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シネマランキング2017

大晦日である。


先週金曜日、ヘアカット&ヘアカラー。
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髪の毛をブリーチして分けたらドナルド・トランプに似てると美容室中で大爆笑の巻(笑)。
オイラも調子に乗って顔を作ったんだが、似てるんだか似てないんだか(笑)。
年の終わりに笑いが取れてまんぞくであった。


で、今年もオイラの映画のベスト10を公開する。
因みに今年観た最後の映画は『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』とあいなった。
今年観た映画はDVDやBlu-rayを含めて初見のものは54本。
その中にはTVドラマも入っているという独自ルール(笑)。
再見したものは入っていない。
昨年が35本だったのでかなり増量した模様。
実際面白い映画が多かった気もする。
今年の心残りは『ドリーム』が観れなかったことかな。
来年観れば来年のベストにはるかもしれんな。
で、このベスト10だが、一応今年初見で観たものということで、劇場公開年が今年でないものもランキングに入っていることをお断りしておきます。
したがって資料的価値はまったくない(笑)。

では以下。

●ベスト10
1. 『葛城事件』
2.『龍の歯医者』
3.『メッセージ』
4.『LOGAN/ローガン』
5.『ブレードランナー 2049』
6.『ザ・コンサルタント』
7.『パッセンジャー』
8.『沈黙-サイレンス-』
9.『新感染 ファイナル・エクスプレス』
10.『スポットライト 世紀のスクープ』


●ワースト
『散歩する侵略者』
『ひるね姫〜知らないワタシの物語〜』
『無限の住人』


●選外
『3月のライオン』
『スノーデン』
『本能寺ホテル』
『マッドマックス フューリー・ロード ブラック&クロームエディション』
『愛を読むひと』
『日本アニメ(ーター)見本市資料集Vol.2 「旅のロボからの歩き方?」』
『ラ・ラ・ランド』
『マグニフィセント・セブン』
『サバイバルファミリー』
『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』
『モアナと伝説の海』
『ゴースト・イン・ザ・シェル』
『ムーンライト』
『キングコング:髑髏島の巨神』
『スプリット』
『美女と野獣』
『ハクソー・リッジ』
『光』
『パトリオット・デイ』
『カーズ/クロスロード』
『銀魂』
『メアリと魔女の花』
『ライフ』
『ワンダーウーマン』
『藁の楯』
『ベイビー・ドライバー』
『関ヶ原』
『22年目の告白―私が殺人犯です―』
『エイリアン:コヴェナント』
『ダンケルク』
『スキップ・トレース』
『アトミック・ブロンド』
『アウトレイジ 最終章』
『亜人』
『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』
『ゲット・アウト』
『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』
『DESTINY 鎌倉ものがたり』
『鋼の錬金術師』
『おそ松さん』
『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』



●選評
ベストテンなら結構余裕かなと思ったが、やっぱり10個じゃ足りなかった(笑)。
『3月のライオン』『エイリアン:コヴェナント』『ダンケルク』『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』『22年目の告白―私が殺人犯です―』は落とさざるを得なかった。
ワーストは二度と観ねーし、できるならカネ返せと切に願う3本。
ワーストもこの他に『鋼の錬金術師』『DESTINY 鎌倉ものがたり』があるんだが、『DESTINY 鎌倉ものがたり』などは高畑充希がよかったりするので(笑)。


1. 『葛城事件』
一昨年の作品で劇場で観なかった事を非常に後悔している。
死刑制度に対する獄中結婚というものの欺瞞がラストで強烈な印象を植えつけた。
死刑制度反対の人や獄中結婚する人側の言い分もあるだろうけど、オイラはクライマックスの田中麗奈とのやりとりでの三浦友和の言葉に溜飲が下がった。
見事な傑作だと思う。

2.『龍の歯医者』
死を意識することをテーマにおいたような作品。
デザイン、世界観、エンタテインメント、全てにおいて完璧にみえた。
主演女優も非常に魅力的であったのに、おそらく続編は作られないだろうな。

3.『メッセージ』
一種の進化に対する啓示を科学として解明する試み。
もし未来を見通せた場合、悲しい出来事が待ち受けているとわかっていてもその運命を享受できるのか?
その点において、本作は女性を力強い存在として描いている。

4.『LOGAN/ローガン』
トランプ政権下のポピュリズムと荒唐無稽なミュータントが住む世界観。
とてつもない終末感を意識させつつ、ラストで希望を描いている。
この希望の描き方が欺瞞であっても、それにすがりたい気持ちにさせる。
傑作であると思う。

5.『ブレードランナー 2049』
監督が『メッセージ』のドゥニ・ヴィルヌーヴ。
この監督の作品、他に『ボーダーライン』も観てるけどハズレなし。
今後ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督作は無条件に観る事だろう。

