2018年 05月 05日 ( 1 )

ブレードランナー/ 留之助ブラスター 2049 1/1 モデルガン ライセンスエディション

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α7R ILCE-7R
Makro Planar T* 2/50 ZF.2
豆魚雷のネットショップで定価89640円、送料390円込みで合計90030円で購入。
これでXbox One Xも
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『スターウォーズ EP8 ラスト ジェダイ レイ リムーバブル FXライトセーバー ディズニー ルーカスフィルム オフィシャル ライセンス品』の購入も諦めた(笑)。
しかし、後悔はない(笑)。
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α7R ILCE-7R
Makro Planar T* 2/50 ZF.2
これは一般に"留之助ブラスター"と呼ばれていたものだ。
ある映画に登場した拳銃に魅了された映画評論家の中子真治と原型師の徳信尊がそれこそ地を這うような歩みと集中力で、映画と寸分違わないものを作ろうとした熱意で完成したものだ。
なぜ寸分違わないものなのかといえば、その映画に出た拳銃が美しかったからだと思う。
更に言うと"留之助ブラスター"は昨年正式なものと認められ、その商品パッケージに件の映画の名を冠することができるようになった。
"BLADE RANNER2049 ブレードランナー2049"
と。
そしてこの渾身の"留之助ブラスター"はそのクオリティが認められ、昨年公開された『ブレードランナー2049』にて
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ハリソン・フォードが手に持つ劇中のプロップとなったのだ。
で、そのハリソンが手に持つプロップと同じものがたった89640円で手に入るといったら安いでしょう(笑)。
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宇多丸だって持っている(笑)。
宇多丸のこの満面の笑みを見るたびに悔しい思いをし(笑)購入をずっと悩み続けていたのだった(笑)。
中子真治ほどではないにしてもオイラも『ブレードランナー』はもとよりその中でハリソン・フォードが握っていた銃に興味を持ち続けていた。
観るたびに不思議な銃だなと思っていたのだ。
まず映画と銃に対して興味をひいた画像がある。
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この画像。
爆発したような銃の発砲煙とものすごい形相のハリソン・フォード。
この画像自体は映画本編では使われていないようなのだが、この銃の強大な威力を示すようなヴィジュアルに心を持って行かれた。
この画像自体もすごく好きなんだが、実際は映画で銃をことさら注目させるようなことはなく、オイラが勝手に銃の威力についても映画で描かれるものだと勘違いしたにすぎない。
それでも劇中のこの銃が出るたびに注目した。
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上の画像のように、見えにくいが、銃身の下の方に赤く光る何かがある(笑)。
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当時も発光ダイオードのように見えた。
今回この画像で気がついたが、絶対見えてはいけない筈の銃の発砲炎のための白い銅線が右側に見えているじゃまいか(笑)。
相変わらず雑で有名な映画である(笑)。
この制作上の雑さがまったくマイナスにならないのが『ブレードランナー』の不思議なところである(笑)。
まあそれはともかくこの銃って一般には主人公が持つ銃として"デッカード・ブラスター"とか言われていた。
通常"ブラスター"といった場合SFでは"光線銃"とか"レーザー銃"を意味する。
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こんな感じの光線ね。
しかし、件の"デッカード・ブラスター"
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なんか火薬を使った実体弾のようで(笑)、しかも発砲から弾着して爆発するまでちょっと間があったりするもんだから小型ミサイル的なものかしらん?などと想像をめぐらしたりしたのよ(笑)。
銃についた発光ダイオード的な何かといい、"ブラスター"という名称といい、最初は『スター・ウォーズ』的な光線銃として"デッカード・ブラスター"は考えられていたと思われる。
しかし、光線銃だったら現実世界の延長線にある世界観としての『ブレードランナー』にはそぐわなかっただろうね。
ただこの良くわからない発光ダイオードが実際は設定上のミスであったとしても、妙な魅力になっていたのは確かなのだ。
現在だと実体弾の銃と発光ダイオードの組み合わせは理解できないけど、未来ではなんかありそうだ、と(笑)、オイラなどは勝手に忖度したのだ。
それとこの銃のグリップね。
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なんでしょうこの琥珀のような感じのオレンジの半透明のグリップは。
なんて美しいんでしょう。
なんて綺麗なんだ。
