較的手足の付き方がおかしくなることが減った感じ。
印象としては割と普通の画になったと思うが、それでも気に入っている。
Twitterの画像(それはカメラで撮影したものだが)でバストアップの非常に素朴で単純なポートレイトを見かけてそれを目指そうとしたんだが、生成された女性の画があまり素朴ではなかったな(笑)。
ただし何故かこの三枚目と四枚目はTwitterにはアップできたのにInstagramにはアップできなかった。
遠目でヌードに見えちゃうからかしらん?
最後の街並みの画像は結構前に出来上がっていたものだが一部修正しなければならんところがあって、面倒で先延ばししていたものだ。
たいした修正ではないんだけど、ボタン一つでできてくる画に手間を少してもかけるのがもったいなく思うんだよね。
街並みの画は気に入っているんだが、早い話あの有名映画のあの感じに似てるから、と言うことだと思う(笑)。
先週土曜日、歯の治療。
今年最後の治療。
いつものように美形で剽軽なドS歯科衛生士女史に歯石を取ってもらう。
先生に右下の歯に義歯を嵌め込んでもらう。
一年通じて非常にお世話になりっぱなしでオイラのような人間でも頭が上がらない先生と剽軽な衛生士の方々。
来年も変わらずお世話お願いしたいものである。
ちょっと早くてピンとこないのだが「よいお年を」とお声がけして今年の通院はおしまいとなった。
『ジブリと宮﨑駿の2399日』
しくじった。
いつかこの手の番組はやるだろうと思っていたんだが、放映を全く気が付かず。
最近TVにまったく興味が向かなかったということもあるんだが・・・。
再放送を録画するか円盤が出れば買いたいと思う。
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『ナポレオン』
http://rts3.exblog.jp/33185925/
2023-12-10T17:32:00+09:00
2023-12-14T20:56:43+09:00
2023-12-14T20:56:43+09:00
16mm
映画・Blu-ray・DVDの感想など。
Instagram
今週は二点だけ。
枚数は毎年少なくなっているが今年も年賀状を作成するのに画を”画像生成AI SeaArt”に作成させていたからだ。
いつものように没が多く出たが、とりあえずハンサムな龍ができたのでそれで本日年賀状をFUJIでNETで依頼。
画像生成されたものではあるがハンサムな龍の画は元旦に公開。
■マジか?
スピルバーグのこの発言はマジか?
マジなのか?
おそらくスピルバーグはイスラエルのガザへの蛮行を知らないわけはないだろう。
知っててなおイスラエルに肩入れしているということだ。
それが第二次対戦中にドイツがユダヤ人に行った蛮行と同じことをしているとしても、なおイスラエル人がやるなら許されると思ってるとしかいいようがない。
イスラエル軍が病院を破壊し、そればかりかガザの公文書館を破壊して、100年以上にわたるパレスチナ人の生活の様々な歴史資料を意図的に抹消したという。
歴史や記録を抹消する蛮行は民族浄化に値する。
ユダヤ人が「本を焼く者は、やがて人も焼くようになる」といったらしいが、この言葉とその後の歴史的事実の因果が近いうちにがイスラエルに突きつけられるのだろう。
作られたい映画と作家は別だ、という意見はあろうが、映画というものは大体において監督で語るべきモノであるとオイラは考える。
だとしたらこんな蛮行を許容するような作家の映画とは今後距離を置くことにしたいと思う。
『シンドラーのリスト』なんかはユダヤ人をテーマにしながらより普遍的なものだと思っていたが、作っている作家自身はユダヤ人意外は蚊帳の外意識の外なのだったと思わざるをえないということだ。
●【世界解禁】映画『マッドマックス:フュリオサ』US版予告 2024年公開
ついに『マッドマックス』の予告編公開。
『フューリーロード』に出ていたフュリオサが主人公となるスピンオフらしい。
時系列的に『フューリーロード』の前の話のようなので前作のシャーリーズ・セロンより若い俳優がキャスティングされたようだが、それが吉と出るか・・・。
シャーリーズ、すごかったからな。
ただ予告編は非常に興味を惹くものだったので楽しみだ。
予告編からすでにフュリオサが義手になっているところがでてきているので、そこにどんなドラマがあったのか。
楽しみである。
『ナポレオン』
先週土曜日、109シネマズ菖蒲。
iMaxで鑑賞。
はっきり言おう。
観る前に懸念していた上映時間158分、2時間38分は恐るるにたらず(笑)。
まったく眠気も退屈もせずに上映時間は過ぎ去ったと言って良い。
というのも本作世界史やナポレオンにガチな人たちに言わせれば史実的に大事な部分の省略が甚だしくあるらしい。
なので本作はナポレオン・ボナパルトの自伝とはいえかなりダイジェストだったようなのだ。
ただオイラのように世界史やナポレオンに無知な人間からすると戦闘シーンとナポの高速ピストン(しかも二回も(笑))のようなエンタテインメント的な部分のつるべ打ちで楽しめたということだと思う。
私のような世界史に無知な者がフランス革命からのナポレオンの時代の映画を観るというのは、外国人が日本の織田信長や本能寺の変を知らずに北野武の『首』を観るようなもので物語に入り込めないのではないか?という風に思うのだが、本作は当時の政治的なやりとりなどは最小限にして、戦争に次ぐ戦争で物語を進めていくのと、その合間にナポレオンと嫁のジョゼフィーヌの愛憎生活というかなり俗な要素で物語を繋いでいるので歴史の知見や教養などを気にせずに物語に入っていけたということなのだろう。
さらに本作でオイラの興味を引いたのが映像。
映像派の看板とか枕詞をもつリドリー・スコットって作りだす映像や美術などは創意にとんだすごい映画監督なのだが、その見せ方というのが意外とあっさりしているというか、苦労して撮ったであろう映像も比較的あっさりと観客に提示するのがスコットはカッコいいと思っているふしがあるようなのだ。
したがって観る方は逆にそのあっさりした提示を二度観三度観するほど凝視することになる。
そんな映像表現をする監督だと思っていたのだが、本作は割とあからさまな映像の提示をしていたように感じた。
全てのカットが絵画になりそうな一枚絵を意識した切り取り方をして画を比較的じっくり観せていたように思う。
当時を表現した絵画のようなアングルと印象的なライティング。
その室内の窓から差し込む光の柔らかいフレアと逆光線の美しさを堪能した。
屋外の撮影でもカフェのような場で外は風が吹いてすべてが揺れているも、それを見ている側の屋内は穏やかに感じになっていたり。
とにかく映像演出が凝っている。
やりたい表現を追求して諦めない感じか。
それもおそらく比較されるであろうスタンリー・キューブリックの『バリー・リンドン』に対する対抗だとも思える。
キューブリックが撮影直前までいった『ナポレオン』の伝記映画を諦めたのは有名な話だ。
その機能限定版と言ってもいいだろう『バリー・リンドン』と『ナポレオン』は比較対象になるであろうことはスコット自身覚悟したであろうから、特に映像についてはリッチさで負けない気合を感じた。
キューブリックのように
f0・7のツァイスレンズと高感度フィルムを増感して
蠟燭の光だけで撮影するという面倒くさい事はしてない。
キューブリックの頃よりも撮影機材がかなりアップデートしたわけなので現状では蝋燭の照明の雰囲気を出しつつ薄暗い中でのピントの送りが可能になった。
なのでキューブリックの『バリー・リンドン』での蝋燭撮影はキャストが微動だにしない(動くと薄い被写界深度がいとも簡単に外れてピンボケになるから)ほぼ静止したような、まさに絵画のような格調をもった映像という印象であった。
キューブリックの静止画をそのように好意的に解釈はしても、キューブリックだってカメラを動かせるなら動かしたかったに決まっている。
それをスコットはやって見せたということなのだろう。
本人にどのくらい自覚があるかわからんが、スコットって結構キューブリックの背中を追いかけている印象がある。
『エイリアン』の前日譚である『プロメテウス』や『エイリアン: コヴェナント』に出てくるアンドロイドは人間より賢く理知的で、『2001年宇宙の旅』で出てきたHAL9000のようだ。
しかも『2001年宇宙の旅』でそのHAL9000を殺したのはデヴィッド・ボーマン。
『プロメテウス』や『エイリアン: コヴェナント』に出てくるアンドロイドの名前もデヴィッド。
しかもリドリー・スコットの映画の方のデヴィッドは逆に人間を抹殺して『2001年宇宙の旅』での復讐をしているようなていだ(笑)。
更に本作ではキューブリックが生涯造りたかったと思い続けたであろう『ナポレオン』を映画化してみせた。
出身地アメリカでイギリス在住のキューブリックとイギリス生まれのスコット。
彼ら二人の関りは知られているだけでも友好的であったようだ。
スコットの『ブレードランナー』のラストの自然あふれる風景の描写はキューブリックの『シャイニング』で使われなかったフィルムを譲ってもらったものだしね。
そういう意味でもスコットの大先輩であるキューブリックを意識してない筈がない。
そしてこれまでの作品も本作もキューブリックを意識していると堂々と言える映画をスコットは作り続けていた。
こうしてみるとキューブリックの『ナポレオン』が観たかったと切に思うね。
本作に関して言えばオイラとしては大満足、いずれ配信で4時間バージョンが公開されるらしいのでそれも観てみたい。
ところでナポレオンの不肖の嫁、ジョゼフィーヌなんだが、このジョゼフィーヌって色々象徴的な名前であるかもしれないと思った。
リュック・ベッソンの『ニキータ』の主役の女のコードネームもジョゼフィーヌだったりするのでフランスではその名前に色々意味を込めやすいのかもしれんな。
更に言うと本作、スコットの女性感が結構あからさまに出ているような気がした。
未読なのだが
リドリー・スコットの家に家政婦で働いていた日本人のエッセイ。
レビューによるとスコットのお母さんはかなりの女傑のような強い人だったようで、その印象が本作のジョゼフィーヌやナポレオンの母親などにも投影されている感じ。
強くて男を尻に引くような女性が好みなのかもしれんなサー・リドリー・スコットは(笑)。
ジョゼフィーヌ役の
ヴァネッサ・カービーが無茶苦茶魅力的であったな。
できればBlu-rayの円盤が出て欲しいが・・・配信だし、でないんだろうなあ・・・。
今週末は歯のメンテナンス。
多分今年最後。
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『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』
http://rts3.exblog.jp/33165697/
2023-12-03T15:38:00+09:00
2023-12-04T20:37:48+09:00
2023-12-04T20:37:31+09:00
16mm
映画・Blu-ray・DVDの感想など。
Instagram
油絵風の画像を作ろうという目論見だが、自分の思い描いたような感じにはならず。
ブラシのタッチを最小限にしつつディティールが出るような細密画にしたいのだが難しい。
できるのかどうかすらわからん。
それと毎度のことながら生成される人体の形状のバグは相変わらずで、パッと見気にならないのだが口を開けた時の歯が結構壊滅的。
遠目で歯に見えるがアップにするとなんか別物のプラスチックみたいな、しかも欠けてるようなものが歯になってたりする。
SeaArt上で修正できるがそれも思い通りいかないことの方が多いので、指だけ直せば上出来なモノでも諦めたりする。
●山田太一 死去
山田太一が89歳で11月29日に老衰で死去との報。
脚本家、というかオリジナルの物語を自分で作れる人だから倉本聰と同様に劇作家と言った方が良いのかもしれない。
まあオイラとしては山田や倉本のように脚本家が極度に権力を握って現場に介入するということについてはどうなのか?と言う風には思っているが・・・それはさておき。
学生時代に読んだ本で山田と寺山修司が大学の同窓で知己の間柄だったと言うことを知った。
自分が好きな作家が繋がっているというのが嬉しく思ったりした。
山田の膨大な作品群でいえば世代に人によって代表作や好きな作品は色々様々であろうが、オイラはなんと言ってもNHK大河ドラマの『獅子の時代』だな。
あ、いま『獅子の時代』の"獅子"を変換したら"志士"と出た。
"志士"という方が物語に合致しすぎる感じでもあるんだがダブルミーニング的な事もあったのだろうか?