6.『ザ・コンサルタント』
本作も劇場で観逃した。
これは主演俳優のベン・アフレックを信頼していなかったからだ(笑)。
提示された要素を最後まで使い切った上で綺麗に風呂敷を畳んでいる。
自閉症をポジティブに捉える一役を担っていると思う。
楽観的かもしれんが、それでもこのような切り口でなおかつエンターテインメントとして成立させているのがすばらしい。

7.『パッセンジャー』
非常に残酷な物語だとも思うが、客観的に見れば二人だけのロマンティックな世界という事になろう。
本当にその二人が愛し合っていたなら、だが。

8.『沈黙-サイレンス-』
内容もさることながら御年75歳になるマーティン・スコセッシが外国の、日本の時代劇を完璧に作った事が衝撃的なことである。
如何にスコセッシがこの遠藤周作の原作に思い入れていたか。
石の世界と泥濘の世界。
湿度を一つのキーにして原作の持つテーマを浮き彫りにする。
本作はスコセッシが日本人に出した宿題としてオイラは何度も観ると思う。

9.『新感染 ファイナル・エクスプレス』
ゾンビもののジャンル映画だとバカにしてたら、最後に感動するとは(笑)。
登場人物たちの性格造形や列車のなかでの攻防など、ものすごく緻密に作られた傑作。

10.『スポットライト 世紀のスクープ』
レビューを読んでの鑑賞だったが、とにかく緊張感のある作品。
これはキリスト教文化圏の話だからという限定したもではない。
子供に対してどんなに優しく穏やかに接しようが大人の存在は高圧的なものを含んでいる。
子供の言ったことと立派な人格者の大人の言ったことのどちらを大人は信じるのか?
それを意識的か無意識的かに利用して悪辣なレイプを子供にしかける人格者な大人。
世界中のどんな社会にでもある恐ろしい話だと思う。


今年もあと僅か。
年末恒例の『紅白』も『ガキ使』もなんとなく観る気がせず。
今、NHKのBSで昼間から黒澤明の5作品をやっていて、それを録画しているところである。
年末年始はそれを観ようかな。

ではみなさん、良いお年を。
来年もよろしくお願いします。

by 16mm | 2017-12-31 19:52 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Trackback | Comments(2)

『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』『町山智浩の映画ムダ話69 "スター・ウォーズ 最後のジェダイ"』

先週はインフルエンザB型にかかっちゃってまるまる一週間自宅軟禁(笑)。
以前と同様にタミフルを服用したんだが、前ほど劇的に効かなんだ。
熱は38.5度ぐらい。脚の脹脛が痛かったのと喉の痛みには難儀した。
で、鼻づまりからまたぞろ窒息感のパニック・ディスオーダーが鎌首をもたげてきた。
最近はあまり気にならなくなっていたのだが、風邪やインフルで鼻にくるとやっぱりパニック・ディスオーダーが出てくるなあ。
いくら軽めの症状とはいえパニック・ディスオーダーの完治は難しいもんだね。


というわけで、鼻づまりで寝てられない時はパソコンの前でボーっとしていた。
その間に年賀状の宛名を全て終わらせる。
ここ数年、この時期に年賀状がすべて完了するなんてことなかったからなあ(笑)。
まあ出す数が圧倒的に少ないということもあるのだが(笑)。


vaioをwin7からwin10に。
無料でのアップグレードがまだ存在していて、それが今年いっぱいだと最近知った次第(笑)。
有料のソフトは問題なくwin10に移行できた。
もともとTV視聴でしか使ってないからなあ。


本日Amazonで間違って購入したPCのメモリーの返品手続きをコンビニにしにいった。


昨日土曜日、銭湯。
ほぼ一週間ぶりの入浴、岩盤浴、ストレッチ、ジェットバス。
椅子でウトウトしながら4時間ぐらい居座る(笑)。
備え付けの体重計にのってみた。
多少やつれているかと思いきや、体重が一ミリも減ってねえ(笑)。


『赤狩り THE RED RAT IN HOLLYWOOD(1)』
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AmazonでKindle版購入。
このような漫画が連載されているのを最近知った。
最近で言えば『昭和天皇物語(1)』と同じ箱に入るようなものだと思う。
小学館のビッグ誌系、攻めてるなあ。
オイラはこの"赤狩り"については詳しくないものの関心はあるのだ。
ものすごく単純な話なのだが、当局の密告屋だった
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ロナルド・レーガンや
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ウォルト・ディズニーに対して、同じような密告屋になっちゃった
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エリア・カザンに対するアメリカ人達の扱いが酷いと思うんだが。
密告屋のヘボ役者だっが人間が大統領。
密告屋なのに全世界から愛されるキャラクターとテーマパークを作ったレイシスト。
すくなくとも上記二人が許されているように見えるのに、エリア・カザンに対しては執拗なまでに"密告屋""裏切り者"のレッテルを焼き付け、晩年のアカデミー賞名誉賞の授与時の異様なムードをアメリカ映画界は作っていた。
カザンがダメなのになぜディズニーは許されるのか?
ピクサーや『スター・ウォーズ』の冠に"ディズニー"がついていることに怒りを感じる映画人はいないのは何故なのか?
このあたりのアメリカ人のメンタリティーが正直わからない。
本作にはまだエリア・カザンは出てきてない。
あの時代がどういうものであったのか。
興味はつきない。


