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『この世界の片隅に』『町山智浩の映画ムダ話39 "この世界の片隅に"』

通勤用に駅前に借りている駐車場の代金をATMから不動産屋に振り込もうとしたら
"口座がありません"
的なアラートが出た。
ありゃ?口座番号間違えたかな?と、件の不動産屋に電話。
日に三度ほど電話するも着信音だけが鳴り続けるのみ。
駐車場代の振込は先月からで、その前はずっと銀行引き落としであった。
さて、この状況から導き出される結論は......
実際に本日不動産屋に行ってみたらシャッターが閉まっていて、破産管財人の弁護士の張り紙がしてあった。
破産手続きの開始決定が6月27日。
その6月27日の同じ日にオイラはその不動産屋に電話をかけて振込をした。
電話で、
「振込っていつまでに振り込めば良いんですか?」
と聞いたら、顔見知りのおばさんが電話口で
「月末まででいいですよ」
と、今から考えるとなんとなく覇気のない感じで応答したのを思い出した。
従業員のそのおばさんも、オイラと同い歳の丸い感じの愛嬌のある社長の嫁もオイラとは顔見知りで、そしてみんな先月で、オイラが電話した以降でいなくなった。
少なくともオイラとは会えなくなってしまったと思うとなんともいたたまれない気持ちになる。
いや、破産のいきさつを知ったところでオイラがどうこうできるもんではないが。
不動産屋はなかなか立派な店を構えていて此の期に及んでも堂々としたものだった。
皆、どうしているだろう。


『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』
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先週通勤中のTwitterで唐突に目に飛び込んで来た。
驚きっちゅうか喜びっちゅうか。
いや、長尺版を制作しているのは知ってますよ。
で、おそらく件のポスターのような中身になるだろうとも思っている。
なんて素敵なヴィジュアルなんだろうか。
一瞬で心をもってかれた。
このオイラのポスター・ヴィジュアルを見ての感動って伝わらないかもしれない。
美しさの向こうに二人の悲劇があり、その更にずっと向こうに微かな希望の光が見える。
その悲劇も希望もオイラは知っている。
そんなヴィジュアルだと思う。


『万引き家族』中国版ポスター
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Twitterで見つけた。
なんてカッケーんだ。
作ったのは黄海という人らしい。
『STAND BY ME ドラえもん』だって
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ホレ、格が上がっちゃった(笑)。
天才ってのはいるもんだなあ。


『アート・アンド・ソウル・オブ・ブレードランナー2049』
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Amazonで購入。
発売日の1日前に届いた。
が。
デカい、重い(笑)。
なのでまだちゃんと見ていない。
開封はしたんだが果たしてちゃんと読むのであろうか(笑)。


『新久千映のねこびたし 3』
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AmazonでKindle版購入。
楽しみで購入したんだが、いまいち楽しめない。
どういうこった。


忘備録


『この世界の片隅に』
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Blu-rayでの再見。
何度も飽きずに観ている作品となった。
何度も観ているにも関わらず本作のあまりの情報量の多さに翻弄されて見過ごしている部分のなんと多いことか。
つーかオイラなど見過ごしていることすらわからずにダラダラ観ている。
例えば
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後半で すずさんが物々交換で持ってきた着物って
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前半で すずさんが嫁入りの時に着てきたものだったんだなということをRHYMESTER宇多丸の指摘で気が付いたり、とか。
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毎度のことではあるが、町山智浩音声解説は本作でも細かいディティールを掘り起こしている。
町山の解説を知ってから本作を見ることによって自分の知っているわずかな知識にするすると枝葉がついていく感じ。
その枝葉が他の枝葉にくっついたりもする。
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B29による偵察で戦艦大和の情報を空撮で撮られる。
その後の空襲で
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パラシュート付きの爆弾みたいなものが瀬戸内海に着水するんだが、これ何度も本編観てたけど観逃してた(笑)。
町山の解説でパラシュートつきのもの、という描写で初めてちゃんと確認したぐらい。
で、これがなにかというと機雷だそうだ。
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すずさんが負傷した義父を見舞った時に聞いた戦艦大和沈没の話。
"雪隠詰めにされて敵前に躍り出てしもうた"
本作での説明はそれだけなんだけど、これだとよくわからない。
町山の解説はこれを掘り下げる。
瀬戸内海に着水した機雷によって、戦艦大和は追われるようにして出て行かざるを得ず九州の方に逃げていった、ということなのだ。
これがピンとこなかったのにはわけがある。
『宇宙戦艦ヤマト』だ。
その中でうろ覚えではあるが『宇宙戦艦ヤマト』のなかで戦艦大和が海を進むのを親子?が見ていて、その父親が息子に
「あれは大和だ、男の艦だ」
みたいなことを言っていたのを覚えていた。
まさかそれが機雷によって九州から沖縄に逃げていく姿だったとは観ていたオイラもわからねえ(笑)。
やっぱりそうか。
負けた戦争だということを自覚するべきだね。
で、更に劇中の6月22日のシークエンス。
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サトウハチローが作詞した"勝利の日まで"を歌いながら学校報国隊の女の子たちが行進しているシーン。
この後に大規模な爆撃があるのだが、工場で働いていた彼女たちはその後海沿いの防空壕に入るもそこに大量の海水が流れ込み皆溺死してしまったという。
......
こういう知識を知ると上の画像も違った意味合い、違った思いを馳せざるを得なくなる。
この顛末は劇中では語られていない。
だけどこれは知っておかなければならない事実だと感じる。
ちなみに"勝利の日まで"の作詞者であるサトウハチローは本作でコトリンゴが歌う"悲しくてやりきれない"の作詞者でもある。
なんとなく本作はしょっちゅう観ている作品。
町山の解説にもなく、自分でもまだよくわからない描写はまだまだある。
本当にたくさんの人に観てもらいたい映画だ。


今週末は心療内科と歯のメンテナンス。

by 16mm | 2018-07-29 22:32 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Trackback | Comments(5)