とにかくオイラはこの『獅子の時代』で山田太一という平凡すぎるような名前の脚本家が幕末の物語を魅力的に描いた非凡さにハートを鷲掴みされた。
最終回の秩父事件で菅原文太演じる平沼銑次が"自由自治元年"と書かれた旗を掲げて戦う。
当時中学一年ぐらいであったであろうオイラにはこの旗の言葉の意味するところをきちんと理解していなかったんだが、一人の漢が命をかけてその旗を死守するぐらいに重いものなのだろうことは理解できた。
"国民は愚かものばかりにあらず。
もし国民の声を聞かず政府官僚が独裁独善に陥れば必ず国は破局に向かう。
願わくば日本国憲法は国民の自由自治を根本とした……"
平沼銑次の盟友であり妹の夫であった加藤剛演じる苅谷嘉顕の言葉はそのまま山田言葉だ。
しかし、その旗は銃撃で穴だらけとなって打ち捨てられていた。
未だに国民の"自由自治"の元年は達成されていないとも言える。
国民を衆愚などと切り捨てず希望を語っていたこの言葉のためにも我々国民は愚かさと怠惰から脱却するべきだ。
この強い言葉は今現在も生きている。
今現在もいきているから未だに国民は怠惰だとも言えるが、肝に銘じたい。
オイラの考え方の中芯を初めて与えてくれた山田太一に衷心より哀悼の意を捧げ、ご冥福をお祈りいたします。
先週土曜日、歯のメンテナンス。
いつものように美形で剽軽なドS歯科衛生士女史に歯石を取ってもらう。
前歯の後ろにそこそこ歯石があったようで、ガリガリと女史に取ってもらった後は自分でもスベスベ感がわかるぐらい。
先生とカメラ話。
現状仕事でスタジオでのパシリをやっている所為か撮影の話題に事欠かない。
オイラも先生も全然写真撮らないのに(笑)。
『安彦良和の歴史画報』
Amazonで書籍版購入。
書籍版買ってしまったが電書でも出して欲しかった。
画集としての側面もあるが安彦自身の解説も多いので、電書ならいつでもどこでも読めるのにな。
後発でも良いから電書出してもらいたい。
しかしこの本、ヴィジュアルブックとはいえ4400円、高いよな。
以前ならこの手の本には値段を気にせず買っていたのだが、この不景気、上がらない給料で購入に躊躇するようになってしまった。
ところで本書の宣伝の惹句で安彦が坂本龍一と対談しているとあり???となった。
安彦も対談のなかで言っていたことなのだがオイラも二人にまったく接点が想像できなかった。
坂本が病気療養中に安彦の本を読んで思想的な共通項を見出したらしいと語っていて合点がいった。
たしかに思想性は安彦と坂本で共通はするよな。
しかも本書で坂本が自著の『ぼくはあと何回、満月を見るだろう』で安彦について触れていると書かれていてひっくり返った。
オイラ、その部分を読んでなかった。
慌てて該当箇所を探し出してみたら数行ではあるが坂本は安彦との対談の好感触を語っていた。
更にオタクなら誰でも聞いてみたいがこんなこと聞いたら武闘派でならした教授に半殺しにされかねない(笑)と思う、YMOの名曲『雷電、RYDEEN』と安彦が関わったアニメ『勇者ライディーン』との関連性を恐れを知らない安彦が聞いてみたりもして微笑ましかった。
『婦人画報 2021年3月号 (2021-02-01)』
AmazonでKindle版購入。
前述した安彦良和と坂本龍一の対談のオリジナルが読みたくて(『安彦良和の歴史画報』での対談はすごく少ない抜粋版だったので)購入。
しかしこのオリジナルの方の対談も正味3ページぐらいなもので期待していたのよりかなり少ない。
まあ雑誌の趣旨からすればアニメ作家と作曲家の対談などにそれ以上ページは割けないということなのだろうけど、残念でならない。
オイラからすれば安彦と坂本の対談なんて通常ありえない組み合わせかつ奇跡と対談だと思っているのだが、そう思っているのは世界で8人ぐらいしかいない気合の入った筋金入りのオタクぐらいなものだろうからな。
坂本龍一が安彦良和を「安彦先生」「安彦さん」と敬称がブレているのが微笑ましい。
二人の会話で米トランプ元大統領の酷さは一致しつつも、だからと言ってオバマやブッシュがまともな政策をしていたわけではないという論評を下すところ、そういう多角的な考え方見方ができるようにオイラはなりたい。
『ぼくはあと何回、満月を見るだろう』
以前、読んだ気になって感想を書いてしまったが、前述の『安彦良和の歴史画報』の記述で再読。
読んでなかった"著者に代わってのあとがき"を読んだ。
この本の"あとがき"は坂本が亡くなってからの出版で坂本と親交のあった編集者によるものであった。
この編集者のコメントも読み応えがあるのだが、坂本が断続的に短文で書いていたという日記とも雑感ともいえるような文章がどれも素晴らしい。
読んで心震えるという大袈裟ではない表現の文章。
神懸かった知性と教養が短い文章に込められている。
坂本のこの文章が読めてよかった。
オイラにとって非常に良い指針となる言葉だった。
『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』
ネタバレあります。
先週土曜日、109シネマズ菖蒲。
『ナポレオン』にするか『翔んで埼玉 〜琵琶湖より愛をこめて〜』にするか迷った。
『ナポレオン』は長いし歴史モノなので途中で気絶する危険もあったが観たい映画ではあった。
結局『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』にしたのは評判が良さげであったのとTwitterで水木しげるの
『総員玉砕せよ』の成分が入っているという事を知って俄然強く興味を持った。
世界観は戦後10年ほど経った昭和31年。
まずこの昭和31年の描写が絶妙。
オイラは昭和42年生まれだがその近辺の時代でもまだ列車の中には灰皿があり、タバコは自由に喫めていた時代。
それこそ近くに咳き込む子供がいようがお構いなしだった時代だ。
主人公は水木という製薬会社の出世意欲の強いサラリーマン。
この主人公の名前って↓の宇多丸の映画評を聴いて反芻するまで
作者の水木しげるの"みずき"から来てる事を気がつかなかった。
宇多丸の番組ってYouTubeで動画配信されてるのね。
久々に宇多丸と古川耕が動いている姿を観て嬉しくなったりした。
それはさておき、戦争中散々理不尽な目にあっておきながら、その理不尽さを払拭するではなく相変わらず立場を強くして力を持って、他人にその理不尽さを押し付けた上での勝利を目指す。
しかしそんな理不尽さの上に築いたのは最終的には勝利ではなかったのあ日本の敗戦を見れば明らかであった。
理不尽さの上にたった勝利者と呼ばれる人間たちの醜悪さ、当事者たちは微塵も自らを醜悪とは思わない人間達を人間ではないおぞましい存在として幽霊とか亡霊とか妖怪と規定していたのかもしれないが、やはりというべきか人間が本性的に悪質で醜悪。
それは幽霊以上に人間は醜悪だ、ということだ。
オイラもなんの不思議もなく多少具合が悪くても仕事に行くのは普通だと思っていたが、やはり普通じゃないんだよ。
本作は不死ではないにしても疲れを知らない人間を作る薬品をめぐる話でもある。
戦争が終われば会社員として"24時間戦える兵隊(会社員)"が是となる碌でもない社会になった日本。
それがいかに碌でもないということをわかっているのがそんな兵隊を使う側。
ヤツらはわかっていてそれをやっているから悪質さが根深い。
戦後民主主義となり戦争の理不尽さを払拭したと思いきや、それは形を変えて現在でもある。
おそらく水木しげるは結局払拭しえなかった戦争の世界観を戦後にまで残してしまったことへの忸怩たる思いが強かったのかな、と本作を観て理解できた気がした。
本作でも生きながら妖怪の血を搾り取りそれをもとに人間に疲れを感じさせない薬品を作る。企業の利益、一部の悪辣な資本家の為に無自覚に労働者血の一滴まで奉仕するのが是だと信じ込まされている。
本作の舞台として製薬会社のある都市部と土俗的でおぞましい慣習をもった田舎を出し、その田舎の都会に憧れていた少女沙代に最終的には田舎にも都会にも希望がないという絶望を与えることになる。
本作、物語的に非常に思索にとんだ重厚なテーマで物語を構築している。
物語だけでもかなり魅力的ではあるが、更に作画についても相当に強い。
多くの人が言っていたが中盤の崖から迫り出したような展望建築でのゲゲ郎と龍賀一族の兵隊とのアクションシーンがすさまじかった。
動きがいいのは勿論のこと、格闘アクションのアイデアが非常に秀逸であり素晴らしいの一言。
悔しかったら実写映画でこれだけ手の込んだ魅力的なアクションを作ってみろと言いたいぐらい。
本作は謎解きの要素もありゲゲ郎が行方不明の妻を探してその顛末の悲しさに泣けてくる思い。
ただオイラちょっと見逃しのだと思うがゲゲ郎が目玉おやじとなる描写が判然としなかったので、これはBlu-rayでの再見で確認したい。
エンディングの音楽もオイラが知っている
♪カラ~んころ~んカランからんころん
のあの音楽をベースにアレンジしたの川井憲次はやはり素晴らしいと思った。
本年度ベストの映画の一つに数えたい。
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『首』
http://rts3.exblog.jp/33159280/
2023-11-26T20:21:00+09:00
2023-11-26T21:25:50+09:00
2023-11-26T21:25:50+09:00
16mm
映画・Blu-ray・DVDの感想など。
Twitter
Instagram
画像を撮ったり描いたりする代わりにAIなんていうお手軽な方法で生成しているのだからせめて出来上がった画像の選択ぐらいは自分の責任で一択にしたいのだが、それでもどちらか迷うんだよね。
結果的にみっともない話だが上図のように二つ掲載。
見ている人は当然どちらも同じに見えるだろうし、そんな迷うほどのものでもないだろうという思いはわかる。
わかるからこそ絶対一択にするべきなんだけどね。
Twitterなどの掲載は一番上の暗い方の画像をアップした。
こうして見ると下の白い方でもよかったかと思ったりもする。
ちなみに上図二つは実写調の画像と絵画的な画像の混合。
混合と濃度調整などはPhotoshopとプラグインでやった。
SeaArt上だけで絵画風を実現するのは未だにオイラにはノウハウが見つけられずにいる。
スタジオ撮影風の画像生成は未だにボツが多い。
たまに気に入った画像ができると嬉しくなるんだが、だいたい指の本数や形がおかしかったりするのでSeaArtやAdobe Fireflyの部分修正を行うんだが、これもうまく修正できない失敗の方が多いような気がする。
ちょっとした指の歪さなどの不具合でも我慢がならなければ他の部分が良くても没にしている。