『青沼さんちの犬は腹黒だ うちの犬にはもうだまされない 』
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AmazonでKindle版購入。
作者の"犬"シリーズの最新作。
作者の家族と犬との生活模様が面白くて読み続けている。


『毎日かあさん14 卒母編』
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AmazonでKindle版購入。
本巻で最終巻。
家族をネタにして本当に面白い漫画を描いてきたのは紛れもなくサイバラの才能。
筆舌に尽くしがたいような事態さえも笑いで乗り越えてきた。
その点については頭がさがる思いである。


動画検査のための備忘録@舘野仁美
元スタジオ・ジブリの舘野仁美のTwitterが面白い。
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業界全体の問題だと思うのだが、所謂"動画"というパートが"原画"になるまでの腰掛という意識をまず払拭するべきだと思うんだが。
極論を言えば原画の単価を下げてでも動画の単価を上げる。
金だけもってく監督やプロデューサーのギャラを下げたっていい。
なぜなら、我々観客が観る画というのは"動画"のパートが描いた線なんだから。
"動画"がクオリティーの最終品質を握っているといっても過言ではないと思ってる。


‏The Elegant Moves Of Adam Driver

江頭2:50か(笑)。


『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』
『町山智浩の映画ムダ話69 "スター・ウォーズ 最後のジェダイ"』
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ネタバレあります。
先々週金曜日、109シネマズ菖蒲。
2DIMAX版。
おそらくこの映画観てインフルエンザを貰ったんだと思う(笑)。
まあそれはともかく、本作についてだが上映初日に勇んで駆けつけての鑑賞であったのだが、正直、
なんじゃコリャ?
ってな感じだったよ(笑)。
この"なんじゃコリャ?"ってのは、観るのは一度きりでいいな、Blu-rayも買わなくていいかも、ってなもんだ。
オイラが何故こう思ったかというと、前作の『フォースの覚醒』から丸投げされていた疑問に一切応えてくれてないと感じたからだ。
まずルークのライトセーバー。
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『フォースの覚醒』で出てきた『帝国の逆襲』でルークの右手もろとも紛失したはずの青いライトセーバーがなぜマズ・カナタのところにあったのか?
本作でマズはなんかよくわからん労使間交渉とかで撃ち合いをやっててまったく説明責任を果たさない(笑)。
オイラとしてはこのライトセーバーにこそ物語の鍵があると思い込んでいたんだが。
それについてまったく説明しないどころか、映画の冒頭、レイに差し出されたライトセーバーを事も投げに放り投げ、捨てるルーク。
更にそのライトセイバー、物語中盤でぶっ壊れる(笑)。
本シリーズのどこに思い入れるかは人それぞれだろうけど、オイラにとっては『スター・ウォーズ』といえば
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ライトセーバーなんだよ。
それを何故本作は敬意をもって扱わないのか。
ルーク役のマーク・ハミルが本作の監督のライアン・ジョンソンに
「君が書いたルークの話は1から10まで俺は納得できないけど、ベストは尽くすよ」
と言ったらしい。
せーから、前作のレイのイメージで出てきた
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カイロ・レンのレン騎士団。
こいつら出てきてない上に説明なし。
オイラは前作で唐突に出てきた設定について本作は応えてくれるもんだと思ってたわけなんだが、それは間違いか?
挙げ句の果てに前作でミステリアスに出現した
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スノークは、正体がなんだか明かされる事なく胴体真っ二つですわ(笑)。
次作での悪役どうすんの(笑)。
本シリーズの最強のラスボスだと思っていたのに(笑)。
残ってるのは
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厨二ヤローと
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役立たずの軍人だよ(笑)。
どーすんだい。
正直さ公開される前のネットのヨタ話を読んでた方が5億倍面白かったよ。
レイの親の話がまことしやかに関係者の話として出てたり、スノークの正体が語られたり、ルークとレイの元にカイロ・レンの刺客が来たりとか、ルークとレイが闇落ちするとか。
本作で出てきた
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ローラ・ダーン扮するホルド中将がレイアと対立して
「このベイダーの娘が」
と吐き捨てるシーンがあるとかとも言われていた。
が、これら全部ガセでした(笑)。
オイラのような感想を持った者も一定数いたらしく
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こんな有様になっていた。
宇多丸の本作評も割と酷評で、ラジオを聴いてたらオイラ以上にツッコんだ部分を解説していた。
オイラが宇多丸と唯一意見が違ったところは
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ローズが可愛いじゃねーかと思ってるところである(笑)。
で、本作は駄作認定だなと思っていたところに町山智浩のTwitter。
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"ジェダイというエリートの寡頭政治は失敗した。これは普通の人々の物語だ。"
......
情けないことに、町山のこの言葉でオイラが駄作認定していた気持ちが持って行かれた(笑)。
たしかに町山の言う"普通の人々"をテーマにした萌芽は本作からではなく、スピンオフの『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』からあった。
ただオイラは件の『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』もあまり面白いと感じていない。
町山が提示した見方で考えれば、本作は非常に野心的な試みで作られた作品であったのだなと納得がいった。
本作の製作者たちは、オイラがこだわっていたライトセイバーやキャラクターの出自などは、こだわるほとのことではない些細な問題としてかたづけているように感じられる。
町山の評を聴くとそう感じられる。
たしかに町山の評は説得力があるんだが、それでもオイラの心情的な部分で釈然とできていない。
本作の最後までオーガナ将軍が生きてるけど、次作はどうすんだ?
やろうとし、達成したであろう志には町山の評で納得できた。
しかし、物語の作り方が雑であることは否めないと思う。
非常に悩ましい作品になってしまった。