全体に無骨なデザインのなかでこのグリップはエレガントだ。
銃のグリップはラバーとか象牙とかプラスチックとか木とかあるけど、こんな質感のグリップは寡聞にして知らない。
現実の延長線にあるものにほんの少しだけ不思議な味付けをする。
やりすぎるとリアリティが損なわれるのは明白で、それをギリギリあり得るだろう線を探し出して加えるセンスに脱帽だよ。
実際に琥珀なんかでグリップ作ったら衝撃で割れたり壊れたりしそうだし、こんなデカイ琥珀があるかどうかもわからん(笑)。
でもオイラは琥珀だと思ってるわけ(笑)。
この魅力的な"デッカード・ブラスター"っていったい誰が作ったのか?というのがある。
『ブレードランナー』のデザイナーのボスであった
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シド・ミードが最初にデザインしたブラスターが
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コレ。
後々ヘアドライヤーのようだと揶揄されるデザインである。
監督のリドリー・スコットも近未来的すぎるという理由でこのデザインを却下している。
まあしかしね、映画のプリプロダクションの段階で"近未来"で"ブラスター"という名称からイメージしてデザインしたらこういうデザインになってもおかしくないよな。
で、デザインが間に合わなくなったため映画の小道具係に実銃をベースに急造させたのが
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コレ。
デザイン自体は
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シュタイヤー・マンリヒャー .222 モデル SLというライフルをベースにして、リボルバーの部分は
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チャーターアームズの"ブルドッグ"がモデルだと。
先述したようにシド・ミードのデザインが却下され明確なコンセプトもないなかで作られたこのデッカード・ブラスターなため、この銃の権利が曖昧になっちゃってた(笑)。
世界中の好事家のハートを鷲掴みにしたこの銃はそんなわけで"ブレードランナー"とか"デッカード"とかの名称がつかなければガレージ・キットとして作られ販売されるというなかなかグレイな状態であったのだ。
その中に"留之助ブラスター"もあった。
"留之助ブラスター"の製作が着手されたのは2007年頃のようだ。
そして最初の"留之助ブラスター"が発売されたのは2008年の年末。
すべて完売したと言う。
オイラが"留之助ブラスター"の存在をいつ頃気がついたのかは記憶にないのだが、製作着手から11年の今に到るまで細かくアップデートされ、2014年に今後カナ型の変更は加えないとの決意で作られた"留ブラPROリテイラー・エディション"で完成をみたのだ。
ほいで、オイラが購入したのは"ブレードランナー/ 留之助ブラスター 2049 1/1 モデルガン ライセンスエディション"という現状の最新バージョンである。
モノは"留ブラPROリテイラー・エディション"と同じだが
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箱に"BLADE RANNER2049"の文字が堂々とかかれている。
モノホンの『ブレラン』だよ、モノホンのブラスターだよというのを権利元のALCON ENTERTAINMENTからお墨付きをもらった形である。
しかしね、この頃になると『ブレラン』の文字がつこうがつくまいがオイラはこの銃は『ブレードランナー』に出てきたデッカード・ブラスターそのものだ、むしろ"留之助ブラスター"が『ブレラン』で使用されていた、ぐらいの気分になっていたのよ(笑)。
オイラからすれば権利元からお墨付きなんて貰わなくてもハナから"留之助ブラスター"はホンモノだという認識があったんだけどね。
制作者たちにしてみればお墨付きというのは世界的な認知を含めた悲願だったのかもしれないが、その為権利元にライセンス料を1丁につき45ドル払わねばならなくなった。
それでも制作者たちは90000円を超えることは避けたいとギリギリの税込89,640円で設定。
オイラが購入した"ブレードランナー/ 留之助ブラスター 2049 1/1 モデルガン ライセンスエディション"の前に発光ダイオード部を簡略化して若干価格を抑えた"留ブラ2049"があった。
それまでの"留ブラPROリテイラー・エディション"では発光ダイオードが発光する時にじんわりとゆっくり発光していく時間差点灯する電気的な抵抗を入れていた。
その抵抗部分を省略してライセンス版の価格を抑えようとして販売されたんだが、ライセンスを取る時に提出したのが"留ブラPROリテイラー・エディション"らしく、権利元からは"留ブラPROリテイラー・エディション"から一切の変更を加えるなという指示があったらしい。
廉価版の"留之助ブラスター2049"税込価格で86400円。
90000万円以下にしようとした販売元の努力はかうけど、約3000円程度の差で発光ダイオードのギミックを簡略化するのはなあ。
そのほかにダミカートの底のアルミを打ち込んだ擬似プライマーと刻印を廃止したりしてる。
それだったら廉価版じゃないオリジナルの"留ブラPROリテイラー・エディション"が欲しい。