指の補正などPhotoshopで時間をかければ解決するんだが、元々がお手軽に作成した画像である所為か手を掛ける気が全く湧かないので部分修正が叶わなければそれ以上は手を入れないことにしているのである。
プロンプトに"ランジェリー"の代わりに"甲冑" "鎧" "裸に甲冑"などと"裸エプロン"のごとき画像を生成しようと目論んだ。
目論見は成功したんだが、なんかこれなら普通にランジェリーの方が萌えたなと思って生成を止めた。
またも便秘気味。
現状の仕事だと業務中に個室に立て篭もる時間がないので一週間まとめてBOMするしかない。
コーラック二日続けて飲まないと効かない状態である。
先週土曜日、マッサージ。
完全にコリを解消できたわけではないが先週不調だった右肩甲骨の痺れが取れた。
ある程度自分でもストレッチをしなければならんのだが、最近サボっていたからな。
『あっかんべぇ一休』復刊
来年の話であるが坂口尚の『あっかんべぇ一休』が来年1~2月頃の刊行予定で復刊される。
しかも電書込みで。
オイラは講談社で刊行されたコミックスは持っているが、それでも待望していたのは電書なのだ。
紙の本では色々な意味で重くて読みきれない理解しきれなかった世阿弥のところも電書となればきちんとゆっくり読めると思っているので楽しみだ。
先行して坂口尚の『石の花』は電書も紙も復刊されているが、『石の花』などはいまこの時期にこそ読むべき作品だよ。
間違いない。
手塚治虫の『アドルフに告ぐ』同様に先人がくれた超貴重で大切な贈り物だと意識するべきだね。
刊行元がKADOKAWAというのが気に入らないところではあるが、いたしかたなし。
夏野 剛なんぞが社長をやってる会社だもんね。
ヤツに漫画や映画などの文化がわかってるとは思えないけどな。
『アンメット(13) ーある脳外科医の日記ー』
AmazonでKindle版購入。
主要キャラではなく、妖艶な麻酔科医の彩度ストーリーが面白かった。
それと失語症についても色々興味深かった。
言葉が思うように頭に思い浮かばず言葉を発せられないだけが失語症ではなく、文字が読めないというのも失語症の範疇とは。
しかも書かれた文字を見て読めなくても、その文字を指でなぞることで読めるということもあるという不思議。
人間の脳みそは本当に色々未知だ。
だからこそ希望を託せるとも言えるのだが。
失語症はコミュニケーションと深く関わるので社会的な立場というものに非常に影響する。
しかし、それもある程度周りの人間の理解で失語症になった人でも社会的な立場を確立できるという希望がある。
そう、周りの人間の理解が重要な要素でなのである。
『リエゾン(15) ーこどものこころ診療所ー』
AmazonでKindle版購入。
"仕事に全てのエネルギーを注げる者が生き残っていく それが社会が作り上げた厳然たる摂理だよ"
本作の主人公である佐山の過去とその患者である女の子の話。
それとは直接関係ないが、男の取る育休問題についてはオイラもいまその最中にあって悩ましい。
会社のその男は忙しい部署にあって自分の休みは主張する。
育休なんだけどね。
しかも自分の負荷を当方であるオイラの都合考えずにオイラにやらせる一択で仕事を振ってくる。
「オマエは育休を錦の御旗にして休みを申請できて結構なご身分だな」
という黒い気持ちが沸々と湧いてくる。
育児をするというのがどんなに大変なことかは結婚もしてない子供もいないオイラにだってある程度は想像がつく。
とはいえ・・・人によりけりとはいえ納得いかないばかりか腹たって腹たって。
本作の感想にも戻る。
前述したように主人公佐山の過去の女の子の患者が成長した年月を
表札の色の褪せで表現したのは秀逸だと思う。
画的な演出としては説明過多にもならずナイスだなと思った。
後半の佐山が出てこないサイドストーリーの"訪問看護"についての話も興味深くこのエピソードの続きは次巻に持ち越しとなるが楽しみである。
『首』
ネタバレあります。
先週木曜日、109シネマズ菖蒲。
とりあえず本作を観ての一言・・・なんでこうなった・・・?
やっと観賞できた、という感慨。
いや、本作のキーヴィジュアルを観て、予告編を観て半年以上待ったという程度ではない。
本作の惹句である構想30年というのは間違いないというのは、その30年前のオイラが学生の頃に北野武は雑誌の映画評論のなかで時代劇の構想をすでに披露していたのだ。
たしか信長や秀吉は出てくるもメインではなく画面上の背景に過ぎず、主人公はそれら殿様を遠くから見ている侍になりたい百姓が主人公である、とのことだった。
当時で言えば浪人や仕官していない武士が活躍するような映画の代表作と言えば黒澤明の諸作はあったが、わざわざ信長などのビックネームを出しながら背景にするという試みは斬新であったなと思った。
で、30年経って・・・なんでこうなった・・・?
この30年後に作られた北野武の時代劇、原作は北野自身の小説だがオイラは未読。
はっきりいうが北野武は小説の才はないと思う。
出版の有名人枠で本来なら本など出せるレベルではない作品であっても著者が有名人だと本が出る、というね。
例えば富野由悠季の小説版『機動戦士ガンダム』とか、安彦良和の『シアトル喧嘩エレジー』とかね。
有名人と言いつつ、例に出したのがニッチな有名人になってしまったが(笑)。
それはともかく、当初の北野武の目論見から外れて本作は有名な戦国武将の活躍暗躍がメインのオールスターキャストの映画になった。
辛うじて中村獅童が演じた
茂助という役が当初の北野武の目論見の片鱗が見える程度。
・・・なんでこうなった・・・?
いくつか本作のレビューを見たり読んだりしたんだが、極端に酷評がない代わりにだいたい口を揃えて皆
「期待が大き過ぎた」
「思っていたのと違う」
etc・・・
割と奥歯に物が挟まったような物言いが多い。
かくいうオイラも同じ様なモノで確かに酷評はできないし期待が大き過ぎて気持ち的に目減りしたのは否めない。
ビートたけしの漫才のネタのように既成の約束事を笑うというのは確かに面白かった。
例えば切腹する時の手順の多さ(舞を舞ったり辞世の句をしたためたり)がまどろっこしくて、それを見物している秀吉が短気を起こして
「まだ死なねえのか」
と言ったりするのはブラックな面白さが確かにあった。
その他報奨のために友人を殺したり。
そもそもタイトルの"首"は本作の象徴というか所謂マクガフィンの様なモノであるにもかかわらず、その扱いは総じて雑の一言。
最終的には目的の明智光秀の首もそれと知ることなく
「汚ねえ首だ」
と蹴り飛ばす始末。
映画はこの蹴り飛ばしで唐突に終わる。
この大事な象徴をつまらないものとして扱ったり、映画の余韻を無視して終わらせるという一種の権威主義を否定しているあたりビートたけしの面目躍如とも言える、んだが・・・。
・・・
しかし、この映画は時代劇的な合戦描写がアップデートできてないのがオイラとしては物足りない。
未だに鎧の上から刀で斬って血を吹かせたり絶命させたりと言う描写は、本来北野武が真っ先に揶揄する様なことではないのか?
甲冑をつけた人間を刀の一撃で絶命させるなんてありえない。
この辺りはすでに黒澤明の『七人の侍』で三船敏郎扮する菊千代が刀を何本も地面に刺して
「何人も切ったら刀は斬れなくなる」
と言わせている。
オイラにしてみれば肝心のチャンバラでその感覚を全くアップデートできてないのはそれこそ手落ちでしかないと思う。
さらに言えば、これは個人の趣味や性癖なのでとやかくは言いたくないが、北野武の同性愛嫌悪を目の当たりにした感じ。
戦国武将は戰場に女を連れて行けない代わりに美形な小姓を連れて行って男色の契りを結んでいたことは知られている。
が、北野武の本作にはそこにあるはずの衆道のエロスが全くない。
北野武的に言えば同性愛を非常に醜悪なものとして描いている。
前述したがこれは北野の趣味や性癖の問題でもあるので文句は言えないわけだが、オイラとしては映画で描かれるような粗暴なだけの信長や感じの悪いだけの秀吉の様な者に部下が付き従うとは思えないのだ。
だからこそなのか、本作で信長は自分の小姓としていい様に使っていた異人に罵られながら首を落とされる。
本質的に誠心誠意仕えていないから最後に無惨な結果になるというのは辻褄があってるようだが、その部分だけだ。
信長に恋慕する光秀や、光秀と恋仲だった荒木村重の同衾などにエロスや行為の美しさや敬意すら感じられない。
ただただ「たけしって同性愛が気持ち悪いんだろうな」という感じしか出てこない。
大島渚の『戦場のメリークリスマス』に出ていながらこう言う感覚を全く理解していなかったのか?
考えてみればこれまでの北野の映画でエロスを表現したものってなかった、様な気がする。
女性が出てきてセックスシーンがあったとしてもそれはエロスではなくバイオレンスの一形態であったと思う。
『キッズ・リターン』は男同士が出てくるがこれには辛うじてエロスの匂いがするがやはりホモセクシャルというよりはホモソーシャルだ。
本作は戦国武将の悪辣さを表立って表現するなら、言葉による説明なしならば、男同士の肯定的なエロスの表現がなければ、なぜ理不尽なことをされながら信長に仕えているのかという納得できる理由が見えてこない。
この部分は明らかに失敗していると思う。
ビジュアル的にもこれまでの映画の様に観るべき画というものが乏しい感じ。
北野映画独自の描写といえば屍を俯瞰で撮ったりとすでに死んでいる者たちを描写するところは個人的には感心した。
一言で言えば、北野武に戦国合戦のような広い場所の景観よりも、一人の男の半径10メートル程度の範囲で起こった出来事を描写した方が作風に合っていると思う。
それとキャストは全員素晴らしい。
特にあれだ映画監督としてはお粗末極まりないようだが曽呂利新左衛門の木村祐一はすごく存在感があってよかった。
・・・
つくづく以前は映画の神様に愛された男だと思った人間の凋落を見ることになってしまった気がする。
それでも他の凡庸な映画監督よりは5億倍ましな映画作るだろうなは思うが。
今週末は歯のメンテナンス。
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『ぼくはあと何回、満月を見るだろう』『百木田家の古書暮らし 4』
http://rts3.exblog.jp/33153763/
2023-11-19T19:58:00+09:00
2023-11-19T20:00:03+09:00
2023-11-19T19:58:27+09:00
16mm
本
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水中撮影の画像を生成しようという試み。
もっと水面が見えないぐらいの深さで浮遊している感じにしたかったんだが、プロンプトをどういじってもダメ。
毎回水面が見えちゃう。
散々失敗してそこそこ気に入ったのがこの三点。
他の方も水中の画像生成していらしていたがやっぱり水面が見えちゃってたから現状の限界なのだろうか?