by 16mm | 2017-12-24 22:03 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Trackback | Comments(2)

風邪をひいてしまった。

薬飲んで寝ます。
by 16mm | 2017-12-17 19:25 | 閑話 | Trackback | Comments(2)

『DESTINY 鎌倉ものがたり』

本日日曜日、銭湯に赤外線サウナ、ストレッチ。
いつも首回りのストレッチばかりだったので、肩周りもやってみたら思いの外できないことが発覚(笑)。
肩を回すのがこんなにキツくて続かないとは(笑)。
今後継続する。


メモリーのしくじり(笑)
恥ずかしながらオイラ、中学生から大学生までの10年間を学業で英語を習ってきたにも関わらず、そして中学生の一時期東大卒の通産官僚で人間的にヤなヤローな男のところにヨメにいった英語教師の嫌味なおばはんに家庭教師をしてもらったにも関わらず、簡単な英語すら読解できないということが判明いたしました(笑)。
ことの起こりはオイラのメインマシンであるiMac (21.5-inch, Late 2009)が調子悪い、と。
Photoshopで少々重いフィルターをかけるとアプリごと落ちてそれ以降進まない、と。
それは現状の8Gのメモリー構成では新しいバージョンのOSや新しいバージョンのアプリに対応できないから、と判断して8Gのメモリーを二枚新たに突っ込んで16Gにしてしまえば問題解決だ(笑)。
と、オイラのゴーストが囁きました(笑)。
で、Amazonで8G×2枚を14,980円で購入しました。
レビューでもかなり高評価なメモリーである。
意気揚々とiMacのメモリーが格納されている蓋を外します。
中に埃だらけの2Gのメモリーが4つ。
全部外して「オマエら2Gなんぞ金輪際用無しやあ、ボケェ」と2Gのメモリーをぞんざいに放り投げます。
んで、スーパーエリートな8Bメモリー様を二つスロットに押し込んで起動スイッチオン。
ブー・ブー・ブー ブー・ブー・ブー・ ........
警告音が3回づつ繰り返されます。
iPadで検索してみたらメモリー関連の異常である、と。
「ああ、そっか。埃を丁寧に払ってなかったっけ。いけないいけない」
と、エアダスターでスロットの埃を払ったのち、メモリーを付け替えて再起動。
ブー・ブー・ブー ブー・ブー・ブー・ ........
......
な、なにぃ?
続いてPRAMクリアやらをやってみるも警告音から先に進まず。
仕方なくぞんざいにホーチしていた2Gのメモリーを入れ直す
普通に起動する。
グウウウウウウ。
不良品をつかまされたか。
発売元にコーギしてやる、街宣してやる、考えつくかぎりの厨二な嫌がらせをしてやる。
と、その前に、14,980円もしたんだから交換か返品に応じさせよう。
発売元にメールをするにあたり、送られてきたメモリーのスペックと自分のマシンの概要を再度てらしてみました。
Appleのメモリーのアップグレードの手順のサイトを再確認。
「おや?」
なんとなく読み飛ばしていた能書きをきちんと翻訳サイトで翻訳してみました。
"For iMac (Late 2009), you can use 2GB or 4GB RAM SO-DIMMs of 1066MHz DDR3 SDRAM in each slot. "
「iMac(Late 2009)では、各スロットに1066MHz DDR3 SDRAMの2GBまたは4GBのRAM SO-DIMMを使用できます。」
つまり、なんだ、スロットには2Gか4Gのメモリしか差しちゃダメって書いてあるがな(笑)。
これってオイラの確認ミスじゃん(笑)。
自己責任の最たるもんじゃん(笑)。
オイラのゴーストも英語読めねえ(笑)。
ああ、なんということでしょう(笑)。
しかも、スロットの埃を払ったら元の2G×4のメモリーでもPhotoshopが落ちなくなってやんの(笑)。
これの落とし所は、簡単な英語も読めずに14,980円を無駄にした、ではなく、パソコンに埃は大敵よね、という前者に目を瞑って記憶と経験から抹殺する努力をすることにいたしました(笑)。