『機動戦士ガンダム THE ORIGIN VI 誕生 赤い彗星』『タクシー運転手 ~約束は海を越えて~』『未来のミライ』

五十肩、ロキソニンやロキソニンの貼り薬をしても痛みがひかない。


本日日曜日、銭湯に岩盤浴に炭酸風呂にストレッチ。
ストレッチは毎週のルーチンである首回りのものと、五十肩用の
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アイロン体操(コッドマン体操)を600mlのペットボトルに水を入れて行った。
ものすごく地味に効いてるような気がする(笑)。


Clarks boots
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ブログを漁っていたら2009年に購入したとある。
靴底の踵がすり減って地元の某靴店に修理に出していたが、靴底のカタがないので修理できないと返却されてきた。
Clarksに出せればいいのだが、国内で修理などやってくれるのかしらん?
二年でダメになるだろうと思ったが、小まめにメンテナンスして愛着もある。
直せないならこのまま大事に履き潰すかな。
長く大事に、ということが世間的に通用しなくなりつつあるような気がする。


ついでに
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2015年3月に購入したPORCO ROSSO(ポルコロッソ)の巾着型ベルトポーチMサイズ。
財布入れに使っていたのだがベルトループに負荷がかかりすぎていたのかボロけはじめた。
とりあえず別のベルトポーチを注文した。
良い感じに年季が入っているのでカメラの部品をまとめるのに使おうかな。


先日撮影した画像をチェック&レタッチをしている。
今回は自前のカメラであるSONY α7Rの最高感度であるISO25600で数十枚撮影。
普段は高感度は使わないのだが、極端に感度を上げるとノイズがのってボロボロな感じになるんだが、良く言えば遠目で見るとふんわりとした感じにも見える。
この表現でなにかできないかという試行錯誤。
コントラストを上げることによってシャドーのノイズとハイライトのノイズが埋没して、中間調のノイズが残るようになるのである。


『機動戦士ガンダム THE ORIGIN VI 誕生 赤い彗星』
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AmazonでBlu-ray購入。
所謂『1st ガンダム』に繋がる
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『THE ORIGIN』を創作した安彦良和によるアニメ版。
本作はそのアニメ版の最終巻であり渾身の集大成と言って良いぐらいのデキ。
なんなら今年のアニメーションのベストと言ってもいい。
まず
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メカ以外のキャラクターの作画の乱れが一切無し。
本当に全部の作画を安彦良和が描いたような心地よさ。
そうなのだ。
オイラのような気合いの入った安彦ファンは全ての画を安彦の手による画で見たいと思っているのだ、本来なら。
同梱されていたメイキングで作画監督が言っていたのが、如何に安彦良和のタッチを再現できるか、という部分に腐心したと言っていた。
なので安彦などは若手の荒削りな作画を見たい(安彦のタッチから逸脱してもいいということ)といっても、作画監督としてはそういうお遊びを入れる余裕すらないということだったのだろう。
実際、最近こそ安彦タッチを描けるアニメーターは増えているようだが、それでも強烈な個性のある安彦の画を似せつつ演技させるなんてのは至難の技だ。
それこそ安彦良和の画に思い入れがなければできないようなものではないかと思う。
安彦良和も本巻での作画に絶大なる自信を持っているからこそ、アフレコの作業時に
「画の表情に合わせて演技をしてください」
と、声優陣に言ったとのこと。
本巻で特筆する部分で言えば冒頭30分ぐらいのルウム戦役の
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艦隊戦である。
デザインと演出面にカトキハジメがたったおかげで単なるアクションではなく、「戦争をしている」という厚みをましていた。
このルウム戦役のシークエンスは『THE ORIGIN』の第1巻のアヴァンでも展開されていたが、メイキングなどで公言しているように演出やデザインを一新している。
例えばドズルの乗ってるムサイのブリッジの手すり。
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第1巻では丸い手すりだったのが、本巻だと
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複雑な形の角ばったデザインになっている。
第1巻と本巻では時間の配分などもあって一概に比べられないが、本巻のルウム戦役の描写は1巻のそれとは別物と言っていいぐらいに印象が違う。
やはり時間を長く取っただけの観応えは本巻に十分ある。
動き、画の精度。
どれも気持ちが良いほどに。
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特に感心した描写でいうと、本作では上の画像のようにバズーカのスコープとザクのモノアイにしっかり被って描かれていて、狙い撃ちをしている実感をともなうところが気持ちいい。
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『1st ガンダム』から言われていた謎の物質"ミノフスキー粒子"(笑)。
当時からこの"ミノフスキー粒子"の所為でレーダーによる索敵ができなくなり、艦隊戦からモビルスーツによる接近戦での白兵戦にならざるをえなくなった、という説明があったんだが、本巻では非常に丁寧に順を追ってヴィジュアルで説明している。
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だからモビルスーツなんだという部分が納得できる。
第二次大戦の日本軍が巨砲の戦艦を誇示している間に世界は航空機の時代になり、負けるべくして負けたのと同じ。
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レビル将軍の薄い茶系の軍服と青い軍服。
茶系は陸軍で青が海軍であるということを初めて知った。
しっかし、この巻の後に『1stガンダム』が繋がるというのは頭では理解できるがこの画的な情報量の差はいかんともしがたいとも思える(笑)。
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例えば本巻のシャアが着ているノーマルスーツが凸凹した厚みのある表現になっているわけだけど、『1stガンダム』だと
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ペラペラな感じなわけ(笑)。
こうやって見るともはや別物(笑)。
脳内補完なしでは続きであると認識するのは難しい(笑)。
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それでもこういうヴィジュアルを観ると『宇宙戦艦ヤマト』と同じく宇宙には上と前後左右しかなく下方は存在しない世界であるという限界はあるにはあるけど、これもしょうがなかろう。
360度の世界になったら『ガンダム』の世界のデザインから一新しなくてはならんだろうからね。
最終巻である本巻はコメンタリーやメイキングなどの特典の厚みがこれまでの倍ぐらいの密度があるので、それらが本編よりも好きなオイラとしては本当に観応え聴き応えのあるもので大満足である。
コメンタリーでは"女子会"と称して数少ない女性キャストと安彦良和の組み合わせがあった。
最初はどうなるかと思ったんだが、世界観に対する女性ならではの視点というものが非常に興味深かった。
例えば
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どうして炎がピンクなのか?
とか
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なぜ爆発が月の輪っかのような感じになっていくのかという疑問が女性のキャストから出ていた。
それを安彦良和が丁寧に解説していくというね。
ド派手な戦闘シーンの後はものすごく生臭い政治劇になり、連邦イコール正義という図式などではないという非常な展開を目の当たりにする。
そしてラストは
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このテロップとともに
"君は生き延びることができるか"
という有名なセリフのナレーションが入る。
この大塚明夫のナレーションにまったく文句はないのだが、それでもこの言葉を永井一郎で聴きたかったというのは正直なところ。
この『THE ORIGIN』屈指のセリフは
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"私に跪け。神よ!!"
これだよコレ(笑)。
なんという傲慢さと気持ちよさ(笑)。
シャア自身が作り出した自分の状況と、戦局を変えるモビルスーツを手に入れたことでの全能感が言わせたのだろう。
『THE ORIGIN』での最初の頃の若い頃のシャアを演じた池田秀一には不安感があったが、ここに来て文句なしな演技を見れた。
大団円ともいえる最終巻だったといえる。