表情は満足。
スタジオ撮影風。
棒立ちではあるんだが、なんとなく存在感があるものができたかな。
これに限らずなんだが、AIで生成した女性の肌はツルツルすぎて質感が皮膚に見えない。
ので、Photoshopなどでノイズを入れている。
どちらにしてもアップで見ないと分からないんだが、一応のこだわりである。
たまたま偶然できた画像でなかなか気に入っている。
こういう作り手が意図していないものができてしまうというのは昔の写真撮影なら"モデルに撮らされている"といい、今なら"AIに作らされている"という感じなのだろう。
水彩画風の生成に飽きてきたので油絵風、アクリル画像風を作ってみた。
背景にはブラシの感じが無意味に出ているが、メインの人物にはブラシタッチが目立たない。
これをブラシタッチを目立たせようとするとブラシの跡が目立ち過ぎるぐらいのものになってしまい、オイラの意図ではなくなってしまう。
色々試行錯誤のしどころであろう。
□あの方の死
"あの方"などと比較的穏当に書いてはいるが、早い話名前も書きたくないほど下品で碌でもない人間だとオイラは思っている。
オイラの親族にも信者はいるが、信教の自由がなければブン殴っても脱会させたい団体だ。
つーかコイツらこそ信教の自由を踏み躙って脱会した信者に嫌がらせをしたりしてたわけだからな。
オイラが学生の頃からずっとそんなだよ。
自虐が入っているであろう本宮ひろ志も自伝漫画の『春爛漫』でかの宗教団体の悪辣さを描いている。
宗教がすべてこんなものだとは思わないが、"こんなものだ"と思わせる悪例になったとは思う。
更にこの下品なバカの問題だけではなく
マジか?と言う事態。
政教分離がすでに立前になっているとは思っていても↑こんなあからさまなことをTwitterで書いてやがるよ我が国のバカ総理大臣は。
オイラは知らないが当然、幸福の科学のアイツが死んだ時にもこんな弔文を書いたんだよな。
そうでないと特定の宗教に肩入れしてると思われるぞ。
もう思われているけど。
当然であるがオイラに弔う気持ちはさらさらない。
□パレスチナとイスラエル
駐日パレスチナ常駐総代表部
オイラが好きなアメリカ映画の制作者の多くはユダヤ系の人だったりする。
W・アレン、S・キューブリック、S・スピルバーグ、コーエン兄弟etc・・・。
そして第二次対戦中の不幸を考えるとなんとなくイスラエルに肩入れせずにはいられないと思っていた。
その一方でユダヤ人は武器商人でキナ臭い噂もなんとなくあったりと、その辺りはテリー・ギリアムの『未来世紀ブラジル』のアーノン・ミルチャンなんかがそんな雰囲気だった。
そんなオイラがそれでもイスラエルに一方的な肩入れをしてなかったのは
手塚治虫の『アドルフに告ぐ』を読んでいたからかもしれない。
なんとなくパレスチナとイスラエルが戦争していてもイスラエルを憎みきれないのは、例えばスティーブン・スピルバーグはどう思っているのだろうか?とモヤモヤするのである。
イスラエルやユダヤ人への批判は反ユダヤ主義に結びつきやすく批判しにくいというのがあるのではないか?
しかし反ユダヤ主義に結びつくからなんだと言うのだ
こんなイスラエル人のこの煽りはふざけんなと思うし憤る。
イスラエル軍がパレスチナのガザ地区を封鎖し、水/電気/ガス/食料流通網などあらゆるインフラを遮断してパレスチナが酷い状態にあるのを知りながら、イスラエル人がインスタに「俺の家は水も電気も使い放題だぜ!!ヒャッハー!!」とガザ地区を煽り倒す動画を投稿したりしているのを見ると、こういうヤツらとスピルバーグやキューブリックは同じ宗派なのか、彼らを容認できるのか?という気分になる。
言うまでもなくユダヤ人だって色々だ。
本トピックの冒頭の映像のようなイスラエル人だっている。
希望はある。
アメリカ国内でもCNNがとうとうイスラエル批判を口にした。
手塚治虫の『アドルフに告ぐ』、今この時期に読むべきだと思う。
『ぼくはあと何回、満月を見るだろう』
AmazonでKindle版購入。
坂本龍一が死去してこの本のタイトルを読むと物悲しくも感慨深いものがある。
このタイトルは本作の冒頭で『シェリタエイング・スカイ』での台詞から想起されたもののようだ。
原作者のポール・ボウルズが映画の最後に出てきて以下のセリフを語るんだが、当時オイラはこの最後に出てきたおっさんが偉い原作の先生とは思わなかったからその意味がわかんなかったんだよね。
そのセリフも全く覚えていなかったんだけど、以下だったらしい。
「人は自分の死を予知できず──/人生を尽きぬ泉だと思う/だがすべて物事は数回起こるか起こらないか/自分の人生を左右したと思えるほど──/大切な子供の頃の思い出も──/あと何回心に浮かべるか/4~5回思い出すのがせいぜいだ/あと何回満月をながめるか/せいぜい20回/だが人は無限の機会があると思う」
素敵な言葉だなと思った。
そんなポール・ボウルズの言葉に導かれたように本作では様々な思い出が語られる。
まさに次の満月を体験するまでのせつなの思い出語りだ。
映画音楽制作についての話は興味深かったし、坂本の思想的な部分も明快にわかる感じではあった。
当然語られたこと、最後にして語ることがなかったことも当然多い。
オイラは知らなかったのだが、一時期坂本龍一と大貫貴子って一緒に暮らしていたんだな。
知らなかったけど。
両親の話なんかもあった。
その反面、最初の結婚とか矢野顕子のことは語られない。
現状の坂本のパートナーに対する気遣いだろうな。
晩年、坂本が政治的な発言をしてくれたことにどれだけ勇気づけられたか。
本来なら坂本云々に限らず自分から政治に向き合うべきなのだが、意気地のないオイラは坂本の行動を自らの指針にしていたとこともあったのだ。
ただオイラとしてはダウンタウンのコントでアホアホマンを嬉々としてやるぐらいの
柔軟さはあるのに、音楽を担当した『王立宇宙軍』についての坂本本人の黒歴史感がただせかなかった、というのが心残りかな(笑)。
『百木田家の古書暮らし 4』
AmazonでKindle版購入。
人間関係が複雑化して初読ではよく分からなくなってしまった。
セリフでの状況説明の情報量が多いので丹念に読むべきだと思う。
本巻、元主人公の古書店の店主だったオヤジの顔の悪いこと悪いこと(笑)。
こう言う顔をヴィジュアルで見られるのが堪らなく嬉しい。
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『ジェン・ブイ』
http://rts3.exblog.jp/33148435/
2023-11-12T21:57:00+09:00
2023-11-12T22:00:21+09:00
2023-11-12T21:57:08+09:00
16mm
映画・Blu-ray・DVDの感想など。
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Robert Mapplethorpeの写真のように単純な背景でシャープでカッチョいい画像ができないものか・・・。
やってみて分かったことだがオイラのその思惑がどれほど思い上がったハードルの高いものかと思い知らされた。
これまで散々生成してきた”廃墟” ”戦車” ”メカニック” ”夜景” ”雨”などを背景にした女性画像の生成はたとえポーズが面白みのない棒立ちであっても背景の情報量でなんとなく見応えのあるものに仕上がってしまうのだ。
しかし"白バック" "白い空間"という設定で画像を生成するだけではまったく見応えのないつまらない画像になりがちになる。
それでもそういう画像をアップしてしまうのは生成した者の欲目のようなもので、それでも一晩寝ればなんて凡庸な画像なんだろうと思わざるを得なくなる。
Robert Mapplethorpeの写真は"テーマ" "ライティング" "モデルのポーズ"などが考え抜かれた形になっているのだと思う。
もしかしたら考えるまでもなく感覚的に撮影していたのかもしれない。
他力本願のAI画像生成だと思っていたのと違うけど良さ気なものを新鮮に思って"良きもの"と思ってしまうが、今後は少なくとも棒立ちのポーズでないもの、棒立ちでも何かしらの強さがあるようなものを意識的に選んでいきたいと思う。
先週土曜日、糖尿病の診察。
約二ヶ月ぶりの診察。
採血と尿検査。
今回のHbA1cの値が6.2。
前回の値が6.7だったので自分としては下げ止まってる感じ。
担当医はかなり劇的に数値が下がっているのをオイラの努力として褒めてくださっているが、実際はほぼ毎日明治トリプルヨーグルトを飲んでいるのと、肩こり防止にストレッチ"用"ポールをサボりつつ使っている程度のこと。
担当医には言ってなかったが最近はチョコレートも食べたり、ご飯も茶碗いっぱい程度ではないくらいに食べたりしている。
だから下げ止まっているとも言えるが。
実際下がっている大きな原因は処方薬のおかげだ。
更に前回から尿酸値を下げる薬も飲んでいてそれも下がったようだ。
ところでHbA1cは下がったことを担当医に褒められたが、所謂血糖値は結構高いと思うのだがそれは問題ではないのだろうか?
次回は年明けだができれば基準値以下の数値にしたいところである。
先週土曜日、一週間で車の空調が直って帰ってくる。
突然車の暖房が効かなくなってディーラーに修理に。
修理は一週間とのことでトヨタのディーラーで初めて代車を貸してもらえた。
当然無料で(笑)。
ディーラーで車をレンタルしたら暖房の修理と同じぐらいの金額がかかると知って難色を示したら、代車を出すことにしてくれた。
ディーラーとしても見積もりまで取って代車を気軽に貸してくれる町工場の車屋に持ち込まれるのを嫌ったのではないか?