『天国ニョーボ 1』
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AmazonでKindle版購入。
購入といってもキャンペーン期間中だったので0円(現在はキャンペーン終了)。
作者のヨメの話のネタはモーニング誌掲載時は楽しんで読んでいた。
作者の愛妻家がわかる微笑ましいものだった。
その奥さんが鬼籍に入られたということを割と最近知った。
本作は奥さんが死んだことを前提に、作品で生き返らせている。
これは自分には合わない内容だと思った。
続巻は読まないだろう。


『ザ・ファブル(12)』
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AmazonでKindle版購入。
宇津帆(うつぼ)編が全部入ると思ったら、掲載誌を読んでいない人には非常にストレスのある終わり方をしている(笑)。
とにかくなにより本巻のファブルが無茶苦茶カッコいい。
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宇津帆(うつぼ)の仕掛けた罠を軽々と躱し、冷静にヨウコに指示をだす。
「〜時の方向」っていうよくあるセリフだがものすごくカッコよく感じられる。
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このさあ、ファブルが初めてヒナを抱きとめるのが本当に絶体絶命のタイミング。
コレはホレるよな(笑)。
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それまでのリハビリじゃヒナがコケるままにしていたのに(笑)、この言い草(笑)。
カッチョいい。
"王子"ぢゃねーかよ(笑)。
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ファブル、すげえ優しいヤツじゃねーか(笑)。
凶相のくせに(笑)。
本当にすげえ。
男が惚れる男だわ。


『新婚よそじのメシ事情』
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AmazonでKindle版購入。
まったく知らない作者の作品をジャケ買い。
端正で可愛い絵柄で新婚の漫画家夫婦(ヨメも漫画家)の食に関するテーマ。
この手の本は色々出ていて玉石混合なんだろうけどあまりハズレを引いたことはないかなあ。
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作中では雑メシ扱いされているが、このお茶漬けパスタ、美味そうに感じるんだが(笑)。


『おっぱいがほしい!―男の子育て日記―』
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AmazonでKindle版購入。
待ってた甲斐があったってもんだ。
週刊新潮誌連載時から読んでいて紙の本では半年ぐらい前にでていて、電書版がでないかなとやきもきしていて、やっとKindle版が出てくれた。
樋口毅宏って、読んでないけど『タモリ論』を書いた人。
さらにこのコラムの挿絵を
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敬愛する町山智浩画伯がされている(笑)。
画伯ぅぅぅぅぅぅぅ(笑)。
本書のタイトルである『おっぱいがほしい!』ってのは必ずしもセクシャルな意味ではない。
東大卒の美人弁護士
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三輪記子(みわふさこ)の旦那である樋口毅宏が主夫をして子育て家事と嫁へのセックスでの奉仕がセキララに笑えるほど愉快に書かれている。
父親である樋口が毎日子供の世話を愛情込めてやっていても、家事や育児にあまり積極的でない母親のおっぱいに息子がとられてしまう理不尽。
ああ、父親の自分にもおっぱいがあったなら完璧なのに(笑)。
その「おっぱいがほしい!」という切実な叫びなのである(笑)。
本書、はっきり言って世の男はみんな読んだ方がいいと思う。
いや、主夫になったり育児や家事を全面的に男といえども協力しろというわけではない。
子育てや家事、世間との接点が持てないつらさ、主婦というものが世間的な評価が低いということを、女性からでなく男からの目線で綴った体験記なのだ。
子育てや家事に対する無理解というのは主婦なら旦那、主夫なら嫁に発生することがらなのだ。
主夫だからといって嫁である女性が家事育児に理解が及ぶとはかぎらないのだ。
男でも女でもやってみなければ家事や育児の辛さは絶対にわからない、ということを本書は笑いとともに認識させる。
コレ、マジに良書だよ。
主婦や主夫がどんな気持ちでやっているかというのをパートナーは認識するだけでいいと思う。
それだけで無神経な言動や態度が減ると思うから。
それと、まあこれは本書を額面通り間に受けるつもりではないが、ヤリマンな女性もいいなと思ったよ(笑)。