『タクシー運転手 ~約束は海を越えて~』
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先週土曜日、109シネマズ菖蒲。
Twitterで町山智浩がオススメしていたので観たかったが公開館数が少なく、観るのは難しいだろうと諦めていたら地元の109シネマズ菖蒲で上映。
すっげえうれしい。
偉いぞ109シネマズ菖蒲。
例え1日一回の上映であってもこういう映画を上映しようという志はいい。
で、噂に違わず素晴らしい作品。
今年度ベスト級と言ってもいい。
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正直いうと、このソン・ガンホ演じるタクシー運転手のゲスさがものすごくウンザリして前半嫌な気分になっていたんだが、後半の展開で大逆転。
この利己的でしかないと思われたタクシー運転手が後半でのある状況を体験することによって命がけの利他的な行為に及ぶ。
この映画の舞台となるのは1980年の韓国で起きた光州事件だ。
詳細を説明できるほどオイラは分かってないので興味がある人はググってください。
雑にいうと、韓国で軍事政権が終焉を迎える最中に一部軍人によるクーデターで政権が再度掌握され復活されるのを民主化の学生が恐れてデモをおこなった。
その民主化を求める学生や一般市民に対して軍人や警察が実弾による発砲を含めた虐殺を行った。
この光州事件は情報統制がされて海外に韓国でどんなことが行われているかが伝わらないでいた。
同じ韓国であってもソウルのタクシー運転手は光州での軍事政権反対の学生蜂起も、親に金を出させて勉強しない奴らだという風に思うほどに情報が伝わっていない。
それが実際に光州で知り合った学生が軍人によって無残に惨殺されたのを目の当たりにした時から、タクシーの乗客であったドイツ人のジャーナリストと共にこの惨劇を世界に発信するために本当に利他的とも言える命がけの行動をする。
なんといっても韓国のジャーナリズムは情報統制されているので、そういう意味では外国人のジャーナリストに希望を託すしかない。
このソウルのタクシー運転手とドイツのジャーナリストを逃がすために光州のタクシー運転手たちが
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『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』のクライマックスでデス・スターの情報をもって逃げる同盟軍兵士のごとく、希望をつなぐリレーのように命をかけて権力と戦って散っていく。
本作でオイラが胸をかきむしられるような気になったのは、一期一会というものに対する覚悟と重さだ。
ソウルのタクシー運転手は当初金の為にドイツ人のジャーナリストを乗せた。
しかし、最終的には金には代えられない大義を厳しく自覚した。
それは世話になったドイツ人ジャーナリストがタクシー運転手との再会を望んで名前と住所を聞くんだが、それは偽名だった。
このドイツ人ジャーナリストが光州事件を世界に報道することで名を馳せ、銃撃で破損したタクシーを直してくれたり、もしかしたら現地でのサポーターとしてタクシー運転手を英雄として世界に発信するかもしれない。
ソウルのタクシー運転手はそんな俗な中に自分を置くことを潔しとしないのだろう。
友情を感じたドイツ人ジャーナリストとは再会したいとは思ったろう。
しかし、再会した瞬間に光州事件での様々な犠牲とともに歴史の中に消えていった仲間たちの利他的な行為を汚すことにもなる。
ソウルのタクシー運転手が一人俗な中で賞賛を浴びることへの抵抗だったのだと思う。
それはおそらく外国人との友情よりも重かったんだろう。
それは言葉で言うのは簡単だが、人間誰にでもある功名心のような俗なものに取り込まれることは多いものだ。
本当にオイラはこのソウルのタクシー運転手を見習いたいなと思う。
それがオイラが本作に感動した部分でもある。
更に本作ってクーデターを起こした軍人も十把一絡げで悪人として描いていない。
全く言葉による説明はないのだが、検問の軍人がソウルのタクシー運転手のトランクを開けた時に、間違いなくこのタクシーが手配中の車だと確信する証拠を目の当たりにするんだけど、それと知りつつ見逃すんだよね。
だから軍人の中でもこのクーデターをよく思ってない人間もいるというのをちゃんと描いている。
ちょっと本当にすごい映画だと思った。
Blu-rayは買うであろう。


『未来のミライ』
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先週土曜日、109シネマズ菖蒲。
『タクシー運転手 ~約束は海を越えて~』の後に鑑賞。
半分ぐらい気絶(笑)。
細田守の作品なのに(笑)。
劇中に出てくる家が非常にユニークで感心したぐらい(笑)。
ところどころ覚えている"ダルマさんが転んだ"的なところとか(笑)。
面白いと思いつつ気絶(笑)。
なので総論としては語れず、である。

by 16mm | 2018-07-22 20:42 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Trackback | Comments(2)

2018年第3回更新のお知らせ

本日メインHPにて"Call Me By Your Name"をUPしました。
お暇な方、ご覧いただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。

by 16mm | 2018-07-16 21:03 | メインHPと更新のお知らせ | Trackback | Comments(2)