と言っても修理費用は3万円んちょい(当初の見積もりは4万円ちょい)だったんだが、天下のトヨタも3万円でも代車を出してでも欲しいぐらいに世の中不景気なのか。
先週土曜日、歯のメンテナンス。
いつものように美形で剽軽なドS歯科衛生士女史に歯石を取ってもらう。
女史に勧められたトリプルヨーグルトを飲んで血糖値が下がった手前何事も強く出れずにいる。
色々ひどい目にもあってきたが(笑)このトリプルヨーグルトとストレッチ"用"ポールを勧めてくれたことには感謝している。
先生とカメラ話。
その内容は↓。
『Leica SOFORT 2』
楽天市場で購入。
発売日に手に入れることができた。
数年前、Leica SOFORTの最初のバージョンが出てそれを歯の先生が購入して見せてもらった。
Leicaがチェキを出した、という衝撃と、それがチェキがブランドになった気がして俄然興味がわいたのだ。
が、その後発にフジでも同様なチェキカメラがでてしかもそれはカメラ内部で画像処理ができたりする機能があったのだ。
最初のLeica SOFORTにはその編集機能がついておらず、機能的な足りなさを感じた。
デジカメにチェキがついているというコンセプトは魅力だったのでフジのカメラを買おうとも思ったが、やはりそこはブランド志向のオイラ(笑)、いずれライカもフジと同じような昨日のカメラを出すだろうと待ち続けて数年(笑)。
やっと出た感じ。
Leicaとしても出てすぐに機能を追加してバージョン2は出せなかったろうからね。
とりあえず使ってみた。
通常は撮影した画像はモニターで確認するのに慣れてるし満足しているが、小さくても実態としてのプリントが出るというのは気分がいい。
しかもデータがあれば何枚でも同じプリントができる。
ちょっと面倒だが、他のカメラで撮影した画像データをプリントすることもできる。
といってもチェキの画質なので高解像度のプリントというわけにはいかないが、だからこそ手軽に使い倒せそうな気がするのだ。
解像度も2560×1920画素(490万画素)だしね。
それでもプリントされて出てきた時には感動したよ。
今までチェキ使ったことなかったし。
この意識的なチープさというのが心地いい。
Leicaなのでもって嬉しい所有感があるんだよね。
申し訳ないがそこんとこが性能が良いのはわかるフジと、ブランドの力のみの強さの(笑)Leicaというところか。
久々にカメラを買ったわけだし、購入できて大満足である。
が、しかし本カメラに同梱されていた説明書は不親切すぎる。
ほぼスイッチやダイヤル類の申し訳程度の説明のみで、例えばスマホとのリンクのさせ方とかアップデートの仕方とか書いてない。
ので、購入したユーザーが解説しているYouTubeを見てやり方を知ったりしている。
まあ説明書の説明も程度問題であまりにも詳細であり過ぎると読むのが億劫になるとは思うのだが、Leica SOFORT 2の説明書についてはちょっともう少し親切にしてもらいたかった。
更に言えば詳しい親切な説明書を作ると製作費に跳ね返り、ユーザーへの価格に跳ね返るので痛し痒しではあるのだろうが。
『アオイホノオ(29)』
AmazonでKindle版購入。
いつのまにかホノオくんとトンコさんとの顛末とか、庵野や山賀の活躍などが描かれなくても興味をそそる展開になってきた。
当初からその傾向はあったが、アシスタントのマウント武士がホノオくんをdisったりするんだが、それも微笑ましい感じなんだよな。
超有名な売れっ子、あだち充の話も出てくるんだが、茶化してはいるもののそれでも徹底的な脅威と畏怖を感じて、以前のようなdisがないのが物足りない。
超売れっ子の漫画家にも通常言えないような強気な言葉を期待している(笑)。
『ザ・ファブル The second contact(9)』
AmazonでKindle版購入。
本作のラストで描かれているような殺し方が、どうか作者の妄想でありますようにと願わずにはいられない。
その妄想のような殺し方を知ってるはずのない佐藤が直感で察知しているのは恐れ入る。
最終章とアニメ化に期待。
『ジェン・ブイ』
Amazonプライムビデオでレンタル視聴。
メインの『ザ・ボーイズ』のスピンオフシリーズで、それに劣らずジェンダー問題、人種問題、格差問題などを盛り込みつつも無類に下品で(褒め言葉)面白い本作は、スーパーヒーローのための大学を舞台にした物語だ。
本作メインの『ザ・ボーイズ』描かれるスーパーヒーローなので、営利企業に所属する商品を作るためのもので必ずしも正義を標榜せず、その大学に学ぶ多くのスーパーヒーロー候補生達も常に好感度を気にしているような俗物ばかり(笑)。
『ウォッチメン』から始まったスーパーヒーローの相対化、彼らが普通の人間より特殊な能力に長けてしまった為に俗物度が増し増しになってしまったがための社会や世界を描いている。
それが現実の現在の社会とリンクして今時の問題として描かれているのは脚本の開発に金と時間と人員を惜しみなく割いているからに他ならないだろう。
本作もスピンオフでありながらシーズン2の制作が決定されており本シリーズの最後も明確な終わり方ではなく続編に続くようになっているので、おそらく土壇場でシーズン2にブリッジするように書き換えたのだろうと考えられる。
なんだかんだ言ってもアメリカの映像業界の底力というものを感じざるを得ない。
本作のシーズン2も楽しみだがメインの『ザ・ボーイズ』の続きも楽しみである。
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『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』『ゴジラ-1.0』
http://rts3.exblog.jp/33142335/
2023-11-05T21:21:00+09:00
2023-11-05T21:24:14+09:00
2023-11-05T21:21:06+09:00
16mm
映画・Blu-ray・DVDの感想など。
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↑左右の目元が微妙に歪さがある感じ。
実際に画を描くにしても、実際に写真を撮るにしてもこの歪さは排除されるようなものだと思うが(実際のモデルの顔が歪であっても)、AIによる画像生成だとこの歪さが一点のポートレイト画像としての個性のように感じられる。
たとえそれが美しさの観点から排除されるべき歪さであっても、コンピュータの計算の完璧さから逸脱して大量生産品としての頸木から逃れられているような気がするのだ。
↑プロンプトに"Taxi Driver" "M-1965 field jacket" "TANK crew"などを入れて狙ってみた。
セクシーさは抑え気味であるが顔立ちや雰囲気は非常に好みである。
↑"雨の中" "逆光" "ランジェリー"その他のプロンプト。
逆光での水の弾きが綺麗だなと思う。
こういった雨の中の撮影ってアマチュアのオイラには非常に困難だったりするんだが、AIだと色々できて楽しい。
↑顔立ちが好みの上にセクシーさがあってお気に入り。
オイラにこれ以上のセクシーさは必要ないかなと思う限界値。
これよりもっと巨乳に、という気にはなれないということである。
↑面食いを自称しているオイラでこの生成した女性もオイラとしては好みの美形なんだが、一般的には微妙なお顔立ちなのかもしれない。
失礼な話であるがだからこそリアリティがあるように感じる。
↑なかなか全身の画像が生成できない中で気に入った一点。
画像生成AIあるあるで、できた画像の指の本数が多くなったり少なかったり歪だったり。
そういう形状のもの、さらにあからさまに脚が3本あったりするような画像は削除しているのだが、結構削除の点数が多い。
表情や背景の出来はいいんだけど腕や足が2本以上だったりするものは泣く泣く削除。
それは足先の造形についても言えることで、その所為かどうかわからぬが生成される画像の多くはバストアップであるとか足首までだったり手とか指を見えないようなポーズで生成される。
AIも己の弱点を多少なりとも認識しているのかしらん?
それでもTwitterでAI画像を載せている人はそんな腕や足の本数にお構いなく掲載しているというのがオイラには正直わからない。
結構有名な人でもその点については無頓着のような気がする。
オイラとてその手の歪さをチェックしきれなくて載せてしまってるものもあるにはあるが、基本は載せないようにしている。
・・・
ふと思ったのだが、この腕や足や指の歪さを無神経に"排除"とか"削除"という言葉に出していいものか不安になる。
世の中には生まれながらにして大多数の人とは違った身体の形状をしている人がいるわけで、そういう人について考えると自分とは違った身体の形状だからといって"排除"などというのは失礼かつおこがましいとも思える。
先週土曜日、心療内科。
12週、発作もなく過ごせた旨を担当医に報告。
減薬できればしたい旨を話したら薬の形状的に一個を半分に砕いての減薬しかできないとのことなので、毎日のんでいた薬を1日おきに飲むということにした。
担当医の考えだと所謂"寛解"ということらしいが、どうにもオイラにはピンとこない。
薬のおかげで発作を抑えてきたという気持ちが強いし、患者のオイラが「発作もなく安定しています」という言葉だけで(本当はそれだけではないと思うが)"寛解"としていいのかどうなのか。
所謂脳内物質であるセロトニンの減少でパニックディスオーダーが引き起こされているというが、オイラはこのセロトニンが大少ないを数値として認識していないしそれに付随する科学的な検査もしたことがない。
言い過ぎかもしれんがオイラとか担当医の塩梅だけで"寛解"を決めていいのか?というのが不安である。
とりあえず来年にまた診察を受けるがその時までの状況がどうであったか?本当に"寛解"としていいのかを納得するまで聞こうと思う。
車の空調の修理に出す。
珍しくトヨタが代車を出してくれた。
それでも代車が出るまでひと月ぐらいまったんだけど(笑)。
『漫画専門学校講師のマンガ業界ウラの裏 』
AmazonでKindle版購入。
漫画家が描く担当編集者が出てくる漫画ってだいたい酷い編集者として描かれることが多い。
その方がネタとして面白いからで実際は暴言や恫喝などせずにビジネスライクに接するものだと思っている。
実際そんな感じの描かれ方の編集者もいるからね。
一流どころの大学を出て一流どころの出版社に就職した人間がパワハラで漫画家と付き合うなんてのはないだろう、と思っていたんだが、考えてみれば私の勤務している会社の営業職も全員とは言わないが、無責任、丸投げ、恫喝気質な人間もいるのだよな。
人によりけりか。
本作によると若い漫画家の志望者たちもSNSの台頭でオイラの頃とは考え方や漫画家という職業そのものの捉え方が違うようだ。
それらを非常にうまくカリカチュアした葛西りいちの力量は相変わらず面白くて凄みがあると思う。
先週再び便秘気味。
週末にコーラックで。
アレかな、ストレッチ"用"ポールでのストレッチをサボったからかな。
それで内臓の動きが鈍かったとか・・・。
『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
ネタバレなし。
先週金曜日、109シネマズ菖蒲。
劇場鑑賞が叶わないと諦めていたが先週週末が三連休で余裕があったので観に行った。
懸念していた206分という3時間半近い上映時間も観終えてみれば体感的には2時間ぐらいに感じられた。
それでもたまに気絶しかけのウトウト気味ではあったが、内容が飛ぶほどの気絶っぷりではなかった。
ひとえにテンポと語り方の巧さではなかったろうか。
アメリカの時代劇ではあるので本作の歴史を知っていた方が絶対理解は深まると思うが、それでもストーリーテリングとセリフでの説明の巧さで極端にわからなくなることはなかったように思う。
本作はネイティブ・アメリカン(インディアン)である先住民オーセージ族が白人に追われ行き着いた先のオクラホマ州で石油が出た。
オーセージ族はその土地の石油鉱業権を保持して金持ちになった。
それが面白くない白人たちはオーセージ族の女と婚姻関係を結び、それに乗じて石油鉱業権を巻き上げていく。
その目的の手段の過程でオーセージ族の不審死が相次ぐ。
結構驚いたのは白人はネイティブ・アメリカン(インディアン)を徹底的に蔑ろにしていて、力でネイティブ・アメリカン(インディアン)の権利を奪い取るのかと思いきや、一応法律に乗っ取って思いの外無茶はしないんだな、ということ。
ただ法律に則っているという建前がある故に事態の真相が分かりにくくなっているとは言える。
法律に則ってるから不正があるわけはない。
同様に愛して結婚した嫁の糖尿病の為のインシュリンの中に毒を入れたりするわけはないではないか、とか。
そういう意味ではこの映画におけるマーティン・スコセッシのアメリカ史の欺瞞のあばき方は容赦がないと感じた。
当初本作の主演キャスト レオナルド・ディカプリオはその地で発生した連続殺人事件を捜査しにきたFBI捜査官の役だったらしい。
それをディカプリオ自身が申し出てロバート・デ・ニーロ演じる悪徳白人の叔父であるウィリアム・ヘイルの腰巾着のバカなチンピラの役をやることにしたらしい。
ディカプリオ演じる正義のFBI捜査官が悪い白人を捕まえました、という話にしてしまうと本作の軸であるアメリカの欺瞞の上に更に欺瞞を重ねかねない。
白人アメリカンのディカプリオがバッドガイを演じる事でよりアメリカの欺瞞が浮かび上がったと思う。
キャストの重厚さはさすがスコセッシというとことか。
レオナルド・ディカプリオとロバート・デ・ニーロの口の結び方が同じでね(笑)。
同じように口をへの字に結んでおる(笑)。
更に本作でボンクラ旦那のディカプリオの聡明すぎる嫁役モーリー・バークハート
リリー・グラッドストーンの演技が秀逸。
最初に戻るが、オーセージ族が追いやられた土地に石油が出なければ、と考えなくもないが、富を手に入れて裕福に暮らしたいという気持ちを否定することはできない。
それはすでに白人がそれをやって見せびらかしているから。
つくづく資本主義というのは罪深い一面があるものだ。
Blu-rayは出そうもないから配信で再見せねばな。
『ゴジラ-1.0』
ネタバレなし。
先週土曜日、109シネマズ菖蒲。
予告編を観てたのしみにしていた。
このところ監督の山﨑貴の映画は観てはいたがずっと半笑い続きであった。
が、予告編を観て無茶苦茶期待していた。
特に『シン・ゴジラ』にノレなかったオイラとしては期待値は爆上がり。
『シン・ゴジラ』のエリート官僚目線での物語ではなく、もっと地を這うような庶民の目線でのゴジラ映画かもしれないという期待。
実際そのような目線で作られてはいた。