『ママだって、人間』
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AmazonでKindle版購入。
『おっぱいがほしい!―男の子育て日記―』のなかでオススメされていた本。
絵柄が微妙にオイラの好みではないのだが、女性のメンタルを真面目に考える良書と言える。
本書に出てくるメンタル面の話って仲の良いと言われる夫婦でも語られることはないと思う。
あまりにも身も蓋もなく赤裸々だから。
ある種の客観的な事実としてこの本に描かれている情報を少なくとも男は取り入れていた方がいいと思うのだ。
樋口の本も本書もそうなんだけど、夫婦間でも神経を使って付き合うべきだということで、そのどの辺に気を使うべきかという部分での方向性をしめしてくれていると思うのだ。
少なくとも男はね、読んだ方がいいと思うけど、本当に読んだ方がいいような無神経な男はだいたいこういう本を読まないんだよなあ。


『DESTINY 鎌倉ものがたり』
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ネタバレありです。
先週土曜日、109シネマズ菖蒲。
予告編でなんとなく知っていたもののあまり食指が動かず。
それでもあまり観たい映画もないので、という感じの本作のチョイス。
監督が山崎貴だし、まあ一定の面白さはそこそこ担保されるのはmaybeだろう。
それでも溜まったポイントを使っての鑑賞で実害を減らすリスクコントロールをした(笑)。
オイラ、TV観ないもんだから分からなかったが、
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高畑充希って可愛いじゃん(笑)。
瞳が大きくて、おそらくコメディエンヌの才能もありそうじゃん。
とにかくオイラにとって本作は高畑充希を眺めるためだけの時間だったわけよ(笑)。
本作は西岸良平の『鎌倉ものがたり』という作品を下敷きにしているようだがオイラはそれを読んでいない。
監督の山崎貴とは『三丁目の夕日』シリーズでの繋がりで、山崎はよっぽど西岸良平がすきなんだろうな。
映画は鎌倉という土地を現世とあの世が混在する場所としている。
この辺りは原作を踏襲しているようだ。
で、本作で描写されるあの世というのが
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こんなヴィジュアルなんですわ(笑)。
『千と千尋の神隠し』とか『アバター』とか『銀河鉄道999』とかを色々足しまくってるような(笑)。
小賢しいことにこのヴィジュアルって一定のものではなく、そこに住む人たちの眼にはまったく違うヴィジュアルが展開されている、なんて言ってるのよ。
つまり、これ以外の情景もこの世界は内包してるので観てる観客のお前らの想像力に任せるよ、なんて言われてる感じ(笑)。
パクリっつーかさ、オイラから見ると設定を軽くしてるようにしか見えんのよ。
あの世をデザインするってのはさ、究極とも言える想像力の世界だと思う。
そういう意味では『千と千尋の神隠し』での海の上を走る電車ってはの相当にすごかったんだよね。
宮崎駿の脳みその一端を覗くことができた至福だった。
このあの世を明確にデザインできないなら本作を作る意味なかったんじゃないのかね。
一応上のヴィジュアルはあの世の風景なんだけど、本作で現世と言われる鎌倉も相当変なんだよね。
昔風の車が走ってるんだけど"100均"だとかの名称が出てくる。
この現世の鎌倉も実は"あの世"の一端なのかなという想像をすると、ものすごい構造をもった物語だよなと思うんだけど、そこの部分は掘り下げないからオイラの思い過ごしなのだろう。
更にいうと
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この主人公の二人の夫婦。
前世からずっと必ず巡り合って結ばれる運命(DESTINY )の二人なんだと。
この高畑充希に横恋慕した魔物がわざわざ二人の生まれを操作して年齢差をだしたのにも関わらず、それでも結びついた二人。
でね、運命の二人のラブロマンスでありながら、この二人からエロスどころかセックスの雰囲気が全くでない。
いや、原作通りなのかもしれないけど、オイラはこんな仲の良い友達というか、仲の良い兄妹のような関係の結びつきで運命(DESTINY )などと言われても納得できない。
セックスシーンを作れというわけではない。
官能的なエロスの雰囲気はセックスシーン抜きだってできるんだよ。
夫婦となることの結びつきである以上、それはラブロマンスの雰囲気は出すべきで、それが描かれていないのは片手落ちでしかないと思う。
高畑充希をキャスティングして濡れ場というのは不可能なのかもしれんが、オイラはどうにも納得できる映画ではなかったと思う。
山崎貴は意識的に多ジャンルの映画を作り続けているんだと思う。
その意気やよし。
本作もおそらく山崎貴の名前の信用だろう、結構客は入っていた。
数回に一度こういう映画も撮りたいだろうが、次回は『リターナー』のようなSF映画を撮ってもらいたい。