『君の名前で僕を呼んで』『ジュラシック・ワールド/炎の王国』

どうにも我慢できずに先週金曜日に会社を休んで整形外科のある総合病院へ。
レントゲンを撮ってもらって診断は
「典型的な五十肩だね」
とのこと(笑)。
オイラもそう思っていたが、肩の痛みで内臓からくるのもあるとネットに書いてあったのを見てギョッとなったのだ。
この手の医療系はググってわかることもあるけど、オイラなどは専門家ではないので悪い可能性が書いてあるとビビリますな(笑)。
とりあえず飲み薬のロキソニンとロキソニンのついたシップ。
痛みが来ない程度のストレッチをしなさいとのこと。


先週金曜日、銭湯に岩盤浴とストレッチ。
温めると五十肩も多少は和らいで可動域も広がる感じ。


先週金曜日、金を振り込むのにすったもんだ。
郵便局の久喜支店の女性職員がものすごく親身に応対してくれて頭が下がる。
無事振込完了。
ありがたや。


先週土曜日、歯のメンテナンス。
いつものように美形で剽軽なドS歯科衛生士女史に歯石を取ってもらう。
ブラッシング圧が強いため歯茎が傷ついてただれ気味になっていたのを解消するために、ここのところ利き腕ではない方、つまり左手で歯磨きしていた。
それが功を奏したか、傷爛れが無くなったとのこと。
磨き残しもないとのことらしい。
今のところ成功しているようだが、問題は左手のブラッシングが慣れて右手同様に強く磨くようになったら本末転倒だ(笑)。
左手を馴らさない為にたまに右手を使うことにしよう。
その後先生とカメラの雑談。
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限定のライカQ GINZA SIX セメントグレーを見せてもらう。
こんなのがあるなんて知らなかったばかりか実物を持ってるのがすごい。
良い色で眼福である。


『なまけものダイエット 楽して痩せたい甘口篇』『なまけものダイエット とにかく痩せたい辛口篇』
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AmazonでKindle版購入。
オイラにとっては待望の電書化である。
伊藤理佐の本はなかなか電書にならない傾向があるようだが、この本は2年ぐらいまったんではないか?
待った甲斐があり面白い。
伊藤理佐がゆる〜くダイエットの方法を色々試す漫画。
お約束のように色々イタイおもいをしつつ(お金にもかなりイタイことしてたようだ)、お約束のように、だいたいうまくいかなかったり(笑)。
作品的には結構前のものらしく、前巻の『甘口篇』が独身時代(離婚した後の)で、『辛口篇』が吉田戦車と結婚して娘が生まれた後。
伊藤理佐の漫画で有名なベビーシッターさんと同じく体操をするも、ベビーシッターさんはお尻がキュッとあがっても伊藤理佐は目にみえる変化がない(笑)。
お笑いだからネタになるとは思いつつも、オイラも身につまされる(笑)。
少なくとも伊藤理佐が努力しても変わらないなら、オイラなど努力しても変わるまい、と思うように(笑)。
やっぱりおもしれーな伊藤理佐。


『うめ短編集 うめあわせ』
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AmazonでKindle版購入。
『パラレル』という作品で、二つ並んだマンションの屋上がありそれぞれに登場人物の男が二人いる。
一方にいる人物がもう一方のマンションの屋上に飛び移って
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対峙する様がすごく良い。


『BLUE GIANT SUPREME(5)』
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AmazonでKindle版購入。
待望の新刊である。
カラーページをそのまま4Cで収録しているのがうれしい。
相当に売れてる作品だからだろうけど、広く読まれているのも嬉しい限りだ。
主人公の大の不屈さに触れるにつけ自分もこうありたいなと思う。
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そして自分の好きなことを"美しい"と言えるぐらいの自信とそれにたどり着く努力を眩しく思う。


『週刊少年ジャンプ(33) 2018年 7/30 号』
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コンビニで書籍購入。
週刊少年ジャンプ50周年らしく、鳥山明と井上雄彦の対談掲載ということで期待していたが、お互いの褒め愛合戦で読み手としては期待外れ。
少々画材について触れてはいたが、そういうテクニカルな話を期待していたのだが、一般的にはそういう話は興味持たれないんだろう。
此の期に及んで鳥山明が顔を隠しているのも気に入らんなあ(笑)。
『銀魂』を斜め読みした程度で、この雑誌でオイラが読めるものはないなあ。


『君の名前で僕を呼んで』
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先週金曜日、109シネマズ菖蒲。
町山智浩が本作の名前を出していたので取り敢えず観ておこうかという感じでの鑑賞。
ほぼ完全に気絶(笑)。
断片的に起きていては映像の断片を観てはいるんだが、おそらく全体の三分の一程度しか観てないだろう(笑)。
あ、主人公の少年が桃の種をくり抜いて、石原慎太郎の『太陽の季節』的な事をやったのは観た(笑)。
残りの三分の二は寝てた。
起きたら周りに客が誰もいなかったよ(笑)。
ラブロマンスと言える。
それも貴族のロマンスだ。

鑑賞後に町山の解説を聴いて色々納得はいったんだが、映画そのものがオイラの好みの流儀ではなかったな(笑)。
ものすごくウェットなラブロマンスだと思う。
それがちょっとベタすぎる印象なのだ。
本作、町山によるとオチがつくとのことだが、そのラストを眠り呆けて観ていないので、そのオチがどんなだかだけは知りたいもんだ(笑)。