が、オイラにはちょっとメロドラマが過ぎる感じ。
全体的に面白くはあるんだが、映像に目新しさというのが感じられない。
山崎貴がどれくらい意識して引用しているのか?それともオイラの思い過ごしなのかもしれないが、海でゴジラが木造船を追いかけるところは『風の谷のナウシカ』の冒頭シーンの玉蟲の暴走シーンのように思えたし、ゴジラの背鰭がガシンガシンと立ち上がる様は『エヴァ』の二号機のビーストモードのように見えたし。
極め付けは『スカイクロラ』的な局地戦闘機まででてきた。
それら観ていてアガるし面白いとも思ったんだけど、やりすぎだとも思った。
更にいうと(詳細は伏せるが)あの爆風で生きてるはずないだろ、と思った。
というか、あのカップルがあまりにもやってることが幼稚というか(ある意味やってないのが問題だと思うのだが)。
大人じみた子供が大人の真似をしてゴジラを作ったという印象だろうか。
これは演出だけではなくキャストにも言えて
Twitterにも載っていたんだが上図左が1954年『ゴジラ』の山根博士=志村喬(49歳)。
右が2023年『ゴジラ−1.0』の野田博士=吉岡秀隆(53歳)。
今回の吉岡秀隆、かなり重めに演じていて好感はもてたんだけど、最初の『ゴジラ』の志村喬より年上でありながら貫禄が明らかにないんだよな。
これは吉岡秀隆だけの問題ではなくオイラの世代というのがいかに大人になりきれてないかということだと思う。
いい加減50歳代だというのに(笑)。
まあ『シン・ゴジラ』よりはノレたとは思います。
今週末は糖尿病の検診と歯のメンテナンス。
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(タイトル未入力)
http://rts3.exblog.jp/33136671/
2023-10-29T21:55:00+09:00
2023-10-29T21:55:43+09:00
2023-10-29T21:55:43+09:00
16mm
閑話
Twitter
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相変わらず憎きAIで画像生成。
平日は仕事があるとなかなか集中できないが週末は課金して画像生成。
SEAARTは基本課金さえすれば1日何枚だろうが何百枚だろうが生成できるのだが、その時高品質のレンダリングを求めるなら"VIPサービス"というコインに課金せねばならないようだ。
少々ややこしいがSEAARTは"VIPサービス"というコインと"コイン"というコインが二つある。
"VIPサービス"のコインは1日700コイン与えられるほか高品質のレンダリングができる資格が与えられる。
ちなみに高品質高画質のレンダリング一点につき6コインほど消費されるので700コインなら100点弱ぐらい画像が生成されるが全部が全部使えたり気に入ったものではないのでほとんど破棄している。
ただこの"VIPサービス"は課金により時限式になっており最短で1日で最長で360日になっている。
つまり1日の期限が過ぎるとコインはあっても高品質のレンダリングのサービスは受けられないのである。
もう一つの"コイン"の方は時限式ではないので放っておいても無くなることはないが、"VIPサービス"のように高品質のレンダリングができる資格が付いているわけではないので、オイラのように1日ごとに"VIPサービス"を課金しているとそれが無くなると"コイン"はあっても高品質のレンダリングが行えないと言うことなのだ。
"VIPサービス"は1日限定、30日、90日、180日、360日となっており、最初に長期の値段を払っちゃった方が割安なのだが、この熱に浮かれた画像生成を一年続けるかどうかまだわからんと言うこともあるし、生成するのは現状週末ぐらいなものなので1日限定を使うごとに課金することにしている。
ところでこれまでの画像生成は女性の"戦車兵"というキーワードで生成してきたのだが、ここにきて結構飽きてきたので、オーソドックスなランジェリーの女性を生成していこうかと思っている。
上の画像の一番下の画像のような感じ。
とはいえ、まだ戦車兵の画像は山盛りあるのでそれも小出しにして公開していくつもりである。
プロンプトの調整次第だろうが今のところプロンプトに"スタジオ撮影"と入れるより"屋外"にした方が失敗が少ないような気がする。
先週土曜日、歯の治療。
いつものように美形で剽軽なドS歯科衛生士女史に歯石を取ってもらう。
今回は結構頑固な歯石があったようでほぼ力づくでこそぎ落とす女史。
ありがたいことである。
先生がニコンの
Zfを購入したので触らせてもらう。
Dfよりは小ぶりだそうだが、この昔ながらのカメラデザインはクルものがある。
デザインはアナログ時代のものでありながら中身は最新鋭のフルサイズミラーレス。
このギャップ萌えもさることながらこのアナログ時代のデザインはオイラをホッとさせるなあ。
オイラもカメラはレンズアダプターを購入するだけの問題なのでニコンでもソニーでもいいんだよな。
キヤノンは除く(笑)。
新しいカメラには興味はあるが先立つものがないからねえ。
といいつつ、11月にはカメラを一台購入する手筈となっている。
先週金曜日、会社でインフルエンザワクチン接種。
先週土曜日、マッサージ。
脹脛と肩を念入りにやってもらう。
先週土曜日に『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』を観るつもりがやっぱり取りやめに。
評判はかなりいいらしいがそれでも3時間越えに恐れをなした(笑)。
意気地がない話である。
この上は配信が始まったら腰を据えて細切れに観ることにしようと思い直した。
従来の映画の観方として、そして何よりもマーティン・スコセッシとしても一気に暗闇で体験するのが映画体験だと思っているだろう。
面目ないことである。
未知の映像体験よりも映画を理解して楽しみたいという気持ちがオイラには大きい。
そして映画の概略はすでに
これで予習してしまった(笑)。
ネタバレなんてどうでもいい。
そのネタに行くまでの過程を体験するという楽しみは残っている。
カット割、役者の演技、音楽、撮影etc....。
クライマックスのネタだけが映画の楽しみではないと思うのだ。
本作はクライマックスのネタバレが映画をつまらなくする類のものではないだろうということだ。
まあ『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』でルークとダースベイダーの関係を事前バラされるようなものとは違うということね(笑)。
今週末は心療内科と車の修理。
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『白竜HADOU 35』『かいじくんちのニラコさん 1』
http://rts3.exblog.jp/33130751/
2023-10-22T19:48:00+09:00
2023-10-29T17:50:57+09:00
2023-10-22T19:48:32+09:00
16mm
本
Twitter
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とりあえず飽きずにやる。
エロいプロンプト入れるとアガるね(笑)。
生成される画像はあまりエロくないんだが(笑)。
先週土曜日ヘアカット。
担当美容師とバカ話。
非常に楽しい。
髪色も真っ白。
スパとマッサージで身体的にはかなり好調である。
『白竜HADOU 35』
AmazonでKindle版購入。
本作の性質で言えば、本作で描かれる会社トップの巨大詐欺事件は本当にありそうなのだが、オイラには全くわからず。
それともありそうな話としてのフィクションなのか?
相変わらずリアリティというものをヒリヒリする感じで描いている作品だ。
そして相変わらず用意周到な白龍の仕切り。
痛快である。
『かいじくんちのニラコさん 1』
AmazonでKindle版購入。
漫画家の親を持つ子供が自らも漫画で家族を描くというのは割とある。
大島永遠の『まんがかぞく』、大月悠祐子の『ど根性ガエルの娘』、山田 マリエの『魔夜の娘は〜』シリーズとか。
娘が漫画家の父親を描くことはあっても息子が描くと言うのは寡聞にして知らない。
とはいえ、この漫画家のプライベートものは大好物であるのでこの手の漫画が出ると躊躇せずに買ってしまう。
本作は父親を かわぐちかいじ に持つ漫画家の娘である カワグチニラコ が描く家族漫画。
あれだけハードでポリティカルな漫画を描く かわぐちかいじ がオレオレ詐欺にあいかけたとか。
さらに かわぐちかいじ の嫁、 カワグチニラコ の母親の破天荒さとか大変面白く描かれていた。
続巻も出そうなので楽しみである。
先週土曜日に『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』を観るつもりが、今週の会社の行事の準備で観にいけず。
仕事とは言えないくだらない行事なのだが社員として拒否できないので、プライベートの休日を使ってでもやらなきゃならない理不尽さ。
頭にくる。
映画は公開週の一週を逃すと次の週はかなり鑑賞しづらい時間帯になったりするので早々に観たかったのだ。
今週はなんとか観たい。
206分と言う恐ろしい映画なので体調も万全にせねば。
新しい職場の仕事が先週から始まった。
全く未経験の仕事でシンドイが自分が言ったことには責任を持たねばなるまい。
今週末は歯のメンテナンス。]]>
閑話
http://rts3.exblog.jp/33124918/
2023-10-15T19:14:00+09:00
2023-10-15T19:28:31+09:00
2023-10-15T19:28:31+09:00
16mm
閑話
Twitter
Instagram
先週から張り切っていた画像生成AIだが、若干飽きてきた(笑)。
パラメーターをいじくり回して「これでオイラオリジナルの美人さんができたじゃん」と悦に行っていたら、他の人が作った画像の女性の顔つきとほぼ同じ、と言う(笑)。
改めて美人というのは多くの人が好むであろう平均値であると思い知った。
例えば極端に好みでないLoraを使ってみてできあがる女性の画像を見ても、好みのでないので美人かどうかの判断ができない。
なんかこうなると絵のデッサンの狂いすら個性を表すものと思えてくる。
画像生成AIにオイラの個性はほぼ反映されていないと言える。
これで作られるものでアーティスト気取りや芸術家気取りはやはり片腹痛いと思う。
精々が大量生産品の生産者がいいところではないか。
ところで生成AIで作られた女性が着ているのはシルバーのジャンプスーツ(ツナギ)だ。
同じプロンプトでもシルバーに見えないものもあるんだが、基本は黒にしていなと言うことだ。
黒にすると完全に『マトリックス』になっちゃうんだよね(笑)。
ちなみにだが一番下の画像の女性はなかなか好みでカッチョいいのができたなと思ったんだが、生成したものには乳首の突起が出ていたのだ。
それをPhotoshopで消したのは今更ながら公序良俗だとか猥褻物陳列恐れたわけではない。
そもそも女性の乳首を猥褻物などという通俗的な表現はいかがなものかと思うんだが、それはどうでも良い。
私がPhotoshopの画処理をしてまで乳首を消したのはAI生成でできた乳首がイマイチだったからだ。
折角の好みの女性を生成できたのに不完全な乳首を許せるほどの俗物ではないと言うことである。
乳首だったらなんでもいいというわけではないということがAI画像生成者という恥ずかしい肩書きを持つ者のささやかな矜持なのである。
先週土曜日、歯のメンテナンス。
いつものように美形で剽軽なドS歯科衛生士女史に歯石を取ってもらう。
最近歯と歯の間に食べカスがつまりやすく糸巻きタイプのデンタルフロスだと隙間に詰まったカスを上手く取れないとか、そもそも上の歯の隙間にデンタルフロスを入れるのが難しい旨を相談する。
デンタルフロスを二重にして歯の間に差し込まないとカスが上手く取れない。
で、女史曰く
歯間ブラシを勧められた。
この製品については前から知っていたんだが、ゴム製のものは根元に行くに従って太くなっていて歯と歯の隙間の途中で止まってしまうし太い部分で歯と歯の間をグリグリするのは歯にも良くなさそうなので使わなくなっていたのだ。
で、女史が最近極細の物もでたようよ、とのことなので薬局で探したらありましたよ(笑)。
細いのは金属製はあるんだが歯の詰め物が金属だとそれに干渉して変な事になるのでゴム製は必須だったのだ。
まだ使っていないのだが見た目細いと言えば細いのだが、上手くいくのかどうかわからん、使ってみなきゃ。
女史は100回に一回ぐらい本当のことを言うのであと99回のホラに付き合わなければなるまい(笑)。
先生とヴィヴィアン メイヤーの写真集の話で盛り上がる。
今週はこんなところで。
今週末はヘアカット。
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『イコライザー THE FINAL』『BAD LANDS バッド・ランズ』
http://rts3.exblog.jp/33119345/
2023-10-09T17:34:00+09:00
2023-10-10T10:19:32+09:00
2023-10-10T10:19:32+09:00
16mm
映画・Blu-ray・DVDの感想など。
とうとうやってもーた。
自分としてはかなり否定的であった画像生成AIに手を出してしまった。
この手を出したというのは無料で使えるのを使ったというわけではなく、わざわざ課金してまで手を出したということだ。
上の画像は課金してレンダリングの設定を可成りいいものにして出来上がったオイラお好みのお顔立ちだ(笑)。
ああそうさ、オイラは狸顔の丸顔が好きさ(笑)。
上の画像が美形に見えないという人も勿論いるだろう。
しかし、面食いを自称するオイラとしては上の画像は美形とも言える女性と認識しており、オイラは画像生成AIでこの顔が出ちゃったらもう後には引けなくなっちゃったのよ。
SeaArtというブラウザで行う画像生成AIだ。
延々と課金が尽きる3〜4時間かけて好みの女性が生成されるまでボタン押しまくり。
基本的に同じプロンプトを入れても同じ顔つきが出ることはないのでほぼ一期一会。
好みの画像を元に画像を生成することもできるのだが、まあそれがこの画像生成AIの抱える著作権とか肖像権の問題に抵触してくる。
なので上の画像もオリジナルの顔つきだと思いつつ、どこかに全く同じ顔の人がいないとも限らない。
一応姑息にも3つの顔の女性のブレンドにはパラメーター上しているが、怪しいものだ。
しかし今更であるがオイラはこの画像生成AIで何がしたいんだろうか?