今週末は『スターウォーズ』だけど、予約いっぱいで観れるかなあ(笑)。


今週末は歯のメンテナンス。

by 16mm | 2017-12-10 21:25 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Trackback | Comments(2)

『鋼の錬金術師』

先週土曜日、歯の治療。
左上の取れた人工歯(笑)を先生にスーパーボンドで付けてもらう。
で、いつものように美形で剽軽なドS歯科衛生士女史に歯石をとってもらう。
今だに血糖値を気にして甘いものを我慢しているという女史。
そのストイックさに敬意を表し
「昨日チョコレート食べてたら取れた歯が少し欠けちゃってさあ」
とオイラがいうと、オイラの欠けちゃった歯よりもチョコレートに反応してギリギリと唇を噛み締めて
「ムカつく」
と、言われた(笑)。
先生が最近レンズ購入。
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コシナ フォクトレンダー NOKTON 40mm F1.2 Aspherical VM
ライカM10に装着した状態で待ち時間にいじらせてもらう。
大口径なのに思いのほかコンパクトな印象。
円形絞りで非常にやわらかなボケ方。
ものすごく好みで購買欲がでたんだが、この手の標準レンズ、オイラ3本ぐらい持っててそれの全部が好みで4番打者なんだな(笑)。
どんなに良いレンズだって50mmは50mmだからおんなじ焦点距離を持って歩くことはそうそうないしねえ。
とはいえ、件の先生だって同じような焦点距離のレンズを何十本も持っているんだが(笑)。
次回が今年最後の治療&メンテナンスであるとのこと。


本日日曜日、銭湯で久々に岩盤浴でストレッチ。
キャンペーン期間とのことで通常料金で60分のところを90分岩盤浴ができるとのことだったが、そんなに滞在できず60分で退散してきた。


同性婚 賛成意見 ニュージーランド【Same-sex marriage agreeable opinion】

Twitterで知ったんだが、こんなスピーチがあったとは。
2013年のニュージーランドでのスピーチだそうな。
オイラは恥ずかしながら先日まで知らなんだよ。
対立派に対してダイレクトな批判をせず、説得力のある言葉と喩え話のユーモア。
教養と人間性のなせる技。
こういうデッカい人間になりてえなあ(笑)。


メインで使っているMacintoshが非常に調子悪い。
Photoshopでちょっとばかりレイヤーを積みすぎたりスマートオブジェクトを使おうものなら問答無用でソフトが落ちちゃう。
もう10年ぐらいは使っているマシンであるので色々限界か。
壊れずに動いているだけでも良しとするべきだが、貧乏性なので壊れないから次が買えない(笑)。
いや、買うとなったら色々出費で頭が痛いんだが、メインでやってるPhotoshop作業がまともにできないのがストレスになっておる。
次はMacintoshも色々使いづらくなってきたし高いし、windowsに鞍替えするかなと考えている。


東京コミコン:留之助ブース、いい感じで初日を迎えました
We have started the first opening day peacefully @ Tokyo Comic Convention

行く機会がないけどこういう映像観てると行ってみたくなるなあ。
留ブラの実物も見てみたいよねえ。


『おんなの窓 6』
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AmazonでKindle版購入。
この面白さって作者とオイラが同世代であるという部分の共感であるな(笑)。
それを客観的になって面白さを抽出できるのが作者の特殊能力だと思う。


『猫のお寺の知恩さん(5)』
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AmazonでKindle版購入。
非常に端正な描線が好きで読んでいる。
内容は...通常"いちに"で終わることを、その1と2の間を際限なく細かく割っていくようなエピソードの連なりになっている。
なので物語がものすごく微妙にしか進まない(笑)。
最近こういう物語進行って増えてる感じがするなあ。