『ジュラシック・ワールド/炎の王国』
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ネタバレ少々あります。
先週金曜日、109シネマズ菖蒲。
予告編で恐竜の見世物島であるイスラ・ヌブラル島の火山が爆発して恐竜たちが逃げ惑う映像が印象深いんだが、実際これは前半のハイライトであり、後半はアメリカ本土が舞台となる。
前作にあたる『ジュラシック・ワールド 』ってオイラはかなり好きで、その更に前の『ジュラシック・パーク』シリーズよりもリアリティのあるハードな感じが良いと思っていた。
なので監督のコリン・トレヴォロウにも好感を感じていて、『スター・ウォーズ/エピソード9』の監督もするという情報に期待していた。
が、実際は前作の『ジュラシック・ワールド 』って世界的には評判が悪かったそうで、主役格の女がハイヒールで全力疾走するのが気に入らないとか、主役格の子供二人をエスコートしていた女性が無慈悲に恐竜の餌食になったのが気に入らないとか......。
オイラはそのどちらも気に入らないとは思わず、後者の女性が恐竜の餌食になるという部分も別に悪いことしてる人間だけが恐竜に殺されるわけではないという部分でのリアリティとして気にならなかった。
この評判の為か、監督のコリン・トレヴォロウは『スター・ウォーズ/エピソード9』の監督から降ろされた。
で、本作、『ジュラシック・ワールド/炎の王国』なんだが、オイラは非常に楽しめた作品だ。
傑作だといっても良いぐらい好きかな。
ラストのオチがタイトルの"ワールド"に完全にリンクするような仕掛けになっている。
このオチって製作総指揮のスティーヴン・スピルバーグもかなり悩んだ末に許可したものらしいと町山智浩が解説していた。
このラストのおかげで次作での展開が今までのものと違うものにならざるをえなく、結構難しいような気がする。
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『ジュラシック・パーク』シリーズからの出演者であるジェフ・ゴールドブラム扮するカオス理論のマルコム博士が出演している。
"Life finds a way"(生命は途を見つける)
生命は必ず生き残る途を見つける。
マルコム博士が『ジュラシック・パーク』で言ったセリフだ。
工業製品としての生物として絶界の孤島に閉じ込めていた恐竜がアメリカ本土どころかそれこそワールドワイドで生きる途を見つけようとし始めた。
いよいよ人類は戦うにしても棲み分けるにしても、いわゆる共存を余儀なくされる世界に突入するというところで本作は終わる。
制御不能なテクノロジーという意味では原発も同じだろう。
更に厄介なことに如何に工業製品とはいえ生命として生まれた生物を人間の都合で殺すということ倫理的問題。
本作は更に踏み込んでクローンによる生命にまで及んでいる。
クローンは工業製品か?それとも生命として尊重するものであるのかという倫理的な命題が置き去りにされ、未だ誰も結論を出していない。
本作はエンタテインメントの枠組みのなかでその命題を重く突きつけてきている。
オイラは傑作だなと思う。
Blu-rayは買いである。

by 16mm | 2018-07-16 21:01 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Trackback | Comments(2)

『ブック・オブ・ライフ 〜マノロの数奇な冒険〜』『焼肉ドラゴン』『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』

先週からの西日本に停滞する梅雨前線で河川の氾濫などでエラいことに。
ネットでの画像やら映像を観るにつけそこ暮らしている人たちの今と今後を思わざるを得ない。
この妙な気象状況は過去の経験則では予想も予測もできない。
明日は我が身であり、できることがあれば自分でも動きたい。
またお金の募金程度の動きしかできないだろうが。


死刑制度についての覚書
地下鉄サリン事件などのオウム真理教事件で死刑が確定していた元代表の麻原彰晃(本名・松本智津夫)死刑囚ら7人の死刑が7月6日に執行された。
脱会した信者たちが殺害され始めたのが1988年。
坂本堤弁護士一家殺害事件が1989年。
松本サリン事件が1994年。
公証人役場事務長逮捕監禁致死事件が1995年。
その他にも様々な命に関わる事件を起こしていた。
そして、地下鉄サリン事件が1995年だ。
1995年から数えれば23年だ。
長い年月だと思う。
これだけ時間をかけて納得できる真相解明ができないなら100年かかってもできないだろうと思う。
完璧な真相解明など犯罪者達の心の問題をこじ開ける作業であるはずで、それは真実以上に嘘や隠蔽や記憶の忘却なども含まれる矛盾に満ちたものであり、個人の心象が全て明らかになるわけはないのだ。
今回の死刑執行に対してオイラが知ってるような有識者でも死刑反対やその政治利用やマスコミの執行に対する国民の狂気を煽り立てるようなことに対して意義を申し立てる人が多い。
オイラは半分本気、半分マジで死刑を廃止して仇討ちを復活させろと思っている。
死刑制度が犯罪抑止にならないというのは分かる。
附属池田小事件や秋葉原通り魔事件のような生きていたくないが自殺できな人間の心理が現れてきたら、死刑が懲罰としての意味が無くなる。
それでもね、オイラは死刑判決を受けた人間は殺すべきだと思う。
オイラは幸運にも身内や知人が凶悪事件に巻き込まれたということはないのだが、知り合いが事件に巻き込まれて無慈悲に殺されたら死刑、もしくはオイラがその犯人を八つ裂きにしたいぐらいの衝動にかられると思う。
残虐な手段で殺されたなら同じ手段で犯人を殺したい。
しかし、犯罪者、死刑囚にも基本的人権はある。
一生を刑務所で過ごすとしても、彼らが自分と同じ空気を吸いながらのうのうと生きていることに我慢ができず、そして被害にあった自分の友人知人はその空気を吸うということを共有できない。
それに非常な理不尽を感じる。
野坂昭如が言ってたんだと思うが、殺人を犯すというのは自分も他人から殺害される覚悟があるものだけがしていい、というようなことを言っていたと思う。
オイラもそれは正論だと思うが、前述した附属池田小事件や秋葉原通り魔事件の犯人達の犯行抑止にはならない。
だったら、国とマスコミの責任において死刑執行を基本的人権無視で徹底的に残虐ショーにしてしまうのはどうか?
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こんな中途半端なことをやるから批判が起きる。
もっと徹底的に。
例えば
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こんなのを復活させるとかさ。
もちろん音声付きのTV中継で。
基本死刑囚を長い時間をかけてなぶり殺しにするので、目玉をくり抜く、腕を引き裂くetc......
生きながらにして身体を解剖していく様を実況付きでTV放映してみせる。
見たいなら近場でだれでも見れるようにする。
死刑というものがこれだけ残虐なものだという印象にすれば
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さすがにボンクラな為政者達も上の画像ようような緩んだことを執行前日にしないだろう。
死刑制度で国家や他人の手で殺されることの恐ろしさというのを認識させないと犯罪予備軍どころか国民一般にも分からんだろう。
殺されるということの残虐性が。
残虐性を認識させ意識させるべきだ。
ただこの問題は冤罪についてはどうなのか?とか、為政者が意図的に犯罪をでっち上げて邪魔者を排除しようということも考えられることだ。