写真を撮ってそれをレタッチしたり、画を描いたりするのはそれがたとえ下手くそであっても創作活動だとは言えるんだが、画像生成AIで作り出したものを自信を持って創作物だとは言い切れない。
オイラの守備範囲である写真、画、そして画像生成AIはで創作するということで言えば、思い通りのものが作れるかというのがポイントとなろう。
写真や画は例えば思い描いたような作品を仕上げるにはそれら道具を使うスキルというものが必要となる。
経験値なしにとんでもない作品を作る人は確かにいるが、それでも普通は写真の撮り方、デッサンなどのスキルを持つことは重要でそれなくして思い通りの作品は作れない。
では、画像生成AIはどうかというとプロンプトやガイドになる画像の選択などはあっても出来上がりは運次第の行き当たりばったり。
こういう女性がこういうアングルでそういう背景で立っている、というのをプロンプトで書いても全く思い通りにはならない。
画像生成AIで上手くいったいかないは出来上がった偶然が好みのものかどうかということでしかない。
思い描いていたのとは違うけど出来上がったこれも悪くないよね、いや、むしろ思っていたものよりもいいかもしれない、という判断でしかない。
写真や画のスキルがあったとしても例えばプロと呼ばれる人たちだって必ずしも思い通りのものが創作できるとは限らない。
全くの素人よりは思い通りになることが多いという事にすぎない。
ならば、思い通りのものができないという点においては写真や画や画像生成AIは同じものではないか、とも思える。
が、それでもやはり単にボタンをおしてそこそこ満足できる落書きができてしまうというのは胸を張って創作物だとはいえない。
創作物というのは苦労して努力して掴み取ったスキルを使って奇跡的に作られらものが見る人を感動させるのだと思っているから。
それは多くの人ができないやらない苦労や努力の末に出来上がった結晶をを見る感動だとも思うからだ。
こんなのできない、描けないとい畏怖が創作物には必要。
画像生成AIでできる作品というのは誰にでもできる偶然のものでしかなく、そこには圧倒的に努力や苦労が足りてない。
オイラはそんなものが創作物足り得ないと思っている。
あとは実際自分で描いたような画とか、実際に写真を撮ったような結果を持つ画像生成AIは現状できてはいるが、それでできあがったモノを実際の絵筆で、実際のカメラで撮りました、などという詐称は恥ずかしいと思うか思わないか、だ。
とはいえ、この画像生成AIに<すぐ飽きるかもしれないが>のめり込みつつあるわけだが、それで作成したものは必ずタグや但し書きで"画像生成AI"の一文を入れる事にしている。
まあ現状ありえないような背景であるとかで画像生成AIだと判断できそうだが、いらん誤解を見ている人に与えないようにするつもり。
しっかしなあ、Twitterでフォローさせてもらったししている画家の方々は当たり前だが画像生成AIには否定的であって、なんか申し訳ないとか恥ずかしい気持ちになっている。
ここんところずっと便秘気味だったのが多少解消の方向に。
それでも毎日ではなく2〜3日に一回ぐらいな感じであるが。
これまでほぼ一週間分をコーラックを使って出していたのが先週は使ってないからね。
糖尿病って内臓系の血流も悪くするらしいから、処方された薬を飲んで解消されてきたのかねえ。
とりあえず悪くならんようにせねばな。
『イコライザー THE FINAL』
先週土曜日、109シネマズ菖蒲。
本作の『パート1』が良すぎた所為か、前作の『パート2』がかなりがっかりで、今回はどうかしらん?という感じで観にいった。
結果、『パート2』よりは面白かったかな、『パート1』の足元にも及ばない感じであった。
監督がアントワーン・フークアで三作とも同じだが、『パート1』が常にデンゼル・ワシントン演じるロバート・マッコールに寄り添って彼を中心に物語が展開していたのが『パート2』や本作は彼の同僚や敵方のエピソードにフォーカスするためにロバート・マッコールへの焦点がブレて散漫になった所為だと感じる。
主人公以外の登場人物達のバックストーリーを語るのは悪くはないんだが本作についてはとんでもない強さを持つロバート・マッコールという人物のディティールを見せる事が魅力だったと思ったのだ。
例えば『パート1』で出てきた傷口に蜂蜜を塗るとかのディテールはすごくフレッシュだったし、ロバート・マッコールどう窮地を脱していくかというのを追っていくので良いと思ったのだ。
しかしそれは演出的な問題だけではなく肝心のデンゼル・ワシントンが御歳68歳。
こんなお爺ちゃんに常にアクションさせることはできんよな。
ロケ地のイタリアの景観は非常に良かったかな。
本作はタイトル通りで『ファイナル』らしいが(『ファイナル』は邦題だけだけど)、終わりにする潮時ではあるかもしれない。
『BAD LANDS バッド・ランズ』
先週土曜日、109シネマズ菖蒲。予告編を観て興味があり、映画好きの年上の友人もお勧めであったので、当初スルーするつもりだったが観に行くことに。
印象として安藤サクラのハードボイルドというのは悪くない。
山田涼介にはちょっとばかり不安があったが、鑑賞後役に見事に役柄にハマっていて、安藤とのバディとしても良好だった。
つーか役者陣は全員ピースがハマるように良かったと思った。
では本作が傑作だったかといえば然にあらず。
監督が原田眞人というのがオイラには無条件にろくでなしのビッグマウス認定なヤツだ。
なので観る前からそんなバイアスが原田にかかっているので素直に楽しめないしオイラがまっとうな評価や感想が言えるとも思えない(笑)。
本作でもオープニングクレジットで並みいる役者よりデカい文字で"監督・脚本・プロデュース 原田某"というのが最初から気に入らない。
監督が作品を作る、責任者であるという意味では仮に他の監督がやったらおいらもそんな反感はおきないが、原田、だからねえ。
お前ずいぶん偉そうだな。
脚本も原田でこいつの書くセリフが小賢しくて洒落臭いのだ。
セリフで唐突にドストエフスキーが出てきたりね。
俺って教養あるでしょ、という感じが透けて見えて鼻持ちならん。
ちょっとした楽屋落ちで『燃えよ剣』の池田屋のセットで賭場を再現した時に、沖田総司役だった山田涼介に匂わせの一言を言わせたりとかも気に入らん。
オイラがこんなに嫌いなのに安藤サクラはおろか、今回ちょい役での出演だった岡田准一なんかも原田の映画の常連だったりするのが分からない、
『関ケ原』を劇場で観た時のセリフの聴き取り難さは相当なもので、これもわざと聴き取り難くする事で逆に観客にセリフを意識させようという姑息な演出かと思ったりね。
配信で観た『燃えよ剣』は普通にセリフが聴きとれたんだが、本作はまたセリフが早口なうえによくわからんことになっている。
アレか、配信やBlu-rayになる時は音声の整音をしなおしてるのか?