本日カメラ店に年賀状を発注。
オイラにしてはものすごく早い時期の発注。
絵柄がものすごく手抜きだからである(笑)。


『鋼の錬金術師』
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ネタバレなしです。
先週土曜日、109シネマズ菖蒲。
2DIMAX版。
まず前段としてオイラは荒川弘の原作を読んでいない。
オイラにとって荒川弘は
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『百姓貴族』だけで十分楽しませてもらってると思ってる。
絵柄も内容もすばらしい。
卓越したユーモアと教養が絶妙で大好きだ。
一方で同じ作者の『アルスラーン戦記 』と『鋼の錬金術師 』の1巻づつを読んだんだが、どちらもオイラに合わなかったので読み進めてはいない。
理由は簡単でどちらも作品の世界観をヴィジュアルで表現しようという気が作者に希薄であると認識したからだ。
これはまったくもってオイラの好みなのであるが、世界観の構築をキャラクターや文字で表現するのではなく、描画してもらいたいと思っているからだ。
荒川の『アルスラーン戦記 』と『鋼の錬金術師 』は背景画に関してはスカスカな印象でオイラなどはその世界観に入り込めないのだ。
読んだ人は読み進めれば世界観の深さと内容に感動するとおっしゃるのだが、特に『鋼の錬金術師 』のようなどこの国でもない架空の世界ならなおのことヴィジュアルで楽しみたいと思っているのだ、オイラは。
なので作品が持つ内容に触れることができない以上、楽しむための優先順位が間違っているのかもしれないが、この性格は治らんだろうなあ。
で、この映画の監督である曽利文彦であるが、この監督はなんといっても
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『ピンポン』だ。
これも原作を読んでいないんだが、友人chataさんにどんなに勧められても読めてない(笑)。
しかしね、映画は素晴らしかった。
キャストの演技、ヴィジュアルを構成するCGとのバランスも絶妙。
CGが物語るためのアシストにとどまって出しゃばらないところが映画の良さに貢献している。
が。
この曽利監督はこの後がいけない。
曽利監督の実写映画は全部観ている。
なので『ICHI』も『あしたのジョー』も非常にくだらなかったのを知っている。
愕然としたよ、この監督、『ピンポン』だけなんだ。
本作である『鋼の錬金術師』にも言えるんだが、物語るということについて実に雑としか言いようがない。
というようなことを以前ここに書いたら件のchataさんから『ピンポン』は原作に隙がないからそれ通りにやれば誰でも上手くいく、というようなことを言われたことがあった。
つまりコミック上で映画化しても矛盾や齟齬が生じない作品をそのまま映画にする能力さえあればいいのだ。
が、そういうコミックは稀だ。
映像的と呼ばれるコミックであってもそのまま実写にすれば色々問題はおきるものだ。
今回『鋼の錬金術師』を観てつくづくそうだと認識した。
原作通りかどうかわからんが、コミックでは問題ない描写でも実写映画、それも時間に限りがある媒体で作品化するなら換骨奪胎して物語を再構成する能力が不可欠だ。
例えば冒頭から致命的だったのは、"賢者の石"を持った詐欺師?みたいな奴を捕まえるんだが、それをあっという間に軍隊が取り逃がす。
さらに中盤、とある重要人物を捕縛したにも関わらず、またも逃げられる。
これって原作通りなのかもしれんが、軍隊間抜けすぎだろ。
これ以降箇条書きで。
●キャスト
キャストは非常に良かった。
ただ監督の演出がヘボなのかされてないのか、役者が野放しで演技しちゃってる印象。
演じてる役者は気持ちいいだろうが、セリフを一人語りしてるのが鼻につく。
監督、役者をまともに演出していねーよな。
●CG
CGのヴィジュアルは良いところとそうでないところがあった。
冒頭の地面から槍を構成するところや、なんか煙か粒子で人体を形作っているヴィジュアルは良かった。
ただ、中盤のキメラや後半の賢者の石のクリーチャーのCGとしての出来や演出がよくない。
このキメラやクリーチャーの本作での扱いはオイラとしては容認できないような怒りを感じる。
もとは人間だった、という思い入れが感じられないというか、もっと色々葛藤があっていいだろうと思う。
明らかにアウシュビッツをモチーフにしてるんだからさ。
●衣装
すごく良いんだけど、質感が着慣れた感じとか着古した感じではなく、単に薄汚れた印象にしか見えない。
特に軍人や錬金術師の衣装はデザインがいいのにも関わらず汚れた印象しかない。
必要なのは清潔に見える着慣れた感だと思うんだが。
●アクション
監督は実はアクション演出が下手というかアイデアを出せてない。
冒頭の丸太的なものに追いかけられるのが横移動で単調すぎる。
さらにその丸太がエドの顔面を強打してるにも関わらず唇が切れてるだけってのはどういうことだ?
錬金術でバリアでもしてたか?
丸太が顔面を直撃して「イテッ」ですむような世界観でありながら、非常にゴアな人体実験的な世界観を並列して描くことにオイラは不信感を感じる。
●ロケーション
これは本当に目から鱗だったのだが、同じような世界観を作っていながら、ロケ場所の違いで同じ場所に見えないということがはっきりわかった。
冒頭の石畳のロケーションはイタリアらしい。
中盤以降はおそらく日本なんだけど、映像でイタリアと日本の"湿度"の差というものがはっきりわかった。
日本でのロケが雨だからということではない。
景観の樹木の鬱蒼さであるとか、コントラストの違いであるとか、彩度の違いであるとか。
これは統一しておくべきだと思う。
まだまだあるんだけど、キリがない。
物語を破綻なく作り上げるということが如何に超人的な作業であるのかということが改めてわかった。
つまり如何に宮崎駿の物語を作ることの非凡さを感じいったね。
もうこの監督の作品は観なくていいな(笑)。

by 16mm | 2017-12-03 22:31 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Trackback | Comments(2)