本日日曜日、銭湯に岩盤浴とジェットバスとストレッチ。
左腕が痛いのお。


町山智浩氏が語る20世紀名作映画講座『地獄の黙示録』


町山智浩の『地獄の黙示録』の解説。
今となっては本作を観たという人も、テーマとなっているベトナム戦争もよくわからないという人も多いと思う。
興味のある人には最適な足がかりになる解説だと思う。
これがYouTubeでタダで聴けるのはお得である。
オイラとしては以前(たしか)町山の解説で聴いたコッポラの愛人話を原典をあげて知ることができてよかった。
ずっと町山のコッポラの愛人についての音声解説を探してたからね。
ネットで探しても出てこなかったからさ。
ベトナム戦争の始まった切っ掛けにも触れているので聴きごたえとしてもいいと思う。
オススメである。


『ブック・オブ・ライフ 〜マノロの数奇な冒険〜』
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DVDでの鑑賞。
全く知らなかった作品。
会社の友人からの情報で観てみたんだが、本作って今年観て感動して第90回アカデミー賞の長編アニメ映画賞と主題歌賞の2部門にノミネートされて見事2部門の受賞したピクサーの『リメンバー・ミー』にクリソツ(笑)。
いや、時系列で言ったら『リメンバー・ミー』が本作にクリソツなわけだよ。
メキシコの"死者の日"にまつわる話であれば似かようこともある。
細部で言えば両者のテーマとするところの違いも歴然とある。
それでもなんとなく納得いかない。
『リメンバー・ミー』をもう一度再見するつもりなのでその時に合わせて感想を書きたいと思っている。
お金をかけている分描写的にはピクサーは素晴らしいんだけど、『ブック・オブ・ライフ 〜マノロの数奇な冒険〜』の3D映像は物語と非常にマッチしているとも思える。
本作にはプロデューサーにギレルモ・デル・トロも名を連ねていて、本作の制作が暗礁に乗り上げた時にほぼ一人でプロデュースを買って出たらしい。
内容もはっきり言ってすばらしいものだ。
言いたくはないがメキシコ映画の本作。
外国映画を観ないアメリカ人は本作を知ってる人も少ないだろうという打算で『リメンバー・ミー』を強行で作ったんであるまいな?
観たばかりなのでオイラは『ブック・オブ・ライフ 〜マノロの数奇な冒険〜』が好きになっちゃっている。


『焼肉ドラゴン』
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ネタバレしないので余裕のあるヤツは観ろ(笑)。
先週土曜日、109シネマズ菖蒲。
観るつもりがなかったというか、人情モノかあという印象でスルーするつもりであった。
観たのは町山智浩が"良かった"のお墨付きだったので。
で、観てよかった。
今年の邦画ベストと言ってもいいかね。
コレ劇場で観ないでBlu-rayなりwowowなどで初見したら後悔したろうな。
町山に言わせると本作はホーム・コメディだという。
たしかに本作笑える場所というのがあってそこでオイラを含めて劇場での客が笑っていたのが印象深い。
考えてみれば今年は『デッドプール2』にしても『万引き家族』にしても所謂"ファミリー映画"を標榜している傑作が多いね。
特に本作は『万引き家族』と強いリンクのある作品に思えた。
『万引き家族』が真面目にリアルに日常を描写しながらそれが真剣であればあるほどに滑稽に見えるというね。
舞台は1969年。
オイラが生まれて2年後ぐらいの時期。
大阪の伊丹空港の近くの国有地を勝手に占拠して住んでいる韓国人集落の中の焼肉屋が舞台だ。
この焼肉屋には三姉妹がいて
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長女が真木よう子で次女が井上真央で三女が桜庭ななみ。
で、その両親が
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この二人というね(笑)。
いったいどういう遺伝子の組み替えで美人三姉妹の突然変異か(笑)。
おそらくこの辺りも計算された部分であろう。
ただこの両親役の韓国の俳優が実に良い。
つーか本作の俳優、誰一人ハズレがないぐらい。
この両親の見せ場も色々あるんだけど、ラストでこのオヤジが力強く、ものつごく力強く、絶叫して走り出すところが本当に感動的。
1971年のことで、この美人三姉妹の一組が北朝鮮に行くことになる。
その頃北朝鮮は差別なく皆んなが平等に平和に暮らせる国だと喧伝させていたわけ。
実際の状況は現代人の我々にはわかってるんだけど、その三姉妹の一組は希望を胸に北朝鮮に行って二度と戻ってこれない。
結果がわかってるだけにものすごく切ない。
この焼肉屋は立ち退かされて事実上の一家離散になる。
「ここに世間一般をつれてこい」
大泉洋の哲夫が役人に言い放つ。
『万引き家族』もそうだったけど、最後の日本の国家権力の正論の前でなすすべもなく敗退する。
正論というのはまことに反論のしようのないものでそこに"情"が入り込む余地がない。
ではこういう一家をすくい取ることができない正論というのはいったいなんなんだろう?
ところで本作のタイトルに"焼肉"という言葉が入っているんだが、この脂ぎった感じのなかに濃厚なエロスが混じっている。
はい、私の大好物でございます(笑)。
べつにね、モロなセックスシーンがあるわけではないのよ。
エロかったのは井上真央。
掘っ建て小屋のようなキッタない家屋のなかで井上真央がものすごく濃厚なキスを展開するわけ。
まあ本当にエロかった。
なんつーか原初的な衝動のようなね。
真木よう子もよかった。
男のバカな意地の張り合いの長回しがあるんだが、その間をきちんと無言で埋めているわけ。
男って本当にバカだなという感じで(笑)。
それが実に良かった。
もう時期に的上映がおわりそうだけど、オイラが観た回は公開が始まって一週間以上経っていたにも関わらず人が入っていたよ。
ものすごい傑作。
不安でしかない見えない明日であっても力強く走るしかない気にさせられる。
Blu-rayは絶対購入。
傑作である。