まあこんな感じでやっぱりオイラは原田の映画には合わないなと再認識した次。
ただラストの安藤サクラが脱出していくシーンは不覚にも感動したよ。
ベタといえばベタなんだが、あの最後は込められた力が解放されたようなラストでよかったとも思う。
今週末は歯のメンテナンス。
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『すずめの戸締まり』『アメリカン・ゴッズ』『沈黙の艦隊』
http://rts3.exblog.jp/33111281/
2023-10-01T15:35:00+09:00
2023-10-04T20:50:12+09:00
2023-10-04T20:33:14+09:00
16mm
映画・Blu-ray・DVDの感想など。
今週から異動先である。
前の部署は自分が望んで希望が受け入れられて配属された形となり幸せなものであったと関係各位に感謝してもしたりないことであった。
今回の異動は自分で希望は出していたが、一番の希望は聞き入れてもらえず、結果的に自分を含めた誰もが得をしない、いやむしろオイラが一方的に周りに迷惑をかけてしまったものになった。
このブログ、誰が読んでるかわからない、というかこの件の関係各位の誰も読んでいないと思うが、色々と本音は書けないのである(笑)。
異動先の仕事も今までの仕事と全く違うというわけではないが、より専門性の高い業務になると思うのでその辺は心せねばなるまいと思っている。
このコロナが消えてなくなったわけではない昨今、週末で家族やプライベートに費やすべき時間をわざわざ削ってオイラの送別会を開いてくれた同僚たちには本当に申し訳ない気持ちであったが、最後に色々ぶっちゃけられたことで色々清々とできた。
みなさん、ありがとうございます。
先週土曜日、マッサージ。
我慢したが脹脛の施術が結構痛かった。
相当コッているようだ。
『Vivian Maier: Street Photographer』『Vivian Maier: Self-Portraits』
AmazonでKindle版購入。
歯の先生に教えてもらったヴィヴィアン・メイヤーという写真家。
寡聞にして知らなかったのもしょうがないのはこの人もうお亡くなりになっているんだが存命中は全くの無名で、写真家というカテゴリーにすら入っていなかったであろう、趣味人とかアマチュアカメラマンとでも言ったら良いのか。
で、死後に発表された作品の数々がまあすごい。
少なくともこうして死後であっても写真集として編まれるわけなので撮影者だけが満足するようなものではなく、この撮影者であるヴィヴィアン・メイヤー以外の人、オイラのような者にも激しくアピールするものがあると思う。
所謂街中のスナップに近いとは思うのだが、一つ一つの人の顔の撮り方が丁寧でポートレイト撮影しているような趣で私も大好きな写真だ。
日本人に多いのかもしれないがスナップでのブレだとかボケを躍動感と称しているような写真はオイラは好みではないのでね。
さらに言えば『Vivian Maier: Self-Portraits』の方に顕著なのだが、ヴィヴィアン・メイヤーのセルフポートレイトの写真集が素晴らしい。
多くは鏡やガラスに写った自分を撮っているのだが、それだけではなく自分の影を写し込んでセルフポートレイトするようなウィットとユーモアを感じられた。
ウォーリーを探せ、みたいな感じでもある。
生活している街に同化している自分という表現とでもいうのだろうか。
このヴィヴィアン・メイヤーがフォトジェニックでポートレイトのモデルとしても成立するような容貌。
二眼のローライを腹のところで構えて撮影してる。
デジカメがないフィルムの時代だから結構お金もかかったろうし失敗もあったろうなと想像したりする。
今となっては二眼のローライを使って撮影というのはハードルが高いけど、スマホって二眼のローライのようにお縦長だからスマホをつかってヴィヴィアン・メイヤーのようなスタイリッシュな写真を撮る人が出てくるかもしれんなと楽しみにしている。
このヴィヴィアン・メイヤーに乗じる事になって心苦しくもあるのだが、
"イラストレーターとか、夢を追うのも自由だが、そもそもインボイス導入で困る人って作品に需要がない。つまり才能がない。介護・外食など人手不足な業界は幾らでもある。イラストは趣味でやれ。プロ辞めろ"
こんな事言う人は現在売れまくっているクリエイターやアーティストにしか価値がないと思ってるんだろうね。
こんな人はヴィヴィアン・メイヤーの良さなんて一ミリもわかんないんだろうな。
"あ、これ間違ってます。才能があってもなかなか売れなかった人、たくさん知ってます。才能ある人を発掘する仕事をしている人もいますが、見落とされる才能もあります。亡くなってから評価される人もいます。世の中、そんなに単純ではありません。"
こういうことだよな。
何かを作り出そうとする人に対して一定の謙虚さを持っていると思っているオイラとしては売れる売れないなんかの尺度が作品の良さなどとは全く思えない。
『わが夫はアニメーターである』
AmazonでKindle版購入。
Twitterで断片的に読み知っていたのが書籍化されたようで購入。
ほぼ全部がフルカラーとなりかわいくて上手い描線と相まって見応えも十分。
アニメーターや漫画家という人となりに興味があるオイラとしては大好物なものであろう。
作者である見原 由真が眼の不調である時にアニメーターの夫の寄り添い方が感動的ですらある。
夫だけではなく夫の両親までもを巻き込んで嫁となるであろう人を大事に大事に盛り上げていく様のなんて優しい人たちなんだろう、と。
眼が見えなくなるという恐怖は普通に生活していてもあることなのに、これが絵描であったなら本当に絶望するだろう。
それに対して臆する事なく支えようというのは読みである見原 由真の人柄もさることながら旦那家族の人間性に負うことも多いだろう。
とにかく非常に気持ちの良い読後感であった。
『つるばみ色のなぎ子たち』
いよいよ出た片渕須直の最新作告知。"枕草子""清少納言"というキーワードで当初中学高校の古典の時間か、と教条主義的な感じでなんとなくな抵抗があったんだがこのプロモ映像観たらオイラの抵抗など霧散したよ。
虫、というか蚊が結構出てくるんだね。
"つるばみ色"とか"なぎ子"とか聞きなれない言葉が出てきてそれを分からないと感じるのもゾクゾクする。
『つるばみ色のなぎ子たち』、よくわからないが魅力的なタイトルだ。
自分が分からないものを観ることができるという喜びと希望に満ちた期待を感じる。
『すずめの戸締まり』
AmazonでBlu-ray版購入。
コメンタリーで鑑賞。
劇場公開時の拙ブログのエントリで不満を書いた最後の言葉問題。
オイラは物語の締めくくりでは草太の「ただいま」で終わらせるのが相応しいと書いた。
が、オイラが思うようなことはすでに新海誠は考えており、実際「ただいま」か「おかえり」かでかなり悩んでいたとのこと。
結果的に「おかえり」というセリフになった理由も解説していてそれでその言葉の意味することに合点が言った感じ。
『アメリカン・ゴッズ』
Amazonプライムビデオでレンタル視聴。
『グッド・オーメンズ』のニール・ゲイマンの原作。
北欧神話から始まり、ギリシア神話やインドやアフリカなどの古の世界中とも言える神々と、唯物的というか現代的なテクノロジーとか資本主義的なるものを神として、その双方の闘争を描く。
とはいえ物語の中心はアメリカなので、所謂多民族国家であるアメリカは民族の数だけ神々や神話があり、神々もその民族と同じようにアメリカに移民してきたというていだ。
そのせいなのかOPの音楽がレッド・ツェッペリンの「移民の歌」っぽい印象。
というよりもヴィジュアルなどを観るとむしろ「移民の歌」をOPに使った『ドラゴン・タトゥーの女』のような印象に感じた。
正直、神話や宗教についての知見があった方が楽しめるだろう。
オイラはところどころで面白く思えたり置いてきぼりにされたりという感じであった。
映像表現はすごいと感心する。
『沈黙の艦隊』
先週土曜日、109シネマズ菖蒲。
iMax版。
その昔、オイラがガキの頃、『仮面ライダー』がTV放映された折、それを観た子供がライダーキックを真似してジャングルジムからダイブして怪我をするなんてのが社会問題になったりもした。
子供の親としては子供がバカな真似をするようなTV番組を批判して排除しようとする。
子供のTVで行われることは自分でも出来るとという無知無能な故の全知全能感は社会経験や慣習による矯正によって補正されていく。
つまり普通の人間は高いところか落ちたら死ぬとか、無闇矢鱈に他人にキックやパンチを浴びせていいものではないということを学んでいくわけだ。
この学びはある意味無知無能な子供だから成り立つものなのだ。
では、だ。
例えば産まれて40年50年経ったような大人が超リアルな大人も信じられるような『仮面ライダー』を観てその真似をしようとした場合、それを誰が咎めることができるだろうか?
この実写版『沈黙の艦隊』は大人にとっての超リアルな『仮面ライダー』になりうる、かもしれない。
本作の主人公である海江田四郎。
コミック版でもそうだが、常に冷静沈着、そしてそのすべてが正しく間違いがない。
全てが、だ。
潜水艦という場というか、戦場で指揮官として兵士をいたずらに死なせないというのは部下から絶大な信頼を得るだろうし、部下からはこの指揮官のためなら死力をつくそうと思うかもしれない。
理想的な指揮官とは如何に兵士を殺さずに作戦を遂行するかということに最大限の知力を使う人のことだろう。
しかしね、残念ながら部下である兵士を一人も死なせずに作戦を遂行できる指揮官などはいない。
どんなに綿密な計画を立てて一人も死なせない事を目標としつつも作戦遂行には最低限の死傷者が出るであろうことは現実である。
戦場の指揮官というのはそのようなリアリズムの累積の上にあるといっていい。
そういう意味では本作で描かれている海江田四郎は完全無欠でまさに神のごとき存在。
部下たちは一切の迷いなく海江田に従っている。
カリスマ性がありなによりも間違いのない指揮官を疑わない。
この手のリアリズムにのっとった戦争モノといわれるジャンルでは適当ではない言葉だが、これは宗教団体と変わらない。
宗教は非科学的であってリアルな戦争モノという本作とは相いれない、ということはないだろう。
だって原作はコミックだし本作は映画だ。
そもそも原子力潜水艦が国家を宣言して対抗勢力を撃破していくなんてのは誇大妄想でしかなかろう。
リアルに見えるような詐術としての演出がなされているだけで本当のリアルではない。
こんな完全無欠な指揮官がいるとか待望するとか冗談じゃない。
『北斗の拳』のケンシロウがどこにもいないようにこの世界に海江田四郎はいないのだ。
コミックやアニメはどんなにリアリティたっぷりに描こうと結局のところ"絵空事"というフィルターがはいるものだが。
それでも本作の連載中に衆議院内閣委員会で国会議員が防衛庁長官に「防衛庁長官はこの(『沈黙の艦隊』)作品はお読みになったことございますか」と質問している。
それこそリアリズムを討議する場で漫画の話題を出してどうするんだ。
作者や出版社は溜飲がさがったろうけど、政治家がコミックを政治の場にわざわざ出すなんて大衆迎合以外の何物でもないと思う。
漫画の政治利用は大反対である。
話を戻す。
有名宗教団体のトップが偽善で通俗的な俗物であるというのが普通だとオイラは知っている。
映画で描かれるような一人クラッシックを聴く完全無欠な指揮官というものにリアリティが感じられないのと同様に、海江田に対して無批判に従っていく潜水艦乗り約70名いるというのが気持ち悪い。
この手の物語の問題はちょっと意気揚々自信満々な人間が最も容易く我こそは海江田四郎なりと嘯いて周りの人間どころか国家をも翻弄しかねないということだ。
『沈黙の艦隊』の海江田四郎は『仮面ライダー』なのだ。
夢や希望や理想を体現したフィクションだ。
真似したり自分こそ海江田四郎的なリーダーシップが取れる人間だ、などというのは思い上がりも甚だしい。
昨今威勢のいい物言いをどんな自信で述べてるかわからような奴らが幅を利かせているようできな臭い。
そういう奴らが『沈黙の艦隊』の海江田四郎を真似て、なんて言い出す世界にゾッとする。
『仮面ライダー』になりたいと思う子供は大人が後頭部をドつけばすむわけであるが、いい歳した大人が自分は『仮面ライダー』であると言い出した場合誰が諌められるのか?
大人は『仮面ライダー』がフィクションであることは知っているが、多少知恵がついた大人だからこそ『沈黙の艦隊』の海江田四郎にリアリティを感じるんだろう。
本作の海江田四郎を完全無欠だと言ったが、過去に一人だけ部下を死なせたことがあることが語られる。
なまじ微妙に人間的な機微を見せちゃってるから始末が悪い。
製作者にとってはこれが海江田という人物が人間であるというリアリティな表現であるというのは分かるんだが・・・。
ちなみに本作、告知はされてないが長い原作漫画の冒頭部分のみの映画化。
北極でのアメリカの潜水艦との戦いもないし、海江田がアメリカに上陸することもない。
続編が作られるか微妙だったからタイトルに『パート1』とかついていないんだろうけど、映画として完結するものを期待していたオイラとしては肩透かしである。
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2023年第1回更新のお知らせ
http://rts3.exblog.jp/33103191/
2023-09-24T19:10:00+09:00
2023-09-24T19:10:27+09:00
2023-09-24T19:10:27+09:00
16mm
メインHPと更新のお知らせ
よろしければお立ち寄りください。
昨年に引き続き今年もこの一回だけの更新でお終い、だろうなあ・・・。
この撮影も今年の4月に行って今日ですから・・・。
生産性が悪いと言うか、モデルになってくれた女性にもお待たせして申し訳ないわけです。
今回は色々あって画像生成AIを合成素材として使ってみました。
どれとは申しませんが3点ほど。
撮影の失敗とか、自分の配慮の足りなさで撮影画像がお粗末になったらどんなにその画像が惜しくても落とさざるを得なかったことが、画像のある一点を修正すれば持ち直せるとすれば有効かな、と。
その修正素材、合成素材の為の画像生成AIの活用でした。
ただ仕事で使うとなると目的の画像が出るのか出ないのかわからないまま延々と生成を続けなければならないので現状仕事では使いづらいと思われます。
ただこのような趣味であれば根気が続けば延々と粘ってやることができるので。
実際自分の思う画像が生成されるのには相当に時間がかかりました。
これに懲りて撮影時にしっかりと撮影状況を確認することは言うまでもないのですが。
PHOTOSHOPは使っても画像生成AIとかのようなものは使いたくないというのが偏見含みの私の本音ではあります。
レタッチの時は作業が終わらず時として苦行のように思い、撮影が恋しくなるものですが、全てが終わってこうしてHPにアップしてしまうと、撮影もしていなければ何もできない状態なので手持ち無沙汰も甚だしい感じです。
なんとか年内に撮影してみたいものです。]]>
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