そんなわけでオイラは廉価版ではない"ブレードランナー/ 留之助ブラスター 2049 1/1 モデルガン ライセンスエディション"を買ったわけだが、件の発光ダイオードがゆっくり光る感じは3000円程度の差では代え難い趣があるんだよね。
オイラにとっては留之助ブラスターが権利元のお墨付きを貰おうがどうでもよくって、ライセンスを取ったがために
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グリップエンドにこんな無粋な(C)マークが入っちゃってますが、これは販売元の頓知でタンポ印刷にしているようなので、まあ邪魔なら......(笑)。
そして正式のお墨付きをもらうほどのクオリティだったがためか
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この恥知らずの『ブレードランナー2049』のプロップマスターは劇中のデッカード・ブラスターは自分が作ったと吹聴してる。
留之助ブラスターの制作者たちが長年心血をそそいだものを軽々とカネにあかせてかすめ取って臆面もない。
このプロップマスターはカネを払ったから功績全ては自分のものだと思ってるんだろうけど、留之助ブラスターは世界中に売られているからね。
コイツのウソはみんな知ってる。
知ってるけど映画のクレジットに"Tomenosuke Blaster"が出ないというのが本当にかなしい。
しっかしこのプロップマスター、ライセンス版として"留ブラ"が出てるってのによく自分が作ったと言えるよな(笑)。
ところで、最近知ったのだが
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シリンダーのところについている棒状の先に緑で光ってるヤツがレーザーサイトだと(笑)。
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『ターミネーター』で有名な赤いアレね。
だったら映画の中でも緑色の光線を出してくれれば良かったのにとも思うが『ブレードランナー』が『ターミネーター』に先行すること3年前ならこういうレーザーの表現は難しかったんだろうな。
実際レーザーサイトの実際を初めてオイラが観たのも「ターミネーター』だったわけだし。
この緑のレーザーサイトのギミックは別売りで発光ダイオードが緑に光るようにしたものが売っているのだが、オイラが撮影でストロボ当てたら結構綺麗に光ってたので必要なし(上から三番目の画像参照)。
で、購入した"ブレードランナー/ 留之助ブラスター 2049 1/1 モデルガン ライセンスエディション"だが、本当に大満足。
まずね、重い(笑)。
片手で持つと結構プルプルするほど重いのよ。
中子真治が言っていたがハリソン・フォードが
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ブラスターを肩に担いでいるコレは銃が重いからだよな(笑)。
それぐらい重い。
しかもこの銃、リボルバーだけど撃鉄がないダブルアクションのみの仕様。
更にハーフコックもできない(笑)。
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ハリソン・フォードが片手で撃ってるけど、重い銃と重いトリガーじゃ絶対当たりそうもないと思うんだが(笑)。
あ、だからこの銃
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ダブルトリガーなのか(笑)。
精確に射撃したい時は前のトリガーを最初に引くと後ろのトリガーがフェザータッチになる仕様、だとか(笑)。
オイラの"留ブラ"は前のトリガーはダミーなので、引いても後ろのトリガーが軽くなることはありませんけど(笑)。
それとね、金属はあまり使われてないと思うんだけど、の香りがね実にいい感じ。
動く部分に割とたっぷり目に塗布してあるようだ。
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本体を逆さにするとレシーバーボルトのハンドルが自重で開いたり
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銃の下半分の質感があからさまなプラスチック(笑)の質感になっているのは『ブレードランナー』で使われた小道具のデッカード・ブラスターと同様。
そういう意味で完璧にオリジナル通りの仕上がりと言える。
オイラはこれをディスプレイするように
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専用スタンドも購入した。
このスタンドがグリップの形状からトリガー・ガードのアウトラインを精確になぞった厚みのあるアクリルでできていて、気持ちいいぐらいにタイトにガッチリはまる。
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α7R ILCE-7R
Makro Planar T* 2/50 ZF.2
職人が心血を注ぎ、全世界のマニアとオタクのボンクラどものハートを鷲掴みにした"留之助ブラスター"の所有者になった喜びを噛み締めている。

この"留之助ブラスター"についてもっと詳しく知りたい方は"下呂温泉 留之助商店 店主のブログ""留之助ブラスター"のカテゴリーを読んで欲しい。
製作の喜びや怒りに満ちた最高の読み物で"留之助ブラスター"の出自に興味のある方にはオススメしたい。

by 16mm | 2018-05-05 10:07 | figure | Trackback | Comments(2)