『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』
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ネタバレあります(笑)。気になる人は読まないでください。
先週土曜日、109シネマズ菖蒲。
2D iMax版。
正直『焼肉ドラゴン』で腹一杯になってたのだが、今回観逃すと機会をなくしそうで観ることに。
ここんとこ『スタ・ウォーズ』シリーズが自分に合わなくて『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』などにがっくりきていた。
で、本作は久々に面白く観れた。
オイラはハン・ソロに格別な思い入れがあるわけではない。
オイラはやはり『スター・ウォーズ』ってのはスカイウォーカー家の話だという部分から抜けきれずにいるんでね。
皮肉屋でアウトロー。
"ソロ"という苗字の由来。
ランドとの出会い。
チューバッカとの出会い。
ケッセルラン。
ソロのブラスター。
ミレニアム・ファルコンとの出会い。
アクションや展開もこ気味よく進んで飽きずに観てられたんだが、まあそれだけかな。
で、ここでネタバレしちゃうんだけど



あ、今週末は歯のメンテナンス。


『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』ネタバレしますよ(笑)
by 16mm | 2018-07-08 22:05 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Trackback | Comments(2)

『白竜HADOU 8』『町山智浩の映画ムダ話79 スタンリー・キューブリック監督 "突撃"』『モノがたり: 遺品にまつわる二編』

日々疲れがとれんなあ。
左肩から二の腕にかけての不調。


先週土曜日、ヘアカット。
一昨年の年末に火災で焼かれちゃった美容室が復活して初めて行ってきた。
薄いグリーンを基調とした清潔感あふれる感じ。
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モリオ フロム ロンドン 大宮店の復活でござい。
火災から一年半、経験しなければしないでいいような事にスタッフたちは耐えてやっとこの日を迎えた。
怪我の功名というべきか、お店のリニューアルにあたり最新式のリラクゼーションの機器、頭と首回りのマッサージを専門のスタッフを配置することができたようだ。
オイラは時間の都合で1時間のコースだったが、最大で90分のマッサージを受けることができる。
次回はこの90分が受けたいがために時間早めに予約した(笑)。
頭皮の状態をマイクロスコープで確認できたり、マッサージルームはカーテンで仕切られた個室で居心地よくリラックスできる。
ギリギリと力強く指を使ったマッサージは格別だ。
そもそもこの美容室のスタッフはみんなマッサージが上手い。
長年マッサージで世話になっているがハズレなしなんだよね。
五十肩で調子の悪い左側よりも右側の方がコリが激しいと言われた(笑)。
肩甲骨に指が入らないと(笑)。
マッサージしてくれるところを見つけようとしていたので、できればひと月に一回ぐらい通ってメンテしてみたいな。
髪の毛は前回同様にブリーチして色付きのシャンプーである"GOOD BYE YELLOW"を髪のカラー剤の代わりに塗りたくるという贅沢な使い方をして見事現在真っ白(笑)。
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ブリーチも、前回かけたところと根元に近い部分のかかってないところを薬剤を時間差で塗り分けるという頭が下がる様な手間をかけてもらっているのである。
モデルがオイラで申し訳ないぐらいである(笑)。


本日日曜日、銭湯に岩盤浴とストレッチ。
車載温度計の外気温が37度(笑)。
湯船につからずボーッとしていても汗が引かねえ引かねえ。
本当にこの左腕をなんとかしたい。
肥満だと治りにくいらしい。
このところ割と暴食しているので(笑)これをきっかけに暴食を改めるつもりである。


『映画秘宝 8月号』
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書店で書籍購入。
地元の大人蔦屋の売り場面積を四分の一縮小して、縮小した分をスーパーにしたようだ。
全国的にもツタヤが閉店しているようで正直焦る。
Amazonでの書籍購入が増えている自分が言うのもなんだが、書店が無くなっていくのは本意ではない。
こないだも、都内の書店で競馬雑誌をスマホで撮影しているサラリーマンがいたので、熱い視線を送ったり、ワザとスマホのレンズに向けて顔を差し込んだり(笑)。
当然オイラは自警団だとか品行方正を気取っているわけではない。
スマホで撮影なんて万引きと同義だと思うけど、そう思ってないヤツがいるってことと、そういう行為が本屋を潰してるということ。
やるんだったら、せめて暗記して本屋の外でメモをするとかね。
それぐらいの手間をとれや。
ところで『映画秘宝 8月号』。
町山智浩のデッドプールの中の人へのインタビュー。
前作の監督を馘にしたライアン・レイノルズだが、結構良い人っぽくて人間の複雑さを感じる。


『ザ・ファブル』映画化
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先々週、唐突に大好きな漫画である『ザ・ファブル』の実写映画化の報。
ファブルの佐藤明 役が岡田准一、とな。
......
いや、岡田准一、好きだよ。
ファブルを演じるだけの体術は確実に持っているし、それを見越してのキャスティングだと思う。
だけどねえ
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この画像のような部分がファブルの大きな魅力なのよ(笑)。
単純に凄腕の殺し屋というだけなら岡田准一どころか、雰囲気さえあればだれでもできる役だと思う。
ファブルのこのようなブサイクかつ全裸で人前に出てくるという(笑)、通常の物語では絶対に主役足り得ないようなキャラクターが主人公として次第に成立していくということに不自然さを感じさせないのが本作の魅力なのだ。
これ、岡田准一だと絶対できないでしょう(笑)。
彼はずっと最初から主役として他人に夢を与え続けてきた人間。
ファブルの佐藤明は誰もが彼を主役と思わないような人間としているんだから。
当然岡田准一はブサイクではないし全裸にもならんだろうな(笑)。
年齢的な部分で成立しないけど、
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ファブルの佐藤明を
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安田顕でどうかなと思うんだけどね。
ヤスケンの顔ってハンサムにもブサイクにも見えるし(笑)、品行方正にも変態にも見えるという特殊な顔立ちだと思うんだが(笑)。
実際映画でヤスケンは
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原作で言うところの海老原 役だと言う。
映画では原作に出てくる組長と若頭である海老原が合わさったような役になるのかな?
まあヤスケンの海老原も悪くはないが、じゃあ原作に出てくる
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ジャッカル富岡(笑)は映画に出てくるのか出てこないのか(笑)。
出てくるんならやはりヤスケンしかいないような(笑)。
いっそのことさ、キューブリックの『博士の異常な愛情』のピーター・セラーズみたいに3役をヤスケンでというのはどうか?
マジで。
まあジャッカル富岡はご存命なら
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文句なしにこの人だったろう(笑)。
映画には期待してるが、どうにも地雷な感じにしか思えんのが現状である。


『白竜HADOU 8』
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AmazonでKindle版購入。
しばらくぶりに電書版の単行本を購入。
ここ数巻はちょっと自分の好みから外れていたので買わずにいたのだ。
で、本巻からひっじょーに興味深い話になっているので購入。
2020年、東京オリンピックにぃシノギの匂いがするうううううううう(笑)。
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この始まったばかりのエピソードが特異な点はこれまでどんな事態においてもポーカーフェイスだった白竜が
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焦りと驚愕の表情を頻繁に浮かべている点だ。
あの白竜にそんな表情をさせるぐらいに敵は大きく強大であるというあらわれであり、2020年に向けての闇の濃さが感じられると言うものだ。
この今までにない白竜の敵となるのが
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東京汐留にある世界一の広告屋、電協である(笑)。
博通でも電報堂でもない(笑)。


『町山智浩の映画ムダ話79 スタンリー・キューブリック監督 "突撃"』
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映画その他ムダ話からのMP3音声ファイルの有料ダウンロード。
スタンリー・キューブリックの初期の傑作。
10年以上前にビデオで鑑賞した。
この作品があったから同じくキューブリックの『フルメタル・ジャケット』があり、テリー・ギリアムの『未来世紀ブラジル』があり、スティーブン・スピルバーグの『プライベート・ライアン』があったんだなと初見で妙に納得した覚えがある。
毎度のことながら町山の解説は興味深い部分が多く、フランス兵役で出演したドイツの警官達が数年前の戦争経験者で物腰に勇敢がすぎてキューブリックの演出に合わなかった、とか、カメラの動きに映画監督のマックス・オフュルスへのオマージュがあったとか。
非常に興味深くて面白いんだけど、町山はなぜ唐突とも思えるような今『突撃』の解説をしようと思ったのか?
この『突撃』という映画、スタンリー・キューブリックの重要作(キューブリックの映画で重要でない作品はないと思う)であるし、少なくともキューブリックに興味のある者なら作品の鑑賞はもとより、世に出ている解説や評論を読んでいる者は多いと思う。
そもそもキューブリックに興味がなければ作品鑑賞もしないし評論などを読むこともないだろうから、町山のこの解説は誰に向けてのものなのかよくわからないでいた。
"世界中の軍隊、過去も現在も、世界中の役所、政治、企業、そういった組織において常に世界中で起こり続けている事で、つまり権力関係の上の方にいる人間が自分の失敗の責任を取らず、末端の者に責任を押し付けていくということは常に起こっている事で、日本でも常に起こっている事です"
ああ、そうか。
町山は本当に怒っているんだな。
いや、Twitterでの町山の発言は常に読んでいるのでわかってはいた。
町山が直面しているような現状が今に始まった事ではなく、ずっと昔から繰り返されてきて、責任を取る責任者や管理職として管理が行き届かなかった責任をとるということが今だに実現せずに理想であり続けているこの絶望的な状況をクラシックの名作映画の解説に投じているんだ。
"絶望的な状況は永遠に続く、昔からあって終わらないのかもしれないこんな地獄のような世の中でも救いはある。歌であり芸術であり映画である"
思想信条でいろんな意見があり、町山の意見に与しない、あるいは意見の相違というよりもただ町山を罵倒したいがためにロクでもない差別意識を発露している者もいる。
オイラの勝手な解釈ではあるが、そんなレイシスト共に対してすら町山は
「映画みてみろよ」
と言っているように聞こえる。


『モノがたり: 遺品にまつわる二編』
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AmazonでKindle版購入。
本日電書がでているのをTwitterで知って即購入。
電書だけ。
紙の本では出ていない。
60ページほどしかなく、短編二作だけの本。
これが100円だ。
安いのか高いのか読む価値があるのか無いのか。
オイラは内容と金平の本作なら500円(通常の単行本の最低ラインぐらいの値段?)だしても買ってたね、絶対に。
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オイラからするとこんな丁寧で細かく描画された漫画が100円というのは安すぎるよ(笑)。
ものすごく魅力的な絵柄だと思ってるからね。
これだけの画力と構成力がありながら
「地味」
「パッとしない」
という理由でボツになったらしい。
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なるほど、ボツにした人は暗い漫画家(笑)にカリフォルニアを持ち込ませようとしたのであろう(笑)。
それは持ち込んだ方が悪い、とも言えるが、漫画読みのすべてが明るくて、強くて、品行方正で、派手で、友情勝利ファック(笑)な漫画だけを読みたいと思ってるのかね。
派手なヒット作を出すと出版社が潤い、担当編集者が出世するというだけの話で、読み手への求めに応じているわけではない。
みんながみんな『ドラゴンボール』ばかりを読みたいと思ってるわけでは無いということをはっきり言いたい。
一応言っておくが『ドラゴンボール』をバカにしてるわけではないからな。
敵との戦いと修行と友情というのが売れ線であっても、それ以外の面白さだってオイラは求めているのだ。
出版社が漫画家に進める売れ線なんてものは、そいつらの想像の範囲というか、想像ですら無い現状売れてる現象を模倣しようとするだけだということが非常によくわかった。
要するに楽して売れたい、というあからさまな恥ずかしい話だよ。
その昔、テリー・ギリアムの『未来世紀ブラジル』という映画が、映画会社によって改悪されそうになった時、監督のギリアムは
「暗い映画を明るくしようとしてる」
と断固としたファイティングポーズをとった。
売れてる漫画を否定はしない。
お金を産むことは必要だからね。
金平守人という作家はそれこそ万人にウケるような人ではないかもしれない。
掲載誌が立ち行かなくなるような事態でなければ、少々ヒネた漫画読みの少数のニーズに応えた作品を掲載し、その確実な少数のニーズというものを分かってこその漫画編集者ではないのかね。
金平守人は100人の読者に一回だけ読まれるような作家ではなく、10人の読者が10回読みたくなる様な作家なのだ。

by 16mm | 2018-07-01 23:05 | 映画・Blu-ray・DVDの感想など。 | Trackback | Comments(2)